[2358] ある退職教化部長の証言 |
- 不動明王 - 2016年03月05日 (土) 19時53分
−−教化部長時代に、特に忘れられないエピソードがあるそうですが?
**教区教化部長として最後の講習会(平成25年*月**日)でのことです。講習会終了後、谷口雅宣総裁夫妻と地元幹部との懇談会が開催されました。その時に、教区幹部から雅宣総裁に、特に印象的な質問が3つ出ました。
1つは、「『生命の實相』と聖経はいったいどうなるのでしょうかこということ。当時既に、『生命の實相』等の著作権に関する最高裁判決で本部側の敗訴が決まっていました。
2つ目は、「裁判で争っている団体(編註・生長の家社会事業団と光明思想社)と和解できないのでしょうか?」ということ。 そして3つ目は、「生長の家は先祖や先人を大事にする教えだけれど、(光明化運動の先人が思いを込めて建てた)原宿の本部会館の跡地はどうなるのでしょうか?」ということでした。 それぞれ別々の幹部から出た質問でしたが、私は正直に「いい質問するな」と思ったのです。私も聞きたかったから。 そしたら、1つめの質問が出た途端、その場の雰囲気が一気に凍りつきました。雅宣総裁の機嫌が瞬時に悪くなり、私を睨むようにして、「教化部長はどんな説明をしてきたのか」と詰問されました。そうして、「まだ裁判は終わっていないんだよ」と、面白くなさそうに説明を始めました。およそ宗教的な温かいものとは無縁の、冷たい雰囲気となりました。
それから「和解」の質問に対しては、雅宣総裁は間髪を容れずにこう言いました。「現象だからね・:」そしてちょっと間を置いて、「向こうは、僕を辞めさせようとしているからね」と言って、フイッと横を向いてしまったのです。
そしたら、純子奥さんが突然、大きな声で「皆さん、もっと中心帰一してください・・」と怒鳴るように言ったのです。 そして雅宣総裁は、質問した幹部に対して、「あなたの考えは偏っている。向こうの情報だけをみて言っているんじゃないの?」と言うわけです。その幹部が質問した時には、ほかの教区幹部もみんな「何とか和解できる道はないものか。総裁先生はどのように考えていらっしゃるのか知りたい」という感じでしたが、雅宣総裁は「和解なんてできるわけがない」と言わんばかりで、教区幹部の顔も硬直してしまいました。
私は懇談会が終わってから、「なぜ『實相を祈りましょう』とか『相手を祝福しましょう』とか言えないのかな」と、しみじみ思いました。そしてハッと気づいたのです。雅宣総裁は實相を祈ったことがないんだ、常に祈っている人は思わず「實相を観ましょう」とか「祈りましょう」という言葉が自然に出てくるのに…、と思ったことでした。
3つめの質問に対しても、「君はどういう説明をしてきたのか」と私をきつく責めました。 しかし実は、教化部長というのはそれら3つの質問について、本部からほとんど何も説明を受けていないのです。聖使命新聞や機関誌に載った以外は何も知らされていません。
その年の12月に定期異動の発表があり、**教区教化部長から****練成道場への出向が決まりました。 年が明けて26年3月1日、長崎・総本山の顕斎殿で。土足事件”が起こった立教記念式典の時でした。教化部長の控え室などで、20人ぐらいの教化部長から「何で教化部長を外されたんだ?」と質問されましたよ。私は、あの懇談会のことかなと思って話したら、みな一様に「あっ、それだ!」と。「俺だって聞きたいよ。でも、そういうのは教区幹部に″口止め”しとかないと。それくらい当たり前だろ」と言うのです。ある教化部長からは、「その質問は、総裁の喉元に刃を突きつけたのと一緒だよ。君の教区の人が言ったのは、君が言ったのと同じなんだから」と言われ、なるほどそうかと改めて認識しました。
以上が雅宣総裁の実態です。退職教化部長のお名前は伏せてありますが、公な雑誌に自己紹介を入れて発表されてありますので文章は事実であります。
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