【広告】楽天市場の超ポイントバック祭合計購入額に応じて、ポイント還元12月15日まで開催中

ゼミ活動報告 掲示板


モバイル専用URL

三戸ゼミホームページへ戻る

無料カウンター

since 2009.06.19


報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

名前
Eメール
題名
内容
URL
削除キー 項目の保存

[532] 題名:2015年 第1回 三戸ゼミナール(秋季第12回三戸ゼミナール) 名前:佐藤樹 投稿日:2015年01月07日 (水) 23時09分

≪目次≫
T.基本情報
U.お屠蘇
V.今年の抱負
W. 歌留多大会
X.新年会企画“新春三戸ゼミナールめんこ大会”
Y.先生のお話
Z.次回の予定
[.刮目・今日イチ


T.基本情報


【日時】2015年1月6日(火) 16時50分〜21時20分
【場所】大学会館4階 和室“かもめ”,経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
4ryu       :渡邊、安藤、馬、(新山)
ラフレーズ    :笹井、木田、三厨
PS4        :佐藤、浦林、(石嶺、飛田)
温故知新協働組合 :高橋、坂本、藤田
院生       :中村、陳、(阪本)

U.お屠蘇


先生より、お屠蘇をいただきました。
お屠蘇には一年の健康を願うという意味があります。
健康には気をつけましょう。
周りの人のためにも!!

今年どのようにお屠蘇をいただいたか、書いておきます。
(来年以降の式に活かすためにも!)

@年少者より名前を呼ばれる。呼ばれたら先生の正面に。
A先生の正面にて、座り、礼。
Bお屠蘇の器を手に取り、先生に注いでいただく。
C3回に分け、お屠蘇をいただく。飲み干したら、器を戻す。
D新年のあいさつを先生にし、お年玉ゼミーをもらう。その後先生に礼をし、自分の席に戻る。


お屠蘇についてwikipediaで調べてみると、、、(三厨)
●「屠蘇」とは、「蘇」という悪鬼を屠(ほふ)るという説や、悪鬼を屠り魂を蘇生させるという説など、
僅かに異なる解釈がいくつかある。

●小・中・大の三種の盃を用いて飲むが、「一人これを呑めば一家病無く、一家これを呑めば一里病無し」と言われ、
日本の正月の膳などに呑まれる。元日の朝、年少の者から年長の者への順に頂く。

●屠蘇散の初出は、一説には三国時代の名医・華佗の処方によるものと言われている。
その処方は『本草綱目』では赤朮・桂心・防風・抜契・大黄・鳥頭・赤小豆を挙げている。
現在では山椒・細辛・防風・肉桂・乾薑・白朮・桔梗を用いるのが一般的である。
人により、健胃の効能があり、初期の風邪にも効くという。      ←これは良いことを知りました。

V.今年の抱負


今年の抱負をここに書き、今年の終わりに反省できるようにしましょう。

○佐藤樹
今年の僕の抱負は、自分の中で客観的な基準を作ることです。
昨年を振り返ると、自分の判断基準が、感情的で曖昧なものでした。
そのように生きてきたからでしょう。
しかし今年は就活があり、来年からは社会人として社会にでます。
今のままでは、いつまでたっても自分の感情で動く子どものままです。
そのために、客観的な基準を作ることを抱負とします。

どのように作っていくか、は難しいのですが、
ゼミの活動の中でヒントが得られるのではないかと考えています。
そう考えるのは、
例えば、本の交換会でどの本がほしかったのか、なぜその本を紹介するのか、
または、議論をする中で、何に興味をもつのか、何に納得できないのか、
等、判断基準を作るための材料が得られるからです。
日常生活でも考えていきますが、ゼミの場・ゼミ生と触れ合う中で、
見えていなかったものが見えてくるはずです。

今年の終わりに、報告できるように、この一年をすごしていきます。


○三厨昌平
1.ゼミを盛り上げる
→具体的には、仕事が始まっても週に1回はこの掲示板に書き込む。
自分にとって難しい勉強の内容があっても、その時に感じたこと思ったことをとりあえず書き込む。
(あとでゆっくり読んでゆっくり書くことなどできないのだとこの2年半で知りました。)

2.今までに作ってきた縁と学びを、なるべく保つ。
→ゼミや音楽活動など、「現在」の活動のために「過去」の縁を保つということをここ数年(特に昨年は)
できなかったと思うので、今年は意識的に行う。(もちろん人は変わるので、どの縁を取り持つかは、考える)
月に1回はそのような機会を持つ。

→学びについても月に一度は自分がどういうことを学んできたのか、ということを確認するようにしたい。


3.健康を「増進」する。
→よりパワフルに毎日を過ごすために、食事、睡眠、運動の時間を適切に確保する。
一日三食、睡眠時間は6〜7.5時間、毎日短い時間でも走るか筋トレの時間を確保する。


○浦林幸輝
 今年の抱負は「取捨選択」です。

 昨年末、年末の大掃除および引っ越しへ向けての身辺整理で部屋を掃除・整理していて、
物が捨てられない自分を痛感しました。部屋にある物の大半が買ってからほとんど使っていない物
でした。
 また、普段の生活でも思いつきやその場の感情・欲求に流されすべき事を後回しにしてしまいますし、
話す時・書く時、頭の中に浮かぶことを全て出そうとして、スッキリとまとまりのある物になりません。
 これらは全て、複数の選択肢から重要な物を選び、他を切り捨てるという取捨選択を
苦手としているためだ、という結論に至りました。
自分のできる事は、時間的にも能力的にも限られており、それ以上の物事を処理しようとすると、
結局できないか、できても中途半端になってしまいます。
また、何かの記事で見たのですが、人間の脳は「迷う」ことでかなり疲れてしまうそうなので、
必要以上に選択肢があることがマイナスに働いてしまいます。
 ですので、自分にとって不必要なものを今まで通りに大胆に切り捨て、優先順位の高いものを
自分の処理の限界内で選択できるように習慣づけていこうと思います。
まずは、先生からのアドバイスを参考に、なくなったら困るかどうかという基準で今までになく
バッサリと物を捨てていこうと思います。


〇笹井純也(26期 1/9 19:32)
今年の新年会は、37度の熱を出してしまい欠席してしまいました。
だからこそ、今年の抱負は、「健康になること」です。

今まで僕は何度も目標として掲げてきましたが、
結局は相変わらず風邪を引いてしまっています。
それでも、以前に刮目で掲げた「食事・睡眠・休養をとること」、
「自分のなかで優先順位を決めること」は意識しており、
少しずつ(生物、精神、将来への希望を持った)健康を維持できはじめています。

では健康を維持するために あと僕に足りないことは何なのか、
その理由は2つあると考えました。

一つ目は、単純に「基礎体力をつけること」です。
中学・高校時代は文化部で、体育の授業以外で僕はほぼ運動をしたこともありません。
運動会や体育祭では「いかに目立たずやり過ごすか」をいつも考え、
持久走の授業では翌日に必ず筋肉痛でした。
振り返れば情けない思い出です。学生のうちに克服したい思い出です。
よって、時間のある・最後の学生生活を送る大学生のうちに、基礎体力を伸ばします。
具体的には、知り合い3人以上から「笹井、体つきが変わったね」と言われる事を目指します。

二つ目は、「疲れに 気付くこと」です。
僕は、気付かないままに体調を崩し、後になって気付くのです。
熱が出てはじめて自分が風邪を引いているのだ と気付いたり、
歩き方が変だと(友人に指摘されて)医者に行くと 両膝が脱臼しかけていた、
ということまでありました。
よって、今年のうちに自分の疲れに敏感になります。

「基礎体力をつけること」と「疲れに 気付くこと」、
以上の二つを抱負にして、今年一年を過ごしていきます!


