【広告】楽天市場から 春のお買い物マラソン4月24日開催予定

ゼミ活動報告 掲示板


モバイル専用URL

三戸ゼミホームページへ戻る

無料カウンター

since 2009.06.19


報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

名前
Eメール
題名
内容
URL
削除キー 項目の保存

[2] 題名:平成20年度 第三回スピーチ大会「この人を語る」 名前:今村達朗(20期生) 投稿日:2009年01月31日 (土) 04時11分

かた・る【語る】

(1)順序だてて話してきかせる。言葉で表し言う。
(2)特定の物語などを話す。また、節をつけて話す。
(3)ある事柄をよく説明する。おのずから示す。
(4)親しく付き合う。懇意にする。

―大辞林より


平成20年度第三回スピーチ大会「この人を語る」

○1、日時  平成21年1月20日 15時15分〜23時30分
○2、場所  経営学部C棟501ゼミ室
○3、出欠状況 (カッコ内欠席者)
[院生]日尻田さん
[五年生]大野、近本
[四年生]岩城、原、藤井 (門脇、小泉、酒巻、渡辺)
[三年生]今村、大平、片岡、中村、山ア(石井、木戸、後藤、守内)
[二年生]竹田(江島、小幡、勝又、更科、高松、長濱、水ノ上、宮原、横手)
出席率:11人/28人 = 39%

■スピーチ大会(15時15分〜22時00分)

○テーマ「この人を語る」

○参加者

竹田俊亮(21期生、2度目)
中村貴治(20期生、2度目)
今村達朗(20期生、4度目)

大平将之(20期生、4度目)
山ア志帆(20期生、4度目)
片岡憲洋(20期生、4度目)

岩城雅之(19期生、3度目)
原裕貴 (19期生、4度目)
藤井孝之(19期生、7度目)

近本啓明(18期生、2度目)
大野裕喜(18期生、6度目)

○大会ダイジェスト

1、竹田俊亮「藤井孝之を語る」
半年間共に学んできた、チェイサーの先輩を語る。後輩に対して、方法を「教える」ので
はなく「考えさせる」、先輩としての「教え方」に、藤井さんのすごさを感じた。またチェ
イサーのサブゼミでの、ゼミではない藤井さんの一面を語り、藤井さんがゼミを去る寂し
さと共に、これまでの感謝の意を伝えた。

2、中村貴治「藤井孝之を語る」
20周年記念合宿のエピソードから始まる。―記念合宿でのミニスピーチ大会で、我々のチ
ームは誰かが急遽スピーチをしなければならない状況になった。そこで、颯爽と立ち上が
る藤井さん、とても即興とは思えない素晴らしいスピーチを残した。―このエピソードか
ら、藤井さんがいかにすごく、そして自分に影響を与えたかを、物語調に、まさに「語り」
切った。

3、今村達朗「藤井孝之を語る」
チェイサーで共に学んだ藤井さんに、3つの背中を見た。頼りになる先輩としての背中、親
密な兄貴のような背中、そして共に学ぶ仲間としての背中。それぞれのエピソードから、
自分が藤井さんの「Chaser」であったことを振り返る。そしてこれまでの感謝と共に、昨
年度の「この人を語る」と同じ言葉で締める。
「藤井孝之さん、これからも学ばせてください。」


――「語る」とは何か――
「話す」、「説明する」ではなく、「語る」。「語る」には、感情がこもっているのではないか。
しかし、「楽しかった」、「寂しかった」、「すごいと思った」。感情を生の言葉で発しては、
感動は薄れる。エピソードから、その具体性、再現性によって、その場その場の想い・感
動が伝わるように、感情を込めて語る。これが「語る」ということではないだろうか。


4、大平将之「大野裕喜を語る」
出会いは二年生の夏休み、当時の菊地班のサブゼミで、人一倍力強く、勉強内容を分から
せようと解説していた。それからというもの、自分の前には常に本気の姿を見せてくれた。
相撲、歌留多、三戸ゼミコラム・・。さらには昨年の新年会で見せた見識への尊敬、チー
ム移籍による寂しさ・・。五分間では伝えきれない「エピソード」と、それぞれの「想い」
を語り、門出を祝う言葉で結ぶ。
「大野裕喜さん、ご卒業おめでとうございます」

