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生長の家・開祖の『御教え』全相復活
を目指す掲示板

「生命の實相」第14巻 <和解の倫理>

われわれは天地一切のもの(実在)と和解しなければなりませんけれども、
虚説に対して和解してはならないのであります。
虚説に和解したら実相をくらますことになります。
虚説を容れることをもって寛容と和解の徳があるように思うのも間違いであります。
虚説を排撃すること、いよいよ明瞭であればあるほど真説は明らかに照り、
それに照らされて救われる人間もまた多いのであります。

<新掲示板の概要について>

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[794] インターネット道場―――体験実話特集・平岡初枝先生「しあわせを見つめて」より O
信徒連合 - 2015年10月11日 (日) 09時00分




インターネット道場―――


体験実話特集


平岡初枝先生「しあわせを見つめて」より O




<愛は理屈を越えて>


ある農家の未亡人の話である。息子は、もう30歳を越したサラリーマン。孫も2人いるが、どうも素行が修まらない。バーやパチンコ、競馬、競輪、遊ぶことなら大抵人後におちない。そうした状態が過去7、8年にもなるらしい。

そして、この春都合で資産整理を行なった結果、現金が残ったことを知った息子が、3万円、4万円と、だまし取ったり、威し取ったりで およそ30万円近いお金を取り出したというのである。

毎日、会社への往復をバスを利用しているが、近ごろでは、最終バスに間に合う日は、一週間に1、2回。あとは、どうしてもハイヤーというわけで、お金のかかるのはわかりきったことなのである。月末近くなると、まとまった金を欲しいとせがむ。何とか解決の道はないものか、というのであった。

それで、私はズバリ言ったのである。
「まずお金は、いずれ、むしり取りにこられることでしょう。そして、賭けごとや夜遊びも、今まで通りの状態をくり返すに過ぎないでしょう」よほどこりてしまったのか、お母さんも同調される。「私も、そうとしか思えないのです」

そこで、私は一大手術の必要なこと、その手術は何よりも、お母さん自身の精神的調整であることを説いたのである。

「息子は、毎日遊び廻っている。会社が退けても、家には帰らずに、夜半まで呑んだり打ったりで遊び廻っている。家族の苦しみをよそに、自分だけ好き放題をして楽しんでいる。考えると腹が立つ、心配になる。と、あなたは思っていられるでしょう。そうした形の世界だけを見ていたら、あなたの思っていられることに、寸分の間違いもないのです。しかし、どうしてあんなにお金を使うのだろうか。どうして、早く家へ帰る気になれないのだろうか。あんな生活が、本当に楽しいのだろうか。と、息子さんの心の奥底をみつめてあげてほしいのです。

そうすると、ああした生活は絶対に楽しいものではないことがわかってきます。人間はみんな神の子です、仏の子です。どう現われていようが、心の奥深いところには神性があり、仏性があります。自分の仕事に一所懸命になっているときが一番たのしく、親や子や妻や、身近な家族の喜ぶ行為をしているときこそ、何よりも生き甲斐を感ずるのです。それが人間なのです。絶対に例外はないのです。

ですから、今あなたの息子さんのやっていられることは、本当は何ともいえない不愉快な生活なのです。可哀そうに、気の毒な生活をくり返しているのです。どうして、そんな苦しい生活に追い込まれたのか。誰がこうした生活におい込んだのか。今までは形の世界からだけ見て、批判していられたが、今度は心の眼で、理屈ぬきで考えられるあなたになってほしいのです。

善いことをしていないとわかっているので 大急ぎで家へも帰れないのです。酒でも飲んで 心の苦しみをごまかさずにはいられないのです。赤い灯青い灯に、自分の本心を麻痺させて、やっと自分を支えているのです。

あなたは、その面から息子を見直して『ああ、可哀そうなことをしていた。苦しかったろう。つらかったろう。そうとも知らず、帰って来ても笑顔で迎えたこともなければ、ことごとに理屈でおいつめていた。堪忍しておくれ、申し訳なかった』という気持になってください。

朝の4時すぎ、夜の10時すぎに、御神前か御仏前で 瞑目合掌して、しみじみ反省してみてください。損得を忘れ、善悪を超えて、理屈抜きに愛一元の気持になって『許しておくれ』という心のおこるまで、想いをこらしてみてください。

