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[155] 題名:2010年度前期第四回本の交換会報告 テーマ「スポーツ・国際」〜イベントに合わせたテーマ設定〜 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年06月22日 (火) 05時29分
6月15日に行われた前期第4回の本の交換会報告をします。テーマは「スポーツ・国際」です。
テーマ「スポーツ」は毎年のようにやっているテーマですが、「スポーツ」と「国際」の組み合わせは初のようです。
一体なぜこの組み合わせが実現したのかというと、今サッカーW杯のまっ最中であるという理由です。この理由で組み合わせたのは果たして良い案だったのでしょうか。
●○●紹介本リスト●○●
出品者 著者名『本のタイトル』 出版社 購入者
三戸先生
村井吉敬 『エビと日本人』岩波新書 A 近藤
-世界一のエビ消費国の日本。そのエビは一体どこから来ているのか。日本とアジアの関係を考える一冊。
明石康『国際連合―軌跡と展望―』岩波新書 B+竹田
-テーマ「国際」に一番合致しているのが「国際連合」。「国際」入門書。
高島俊男『漢字と日本人』文春新書 B+
司馬遼太郎 ドナルドキーン『日本人と日本文化』中公文庫 B+
森本哲郎『日本語 表と裏』新潮文庫 B+ 中村(3冊セット)
-「文字」「文化」「言葉」から日本を知る。3冊まとめてご紹介。
二宮清純 『スポーツを「視る」技術』講談社現代新書 B+ 坂倉
-日本のスポーツ評論家といえば二宮清純が第一に挙がる。スポーツを視るにも様々な「視点」がある。
[Aー]
安齋 中田英寿『nakata.net 06-08 the journey』単行本 竹田
-サッカーで世界を切り開いた日本の第一人者中田が引退して今考えていること。ブログから出来た一冊。
[B+]
竹田 谷崎光『中国てなもんや商社』文春文庫 中村
-成長著しい中国を知るための一冊。中国人の性格をコミカルに描いている。
近藤 ルーカ カイオーリ『メッシ 169センチの本気』単行本 安齋
-成長ホルモン欠乏症という病気を抱えながらもスター選手まで駆け上がったメッシの生い立ち。
中村 林成之『<勝負脳>の鍛え方』講談社現代新書
-脳の仕組みを知り、鍛えることでスポーツ・仕事で勝てるようになる。
[B−]
坂倉 岡田康宏 『日本サッカーが世界で勝てない本当の理由』マイコミ新書 三戸先生
-掲示板では大半が日本の敗北を予想。日本が勝てない本当の理由とは。
高松 村田早耶香 『いくつもの壁にぶつかりながら』単行本 (紹介のみ)
-カンボジアでの売春などの問題を解決するために起業。NPO法人の代表が書いた一冊。
≪本日の人気本≫
本日一番手が挙がったのは…
またしても三戸先生ご紹介
二宮清純 『スポーツを「視る」技術』講談社現代新書 B+
でした。今回は2名が最高でした。
先生以外は1名という記録です。私も含めて現役生はもっとがんばりましょう!
7人と紹介者が少なかったことも影響しています。もっと人数がいればこの企画ももっと盛り上がるでしょう。
■□■感想■□■
今回のテーマは「スポーツ・国際」でした。「スポーツかつ国際」ではなく「スポーツもしくは国際」でした。
感想としては、あまり良いテーマではなかったと感じました。「〜かつ〜」というテーマだと、「どんな本を選ぶのか」が難しくなりますが、
二つの条件を満たす本を探すことは勉強になると思います。
「〜もしくは〜」というテーマを選んだ時には、二つのテーマの両方に本がたくさん出品される必要があると思います。
一つのテーマに対してある程度の本が紹介されないと、そのテーマに関しての発見ができないからです。
今回は紹介者が少なかったことも影響していますが、「〜もしくは〜」というテーマをどうしても選ぶ時には、
両方とも同程度に紹介しやすいテーマを選んだり、1人2冊以上もってくるルールを定めるなどの工夫が必要であると感じました。
以上で第4回本の交換会報告を終わります。次回のテーマは「日本」です。