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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[595] 題名:平成27年度第28回三戸ゼミナール活動報告〜組織も論文も「個と全体」が重要!〜 名前:高橋篤史(26期) 投稿日:2016年01月13日 (水) 17時35分

≪目次≫
T.基本情報
U.『ポスト資本主義』概要の議論
V.本の交換会
W.今週の面白い話
X.先生のお話
Y.次回の予定


T.基本情報


【日時】2015年1月12日(火) 16時40分〜23時40分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
24期:石嶺
25期:藤田
26期:笹井、佐藤、高橋、渡邊
院生:中村

【時間割】
16:35-16:40 面白い話
16:40-21:45 ポスト資本主義”テーマ議論”
22:00-23:00 本の交換会”小説”
23:00-23:40 刮目

(予定)
16:30-19:00 チーム発表・質疑応答@
19:25-19:55 クイズ
19:55-20:25 チーム発表・質疑応答A
20:30-21:30 本の交換会”小説”
21:30-     刮目


U.『ポスト資本主義』概要の議論


1.ゼミ生間での議論
(1)進め方について
今回の目的・討論会までのスケジュールを確認。次回には目次を完成させるものとして今回の議論があり、
その為にまとめてきた論点をみていくことで論文のおおまかなイメージをつかむことを今回の到達点とした。
そのため従来の発表&質疑応答という形でなく、互いのレジュメにおける論点を比較し整理するとこから始めた。

(2)テーマの意義
以下のテーマの意義を確認した。
・サイクルの駆動因はどのようなものがあるのか
 →サイクル論の理解
・内的限界がサイクル論からの脱却になるのではないか
 →サイクル論における定常へのきっかけ
   拡大・成長―定常サイクルからの脱却
・物的生産の量的発展と精神・文化的発展の定義
 →サイクル論の理解
・拡大・成長期に物的生産の量的発展、と定常期の精神・文化的発展があるのか
 →サイクル論の理解

(3)結論において納得できない点
以下を広井の結論として、どこに納得できる・できないのかを考えた。
「拡大・成長が限界を迎えている現在では、世界の持続可能性や人々の幸福という価値を基準にとった場合、
定常化あるいは「持続可能な福祉社会」こそが進むべき方向である。」

・現状分析について
現在の外的限界は突破可能なので、拡大・成長は限界を迎えていることに納得できない。
内的限界は克服できると断言できる状態に無いので、限界を迎えていることに納得できない。
サイクルの周期があまりに短すぎるという点で、納得できない。

・べき論について
@拡大・成長が限界を迎えている現在では、
A世界の持続可能性や人々の幸福という価値を基準にとった場合、
B定常化あるいは「持続可能な福祉社会」こそが進むべき方向である。
@の現状認識に納得できる/できないに関わらず、A→Bの流れには納得できない。
理由は、人々の幸福といったものを満たすために、これまでの「定常→拡大・成長」が行われてきたと考えられるためである。


2.先生のお話
結論は前述の文章ではないのではないか。結論を見直す必要があるだろう。
テキストの内容は、法則性としてのサイクル論と、積極的にポスト資本主義に向かうべき
とする規範論に分けられるだろう。また広井のスーパー資本主義が何かも分からない。
これを理解し、また現状詰め切れていない規範論を理解することで、広井の主張に納得できる・できないを考えることができるだろう。


3.次回に向けて
(1)ゼミ論文の目次
T.これまでの学習のまとめ(ドラッカー、水野)
U.「広井資本主義論」の概要
V.「広井資本主義論」のの問題点
W.「広井資本主義論」の有効性と限界


(2)ゼミ論文を書くにあたっての担当
1.序・結→石嶺・渡邊
2.サイクル論→佐藤・橋
3.価値規範について(価値観)→笹井・藤田


V.本の交換会


テーマ“小説”

【三戸先生】
出品
@ギャビン・ライアル『本番台本』      (ハヤカワ・ミステリ文庫)A →渡邊
現代社会で失われつつあるストイシズムを見事に描いている著者の一冊
AE・S・ガードナー 『あつかいにくいモデル』(ハヤカワ・ミステリ文庫)A →佐藤
 E・S・ガードナー 『嘲笑うゴリラ』    (ハヤカワ・ミステリ文庫)A →中村
シリーズもの。読んでいるときは面白く、裁判等に関してふとしたときに思い出される一冊。
B藤沢周平    『用心棒日月抄』    (新潮文庫)        A →石嶺
日本一映画になる作者の一番の出来の本
C山本周五郎    『日々平安』      (新潮文庫)       A →藤田
日本的倫理を書いた著者。武士の滅私奉公を書いている
D安能務     『封神演義(上)』   (講談社文庫)       A →橋
道教の立場からの儒教批判。めっちゃ面白い。
E小松左京     『闇の中の子供』    (新潮文庫)       A−→笹井
先生の社会科学に影響を与えた一冊。SF作家で一人挙げるなら小松左京。

ご紹介
@SF
広瀬正『タイムマシンの作り方』(草思社文庫)
広瀬正『鏡の国のアリス』   (集英社文庫)
Aレース
高斎正  (著者の紹介)→(公正とは何か、が分かる!!)
B動物
戸川幸夫 (著者の紹介)
J・ダレル(著者の紹介)

(以下敬称略)
【中村(師範代)】
テーマ“アメリカと近代”
@デフォー      『ロビンソン漂流記』   (新潮文庫) A○→石嶺
Aマーク・トウェイン 『トム・ソーヤの冒険』  (新潮文庫) A+
Bフィッツ・ジェラルト『グレート・ギャッツビー』(光文社文庫)A+

評価30
一冊一冊の読む価値が、とても分かりやすく興味を持った
3冊のテーマについて、もっと知りたい

【石嶺(24期)】
テーマ“冒険小説”
@J・ヴェルヌ『十五少年漂流記』(角川文庫)A+→橋
いつまでも子供心を忘れない、素敵な大人になってほしい
Aスティーヴンソン『宝島』(新潮文庫)A
Bマーク・トウェイン『トム・ソーヤの冒険』(新潮文庫)A

評価20
わくわくする紹介だった
しかし人物描写がいい、という紹介はこれを推すには弱いと思う

【藤田(25期)】
テーマ“ファンタジー小説”
@ミヒャエル・エンデ『モモ』(岩波書店) →渡邊
名作ファンタジーから現代社会を見てみよう
Aル・グヴィン『ゲド戦記T 影との戦い』(岩波書店)
BC・S・ルイス『ナルニア国物語 ライオンと魔女』(岩波書店)

評価24
世界三大ファンタジーと思わせて『モモ』という意外性がよかった
また『モモ』を読む理由もわかりやすかった。
何故ファンタジーか、の意味づけが弱かった

【笹井(26期)】
テーマ“自我にとらわれ過ぎた時、助けてくれる名著”
@ヘッセ『車輪の下』(光文社)A →佐藤
主人公に共感し、客観視することで、自我の悩みから脱せるため
Aドストエフスキー『罪と罰』(光文社)A+
Bトルストイ『イワンイリッチの灰』(光文社)A

評価21
つかみがよかったが、締めが弱かった

【佐藤(26期)】
テーマ“大学生が読むべき作家、カミュ”
@カミュ『異邦人』(新潮文庫)A
カミュの思想が一番顕われている著作。判断を常識に囚われていていることに気付く一冊。
Aカミュ『ペスト』(新潮文庫)A→中村
Bカミュ『転落・追放と王国』(新潮文庫)A
(中村さんが『異邦人』を持っていたので『ペスト』をお渡ししました)

評価13
カミュである理由が弱かった

【橋(26期)】
テーマ“人類滅亡〜小説は想像力をかきたてる〜”
@小松左京『復活の日』(ハルキ文庫)A →笹井
想像がリアリティをもって迫ってきます!
A高野和明『ジェノサイド』(角川文庫)B+
B伊藤計劃『ハーモニー』(ハヤカワ文庫)B+

評価14
テーマ設定と、青空文庫にないという文句はよかった
Aであるという理由が弱かった
SFを一度テーマでやっているため、小説でこれを推す理由が必要だった

【渡邊(26期)】
テーマ“定番ミステリー小説”
@コナン・ドイル『シャーロック・ホームズ傑作選』(集英社文庫)A →藤田
Aアガサ・クリスティ『そして誰もいなくなった』 (ハヤカワ文庫)A
Bトマス・ハリス『羊たちの沈黙』        (新潮文庫)A

評価9
つかみは面白いが、意味がよく分からなかった
紹介に、これを読む意味が面白さ以上のものがなく、それも少し弱い


W.面白い話


今回は、石嶺さんが面白い話をしました。
石嶺さんは、子供の頃におばあちゃんに可愛がられた話について
ネタ:おばちゃんの家でお菓子を言われるがままに沢山もらい、
おなか一杯になったところで自宅に帰ると、
おかあさんに「今日の晩ごはんは佑騎の好きなカレーよ!」といわれた。

石嶺さんらしいハートウォーミングな話でした。「げらげら」というよりは「にっこり」してしまう内容と話し方で
面白かったと思います。


X.先生のお話


1.自信について
自信を裏付けるのものには、「実績」と「準備」の二つが考えられる。
この両者は、「困難な状況においてこそ、準則を守れたか」という点で判断できる。

多くの人は、「実績」にのみ注目し、「準備」について考えていないため、
「実績に裏打ちちされた自信」と「実績の無い自信すなわち空虚な自信」の二項で
判断するようなってしまっている。

「困難な状況においてこそ、準則を守れたか」という基準で共通する「実績」と「準備」の二点に
着目することが、「自信」とは何か、自分が今持っている自信はどの様なものか、
より自信を身に着けるにはどうすればよいか、考えることに役立つだろう。


2.conceptとは
何かをやるとき、以下のような思考が考えられる。
       ↗なぜ?why
何を?what
       ↘どのように?how

多くの人は「何を」の次に、「どのように」を考える。
しかし「どのように」やるかは、本来「何故やるか」による。
「何故」がconceptであり、「どのように」はtechniqueである。

例えば、ゼミで新年会は何故やるのか。
そこに立ったとき、新年会に参加できなかったとしても、
掲示板上にて挨拶や抱負を行うということにつながるのではないか。


3.個と全体
あらゆる物事は「個と全体」で成り立っている。
例えば、自分と会社、会社と社会、そして内臓と人間、
それらはどれも個と全体として捉えられる。
いずれかの臓器が不調になれば、その人自身が体調不良になるように、
「個と全体」のバランスを取らねばならない。
その「個と全体」のバランスがうまくできていると、満足できる。
しかしながら、市場は個の追求を前提としている。
個の追求をすることで、神の見えざる手が働く、というものだ。
市場と同様に、法も個の追求を前提としている。


4.物事の基準
物事の判断基準には、以下の三つが考えられる。

@          A         B
善―悪        すべき       真
利―害(損―得)     したい        善
好―嫌        できる        美

@について
社会や文明といった広いものを判断する時の基準である。また@の比重によって人格が決まる。
日本ではそれに加えて、「美−醜」という基準が、強くあった。
「善−悪」は立場や状況によって変わってしまうが、
「醜」、つまり見苦しいものは見苦しいとして変わらず、これを恥とするのが日本の価値観であった。
しかし近年では、伝統共同体や宗教よりも、そこから独立した「個人」という概念が強くなってきっているため、
「美−醜」、すなわち「周りの眼」を意識する価値観というものが失われてきている。
(わがままな大人、SNSや身内だけのつながりを意識する若者)