その他、抱負の候補として考えた、
「聞き上手になること」(そのために@表情豊かになる、
A良い質問を出せるようにする、B少なくとも短い言葉で詰まらない)
「社会への興味を強める」(そのために@新聞と雑誌を毎日読む、
Ayahoo!ニュースを3つずつコメントを付ける、B以前興味を持っていた原発問題を調べてみる)
も、少しずつでも、実行していきたいと思います。


○高橋篤史(26期 1/10 6:07)
今年の抱負は
・健康
・周りをよく見る
という二点を挙げました。
健康については、その重要性をいまさら語る必要もないでしょう。
今年は、就活の年ということもあり、身体的や精神的に疲労に
苦しめられることもあるはずです。十分な食事と睡眠、運動を
心がけることによって常に動ける状態を保ちたいです。
次に、周りをよく見ることです。人や物との距離感がつかめていないという
現状を先生に昨年指摘され、自分でもそのように思いました。
対象物との距離感を定めることによって自分とは何かということも
はっきりさせる。これは、今までの自分の生活、これからのゼミなどで
学んでいきたいです。

○渡邊諒太(26期, 1/11, 11:30)
2015年、私のの抱負は「健康を保つ」という事です。
なぜこの抱負であるかというと、理由は二つあります。
一つは、先生より「3つの健康」を教えていただいたため、
もう一つは、自身がその健康を崩してしまったためです。

そして、その抱負を「達成できた!」と言えるために3つの事を目標とします。
1.一日3食を基本とした生活を送り、生活のリズムを作る。
食事についての目標というだけでなく、生活全体のリズムを整えていこうと考えています。
2.ひと月のスケジュールを書き出し、机に張り出す。
自分が何をする必要があるのかを考え、時間の健康を保ちます。
3.原則として、エスカレーターやエレベーターを使わない
運動によって体の、生物としての健康を保つと共に
自分の体を積極的に使う事で、健康を保つ意識を持ち続けます。

〇 木田 世界 (25期 1/11 13:49)

今年の抱負は、
@学問を「面白い!」と思えるようになること、学ぶことと自分の生き方、今の社会を結び付けて考えること。
A師範代として、人に頼らずゼミを支える存在になること。
Bゼミ生との関係を深め、卒業後もまた会いたいと思えるような関係を作ること。

です。

また、先生から
@については、学問の「面白さ」と「喜び」(達成感など)と両方があり、区別して考えてみると良いということ、
Aについては、なぜできないのか、どうああるべきか、どうすればよいのか考えること、
Bについては、「この人こそは」という人との間に縁を作り深めていくこと、
というコメントを頂きました。

抱負を話し、先生のお話しを聞いた後に、Aについて考えたのですが、
僕の視野が狭いのはあれこれとやりたいこと、やらなきゃいけないことがあると思ってしまい、余裕がないからだと思いました。
ですので、大切なものは何かを考え、それを大切にしていくこと、
そして取捨選択をしていくことを意識したいです。

○安藤陽介(25期,2015/01/12,0:10)
今年は2つのやるべきことを徹底してやる1年にします。
ひとつは人から頼まれたやるべきこと、もうひとつは自分の中でこれはやるべきだと確信をもったこと。

昨年はとにかくたくさんのしたいこと、例えば旅行に行ったり、いろんな友人とあったりしました。
もちろんそこでもたくさんの得たことはあったのですが、
この22年間を振り返った時にしたいことをただしたときよりも
これを自分がやるべきなんだ、やるべきことなんだと確信したことをやり遂げた時のほうが
得られるものは大きいということに気づきました。
なので今年はそれはやるべきことなのかと常に考えながら、物事に取り組んでいきます。

◯坂本恵理奈(25期 1/13 12:31)
今年の抱負は「行動力を身につけること」です。
私は昨年「時間を大切にする」という目標を掲げましたが、迷ったり悩んだりしている時間が多く、
なかなか行動に起こせないことが多々ありました。
そこで今年は、1日に考えを整理する時間を作り、その時間以外はしっかり行動できるようにしていきたいと思います。
そうすることで、残り少ない学生生活、ゼミを大切にすることができ、
また、自分に余裕を持つことで周りの人も大切にできると思います。
そのようにできるよう、心がけていきたいと思います。

W.歌留多大会



散らし取り・源平戦を行いました。

○散らし取り
何枚取ったか、自慢してください!

佐藤(26期)   −  9枚
三厨(25期)   −  2枚 自慢できな〜い!
浦林(25期)   −  15枚 (ドヤ!
高橋(26期)   −  8枚 「八」末広がり!
渡邊(26期)   −  14枚 あと二歩だった、悔しい・・・!
木田(25期)   −  12枚 「記憶」に縛られる...



○源平戦
PS4 & 4ryu  vs  温故知新協同組合 & ラ・フレーズ

激闘の末、温協・ラフレが勝ちました。
PS4&4ryuの敗因としてはお手付きの多さだったように思います。
温協・ラフレの攻守の割り振り(例えば、上の句を覚えている人が責める等)もよかったと考えます。
PS4&4ryuの皆様は後日1000ゼミーずつ回収し、温協・ラフレに渡します。

→先生が、今度のゼミでお寿司を取って、勝った方が握りもの、負けた方が海苔巻にするのはどうだ?とおっしゃっていたよ!!!!!!


歌留多の取り方をみても、目の前のものを狙う、知っている歌を狙う等、その人の個性が見えました。

X.新年会企画“新春三戸ゼミナールめんこ大会”



めんこ大会を行いました。

<めんこを選んだ理由>
@古典的な遊びであること
→お正月という日本伝統行事の中で日本の伝統的な遊びをしたかったため。
A形として残せること
→新年になり、4年生の卒業のカウントダウンが始まったために、形として残せる遊びにしたかったため。三戸ゼミ写真館の写真やゆるきゃらも使いました。
B運だめしになること。
→めんこあそびの技量に差はあまりないため、運、そしてそれを引き寄せる戦い方が大きくなると考えたため。

<種目>
@1対1
A複数人によるバトルロワイヤル
Bトーナメント
をおこないました。

トーナメントの優勝は藤田さんでした。
一体何ゼミー稼いだのでしょうか。
気になります。

ちなみに私は−1500ゼミーでした。
みなさんの成果も教えてください。

<めんこデザインの内訳>
☆豪華メンコ/一枚ずつ
ブリッジでの先生 :1枚
先生のお話(合宿) :1枚
先生のお話(浩友会):1枚
浩友会集合写真  :1枚
ゆるきら集結   :1枚
→5枚

◎風景メンコ/二枚ずつ
勉強中の様子 :2枚
相撲中の様子 :2枚
食事中の様子 :2枚
ブリッジの様子:2枚
→8枚

〇ゆるきゃらメンコ/二枚ずつ
PS4 :2枚
温協 :2枚
ラフレ:2枚
4ryu :2枚
→8枚
※当日は「アナと雪の女王」や「妖怪ウォッチ」の登場がありました。
 ゆるきゃらメンコの詳細は後日修正します。

△御宿食事メンコ/三枚ずつ
昼食(チャーハン) :3枚
夕食(豪勢な献立) :3枚
→6枚

♪特別枠/それぞれ
三戸マンボウを紹介する渡邊諒太    :1枚
2014年度新歓 勝利者寿司カード    :1枚
自作メンコ(自分なりのデザインが可能) :3枚
→5枚

合計32枚

Y.先生のお話


@動作・作法
他者の動作・作法をただ見るのではなく、
自分が知っている動作・作法ならば、当てはまっているかを見る
自分が知らない動作・作法ならば、一つ一つの動作・作法を見て、自分に活かす。
お屠蘇の飲み方が窮屈そうだと感じたなら、自分のときは背筋をのばして飲みやすくする等。

A話す言葉
必要のない言葉を口にすると、場の厳かさを損ねることがある。
意思を示すのは言葉だけでなく、姿勢等でもあらわすことができる。

またたくさんの言葉を口にすると、相手は聞く気を失い、さらに自分が伝えたいことも相手に残らない。

B意味と位置
ものごとの重要性は、位置によって変わる。
たいしたことがないことでも自分の身近な出来事ならば重大なことと感じてしまい、
重大なことでも、自分から遠い出来事ならばたいしたことがないものと感じてしまう。

