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生長の家・開祖の『御教え』全相復活
を目指す掲示板

「生命の實相」第14巻 <和解の倫理>

われわれは天地一切のもの(実在)と和解しなければなりませんけれども、
虚説に対して和解してはならないのであります。
虚説に和解したら実相をくらますことになります。
虚説を容れることをもって寛容と和解の徳があるように思うのも間違いであります。
虚説を排撃すること、いよいよ明瞭であればあるほど真説は明らかに照り、
それに照らされて救われる人間もまた多いのであります。

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[583] インターネット道場―――入龍宮不可思議境界録 H
信徒連合 - 2015年09月18日 (金) 08時37分




インターネット道場―――


入龍宮不可思議境界録 H


叡智の断片P.199−202


                        〇

 肉体を自分だと思っている者は肉体の制約にしばられるから奴隷である。

                        〇

ソクラテスの標語は「汝自らを知れ」というのであった。ギリシャには、かくの如くにして民主主義がさかえた。
 人間は本来一切の束縛から<ほどかれた>仏であると大悟した釈迦は印度における民主主義者の先駆であった。
 キリストは「真理は汝を自由ならしめん」と云った。彼も亦民主主義の一方の旗頭であったのである。

                        〇

宗教は生命(いのち)を解放する。

                        〇

 極楽浄土とは、<人間の自由>の完全に確保されている所であり、それは民主主義の邦(くに)である。
自分の中に仏になるだけの力なくして何人(なんびと)も他力によって仏になることは出来ない。
凡ての者が他力により仏になることが出来るのは、各人の中に仏になれるだけの力がそなわっているからである。

                        〇

宗教は、彼方(かなた)を<此処にする>おしえである。

                        〇

 方便も亦必要である。例えば人の胸を開かせようとするとき、直接に「胸を開け」と云っても、誰もすぐさま胸を開かぬかもしれない。しかし「さあ、風呂を立てたから、入り給へ」と云えば、「ああそうか、それじゃ一風呂御馳走になろうか」と云って裸になる。そうすれば自然と彼の<胸は開ける>のである。

                        〇

<病にかかる>と云うが、この「かかる」という言葉は「だまされる」と云うのと同じである。吾々は「病にだまされる」「病だとだまされる」のである。丁度「サギにかかった」というのが「サギにだまされる」のと同じ様に。

                       〇

 時間空間の中に生命が生まれて来るのではなくして、生命が時間空間を<つくる>のである。時間空間は吾が心のなかにある。時間空間は生命(いのち)の掌中にあるのである。

                       〇

本当に長生(ながいき)するというのは、一瞬のうちに久遠のいのちを自覚することである。ベッドの上に絶対安静をしていて八十歳まで生きのびた肺病患者があったとて、彼は決して長生したことにはならない。一瞬のうちにでも、無限の長さを行動した者があれば、それは既に無限の長生をしたことになるのである。

                       〇

 遠隔思念と云うものは、自分の思念の波が遠方に居る誰かの心に伝って行って、そして彼が良くなるのだなどと考えていては未だ本当でない。それは自分のうちに凡てがあるという真理によってのみ正しく理解される。甲の中に乙、丙、丁、戊------等の全ての生きとし生けるものがあるのである。また乙の中にも甲、丙、丁、戊------等の全ての生きとし生けるものがあるのである。それ故甲が自らの中に祈れば乙自身が良くなるのである。

                       〇

 或るお経の中に、凡ての衆生が成仏する様に念ずるとき最も多くの功徳が与えられると説いてあるが、神想観に於いても、自分のためにのみ祈るのではいけない。自分の中にある一切衆生のために祈るのが最も高い祈りである。





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