Aについて
より世俗的な基準である。「すべき」ことを「したい」ことにすことが重要である。

Bについて
それぞれ、学問・道徳・芸術の追求目標といえる、三つの大きな価値概念。
「真」は絶対的な存在がいるところにのみある概念であり、
唯一絶対な神がいない日本においては、他社との関係性がより重視され「真」は「信」となり、
「善」「美」は「誠」となるのではないか。


5.距離があるから惹かれる
今はどこでも、交通網や情報網の発達によって北陸の甘エビなど日本全国のものが食べられるようになっている。
これは何も食べ物に限った話ではなく、ありとあらゆるものがその場で簡単に手に入るようなった。
そのような社会では、人々がモノに対して魅力を感じづらくなってきており、欲望が減退するのも
無理のない話ではないか。

この距離があるからこそ惹かれるという話は、「将来・未来」の話にもつながる。
「将来」とはと確実に分かっている先のことであり、「未来」とは予測不可能な先のことである。
今の日本の若者は「未来」ではなく「将来」を教わって育ってきた。
マスコミからは、少子高齢化やグローバル化、環境問題、年金問題といった「将来」(不安要素多し)のことを報道をされ、
教育機関からは、グローバル化への対応など「将来」の「役に立つ」ことを教わるようになってきた。
そのため、若者は(先のことに対する)欲望や活力といったものを失ってしまっているのではないか。
若者たちが希望を持つためには、教育機関が「将来」だけでなく「未来」のために教えることが重要であろう。


Y.次回の予定


@第三回スピーチ大会「この人を語る」

平成27年度第三回スピーチ大会「この人を語る」要綱(決定版)
T.スピーカー
発表順.話者(この人)
1.佐藤(渡邊)
2.渡邊(佐藤)
3.笹井(橋)
4.橋(笹井)
5.藤田(石嶺)
6.石嶺(藤田)

U.制限時間
事前自己申告制
(前後一分以内でなければ失格(時間を過ぎてもスピーチは最後まで行う)。)

V.評価項目
1.話術 計10点
秀(立派なお手本)…10点
優(上手い話し方)…5点
良(標準) …2点
劣 (物足りぬ) …0点
2.コンセプト 計30点
@相手の人柄が伝わるか
言葉、表現 10点
エピソード 10点
A良き関係性が伝わるか 10点
3.その他(:_____) 計10点
合計50点

 面白い話 : 心のビッグバン
 クイズ  : ぼくらの秋学期 


【記事No:595 削除キー : h27-28th】


[594] 題名:平成28年新年会〜横国三戸ゼミ最後の新年会・そして初のみくじ企画!〜 名前:石嶺佑騎(24期) 投稿日:2016年01月06日 (水) 20時51分

≪目次≫
T.基本情報
U.新年会〜お屠蘇・今年の抱負・歌留多大会・おみくじ企画〜
V.本の交換会 
W.三井ゼミとの合同ゼミについて
X.先生のお話
Y.次回の予定



T.基本情報



【日時】2015年2016年1月5日(火)16時40分〜23時40分
【場所】大学会館4階 和室“かもめ”,経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
24期:石嶺
25期:藤田
26期:笹井、高橋、渡邊、(佐藤)
院生:中村、木田

【時間割】
16:30 開始の挨拶
16:30-17:10 お屠蘇
17:10-17:50 新年の抱負
17:50-18:20 先生のお話
18:30-19:30 歌留多大会
19:30    片付け、移動(かもめ→501教室)
小休憩
20:00-21:00 新年会企画
20:30-21:30 本の交換会
22:00-22:30 合同ゼミについての話し合い
22:30-22:40 刮目

【予定】
16:30 開始の挨拶
16:30-17:10 お屠蘇
17:10-17:50 新年の抱負
17:50-18:20 先生のお話
18:30-19:30 歌留多大会
19:30 片付け、移動(かもめ→501教室)
小休憩
20:00-20:30 新年会企画
20:30-21:30 本の交換会
21:30 刮目

U.新年会〜お屠蘇・今年の抱負・歌留多大会・おみくじ企画〜


1.お屠蘇
 お屠蘇における「型」〈何度やっても美しい所作というのは難しいものです、、
 少しでも近づけるように、今回のことからお屠蘇における我々の型というものをつ残しておきましょう〉

 起立時:右足から足を崩し立ち上がりましょう

 お屠蘇の正面に至る道程:
 @立ち上がり先生と相対したとき、一度お礼をしましょう。
  お年玉を奪いに来た不埒者じゃないかと不安になってしまいます。

 A歩み寄るときはあまり角ばらないで自然に歩きましょう、自然体が一番です。

 お屠蘇の正面に辿り着いた際:
 @まず左足から座りましょう。
  座る位置はその後の一礼を考慮して。
 A一礼した後、お屠蘇との距離を詰めましょう。
  注いで頂いたお屠蘇をこぼさない程度に。

 B器を取り、お屠蘇を注いで頂きます。
  先生がこちらに体を傾ける必要のないように気を付けて。
 
 Cお屠蘇を頂く際の姿勢はとても重要。姿勢を正し、三回に分けて飲み干しましょう。
  もしこぼしてしまった場合は、焦らずハンカチやティッシュで拭き取りましょう。

 D飲み終えたら挨拶が出来る距離を作り、新年の挨拶をしましょう。
  お年玉は両手でしっかり受けとるように。

 自分の席に戻るまで:
 @右足から立ち上がり、横を向くまで背を向けることなく下がりましょう。
  途中背を向けたり、斜めに歩くこと無いように気を付けて下さい。

 A自分の席まで戻れば、左足から座りましょう。

 これらのことに気を付けて、美しい所作をもって新年を迎えましょう!!
 是非、堂々とした態度で臨みましょうね(^-^)


2.今年の抱負
 今年の年末、自分の目標が達成できたか確認するためにもこちらに各々の抱負を書き込みましょう。

 ○石嶺:縁を大切にする。具体的には、残り数回のゼミを休まず出席する為にも体調管理を!
     そして、新たな学期では、皆が集まれるような場所を木田や渡邊(大学残る組)と一緒に
     なって作るようにしていく。

 ○笹井:概念を学ぶ、これを今年の抱負としていきます。
     先生から、まずは一つに絞って概念を学ぶことと、概念を把握した論文を繰り返し読むこと、
     をアドバイスとしていただきました。
     そこで「組織」を概念レベルまで理解するべく、頑張ります。
     まず『企業論』の第4章「「組織」としての企業」とその参考文献から、学んでいきたいと思います。

 ○高橋:@健康に一年を過ごす。
       環境にあわせて体調管理をする。
      A縁を大切にする。(他者との関係性を常に考える。)
       大学最後の年、これまで縁を結んだ人々と再度関係を築きなおす。
      会社最初の年、多くの縁を作り人生を豊かにする。

 ○佐藤:この一年をどう過ごしたいか⇒随所で主となる(どうふるまうかを自分で考える)
     @コンセプトからどうやるか・どうふるまうかを考え、実行する
     Aその行動を客観的に評価し、次に活かす
     特に人間関係において、@Aを意識する。
     
 ○渡邊:@昨年に引き続き、健康を意識して生活を送る。
      昨年は意識的に運動など行ったものの、
      体調をよく崩してしまったので今年も継続します。
     A時間を守る。
      時間を守って行動することが昔からずっと苦手です。
      しかし、もうすぐ社会人。今年に「治」したいです。    

 ○藤田:「計画性」を身に付ける。
     計画を立て、余裕を持って一つ一つの事に取り組み、充実させる。
     「段取り」を考える。 


3.歌留多大会
 2016年初めてであり、三戸ゼミ最後の歌留多大会です!!
 今回は後の企画と合わせて豪華景品が貰えるということもあり、
 皆さん血眼になって札を探しておりました笑
 三戸先生が「あるじゃないか〜」と仰るなか、
 ゼミ生達がどこにあるのか視線を探り合う様子はもはや歌留多大会定番の光景ですね。

  [結果発表!!]
       第一回 第二回
    中村 14枚  13枚
    木田 18枚  12枚
    石嶺 11枚  13枚
    藤田 16枚  12枚
    渡邊 17枚  21枚
    高橋 16枚  22枚
    笹井 7枚  7枚

 院生の木田君が上の句だけで札を取るという技術を見せる第一回では一位に輝くも、
 一度の戦いを経て札を読めるようになったゼミ幹事の渡邊君・高橋君が大活躍!
 僅差で高橋君が勝利しました!
 (藤田君が「ふじ」から始まる札を確実に取り続けたのも素晴らしかったです☆)

4.おみくじ企画
 今年の新年会企画は「おみくじ企画」を行いました!
 今年の春から新生活を始めるゼミ生の運勢を占うと共に、
 引いたおみくじが励みになる様に目指す企画でした!

 このおみくじには「ポイント制」と「福引制」を設けました。
 おみくじごとに加点壱〜参、減点壱〜参と記載されており、
 引いた得点の総計によって大吉〜大凶まで、各自の運勢を占うと同時に
 その運勢に応じた景品を用意しました!

 そして、引かれたおみくじの中からその内容に応じて、
 先生が用意してくださった景品の数々を引いたゼミ生へ渡してゆきました!

 そしてそのポイントがこちら!
  [おみくじ結果]
    三戸先生  -2p
    中村    -4p
    木田    +3p
    石嶺    -1p
    藤田    +10p
    渡邊    -1p
    高橋    -6p
    笹井    +2p

 藤田君お見事、今年が本厄である筈なのにこの幸運!!
 是非三戸ゼミの幸運を担って欲しいという気持ちで「スクラッチくじ」を差し上げました。
 (200円ほど当たった様です笑)
 うって代わって去年からツージーを引き続けたツージー王である高橋君は悲しい結果に、、
 厄を振り払う意味でもお屠蘇とお屠蘇の元(漢方)を贈呈です。
 次に不運であった中村さんにもお屠蘇をお飲み頂きました!
 これで皆さんばっちりな筈です!!

 そして前の企画で行われた歌留多二回分の平均得点と、おみくじの得点を合算した結果…、
 見事最高得点を得たのは、おみくじ企画で幸運をつかみ取った藤田君でした!
 豪華景品として三戸先生から茶器の一式が藤田君に渡されました、おめでとうございます!!

 ”新年会の様子はこちら!!”
 ”おみくじの内容はこちら!!”