精神の健康は距離感である。
近づきすぎてもよくなく(例:ブラック企業に合わせて自分を追い込む)
離れすぎてもよくない (例:こうないえん)
なので適切な距離をとることが必要。

C縁
縁は自分で作るもの。
できるものではなく、作ろうとして初めてできる。
しかし時間・エネルギーは限られている。
忙しくて優先順位を自分で決められないときもある。
しかしメール・年賀状などでフォーローすることで縁をつなげることはできる。

D学問
学問とは、自分を型にはめることだった。
規範と合致しているならば、なぜ合致できたかを、
していないのならば、なぜできていないのか・どうすれば合致するかを考える。

E捨てること
捨てるためには、なくなって困るかどうかを考える。
そうすることで、捨てなかったものを大切にすることができる。
(大切なものを区別して、大切なものとそれ以外の扱いを変えることができる)

関連して、大切なものを失って、大切とわかるということを繰り返すのはおろか。
失わないと分からないのか、という問いが付きまとう。

Fすべき
すべきことは、前後で何が変わるのかを考える。
1週間・1月・1年、もしくはもっと長いスパンで。
そうすることで自分にとっての意味づけになる。

すべき…やらなくてはいけないことで義務
→今の時代(したい、を大事にする)には合わないため、長続きしない

そのため、したい・すべきを、大切にしたいこと・ものにしていく。
(自分を大切にしろ、という時代では難しいが)

G遊び
ゼミの遊びは、ゼミ生としか共有できない、ゼミ生としかできない遊びである。
ゼミ生とだからこそ、今回は負けたけど、今度は自分が、というような感情が起こる。
他者とだったら、悔しくなったり、喜んだりするだろうか。

Z.次回の予定



@討論会の勉強の報告
A結論の議論
B本の交換会“同じテーマの小説・ノンフィクション”

[.刮目・今日イチ


○佐藤樹(26期 22:51)
新年あけましておめでとうございます。
2015年の最初の刮目・今日イチ、いただきました!

今回の新年会では、企画を自分のものとして考える、ということを意識しましたが、
まだ自分のものにはなっていませんでした。
めんこを準備したり、ルールを考えたりするのは楽しかったのですが、
それに取り組むのが遅れてしまったために準備不足になりました。

取り組むのが遅れたのは、まだ課題として認識してしまっているからです。
ただ、どうすれば企画を楽しくできるか、みんなで楽しめるかということを考えて
楽しんで準備に取り組めたことは今までになかったので変化としてありました。

昨年最後のゼミで得た勉強への熱気は、冬休みにチームや勉強から離れたために冷めて、
4日になるまで、ほとんど何もできませんでした。
いかに人との中で自分があるのか、ということを感じる年末年始でした。

だからこそ、今年は縁を積極的に作っていきます!!!
今年もよろしくお願いします。



〇三厨昌平(25期 2015/01/09 18:26)
樹の投稿を見て、自分が2年生の時に忘年会企画の幹事をやった時のことを思い出しました。
三戸ゼミ恒例の「ゲーム」×「勝ったチームから食べられる出前」で、どんなことができるかと考えて、
「ピザの名前当てゲーム」(但し語群から選ぶ)を企画しました。

1.ドミノピザでピザを5枚選ぶ

2.選んだピザの名前を分解して、ワードタンクを作って、そのワードタンクの単語を組み合わせてピザの名前を完成させられるように回答用紙を作る。
例:クワトロ・プレミアム、バジリコ・デラックス、グリル野菜たっぷりのピッツァ
→クワトロ、デラックス、たっぷりの、野菜、バジリコ、グリル、ピッツァみたいな。プレミアムとかデラックスとかの単語が多いこと多いこと。

3.企画者だけ、ドミノピザにある各ピザの宣伝文(2文くらいのもの)を携帯にメモしておく。

4.ドミノピザ(浅間町の横浜西口店)に買い出しに行く。お店に買いに行けば、1枚購入につきもう1枚は無料になる。

5.ピザをみんなの前で開けて、見えるようにする。
(このため後で食べる時には冷めてしまった)

6.ゲームスタート!制限時間は10分くらい?
各チーム1回だけピザの宣伝文を企画者から教えてもらえる。(僕が2年生の時は3チーム制でした。そこに先生+中村さんチームを加えて4チーム)

7.単語ベースで応えあわせして、ポイントを付ける。
回答:グリル野菜デラックス
答え:グリル野菜たっぷりのピッツァ
であれば最初の2語だけ合っているので、1語5点で10点!みたいな。

8.勝ったチームから好きなピザを一人4カット選べる。
(優勝は三戸先生チームでした!)


企画を考えててとても楽しかったし、何より先生も含めて全員楽しそうだったのが嬉しかったです。
3年生は一人もう1回位、新年会忘年会以外にも、新歓、掲示板でのベッティング、年末企画など企画するチャンスがあると思うので、
「企画作りの時間をたっぷり確保」した上で「どっぷりハマって作り込む」ようにすると
いくらでも面白い企画ができると思います。

でも今回も楽しい企画でした。
次回はルールをしっかり決めた上で、開催までに自分のメンコを作って練習もして参加したいな。


〇笹井純也(26期 1/9 19:32)
新年あけましておめでとうございます。

新年第一回目のゼミに出ることができず、非常に、本当に、残念です。
普段のゼミもとても大切ですが、新年会という節目の催し事に出れないのは、
良くない事です。「新年会が迫っている」ということを意識して、
普段以上に体調を心掛けるべきだったと感じています。

■1. メンコの写真選び 〜被写体と枚数による価値の差〜
新年会当日は参加できませんでしたが、メンコの写真は僕が選びました。

まず、どのように差をつけるのか、を意識しました。
メンコ自体は同じ紙で、写真もほぼ全て三戸ゼミ写真館にあがっていますが、
被写体や枚数で、差をつけました。
紙そのものは変わらないのに、描かれた絵や存在する枚数で価値に差がでることは、
ポケモンカードや妖怪ウォッチのメダル、紙幣と同じです。
この差に、どのような効果があり、どのような反省があったのか、
その雰囲気を感じたかったのですが、残念ながらその機会は逃してしまいました。


また、普段のゼミ活動のメンコ、つまりレジメ発表、スピーチ大会、本の交換会のメンコを
つくれなかった事が、心残りです。
特別な日々だけでなく、普段のゼミの写真も大切だと思いました。

だからこそ、より新年会に参加したかったのですが、
参加できず本当に残念です。
今年は、必ず、健康に、なります。


四月までは4年生の先輩方と過ごせる最後の時間となり、
四月から10年に及ぶ学生生活の最後の学年です。
どちらも大切に、過ごしていきたいと思います。
本年も、よろしくお願いいたします。

○高橋篤史(26期 1/10 6:30)
先生にご指摘いただいた、自分がないとはどういうことか
頭の中でもやがかかっている状態です。
自分とはなにか、他者とは何か、要素や構造等、いろいろ考えたら
きりがありません。先生はそのようなことを知るための学問だということも
おしゃっていました。今まで自分が学んできたことを見直す一年にします。

カルタとメンコ、今では正月でもゼミがなければしないようなことです。
日本の伝統と伝統に触れることのできる場、ともに遊ぶことのできる人
というものを大切にしたいと思えました。

2015年が始まり、2014年度も残り三か月です。
三月で卒業される先輩方と今までのようにゼミで学べる
期間も短かくなりました。
今という時間の大切さをかみしめていきたいと思います。
みなさん、どうぞ今年もよろしくお願いします。

○渡邊 諒太(1/11, 09:20)
新年あけましておめでとうございます。
また新たな年を迎え、改めてゼミ活動に精力的に取り組むことを意識したいと思います。
どうか本年もよろしくお願いいたします。

