| [2385] <再掲示> インターネット道場―― 「正統・生長の家」と「マサノブ教」との比較(どこがどう違うか) 第13回 |
- 信徒連合 - 2016年03月07日 (月) 09時29分
<再掲示>
インターネット道場――
「正統・生長の家」と「マサノブ教」との比較(どこがどう違うか)
第13回
マサノブ君は、「生長の家ってどんな教え?」という本を書いています。これを読んでみますと、「マサノブ教ってどんな教え?」というタイトルが正確であります。開祖・谷口雅春先生の『御教え』を換骨奪胎して、マサノブ君の個人的思想ーーーサヨク唯物現象論に基づく環境問題が中心のものーーーが「生長の家」の教えとして書かれているのであります。 最も重要な開祖・谷口雅春先生の大悟徹底(お悟り)や「生命的国家論」や真理の証し「体験談」、霊と霊界に関する事柄については全く書かれてはいないのであります。
「生長の家」の本当の『御教え』を知りたい人や真剣な求道を志す人たちにはマサノブ君の「今の教え」や「生長の家ってどんな教え?」は誤ったメッセージを送ることになっています。
また、本部公式サイトのインターネット講師による「生長の家」の普及宣伝を目的とする「インターネット・ポーサルサイト」では、マサノブ君は、全インターネット講師に『このブログは「生長の家」の真理普及のために開設しましたが、内容や発言は、すべて私本人の責任において書いています。 従って、私は「生長の家」を代表する者でもありませんし、私の発言が「生長の家」の見解ではありませんので、ご了承ください。』という一文を必ず掲載させております。誠に“奇々怪々”な文章であります。その結果として、本部公式サイトでありながら、殆んどのインターネット講師の真理普及のためのインターネット講座が、個人的な“私生活日記”の報告となってしまっています。
インターネットは全世界に公開されているものです。だから、開祖・谷口雅春先生が説かれた「生長の家」の『御教え』を正しくお伝えしなければならないのでありますが、マサノブ君はその責任を放下してしまっているのであります。
そこで、本当の霊的真理を求めておられる御縁ある未信徒の人たちに正しい「生長の家」の『御教え』を正しくお伝えする為に、開祖・谷口雅春先生の『御教え』の根幹である部分を、何回でも何回でも繰り返して掲載して行く必要があります。この様な目的を以って、この「インタイーネット道場」を最初から再び<再掲示>させて頂きます。
******************
(「生長の家 今昔物語」の比較篇を転載)
(注)この比較篇が作られたのは、6年前の平成21年でした。当初の頃は「谷口雅宣先生」と敬称で書かれていました。しかし、平成28年の現在に於いては、“敬称”で呼ぶ値打ちのない人物と成り果てました。しかし、この転載文に於いては、原文どおりの「谷口雅宣先生」として転載いたします。
******************
生長の家・現代版――「焚書坑儒」
第三代目・谷口雅宣先生は「信仰による平和の道」第2章において、
「生長の家は、宗教であり政治思想やイデオロギーではないので、<焚書坑儒>みたいなことは致しません。」「谷口雅春先生は、偉大な宗教家・哲学者で、作品(著書等)は歴史的な価値がある故、後世の人間がそれを<書き換える>という事はしてはいけない事だと思います。」と書かれているのであります。
しかし、現実としては、谷口雅春先生の御著書の中から次のような書籍は絶版扱い(在庫限りの再販中止)となり、古本業界ではその希少価値からして高値で取引されている物もあります。次の様な御著書が絶版となっております。
(1)内容上の理由によるもの (御著書の内容が現代という時代に合わないもの)