初めは『苦しめられた私が、どうしてそんな心にならねばならないのか』という気持にもなられるでしょう。しかし、そんな気持では、何年悩んでも、解決がつかなかったことは、あなた自身が体験して一番わかっているはずです。

これからは、あなた自身の心の改善というか、心の調整から始めてくださらねば、絶対に善い結果は生まれないのです。そうした気持になり切れた時、息子さんと話し合ってみてください。お金の問題も話し合ってください。必ず、お互いに納得のできる答が得られると思います。あなたの心が少し変われば、息子さんの反省力も少し出て来るのであり、あなたの心が大きく変われば、息子さんの心も大きくかわるのです。

あなたの心が愛一元になり切れず、利己的な立場を脱することができない間は、それに応じて息子さんの心にも、お金を取り出してやろう、遊んでやろう、という心が残っているのです。心は、一つだからです。

形の世界では、親と子は別々であり、妻と子は別々だけれど、念の世界には切れ目がないのです。空気より光より、もっと一層切れ目がないのです。かくそうだって、かくしょうがなく、ごまかそうたって、胡魔化しょうがないのです。

しかも、時間空間を超越している。これが、真理だというのだから、素晴らしいじゃありませんか。すべては、自分の心一つなのです。子供を祝福すれば、子供からも祝福がくる。家族に、愛と感謝を与えれば、子供から愛と感謝が返ってくる。何を受けとるかは、自分の心がけ一つです。

そこの真理が解っていただけたら、お金を与えるにしても、そのお金にどんな念を添えて与えれば善いかが解るでしょう。『また、うまいことを言って、お金を取り出して行ったが、どうせ使い道は知れきったこと、バーか競輪か?』と、こんな気持で与えれば、その通りになるのです。

前にも、私は同じような話を壇の上から話したことがあります。その時の聴衆のお−人から『新潟の大学にいる孫の学資の送金は、必ず神前に供え、“神様の御恵みで、このお金を私の手へお廻しいただきまして、ありがとうございます。これから、これを孫の学資として新潟の方へ送らせていただきます。どうぞ、このお金の通る道が、世のため人のため、善いことばかりに使われますように”と深い祈りをこめて送るようになってから、私の心がおちついて、孫を疑ったり、心配する心がすっかり消えて楽になりました。そして、私の心から心配が消えるとともに、実際的にもそうした心配の要ることが一つもなくなりました』と、お礼を受けたことがあります」

こんな話をしているうちに、未亡人の心のどこかにふれるものがあったらしい。

「わかりました。この10年間、私は息子を疑い、説教し、お金には常に悪念を添えて、与えていたのですもの、よい結果の得られなかったのは当たり前のことでした。今日を限りに一大決心をして、私の心を清めます。ありがとうございました」

頬を紅潮させて帰って行かれたのである。
ところが、一週間とたたないうちに、再び訪ねてこられた。聞けば、あの晩息子さんに、深い懺悔の気持で、お詫びになったらしい。

「素直なあんたの心を傷つけてきたのは、私であった。私の考えを押しつけて、あんたに勉強を強い、これもいけない、あれもいけないと、あんたの心を縛りつけてきた。自由を束縛されたための反抗心とも気づかずに、あんたのしていることは悪い、改めなさいと、あんたを苦しめていたことが、良く解りました。

そして、今日は“人間はみんな神の子、仏の子”と教えられました。善いことか、悪いことか、言われなくとも教えられなくとも、みんな解っている。解っていながら、反抗の道を選ばずにいられなかった苦しみを思うと、本当に可哀そうなことをしました。お母さんの長い間のまちがいを許して……」と涙までたたえてお詫びになったというのである。

無口な息子さんは、何にも言わず、ただ頭を下げて聞いていられたそうであるが、口で言わない答を行為で示されたという。

「あれから一週間、6時前までに必ず帰って来るようになったのです。ありがとうございました」

未亡人は、見違えるような顔色で、お礼を言われたのであった。
こうした問題は、理屈では解決できないのである。愛一元の世界に立って“神は愛なり”の愛の心になった時、初めて神の子の姿は現われるのである。




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