[8120] 二十四日の法語 古川大航老師の絶対菜食・絶対健康 |
- 国士無双 - 2018年05月24日 (木) 07時57分
ラジオやテレビや新聞雑誌で肉食を良質の食物であるとして、政府
までも國民の健康上、肉食奨勵に協力する立場をとってゐる如き放
送などを聴くのは残念である。菜食・穀食で健康が長く維持できな
いといふことは決して無いばかりか、肉食の消化・発酵中に起こる
分解過程に於いて生ずる毒素は、植物食では軽微であるけれども肉
食による蛋白質分解産物中には、人體に對して猛毒として作用する
ものを生ずるのである。それは腐敗蛋白質を食した時と、腐敗植物
食を食した時との、人體に對する中毒的反応の強弱を見れば明かな
ことであり、結局、肉食の過多は榮養學的に言っても酸性食の過多
となり、更に蛋白質の分解毒素を毎日少量づゝ吸収しつゝあるので
あるから人體細胞が多少とも中毒し、速かにその老衰をはやめるこ
とになるのである。禪宗妙心寺派の管長古川大航老師は九十六歳に
して壯年の如く海外に宣教旅行をすること數回、絶對菜食であっ
て、海外に於いても信者が絶對菜食を用意してゐて、ダシにさへ獣
鳥魚肉一切を用ひない清浄食を食されるのであると承ってゐる。九
十六歳にして尚、壯者を凌ぐこの老師の精力を見るとき、人間に動
物性蛋白が必要だといふ臆説は砕けてしまふのではないか。
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