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[230] 題名:後期第5回本の交換会報告テーマ「学校」〜皆の思い描く「学校」という場〜 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2011年01月30日 (日) 04時13分
12/14日(火)に行われた後期第5回の本の交換会報告をします。
テーマは「学校」です。
●○●紹介本リスト●○●
■先生、OB
出品者
著者名『本のタイトル』出版社 評価 購入者
‐紹介コメント
三戸先生
河合隼雄,梅原猛『小学生に授業』小学館文庫 A 勝又
‐「大学生」に向けた最終講義を扱った本があるが、この「小学生」に向けた授業の方が
はるかに良い。「分かりやすさ」とは何かが分かる本。
甲野善紀『古武術からの発想』PHP文庫 A 竹田
‐現代のスポーツは近代の体育学からきているが、この甲野の体術はそこから明らかに離
れている。「術」とは普通の人間ができないことを可能にするものである。
斎藤孝『理想の国語の教科書』単行本 B
清水義範『国語入試問題必勝法』講談社文庫 A 小泉(セット)
‐上は三戸ゼミでも度々紹介される齊藤孝が良いと思う文章を選んで作った国語教科書。
下はパスティーシュという技法を使って、国語教育をネタにした本。とにかく面白い。
清水義範『どうころんでも社会科』A− 講談社文庫 竹田
‐池上彰よりも前に、「分かりやすい」と言われていた清水義範。「現代社会を分かりやすく」
が池上で、「教科書を分かりやすく」が清水である。
清水義範『目からウロコの教育を考えるヒント』講談社文庫 大野さん
‐本日は清水義範を三冊ご紹介!その清水義範の考える「教育」とは、が書かれたエッセイ集。
大野さん
北壮夫『どくとるマンボウ青春期』中公文庫 A 安齋さん
‐三戸ゼミでこの本抜きには「学校」を考えられない。先生、仲間の関係に暖かみがある。
ちなみに大野さんは3冊所有しているとのこと。
■現役生
[評価]
出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者
‐紹介コメント
[A−]
安齋 内田樹『下流志向−学ばない子供たち 働かない若者たち』講談社文庫 大野さん
‐「市場原理」が現代社会、学校にもたらしている問題がよく分かる本。著者は安齋さん一推しの内田樹。
竹田 小倉昌男『経営はロマンだ!』日経ビジネス人文庫
‐小倉昌男は能力が高くて、心も豊かで、倫理性も高い、日本で有数の経営者である。
学校の「教科書」として読んでほしい!
[B+]
坂倉 岡本薫『日本を滅ぼす教育論議』講談社現代新書 安齋さん
‐今までの教育の議論が実行性を持たないのはマネジメントの観点からの議論がされていないからである。
経営学部のゼミ生に薦める一冊。
[B]
勝又 義家弘助『不良少年の夢―ヤンキー先生の熱き挑戦―』坂倉
‐ドラマ「ヤンキー先生母校に帰る」の元になった本。不良の生徒と戦う元不良の教師の
奮闘を描いた一冊。
近藤 川島誠『800』角川文庫
‐高校時代陸上部であった近藤が薦める「陸上小説」。部活をやっていた頃の熱い思いを思い出しませんか!
[C]
小泉 谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』角川書店 竹田
‐現代の草食系男子やオタクが送れなかった理想の恋愛が描かれていると紹介。
ゼミ生の苦笑を誘ったが、実はアマゾンレビュー200件以上を超える人気作!
▲▽▲本日の人気本▲▽▲
本日、一番手が挙がった本は…
三戸先生ご紹介 河合隼雄,梅原猛『小学生に授業』小学館文庫 A
でした。
なんと、6人が手を挙げました!
6人/7人は今年の最高確率でしょう。
そのジャンケンの激戦を勝ち抜いたのは勝又さんでした。
------報告の遅れについて--------
12月に行った本の交換会の報告をこの1月末に挙げました。その遅れによって報告の質も以前より下がっています。
全て私の怠慢によって起こったものです。
三戸ゼミの先輩達が築き上げてきたゼミ活動掲示板の歴史の存続を
危ぶませるような事態になっていることを重く受け止めなければいけないと思っています。
何度も同じ失敗をして恥ずかしいことこの上ないですが、
掲示板を読んでくださっている方々にゼミのホットな情報をお届けできるように
報告を挙げるスピードに気をつけていきます。