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[299] 題名:2011年度第12回ゼミ活動報告〜最後の5人目!!〜 名前:衛藤雄介(23期) 投稿日:2011年07月06日 (水) 22時03分
衛藤です。報告が遅れて申し訳ありません。
2011年度第12回ゼミ報告を行います。
まず、今回はゼミの前に第4次面接が行われ、
新たに2年生が増えました!これで5人目ですね。
新しい仲間は菊池俊平君です!これからもよろしく!
今回は本来ならば2年生の新歓を行う予定でしたが、
初めて参加の菊池君含め2年生が家庭の都合、夏風邪等で計3人欠席してしまい、
歓迎されるはずの2年生の過半数が来られなくなったことから
急遽内容を変更し、DVD学習に切り替えました。
よって2年生の新歓は再来週になります。予定を空けておいてね!
≪目次≫
T.基本情報
U.DVDでの勉強
V.刮目
W.感想
X.今日イチ
削除キー【0705】T.基本情報
【日時】7月5日(火)16時30分〜23時00分
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※カッコ内は欠席者、敬称略
<20期生>中村
<21期生>(勝又)
<22期生>近藤、坂倉、清野(小林)
<23期生>市川、衛藤、松井
<24期生>高橋、新山、(石嶺)(菊池)(坂井)
出席率:64%(9/14)U.DVDでの勉強
「お願いランキング〜美食アカデミー居酒屋“土間土間”編〜」と
「ガイアの夜明け〜若者よ、海を渡れ!〜」の2本を観ました。
視聴後にそれぞれ気付いた点を発表したのですが、
「お願いランキング」では内容よりもむしろ土間土間の事業部長らの態度に関するコメントが多かったです。
(例)
・部長の意識がない
・商品の意図がわからない
・評価された後の態度が悪い
など
今期のゼミでも教わった、“反省の仕方”や“コンセプトの大事さ”という観点でみると、
非常に良い勉強になったと思います。
[先生のコメント]
この居酒屋は何のための店なのか?を考えることが大切。
食事か?酒か?コンパか?
その点がハッキリして初めて「評価基準」が定まる。
基準の要素は味・価格・見た目・ネーミングなど様々だが、
自分たちが求める評価基準を考えることがこのような評価を聞く上では重要となる。
「ガイアの夜明け」はユニクロの上海進出と、NECのインドへの新人研修についての内容でした。
前半のお願いランキングに比べると難易度が上がり、コメントもいまいちまとまらなかったのですが、
先生のコメントでようやく整理できました。
勉強の中で非常に難しい“問い”もあり、とても考えさせられる内容だったと思います。
(その中の1つの問いについては掲示板において白熱教室を開く予定です、もうしばらくお待ちください)
[先生のコメント]
・海外へ渡った日本人が現地語を話さなかった件について、
中国語ならともかく、インドの現地語などについては、
一生働くわけでないのなら、日常で使わない現地語を学ばせる方がコストがかかる。
・このDVDで大事なことの一つに
“NECは、インドへ何を学ばせに行ったのか?”
という答えが出て初めて学ぶことができる。
(自分はこの問いについて答えられませんでした、悔しいです…。)
【次回までの課題】
@ゼミ中に全員で試食した「塩飴」2種類について、
(1)自分の評価について「なぜその評価にしたのか」をコメント(全員必修)
(2)今回の企画全体についてコメント(任意)
⇒勉強掲示板へ
A今回の勉強で議論しきれなかった、ユニクロの海外進出に関する
(@)現地人はユニクロの店長に“なる”という主張
(A)現地人はユニクロの店長に“なるべき”と“なるべきでない”というそれぞれの主張
について、
・自分の意見を「そう思う」論拠
・他人の意見から1つ選び、「そう思わない」論拠
をそれぞれ書き込む
⇒勉強掲示板へV.刮目
この3週間で新ゼミ生の面接に3度同席した際、
昨年の自分を思い出しながら聞いていました。
・なぜ自分がゼミ選抜に落ちたのか?という分析が必要なのかということ
・なぜ大学の成績が悪いと社会では不利な人材として扱われるのかということ
・面接の場での返答を“本物”にしていくこと
これらの話に刺激を受けて、ゼミに入ったのだなぁと改めて感じ、
去年の自分と今の自分を比べるとても良い機会になったと思います。W.感想
ゼミの話からは少し外れますが、非常に印象的だったことを書きます。
今回はゼミの終了後、2年生と一緒に居酒屋に行きました。
お互いの話や、その日のゼミで学んだことの続きなど、
くだけた雰囲気で非常に多くのことを話すことができたと思います。
改めて、こういったゼミの場以外でのコミュニケーションの重要性を感じました。
その日一緒に行けなかった2年生もいるので、また別の機会にでもこういった
場を設けたいです。X.今日イチ
削除キーは【0705】です。
【衛藤雄介(23期)】
