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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
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[517] 題名:2014年度秋学期 第7回三戸ゼミナール 名前:佐藤 樹(26期)投稿者の欄等の入力が誤っていた様なので修正しました。11/23,W邊 投稿日:2014年11月19日 (水) 02時29分

スピーチ大会掲示板に原稿をアップロードしましょう!

また、ネット上でも評価シートは確認できます!






≪目次≫
T.基本情報
U.スピーチ大会
V.にゃらまち&猫島・地域猫についての議論
W.本の交換会
X.先生のお話
Y.来週の予定
Z.刮目・今日イチ


T.基本情報


【日時】2014年11月18日(火) 16時30分〜22時30分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
4ryu        :渡邊、安藤、馬、(新山)
ラフレーズ    :笹井、三厨、木田、
PS4        :佐藤、浦林、石嶺、(飛田)
温故知新協働組合:高橋、坂本、藤田
院生       :中村、阪本、陳

U.スピーチ大会



渡邊諒太
タイム6:02

1.話術
 ・大きな声―小さな声、間をとる―間を取らない
  という話し方を話す内容に合わせて意識的に使うこと。
 ・文語と口語が混ざってしまっている。
  よほど特別な意図がなければちゃんとそろえること。
 ・擬音や身振り手振りは良いが、話し方にわざとらしさを感じる。

2.内容・コンセプト
 ○構成
 ・テーマの表明が無く、何が言いたいのかなかなか出てこないし、伝わらない。
  「シルクロードの商人」という言葉をキーワードとして2,3度織り込むなど、
  「何が言いたいのか」という原稿を回避すること。
 ・2014年―1273年―2014年という構成は面白味がある。
  ただし、その移り変わり方には注意。もう少し2014年を膨らませる必要があったし、
  1273年の描写も「もっと聞きたい」と聞き手に思わせながら話を展開するなどの
  構成を活かした工夫が必要。
 ○内容
 ・構成の問題もあるが、「なりたい」という欲が伝わってくるような原稿ではなかった。
 ・その職業が社会でどの様な役割を果たしているのか、その職業に就く人は
  どの様な生き方をし、何が「良い」のかを聞き手に届けることが
  説得性の鍵ではないか。後者の話を組み込んでいくことが必要ではないか。

3.その他
 ・ループタイの装着
  その場ではどの様な恰好が求められているのかを意識することは重要である。
 ・原稿の扱い方
  手に持つというのは不自然、またその様子は「目に付く」。
 ・目くばせ
  聞き手がどの様な表情で聞いているのかを意識した。

佐藤樹
タイム3:25

・段落ごとの見出しをつけると、内容を膨らませることができる
→スピーチで伝えたいこと、そしてそれを導くための展開も考えていく。

・ヒーローという分かりやすいテーマから逸れたために、分かりにくくなった。
→逸れたことに対する説明がなかったために聞き手を置いて行った。

・自分の理解と相手の理解が一致しているとは限らない
→ずれがありそうなところは、一言付け加えることも大事
 ただし、それをどのように付け加えるかもスピーチの流れに関わる

笹井純也
タイム8:00~(タイムアップ)
1.話術
 ・話術が下手になった。原稿の完成度が低いときこそ、話術で挽回すべき。
 ・表情に自信を持ってスピーチをすべき。
 ・素直っぽく演技っぽくない、気持ちが伝わりやすい話し方だった。
 ・「嬉しかった」の嬉しさを、身振り・手振り・笑顔など体全体で表現すべき。

2.コンセプト
 〇構成
  ・重い話は、重い話だからこそ、最後まで話せるようにする。
  ・テーマ、構成、コンセプトのそれぞれが難しい。面白い話と心に残る話が混ざっている。原稿はシンプルにすべき。
  ・構成と時間配分に注意すべき。
  ・前半のドラえもん部分と過去の話の部分だけの方が良かった。ゼミの話はカットすべきだった。
  ・ゼミの話が長すぎる。共有事項は手短に話す。
  ・ドラえもんが好きな理由→目指す理由の順で述べたが、好きな理由の部分(前半)を削った方が良い。
  ・ドラえもんのややブラックな待遇→重い話の流れはうまい。
 〇説得性・共感性
  ・話の最後に、「笹井流ドラえもん」を言うべき。
   @こんな職業になりたい(現実にある・具体的な職業名)。
   Aこんな努力をしている。
  ・話だけでは共感できなかったが、小道具であるボロボロの漫画は共感性を引き出せた。
  ・理想と現実の差を、個性で結び付けられていた。
  ・「ジャイアン」の比喩は分かりやすい。

