since 2009.06.19
[28] 題名:第10回ゼミ報告(2009/6/23) 名前:宮原 毅 (21期生) 投稿日:2009年06月30日 (火) 09時55分
前期のゼミも残すところ後2回となりました。夏合宿、そして討論会に向けて
より一層議論が深まるころかと思います。最近は連日の雨で気分も落ちるかと思いますが、
ゼミの場では張り切って話し合っていきましょう。
それでは2009年度10回目のゼミ報告を行いたいと思います。
T.基本情報
U.討論会について
V.勉強
W.本の交換会
X.刮目
T,基本情報
日時:平成21年6月23日
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略) *()内は欠席者
院生:日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、片岡、近藤(仮) (山崎、高松、安齊)
さわやか興業:小泉、坂倉(仮) (原、小泉、石井、今村、勝又)
毅無双:宮原、大野、中村、飯降(仮) (岩城、江島、木戸、玉乃井(仮))
M屋:長M、大平、渡辺、井上(仮) 清野(仮) (守内、後藤)
出席率50%(14/28人)
今回から2年生が各班に仮配属という形で参加することになりました
U,討論会について
今回のゼミで討論会までの予定がある程度決定しましたので下記に記載します
・前期(6〜7月)日本的経営の内容把握
・夏休み(8〜9月)概要の完成
・後期T(10月〜11月中旬)論文の詰め
後期U(11月中旬)質問書、回答書の制作
となりました。
V,勉強
今回のゼミでは、大きく分けて2つの事を検討した。
@『資本』の論理において支配者、非支配者が誰か、そして両者間の関係は労務上の契約関係という指摘がタケダプロダクションのレジュメにあり、その検討
A三戸公「現代の学としての経営学」(文眞堂選書、以下「現代の学」と略記)の8章の1文
「わたくしは、現代日本そしてまた先進資本主義国といわれる国々は、
いずれも財産中心社会=個人所有にもとづく支配の社会=資本主義社会の内部に
組織中心社会=機関所有にもとづく経営者支配の社会=管理社会が生れ、
後者が次第に増大して、前者のウェイトが減少しつつある社会であり、〜」(P187 L2~)
上記の部分の解釈が異なっているのではないのかとの指摘があり、その部分の検討
また今回からは各班に司会者と書記を立て、議論ごとに司会者を班ごとに交代し、その司会者が話を進めていき、議論が行き詰ったところで書記が議論の再確認を行うといった形がとられることとなった。
はじめに@の議論について司会の小泉さんを中心に各班の意見をまとめたところ、
支配者は株主、被支配者は従業員にあたるということになった。また両者間の関係は様々な意見が出たが、そもそもこの問題が原典にあるものではなく、タケプロ独自の考えにもとづいていたため、支配者が誰であるかということを明らかにしたことで終った。
次にAの議論を渡辺さんの司会を中心に各班の意見を確認していった。議論を進めるうちに、支配という言葉にあたって、その正当性がどこにあるのかということが論点になっていきそれをもとに各意見を主張しあうことがあった。結果各班とも意見がまとまり、次回からは再度8章の確認に移ることとなった。
※先生からのアドバイス
議論の際三戸先生からご指摘があり、論文を読む際、論文というものはその時代(論文が書かれた時代)を背景にその問題を解くために作られる物だ。だからこそ、論文を理解するにはその時代、背景を考えながら検討していかなければならないアドバイスがありました。
W,本の交換会
今回の本の交換会は2年生にとって初めての本の交換会でした、2年生一同緊張した面持ちでしたが、自分の持ってきた本を頑張って紹介していました。
第6回本の交換会〜日本〜 名前:竹田俊亮(21期生)
X、刮目
初めての本の交換会を通しての感想を2年生が中心と刮目を行いました。
色々な本を知ることの楽しさを改めて感じることができた。
本を紹介することの難しいと思う、けれども楽しいとも思える。
これからもっとうまく紹介したい、そのためにもこれから頑張っていきたい。
などの様々な刮目が上がった
どれも建設的な刮目が多く2年生の意欲を感じ取ることができた。
自分達3年生も去年は今の2年生の様に三戸ゼミに入って初めて体験する様々な事に驚き、そして感動していたと思う。これから2年生がどう成長していくのか、先輩として応援するとともに見守っていきたいと改めて感じることができました。
______________________________
※今回ゼミ開始前に三戸先生から3分間スピーチを色々な話すタイミングの訓練や意見を言う特訓のためにやってみようとの意見があり、
括目の代わりに行う予定でしたが、議論が長引いたため通常の括目を行い3分間スピーチは次回に持ち越しとなりました。
先生のお話
ゼミの時間は長い、だからこそ楽しくするほうが良い。
わかりたい。わかった。できた!
そう思える事ができたら楽しくなる。
そのためには問題が必要。
問いは人それぞれ違う。
だからこそわかった、できたときに楽しくなる!
わかるとはすなわち『これが答えだ!』と分けることができるということ。
わかれば長い時間も苦痛ではないよ。
そのためにも今回は『現代の学』を何度も何度も読みなさい。
汚くなるまで読んだら、きっとわかって楽しくなるだろう。
以上で報告を終わります