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[22] 題名:5月26日 2009年度第4回本の交換会 テーマ「戦争・平和」〜戦争の重み、平和の有難さ〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年06月10日 (水) 22時59分

みなさんこんにちは。ゼミは草食系の勉強が佳境に入り、日々充実した活動が行われています。本の交換会幹事の私としてはこちらの方もより充実させていきたいと感じている次第です。それでは早速報告に移ります。5月26日、第4回本の交換会。テーマは「戦争・平和」です。

■■紹介本リスト■■
 出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者

三戸先生

 加藤廣『信長の棺』文春文庫 A+ 山ア
 −時は戦国時代。天下統一、つまり「平和の実現」をコンセプトに戦争を行ったという意味で、このテーマにおいて「信長は外せない!!」


 酒見賢一『墨攻』新潮文庫 A− 大平
 −墨子が築いた、平等と絶対平和を目的とした戦闘集団である墨家を描いた作品。読みやすく、面白い。


 日本戦没学生記念会『きけ わだつみのこえ』岩波文庫 A+ 勝又
 −「戦争と平和にふさわしい。」戦地に赴き、散っていった学生たちの声をきけ。


 新渡戸稲造『武士道』三笠書房 A− 小泉
 −奈良本辰也による翻訳、解説本。戦争屋である武士が、平和の訪れにより、どのような生き方を選んだのか。「これくらい知っとけ!!」


 吉村昭『高熱隧道』新潮文庫 A 竹田
 −歴史を鑑みれば、戦争は経済的、あるいは工業的発展をもたらしてきたといえる。三戸ゼミ生必読の吉村昭作品。


 吉村昭『零式戦闘機』新潮文庫 A 竹田
−当時、世界最高速戦闘機のゼロ戦を牛車で運んでいたのはなぜ?日本の戦時中のインフラの弱さをうかがい知ることができる。『高熱隧道』とセットで!


セシル・スコット・フォレスター『駆逐艦キーリング』ハヤカワ文庫 A 片岡
−戦争の多面性を考えさせられる。直接的な戦闘とは一線を画した内容だが、「とにかくおもしろい!!」


日尻田さん

大岡昇平『野火』新潮文庫 A 大野
−戦争文学の名著。戦争の中で平和を願う人々の姿がそこにはある。
 
 
[A]
山ア  
松井恵津子ほか『戦後50年 今残しておきたい女の気持ち』砂書房 竹田
 −戦時中、日本に残された女性。戦争の被害を肌で感じた女性たちの気持ちが入った本。



小泉
北影雄幸『これだけは読んでおきたい戦争の本』光人社NF文庫 山ア
−ななななんと夏休み読書課題本を出品!!!出品後、課題本と知った小泉さんの表情からは、えもいわれぬカオスティックな感情が溢れ出しているのをうかがい知ることができました!!!


大平
 井伏鱒二『黒い雨』新潮文庫 長濱
 −唯一の被爆国、日本。日本人である我々が、日本語で爆心地の事実を読み解けるということ。それはまさに貴重なこと。今一度、平和を考えるために読んでほしい一冊。


守内
 吉村昭『脱出』新潮文庫 片岡
 −死にさらされることで残忍なことを平気で行ってしまう生身の人間。その怖さと悲しさを感じてほしい。またもや吉村昭!!


