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生長の家・開祖の『御教え』全相復活
を目指す掲示板

「生命の實相」第14巻 <和解の倫理>

われわれは天地一切のもの(実在)と和解しなければなりませんけれども、
虚説に対して和解してはならないのであります。
虚説に和解したら実相をくらますことになります。
虚説を容れることをもって寛容と和解の徳があるように思うのも間違いであります。
虚説を排撃すること、いよいよ明瞭であればあるほど真説は明らかに照り、
それに照らされて救われる人間もまた多いのであります。

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[77] インターネット道場――開祖・谷口雅春先生の説かれた先祖供養および個別霊供養を学ぶ<第一回> 
信徒連合 - 2015年07月26日 (日) 07時58分




テレビ番組で、現代人の40%近くは「墓地の菅理は子孫の責任ではない」とのアンケート調査の発表があったという。これはまことに憂うべき実態であります。荒廃した墓地は増加の一途をたどっています。常識では考えられない凄惨な事件が発生する事と先祖供養の軽視との社会風潮とは決して無関係ではありません。三代目・マサノブ総裁は講習会でも「先祖供養」等の霊と霊界・輪廻転生・過去世と現世と未来世にまたがる宇宙の法則としての因果律は一切説かないのです。彼は完全な唯物論者であります。悲惨な社会的事件を少なくしていく為にも「先祖供養」・「個別霊供養」はますます大切と考えられなければなりません。「マサノブ教団」の「今の教え」では説かない開祖・谷口雅春先生の「先祖供養」と「個別霊供養」をもう一度学び返しましょう。
「生長の家 今昔物語」から転載いたします。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



先祖供養、および個別霊の供養


<第一回>




運命決定の三要素(『霊供養入門』)



(1)人間の運命を決定する第一要素(過去世の“業”)

<< 人間の運命は、それが出て来る原因を三つの要素に区分することができるのである。その第一要素として言えることは、吾々の霊魂は過去の“生まれ変わりの世代”に蓄積した“業(ごう)”の総決算を携(たずさ)えて母親に受胎し、そして乳児として誕生するということである。そのことを会社にたとえれば、過去の総決算の貸借対照表(たいしゃくたいしょうひょう)の資産及び負債を携えて、その会社が新年度の企画や事業の引継ぎを始めるのにも似ているのである。

 会社の経理が、その支出や収入が一円、半円までも精確に記録されていて、その年度末の決算にその収支が明らかにされて、新年度の会社の経理に引きつがれるように、われわれの過去の業績は一点一画といえども誤魔化(ごまか)しなしに、新たに生まれた乳児に引きつがれるのである。それ故に、人間の生命の本質または實相は、皆一様の尊厳さをもつ“神の子”でありながら、出産の時の第一歩から、貧しい家庭に生まれる者あり、裕(ゆた)かな家庭に生まれる者あり、虚弱体質で生まれる者あり、剛健な体質で生まれる者あり、美貌で生まれる者あり、醜(みにく)い容貌で生まれる者あり、今次の人生への出発が色々不平等になっているのである。これは、各会社の新年度の出発当時の負債および資産が皆、過去の年度末の成績でおのおの異なるようなものである。本来、同様に“神の子”でありながら、自分自身の過去の業績でいろいろのハンディキャップをつけられて、人々は新人生へ出発する。不平をいってもつまらない。自分自身の過去の業績が現在の人生の出発点になっているのだから、自分自身に責任があるのである。>>(P.44−45)



(2)自分でつくる未来世の運命(第二要素・今世の努力)

<<自分自身の過去の業績が現在の自分自身の人生の出発点になっているのだと知れば、われわれは、現在の人生を、もっと真剣に生き、たくさんの善い点数を現在の人生に稼(かせ)いでおかなければならないことに気付くであろう。自分が善なる行為、善なる想念または感情、善なる言葉、文章、議論--------等で稼いで来た業績――それらの一点一画にいたるまで記録されていて、まだ精算されないものは、次の生まれ変りの自分自身の負債となったり、資産となったりして、次生の赤ん坊の時まで持ち越されて来る。それだから、われわれは現在の生活中に、自分の未来世の幸・不幸を自分の生活のやり方で造りつつあることを忘れないで、常に善き生活を、人に深切を、人のためになる行為をすることを心がけ、人を傷つけず、いやしくも生物の生命を奪うことやいじめることなどせず、人の財を奪うことによって自分が利益を得るたぐいの搾取(さくしゅ)的行為をしないように心がけなければならないことがわかるであろう。

