| ■
この手の話で傑作なのは |
■
江◯島平八
(4170)投稿日:2024年07月29日 (月) 00時17分
|
 |
大昔、四半世紀ぐらい前の話で、以前にもココに書いたような気がするが、上高地乗鞍スーパー林道が途中崩落したけど、まだ大部分が健在だった頃の安房峠にて。 早朝、明るくなって暫く経ってから峠に着き、あ、何か、車が1台停まってるな、と思いながら、装備を整えて車から降りて歩き出した。
ほしたら、先着車のドアがバーン!と開いて、採集者が慌てて飛び出して来た。 コチラがおはようございます、と挨拶したけど、其奴は何も言わず、先に立って歩き出す。
ははーん、ポイントに先回りされるから慌てて出て来たな、オマケに礼儀知らずと来たもんだ。 ワイより若い奴で、典型的なオタク顔。
暫く林道を前後して歩いてるウチにワイは、「一つ試してやれwww」と思い、その前々年だか前年に結構採れた急斜面の、1個手前の急斜面でフッと立ち止まって、斜面を見透かしながら考えるポーズをした。 フェイント攻撃!www ほしたら、先行していた彼も15mぐらい先で立ち止まり、コチラの様子を伺いながら、やはり見上げるポーズ。 ぷ www
暫くこちらが動かずに待機の姿勢を取っていたら、彼は先に進み、アレ? いやー、1個先の斜面のポイントを見つけて採られちゃうかなー、ワイは何でこんなんしとるんやろ?と暫しドキドキ、半ば後悔しながら待機姿勢をキープしていたら、何と、彼は踵を返して戻って来たwww 「俺だってこの辺は知ってるゾ、だから一応、先の様子を見に行った」ってポーズだったのネ。 お帰りなさーい (^_^;)
聞こえるように「まだ飛ばないなー」と呟きながら待機姿勢を崩さない態度を続けたら、彼も腰を据えるコトにした様子で、リュックを下ろした。 暫く経って、「飛ぶまで他を様子見てくるか…」と呟いて、先に進んだが、彼は付いて来ず。
ポイントを譲りやがった、ラッキー、シメシメと彼は思ってるのかもしれないが、ワイはそそくさと本命の1個先の急斜面に向かい、丁度、草付き斜面の上部から飛び出てチラチラ高速に降りて来るオオゴマを立て続けに3頭ばかり押さえた。 ラッキー!(・∀・)
暫く張ってたら、さっきの斜面で採れたのか採れてないのか分からんけど、彼が焦った感じでやって来た。 ワイが戻らんから、心配になったんだろーな。 ズバリ、アンタの心配は当たってます。 ゴメンちゃい (^_^;)
が、その直後に別の採集者グループも来て、現場は数名が張り付く感じでワヤになったので、ワイはそろーりと独り抜け出し、スーパー林道から出て、旧道を平湯温泉方面に進んだ。 行った先で、また採集者集団が居て、ある砂防堰堤付近の狭い処でワイワイやってたのだが、そん時はまだワイも若かったので、エントリーして何頭か採集した。 目的種の個体数は多分、今よりは多かったんじゃないか、と思う。
結局、あのオタク顔クンが目的種を採れたのかどうかは、知らない。 何も採集に限った話ではないが、自分で調べて、自分で計画立てて実践する…てゆーのが我が中高で叩き込まれた事柄だから、コレを疎かにする奴には天罰覿面アレ、とワイとしては思う次第だが、果たして…? ( ´ー`)y-~~
|
|