3.その他
  ・ドラえもんは、笹井の心の中にきっといる。それぞれ一人ひとりの心の中にドラえもんはいて、お互いを支え合っている。
  ・台本はテーブルの上に置く。


橋篤史
タイム6:48
1.話術
 ・どこで息継ぎをするか、どこで言葉を区切るか、しっかりと決めたほうがいい。
 ・声のメリハリにもっと意識ををする。
 ・情景が浮かべられるような、身振り手振りを交えるべき。
 ・話の展開が変わる部分は重要なので、しっかりと暗記をしてはっきりと話せるようにする。
2.コンセプト
 ・なぜ、じぶんが現世で職人になれないかの説得性がほとんどなかった。
 ・「生まれ変わったら」「仕事・職業」の意味について改めて考える。
 ・漠然とした職人ではなく、その生き方や働き方についてもう少し説明すべき。

坂本恵理奈
タイム3:40
1.話術
・出だしはよかったが、すぐに早くなってしまった
・聴きやすいが自信がなさそう。もっと自信を持って話す

2.コンセプト
 ◯構成
 ・3つのエピソードが簡潔でわかりやすかった
 ・「困難」という軸でまとまっていたのがよかった

 ◯説得性・共感性
 ・エピソードに具体性が乏しい。歌詞を入れたり、具体的に助けられたはなしを盛り込んだ方が、
  共感できるものになった

3.その他
・笑顔がよかった
・勢いがあり、面白い話ではあった
・自分を脚色して夢見る少女を演じるくらいでもよかった
・台本を置く

木田世界
タイム4:14

1.話術
(自己評価)
練習のときより短い時間で話し終わった。全体的に、思っていたより早口になっていたのだろうか。
(ただし、評価を聞く中では早口で聞き取りづらかったという感想は無かった。
コミカルな話だったので、早口でテンポよく語って良かったのかも知れない。)

特に、話の前半部であまり変化が付けられていなかった。強調したい語句だけでなく、文レベルで強調箇所を作ればよかったと思う。
また、ゆっくり、小さな声で喋る場所ももう少し作れたはず。

(コメントから)
・生き生きと話せていたのは良かった。
・全体的にもっと変化をつけるべき。
・話し方を工夫しているのを、意識的でなく自然に見えるようにする。普段話すときも、良い話し方ができるぐらいにスピーチの技術を自分のものとするべき。
・普段話すときも、自信をもって話すべき!

2.内容・コンセプト
(自己評価)
・説得性・共感性にかけると思った。
もともと、瓢箪というテーマがニッチなうえ、なんで瓢箪を育てたいのか、その魅力は何かを語っていなかった。
「面白い」話であったかもしれないが、「心に残る」「役に立つ」の要素はゼロだった。

・農家になった後、どのようなことをしたいのかをあまり語れていなかった。
・瓢箪を育てることを中心に語っていたので、「なりたい職業」よりも「やりたい事」になっていた。職業、という要素が薄かった。
・生まれ変わらなくてもできると思った。

(コメントから)
・「前中半までエピソードで語る」のが出来ていて良かった。
・前中半部分のロジックが弱い
・後半がロジックがいくつも重なり、くどい。「うまれかわったら農家になりたい」の後すぐ終わっても良かったのではないか。
・清兵衛と瓢箪の話は、「お金を儲けた」話ではなく、「他の人が見抜けない価値を見抜いた」という話だったのでは?
その解釈の上で後半の生まれ変わったら…という部分を作ったほうが魅力的・共感性のあるスピーチになったはず。
例えば、「生徒の価値が見抜ける先生になりたい」と言って、「生まれ変われなくてもなれますね、そのような先生になれるよう努力を重ねたい」と続けても良かった。

3.その他
(コメントから)
・瓢箪を持ってくるのは良いが、出しておきっぱなしでは間抜け。いくつかのグッズをもってきて、
順々に出す。瓢箪を掲げて見せびらかす、等もっと工夫を。
・原稿をもってはいけない。スピーチの基本中の基本。過去注意されたことを生かさねばならない。