中村
 神坂次郎『今日われ生きてあり』新潮文庫 山ア
 −「読んで本当に鳥肌が立ったのは初めてのことだった。」特攻に向かった人々の手記も添えられている。


大野
入江隆則『敗者の戦後』ちくま学芸文庫 小泉
−「4月の段階でこれに決めていた。」戦後論。つまり我々の生き方について考えさせられる一冊。


[A−]
竹田
ティム・オブライエン著、村上春樹訳『本当の戦争の話をしよう』文春文庫 今村
−誰もが心に持つようなものを、戦争を通して考えさせられる短編集。


片岡
広河隆一責任編集『DAYS JAPAN』DAYS JAPAN 安齊
−写真雑誌が交換会初登場!!戦争の現状がリアルに伝わる。


安齊
むのたけじ『戦争絶滅へ、人間復活へ』岩波新書
−93歳のジャーナリスト、むのたけじが語る戦争と平和、今後の世界のあり方とは。



[B+]
勝又
白杵陽『イスラエル』岩波新書
−中東戦争に始まり、近年のガザ地区への空爆など、現在も争いの絶えないイスラエルの本質に迫る。


長濱
萩原遼『朝鮮戦争』文春文庫 渡辺
−北朝鮮問題を解決するにはまずその国を知るべし。


[B]
今村
山田克哉『日本は原子爆弾をつくれるのか』PHP新書 
−原爆についてさまざまな視点で考えさせられる一冊。


渡辺
田中伸尚『日の丸・君が代の戦後史』岩波新書 三戸先生
−スポーツの祭典の場などで歌う君が代や、掲揚される日の丸。戦後これらが問題とされてきた背景と問題の本質に迫る一冊。


■■本日の三冊■■
安齊→竹田『本当の戦争の話をしよう』、大平『黒い雨』守内『脱出』
 選出理由:物語であり、読みたいと感じたものを選出


今村→大平『黒い雨』、片岡『DAYS JAPAN』、中村『今日われ生きてあり』
 選出理由:大平、中村は紹介の仕方を評価して選出。片岡は月刊誌という新しいジャンルを持ち込んだことを評価。


守内→山ア『戦後50年 今残しておきたい女の気持ち』、今村『日本は原子爆弾をつくれるのか』、小泉『これだけは読んでおきたい戦争の本』
 選出理由:自分が考え付かなかったテーマを持ち込んだものを評価。山崎は『女性』、今村は『核』、小泉は『紹介本』


中村→大野『敗者の戦後』、小泉『これだけは読んでおきたい戦争の本』、今村『日本に原子爆弾はつくれるのか』
 選出理由:プレゼンがよかったと感じたものから選出。


■■感想■■
今回は『戦争・平和』という大変重く、難しいテーマであった。毎回各々が自分の価値観からテーマに沿った本を持ち寄る交換会。今回は『家族に贈る』のときとは異なるが、やはり難しさというものがあったのではないかと私は感じた。それはどのような意味での難しさなのだろうか。これを考えるとき、私には『戦争・平和』というものに対する意識が、現在日本で暮らしている中で希薄なものになっているのではないか、ということがまず浮かんだ。我々の目に届くのは、海の向こうで行われている戦争がTV画面によって切り取られた形であったり、何らかのフレーム内に限定的に映しだされた形をとったものであるように感じる。メディアに切り取られた映像や写真を見て、私たちは本当に戦争を実感できるのだろうか。戦争はテレビの中のことで、自分には関係のないことだという意識がどこかに生まれてしまっているのではないだろうか。私は今回の交換会で本を選ぶという行為を通して、このような意識を持っている自分に気づいた。そしてこのことの危険性を強く実感させられたのが、交換会後の先生のお話だった。

 「日本は今、戦後で最も戦争に近づいている。」最初の一言で、私は衝撃を受けた。

○将来への不安。現状への不満。
○メディアにより世間が動く。クレーマーの存在
○二大政党制。スキャンダルを持ち出し相手を引きずり下ろすことに躍起になる政治家。
○領土問題。米国の日本撤退が進み、また自衛隊の海外派遣が増加。田母神論文。

このような現状をみると、非常に戦前の状況に近いものがあると感じられる。つまり戦争反対の論理が弱くなっている。また戦争に関する本も増えている。

このような現状に気付かず、何の危機意識ももたずに暮らしていた私には、大変衝撃的なお話だった。今一度、戦争の怖さと平和の有難さを考えるいい機会となった今回の交換会。三戸ゼミならではの有難い場がそこにはあった。以上で第4回本の交換会の報告を終わります。




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