5、山ア志帆「藤井孝之を語る」
先輩としてあるべき姿、理想の先輩と後輩の関係を、あなたから真似びました。
昨年度の追い出し合宿、準備をする際に言われたこと「まず、合宿に向けて必要なものは
何かな?」。後輩に教える際、常に「〜をしろ」ではなく、「どうしたらいい?」と、?で
問いかけ、考える機会をいただいた。インフォーマルでは互いに趣味のインターネットを
通して、欠席時のゼミの議事録を作るなど、頻繁にコミュニケーションをとってくれた。
公と私、両面での「先輩」の姿に、感謝し、真似びたいと語った。

6、片岡憲洋「大野裕喜を語る」
ゆっくりとファイリングされた原稿を開き、語り始める。20周年合宿での岩切さんを真似
んだ姿で、想いを伝える。ゼミ幹事を通して、20周年委員会を通して、大野さんの本気を
見てきた。大野さんの振る舞いから、三戸ゼミの型、文化、伝統を学んだ。
「一緒に勉強できて良かった。」
大野さんとの「縁」に、感謝の辞を述べた。


――誰を語り、誰に聴かせるか――
「人を語る」機会がどれだけあるか。結婚式、葬式くらいのものであろう。そしてどちら
も、本人に向けてというよりも、聴衆に向けて語ることになる。
「誰を」・・何を語りたいか、なぜ語りたいか
「誰に」・・何を伝え、残したいか
よって、良きスピーチをするには、「誰の何を語りたいか」よりも、「誰に何を伝えたいか」
を出発点に考えなければならないだろう。


7、岩城雅之「大野裕喜を語る」
後藤藩として、去年最も近くから大野さんを見てきた。前期常に下位に甘んじていた後藤
藩が、大野さんの移籍から夏合宿で優勝を果たした。そこには、相撲、ソフトボール、
歌留多、すべてにおいて「本気」の姿があった。そしてその本気は、20周年合宿の競馬新
聞に、見事に形として残されている。大野さん、片岡と三人で競馬場を訪れた思い出と共
に、大野さんの力、凄さを存分に語った。

8、原裕貴「藤井孝之を語る」
「藤井君へ――」
ゼミに入る前から、一年生のときから一緒にいた藤井さんに、手紙をしたためてきた。
サークルで、毎回のようにごはんを作り、振舞ってくれた藤井君。
二年生の討論会・懇親会のとき、漫才をやろう、と誘ってきた藤井君。
ゼミと離れがちのとき、ゼミに出るよう誘ってくれた藤井君。
「そしてもし、また僕がゼミでくすぶっていたら、またご飯を作りにきてください。」

9、藤井孝之「大野裕喜を語る」
二年生、三年生、そして四年生、常に大野さんと共に学んできたゼミ生活。大野さんを語
るのはこれで三回目になる。大野さんを語ることは、もはや自分自身を語るようなもので
ある。大野さんと真光さんとの関係を羨み、大野さんの謙虚な姿を真似びたいと語った。
結びに、感謝の言葉と共に大野さんの唄を詠む。
「誠実に真似び 歴史を体現す  三戸ゼミの鑑 大野裕喜」


――スピーチは、自分を映す鏡――
人が、特に心に残る話をするとき、そのスピーチには自身の日頃の人柄が表れるものであ
る。つまり、そのスピーチに対する周りの評価は、日頃から自分がどう思われているか、
としてみることもできる。自分が、このスピーチによってこのように見てもらいたい、
という思いは、日頃からこうなりたい、という思いと同じである。スピーチとは日頃の自
分を表すものであり、そしてこう見られたいと思いスピーチすることが、日頃の人柄を少
しずつ変えていくことになる。