V.本の交換会 


今回の本のテーマは「その他の新書」です。
以下、紹介した本の一覧となっております。
イタリックで書かれた本は、交換した本です。

出品者(敬称略)    /著者     /題名            /出版社      /交換相手 /評価
三戸先生      織田淳太郎  審判は見た!        光文社      木田    B+
          生島淳    世紀の誤審         新潮新書     藤田    B+

中村        斉藤孝    三色ボールペン活用術    角川oneテーマ21 渡邊    B+

木田    伊藤元重   流通大変動         NHK出版      藤田    B+

石嶺        加地倫三   たくらむ技術        新潮新書     三戸先生  B+
           佐藤智恵   テレビの秘密        新潮新書  
          今野 勉   テレビの嘘を見破る     新潮新書
    (評価理由)   いかに「面白い番組」を作るのかをその製作者が書いた本です。
           「面白い」つまり相手に面白いと思ってもらう為の工夫や姿勢というものが
           書かれているという点で良い本だと思い持ってきました。
           しかしそれらの工夫が整理されずに書かれており、意味付けをしないと
          役には立たないという点でB+としました。

藤田   多木浩二   スポーツを考える      ちくま新書    笹井    A

笹井        高橋久仁子  食べもの情報ウソホント   講談社      中村    B+
          日野原重明  病気にならない食習慣    青春出版社 
          垣田達哉   食の安全55の疑問      サイエンス・アイ新書
   (評価理由)  つい当たり前な前提としがちな、
           ファストフードの体への影響が分かりやすく書かれています。
           しかし、多岐に渡りすぎており内容は薄い。
           それぞれをまとめ、安全な食品とは何かという話が欲しかったです。
           よって、評価はB+としました。

橋   黒田基樹   百姓から見た戦国大名    ちくま新書    石嶺    B+
          後藤健生   ワールドカップは誰のものか 文春新書
          吉田望    会社は誰のものか      新潮新書
   (評価理由)  組織、制度、大会をどこから見るかによって変わると思います。
           上や横からではなく、下(百姓)から見た戦国大名という為政者(リーダー)を論じた本です。
           新しい視点から語られているもののそこから踏み込んだ分析などの記述が少ないことから
           評価はB+です。
渡邊        確井広義   テレビの教科書       PHP新書      高橋    B+
           上杉 隆   新聞・テレビはなぜ平気で「ウソ」をつくのか PHP新書 
           苫米地英人  テレビを見てはいけない   PHP新書
   (評価理由)  この本はテレビがどう発展してきたのか、どう作られているのかを描くことで、
           テレビが一体どの様な機能を持ったメディアなのかを論じた本です。
           テレビ番組の元製作者が書いていることもあり、事実が細かく書かれています。
           しかし、事実の記述に対しその意味がどの様なものかという記述が乏しいので、
           語られている事実からそれを補って読む必要があるため、本としてはB+です。


X.先生のお話



1.自分らしさの作り方
@自分のできることとできないことを把握する。
  自分ができること・得意なことを知っていれば、その場・その企画で力を入れられる(工夫できる)
  ところが分かり、その企画の参加者も「彼のこのような部分は本当に優れている」というように
  「らしく」なっていく。

A自分の理想を持つ。
  この場・この企画ではこうあるべき・このようにするべきだというイメージを自分の中に持っていれば、
  それが自分らしさに繋がる。

2.理想と徳(器)
 徳とは一言でいえば器である。物事を受け入れることが器が徳だ。
 しかし、「こうあるべきだ」というものを持つと途端に受け入れる器が狭くなってしまう。
 だからといって「あるべき」という理想を持たないという訳にはいかない。
 まったく両極端で相反するものだが、相反するものを両立するように目指すのが人間の在り方なんだろう。
                                    (今年の三戸先生の抱負より)

3.スケジュールの考え方
スケジュールを考えるとき、この二点が決定的である。
 @参加者の予定が合うか。
 A準備の時間がどれだけあるのか。

  参加者の都合、私的な都合だけじゃなく公的な都合(今回の場合卒論や試験など)を考慮し、
 そうして準備の時間をどれだけかかるか・欲しいかを考えることで、自ずからスケジュールが決まってくるだろう。

W.次回の予定


 @合同ゼミの準備:これまでやってきたことのまとめ
 A本の交換会:「小説」
  面白い話 : ぼくらの秋学期
  クイズ  : 心のビックバン

【記事No:594 削除キー :h28-shinenkai】


[593] 題名:平成27年度第26回三戸ゼミナール活動報告〜勉強&忘年会、今年最後のゼミ活動!〜 名前:渡邊諒太(26期) 投稿日:2015年12月26日 (土) 13時47分

≪目次≫
T.基本情報
U.『ポスト資本主義』概要の議論
V.忘年会
W.今週の面白い話
X.先生のお話
Y.次回の予定


T.基本情報


【日時】2015年12月22日(火) 16時40分〜23時40分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
24期:石嶺
25期:藤田
26期:笹井、佐藤、高橋、渡邊
院生:中村

【時間割】
16:35-16:40 面白い話
16:40-19:20 チーム発表・質疑応答@
19:40-21:45 チーム発表・質疑応答A
22:00-23:00 忘年会〈カレンダー企画・ケーキ&ジンジャーエール〉
23:00-23:40 刮目

(予定)
16:30-18:00 チーム発表・質疑応答@
18:05-19:35 チーム発表・質疑応答A
19:40-20:10 本の交換会”その他の新書”
20:30-22:15 忘年会
22:20-     刮目

U.『ポスト資本主義』概要の議論


1.ゼミ生間での議論
(1)第2のサイクルについて
  人類史においては第二のサイクルの定常化は見られない。(第2の拡大:1億4300万人、第2の定常:4億2500万人)
  世界人類については有効ではないが、地域を限定することで、もしくは個々の文明において有効となるのではないか。

(2)大サイクル・小サイクルの違いは何なのか
  仮説:広井の用いる拡大・成長と定常のサイクルの中には、より小さなサイクルが存在するのではないか
  (広井の用いるものを大サイクル、こちらを小サイクルとする)
  これを明らかにすることで、現在が大サイクルなのか、小サイクルなのかが分かり、
  次の社会が第三のサイクルにおける拡大・成長の延長なのか、
  それとも第三のサイクルにおける定常なのかが分かる
  
  それでは大サイクルと小サイクルの違いはどうなっているのか。
   大サイクル:拡大・成長―(大)資源・環境的制約―定常―(大)エネルギー形態の変化―拡大・成長・・・
   小サイクル:拡大・成長―(小)資源・環境的制約、技術的発展の停滞、気候変動―定常―新資源の発見、技            術的発展、気候変動―拡大・成長・・・

   それでは現在はどちらのサイクルにいるのか、(大)資源・環境的制約・(小)資源的制約の中にいるのか。
   石油・石炭の枯渇はどのような資源的制約に当たるのか。

(3)資源的制約とは何か
  小サイクルにおける資源的制約:一時的な資源不足
  大サイクルにおける資源的制約:エネルギー利用形態におけるエネルギーの不足

2.先生のお話
ゴールを共有し「進める」という意識を持って議論すること
学生として、議論すること自体は良いことではある。
しかし1月にゼミ内討論会が差し迫っているのだから、
「進める」ということを意識して議論をしていく必要がある。
自分たちが目指すゴールを前提に、何を何故、どこまで議論するのかを設定すること。

3.今後の予定(暫定)
事前にテーマを決定し、討論会を二回実施。二度目に結論を出すということを念頭に考える。
【一度目】
テーマ(広井の人類史サイクルはどこまで有効なのか・ポスト資本主義・スーパー資本主義なのか、科学との関係性)を決定し、くじ等で立場を分けて議論する。
【二度目】
一度目に出た論点を検証してポスト資本主義に向かうのか、スーパー資本主義に向かうのかについての結論を出す。


V.忘年会


2015年度忘年会として、「カレンダー交換会」を行いました。
またクリスマスも間近ということで、ケーキを食べながらの開催となりました!


1.カレンダー交換会

(1)企画内容
・一人1つずつ2016年カレンダーを持ち寄る。
・順にカレンダーをプレゼンする。この際、実物は見せない。
・それぞれのカレンダーをどれくらい欲しいと思ったかを評価シートに記入する。
・評価シートを集計し、最も欲しいと思われたプレゼンターから順に欲しいカレンダーをもらうことができる。

カレンダーの実物は見せずにプレゼンするため、
持ってきたカレンダーそのものよりも、プレゼン技術が問われる企画となっています。


(2)フィーリングカップル企画
カレンダー企画のおまけ企画として、「フィーリングカップル企画」を行いました。
各自評価シートに、自分が最も欲しいと思ったカレンダーを記入し、
もしその相手も自分のカレンダーを最も欲しいと記入していた場合、見事カップル成立!
聖夜のカップル成立を祝って、特別に賞品が贈られます。


(3)結果

@カレンダー企画順位
 順位          獲得カレンダー
1.藤田(25期)        笹井
2.佐藤(26期)     三戸先生 
3.三戸先生         佐藤
4.笹井(26期)        藤田
5.中村さん(20期)      石嶺
6.石嶺(24期)      中村さん
7.高橋(26期)        渡辺
8.渡辺(26期)        高橋

見事1位となった25期藤田には、
賞品として「文房具屋さん大賞2015」に輝いた
絶対に芯が折れないシャーペン『デルガード』が贈られました!


Aフィーリングカップル結果
聖夜の三戸ゼミナールでは
なんと2組のカップルが誕生しました!
三戸先生×佐藤、藤田×笹井で見事カップル成立です。

しかし、なんと用意されていた賞品は1組分のみ...
カップル対抗賞品争奪じゃんけんが行われました!

結果、見事賞品を獲得したのは、藤田×笹井カップル!
賞品として、横浜限定『コップのフチ子とGOTOCHI KITTY』が贈られました。


2.ケーキ
ケーキは成城石井のものを2つ用意しました!
@自家製プレミアムチーズケーキ
Aベリーのタルト
盛り付けに手こずり、形が崩れるといったトラブルはありましたが、
どちらもおいしくいただきました!


”忘年会の写真はこちら!”


W.面白い話


今回は、橋が面白い話をしました。
彼は最近、コンビニでアルバイトを始めたようで、
そのきっかけとなったできごとを話しました。
ネタ      :熊本のコンビニでの店員と客のやり取り
つかみとおち:ぼくバイト始めたんですよ→客が口を滑らせたから、バイトをしようと思った
話し方    :熊本弁を混ぜて、そのやり取りを再現 
ずれ      :@万引きをしたと問い詰められた客が、うっかり口を滑らせた
           店員「おまえ、この店の商品盗ったろ!」
           客 「いや、盗ってないけん!」
           店員「4回目だろ、こっちは知ってるんぞ!」
           客 「違う!まだ2回目やけん!!」
          Aそれを見た橋が、なぜかコンビニでバイトをしようと思った
          Bなぜか舞台が熊本

話としては、論理がよく分からない、説明が不十分で謎が残るものでしたが、
むしろそこの突拍子のなさが聞いてるほうからするとずれとなり、
笑いを誘う話だったと思います。
店員と客を真似るときに橋から笑いがこぼれてしまっていましたが、
剣幕や勢いを再現することでずれの@がより活きたのではないでしょうか。

      

X.先生のお話


1.年末の刮目、話をする際に注意すべきこと
年末など、何かの終わりの"節"に語るという事は難しい。
ただあったことを並べるだけでは自分の感情に流された話になってしまう。
結果その話は単なる「モノローグ」となり、聞き手は聞き流してしまうだろう。

何かの終わりの"節"に語る際には、まず、初めの"節"に話したことに立つこと。
「初め」と「終わり」というのは「セット」になっているはずである。
今回であれば、新年会に話したことを受けて語ることが
忘年会後の刮目にふさわしい話になるだろう。

そして、反省を述べる際に気を配るべきことは、
まず自分が何を「意図していた、なぜそうしよう」に立つこと。
そこに評価軸を置き、実際にやったことはどうだったかを話すことである。
これらを意識することで、聞き手に聞かせる話、反省になるだろう。