浦林幸輝
タイム7:46

V.にゃらまち&猫島・地域猫についての議論


@猫を観光資源としてまちおこしに成功した「にゃらまち」の記事と、
A猫が大繁殖し、住民が困っている瀬戸内海の「猫島」および
地域の猫の問題を解決するボランティア活動の「地域猫」の記事を見たチームが、
それぞれどんな印象を受けるかを比べてみようというための議論です。

チーム分け
@PS4 対 Aラフレーズ
@4ryu 対 A温協

<PS4とラフレーズの議論>
こちらの議論は、まずPS4が記事についてどう考えているかを述べ、
そこにラフレーズが反論するという形で始まった。
◯PS4の意見
 ・まちおこしに成功している
 ・猫という動物、種にとってもいいことだ
 というように、猫と人間の関係に肯定的な意見を持った。

◯ラフレーズの反論
 ・果たして住民は本当に喜んでいるのか?
 ・猫を放し飼いにしているが、糞尿などの獣害はどうなっている?
 というように、否定的な意見が出てきた。


<今回のこの議論で学んだこと>
@人はある情報が提示されれば、ああナルホドな、と納得してしまいがちである。
 特に自分の評価軸を持っていない人ほど、情報の発信者を鵜呑みにするしかない。
 →情報を見聞きした際に、それだけでいいのか?という感覚を持つべし
A討論会においても、自分達の準備してきた議論・論理の枠にのめり込み過ぎると、
 相手の理解が得られないときに、なぜ理解してくれないのかを理解できなくなる。
 
・「にゃらまち」の記事
 http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140819/lif14081910480005-n2.html
・「猫島」の記事
 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141110-00000536-san-soci
・「地域猫」の記事
 http://www.iza.ne.jp/kiji/life/news/140320/lif14032013100004-n2.html


W.本の交換会



テーマ 講談社現代新書

出品者    著者    題名       出版社   交換相手 評価
(敬称略)

三戸先生  西尾幹二  ヨーロッパの個人主義  講談社現代新書  三厨 A
三戸先生  貝塚茂樹    論語       講談社現代新書  三厨 A
 中村   平川克美  経済成長という病   講談社現代新書  坂元 B+
 阪本   橋爪大三郎  不思議なキリスト教  講談社現代新書  渡邊 B+
 陳    菊池英博  日本を滅ぼす消費税増税 講談社現代新書  阪本 B
 浦林   佐伯啓思 「欲望」と「資本主義」 講談社現代新書  藤田 A-
 木田   佐伯啓思 「欲望」と「資本主義」 講談社現代新書  佐藤 A
 坂本   入江昭 歴史家が見る現代社会  講談社現代新書  中村 B+
 藤田   河北稔 イギリス近代史講義   講談社現代新書  浦林 B+
 三厨   佐伯啓思 「欲望」と「資本主義」 講談社現代新書  陳  A
 笹井   井上寿一 戦前昭和の社会     講談社現代新書  三厨 B+
 佐藤   立花隆 「知」のソフトウェア   講談社現代新書  橋 A-
 橋   岡崎勝世 科学vsキリスト教    講談社現代新書  笹井 B+
 渡邊   福岡伸一 生物と無生物の間    講談社現代新書  木田 A-
 【紹介】
 ・自分の身体・生命というものを、生物学の視点で捉えることの出来る面白い一冊。
 ・資本主義の「自己増殖するシステム」を生物になぞらえることで資本主義の終焉を理解するヒントになる。
 →MainではなくSubの理由ではないか。その紹介で他の新書よりも選ぼうとするだろうか。
  講談社現代新書の中で、恐らく10位の中には入るだろうベストセラーの紹介なのか?
  本当に読んだのか?と思わせる。

 「交換する本と現在学んでいるものとを関連させて持ってくる」という事が前提にあり、
 その様に持ってきていなかったが故に、そこに気を取られてしまいました。
 まず、その本がどの様な価値を持っているかが先に立ち、
 その上でどうしたら人に選んでもらえる本の紹介になるかを考えるという基本を改めて見直します。


本の交換会のやり方について
今後、

@ 先生の出品に対しては1人1回まで
A 学生の出品に対しては、1人2回まで
手を挙げられることにします。
B Aで2回手を挙げたが本をもらっていない人は、じゃんけんをし、
勝った順で、もらわれていない本から選び取っていく