■自分が言ったことを相手に残すならば、言葉を短くすること。
人が何か言葉を発するのは、相手に何かを伝えたい、納得させたい、
自分に関するなんらかを、相手に残したいという時でしょう。
あるいは、そうせねばならないと考えた時でしょう。

新年の抱負を述べるのはなぜか、それは自分で立てた準則を他者に伝え、
その伝えたことをその一年の自分の行動の柱とするためではないでしょうか。

しかしたとえ他者に伝えたとしても、その言葉が残っていなければなりません。
抱負を述べる際に、あれやこれやと色々なことを述べたのは、
僕自身がただ言いたいだけの事だったのだと反省しました。

「今年の抱負は健康を保つこと」「その為に3つの事を行います。」と続けたのは
「これが自分の抱負なのだ」とゼミ生に残すためだったのですが、
途中でその意識が揺らいでしまったことを、悔しく感じます。

■言葉を使う際に、その言葉を使う意味を考える事。
「原則」という言葉は、「例外」があることを含意する言葉であり、
そしてわざわざその詳細を述べる事を省くために用いる言葉だと、
先生より教えていただきました。

言葉にはそれを使うための意味があり、それゆえにその言葉を使うべき時、
あるいは使うべきでない時というのがあるのだと考えました。
そして相手に何かを伝え残す為に、あえて詳しく述べないことも必要なのだと学びました。

■精神の健康とは、距離感を保つことである。
高橋が、「自分は距離感をつかむことが苦手である」と抱負を述べる中で言っていましたが、
これは僕自身にも強く当てはまることではないかと考えています。
また、そういった距離感を失ったために、昨年は「精神の健康」を損ねたのだと考えています。

とはいえ、まだ僕自身「距離感」というものがどの様なものかを具体的に考えることが出来ていません。
抱負として「健康を保つこと」を掲げている身としても、
この言葉が何を指すのかを考えていかなければなりません。

■「大切にしたいこと」にしていく
我々3年生は残す所3か月で4年生となり、4年生の先輩方は就職をしていきます。
そろそろ、平成26年度のゼミ活動もその区切りへ向かっていっています。

その様な中、「果たして大学生活が終わった後も、親しい関係であり続けるか」
という事が僕の中で引っかかっています。別にそうである必要はないかもしれません。
ただ、それが大学生活を過ごしたから、三戸ゼミに入ったから残るものだとしたら、
やはり、そうであることというのは大切なことなのではないでしょうか。

ずいぶんと僅かな時間となりましたが、そういったことを考えながらゼミ活動へ取り組んでいきたいです。

〇 木田世界(25期 1/11 14:15)

新年会でのお話を聞いて、「大切なもの」を「大切にしていく」ことが一番印象に残っています。
(渡邊もこのことについて書いています。他のゼミ生にとっても、印象に残っているのではないでしょうか。)

やはり、「大切なもの」は何であるのかを考えることは重要で、そして難しいです。

「大切なもの」は「失い難きもの」であるのですが、「失い難きもの」を知る為には、想像力が必要です。
それがなければ、失ってから大事だと気付いたということになってしまいます。

そして、「大切なものは何か」を知る為には、教養を身につけ広い視点からものごとを位置づける必要があります。
歴史や文化など、時間的・空間的な広がりをもって物事を見られるようにしていきたいと改めて思います。

○安藤(25期,2015/01/12,0:11)
関係性は距離感だ、という話が印象に残りました。
他人との距離は近すぎてもだめだし、遠すぎても孤独を感じる。
しかし自分というのは存在せず、他社との関係でしか自分は存在しない。
昨年ブームとなったアドラー心理学でも「すべての悩みは人間関係によるもの」と主張されています。
他人との距離感をどのようにコントロールし、自分を時間と空間の中で位置づけるか、
それが自分というものを確立するためには必要なのだなと感じました。



【記事532  削除キー532】


[531] 題名:第二回スピーチ大会 結果発表 名前:高橋篤史 投稿日:2015年01月07日 (水) 17時26分

  

第二回スピーチ大会結果発表



2014年11月18,25日に行われた第二回スピーチ大会「生まれ変わったらなりたい職業」の結果発表です。
評価項目では話術はもちろん、共感性と納得性が評価項目でした。
  

第一位  藤田航平 38.8点

  

第二位  中村貴治 38.4点

 

第三位  三厨昌平 36.8点


 

第四位   陳媛  33.6点

  

第五位   馬信卿  32.7点

  

第六位  木田世界 32.6点


 第七位   浦林幸輝  32.5点
  −     笹井純也  31.9点 
 第八位   坂本恵理菜 31.8点
 第九位   安藤陽介  30.8点
 第十位   石嶺佑騎  30.1点
 第十一位 阪本夏美  29.2点
 第十二位  佐藤樹    26.6点
 第十三位 高橋篤史  26.1点
 第十四位 渡邊諒太  25.9点


藤田さんが、第一回に続き勝利をおさめ、見事二連覇を達成!!

【削除キー:speechkekka】


[530] 題名:2014年度第三回スピーチ大会について 名前:高橋篤史 投稿日:2015年01月07日 (水) 15時29分

”この人”を決めよう!!



1/20,27に行われる第三回スピーチ大会のテーマは、「この人を語る」
それぞれのゼミ生が同期や先輩や後輩に伝えたいことはあると思います。

今回は、掲示板で語る”この人”を決めます。
自分の語りたい人の名前を下に書き込んで言って下さい。
被った場合は、今年度の火ゼミの刮目書き込み数が多い方を優先します。
期限は、10日(土)午前0時まで

<名前>  −  <「この人」>
佐藤樹   −  浦林幸輝さん
三厨昌平  −  木田世界
陳媛   −  中村貴治
笹井純也  −  三厨昌平さん
渡邊諒太  −  安藤陽介さん
浦林幸輝  −  佐藤樹
高橋篤史  −  藤田航平さん
木田世界  −  三厨昌平 
坂本恵理奈 ー  石嶺佑騎
安藤陽介  ー  馬 辰卿



>高橋
みなさんありがとうございました。

スピーチ大会の概要
・時間八分以内
・評価項目 人に聞かせる話し方(10点満点)、その人をうまくとらえているか、本人が喜び周りがうらやむような話か(各20点満点) 合計50点満点

1/20       
1.佐藤−浦林
2.笹井−三厨
3.渡邊−安藤
4.高橋―藤田
5.安藤−渡邊
6.坂本−石嶺
7.浦林ー佐藤

1/27
8.木田−笹井
9.馬−阪本
10.三厨−木田
11.藤田−高橋
12.石嶺−坂本
13.陳−中村
14.阪本−馬
15.中村−陳


【削除キー:konohito】


[529] 題名:討論会についての告知 名前:佐藤樹 投稿日:2015年01月07日 (水) 01時24分

討論会についての告知



討論会の現段階での日程をこちらに掲載します。


2月15日(日) レジュメ交換
2月20日(金) 質問票の交換
2月25日(水) 回答書の交換
2月28日(土) 討論会当日




期末テストが2月12日まであり、その後、5日間隔での日程となりますが、
昨年の夏からの勉強の集大成として、
相手に対して納得させるための討論会にしましょう。


【kokuti】


[528] 題名:2014年度秋学期第10回木ゼミ活動報告〜 〜 名前:渡邊諒太(26期) 投稿日:2014年12月23日 (火) 10時43分

《目次》
T.基本情報
U.三戸ゼミ10大ニュース選定
V.今週の課題
W.先生のお話
X.今日イチ・刮目


T.基本情報


【日時】2014年12月19日(木) 17時00分〜23時30分
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
25期:木田、藤田
26期:笹井、佐藤、高橋、渡邊
院生 :中村、阪本


U.三戸ゼミ10大ニュース選定



10大ニュース確定!



