since 2009.06.19
[72] 題名:第2回ゼミ報告 名前:清野彩奈(22期生) 投稿日:2009年10月20日 (火) 09時51分
初めて三戸ゼミのホームページに書き込みをします、22期生の清野彩奈です。
清野は「きよの」ではなく「せいの」と読みます。
三戸ゼミでは質問力を付けることを目標にゼミに参加しています。
身長147cmなので「ミニマム清野」と覚えていただけると嬉しいです!
10月13日に行われたゼミの報告をします。
目次
T.基本情報
U.論文の検討〜各章の節〜
V.勉強〜夏合宿の課題〜
W.本の交換会〜中公新書〜
T.基本情報
日時:平成21年10月13日
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況:(括弧内は欠席者)
院生:渡辺さん、日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、安齋、近藤(山崎、片岡、高松)
さわやか興業:石井、今村、坂倉(勝又、小泉、原)
濱屋:渡辺、大平、井上、清野(長濱、守内)
毅無双:大野、中村、(宮原、岩城、門脇、江島、小林)
出席率52%(13/25)
U.論文の検討〜各章の節〜
今回のゼミでは論文を仕上げていくにあたって論文全体の方向性を決め、章ごとの内容
をつめるために各章の節部分を検討していった。
一章:日本的経営とは何か(担当:毅無双)
【議論内容】
一章では欧米企業には無い日本企業の独自性を主に主張し、
次章(二章)とのつながりも考慮して日本的経営と家の論理の関係性を
一章で簡単に触れておくことを確認した。
【次回検討】
内容には触れてないので、論文全体の方向性が決定してから再度内容の検討
に入ることになった。
二章:家の論理(担当:濱屋)
【議論内容】
≪二節の諸特徴による「家の論理」理解について≫
→何故11項目と10項目の検討をするのか。家の論理の項目数は様々であり、
相手と数の異なる項目で検討をしても議論にならない。
≪三節の「原理−構造−制度」について≫
→先輩方が何項目もある家の論理を整理したところ、各項は目次元が異なるということに気付かれ、
整理された結果がこの三段階の表現である。これは三戸ゼミオリジナルの解釈であり、
他大学では取り上げられていないため、論文に記載するのであれば十分な準備が必要になる。
【次回検討】
各節の曖昧な表現を明確なものにし、三戸先生からのご指摘により、
四節構成から三節構成が発案され、次回内容をつめてくることになった。
1)家の論理の項目数決定
2)原理−構造−制度のどこが変容したのか
3)(三レベルの内、ここが変化した/していないを踏まえて)
結果として家の論理が変化した/していない
三章:家のウチ・ソトと現代日本企業の境界(担当:さわやか興業)
【議論内容】
三章で一番主張したいことは何か、三章の結の内容はどういう意味か
→三章の大テーマとして考えられているのは以下の通り。
1)ウチ・ソトとは何か
2)家のウチ・ソト問題
3)ウチ・ソトの中身(二つの側面から考察)
4)現代日本企業において境界がどうあるか、そこに家の論理はあるか
=その境界は家の論理に合致しているのかを検討し、そこから現代日本
企業に家の論理が流れているのかを検討する。
家のウチ・ソトと日本企業の境界は同じものではないのではないか、
「ウチ・ソト」と「境界」は結び付けられることが出来るのか
→「ウチ・ソト」は捉え方(捉える視点)によって色々な意味がある。
今回の議論で出てきたウチ・ソトの意味は全部で四つ。
ウチ・ソトの範囲、意味はどれを取り上げるのか
→1)三戸公:「組織の境界線について」のウチ・ソト
2)「家」のウチ・ソト
3)「日本企業」のウチ・ソト
(→日本企業にウチ・ソトはあるのか?)
4)若者をウチに囲い込む
〃 ソトとして扱う
=各章とのつながりを考慮すると有力なのは2)「家」のウチ・ソト。
【次回検討】
何を主張したいのかがはっきりしていなかったので大まかな方向性を報告し、
三章の結部分を再検討することになった。
また、三章の結が論文全体においてどのような位置付けになるのかも検討する。
四章:現代の企業と近年の若者(担当:タケダプロダクション)
【議論内容】
結論部分である四章三節はその内容でよいのか
→一章〜三章を踏まえての四章で、その四章の三節でそれが言いたかったのかと
三戸先生からご指摘を受け、三節を見直すことになった。
しかし、三章との結びつき(三章がまだ決まっていないため保留)と
四章の結と論文全体の結が結びつくのかという問題が二点残ったため、次回再度検討する。
※候補として挙がったのは
四章三節:「若者は家族になるのか」
論文全体の結:「若者を家族とすべきなのか」
【次回検討】
結論部分がはっきりしていないのでイメージを掴むために
一度内容をつめてくることになった。
V.勉強〜夏合宿の課題〜
夏合宿で出た課題について、担当班が報告してきた内容について検討した。
・「原理−構造−制度」のフレームワークからみる「家の論理」の図示(担当:濱屋)
三戸ゼミ平成七年度論文に記載されている図を基に、新たに図が作成された。
検討の結果、親子関係(本家、分家、別家間)を重視して表わすべきであるというまとめになった。
・先生から以下の二点についてご指摘いただいた。
→原理は1つだからこそ原理である。
原理には家をどう理解するのかが表現されており、今回提示された
図の原理のように複数はない。
→基となった平成七年度論文の図を載せるべき。
そして、比較対象である基の図との対比があるとよい。
・「家の構成員図」の把握(担当:毅無双)
家の構成員を序列化した図について三戸公の把握を図(A)、三戸先生から提示して
いただいた図を図(B)として両図の差異と視点の違いを検討した。最終的にどちらを
把握とするかが記述されていなかったため、(A)と(B)の図の検討で終了した。
・先生から以下の一点についてご指摘いただいた。
→両図で使用されている言葉が統一されていない。
(A)「親族、非親族」=(B)「血縁、非血縁」として捉えてよいのか?
W.本の交換会〜中公新書〜
本の交換会の報告は、また別に報告します。
X.感想
今回ゼミ報告をするにあたってまとめることがこんなに難しいとは思っていませんでした。
ゼミ報告上手を目指して本気で取り組んだにも関わらず、
内容把握が出来ていない部分や自分の語彙力の無さに何回か挫折しそうになりました。
まとめるためにどこの部分を必要としているのかが今回学べたと同時に伝えることの難しさを痛感しました。
今後、更なるゼミ報告上手を目指してゼミに参加していきたいと思います。
以上でゼミ報告を終わります。