・「古事記と現代の預言」 ・「神・人に語り給ふ(神示講義・教の巻)」 ・「神の真義とその理解(住吉大神―顕斎の意義)」 ・「碧巌録解釈」(前編・後編) ・「実相研鑽1・3巻」 ・「若人のための78章」 ・「霊性の目覚め」 ・「第二青年の書」 ・「人生の秘訣365章」 ・「奇跡を生ずる実相哲学・下巻」 ・「実相と現象」 ・「人生を前進する」 ・「私の日本国憲法論」 ・「我ら日本人として」 ・「聖なる理想・国家・国民」 ・「国のいのち・人のいのち」 ・「美しき日本の再建」 ・「日本を築くもの」 ・「占領憲法下の日本」 ・「続・占領憲法下の日本」 ・「占領憲法下の政治批判」 ・「明窓浄机(草創篇・発展篇・飛躍篇・戦後篇・新生篇・修練篇のすべて)」 ・「生長の家30年史・40年史・50年史」 ・「白鳩愛唱歌集(母と子の歌)」
(2)営業上の理由によるもの (販売数が採算点に合わないもの)
第二代目・谷口清超先生の頃までは、雅春先生の御著書は、例えそれが販売数の採算に合わなくても内容が重要なものは、未出版の他のご講演・ご講話・お原稿を加えたり、あるいは数冊の重複部分を直したりして、新装丁にて再出版されて来ました。しかし、第三代目・谷口雅宣先生は、<谷口雅春先生の新刊書は今後発行しない>と日本教文社の新出版方針にて決定されたのであります。この営業上の理由で再販中止になっているものは既に30冊以上にも昇ります。その主なものを挙げますと・・・
・「新女性読本」 ・「日常生活の中の真理・佛典篇」 ・「生活応用・健全の真理」 ・「母・妻・娘の本」 ・「健全の真理」 ・「親鸞の本心」 ・「あなたの愛児」 ・「放送人生読本」 ・「幸福生活論」 ・「価値ある人生の為に」 ・「新ファースト物語」 ・「開放への二つの道」 ・「能力と健康の開発」 ・「善き人生の創造」 ・「真理は人間を解放する(第13回生長の家青年会全国大会の記録)」 ・「運命の原理」 ・「新生の書」 ・「神性開発・完全健康の原理」 ・「飛べ・平和の白鳩(女性による道徳復興運動)」 ・「諸悪の因・現憲法」 ・「憲法の正しい理解」 「聖火・ハワイ中南米を翔ける」 等々・・多数
営業上の理由について考えるべきこと
出版会社が損益分岐点以上の売り上げ冊数が見込めない為に、再出版を中止するのが営業上の理由とは如何なものでしょうか? 雅宣先生は<谷口雅春先生は偉大な宗教家・哲学者であるから、その御著書は歴史的価値がある。>と説かれているならば、編集に智慧を出して重複部分を除いたり、新しい御文章を加えるなりして新装丁本として出版し、谷口雅宣先生みずからが御自身の講習会のテキストとして全国的に優先使用し、かつての数日間にわたる詳密講習会を復活してテキストとして使ったり、個別伝道で販売すれば損益分岐点売り上げは、容易に達成出来るのであります。生長の家真理の全相把握のためには、理想的には御著書を全部読むことであります。故に、営業上の理由は論外であります。
内容上の理由について考えるべきこと
第三代目・谷口雅宣先生は、「信仰による平和の道」第二章の中で生長の家の御教えには「中心部分」と「周縁部分」とがあり、この考え方からの再販中止(実質的絶版)であると次のごとく説明されています。
<< 変化の時代には、一貫して変わらない真理の「中心部分」つまり教義の基本的なものを伝える。そして時代の流れに応じて説かれる教義の「周縁部分」は変化して行くわけです。今日この周縁部分に関する出版物はあまり出なくなっているのです。 >>
谷口雅春先生の御著書の再販中止(絶版)には共通点が在る事が判かるのであります。それは、 (1)生命体としての日本国家が説かれているもの、 (2)憲法に関するもの、 (3)生長の家の教団発展史に関するもの、
これらを一口で纏めると「無門関解釈」第6則で説かれている如く、<宇宙の実相は、金波羅華の如き中心帰一の微妙の組織体>であり、これが<「実在」としての荘厳無二組織完備の生命体としての中心帰一大日本真理国家であること>が、共通点として説かれているのであります。
この中心帰一生命体真理国家という考え方が、国家主義・民族主義・国粋主義を連想させる危険思想であり、戦後の民主平和国家日本においては不適切・不必要なものであると、谷口雅宣先生は<日本教文社・新出版方針>どうりに判断されたのでありましよう。