2.評価をするということと、二つの目標点
評価をする際に付けられる得点には以下のような意味を持たせて、色々なモノ・事に使っている。
(ファミレスでの例)
90点…「秀」 Lucky、本当によくやった (ファミレスではあり得ない)
80点…「優」 是非もう一度、やって満足 (これがファミレス!×7、飽きるまで注文、まずありえまい)
70点…「良」 もう一度やって良い、人にも奨めてもよい (次にも注文しよう)
60点…「可」 まあ悪くない、失敗ではない (ファミレスは60〜79点を保障すべきだろう)

60点は失敗ではないが、それ以上ではない。
90点はよほどの努力をしたか、運が良かったときに取れる。狙うのは難しい。
100点はない。
(学校の試験の「100点」というのは、
あくまで与えられた範囲においては良しという以上の意味を持たない。
本来は「調べれば調べるほど、やればやるほど」に新たに分かることが出てくるなのだから、
あの「100点」は「1点差で当落を決める」ためであり、その限界を十分に認識せねばなるまい。)

この中で、自分が狙っていく評価点を考えると以下のようになるだろう。

90点…「秀」 Lucky、本当によくやった
80点…「優」 是非もう一度、やるなら満足 ・・・目標A
ーーーーーーーーーーーーー
70点…「良」 もう一度やって良い、人にも奨めてもよい
60点…「可」 まあ悪くない、失敗ではない ・・・目標@
ーーーーーーーーーーーーー

この評価点に対する意味付けを基に、自分がどの点数を取っていくかを
考えることは、自分の生き方に影響を与えるだろう。
あることに対しては、目標@を狙っていくだけで構わないが、
このことに対しては、目標Aまでを狙っていくという事を意識的に考える。
それによって自分がどの様に生きるかを描くことが出来るだろう。

Y.次回の予定


 @新年会
 A本の交換会:「その他新書」

  面白い話 : ぼくらの秋学期
  クイズ   : 心のビックバン 

【記事No:593 削除キー : h27-26th】


[592] 題名:クイズ! 企業数を予想してみよう! 名前:佐藤樹(26期) 投稿日:2015年12月21日 (月) 18時00分

遅くなってしまいましたが、先週のゼミでできなかったクイズを掲示板上で行います!!
今回のテーマは、企業数を、資本金や地域で見たらどうなっているか、です。
資本金別の企業の割合が全国においてどうなっているか、
地域間の違いはどうなっているか、それはなぜかを考えるきっかけになれば、と思います。


問1.全国で見たとき、資本金別の企業数の割合を予想せよ!!

        心のビックバン    僕らの秋学期      答
@0  〜千万     40%          30%    44.8%
A千万〜1億     49%          50% 52.8%
B1 億〜10億     10%          19% 2.3%
C10億〜       1%         1% 0.1%

心のビックバンに、@で+1
僕らの秋学期に、Aで+1
B、Cは該当なしです

問2.地域ごとの企業の数を予想せよ!(1位の東京とゼミ生の地元)
※単位は千でお願いします。(一万=10)
        心のビックバン    僕らの秋学期   答
@東京        300         150    177
A神奈川       100         100 62
B青森         20          17 12
C秋田         15          10 10
D群馬         80          70 22
E沖縄         70          70 11

僕らの秋学期に、@BCで+3
ADEは該当なしです

問3.地域ごとの資本金が10億を超える企業の数を予想せよ!(1位の東京とゼミ生の地元)
        心のビックバン    僕らの秋学期   答
@東京        1000         900    3247 
A神奈川       300         500 348
B青森         10          35 31
C秋田         10          30 31
D群馬         30         150 56
E沖縄         20         12 35

心のビックバンに、Aで+1
僕らの秋学期に、BCで+2
@DEは該当なしです

より正答が近い方に1ptを与えます。
(※あまりにもかけはなれている場合は、どちらにも足しません)

結果
心のビックバン  +2
僕らの秋学期   +6





ヒント
全国の企業数:146万社(うち資本金データなしが32万社)

大阪の企業数:103千社(うち資本金データなしが21千社)
大阪の資本金が10億を超える企業:600社

広島の企業数:37千社(うち資本金データなしが7千社)
広島の資本金が10億を超える企業:97社
  

○佐藤(1/10 10:08)
かなり集計が遅くなってしまいました。
今回は資本金データがある企業だけを対象としたため、実際は零細企業がもっと多いと考えられます。

〇笹井純也(26期 1/10 21:46)
佐藤、答えの発表ありがとう!
(出来れば、もう少し早く発表してほしかったです…。)
珍しく(?)ぼくらの秋学期が勝ちましたね!

さて、今回の答えは驚きが多かったです。
特に、問1の割合は偏っているのですね。
「C10億〜」の少なさはともかく、
「B1億〜10億」も2.3%しかないのは驚きでした。
この極端な変化に理由があるのでは…、と思い調べたところ、
税法上、1億円のところに資本金の境界線があるようです。

資本金の境界線 資本金1億円以下の税法上のメリット
>では、資本金は大きければ大きいほど良いのか?答えは「NO」。
 理由は、税法上、資本金の金額によって中小企業を優遇するための
 様々な特典が設けられているためです。
>税法上の取扱いにおける資本金の境界線は、1000万円と1億円です。

オーナー会社は資本金を1億円以下に抑えよう
>オーナー会社が、資本金を1億円超にするケースは、
 たとえば会社分割や合併や土地などを現物出資するようなやむを得ない場合に、
 限定されると思われます。
>資本金額が1億円以下の場合に、次のような点が有利になります。
>資本金1億円以下の会社の場合、
 交際費として年600万円までは支出額の90%を経費として処理することができます。

これを読み、少し納得しました。

【記事:592 削除キー:quiz1215】


[591] 題名:平成27年度第25回三戸ゼミナール活動報告〜「問題発見」が出来れば、どうすれば良いかが分かる。〜 名前:渡邊諒太(26期) 投稿日:2015年12月17日 (木) 19時05分

≪目次≫
T.基本情報
U.『ポスト資本主義』概要の議論
V.今後の予定について
W.今週の面白い話
X.先生のお話
Y.次回の予定


T.基本情報


【日時】2015年12月15日(火) 16時30分〜22時40分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
24期:石嶺
25期:藤田
26期:笹井、佐藤、高橋、渡邊
院生:中村

【時間割】
16:50-16:55 面白い話
16:55-18:00 チーム発表・質疑応答@
18:00-18:30 休憩
18:30-19:15 チーム発表・質疑応答A
19:20-20:30 レジュメ比較・サイクル概要作成
20:30-21:15 先生からのご講評
21:30-22:00 今後の予定
22:00-22:40 刮目
※チーム対抗クイズは掲示板上で行われることになりました。

(予定)
16:30-18:00 チーム発表・質疑応答@
18:30-19:00 チーム対抗クイズ    
19:05-20:35 チーム発表・質疑応答A
20:40-22:10 レジュメ比較・概要図作成
22:15-    刮目

U.『ポスト資本主義』概要の議論


引き続き、広井良典『ポスト資本主義(岩波新書, 2015、以下テキスト)』を学んでいきます!
前回はから自分たちがまとめてきたフレームワークを使った概要の作成が出来ず、「まとめ」として不十分なものでした。
今回は各チームが人類史の人口・経済規模のサイクルに議論を絞り、フレームワークの吟味を行いました。

1.ゼミ生間の議論
 ゼミ生の間で議論をしていくうちに、以下の疑問点が生まれていきました。
  (1)人類史の人口・経済規模のサイクルの起点はどこか?
    人類誕生以前から「狩猟・採集」を始めるという「エネルギー利用形態の変化ではないか。」

  (2)「心のビッグバン」チームは人類史の人口・経済規模のサイクルは
    「欲望」が駆動因としているが、各サイクルの「欲望」はどのようなものか?
    第一のサイクル:生存のための「欲望」
    第二のサイクル:  〃   「欲望」
    第三のサイクル:生存の為でない「欲望」
 
  (3)第一のサイクルにおける資源・環境的制約である食糧不足は何故おきたのか。
    狩猟採集では採れる食糧に限界がある。
    なぜなら、採れる食糧の量は気候に左右されやすく、また採り過ぎると継続的な生活が難しくなるからだ。
    採れる食糧の量が限られる以上、定住が難しく、同じ範囲に暮らせる人口にも限りがある。
    そのようにして、人類はアフリカから各地に広がっていったと考える。
    そしてそのように移動する中で相対的に条件の悪い土地にも移動した結果、
    狩猟採集よりも自然に介入することでより大きな収穫をえる農耕が始まったのだと考える。
  
  (4)「拡大・成長」と「定常化」という概念は、人口・経済規模が変動したという事実で、明確に分けることができる。
    しかし「量的発展」と「精神的・文化的発展」は曖昧であり、現段階で分けることはできない。
   
  (5)心のビックバンや普遍宗教の登場は拡大・成長期から定常化への移行する時期に起きている。
     普遍宗教は欲望の抑制を思想として含んでいた。
     筆者は、心のビックバンも何らかの形で欲望を抑制していたのではないかと考えいる。

2.先生のお話
 今回作成したレジメをうけ、先生から以下のお話を伺いました。
  (1)表を検討する方法
     @エレメントの中身を考える。
     Aエレメント同士の関係性を考える。
      (矢印はどうして生まれたのか?、意味を考える。)

  (2)広井のサイクルの中に、いくつかの小さなサイクルがあるのではないか?
     18世紀末には自我の自由な表現を追求しようとしたロマン主義や、
     2006年代には地球はひとつの生命体であると説くガイア理論という思想があった。
     広井はこれらを全て第三のサイクルにまとめているが、
     実際には大きな一つのサイクルの中に、小さな複数のサイクルが存在しているのではないか?
     そして、現代はこのような小さなサイクルのうちの一つにあるのではないだろうか?
     ヨーロッパの思想を調べ、小さなサイクルとして区切れるか、調べると面白いだろう。

  (3)広井のサイクルは人類史に本当に適用可能なのか?
     広井のサイクル論はヨーロッパ中心の歴史の見方であり、
     エジプトや中東、アジア、アフリカの歴史が考慮されていない。
     広井はこのサイクルを人類史でくくっているが、それは不適である。
     では、このサイクルを文明でくくれはしないだろうか?
     エジプトやアジアの文明の勃興が、拡大と定常のサイクルで説明できるか、調べると面白いだろう。

V.今後の予定について


 今後ポスト資本主義の議論に使える時間は、残すところあと3コマ。
 それではこの勉強を最後どのような形で終わるのか、ということについて話し合いました。
 
 この「ポスト資本主義」を読んだ後、私たちはどのよう社会に向かうのか、ということがやはり重要では
 ないか。だから<スーパー資本主義に行く><ポスト資本主義に行く>という2つの主張に分かれ、
 当日両チームが議論するという形にしてはどうかというアドバイスを先生から頂きました。
 改めてそれをゴールとさせて頂き、一生懸命ゴールに向かって頑張っていきましょう!!
 
