| [95] ノエイン風味創作 |
- 榊 菜都 - 2018年04月05日 (木) 19時59分
・ノエイン成分過多の方の設定 ネタバレになる背景
・ノエインに近い設定
黒幕(組織のボス)は、別の時空からやってきたクロだった。 (区別のために黒とする)
クロの妹は、別の時空では黒の恋人だった存在。
不幸な事故か事件かでその最愛を失った黒は、彼女を失った事実に耐え切れず自分の世界に存在した『鍵』を手に入れ別世界へと移動し、そこの自分に成り代わって彼女を取り戻そうとする。
しかし、どんな世界に飛んでも必ず彼女は命を落とし、彼の手から零れ落ちていってしまうという現実に絶望。 何度も何度も何度も何度も彼女を失うという絶望を直視し続けた結果、彼は一つの結論にたどり着く。
それは「世界」自体が彼女を消そうとしているということ。
その結論にたどり着いた彼は、一つの世界でそれを覆すための計画を始動する。 その世界で「彼女」のクローンを作り出し、それを意図的に「消す」ことで「彼女が消された」という事実を世界に認識させ、「彼女の消えない」世界を作り出すというもの。
実はクロの妹こそ、この世界の「彼女」。 ハルは、「彼女」のために作成された。黒の世界の「彼女」のクローンだった。
そして、クロは黒が彼女の傍に存在するために、記憶を改竄して派遣した黒のクローンだった。
しかし、ここで誤算が発生する。
『鍵』が度重なる奇跡の行使のために劣化。崩壊して「彼女」のクローンであるハルに宿ることになってしまう。 そしてその関係と因果律の修正によって、クローンではなく「彼女」が消えるという結果に終わってしまう。
『鍵』を使わなければ別世界への移動を行うことのできない黒はクローンを回収しようとするが、預けていた配下が失踪。(自分たちの子供として愛情をもってしまった結果) 探そうにも自分自身が世界に認識されれば、同じ世界に同一存在がいるという矛盾から消されかねないため、「彼女」の傍につかせていた自分のクローンを利用して『鍵』を回収しようとする。
・裏側 実は、「彼女」が消えてしまうのは「世界」のせいではなく、黒のせい。
黒が「彼女」の世界の自分に成り代わった瞬間に、因果律により黒の「彼女」となって、「消える結末」を確定されてしまっていたから。
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