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コレはやっぱり怪奇現象?…(;´Д`) |
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江◯島平八
(3965)投稿日:2024年05月20日 (月) 21時06分
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ヒトダマもどき事件の翌朝、前日にヨスジアオを探した場所に、早朝から張り込む。有識者に、ソコはやはり過去に実績があると教えて頂いたので。 が、しかし、昨日遭遇したムシ屋諸氏は昨日も今日もだーれも来ないし、ヨスジアオが居る気配をとんと感じないのだケド、来年以降の為の予習のつもり。
梢に当たる朝日が段々と下に挿し込んでくる中、木の周囲をゆっくりと回りながら、舐めるように下から透かして見るが、やはり飛んだり着いてる姿はない… (*´ω`*)
でも、蛾の幼虫も棲んでるから紛らわしいけど、後食痕っぽいのもある。 しゃーない、業を煮やして、長竿が届く範囲内の枝葉を全て掬うが、上記の幼虫やジョウカイ、カメムシは入るけど、ヨスジアオの姿はない… (。・_・。) 暫しルッキングして、全面的スイープの勤行を2回繰り返したが、時刻は早くも9時半を過ぎ、猛暑炎天の気配。 姿も見えないし、何だかバカらしくなってきたので、ヤケを起こして、猛然と最下層の枝葉を掬った。 はい、どうせ御不在、御不在、と思いながら透かすと…デカいジョウカイ2頭に挟まれて、サペルかアサペルダみたいなシルエット…? ヨスジアオ、キター!! \(~o~)/ 忽然と採れるなんて、怪奇現象だー!! 更に30分ほど掬いまくったが、追加なしなので、やっぱり怪奇現象だった模様。 もしくはワイがイモ。 まあイイや、主目的の一つは果たせた。ワイにとっての新顔5種類目。 で、キモンハナの生き残りでも居ないかと、ようやく木から離れて付近の花を探したが、ヤマボウシの花は既にミドリカミキリの天下。 ツヤケシハナが落ちて来た時は少しドッキリし、クラルアの姿を見て、ああ紀州で採って以来だなぁと少し、感慨。 エゴノキは咲いてるけれど、コチラはクマバチの占領下。 見切りを付けて、転戦。 で、ここからは悉く、スカしまくりだった。怪奇現象その2。 ツシマセダカの居る処を見に行ったが、足が痛くなってきた。昨日今日と登山靴でウロウロしたのは昨年以来で、トシの所為もあって、フラフラに… (-.-;) (なお、膝下にサロンパスをぐるりと貼ってたお蔭か、今回の対馬では一度もマダニがズボンに着かなかった。ストッキングも履いてるから、二重防備。) おまけに、昨日遭った虫屋さんらしき車が停まっていて、どうも先行者が居る模様。 どっかのTwitterでも、この辺りはGWに浚われたような記事があったような… (;^ω^) 根性なく諦めて、更に転戦。 で、去年も来た土場に再訪。材は更新されず少なくなっており、エグリトラ、シラケトラ、クビアカトラやハラアカコブは居る。 が、ソコに居たという情報をどっかで見たことがあるキモンハナは、居ない。 何だよ、つまんねぇ。そう思ったら尿意を催した。 済ませて帰って来たワイの目の前のプラスチック板に、突如、黄色い小斑入りの黒いハナカミキリが止まった… 出たー!キモンハナの♀! ((((;゚Д゚))))
咄嗟にロケットパンチを繰り出すが、テキさん素早く遁走! 千載一遇のチャンスだったのに、バカー!! ヽ(`д´;)ノ その後、待てど暮らせどキモンハナは再訪せず、ツシマムツボシとかタマムシ類にも悉く、逃げられた。
…もうイイです、帰りますよ。 また対馬に来い、ってコトでしょ? 人魂モドキのうち1つに触って割っちゃって、因縁が出来たからには、もう一度、落とし前を付けに来いと。 イーですよ、もし今回キモンハナも採れてたら、ツシマアメイロの為だけに春先に来ないといけなくなるのもイヤだし、丁度良いや… 納竿。 そそくさとアナゴとイカ食って、対馬空港に向かう。 昔からお世話になってるレンタカー屋のオヤジがツシマウラボシシジミの飼育プロジェクトに絡んでいるらしく、返却時に関係者の噂話も含めて暫し話をしたが、ワイが蝶やってた昔は、島のヒトは誰もこんな小っちゃい蝶のことなんて存在自体知らなかったんですぜ? ツシマヤマネコも、以前は厄介モノ扱いするヒトも居たとか。 考えてみりゃ、西表の「やまねこレンタカー」って、ツシマヤマネコのコトなんかすっかり忘れて、ボリすぎですよね。等々。 途中、福岡空港が激混みで、遅延してヘタすると時間制限で発着アウトになるかと危惧した が、無事に帰れた。 ちなみに、四谷怪談のお岩さんのセリフ「魂魄この世に留まりて…」の「魂」は天に帰るもの、「魄」は死んだところに留まっているものを指すようで、それはガキの頃からの我が愛読書「日本怪談集/幽霊篇」(今野圓輔)にそう書いてあった。
いま動画を見直しても、シャボン玉みたく飛んで行かないで搖れながら一定の空間領域に留まる点、万松院の行きと帰りで15分以上経っても同じ場所にまだ留まっている点、触ろうとすると一旦向こうから近付いてから反発する点、それでも触ると割れて一瞬、細かい泡状物質が指に付着してすぐに匂いも残さず蒸散する点(泡状云々の話は後刻、上掲書に似たようなコトが書いてあるのを確認)、少し遠くから見ると白っぽく半透明だが近付くと黄色みを帯びたように見える点、等々、ヒトダマの類のような気がする。 万松院に葬られている誰かの「魄」が昇華して浮かれ出たのを、通り掛かりにワイが潰しちまったのカモしらん。 スマンです、でも実はワイのタマシイも、もうかなり昔から八重山各地に分屯しているみたいなんデスがね… (*^_^*;) 彼の地で日々、浮かれ飛んでいそうだ www
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