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[232] 題名:後期第6回本の交換会報告テーマ「仕事・働く」〜三戸ゼミ生にとっての「就職」〜 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2011年02月01日 (火) 15時50分
12/21日(火)に行われた後期第6回の本の交換会報告をします。
テーマは「仕事、働く」です。
(私の報告の遅れのため、第7回報告と前後しております。)
●○●紹介本リスト●○●
■先生、OB
出品者
著者名『本のタイトル』出版社 評価 購入者
―紹介コメント
三戸先生
ロナルド・ドーア『働くということ‐グローバル化と労働の新しい意味‐』中公新書 A− 大野さん
‐本当に「市場原理」で良いのか?これほど日本企業のことを良く理解しているドーアが
「働くこと」について書いているのだから読まないわけにはいかない!
安田雪『大学生の就職活動』中公新書 B+ 小泉
−就活のためのハウツー本などではなく「就活」に対する分析がしっかりとされている。
「就活とは何か」が一番良く分かる解説書。
津田眞澂『企業は人を捨て国を棄てる』単行本 B+ 竹田
‐経営学部にいて、津田の本を読んだことのない奴の知的レベルは信用できない!それほどの著者。
B-ing編集部『プロ論』単行本 B+ 坂倉
‐「いろんなジャンルから有名人をよくこんなに集めたなぁ。」
これからの日本で仕事をする上で、「プロフェッショナル」という観点が重要になるだろう。
大野さん
山本七平『帝王学−「貞観政要」の読み方』文春文庫 勝又
‐「創業」か「守成」のどちらが困難であるか。「組織」とは何か、ということを考えさせてくれる一冊。
■現役生
[評価]
出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者
―紹介コメント
[A−]
小泉 ロナルド・ドーア『働くということ‐グローバル化と労働の新しい意味』中公新書 坂倉
‐今年「正義」の勉強をしてから読み返すと、全く別の本のように感じられた!
読んだことがある人ももう一度読んでほしい!
守内 ロナルド・ドーア『働くということ‐グローバル化と労働の新しい意味』中公新書 安齋
‐本日、三戸先生を含めて3人目のご紹介!グローバル化により日本の企業変化が生じている。
もう一度「働く」意味を考えなければならない。
[B+]
竹田 森清『会社で働くということ』岩波ジュニア新書 松井
‐ドーアよりも簡単で分かりやすい!「働く」ということを考えるための入門書。
清野 吉岡秀子『セブン‐イレブンおでん部会‐ヒット商品開発の裏側−』大野さん
‐おでん、おにぎり、メロンパン。コンビニが開発したヒット商品達。
それらがどのような過程を経て作られているのかは興味深く、面白い!
近藤 小笹芳央『会社の品格』幻冬舎新書 小林
‐将来、会社で働く上で「正義」を大切にしていくなら、会社の「品格」を考えなければいけない。
社員の視点から、企業体質を見抜き、会社を評価するための一冊。
[B]
近藤 デイビット・シールズ『イチローUSA語録』集英社新書 竹田
‐あれだけストイックに野球に対して望み、結果を出すイチロー。将来の自分が仕事をしていく上で、
イチローの言葉を聞いて損はない。
安齋 高橋俊介『キャリアショック』ソフトバンク文庫 衛藤
−仕事での「自己実現」が叫ばれる現代だが、そもそもいつ会社がつぶれるかも分からないこの時代に
「キャリア」を作ることは難しい。本当の意味でキャリアを考えるための一冊。
坂倉 稲盛和夫『成功への情熱』PHP文庫 近藤
‐JALの再建のために無給で「働く」といった人物の、仕事をする上での哲学とは
一体どういうものか知りたくないですか!
中村 畑村洋太郎『失敗を生かす仕事術』講談社現代新書 坂倉
‐三戸ゼミには、失敗してもそれを生かして成長する場がたくさんある。この本を読んで、
失敗を恐れず挑戦し、学んで欲しい!
衛藤 西村英俊『会社は毎日つぶれている』日経プレミアシリーズ 小泉
‐双日初代社長である著者。タイトルにハッとさせられた。自分が本当に社長になったような気持ちで読める一冊。
長濱 染谷和巳『上司が「鬼」とならねば部下は動かず』プレジデント社 竹田
‐新入社員が上司の考えを理解する時にも、また自分が将来上司になった時にも読みたい一冊。
勝又 前川孝雄『頭痛のタネは新入社員』新潮新書 安齋
‐就活戦線を勝ち抜いた新入社員に上司が頭を悩ます。就活に対する学生の態度を考えさせられる一冊。
[B−]
小林 山本ケイイチ『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』幻冬舎新書 竹田
‐タイトルに引きつけられませんか?このタイトルを見ると、自分も筋トレをしなきゃいかんのか、
と気になります。
松井 柴田昌治『なぜ会社は変われないのか』日経ビジネス 小泉
‐「変革」を目標に掲げても、なかなか変われない企業。そんな日本企業の変革の実現を
ドラマ仕立てにしてあり、面白く読める一冊。
▲▽▲本日の人気本▲▽▲
本日、人気本ランキングは…
1位 大野さんご紹介 山本七平『帝王学−「貞観政要」の読み方』文春文庫 7人
2位 三戸先生ご紹介 津田眞澂『企業は人を捨て国を棄てる』単行本 6人
3位 三戸先生ご紹介 安田雪『大学生の就職活動』中公新書 3人
小泉さんご紹介 ロナルド・ドーア『働くということ‐グローバル化と労働の新しい意味』中公新書 3人
小林くんご紹介 山本ケイイチ『仕事ができる人はなぜ筋トレをするのか』幻冬舎新書 3人
という結果になりました!現役生の苦難が続いています。
小泉さん紹介のドーアは三冊紹介された中での見事なランクイン!
小林君の紹介本はよく本屋に平積みにされていますね!
■□■感想■□■
テーマが「働く・仕事」となると、やはり自分がこれから「就職」する上で、という観点で本が選ばれます。
でも、三戸ゼミに入っていなかったら「就職」についての本を読むといっても、いわゆる「就活」で企業にとってもらうための
ハウツー本のようなものしか読まなかったことも、十分あり得ただろうと思います。
少し考えてみたら、あらゆること、少なくとも企業に関することなら、自分の「就職」に大いに関わってくることぐらい分かるのに…。
改めて、三戸ゼミ生の「就職」について考えさせられるテーマでした。