近本啓明「大野裕喜を語る」
「大野を語る」。同期として、自分にしか語れない大野を語る。
二年生のとき、大野は特別目立つ存在ではなかった。ただ、ゼミに対する入れ込み、
やる気はほかと一線を画すものであった。
三年生のとき、大野はゼミ幹として大きく成長し、自分はゼミから離れていった。
そして五年生になり、久しぶりに会った大野は、逆境を乗り越え、威圧感とオーラをまと
い、OB・OGからも一目置かれる存在になっていた。
「現役生よ、大野に続け」
「大野、ごめん。そして有り難う。」

大野裕喜「藤井孝之を語る」
五年生の貫禄、落ち着いた語り口は、ほかを凌駕する。
昨年度、幹事を務め上げた藤井さんに刮目。「権限は委譲できるが、責任は委譲できない」
一年間責任を全うした藤井さんは、まさにこの言葉を体現していた。同じゼミ幹として、
先輩から後輩へ、「経験」を伝える中で互いに切磋琢磨し合えた。藤井さんがいてこそ、
今の大野さんがいる。しかし、今年度の藤井さんの先輩としてのあり方には、課題も示す。
藤井さんが新年会であげた漢字、昨年「場」から、今年「役」へ、三戸ゼミの先輩として
の姿、「役」に、期待を込める――。
「先輩」としての立場から、藤井さんへ想いを託す。


――「うまく話す」から、「人を動かす」スピーチへ――
藤井さんや大野さんのスピーチは、既に完成に近づきつつある。これだけうまく話しをす
ることができる人は、ほかにそういないであろう。これから目指すところは、「人を動かす」
スピーチができるか、にある。D.カーネギーやキング牧師、現在ではオバマ米大統領など、
彼らの演説は人の心に訴えかけ、人を動かす。これからは人の上に立ち、人を動かすスピ
ーチを目指す。
※先生から、オバマ米大統領の演説集を聴き、どの演説が一番良かったかをそれぞれ
出し合ってみてはどうかとご提案いただきました。



○表彰

第一位  大野裕喜  (45.76/50P)
第二位  藤井孝之  (44.69/50P)
第三位  近本啓明  (44.08/50P)

次点   片岡憲洋  (42.58/50P)

新人賞  中村貴治  (34.58/50P)

卒業生三人の入賞と、次点のゼミ幹。まさに日頃のゼミを象徴するようなスピーチ大会であった。



○「この人を語る」総括

(1)テーマ設定
@誰を選ぶか
・エピソード、ネタの質・量、鮮度
・相手との関係性(公式な)
・相手との親疎

Aタイトル(Key Concept)
・○○さんを送る(→思い出)
・○○さんとこれからも学びたい
・○○さんへの感謝
など

まずは誰を選ぶか。当然エピソードがなければ語れない。さらに相手との公式的な関係は、
第3者からの納得性に関わり、相手との親疎は語る相手との納得性に関わる。
次にコンセプトを決める。
相手への感謝か、学びたい思いか。あるいは、聴衆に向け、相手との関係性の自慢か、
人物の大きさを語るか。
基本となるのは、「誰に、何を伝えるか」である。

(2)話の柱
@エピソードの列挙・・これまでの過去・関係を確認
Aストーリーの中でエピソードを活かす

まずは今までのエピソードを列挙することで、人物の確認、関係性の確認をする。
そして話のストーリーを一本敷き、そのストーリーの中で、エピソードを効果的に活用する。
エピソードをばらばらに挙げても、人に伝わりにくい。

(3)頭と締め
@頭・・・つかみ。話に引き込む工夫。
A締め・・残心。心に残す。Key Conceptと結びつける。

頭にはつかみとなる工夫を。大平のお辞儀は、独特の空気感を作り、引き込む。
「心に残る」話をならば、残心は最も重要。自分が一番伝えたいこと、「Key Concept」を、
最も心に残る形で刻む。(ex、タモリの、「私もあなたの作品のひとつです」)