☆別格

2040年に896自治体で若年女性人口5割減、日本創成会議が推計



1位―集団的自衛権を限定容認、政府が新見解/政府が武器輸出の新原則を閣議決定〜揺らぐ平和主義と民主主義〜



2位―「アベノミクス」の評価を問う衆院選〜戦後最低の投票率、安倍の勝利、共産党の躍進...民主主義の危機か〜



3位―薄れゆく原発問題 〜自然エネルギーへの方向転換のチャンス失う〜
   (原発事故による避難指示区域が初の解除/川内原発1、2号機が安全審査に合格/高浜原発が安全審査に合格)


4〜6位
STAP細胞論文に改ざんなど不正〜大学教育と科学研究の劣化〜

天災フルコース〜忘れられていた火山の脅威、再び〜 
(関東甲信で2週連続大雪、都心も27センチ/広島市北部の土砂災害で74人が死亡/御嶽山噴火で死者57人、行方不明者6人)

危険ドラッグ相次ぐ〜法規制の先を行く人の欲望と科学の進歩〜


7〜10位
日本のデングと世界のエボラ、パンデミック危機〜近代化とグローバル化が起こしうる21世紀のペスト〜
(デング熱の国内感染を約70年ぶりに確認/エボラ出血熱の死者、7500人超える)

企業不祥事4件〜信頼失う企業〜コスト削減、安全性も削減〜

消費税8%スタート〜どうなる日本の財政〜 

朝日新聞が慰安婦報道の一部を撤回。後に「吉田調書」の誤報も認め謝罪〜社長の辞任だけで許される?どう取るべきか企業の責任〜


次点 世界で活躍する日本人達



 ○ 木田世界 (25期 12/26 19:50)

来年の参考として、今回学んだ10大ニュースのコンセプトと選定方法を記録しておきます。
刮目欄にバラバラに書くとやはり見返しにくいので、できるだけ分かりやすくなるように記録と感想を分けることを心がけたいです。

<方法>
@全員でそれぞれの上位三位を黒板に書きだす。
Aそれを見比べて、上位三位の候補(順位はまだ)となるものを選ぶ。この際には、基本的に少数派に意見を述べさせて議論を進める。
B選んだ候補の中で、1位〜3位の順位を決める。
C4位〜 6位のグループ(この中での順位はつけない)を投票により決める。
D7位〜10のグループを(この中での順位はつけない)を投票により決める。

<コンセプト>
(@)10大ニュースを考える意味
社会でこれからどう生きていくかを考えるために、今年はどういう年であったのかを考え、さらには、これまでの時代からどのように変わりつつある、どのようになっていくのかを考える。
今年はどういう年であったかを捉えるために、個々のニュースのみを見るのではなく、ある意味付けのもとに複数のニュースをまとめて考える。

(A)なぜニュースの順位をつけるのか
例えば国会が政策課題の優先順位を考えて予算を配分するように、社会において順位を決めることは誰に予算や資源を与えるのか、誰の権利を優先させるのかを決めるという意味を持つ。また、順位を考えることで、そのニュースが誰にとってどういう意味でどれくらい重要なのかを考えることができる。
また、順位付けの議論を通して人を説得する力をつけることができる。

<順位>

 1位―集団的自衛権を限定容認、政府が新見解/
政府が武器輸出の新原則を閣議決定


 ・笹井:日本、戦争をする国へ向かう 〜信頼は"取り戻せない"〜
・木田:〜揺らぐ平和主義と民主主義〜 (坂本、三厨)
 ・渡邊:〜不戦を捨てた日本、平和主義の意味が変わる〜

 2位―「アベノミクス」の評価を問う衆院選


 ・佐藤:〜投票率が語る、政治家と国民の間のずれ〜
 ・高橋:〜投票率戦後最低は、ぜんぶ雪のせい?否、政治不信のせい〜
 ・木田:〜批判なき政治はどうなっていくのか〜
 ・藤田:〜戦後最低の投票率、安倍の勝利、共産党の躍進...民主主義の危機か〜 (坂本、三厨,安藤)

 3位―原発事故による避難指示区域が初の解除/
川内原発1、2号機が安全審査に合格/
高浜原発が安全審査に合格


 ・笹井:薄れゆく原発問題 〜自然エネルギーへの方向転換のチャンス失う〜 (坂本、安藤)
 ・木田:〜原発事故は誰にとっても他人事なのか?〜 (三厨)
 ・渡邊:〜再び原子力政策へ、もう自然再生エネルギーへは向かえまい〜

<4−6位>
○STAP細胞論文に改ざんなど不正
 ・佐藤:〜真実よりも視聴率、扇動するマスコミの悪質性〜
 ・木田:〜大学教育と科学研究の劣化〜 (坂本、三厨、安藤)
 ・藤田:〜日本の科学研究のあり方に問題があります〜

○天災フルコース
 関東甲信で2週連続大雪、都心も27センチ
 広島市北部の土砂災害で74人が死亡
 御嶽山噴火で死者57人、行方不明者6人
 ・佐藤:〜忘れられていた火山の脅威、再び〜 (三厨、安藤)
 ・高橋:〜忘れてはならない災害大国・日本〜 (坂本)
 ・木田:〜思いがけぬ災害、人は自然の中で生かされている〜
 ・渡邊:〜メインディッシュは火山噴火、自然の中に社会・人あり。〜

○危険ドラッグ相次ぐ
 ・笹井:(サブタイトルのみ)〜欲望と資本主義はどこへ向かう〜
 ・高橋:〜法規制の先を行く人の欲望と科学の進歩〜 (三厨、安藤)
 ・藤田:〜欲望のままに行動する愚かな人間〜 (坂本)

<7−10位>
○デング熱・エボラ出血熱
 デング熱の国内感染を約70年ぶりに確認
 エボラ出血熱の死者、7500人超える
 ・笹井:東京のデング熱・世界のエボラ出血熱…、増える感染症 〜グローバル化と近代化は病をももたらす〜(安藤)
 ・高橋:日本のデングと世界のエボラ、パンデミック危機〜近代化とグローバル化が起こしうる21世紀のペスト〜 (坂本、三厨)
 ・木田:〜「対岸の火事」で良いのか?〜
 ・渡邊:〜日本のデングと世界のエボラ、ヒトに猛威を振るうモノ達〜

○企業不祥事4件
 冷凍食品農薬混入事件で契約社員逮捕
 ベネッセ顧客情報が大量流出
 中国産薬漬け&病気鶏肉問題
 異物混入によりぺヤング販売休止
 以上の4件のことを指す。

 ・佐藤:〜信頼失う企業〜コスト削減、安全性も削減〜 (坂本、三厨、安藤)
 ・木田:〜グローバル化・情報化により拡大するリスク〜
 ・藤田:〜しっかりしろ日本企業!〜

○消費税8%スタート
・笹井:(サブタイトルのみ)〜10%に引き上げないで良かったのか〜 (三厨)
 ・佐藤:〜増える貧困層の税負担、政治家と国民の間のずれ〜
 ・木田:〜どうなる日本の財政〜 (坂本、安藤)
 ・渡邊:〜持つのか財政、10%に上げずとも。〜
○朝日新聞が慰安婦報道の一部を撤回。後に「吉田調書」の誤報も認め謝罪
 ・朝日、慰安婦報道の一部撤回〜会社の責任はどこにある〜
 ・高橋:〜社長の辞任だけで許される?どう取るべきか企業の責任〜 (三厨)
 ・木田:〜「(日本の)メディアなんてこんなもんだ」では済まされない!〜 (坂本)
 ・藤田:〜「メディアなんてこんなもんだ」〜 (安藤)

 <次点>
世界で活躍する日本人達
 ・渡邊:〜日本に元気を与える立役者〜




<★別格> 2040年に896自治体で若年女性人口5割減、日本創成会議が推計


木田:〜自然減だけが問題なのではない〜


V.今週の課題



選定したニュースの意味付け
担当者(敬称略)
奇数番…木田、笹井、渡邊
偶数番…藤田、佐藤、高橋

W.先生のお話



1.10大ニュースを選ぶ意味
普通は、今年一年に何があったかを個別のニュースで振り返るものと考えられる。
しかしこの企画は、一連のニュースが10年後、20年後にどう影響を与え、
未来にどの様に意味付けされるかを考えていくものである。