 ゴールまでの2コマは、広井の人類史の枠組みがどこまで納得できどこまで納得できないのか、その理解と
 検証をしていこうと思います。

W.面白い話


今回の「面白い話」は笹井君がやってくれました!
「プーさんと男子大学生は似ている」という、2つのかけ離れた存在を結びつける話は、
非常に独創的でおかしな論理が盛り沢さんでした。
(一部のゼミ生は大打撃を受けていましたが・・・)

話の骨組みはこうです。
  まずはプーさんと男子大学生は似ているというトンデモ説を提唱。
  プーさんと男子大学生の共通点を3点挙げていきます。
  最後に「ガッテン」して頂けましたでしょうか!?という形で締めとなります。

  ネタ  : プーさんと男子大学生は似ているという点
  話し方 : 自分でも突拍子の無い説と自覚しているものの、なるだけ論理的に、理性的
        に話す。
  ずれ  : プーさんという可愛らしいキャラクターと男子大学生とのギャップ、そして
        プーさん(フィクション)を現実的に把握するというずれ。
  オチ  : 意外とプーさんと男子大学生は似ている。
        ガッテンしていただけたでしょうか!?

 突拍子の無い話を論理的に詰める!という話でした。
最初はあまりにもかけ離れているところから、少しずつ笹井君ならではの分析によって
近づけていく様はユニークで面白かったです!
話し方については、もう少し真剣見を持たせることにより「ずれ」具合が感じられたのでは
ないでしょうか。
 笹井君の話と前回の藤田さんの話ではかなり違うベクトルの話となっていると感じたのですが、
この枠組み「ネタ・話し方・ずれ・オチ」で同じように見れるのはやはり凄い枠組みなのだと
感じます…。しかし逆に、笹井君の話と藤田さんの話の違いを見られるようにする為に必要な
軸はどのようなものがあるのか考えていきたいですね。

〇笹井純也(26期 12/22 2:21)
>笹井君の話と藤田さんの話の違いを見られるようにする為に
 必要な軸はどのようなものがあるのか考えていきたいですね。

その問いに答えられているかは分かりませんが、
これまでの「ずれ」は、二種類に分けられるように思いました。
それは、
 @話し手本人がずれているときと、
 A話のなかの登場人物がずれているとき、
です。
「@話し手本人のずれ」の具体例には、
ふくろう・ベートーベンへの異常なまでの固執の話、県民間でのいさかい、
男性が女子アナになりたがる話、
「A登場人物のずれ」の具体例には、
一方で日本語の崩れを批判しながら 他方で崩れた日本語を使う弟の話、
普通は起きないような予想外な遅刻の理由の話、があります。

この二つの「ずれ」の特徴を明らかにすることで、
どのような時はどのような「ずれ」を選ぶべきか、分かるようになると感じています。
これを明らかにすることにより、場に即した笑いをより意識的に狙えるのではないでしょうか。
(また考えたいことが増えてしまいましたね…!)

X.先生のお話


1.何か物事を考える際、意識すべき構造と、社会、自分
今回のレジュメについても、何かを話し合いをする際にも、
何か物事を考える際に意識すべき構造がある。

@問題発見…納得できない所や、問題点を見つけ出す。
  ↓
A課題設定…見つけた問題点を、課題の形にする。
  ↓
B方法提案…課題をどう解決するのかを考える。
  ↓
C方法選択…提案の中から適だと思うものを選択する。

ほとんどの場合は@Aを飛ばして、Bから考えてしまう。今回のレジュメもBから考えられたものであった。
この問題はゼミ生各自に原因があるというよりは、今の教育がこのような考え方をさせてしまっている側面が大きい。
というのも、小・中学校や高校では@とAは他者から与えられているからである。
(予備校などはとうとうBやCまでフォローしようとしている。)

もし、この社会が@から考えるものであれば、危険であるという問題を無視して
「原発の再稼働」は起こらなかったのではないのか。
環境問題が叫ばれている中で、化石燃料を大量に消費し
CO2をどんどん出してしまうような事をしなかったのではないか。

確かに@から考えるということはとても難しい。
無事にCまで考え抜くことが出来るかどうかも分からない。
しかし、このように考えることが出来るようになることこそ「勉強」になるのではないか。

2.「教えてもらいたい」と「学びたい」、その違いと今の若者像
今の若者は、非常に「教えてもらいたい」とおもっているだろう。
しかし、そう思っているにもかかわらず全然「学ばない」。
20年くらい前に比べて、「学びたい」という気持ちが希薄になっている。

ではこの二つはどう違うのか。
@「教えてもらいたい」…他人から与えてもらう。
A「学びたい」…自分から得る (cf.習う)

つまり、今の若者は教えを他人から与えてほしいと思っている。
しかし他人に与えらえれたままでは、自分は何も変わらない。
自分で意識的に学んだ者のみが、自分を変えることが出来、自信を得ることができる。
自分を変えられず、自信を持てないが故に、更に教えを求めようとしているのではないか。

3.なぜ「刮目」をするのか、その由来と意味
ゼミの終わりに行う「刮目」という言葉は三国志に由来する。
呉の孫権につかえていた魯粛という男が、呂蒙に対し
「呉下の阿蒙に非(あら)ず」(呉の暴れん坊、蒙ちゃんではないなぁ。)
と言ったことに対し、呂蒙が
「士別れて三日なれば、即(すなわ)ち更に刮目(かつもく)して相(あい)待つべし」
(男子が別れて三日経てば、目を刮いて会うべきだ、)と返したことからくる成語である。

果たしてゼミでの刮目の時間はどの様な時間だろうか。
「刮目」するのか、「刮目」されるのか、「刮目」させるのか、
このことを意識して残りの刮目の時間を過ごしてみよう。


Y.来週の予定


 広井良典『ポスト資本主義』(岩波新書,2015)概要・論点の吟味
 本の交換会:「その他新書」
 プチ忘年会:カレンダー交換会、そして

ケーキシャンパン!!


 面白い話 : 心のビックバン
 クイズ  : ぼくらの秋学期

【記事No:591 削除キー : h27-25th】


[590] 題名:今期の学部ゼミ参加について 名前:木田世界(25期) 投稿日:2015年12月16日 (水) 10時10分

25期の木田です。

書き込みが遅くなってしまいましたが、
ゼミを掛け持ちさせて頂いている都合もあり、
今期は学部ゼミの方に出るのが難しそうです。
掲示板やイベント等でできるだけ学部ゼミの方とも関わりたい
と思っておりますので、よろしくお願い致します。


○TN(2015/12/21, 18:50)
木田よ。
お主の「想い」・「姿勢」、そしてそれを表すために身に着けた「力」は、
こんなものではないはずだろう?

◯S.K(2015/12/23, 0:39)
忙しさにかまけて「心」を亡くしておりました...
より相応しい表現になるよう練り直します。

【削除キーaaa】


[589] 題名:平成27年度第24回三戸ゼミナール クイズ!川柳を考えよう!! 名前:石嶺佑騎(24期)  投稿日:2015年12月12日 (土) 14時58分

遅くなってすみません、今週のクイズはゼミで行われなかったため掲示板上で開催します!
今回のクイズはこれまでとはちょっと趣向の変わった「川柳」クイズです!
ほんのりと泣いて・笑って頂けたらと思います(*゚▽゚)ノ

回答はネタバレを避けるため忍者文字でお願いしますm(__)m

問1.以下のシルバー川柳の中から最優秀賞に選ばれた作品を3つ選んでください。(各3点)


い、寅さんの 顔が出そうな 朝の市     佐藤政弘(80)    

ろ、七人の 孫より怖い 妻一人      菅野宏司(72)

は、悲しいね プラスチックの 鏡もち    千葉敬子(81)

に、物忘れ するが晩酌 忘れない      佐藤庄助     

ほ、あの世から 病に勝って Uターン   及川英夫(66)

へ、朝ドラに 涙流して 鍋焦がし      鈴木千代(73)

と、人生は 見えない段差 多すぎる     田林豊治郎(89)

回答 心のビッグバン…に、ほ、へ 3p獲得!
   ぼくらの秋学期…に、ほ、へ 3p獲得!
   正解     …い、は、に

問2.以下の川柳を読み、空欄を埋めて完成させてください。(各2点)
注.『○○○』には漢字・平仮名・カタカナが入ります。

a.ハガキ持ち ○○○の前を 通り過ぎ    鬼怒川勢子(70)

b.○○○○と 見えない孫は 巧妙に    宍戸雄三郎(73)

c.孤立する ○○○○は 孫に媚び      宮坂正(73)

d.どら息子 無心の時だけ ○○○      高橋 榮(76)

e.通信簿 見れば財布の ○○○      会田昭夫(75)

回答 心のビッグバン a.ポスト b.オレオレ c.いつも私 d.親孝行 e.紐緩む a,b,e正解で6p獲得!
   ぼくらの秋学期 a.ポスト b.オレオレ c.呉王闔閭 d.仏さま e.紐緩め a,b正解、eは一字違いということで1pだけ差し上げます!! 5p獲得!
   正解      a.ポスト b.オレオレ c.頑固親父 d.真人間 e.紐緩む

【ボーナス】
(A)全問正解ボーナス(問1・問2それぞれで獲得可能)…+2p
(B)名・珍回答ボーナス
 問2において名回答・珍回答(爆笑)があった場合獲得…+2p

【締切時刻】
12月14日(月)、夜に発表します!!

結果発表!!



1st.心のビッグバン…9p!!


2nd.ぼくらの秋学期…8p





○石嶺(24期)
集計終えました。まずは遅くなって申し訳ありません。。
問題1は両チームともギャグ的なものを選出していましたが、実はシルバー川柳は
そうじゃないんです! 参考URLに選定者のコメントがあるので、是非見ていただければ
と思います(^^)

問題2のc,dは難しかったようですね…orz 比較的文脈から推測できそうだと判断したもの
をピックアップしたのですが、最初から答えを知っている出題者と穴あき状態で見せられる
回答者ではそこに大きなギャップがあるなと痛感しました。
呉王闔閭については「名回答!」として点を挙げるか悩んだのですが、どうにも「孤立」・
「孫(孫子?)に媚び」という文脈と一致する人生だったかというところで納得しかねた為、
今回は「名回答」とまではいかないかと判断しました(*- -)(*_ _)ペコリ


参考:シルバーネット

〇高橋(26期)
石嶺さん出題&集計有難うございます!

シルバー川柳の上位には、
軽すぎず重すぎず、情景を思い浮かべられたり考えさせられたり
する川柳が選ばれる傾向にあるのではないでしょうか。

調べてみると、有名な”シルバー川柳”や”サラリーマン川柳”のみならず、
”オタク川柳””トイレ川柳”といった面白川柳があるみたいですね。
五・七・五で様々なものを表現することのできる川柳(俳句)は奥が深いですね(><)


〇笹井純也(26期 12/17 1:30)
石嶺さん、出題と集計ありがとうございます!
1point差で心のビッグバンがリードしていますね。
ぼくらの秋学期としては、「問2-c」で珍回答を目指したのですが、
一歩及ばなかったようで残念です。
もっと機知に富んだ言葉が選べるよう、がんばりたいと思います。


さて、「サラリーマン川柳」では面白い川柳が選ばれていたはず…、
と、少し納得いかなかったので、少し調べてみました。

どうやら「サラリーマン川柳」と「シルバー川柳」では、企画元が異なるようです。
サラリーマン川柳は第一生命、
シルバー川柳はシルバーネット(※熟年時代をサポートする情報紙)でした。

そしてサラリーマン川柳は、
>日常に起きる何気ない出来事を、
 ユーモアと風刺のセンスで表現した作品を、
 毎年全国で大募集しています。
>川柳には、ウイット(機知)に富んだユーモアを
 取り入れることがポイントです。
とあるように、
選定基準にユーモアを重視しています。

それに対して、シルバー川柳は、
>高齢社会、高齢者の日々の生活等をテーマとします。
としかなく、選定基準はユーモアに限っている訳ではありません。
しかし選者から考えると、本来の「良い川柳」を選んでいるようです。
(総評には選定基準への言及はありませんでした。)

当たり前かもしれませんが、
ひとくくりに「〜〜川柳」といっても、その選定基準は異なっていますね。


では、なぜ第一生命はユーモアを重視し、
シルバーネットはそうではないのでしょうか。

それは企画のコンセプトの違いから来るのだと思います。
第一生命は「自社のイメージアップ」、「周知活動」のために、
サラリーマン川柳を企画しているのだと思いました。
だからこそユーモアを重視し、応募資格も広いのです。

それに対してシルバーネットは、高齢者向けの無料情報紙であることから、
「読者の増加」のために企画していると思います。
読者の増加には 幅広く川柳を集めた方が良いのかもしれません。
(しかしそうなると、第一生命も幅広い川柳を集めるべきとなるため、
 この理由には納得できていません。)

高橋の言うように様々な面白川柳がありますが、
その川柳の選定基準から「何のために行なっているのか」が分かりそうです。
石嶺さん、面白いクイズありがとうございました!


