since 2009.06.19
[169] 題名:レスポンス読みました 名前:20期生 中村貴治 投稿日:2010年09月11日 (土) 01時22分
坂倉君のレスポンス、読ませてもらいました。全体が
“問題点の確認”→“何故その問題が起きたのか”→“改善策”と
非常に分かりやすい構造になっており、その点はとても良いと思います。
ですが一方で、少し気になったことがありますので、
簡単にですが書かせてもらいます。
1.姿勢について 〜もっと自由に工夫を〜
今回の坂倉君が考えた“何故その問題が起きたのか”は、「どうしても全ての紹介を覚えているのは難しく」
ということでした。そして“改善策”として「全ての本について網羅的に書く」のではなく、「良い紹介」とされた
「4、5冊の紹介について集中的に書」くことで、より「読み手に『この本を読んでみたい』と思ってもらえる」
ようにしたいということだったと思います。
何故、「全ての本について網羅的に書く」ことをした上で、「良い紹介」であった「4、5冊の紹介について集中的に書」く
のでは駄目なのでしょうか。
より「読み手に『この本を読んでみたい』と思ってもらえる」ようにするという観点なら、こちらの方が
より良いのではないかと思います。
本当に「どうしても全ての紹介を覚えているのは難しい」のでしょうか。もっと何か工夫する余地はないのでしょうか。
一般的に考えたら無理を言っているように聞こえるかもしれませんが、
学生ならばもっと自由に工夫して取り組むことが「でき」ますし、そう「すべき」ではないかと思います。
「すべき」「したい」「できる」を借りれば、「できる」以上に「すべき」を考えてみてもいいと思います。
そしてそこに「自分に何ができるか」。全力で当たった時、得られるものも見えてくるでしょう。
2.改善策の構造的な問題について
最後に、構造的な問題(疑問?)を一点。
今回の改善案を出した理由は「どうしても全ての紹介を覚えているのは難し」かったからということでした。
しかし一方で、坂倉君が出した@ABの「紹介の選び方」はやはり本の紹介後の事後的な判断だと思います。
仮に@ABの方法のいずれかで報告する本の紹介が決まったとしても、今回の改善案を出した理由を
思い返すと、結局報告することに決まった本の紹介の記憶も不確かなままになるのではないでしょうか?
決まった後に紹介者に再度確認するという手もあるかもしれませんが、手間がかかりますし、
紹介時のライブ感、その時の聞き手の反応など重要な要素が失われてしまう恐れがあると思います。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
恐らく「2.」の理由から改善策にはならないのではないかと思いますが、
より意識して欲しいのは最初の「1.」の方です。
何が「すべき」なのか。そしてそこに自分はどう関われるのか。
まず力をかけてみて下さい。更に自分ひとりで駄目だったら周りの人を動かしてみましょう。
そこで得られるものは確実にあります。
頑張れ!!坂倉君!