2.何故順位をつけるのか?
毎年やっている10大ニュースではあるが、何故ニュースに順位をつけるのか。
それは、順位とは即ち優先度であり、順位に基づいて予算や権利が与えられるからである。
(政党のマニフェストと同じ機能を持つものである。)

3.ニュースを選定する上での二つの観方

・軸を立て、ニュースを配置していく。
・ある観点に立ち、ニュースを観ていく。

どちらも有効な方法であるが、後者の場合は他の選定者と
選定したニュースが大きく異なってくるために、他者を強く説得する必要がある。
前者の場合はその点において客観性が高いが、
あくまでもその軸自体は主観的なものであることを頭に入れておかなければならない。

4.危険ドラッグと原発事故から見る価値基準の変化 〜目の前の欲望を優先する〜
危険ドラッグと原発事故、根本には同じだ。
危険ドラッグを使用しても、本当に事故を起こす人は極めて稀だと思われる。
原発事故も、事故が起きるかもしれないし、起きないかもしれない。

そのような事実を受け、「確率は低くとも危ないならやめよう」ではなく、
「危ないかもしれないけど、大丈夫だろう。確率が低いのだから。」という考えに基づいているから
人々は危険ドラッグを使用したり、原発再稼働を容認する。
つまり、人々の価値基準が「低い確率ならばそのリスクを冒してでも、
自分の欲望(利益)を優先する」という方向へと変わってきている。


5.問の立て方 〜目先に振り回される人々〜
原発再稼働の安全審査に合格した事実よりも、
国民が原発再稼働を問題にしない事それ自身のが問題であるはずだ。
痴呆議員の挙動(号泣議員、セクハラヤジ、ヤジで泣く議員)よりも、
なぜあのような人間が議員になれるのか、なぜ国民がその議員を選んだのか、
という点のが問題であるはずだ。
それにも関わらず、現代社会ではそれらを一切問わない。


6.愚かな人との付き合い 〜ドラッカーの問〜
愚かな人には、愚かな人に合わせた納得のさせ方が必要になる。
「将来に事故が起きるかもしれない」で危機感を感じない人を納得させるには、
今どんな損失があったのか、起きるのかを明示しなければならない。

そして私たちは社会で生きる上で必ず、人間の欲求の愚かさと付き合っていかねばならない。
その事をテーマにしたのが、ドラッカーである。
ドラッカーは、
@そのようなことは続くのか?
Aそのようなことを続けていていいのか?
という二つの問を持っていた。
この二つの問は違う次元でとらえるべきである。


7.現象 〜人為現象と自然現象〜
現象の構造は全て同じだ。
現象には、人為現象と自然現象がある。
そのうち人為現象は、「人間は愚かだ」「個人主義(今さえよければ構わないという価値観)はだめだ」という話で終わってしまう。
自然現象は人為現象と異なっており、毎年変わっている。


8.役割の変化  〜日本社会の肯定と否定の論理の変遷〜
最近のメディアは大まかに以下のような役割分担がされている。
マスコミ:流行を作る・盛り上げる(肯定すること)
ネット:文句を言う(否定すること)
しかしその一方で、
肯定が役割のマスコミの代表であるテレビでは、毒舌芸人が人気を得ており、
否定が役割のネットに存在するfacebookには、いいね!ボタンしかない。
言い換えれば、肯定のメディアでは否定する芸人が売れ、
否定のメディアでは肯定するSNSが流行っている。
肯定と否定に着目して日本社会を見ていくと、おもしろい。


9.日本が平和主義国家である証明と、そこから導かれる未来像の提案 〜声明〜
日本が平和主義国家である理由として、
@日本は、核兵器(+ミサイル)を作る技術を持っていながら、核兵器を保有していない。
A日本は、戦車など大型兵器を製造していながら、武器輸出をしていない。
この二つが挙げられる。

この二つの事実を踏まえて、日本が平和国家として生き延びる道は、
@一年に一度、核兵器を持っていない全ての国を広島に呼び寄せ、
核兵器廃絶のための会議や提言を行なう。
A@とほぼ同様のやり方で、武器輸出禁止の声明を出す。
この二つを行なう事だ。

核兵器廃絶のために力を尽くし、武器輸出も行わない日本に対して、
どこかの国が戦争を仕掛けることは、国際関係上とても困難になるだろう。


(スイスは永世中立国であり、自衛の他は戦争をしない。しかし、かさむ防衛費を賄うために
スイスは武器輸出を行なっている。)

参考:
武器輸出と雇用確保のビミョーな関係 - 中立国・スイスの場合
永世中立国スイスと武器輸出の矛盾
注目を浴びる武器輸出規制


10.人の上に立つ人間の条件 〜いまの政治家は「信」がない〜
今の政治家のなかに 人の上に立てるような人間は、いない。

そもそも人の上に立つ人間には、「信」が必要だ。「信」とは信頼であり、
信頼は @能力 A意図 の二つによって成り立つ。

まず能力(@)は、政治家のうちでは圧倒的に与党に分があり、野党には分がない。
与党は今までの経験や人脈(コネ)を豊富に持っているため、野党より能力が当然高くなるのだ。

そのため今の野党は、意図(A)で与党に勝負をするしかない。
ここで政治の分野の意図とは、
(@)信用できるか(自己よりも国民の利益を選ぶのか)
(A)描く未来像に共感できるか
である。


与党は、野田前首相との定数削減の約束を破ったため、信用できない。
また、そのことを真っ向から争点にした党は、維新の会のみである。
自民党はもちろん、指摘しない他の党も 約束を軽く見ている事の表れであり、信用できない。
そのため「信用できるか」という観点で見れば、維新の会のみ信用できる。

しかし維新も含め、今はどの政党も未来像((A))を描いていない。
単に投票者の顔色を伺うばかりである。
よって、今の政治家のなかに 人の上に立てるような人間は、いない。

参考:
「安倍さんと定数削減約束した。憤り覚える」野田前首相



11.一人ではできない、他者といるからできること 〜視点の確認と視野の拡張〜
一人ではできない、他者といるからできることとは、
@自分の視点の確認をすること
A他者の視点を聞いて、視野を広げること
この二点である。


12.重要性とは何か? 〜予算と保証の利害関係〜
@お金を分配する(予算)
A権利を抑えたり、認めたりする(保証)
=利害関係の重要性
(誰にとっての、いつまで続くのかを、相手に知らせることで、
より納得させることができる。)


13.適当(てきとう) 〜「about」と「correct」〜
適当(てきとう)とは、「まさにあたる」ことである。
「適当」を英語にすると、「about」と「correct」の両方の意味を持つことになる。
これは「まさにあたる」ためには、きっちりやりすぎ(correct)ても、
寛容(about)ても上手くいかないことを表している。

日本はきっちりやりすぎる(correctの)傾向が強い。
公害の審査基準を厳しくしすぎるため、基準を満たさない人は苦しんだままで見捨ててしまう。
それに対して中国は寛容(about)な傾向が強い。
公害や生活保護の不正受給者がいるかもしれないが、その人々も含めて救う。

苦しむ人を見捨てるよりは、助けを必要としない人までまとめて余計に救う方がよい。
ただし、中国の寛容さは賄賂の横行につながっており、
日本のきっちりやりすぎることは製品の品質の高さとつながっている。

これによって「お目こぼしがある(=どうでもいいことには寛容で構わない。原則的。)」
という言葉の大切さが、感じられるようになるだろう。



14.今年の気付きを書こう 〜今の気付きは今のトレンド〜
今年の気付きや不思議に思ったことを、書いてみよう!
「なぜこんなものがあるのだろう?」と気付く点そのものが、
実はその時代のトレンドであったりする。