○石嶺(24期)
笹井、高橋素早いレスポンス有難う!! 楽しんでもらえたようで嬉しいです。

高橋君の情報あとでじっくり見ていこうと思います、シルバー川柳以外にそんなに
沢山の○○川柳があったとは驚きです。ひとまずちょこっとトイレ川柳を見たのですが、
シルバー川柳に負けず劣らず面白いですね・・!!読み応え有りそうです。

笹井君そこを調べてくれたましたか!そうなんです、シルバー川柳は基準が少し違う
んです!!私もクイズを作りながら考え、シルバー川柳の基準はなんなのか考えました。
あまり詰め切れなかったのですが、高齢者にとって共感できる・しみじみとする(それを
良いとするのかも)ような川柳こそが良いものなのかなと思っています。

更に高橋君の情報を利用してその基準を考察する姿はやはり流石…!!
明確に選考基準と言えるようなものはあまりないので、大賞を見ていくことでもう少し
見えてくるかもしれませんね!

【記事No:589,削除キー:silver-quiz】


[588] 題名:平成27年度第24回三戸ゼミナール活動報告〜今の社会・自分の納得のために本は読む〜 名前:笹井純也(26期) 投稿日:2015年12月09日 (水) 23時41分

≪目次≫
T.基本情報
U.『ポスト資本主義』概要のまとめ
V.本の交換会「講談社現代新書」
W.今週の面白い話
X.先生のお話
Y.次回の予定


T.基本情報


【日時】2015年12月1日(火) 16時30分〜22時40分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
24期:石嶺
25期:藤田
26期:笹井、渡邊、高橋、(佐藤:体調不良)
院生:中村

【時間割】
16:35-16:40 面白い話
16:40-18:20 テキスト議論@
18:20-19:00 休憩
19:00-21:00 テキスト議論A
21:00-22:00 先生からのご講評、今後の予定
22:00-22:30 本の交換会
22:30-22:40 刮目

(予定)
16:30-19:30 テキスト概要・論点のまとめ
19:35-20:05 チーム対抗クイズ    
20:10-21:10 本の交換会「講談社現代新書」
21:15-     刮目       


U.『ポスト資本主義』概要のまとめ


夏休みから引き続き、広井良典『ポスト資本主義(岩波新書, 2015、以下テキスト)』を学んでいきます!
前回はテキストを全体像から捉えることが出来ず、内容を適切に理解できませんでした。
今回はもう一度全体像を捉え、要旨を考えていきました。

1.ゼミ生間の議論
 ゼミ生の間で議論をしていくうちに、以下の疑問点が生まれていきました。
  (1)「知についてのエコロジカルな理解」と経済・科学はどのように結びついているのか?
  「知についてのエコロジカルな理解」は経済・科学と結びついているが、
  具体的にはどのように結びついているのだろうか。

  (2)定常期にも「地理的・技術的発展」はあるのではないだろうか?

  (3)コミュニティ経済は何を転換させるのか?
  以下の三つの転換の意味が考えられるが、どの意味なのだろうか。
   @市場経済を転換させる。
   A資本主義を転換させる。
   B近代的価値観そのものを転換させる。

  (4)第一・第二のサイクルにおける「経済」「科学」は、より適切な言葉があるのではないか?

2.先生のお話
 今回作成したレジメをうけ、先生から以下のお話を伺いました。
  (1)人類史のサイクル図と具体例の不一致
   レジメでは、上に人類史のサイクル図を書き、
   その下に第一のサイクル、第二のサイクル、と具体例を書いた。
   しかし、その具体例がサイクル図に合わせた形になっていない。
   レジメの中でさえ内容が一致していないようでは、読む意味がない。

  (2)人類史のサイクル図に関して
   広井の人類史のサイクル論に関して、明確な定式化ができていない。
   語句は過不足ないか、語句の位置は適切か、意味は説明できるのか。
   更に現在、ぼくらの秋学期と心のビッグバンの間で図に差があり、
   どちらも自信を持って説明できないでいる。
   よって、まずやるべきことは「人類史のサイクルを読み込むこと」である。

  (3)具体的内容を調べる
   第一、第二のサイクルは、どのような社会だったのだろうか。
   「資源的限界」「エネルギー利用形態の変化」とは、具体的に何だろうか。
   現在は第三のサイクルのどこに位置しているのだろうか。
   「広井のテキストを読む限りでは分からない(だからレジメにも分からないままで済ます)」ではなく、
   「広井の論理の穴を埋めよう」と考えるべきである。
  
   テキストをまとめ直すことによって、筆者も気付いていない論理の穴に気付くことが出来る。
   その穴を埋めていくことで初めて、広井の論に納得できるかを判断できるようになるだろう。
  
  (4)最後に
   テキストに限らず、本やテレビの情報に対して「その人は何を言っているのか?」ではなく、
   「今の社会はどのようなものなのか?」、「納得したい!」という姿勢で読むべきだ。  

   そのような姿勢で取り組んでいれば、相手に伝える気のない表記方法、 
   具体的な内容を調べないままでのレジメ、にはならなかったはずである。


V.本の交換会「講談社現代新書」


今回のテーマは”講談社現代新書”です。

 出品者  著者    題名            出版社     交換相手 評価 推薦の一言
 三戸先生 大村皓一  メジャーリーグVS日本野球  講談社現代新書 石嶺   B+
 三戸先生 二宮清純  最強のプロ野球論      講談社現代新書 石嶺   B+
 三戸先生 二宮清純  プロ野球の一流たち     講談社現代新書 紹介のみ B
 三戸先生 二宮清純  スポーツを「視る」技術   講談社現代新書 紹介のみ A
 三戸先生 松井良明  近代スポーツ誕生      講談社現代新書 紹介のみ A
 中村   佐伯啓思  「欲望」と資本主義     講談社現代新書 渡邊   A
 石嶺   堤未果   沈みゆく大国        集英社新書   中村   A
 藤田   板坂元   考える技術・書く技術    講談社現代新書 石嶺   A
 笹井   鷲田清一  自分〜この不思議な存在〜  講談社現代新書 橋   A  「本当の自分」はいる? いない? その理由は? 少しでも迷ったかたは是非お読みください。
 橋   橋爪大三郎 はじめての構造主義     講談社現代新書 藤田   B+  「面白くて分かりやすくなければ、講談社現代新書じゃない!!」
 渡邊   速水敏彦   他人を見下す著者たち   講談社現代新書 笹井   B+


今回は先生が出品なさった本に石嶺さんと渡邊が挙手をし、見事石嶺さんが勝ち取りました。
それ以降は、競合が起きず、今までにないくらいすんなりと進みました。
石嶺さんが間違えて集英社新書を紹介していたことは、
ゼミ終了後に初めて、気が付きました…! 今後気を付けていきましょう。


◯ 木田
下川浩一『世界自動車産業の興亡』…A著者
は経営史の大先生です!
また、自動車問題研究会(70年代初頭に、公害・交通事故等の問題を受け設立された研究会)の二代目会長でもいらっしゃいます。
坂本賢三『「分ける」ことと「わかる」こと』…A 佐々木さん、太田さんがかつて出品。太田さんいわく、三戸ゼミ生の必読本。
福島清彦『ヨーロッパ型資本主義』...B ヨーロッパが向かっているのは、新たな資本主義かポスト資本主義か?


W.面白い話


 今日は藤田さんがやってくれました!!
 ・・・が、その前に、私たちは何の為に「面白い話」をやっているのか、
 それをしっかりと意識しているでしょうか?
 
 1.企画の始まりの経緯と、評価軸
  始まった経緯としては、ハローデイの「その日を笑って始まる」ことに習って、
  我々もゼミを楽しくやるという意識を持とうじゃないか、
  そしてこれはゼミなのだから、「面白い話」をして笑おう、
  ということからこの企画が始まりました。
 
  さて、それでは「面白い話」。
  どのように話せば人は笑ってくれるのでしょうか?
  先生が面白い話の評価軸(大事な要素)を語ってくれました。
   1.「ネタと話し方」
   2.「ずれとオチ」

 2.藤田さんのお話への評価
  さて、今回の藤田さんのお話はどうでしょうか?
  話の骨組みはこうです。
  「若者の日本語の乱れ」という事象を言及。
  コンビニで自分の身に起きたバイト店員の「こちらで大丈夫でしょうか」という実例を紹介
  そして自分の家族とその事件について話し、家族もそれに共感する。
  そこでつい先ほどまで共感していた筈の弟が乱れた日本語を使う。

  ネタ  : アルバイト店員・弟の日本語の乱れ
  話し方 : 『・・・ですよね?』『じゃないですか。』を使用し語りかける。
        共感をもたらし易い口調を使用」していた。
  ずれ  : 正しい日本語と誤った日本語
  オチ  : 最近の若者は日本語が乱れてるね、と共感していた『普通で。』

  聞いていてとても面白かったです!
  こうして分析してみると流石ですね、
  誰にでも通じるネタ・共感性の高い口調・言葉の乱れという「ずれ」、
  弟さんの『普通で。』というオチも皆が笑う良いオチでした。

  次回の面白い話をするかた、是非この構造を使ってよりよい「笑い」を聞かせて下さい!

