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生長の家・開祖の『御教え』全相復活
を目指す掲示板

「生命の實相」第14巻 <和解の倫理>

われわれは天地一切のもの(実在)と和解しなければなりませんけれども、
虚説に対して和解してはならないのであります。
虚説に和解したら実相をくらますことになります。
虚説を容れることをもって寛容と和解の徳があるように思うのも間違いであります。
虚説を排撃すること、いよいよ明瞭であればあるほど真説は明らかに照り、
それに照らされて救われる人間もまた多いのであります。

<新掲示板の概要について>

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[463]  インターネット道場 ―――感激的体験記 ・ 大山昌平先生 「光の行くところ闇はなし」 <その七> 「道は開ける」より
信徒連合 - 2015年09月07日 (月) 06時50分



 インターネット道場 ―――


感激的体験記 


 大山昌平先生 


「光の行くところ闇はなし」 


<その七> 


「道は開ける」より




7. 豊かな心が富をよぶ


 同じく神戸の教化部にいた昭和二十七年ごろのことである。この人は相当まじめな誌友の人であったが、非常に消極的な考え方の経営方法をとっていた。

当時、自分のやっている材木商がだんだんと不況になったので、いっそう節約をして、払うべきものもなるべく払わないようにやっていたがそうしているうちに、事態はますます悪くなってくる。もう、どうにもこうにもならない時になって、教化部道場へ訪ねて来た。そして復興の方法を指導してほしい、というのであった。

この人は長野県の人で、お宅は長野県にあるのだが、どういう御縁でか、わざわざ私のいる神戸の教化部へ訪ねて来て、その相談をされたのであった。

そこでいろいろ聞いてみると、不況とはいえ、一つの会社の社長という立場の人であるのに、たとえば長野県から東京あたりへ出てくるときにも、汽車はなるべく三等で、それも夜行で朝東京へ着くようにする、そうすると宿賃が一泊分たすかる。東京へ来てから、どうしても都合で一泊しなければならなくなったときには、なるべく安い旅館をさがして、そこへ泊まる。むろん、女中さんなどにチップを出すなどいうことはしない。なんでもかんでもなるべく出さないようして、倹約、倹約という気持であるかる、人との応対においても、実に自分を卑下した態度しかとれなかった、というようなことがわかった。

そこで私は言った。
「まず、あんたの心を変えなければいかん。人間がすばらしくなるには、出すべきものは出すこと。生長の家では、“与えよ、さらば与えられん”という。物質であろうが、心であろうが、一切のものをまず自分が与えて、そしてその結果をあてにしないこと。結局与え返されるのは神の世界から与え返されるんだ。

ところが、あなたの今やっていることは、まるで逆になっているようだ。それでどうにもならんのだから、生長の家で言われるように、まず改めなさい。たとえば、汽車に乗るにも、堂々と二等に乗りなさい。二等に乗れば、あるいは運賃は三等の倍払うか知らんけれども、しかしその倍以上のすばらしい自覚というものが、あんたに与えられるんだ。

二等車にあんたが乗っておれば、乗っている連中もみんな豊かな気持の人が乗っておるんだから、そういう雰囲気だけでも、あなたはすばらしいいい気持がするでしょう。

ところが三等車に乗れば、まあ、三等車に乗っている人が必ずしも貧乏人とは限らぬけれども、しかしその日ぐらしのヤットコスットコの人がやむを得ず汽車に乗るというときは、たいてい三等車に乗る。そういう人々がもしあなたの隣近所に乗合わしておれば、あんたは、そういう人たちの雰囲気を受けて、自分もそういう貧乏な気持になってしまうんだ。

周囲の人がみんな堂々たるすばらしい人の中にはいっておれば、自分も自然に豊かな気持になって行くのが、雰囲気というものの力なんだ。

それを受けるのが大切だというのに、あんたは三等の夜行に乗って頭から外套でも引っかぶって、一晩旅館へ泊まるのがもうかった、ぐらいのそんなケチな気持で、今まで通っておった。そういうことが、経営不振になった原因に一つにもなっているんだから、今後は二等車に乗りなさい。そうして堂々と、俺は社長である、という自覚を強く持った生活をまずすることだ。

宿屋に行っても、一番安い宿屋に泊まって小さくなって、チップ一つ置かないようなことでは、女中さんたちに対しても、コソコソとして遠慮したような気持であんたは泊まらなければならなかっただろうが、そういう時にもね、せめて一晩のことだから、上等の旅館の上等な部屋に泊まりなさい。そして女中に出すチップも堂々と出して、むこうから、ああ、ありがたい、これは立派な会社の社長さんだ、という待遇を受けてこそ、あんたの自信というものが強まって行くんだ。

それをあんたは、貧乏人がコソコソと安い宿屋で一晩泊まったというような気持では、商売の交渉に行っても、ろくな注文を受けられんでしょう」

「知り合いのところへでも頼めば、どうにかちょっとしたぐらいの注文は受けます」「そうだろう、その程度だろう。そういう貧弱な、コソコソした気持で注文をとりに行ったのでは、大口の仕事をあんたにくれるようなことはない。

大きな注文を出そうというときには、『この人間なら大きいことをやるぞ』というふうに感じられる人に出すんだ。ぼくもあるときには会社勤めをしておったが、その時に、堂々たる態度で話をしにくる人には、こちらも真剣に応対をしたものだ。

ところがヒョロヒョロしたような連中には、こっちだって『何だ、この野郎』ぐらいに思って、ちゃんとした応対はできない。それと同じに、あんたが立派に材木商としての注文をうんととろうという気持になるなら、立派な態度でのぞまなくてはいけない。

あんたの雰囲気に接する人の気持が注文をきめるんだが、そのあんたの雰囲気が今までいけなかった。応接間などへはいったときには、あんたはどんな腰の掛け方をするかね。おそらく、腰掛の先っぽに、サルが腰掛へチョコンと腰をひっかけるような腰のかけ方をあんたはしているんじゃないかと思う。

そんな態度では、相手の人が商談をすすめようと思ったって注文も立派な注文が出せないのは当然なんだ。だから応接間では、腰かけさせるために腰掛があるんだから、堂々と深々と腰をかけるんだ。そして堂々たる態度で交渉をするということが、あんたの商売をうんと繁栄させ、すばらしい注文をとる原因になるんだ。

まずこっちの心を充実させる、こっちの心に無限のすばらしさがあるということを自覚した態度が自然に出てくることが、商売をすることの大事なコツだ」

こう言うとその人はたいへん感銘して、「今まで生長の家のおしえを受けておりながら、“論語よみの論語知らず”で、さっぱり行いになっていなかったことがわかりました。これから大いに、おっしゃるようにやります」と言って帰られた。

 
それからちょいちょいその人からお礼の手紙が来たところによると、もう全く以前と変わって、注文は大口の注文が出るようになり、東京の官庁あたりからも非常に大きな注文をもらった。最近、九州に材木仕入れの入札があって、それへ行ったところが、落札して、すばらしい仕事を得ることができた。商売はどんどん繁栄へと好転して来ました――というようなわけで、非常な喜びと感謝の手紙をいただいたのである。




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