(今年気付いたことの例)
・大人がキレやすくなった。若者がバカ、ともわからなくなってきた。
・盗撮、女子供が襲撃される事件が増加した。
 大人と若者の区別が薄れてきた。
・大人、若者問わず日本語が崩れてきている。
 おかしいものをおかしいと言わないで「そんなものなんだ」と見過ごしていると、
 だらだらと「そんなもの」になってしまう。


15.日本で解決しなければならない問題 
@環境問題
A少子化
Bエネルギー問題
C構造的赤字
D外交
以上の5つである。


X.今日イチ・刮目


○渡邊諒太(26期, 12/23, 11:30)
 遅くなりましたが、場立てをします。
刮目は、今からすぐに書きます。

(追記12/27, 23:55)

◼︎ニュースの意味を分けること
十大ニュースを考える際に、どれだけ重大であり、
影響力のあるのかを感覚的に考えてしまいました。
実際に議論をする際に、感覚的なまま進めた為に、
結局、他のゼミ生を納得させるような話し方には
なっていなかったのだということを考えました。

今回学んだことは、ある物事が起こった時に、
そのこと自体がどのような意味を持つのかという事を、
分けて行くことが大切であるということです。

今回の十大ニュースでは、そのニュースの意味を分け、
その観点から議論を進めることによって、
ニュースそのものの意味をスムーズに考えられ、
同時に相手に納得してもらいやすいのではないでしょうか。

〇笹井純也(26期 12/23 3:04)
前回の掲示板の、渡邊と三厨さんの書き方を一部ずつ真似してみます。
一番 読みやすく読みたくなる書き方とはどのようなものなのでしょうか?

■1. レジメの反省 〜選定基準と見やすさ〜
今回は、一人ひとりが10大ニュースのレジメを作成しています。

レジメ作成者6名のうち木田さんと高橋は、
レジメのはじめに「選考基準(選定基準)」を書いていました。
どのような視点から自分が選んだのか、そしてその基準を相手に納得させるためにも、
僕は「選考基準」を明確にすべきでした。また、なぜO位だと思うのかも文章にしておらず、
僕のレジメを見ただけでは 相手を納得させることができません。
必要に応じて 結果を導くまでに自分がたどった過程を見せることは、とても重要だと感じました。

また、タイトルとサブタイトルは、タイトルが事実、サブタイトルが意味づけと分けたつもりでしたが、
後日読み返すと事実と意味づけが混じり合っていました。
これではタイトルとサブタイトルに分ける意味がないです。
より面白くより刺激的なキャッチコピーを考えるうちに
タイトル・サブタイトルを付ける意味を見失ったのだと思います。
前もって完成させて冷静に見直せる時間を取る、などをして
「なぜやるのか」を見失わないようにしたいです。

上記のようにレジメの内容はあまり良くないです。
しかし、レジメのデザイン・見やすさは悪くなかったと思います。
目立たせたい第一位には「ゴチック体+太字+斜線+下線」とし、
第4-6、7-10位のタイトルは 読売新聞の見出しと混じらないように 「○」を付け、
順位を一目で比べられるようにA3一枚で収めています。
見やすくする工夫を、意識的に行ないました。


■2. 櫻井よしこ 〜論理展開を学ぶために〜
櫻井よしこ の社会に対する分析力は高い、と先生はおっしゃっていました。
僕は分析力やロジカルな部分を伸ばしたいので、
先週から、櫻井よしこの発言や本を読むようにしています。

僕は原発に反対なのですが、櫻井よしこは決して反原発ではありません。
そのため 櫻井よしこの原発に関する文章を読むと「なるほど」と思い、
原発に本当に反対してよいのか、わからなくなってきてきます。
今まで前提だと思っていた反原発に対して、疑問を感じるようになりつつも、
まだ感情的には絶対に原発は反対しなければならないと感じており、
今の心境はとてもおもしろいです。(うまく表現できません)

なぜ僕が原発に反対しているのか、実は反対する理由などはなく意見を変えるべきなのか、
心のどこかで「僕が原発を推進することはないのだろうな」とは思っていながらも、
もうすこしじっくりと、考えてみたいです。

○木田世界 (25期 12/26 19:55)

今回、議論した際に阪本さんが「今年は民主主義の危機というのがテーマになっている年だから、
このニュースが重要だと思う」という事をおっしゃっていたことが印象的でした。
僕は、ニュースの選定基準(※下に載せておきます)を考えてそこから「客観的に」順位づけをしていこうと思ったのですが、肝心の今年一年はどういう年であったのかということを総体的に捉えることを忘れてしまっていました。
今まで何度も何度も何度も書いてきた事ですが、改めて、コンセプトを考えることの難しさを感じます。

先日、放送大学の再放送で「経済学はどれだけ客観的になり得るのか」について西部が講義していたことを思い出します。

<公理(前提)>―演繹(数学)―<命題(仮説)>―検証(統計)―<事実:自然言語の世界>―解釈―<公理:人工言語の世界>

本当は、三角形で描かれていたのですが、再現できないのでここでは直線に書いています。

経済学者たちは、前提となる公理から数学を用いて命題(仮説)を導きだし、
それを統計によって事実と照らし合わせて検証するという「科学的」方法を取れば、
「客観的」な結論が出せるということを信じていたのですが、

結局はどのような事実に注目するのかという事に主観性がはいってしまい、
対立する公理(a1とa2)あるいは命題(t1とt2)がどちらも正しいという結論がでてしまう。
だから、日常の言語、記号で構成される事実を、どのように解釈し、数学的言語の世界に落とし込むのかという解釈によって公理の妥当性を検証するしかない、その解釈において経済思想の役割があるとのことです。

社会科学において、純粋に客観的な結論が出せると安易に思い込むことはやはり危険だということを学びました。


<選定基準>
・重要性(象徴性+影響性)
象徴性:その出来事はどのようなことを意味しているのか、何を象徴しているのか。
影響性:その出来事によってどれほど長期的・広範囲・深刻な影響があったのか、また、どれほどの影響が予想されるのか。
・話題性…世間の人々からどれほど注目を集めたのか。

<点数の基準>
12p…歴史の教科書の年表に太字で載る。
11p…歴史の教科書の年表に載る。
10p…     〃      載る可能性がある


【記事番号:528 編集キー:ms10news 】


[527] 題名:2014年度秋期第10回三戸ゼミナール 活動報告 名前: 笹井純也(26期) 投稿日:2014年12月17日 (水) 13時40分

≪目次≫
T.基本情報
U.討論会に向けた勉強の、これまでのまとめ
V.忘年会企画
W. 先生のお話
X.次回の予定
Y.刮目・今日イチ


T.基本情報


【日時】2014年12月16日(火) 16時30分〜23時30分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
4ryu       :渡邊、安藤、(馬、新山)
ラフレーズ    :笹井、木田、三厨
PS4        :佐藤、浦林、(石嶺、飛田)
温故知新協働組合 :高橋、坂本、藤田
院生       :中村、阪本、陳

U.討論会に向けた勉強の、これまでのまとめ



1.4ryu
(1) ゼミ生からの質問・コメント
(2) 先生から

2.PS4
(1) ゼミ生からの質問・コメント
(2) 先生から

3.温故知新協働組合・ラフレーズ合同チーム
(1) ゼミ生からの質問・コメント
(2) 先生から
@レジメの方向性が見えていない。
「全体を通して」のアドバイスを参考にする。


4.全体を通して
@資本主義の終焉を、自分たちの生活や歴史と結びつけて考える。

A水野の定義で水野の資本主義論を考える 〜格差が広がればイデオロギーとしての資本主義は支持されなくなる〜
資本主義は終焉するかどうかに関しては、資本主義の定義が無いと議論はできないが、水野の定義に乗っかって考えることはできる。水野の資本主義論に納得できるのか、というのと、水野の資本主義終焉論に納得できるのか、は関連しつつも別である。
イデオロギーとしての資本主義は、格差がどんどん広がっていけば支持されなくなるのではないか。
システムとしての資本主義は、どうなるのだろうか。

B水野の本の言葉ではなく、そのロジックをとらえて検討する。


V.忘年会企画


1.映画『アナと雪の女王』視聴
この映画がヒットした理由や感想を書き込みましょう!
藤田さんが良いと感じた書き込みをした人には、賞品が贈られます!


