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[202] 題名:2010年度夏合宿勉強全体報告ver2 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月31日 (日) 04時47分
夏合宿勉強についての結果の報告を行う。また、各班の獲得ポイントを一覧表にまとめ、そのデータから分析を行いたい。
1.結果
獲得ポイントに対する一覧表を作成した。
チーム Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
担当章 第2章 第3章 第5章 第8章
担当内容 功利主義 リバタリアニズム カント アリストテレス
担当時間 6時間 5時間半 3時間 2時間半
@レジュメポイント
10.5P 7P 9.5P 2P
(先生)最大10P (7P) (5P) (7P) (1P)
(大野さん)最大5P (3.5P) (2P) (3.5P) (1P)
A「役割」ポイント
10P 17P 15P 6.5P
(司会)最大10P (6P) (7P) (7.5P) (4P)
(書記)最大10P (4P) (10P) (7.5P) (2.5P)
B発言ポイント
35P 25P 24P 28P
(先生担当) (9P) (6P) (6P) (5P)
(Seinoism担当) - (9P) (6P) (10P)
(肉食主義) (10P) - (3P) (10P)
(けいさん!!担当) (5P) (5P) - (3P)
(コバスト担当) (11P) (5P) (9P) -
C良い発言ポイント
3〜5Pで評価 6P - 8P 3P
(竹田:3P、3P) (勝又:3P、近藤3P (中村:3P)
、小泉:2P)
D課題の整理ポイント
※臨時で追加 4P 10P 12.5P 11P
(先生) (2P) (6P) (8P) (8P)
(大野さん) (2P) (4P) (4.5P) (3P)
総合ポイント 65.5P 59P 69P 50.5P
順位 2位 3位 1位 4位
※ポイントの説明
@レジュメポイント(〜15P)
・先生、大野さんに評価をして頂いた。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
A役割ポイント(〜20P)※司会~10P、書記〜10P
・評価者が評価した。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
B発言ポイント(1発言=1P)※2年生は2P
・記録係が集計した。
・とにかく何でも良いから発言してもらうために採用した。
C良い発言(3P〜5P)
・2人の評価者がそれぞれの担当時間から二人を選出し評価した。
・建設的な意見が言えるようになるために採用した。
D課題の整理ポイント(臨時で追加)
・先生、大野さんに評価して頂いた。
・まとめの時間にホワイトボード上で行った課題の整理に対するポイント
2.分析
上の一覧表のデータをもとに分析を行う。
@けいさん!!が1位だった要因は何か
1位のけいさん!!は、担当時間のポイントであるレジュメポイント、「役割」ポイントの合計は
最大の24.5P、良い発言も最大の8P、まとめの時間の課題の整理においても最大の12.5Pを獲得して、他の班を上回った。
けいさん!!には2年生がおらず、発言ポイントでは不利であったが「実力」で十分にカバーし、
それが最終的な結果にも結び付いている。
1発言=2Pの2年生がいないため、発言ポイントは他と差はない。むしろ発言「数」が多かったことを示している。
僅差で2位のSeinosimは発言ポイント(とにかく発言すれば1P、2年生は2P)のポイントが35Pと高い。
それが他の班との総合ポイントの差につながったと考えられる。実際に夏合宿の勉強を思い返しても1番積極性が表れていたのがSeinoismであった。特に2年生衛藤の積極的発言が目立ち、1発言2Pだったため大きな点数が入った。
またレジュメポイントもSeinoismが最大である。これは勉強に対しての準備が1番出来ていたからからだと考えることができる。
1位のけいさん!!は実力と積極的発言、2位のSeinoismは準備と積極的発言によって総合的に高いポイントになったと言える。
A議論ができていない
良い発言を(3〜5P、2人選出)で設定し、担当班の勉強の時間で区切って評価した。
最高で、2人(評価人数)×2人(選出人数)×5P×4Round=80Pが入る予定であったが、
結果は、合計17Pしか入らなかった。17P/80Pはあまりにも低い結果である。
良い発言の基準としては
@.問題の本質をついた発言
A.これまでの議論を適切にまとめ、議論を新たに進展・展開させた発言
B.議論が停滞していた中で、議論を新たに進展・展開させた発言
と設定した。
夏合宿勉強の目標であった「議論をする」が十分に達成できなかったのも
このような良い発言が圧倒的に少なかったからであると考えられる。
各人が良い発言を心がけ、出来るようになることが、「議論ができる」ようになるには
決定的に重要である。
また評価が上手くできなかったということも原因として挙げられるように思う。
実際に良い発言をしていたとしても、評価者が気づかなければ取り上げられることはない。
B発言ポイントが十分な「誘因」となっていない
発言ポイントの伸び率についてどの班にも際立った傾向が見当たらない。発言ポイントは発言するだけ点が入る、
点数の低い班が逆転可能なポイントである。
それが十分な「誘因」となっているなら、後半にかけて発言数が増えたりしても良いはずである。
これは、発言ポイントが十分な「誘因」となっていないことの表れである。
☆感想
各ポイントを表にまとめ分析を試みましたが、おもしろい分析・有効な分析ができなかったように思います。
データの観察から何か法則性を導き出すことの難しさを感じました。
分かったことは、システム面で反省したことが実際にデータにも表れているということです。
議論が出来なかったことは、良い発言ポイントの少なさに表れ、発言ポイントが「誘因」となっていないことは「発言ポイント」の伸び率に表れています。時間管理が出来なかったことも担当時間の差に表れています。
システム面の反省の報告で行った反省が妥当であることをデータで示すことにより確認出来たように思います。
他の人に自分の反省(分析)について納得してもらうには、数字データなどを使って証明することが重要であるということでしょうか。
まだ自分が感じたことを上手く説明できないのでこれから深めていきたいです。