2つのDVDを観て、お願いランキングの方は気付いた点がたくさん出てきたのですが、
ガイアの夜明けの方はほとんどコメントが出てこず、苦労しました。
この二つの違いを自分なりに考えてみると、
そこには背景知識の差はもちろんありますが、
日常的な問いのたて方がまだまだ甘いということが原因にあるのではないかと思いました。
1つの分野だけでなく、様々な分野で問いが立てられるような物の見方としていきたいです。
【中村 貴治(20期)】
〔視点をつくる、勉強の意義とは〕
「ああ…!」机からこぼれおちる飴玉。今回食べ比べのために回された、塩味の飴である。
裸の状態で床に投げ出され無残な状態になった飴玉を見て、先生が言う。
「“三秒ルール”という言葉ができている。これを表わすと、
『“きたない”が“○○”から“××”へ』。さて、○○と××には何が入る?」
(答え:『衛生(→肉体)』から『ケガレ(→精神)』へ)
新たな言葉の誕生(「三秒ルール」)や、言葉の変化(「真面目」→「マジ」)などの背景には、
社会の考え方、価値観の変化がある。
「何故そのようになったのか」を問うことで“視点”ができ、自分の世界ができてくる。
<他人と違うように見る>ことが大切であり、それこそが<勉強の意義>といえるであろう。
【坂倉尚道(22期)】
〔番組作りの定型化(お願いランキング分析)〕
お願いランキングのビデオに対する先生の分析について書きます。
最初は、川越達也等プロの料理人が、市販の冷凍食品やチェーン店のメニューを
「どう評価するか」に番組の独自性・面白さがあった。
番組製作者たちもそのようなコンセプトを立てていたはずである。
しかし、次第にモニターで観察している製品開発部のリアクションにピントを合わせていき、
評価者の点数の付け方もそれに合わせるようになった。
どんな企業に対しても最後には必ず満点をつけ、彼らが一喜一憂する姿を映す。
これでは、帰れまテンの、ひたすら「これ、めっちゃうまいわ」と連呼する芸人と何ら変わりがない。
このように、番組を放映していく中で目に入ってくる様々な小さな問題に囚われ、
最初に立てたコンセプトを見失うことで、その本来持っていた独自性を失ってしまう。
俗化し、それが持っていた権威を失くしてしまう。
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このような事態は自分の普段見ているTV番組や芸能人にも多くあてはまります。
それが自分の好きな番組や芸能人であるほどガッカリします。
他のヒットしている番組や芸能人を見て、それを自分の中に取り入れようとした場合に、
このような変化がよく起こると思います。
その時、自分の持っている価値を見失えば、たいてい二番煎じで失敗に終わります。
【市川宗近(23期)】
お願いランキングを見ていて、没メニューに関しての先生のご意見。
居酒屋のコンセプトとして、主に「食事」「酒」「コンパ」の3要素と考えられる。
そして、店によりどれを重視するかは様々である。
今回の土間土間のランキングには、つまみ系が出てきていなかった。
そこから考えると、土間土間にとって「酒」は重視していないと考えられる。
また、没メニューは完全に「コンパ」を対象とした大勢で盛り上がりながら
食べられるものであった(巨大なパフェなど)。
しかし、売り方が「食事」としての売り方をしているため
結局は、売れずに没メニューとなり失敗している。
このことは、ドラッカーでいうと、事業規定と顧客規定が曖昧であるということである。
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私は、没メニューに関して、部長の思いつき程度という感想しか
持てませんでしたが、先生の話を聞いて、なるほど!と思わされました。
【高橋祥太朗(24期)】
自分にとっては、3回目のゼミで今回も非常に充実した内容になりました。
ユニクロの海外進出、海外現地支店の店長を現地人にするかの結論は
未だに出せないままにいますが、得た物新しく気付かされたこと
(例:事業規定顧客規定の重要さ)が多く良い意味で刺激的なゼミでした。
また1,2回目のゼミで自分の意見、考えたことをすぐ発言できず、歯がゆい
思いをしましたが、今回は前回よりも発言でき良い感触を得れました。
自分から挙手して発言できるよう心がけたいです。
【近藤祐太朗(22期)】
お願いランキングでは、審査員の評価に一喜一憂する開発グループが
面白いのですが、時々その反応にどこかしっくりこないことがありました。
まさにこの回のゼミでもそう感じていたところ、先生のお話で
そのもやもやがすっきりしました。
「低評価に納得していないのに、なぜ高評価に喜べるのか?」
本当にその通りだと思いました。
この回に観た土間土間の部長の態度は、高評価を喜ぶことは勿論ですが、
低評価に明らかに不満を表し、すねたような感じを受けました。
人は時に感情的になってしまうものだとは思いますが、、
明らかに筋の通らないことを見落とさないように意識しないといけないと
改めて思います。