X.先生のお話


1.日本のサービスの質の変遷
 現代の日本は、人類史上最も「消費者の要求が企業や政府に通る社会」なのではないか。
 しかし近い将来、日本のサービスの質は著しく低下していくだろう。 

 コンビニのレジ打ち、レストランの接客、正確な電車のダイヤなど、
 現在日本のサービスの質は高い。
 その理由は、企業が消費者の要望に応え続けていたからである。
 消費者は企業に対して質の高いサービスを求め続け、
 企業は消費者の要望に応え続けたために、日本のサービスの質は高まったのである。
 つまり、日本のサービスの質の高さは消費者が築き上げた、と言い換えることもできる。 

 しかし、企業が消費者の要望に応え続けてきたために、 
 いつしか日本の消費者は「要求は通るのが当然だ」と思うようになってしまった。
 「お店に要求しても、通らない事もある」という発想を持たなくなったのである。
 (現在の「要求が通らないとキレる」クレーマーや、児童虐待の増加もこの発想から説明できる。)

 ここで、消費者は同時に従業員である、ということを意識する必要がある。
 サービスやおもてなしを提供する従業員の立場からは、
 いかに相手の欲求感情に自分を合わせるのか、が重要である。
 そのため、「要求は通るのが当然だ」という発想で行動する者は、
 高いサービスが提供できるはずはなく、日本のサービスの質は段々と低下していくだろう。 



2.三戸先生、ついにスマートフォンを購入です・・・!! 【LINEのお話】
 三戸先生がとうとうスマートフォンをご購入なされました!早速様々なスマホ体験をなされた
ようです。

(1)息子さんとLINE
  先生が息子さんに車で迎えをメールで頼んだときの衝撃的な一言。
   「メールじゃな分からないからLINEにしてくれ!!」
   『いやぁメールだろぅ・・・』
  3年前位に私(石嶺)がガラケーの時に、バイト仲間の遊びに誘われそびれた
  と発覚した時に言われた「LINE見てくれないと駄目じゃん」という台詞を思い出しました…。
  メールですよね先生!

(2)LINEの構造
  LINEは【無料、簡単】+スタンプというビジネスモデルのサービス提供アプリ。
  基本使用は無料、そして非常に使いやすい簡単さが基本要素として存在しており、
  それにスタンプ(広告)という形で収入を得ている。

   構造図としては、

    LINE → PR:スタンプ(面白い)
     ↓
    user ⇔ user
         ↓
      簡単(早い・速い)

 このようなビジネスモデルはNPO等にも使えるのではないだろうか?
 私たちも是非他のアプリや商品などを見て、身近なものからビジネスモデルを考えてみよう。

Y.来週の予定


 広井良典『ポスト資本主義』(岩波新書,2015)概要・論点の吟味

 面白い話 : ぼくらの秋学期
 クイズ  : 心のビックバン

【記事No:588 削除キー : h27-24th】


[587] 題名:平成27年度第23回三戸ゼミナール活動報告〜先生がご欠席の時こそ、ゼミで学んだことが試される〜 名前:渡邊諒太(26期) 投稿日:2015年12月07日 (月) 19時18分

今回は三戸先生がご欠席されました。
その為、広井良典『ポスト資本主義』の要約・論点の議論は
次回に延期しました。


≪目次≫
T.基本情報
U.企業番組視聴・分析
V. 今週のクイズ・面白い話
W.次回の予定



T.基本情報


【日時】2015年12月1日(火) 16時30分〜22時20分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
24期:石嶺(早退:体調不良)
25期:(藤田:内定式)
26期:笹井、渡邊、佐藤、高橋
院生:中村
※(三戸先生)
【時間割】
17:00-17:05 「面白い話」
17:05-17:55 DVD@「福島屋」    (16:30-17:30)
17:55-19:30 議論@          (17:40-18:10)
19:30-20:10 チームクイズ       (18:40-19:10)
20:10-20:55 DVDA「ハローデイ」  (19:20-19:20)
20:55-22:00 議論A          (20:30-22:00)
22:00-22:30 刮目           (22:10- )
※カッコ内は進行予定

U.企業番組視聴・分析


今回は同じテーマの番組から、共通性と差異性を引き出す勉強を行いました。
卒業論文の題材に挙げているゼミ生もいるため
「地域スーパー」に関する企業番組を視聴しました。

1.株式会社 福島屋
(1)番組概要〜地方の絶品を発掘する!知られざる奇跡のスーパー
チラシを出さず、安売りもしない。それでも熱狂的なファンを生み創業以来40年、黒字経営を続ける驚きのスーパーがある。
東京・羽村市で創業した「福島屋」だ。客の目当ては、会長が、年間120日間、地方を探し回り見つけてきた“絶品商品”。
この“絶品商品”が多くのファンを生み出し、福島屋の奇跡の集客を実現させてきた。地方の小売業が苦戦を強いられる中で、
地方スーパーに革命を起こす男の奇跡の物語に迫る!

番組HPより

(2)各自のまとめ(敬称略)
石嶺:「福島屋の優れている点」
福島屋が顧客に提供するもの:買い物の楽しみ
 ⇒自信のある商品の提供(国産、希少性、味)
  (ミセスプロズスマイル、120日間の商品さがし)

大企業:安さ ⇔ 福島屋:買い物の楽しさ

スーパーマーケットが提供するものは、
安さ、買い物の楽しさ、コミュニケーション、商品選択がある。
そのなかで、多くの大企業は「安さ」を売りとしているのに対して、
福島屋は「買い物の楽しさ」が優れているのではないか。

[気になる点]
・いくらで仕入れているのか。
・コミュニケーションの場になっているのか。
・社長のワンマン体質になっているのではないか。
 (社長引退後、福島屋は優位性を保てるのか。)

笹井:「福島屋はどのような企業なのか」
企業理念:お客を幸せにする、お客のための店
         ↓
     (1)安全で、(2)おいしく(3)珍しい食品を提供する店
         ↓
   [福島屋の取り組み]
   ・安心・安全な食材
   ・こだわりの製法(握り方など)
   ・オリジナル商品
   ・素材へのこだわり
         │  
   [提供する食品]
    ・焼き鳥
    ・弁当
    ・スコーン
    ・パン
    ⇒食品の種類が幅広い。
  ⇔[説明できない取り組み]
    ・料理講座
    ・ミセスプロズスマイル
    ・福島塾

福島屋は自らを「お客を幸せにする、お客のための店」としている。
しかし、その企業理念ならば、接客サービスや安さ、品揃えなどの視点も欠かせないはずだ。
それにも関わらず、福島屋は「良い商品の提供」しかされていない。
よって、福島屋の「お客を幸せにする…」という理念は実は、
「(1)安全で、(2)おいしく(3)珍しい食品を提供する店」を意味するのではないか。

だからこそ、福島屋の具体的行動として、
「安全・安心な食材」「こだわりの製法」が挙げられる。

また福島屋は、焼き鳥からパンまで幅広く提供しているが、
それは特定の食品に興味があるのではなく、
「おいしい食品を提供する事」にこだわりがあるからではないか。

ここまで福島屋を考えてきたが、
「料理講座」「ミセスプロズスマイル」などはサービスの提供という点からは説明できない。
福島屋はもっと広い視野を持っているようである。

佐藤:「全国スーパーと福島屋の戦略の違い」
食…「量」と「質」である。

「量」は安さに繋がる。
安さで競争し、「量」を追求するのが、
全国スーパーである。

「質」は安心・おいしさである。
そしておいしさは「商品の良さ」、
「店への信頼」、「買い物する楽しさ」につながる。
その「質」を追求するのが、福島屋である。

福島屋の「商品の良さ」の背景には、
潜在的価値のあるものを見つける社長の力がある。

良い商品は数量や流通量が小さく、
「量」と「質」は両立しないのではないか。

高橋:福島屋はなぜ、この戦略で成功しているのか

現在のスーパーの主なプレイヤーは
イオンやヨーカ堂のようなナショナルスーパー、
福島屋やハローデイのような地方・中小スーパー、
実店舗を待たないネットスーパー、の三つである。

価格の優位性  ナショナルスーパー>地方・中小スーパー>ネットスーパー
 (NB商品の)大量仕入れと自社商品(PB商品)の開発が可能なナショナルスーパー
 ナショナルスーパーより仕入れ能力の劣る地方・中小スーパー
 大量仕入れができ店舗を持つ費用が掛からないが、送料のかかるネットスーパー
品揃えの優位性 ネットスーパー>ナショナルスーパー>地方・中小スーパー
 広大な店舗面積と全国規模のネットワークを持つナショナルスーパー
 限られた店舗面積と比較的小規模なネットワークを持つ地方・中小スーパー
 圧倒的な品揃えを誇るネットスーパー
価格、品揃えという重要な観点から見ていくと
地方・中小スーパーが生き残るためには工夫が必要であると考えられる。

そこで、福島屋はどのような戦略をとったのか。

それは、
会長自らが五感を使って厳選した(安心・安全,おいしい、珍しい)商品に絞ることで、
価格・品揃におけるディスアドバンテージを取り払い、
実店舗で商品選択をする”買い物の楽しさ”を提供することであった。
またネットワークを補強するために、メーカーや他の(商圏の被らない)小売と協力し、
より優れた商品と運営を可能にしようとしている。

渡邊
福島屋とはどの様なスーパーなのか。
商品の選定基準…国産(地方産)、知名度低、大量生産不可※+希少性、おいしさ
※会長がどの基準を意識的に獲っているかは不明である。
        会長が発見し、主婦(客の代表)が確認、顧客へ提供
⇒顧客へ「安心(安全)」と「買い物する喜び」を与える。→リピーターとなる。

疑問点…
他の従業員は会長と同じことをしているのか、出来るようになっているのか。→継承のための「福島塾/中小連合」?
なぜ、「中小連合」を作ることが福島屋にとって必要なのか?→情報を共有し、幅広く情報を集める為?
(※印は質疑に出た意見)

(3)中村さんからのコメント
現役生のまとめは「市場」の側面からしか企業を理解出来ていないだろう。
企業が市場の中でどう生き残るかという点のみならず、
社会においてどの様な影響を与えているのかという点を、
「企業と社会」を学んだ学生としても、考える必要がある。

福島屋の強みは「素材+製法」だろう。
商品はおいしい、安全、珍しいという基準で会長によって選ばれている。
何故これによって顧客の信頼感を得ることが出来ているかというと、
会長が五感で、現地で選んできたという「セレクト」への信頼だろう。
また、珍しさによって買い物の面白味を生んでいる。

珍しいというのは単に買い物の面白みという事だけでなく、
失われていく食文化を掘り起こすためにも行われている。
そして、中小のネットワークを作り、他業者の指導することで、
新たな食文化を作る働きをしている。

五感で、現地で選んできたということは、この「セレクト」は
会長が「脳」ではなく「身体」で選んできたという事である。
故に、ただ単に知識を教えればいいという訳ではない為、
後継者を育てることは難しいだろう。
この経営者は、自身が死んだあとの事をどの様に考えているだろうか。
本来なら、会長に後継者候補をついて回らせて育てる必要があるだろう。

また、このDVDには自社の組織が見えない。
この会社の社会的な影響を考えれば、後継者問題と併せて
企業の永続性の問題を考える必要があるだろう。


2.株式会社 ハローデイ
(1)番組概要〜ユニーク店舗に客が殺到!デフレに勝つ“楽しいスーパー”
福岡県にある、外観は一見普通のスーパーマーケット。しかし店内に入ると、そこには驚きの光景があった。
天井には巨大なクジラの模型が泳ぎ、手作りのぬいぐるみや絵が飾られている。
その店は、食品スーパー「ハローデイ」。福岡県を中心に40店舗を展開する。
スーパー業界が売り上げの減少に苦しむ中、20年近く増収増益を続けてきた。
価格競争とは一線を画し、安売りには頼らない。それで、なぜ売り上げが伸びるのか?
その背景には「従業員が楽しく働くことで良い店をつくる」というハローデイ独自の風土があった。
加治敬通社長が目指すのは「日本一働きたい会社」。そのユニークな経営の全貌に迫る。

