[7538] 公益法人生長の家社会事業団声明文 |
- 不動明王 - 2017年10月20日 (金) 01時30分
《参考/社会事業団の「公式声明」》 生長の家立教の使命を再び踏みにじった教団決定(第48回衆議院選挙に対する 生長の家の方針)を断固糾弾する!! 公益財団法人生長の家社会事業団 公 式 声 明
本年10月4日、谷口雅宣総裁が指導する生長の家教団(以下「教団」と略 称)は、公式ホームページに、“第48回衆議院選挙に対する生長の家の方針” として「今月22日の衆議院選挙を前に、当教団は、昨年の参議院選挙の時と 同様に、…「再び、与党とその候補者を支持しない」方針を再確認し、合わせ て、生長の家が考える政治のあるべき姿を全国の会員・信徒に周知する」との 教団決定を発表しました。 その内容は、現憲法改正の反対を主な理由としていますから、実質的には、 会員・信徒に、「立憲民主党」、「日本共産党」又は「社会民主党」のいずれか の候補者に投票するよう命じたものであるといえます。 しかしながら、教団執行部の昨年の参議院選挙及び今回の衆議院選挙におけ る決定は、生長の家立教の使命を踏みにじる暴挙であります。 また、現在の北朝鮮の核ミサイル問題等の厳しい国際情勢を無視し、国民の生命と安全を危険にさらすものです。 生長の家社会事業団は、谷口雅春先生より「生長の家」の真実(ほんとう)の 教えを永遠に護持する聖なる使命を託された法人として、教団の根本的誤りを 再び強く指弾し、執行部の猛省と本方針の即時撤回を断固として改めて要求し ます。
1。生長の家立教の使命に反する暴挙である!
本教団方針は、生長の家立教の使命に反するものです。 尊師谷口雅春先生は、私達信徒に対して、「日本天皇の生命の實相」「日本国 の生命の實相」「人間の生命の實相」の顕現こそ、生長の家立教の使命であることをお覚(さと)し下さいました。
その三つの桃のみ實(生命の實)は何と何と何であるかと言いますと、その桃の實の一つは、「日本天皇の生命の實相」もう一つは「日本國の生命の實相」、 それからさらにもう一つは「人間の生命の實相」であります。」 (『古事記と現代の預言』106頁) 谷口雅春先生の天皇論、国家論、憲法論は、生長の家教義の根幹である実相 世界の中心帰一・万物調和を国家において顕現する真理国家論から説かれたも のであって、参議院選挙時の教団方針が述べるように、「冷戦下」の対応のた めに説かれた「時代錯誤」なるものではありません。 教団方針は、「立憲民主主義」を吹聴し、「改憲に反対する」としています。 しかし、谷口雅春先生は、「諸悪の因 現憲法」と明確にお説きになりまし た。 連合国による日本占領が終了した直後から、谷口雅春先生は、「占領軍の占 占領政策として無理にサーベルの圧迫下に於いて定められた憲法は、日本の独立、 そして占領の停止と共に停止さられるべきものであり、それを後生大事に護っ ている如きはまことに嗤(わら)うべき時代錯誤」(『生長の家』誌昭和27年10 月号)と占領憲法の停止を説かれました。 更に、谷口雅春先生は、「憲法を尊重する」という意味について、「欠点を指 摘したり改正したりしてはならないのなら、第九十六条の憲法改正の条項の必 要はないのである。改正の条項がある限りは、欠陥があらわれて来ることが予 想されているからこそ改正の条項があるのである。「尊重する」ということは、 欠点を欠点のまま放置することではないのである。欠点が見つかれば、それを 是正し、尚一層完全なものにする努力を尽くすことが「尊重する」という意味 である。」(『私の日本憲法論』4:L7〜4:L8頁)とお説きになっています。 今回の教団方針は、谷口雅春先生の国家論、憲法論をまったく否定するもの であります。
2 信徒に違法行為を強要するようなものである! 重要なことですが、宗教法人が「選挙運動」・「政治活動」を主たる目的と することは許されておらず、まして信者の基本的人権である投票権を制約する ことは違法です。 今回の教団方針では、最後に「この度の衆議院総選挙に当たり、以上のよう な観点に立って候補者や政党を選択することを会員・信徒に勧めるものです。」 と依頼していますが、このような事実上の投票依頼行為は、公職選挙法で一切 禁止された選挙公示前の「事前運動」にほかなりません。 3 国家の自衛力を否定する教団決定こそ、国民の生命と安全を危険にさらすもの である! 本教団方針は、「北朝鮮のミサイル発射行動に対処する」ことを否定的に捉らえ えています。しかし、このような国家の自衛力を否定する教団決定こそ、 国民の生命と安全を危険にさらすものであり、空想平和主義といわなければなりませ ん。谷口雅春先生は、「人間関係と国家関係とはちがう」と説かれ、「国と国と、 国家と国家の関係になりますと、団体心理、群衆心理というものがあらわれて 来まして、きびしい利害関係の数学的秩序プラス及(およ)び感情によって動き ます。」(『真理入門25章』260頁)と明確にお説きになっています。 生長の家社会事業団は、先述したとおり、現教団の根本的誤りを断固糾弾し て、本教団方針の撤回を要求してまいりますともに、谷口雅春先生から託され ました真の「生長の家」のみ教えと使命を永遠に護持する決意であります。
平成29年10月6日 公益財団法人生長の家社会事業団
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