(4)原稿
@話すトレーニング、慣れ→話す(speak)から語る(talk)へ
A文章トレーニング→何度も書き直し、書き直し。他者の原稿を見る。

練習を繰り返し、話すことに慣れる。「話す」ができるようになったら、次は「語る」ように。
違いは、何を伝えるか。「話す」は、内容が伝わればよい。「語る」は、内容に付加価値を
与え、人を動かす。間、抑揚、表情、語調を意識する。先生は大野さんのスピーチに対し、
「落ち着き」から、「悠然」と話してみろ、とおっしゃっていた。「落ち着き」と、「堂々と」は違う。
また、「悠然」と「悠々」は違う。語り口は様々。
さらに、文章レベルでも推敲が必要。練習をしては何度も何度も書き直しをしてみる。
そして、スピーチのうまい人の原稿を参考にすること。

以上、先生から教えていただいた「この人を語る」の総括である。
これによって、「この人を語る」のひとつの型を示していただいた。



■刮目(22時00分〜23時30分)

○自己評価の仕方
スピーチの評価をするときに、はじめに発表者が自己評価したが、多くの人が自分のでき
なかった点、悪かった点を並べるばかりであった。自己評価をするには、前提として事前
に目標を設定していなければならない。目標に対してどれだけ達成できたか、何が達成で
きなかったかが自己評価である。今回、明確な目標設定を持ってスピーチに臨んだものが
何人いただろうか。(もちろん、目標に対して自己評価をしている人もいました。)目標も
持たずにただ悪い点を並べても、それは後悔、懺悔にしかならないし、次に繋がらない。

○今年度最低の出席率
出欠状況にあるとおり、今年度最低の出席率を記録した。本当に残念なかぎりである。
先生から、メンバーの動機付けについてお話をいただいた。動機付けには、@人間関係に
よるものと、A利害関係によるものがある。人間関係では感情によって動機付けとなり、
利害関係においては計算によって動機付けるが、計算による動機付けは自分たちの立場か
らは困難であるし、望ましいものではない。自分たちにできることは、ゼミ生同士で仲を
深め、ゼミに行かなきゃ、ゼミに行きたい、と思わせるような関係を作ることである。
もちろん、それだけの関係を作ることは、人を変えることであり、難しい。人一人を変え
ようとするなら、それこそ「本気」でなければ人は動かない。今いるメンバー、一人が一
人ずつ変えていけば、人数は倍になる。今、自分たちにできることをしていきたいと思う。



■感想、気づいたこと  〜異質な空間、スピーチ大会〜
スピーチの評価をしているとき、話術に関して受ける印象が、先生や日尻田さん、片岡た
ちと、自分が感じるものにずれがあることに気付いた。たとえば、先生方は大平の話術を
非常に高く評価しているが、正直僕にはやや大げさすぎるように感じる。また山アさんの
スピーチも、前回の舞台役者のような語り口より、今回のほうが自然で聞きやすく感じた。
このような感覚のずれは、空間的な距離感にあるのではないだろうか。僕はスピーチ大会
の司会として、毎回最前列に座っている。そして先生、日尻田さん、片岡は、ゼミ生たち
の背中を見ながら、最後列からスピーチを見ている。このような距離の違いから、先生方
の視点からは、話者と聞き手が空間的に切り離され、一段上がった舞台の上から、客席に
対してスピーチを行っている、感覚なのではないか。そして最前列の自分は、机ひとつを
挟んだ同じ平面上のため、舞台演説のような語り口に、違和感があるのだと思う。
考えてみればスピーチ大会の場は異質な空間である。狭いゼミ室の中で、特に舞台が設け
られているわけではない。しかし、刮目のときのような、完全に話者と聞き手が場を共有
しているものとも違う。このような空間的な「場」の状況設定も、今後検討する余地があ
るのではないか。たとえば、何か踏み台をひとつ置くだけで、まったく印象が変わるかも
しれない。
しかしこのような異質な空間の中で、藤井さん、大野さんのスピーチはまさにスピーチ大
会の場にふさわしい語り口であったと思う。これぞ「経験の差」を見せ付ける、先輩のス
ピーチであった。




Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場から 春のお買い物マラソン4月24日開催予定
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板