番組HPより)各自のまとめ

(2)各自のまとめ(敬称略)
笹井:ハローデイは地域において、どのような役割を果たしているのか。
             ↓    
コミュニティ(共同体・場)としての役割を果たしているのではないか。
             │
従業員・従業員の家族 ⇔ 顧客 ⇔ 地域社会
      …相互に密接なつながり(ES⇔CS)
             │
         ・商品開発(寿司など)
         ・要望に沿った商品提供
         ・パートによる飾り付け
         ・働きたい会社日本一
         ・アルバイトの雇用数が大きい

ハローデイは、従業員・従業員の家族、顧客、地域社会は相互に密接なつながりがあると、
明確にわかる企業だと思いました。
パート従業員が楽しく、商品開発をするからこそ、
売り上げが上がり、顧客が満足し、顧客の満足する姿を見て、
パート従業員は更に工夫をするようになります。
このように、ハローデイは地域において、
「コミュニティとして役割」を果たしているのではないか、と思いました。

佐藤

高橋:ハローデイの戦略のどこがすごいのか

他の地方・中小スーパーと同様に、価格と品ぞろえでは大手に劣る。
そこで、ハローデイも福島屋と同様に”買い物の楽しさ”を提供することにした。

しかし、その方法が福島屋とは異なる。
品ぞろえは、顧客のリクエストと従業員の工夫によって決まっている。
また、ディスプレイに関しても従業員の意向が強く反映されている。
そういった意味で会長の権限が大きい福島屋とは一線を画す。
この従業員の工夫により、客が増え、店舗・接客の良かった点をコメントするという流れを整備することによって、
ES→CS→ES→…といった循環のシステム化に成功している。

石嶺

渡邊:ハローデイの強みは従業員満足が顧客満足につながり、
顧客満足が従業員満足につながっていることである。

従業員が「楽しむ」ことで「工夫」が生まれ、
成功すれば顧客に喜ばれる。これにより、
従業員は「やりがい」を感じ、現場の「改善」に取り組む、
それが更に顧客を喜ばせるという好循環になっている。
そして、ハロリンピックやお褒めの言葉の張り出しなどで、
制度的にも支えられているのが強みである。

しかし、「工夫」が上手く行かず、十分にこの循環に乗れなかった場合、
「楽しくないのだろうから役職を外すほかない」としてしまう事に引っ掛かりを覚えました。


(3)中村さんからのコメント
ハローデイの強さは従業員満足(Emploee Satisfaction、以下ES)が
顧客満足(Customer Satisfaction、以下CS)につながる、
そしてCSがESにつながる様な「制度化」を図っていることである。

また、この制度は企業文化(監視する第三者が居なくても自動的に働くプロセス≒コンテクスト)
から生み出されている物であり、そこから始業時に笑う、ハロリンピック、お客様のお褒めの言葉の張り出し
などの様々な制度が生まれていることが強みである。

3.二つの企業の共通性と差異性は何か?
以下に、各自のまとめを書き込んでいってください!

○渡邊諒太(26期, 12/7, 19:15)
二社の違いを考えると福島屋は「商品」を、ハローデイは
「人材」を通して顧客の満足を高めているのかな、と思います。

福島屋は会長が商品を見つけてきて、主婦(客)がチェックして出品する。
ハローデイは商品自体に何か特色がある訳ではありませんが、
売り場をどう作るのかという人のアイディアを出す。
それにより顧客を満足させているのだろうと思います。

また、どちらの企業に就職したいかと言われれば今のところ
ハローデイが良いと感じます。
一見何もなくとも笑うという光景に引っ掛かりを覚えますが、
モチベーションを引き出す上で理にかなっていますし、
実際に働いているうちに楽しさとやりがいを感じられるのだろうと思います。
福島屋はその点。企業に勤める人たちの顔が見えず、
会長とお客さんとの関係か見えない点が気になっています。

〇高橋(26期 12/7 23:55)
"買い物の楽しさ"を
会長の経験により実現する福島屋と従業員の工夫により実現するハローデイ。
”買い物の楽しさ”を保証するという点では、
システム化されているハローデイに軍配が上がるのではないかと思います。

両社のDVDを見ることで、
コンビニ、ネットスーパーという選択肢が増えていく中で、
スーパーという日常(=ケ)のものをどの様に非日常(=ハレ)の場にしていき
実店舗による”買い物の楽しさ”を提供していくことに地方・中小スーパーの活路があると思います。

〇笹井純也(26期 12/8 16:04)
福島屋もハローデイも、どちらも地方スーパーとして紹介されていますが、
「地方に与える影響」は大きく異なるものだと思いました。
 福島屋  :地方の失われつつある文化を維持させる。
 ハローデイ:地方にあることで、地方住民を支える。
つまり、家の近くに福島屋が建てられても、
ハローデイのように近隣住民の雇用の場、交流の場にはなりません。
また同様に、ハローデイがいくら建設されたところで、
失われつつある文化や伝統が維持されることはありません。

「地方スーパー」とひとくくりにしても、
地方に与える影響はそれぞれ異なるのだと分かりました。

W.今週のクイズ・面白い話


1.「面白い話」
今回は石嶺さんが初めに「面白い話」をしてくださいました!
フクロウの魅力や自分の愛着を熱弁し、
他のゼミ生(特に佐藤君)に対して全力で
フクロウをゴリゴリと推していく姿が笑いを誘いました。

2.「今週のクイズ」
今回は高橋が「Yahoo!ニュース意識調査」を使ったクイズを用意してくれました!
Yahoo!ニュース意識調査は、12時現在、6899件の設問がされ、総投票数は2億5127万票を超えています。
2015年の流行語大賞は「五郎丸ポーズ」「トリプルスリー」。
現役生は流行語大賞を高橋を除いてベッティングを外す事態になりました。
一体ゼミ生は(ネット)社会とどれだけ感覚がずれているのでしょうか?
このクイズを通して確認することが出来ました!

 問題1 2015年の投票数トップ3を当てよ
  @生活保護費のプリペイドカード支給、どう思う?
  A安倍首相の米議会演説、評価する?
  B「安倍談話」は村山談話・小泉談話を踏襲すべき?
  C安保法案が衆院特別委で可決、あなたはどう思う?
  D「タトゥー・入れ墨のある外国人を入浴拒否」どう思う?
  Eシリアへの渡航阻止、外務省の対応をどう思う?
  F東京五輪エンブレムの使用中止、どう思う?
  G安倍首相の戦後70年談話、評価する?

 問題2 各項目の歴代トップとその投票数を当てよ
 参考情報として、2015年の一位が69万票
 国内・政治
  @天皇陛下に手紙を渡した山本太郎氏の行為をどう思う? (2013年)
  A万引き犯に「顔公開する」と警告、どう思う? (2014年)
  B安倍首相の靖国神社参拝は妥当? (2013年)
 エンタメ
  @紅白歌合戦、白組で最も印象に残ったアーティストは?(2012・2013年)
  A舞台あいさつを受け、沢尻エリカの評価は変わった? (2007年)
  B草なぎ容疑者逮捕のSMAPへの影響は? (2009年)
 スポーツ
  @朝青龍に現役を続けて欲しかった? (2010年)
  A日本ハムの菅野1位指名をどう思う? (2011年)
  B亀田陣営に対する処分の内容は妥当? (2007年)

 回答&正答

        問題1         問題2(国政−エン−スポ)
 心爆 feat.中村さん C→F→D      A(80万票)−B(120万票)−B(50万票)
 ぼくらの秋学期   F→C→B      B(60万票)−B(40万票)− B(50万票)
 正答        C(69万票)→A→E  @(70万票)−A(68万票)− B(51万票)


 ポイント
 問題1
  設問&順位一致     2pt
  設問or順位片方のみ一致 1pt
 問題2
  設問一致 1pt
  投票数近いほう(ただし10万票以上離れた場合はNG) 1pt

 心爆 feat.中村さん 5pt(2+3)
 ぼくらの秋学期   4pt(1+3)

 総評
 みなさん、ずれていましたね…
 ただ天下のYAHOOといえどもネット社会と現実社会にもまたずれがあるので、
 一概にはゼミ生と社会、そしてネット社会のずれを論じることはできません。
 また、ずれていた方が良いという可能性もありますし。

 何はともあれ、このクイズで盛り上がってよかったです。
 結果は、心のビッグバンfeat.中村さんチームが勝利しました。
 これで対戦成績を心爆が三勝二敗としました。
 今後の展開が気になります(><)


Y.次回の予定


1.広井良典『ポスト資本主義』(岩波新書, 2015)概要・論点の吟味
2.本の交換会「講談社現代新書」


【記事No.587 編集キー:h27-23th】
○渡邊諒太(26期, 12/7, 19:10)
申し訳ありません、下の投稿に編集キーを登録し忘れてしまったようです…!
大変お手数ですが、管理者の方に下の投稿を削除していただけるとありがたいです…。


[585] 題名:第二回スピーチ大会「もしも過去に戻れるなら」 結果発表 名前:高橋篤史(26期) 投稿日:2015年11月28日 (土) 14時21分

スピーチ大会 結果発表!


皆さんお待たせいたしました!
11/24に行われた2015年度第二回スピーチ大会「もしも過去に戻れるなら」の結果が出ました!
四連覇と圧倒的な力を見せつけていた25期藤田さんが欠場した今大会。
本命不在の激戦を見事制したのは一体誰だったのでしょうか!?


第二回スピーチ大会 要綱
テーマ
 「もしも過去に戻れるなら」 
   過去:自身の幼少期などではなく、自分が生まれる前。

ルール
 制限時間は7分 (5分で右手、6分で両手を挙げて合図)
 
評価項目
 1.話術    計10点
@強弱・メリハリ  5点
A間のとり方    5点
2.コンセプト 計30点
 @構成    10点
 A納得・共感 10点
 B面白さ 10点
 3.その他 計10点
合計50点

発表順
 1.渡邉 諒太
 2.佐藤 樹 
 3.橋 篤史
 4.笹井 純也
 5.石嶺 佑騎


結果は以下の様になりました!!

    
       

   第一位  橋 篤史 36.9点 


       

   第二位  石嶺 佑騎 34.2点


       

   第三位  笹井 純也 30.1点


       

     第四位  渡邊 諒太 29.2点


       

     第五位  佐藤  樹  27.1点



26期高橋がスピーチ大会を初制覇!!

詳しいポイントはこちら グーグルドライブのエクセルシート



<<コメント>>


〇高橋篤史(26期 11/28 14:30)
初優勝やったー!!
次は40点以上を取り、藤田さんを倒して優勝したいと思います!!

もし集計結果のエクセルシートを見られない方がいらしゃったら、高橋までご連絡ください。

また、今回の原稿を三戸ゼミスピーチ大会用掲示板にアップし、次に繋げましょう!!

〇笹井純也(26期 12/01 4:00)
高橋、初優勝おめでとう!
高橋のスピーチは面白かった…!
群馬県民のどろどろとした(!)諍いを、もっと聞いてみたいな。

それにしても、藤田さんの欠場は残念でした。
きっと面白いスピーチが聞けたはずなのに…、
僕らにとって勉強になるスピーチが聞けたはずなのに…、
そう思うと、返す返すも残念です。
藤田さんが不在であるがために逆に藤田さんの存在感を感じる、
今回はそんなスピーチ大会でもありました。

次回、僕も心残りのないスピーチにしていきます!


【記事No.585 削除キー:speech2nd-kekka】




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