というやり方でしばらくやっていこうと思います。

X.先生のお話



(1)話し方で人に聞かせる姿勢を持たせる
自信を持って話す、ということは、
相手にその話を聞くという姿勢をもたせることにつながる。

(前回)話す前に言い訳をすることは、聞くという姿勢を損なわせる。

(2)快・不快
人間は、快(ゼロ)にいこうとするもの。
また現在の風潮では、不快(マイナス)を無くそうとしている。
しかし、人間の成長には不快・苦痛はつきもので、
それをなくそうとばかりする生き方ではいずれ後悔することになる。

(3)幸せ
幸せは、状況か行動か。
少なくとも、周りから与えられることばかりを期待している限り、幸せにはなれない。
もっと、もっと、となり満足できないからである。
人を幸せにしようとすることが、結果的に自分も幸せにするのではないだろうか。

(4)かっこよさ
かっこよさとは、
我慢=自分の欲求をコントロールすることであり、
尊敬心へとつながるものである。
このような禁欲主義(ストイシズム)は近年失われつつあり、
先日亡くなった高倉健はそのような「かっこよさ」を体現していた最後の人間かもしれない。

(5)「生まれ変わったらなりたい職業」
社会人になる前である大学生の時に、改めて人生を振り返る。
仕事とは、”人のため・役に立つ・感謝される”ものである。
その観点から仕事を見れば、興味が湧いてくる仕事はたくさんあるはずだ。

(6)点数について
大学では、6割取れれば「可」はもらえる。
これを一つの基準として評価のイメージをすると、
10割:(ほとんどない)
9割:これを経験しなければ、一生の損!
8割:ぜひもう一度!
7割:もう一遍 経験してもいい。
6割:後悔はない。食事で言えば、まずくはない。
5割~:(以下、段々 下がる。)

ファミレスは5~7割の品質。8割や9割である必要はない。

(7)よりスピーチ大会を活かすために
以下の@〜Bを実行することで、仮想のパーフェクトができる。
仮想のパーフェクトを作ることで、次回に向けて上達する。
@ その場で忘れないうちに、自分で反省する。
A 評価表と@の反省を照らし合わせ、比べてみる。
B もう一度スピーチをするなら何を語るか、改善した原稿を書く。

(8)どういう立場で情報をみるのか
人は明確な価値基準がない限り、記事のストーリーに流される。

(9)講談社現代新書の特徴
@ スポーツ関係の本が充実。
A ヨーロッパの近代・現代をテーマとする本が充実。
 ※長い十六世紀を補強するためのサブテキストに適している。

(10)ハウツー本について
その時代に好まれる言葉や流行で売る。時間が経てばすぐに廃れる。
そのため、売れたからと言って良い本とは限らない。
また、新書のハウツー本は珍しい。

(11)献立をたてたくなる本
献立を立てたくなる本、玉村豊男『男子厨房学(メンズ・クッキング)入門』


Y.来週の予定



・スピーチ大会 「生まれ変わったらなりたい職業」 part2
・本の交換会 テーマ「その他の新書」

Y.今日イチ・刮目



○佐藤樹(26期 11/19  2:30)
今回のスピーチ大会の反省点は、
(1)テーマ理解ができていなかった
(2)伝えたいがなかった
の2点に尽きると思います。

(1)テーマ理解ができていなかった
今回、テーマのうち、生まれ変わったら、ということに固執しすぎて、
職業や働き方まで考えられませんでした。
でも実際には、後半のほうが大事な部分だったと、
笹井君や4年生のスピーチを聞いて気づきました。

(2)伝えたいがなかった
先生がおっしゃっていた、
スピーチを通じて伝えたいこと/話したいことが見えない、
という言葉から、そのことを考えましたが、
それが自分でも分かりません。
伝えたいことが先にあったのではなく、
テーマが先にあり、
そこからスタートしたために、
自分の心からの思いではなく、
後付けした上っ面だけのスピーチになってしまったと思います。

正直、不完全燃焼です。
もっと上手くやって、他の人をアッとさせたいです。
そのためにも、中村さんが言っていたように、
ゼミの最後の刮目もですが、
本の交換会や勉強の報告でも話術を磨き、
4年生からも技術を盗んでいきたいです。
また、人前に出ると頭が真っ白になって
早口になってしまうことも
慣れて、直していきたいです。

〇渡邊 諒太(26期, 11/19, 03:30)
今回のスピーチ大会は、「生まれ変わったら、なりたい職業」
というテーマで語ることになっていましたが、
「生まれ変わったら」という言葉にばかり目を向けてしまい、
自分の「なりたい職業」とは何か、そもそも「職業」とは如何なるものか。
その様なことを詰めないままに、ただ作文をしてしまったことで、
聞き手に対して、説得性も共感性も無い話となってしまい、
先生から強く叱責を受ける事となりました。