この実相宇宙の中心帰一の真理・大日本真理国家の真理は時代の変化に応じて説かれるべき<周縁部分の真理>で現代日本には、そのまま当てはまらないから教義(今の教え)としては説かないと言うわけでありましょう。そうするならば、日本国家は、因縁仮和合の時代の流れのままに流れていく浮き草のような国家という事になります。
これは、谷口雅春先生の「無の関門」を超えられた実相のお悟りとは程遠く、本来の生長の家の真理とは異なる別の考え方であります。
そもそも「真理」とは、時間・空間を超え時代を超越して、久遠永劫の昔から久遠悠久の未来に亘って<不変なるもの>であり、如何なる処にも<遍満しているもの>であって、色々沢山の真理の種類がある様に見えますが、一つのものに収斂するとともに、また沢山の法則として展開してゆくものであります。
つまり、「一即多・多即一」でありますので<中心部分・周縁部分>とかの分析的考え方は誤りであり、強いて言うならば、不変かつ普遍なる真理はただ人・時・処の違いに応じてその説き方が変化するだけで真理の本質は永劫不変なのであります。
「無門関解釈」第8則・奚冲造車の公案にある如く、分析知が発達すれば、全体的総合智を見失う事になります。分析思考は唯物思考であって全体的総合智を失い<いのちの世界>を正しく観る心を失って行く事になるのであります。
航路変更された現代の<生長の家>―――ある古参の信徒は、しみじみと斯く語りき――
現在の生長の家教団は、譬えて言えば次のようなお話になると思いますね!
<< 紺碧の青い大海原の太平洋を南海の楽園の島々を目指して進んでゆく、一隻の豪華クルージングの船があります。老若男女の沢山の人々が長い船旅を楽しんでおります。船内にはプール、レストラン、居酒屋、カラオケボックス、ゲームセンター、映画館、漫才・落語の寄席、図書館、トレーニングジム、色々な文化教室、教養講座・・至れり尽くせり、甲板へ出る人はありません。人々はみな明るく親切で本当に楽しい船内です。
ある日、毎日の船内の雰囲気に飽きた数人の客が久し振りに甲板へ出て見ました。雨が降っており風も少し寒かったので大海原を少し眺めただけで直ぐ又もとの暖かい快適な船内に戻りました。数日たって別の数人の客が船内の遊びにも飽いたので甲板に出ると、非常に空気が冷たくて寒く船の周囲には氷の塊も浮いており向こうの陸地も雪と氷で覆われ白い動物らしき姿も見えます。
南海の楽園・常夏の島々を目指している筈なのに何かおかしいと思って船員や添乗員に尋ねても何も答えてくれず、仕方なく船内へ戻ると暖かく快適です。そこで他の高級船員に船は間違いなく南海の島を目指しているのですかと尋ねると小さい声で「実は南へではなく北へ方向転換して北極点を目指しているんですよ。これは今度の若い船長が独断で決められた事で怖くて誰も逆らえないのです。北朝鮮の将軍様そっくりなんです。
船員の中には逆らって途中の港で降ろされて追っ払われた有能な高級船員も多く、ただこの船会社の唯一のよい点は給料が非常にいいんですよ。今の若い船長の為に大勢のお客様に大変な御迷惑をお掛けし誠に申し訳ございません。」と俯いて言うのです。
その後でその若い船長は船内放送で船客に知らせました。「皆様、この船は今、北極点を目指して進んでいます。暖かい南の島々はまた次にして今回は地球温暖化のため北極海の氷が溶けて白熊の生活も怯やかされて来ています。この実態を是非みなさま御自身の目で確認して頂き視野を広げて頂くために急遽独断にて進路変更した訳であります」
この船長の船内放送を聞いて「何という素晴らしい船長さんだこと!滅多に行けない北極の海へ行けるし環境問題の実態まで見れるんですもの!」と大多数の船客は大きな拍手を送ったのです。そして船内の図書館でそれまで読んでいた南海の島々に関する予備知識の勉強から北極の事や環境問題のことの勉強へと極めて素直に変身してしまったのですね。いやはや誠に情けない事でございますわい・・北極の海がどんなに危険かも忘れて・・・
|
|