 このように、今世の運命の出発点の持ち駒は、過去世の自分自身の生活の総決算の点数をもって出発するので、それはどうにもならない自分の業(自分の過去の業績)である。この出発点から始まったわれわれの現世の運命が結局、自分の全運命の“二分の一”位を支配しているのである。しかし、何もそれで失望することはない、運命の改善の道はあるのである。

 前半期の決算に赤字を出した会社でも、社長、重役、従業員が熱心に働き、社会に貢献し、人々に喜ばれる仕事をしたため、下半期にはその事業または商売が繁盛し赤字を消して黒字に転換し、優良会社となって高率の配当ができるようになった例がある。それと同じことで、過去世の業績が拙(まず)かったために貧しい家に生まれ、幼い時は苦労艱難したけれども、ついに中年後になって運命が好転し、事業は発展し、人からは重要視され、社会的地位もあがり、「あの人は運命を自分で築いてきた」と言われるような人もずいぶんあるのである。>>(P.46−47)



(3)神または高級霊による運命の修正(第三要素)

<<これによって考えると、自己の運命の前半は、“過去世の業”(過去の生まれ変りの世代での業績)で決定されるのであるけれども、自分の運命の後半は、今世に生まれてからの“心の持ち方”や行いの仕方、人のためになる事をどれだけ心がけてしたかの自分の努力によって決定されるのである。
 しかしながら「稼ぐに追いつく貧乏なし」という諺(ことわざ)もある。急激なインフレや不景気などの社会情勢の中にあっては人間の努力だけではどうにもならない、いつまでも苦しい運命に追い込まれたままで、それを耐え忍ぶよりほかに道がないようにも思われる。そこで人間の努力の及ばないところに、“神”または高級霊の援助または加護を必要とするのである。人間の運命の半分は前世の業績、残りの半分の1/2は自分の努力による業績で、残りの半分の、もう1/2は、神または高級霊の加護による運命の改善または修正によって、もっと不幸になる筈の運命が救われるということになるのである。>>(P.48)

<<その予言がデタラメであろうが、実際その予言者が超能力をもって、すでにその来るべき運命の霊的原型を直感して得た予言であろうが、それが凶運である限り、その運命を修正したいのは何人(なにびと)もの同じ願いであると思う。ここに運命を構成する要素の第三である所の“神”または“高級霊”の出動があるのである。すでに“霊の世界”又は“心の世界”には事件の原型が出来上がっているのであるから、その光景が現実世界に映写されるべく待機している運命のフィルムを、“神”または“高級霊”によってその現実化以前に、幸運の方向に修正して頂くほかには、“凶運の霊的原型”を修正する方法は無いわけである。

 そのような修正をお願いすべき相手は“神”または“高級霊”であるが、“神”は“祈り”によって心を左右されて、相手に恵を垂れたり、恵みを与えることを差し控えたりされるような“愛憎の念”の持ち主ではないのである。しかし純粋に“正”と“義”をもって立ち給う“神”にわれわれの心が振り向く気持になったときには、祈る人自身の心が浄(きよ)まる。その心の浄化の程度に従って、浄化せる心の持ち主である“高級霊”の心に、祈りの念願が達して、高級霊の加護の力が動き出すことになるのである。

 それらの高級霊は“霊の世界”に住んでいるので、“霊の世界”に在って、まだ現象世界に移行していない凶運の霊的原型を破壊したり、修正したりすることができるのである。それは、あたかも上映前の映画フィルムを点検して、その映像の“悪い部分”をカットしてから映画館(現象界)で上映されるようなものである。

 それら高級霊の中にはわれわれの祖先の霊魂もふくまれている。それ故に、祖先霊に「真理の言葉」を供養して祖先霊が真理を一層悟り神通力を増し給うてわれわれ子孫を加護して厄難(やくなん)を祓(はら)って下さるように、毎朝または毎夕、仏前または神前で先祖霊に対してお経、または聖経『甘露の法雨』を読誦(とくじゅ)するがよいのである。>>(P.53−54)





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