今日先輩方からいただいたアドバイスや、先生からのお叱りを受け、
「リベンジをする」という事も考えましたが、原稿の構成を変えたとしても、
同じ話をもう一度するという事は、今後、社会の場ではありえません。
なので、今回リベンジという選択肢を取るのではなく、
どの様に今回のテーマを理解し、深めるかという点で自分の原稿を考え直すと同時に、
佐藤が書いてくれている通り、刮目や本の交換会の中で先輩方の話術を盗み、
とりわけ本の交換会ではその本の良さをどの様な視点で語るのか、
という感覚を磨いていきたいです。

〇笹井純也(26期 11/21 3:30)
制限時間を超えてしまいました。
今までのスピーチ大会の中で、一番悔しいです。
“相手のために話す”・”伝える”気持ちが薄かったことの表れでした。
話は相手のためにすること、相手のための話とはどのようなものなのか、
それを友人や家族との日常会話でも意識していきます。
スピーチが下手な笹井 のままで、先輩方を追い出したくありません。

練習・自分の癖・原稿の書き方の3つそれぞれに問題があり、
制限時間を守るための工夫ができると思いました。

まず練習の際、聞き手が笑うあいだに経過する時間を考慮しませんでした。
本番では言葉がうまく出てこない場合もやり直せず、時間は経過し続けます。
本番のような練習は大切です。相手の反応の予測や失敗した際の対応ができなければ、
相手に伝えられません。

次に、自分の緊張した癖も考慮すべきでした。
吹奏楽部の合奏練習で、「笹井は緊張すると遅くなる」、
「うたいすぎ(=表現を意識しすぎて テンポがおろそかになること。声を使う”歌”ではありません。)」
と、よく指摘されていました。
演奏とスピーチ、演奏会とスピーチ大会は似ていると感じていたにも関わらず、
演奏する際に気を付けていたことを、スピーチへ応用できませんでした。
緊張しても遅くなり過ぎないように(なおかつ早口にはならないように)、
癖を意識し、理想の速度を維持したいと思います。

そして、原稿の書き方にも時間の意識が欠けていました。
抑揚のメモに比べて、速度のメモは少ないことに表れています。
木田さんのスピーチ原稿は、間の取り方を「〜1,2〜」と秒数で示し、
合計文字数もあります。これから真似します。
また、交響曲の各楽章は何分かCDに書かれているように、
スピーチ原稿でも区切りごとに何分かかるかをメモします。
タイムキーパーの合図を見た後の時間調節がやりやすくなるはずです。

方法に気を取られすぎ、”伝える”気持ちを置き去りにしないように、気を付けます。

今回の準則は、
1. 笑わせること。
2. 自分の気持ちを伝えるように話すこと(特に抑揚を意識する)。
3. 原稿を楽譜のように書くこと。
でした。

(追記)
準則の@、笑わせることは成功しました。
今までは「ここは笑うところなのか?」という雰囲気や失笑という形でしか
笑わせられなかったので、とても嬉しいです。

これまでは「〜〜です。」と必ず述語で文章を終わらせていました。
しかし、今回は「低賃金」「寝床は押入れ」と、単語で終わる文章を挟みました。
言葉のリズムやおかしみが増すと思えたからです。

また、言葉の選び方(単身赴任・極め付きなど)や順番を意識しました。

口調は練習通りとはいきませんでした。しかし逆に、話術に多少失敗しても、
原稿の工夫で一定以上 笑わせられるのだ、ともわかりました。
次回のスピーチを面白い話にする可能性は低いですが、面白い話を語れる人にはなりたいです。

Aについて意識をするあまり、悪い面が出てしまいました。
時間への意識がなくなってしまったことと、
「自分の気持ち」をイメージすることに注力しすぎて「伝える」意識にかけてしまいました。
自分のために話すのではなく、相手に伝えるために話すのだという事を、
常に意識しなければ、私は内面にこもりがちになってしまうと思いました。

Bの原稿を楽譜のように書くことは、今までよりはもっとも楽譜のようにかけました。
しかし、本番を意識した練習をしなければ意味がありません。
また、楽譜で言えば音楽記号のうち強弱記号と発想記号に偏っており、
速度記号はすくなかったです。
「ただ単に楽譜のように書く」、のではなく、
「自分にとって一番満足できる演奏をするための楽譜のように書く」と考えるべきでした。

ここで私は、手段を意識するあまり目的を見失いがちだと気付きました。
スピーチ大会のみならず、他の活動でも大きな目的・目標を見失わないように気を付けたいと思います。

◯浦林幸輝 (11/21 13:17)
 今回のスピーチ大会では、少々内容を理屈っぽくしすぎてしまいましたし、
いろいろと詰め込みすぎてしまいました。特に、自分は内容を詰め込みすぎて
しまう傾向にあることを忘れていて、原稿を書いているときに文章として
ないようが充実しているということで満足していました。
文章を作るのと、原稿を作るのは違うのだと気付かされました。
 

〇 木田 世界 (25期 11/22 20:05)

今回も原稿の完成が遅れ、十分に練習できていなかった。
テーマの発表時から色々考えていたが、やはり単語レベルでメモを作っていてもあまり深まらないので、
早めに文章で考え始めたほうが良いと思った。
文章にして自分の原稿を読んで、それになぜ違和感を感じるのかを考えていくとはじめてテーマのコンセプトがわかって来ると思う。


今回のスピーチでは、説得性と共感性を持ってその職の魅力を語ることが必要だということをテーマから見抜かなければならなかった。
「自分はどのように生きていくのか」を改めて考えるためにこのスピーチ大会があったはずだ。
こちらのテーマに手を上げたとき、自分の人生に関して今ある制約を取り払って考えるチャンスだと思っていたのに、
原稿を書く段階で余裕を失い、その意識が無くなってしまったことが非常に残念だ。
次回からは、「聞き手をどう動かしたいか、何を感じてもらいたいか」に関して具体的な目標を立ててスピーチに望むとともに、
「このテーマではどんな評価シートを作るべきか」も予想しておきたい。

 スピーチを書いているときは、後半部分がくどくなってしまっていることに気付いていなかったが、今読んでみるとたしかにくどいように思える。
以前のスピーチでも「いつ終わるのだろうか、と後半部分を冗長に感じた」と言われてしまったことがあるので、
スピーチのコンセプトをよく考え蛇足をつけないようにしたい。今回も、終盤部分は前半と上手く結び付けられていなかったと思う。

また、原稿がなくても喋れるように最低三日前には原稿を固め、もっと練習の時間を作りたい。
本の交換会は残り4回となってしまったが、交換会に向けても原稿を作ってスピーチを鍛えたい。
残り8回のゼミにおいても刮目等の機会で練習したいと思う。

○三厨昌平(25期 2014/11/25 12:46)
1.今回はスピーチ大会前半の回でしたが、
ほぼ全員、話すことに困った内容は話してはいけないと思います。
それによって聞き手の注意が削がれてしまうからです。
テーマと順番(ステージ)が決まったら、何が何でも成果を求めて話にいく姿勢が必要です。

2.坂本が話していた、人生の3困難に
バスケ部の存続、大学受験、就活
を挙げていましたが、そう来たら「先生」で話すのが筋。
本当ではないかもしれなくても、「嘘ではない」話として、
自分を高めながら年少者を高めていく職業について考えることはできると思います。
「自分を高めながら年少者を高めていく」のはどんな職業でも組織に入れば必ず行うことなので
教職に限った話ではないですが。

3.スピーチ大会前の

高橋  「中村さんとか院生の方々からコメントを頂きたいので、、、」
中村さん「中村さん「とか」?」
高橋  「」(スルー)

のくだりが面白かったです。
中村さんが前におっしゃっていた、「ゼミ生とは少し違うように見られている様に感じる」
という把握がそのまま出た形になったのではないかと思います。


○高橋篤史(26期 11/25 15:00)
実力不足でした。圧倒的に練習と経験が足りないと思わされた
今回のスピーチ大会でした。
自分のスピーチに説得性を持たせられることができなかった。
説得性が少なく、原稿に難があることは発表前からわかっていた。
満足いく結果を得られることはないだろうと事前に気づいていた。
私が生まれ変わったらなりたいといった「職人」は、決してそのような自分が
満足できないものを自分の名前を冠した作品として世に出すことはありません。
そういった意味でも、自分は「職人」としての生き様を見習っていかなくてならない
と感じました。


【記事番号:517 削除キー:517】




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