〇笹井純也(26期 12/18 1:23)
あらすじは聞いていても、実際に観るのは初めてでした。

『アナと雪の女王』は映画全体として伝えたいものが、バラバラです。
姉との喧嘩と和解を通じたアナの心の成長を描くのか、
真実の愛とは何か探し出すことなのか、メインテーマが伝わりませんでした。
ミュージカルの要素もうまく活かせておらず、
歌とストーリーが分離しているため、更にストーリーが浅くなっています。

そんな『アナと雪の女王』がなぜ流行したのか、その理由を考えました。
この映画はストーリーの内容は深くないものの(深くないからこそ?)、
人と話を合わせる際に「ここが面白かった」と言える要素は豊富です。
映画コンテンツそのものに感動するのではなく、
相手と表面上での共感をして自分の欲を満たすには、ちょうど良い内容です。
自分を否定されたくない・表面上でも良いから自分の意見を共感してほしい、
という傾向を持つ今の日本人の欲求を満たすため、大ヒットとなったのだ
と思います。

〇三厨昌平(25期 2014/12/23 0:56)
僕は笹井と違って観ることも人から聞くこともありませんでした。

ディズニー社が何を目指してこの映画を作ったのか考えながら見ましたが、
あの社会での魔法は現代現実社会でいえば科学技術と考えて差し支えないだろうということです。
魔法の暴走によって異常気象が起こってしまい、下界の人たちが混乱するという辺り、震災の後にアメリカで作られた映画なのだと感じます。
魔法の使い方には気を付けてねというメッセージを子どもたちに発していると思いました。

また劇中(アナとハンスが親しむシーン)に8ビートの音楽が使われていて、
ディズニーはオーケストラアレンジでクラシックに演奏、が定番だと思っていた自分にとっては(アラジンやダンボくらいしか見ていないので)
現代感をディズニーも出すようになったのだなあと少し驚きました。ロボットダンスも同じです。

また、ディズニーには王国と平民(あるいは下人)のお話しが多いのはなぜなのか、というところが気になります。
アメリカには血筋が継承された王家は無いのにも関わらず。ヨーロッパやアジアへの憧れなのでしょうか。
自分ではまだわからなくて、考えています。

○佐藤樹(12/27 16:40)
笹井の書いている、話の面白さではなく、人との話の合わせやすさや共感のしやすさ/させやすさがヒットした理由というのは僕も感じました。
話が練りこまれている映画だと、話を面白いと感じるかは人によりますし、面白いと感じる場面も違ってきます。(自分の経験的に。)
また、周りの人と同じことをやりたい/感じたい/感じてもらいたい、という欲求が強いのはSNSの普及を見ても考えられることですし、それともつながっているのかな、と漠然と感じました。

◯坂本恵理奈(25期 12/30 18:14)
私は、今回見る前に映画館でこの映画を見ていました。
なぜ見ようと思ったかと言うと、映画館で宣伝を見たからです。
どんな宣伝だったかというと、「Let it go」のシーンだけを流す、というものでした。
歌に惹かれましたし、また雪の世界観もきれいでした。どんな話なのかはそれだけではわからず、
見てみたいと思いました。
しかし、実際に見るとストーリーとしては理解できない点が多く、映画の中心とも言える「Let it go」は、
エルサが自由になった代わりに街が雪に覆われてしまった、というシーンにふさわしくないものでした。
なぜこの映画がヒットしたのか。私は宣伝方法が成功したこと、雪の世界観、また歌のヒットが
そのまま映画のヒットにつながったのだと思います。
この映画は3Dでも公開されており、雪の結晶や氷の城、魔法等、映像として感動した人が多いのだと感じました。
映画のストーリーとしては疑問が残るが、しかし映像がきれいで歌がいい、と言う理由でヒットしたのだと
思います。
ストーリーの最後の「真実の愛」が男女の愛ではなく姉妹の愛だった、というのはいい意味で裏切られるシーンで、
今までのディズニーにはないものだと感じました。

中村貴治(20期 1/1 09:30)
なるべく皆の意見が出終わってから…、と思っていたのですが、もう時間も経ってしまったので、投稿します。

この映画はストーリーとしての完成度は低いと思いますが、
現代の社会の主な流れに通じる要素がふんだんに盛り込まれていた点が、人々によく受け入れられた作品だと思ってます。

※以下、ネタバレをふんだんに含みます。

(1)主な問題点と感じた部分

@ ストーリー構成上の問題

細かくは色々とあるのですが、ストーリの構成上問題だと思うのは、最初にドワーフの長が「人に知られてはいけない」と伝えたのが
エルザが魔法の能力に悩まされる原因となりましたが、本当は真実の愛によってコントロール可能な能力であり、
なんでも知っているはずのドワーフの長が、実は無知だったことになることです。
これにより、ストーリーの胆となるロジックが破たんするか、キャラ造詣が破たんするかのどちらかになります。

また、アナに魔法のことを知らせてはいけなかったのは、アナが頭に負ったダメージを魔法のことを忘れさせるかたちで解決したために、
魔法のことを思い出すとダメージが再発するからということだったと思いますが(多分)、その辺りがわかりにくい上、
戴冠式の場でエルザの魔法を目の当たりにしたアナには何の変化も起きないため、何故アナに黙っていなくてはならなかったのか、
そのせいでエルザは孤独だったのに…、とストーリーに無理が出ることだと思います。
この点、アナが十分成長していたからとも推測できますが、それは説明して解決すべき点だったと思います。

A キャラ造詣の問題(魅力的なキャラクターとは何だろうか?)

そして、私が個人的にこの映画に決定的に感動が乏しく、引き込まれないと思う理由は、「登場人物が葛藤の末に何かを勝ち取り、成長する」描写が極めて乏しかったことににあります。
(映画によっては、逆に失敗し、堕落するパターン等色々ありますが…)

というのも、エルザは、ドワーフの助言から能力を隠しつづけ、氷の城を築くのもアナに手袋を外されたからであり、実は作中を通じて実はほとんど自発的に行動を起こさないキャラクターです。
基本的に周りが動くことで物語が進行し、結果、偶然的に魔法を制御する術に気が付きますが、その「真実の愛」も物語とは全く別のところで育まれたもののため、感動を引き起こすに至りません。
しかも、「既に持っていたものの使い方に気が付く」というのは、いわば単なるハウツー問題であるため、彼女の内面的成長の達成がなされたとは言い難く、深みの乏しいものになっています。
葛藤もネガティブなものであり、それ故、それが直接に最終的な達成に結びつくものになっておらず、120分かかったにしては極めて薄いキャラクターになっていると思います。
フォローすると、アナの危機を聞いて城を飛び出したのは、唯一の彼女の自発的な意思決定ということもでき、逆にそこに物語上の価値を見出すことはできると思います。

一方で、アナは自らの意志で冒険を始めますが、映画の始まりと終わりでこれ程成長のない主人公格も珍しいでしょう。
物語の初まりに彼女は恋愛を夢見る少女で王子とダンスを踊りますが、最後もやはり(別の)男とダンスを踊る、夢見る少女のままで終わります。
彼女の冒険には表面的な障害はありますが、彼女自身が悩み逡巡するようなシーンはほぼ無く、基本的に彼女がしたいように話が進んでいきます。
王子に裏切られたと思いきや、オラフという第三者の一言によってあっさりと解決。着々と育んでいたもう一人にスムーズに乗り換えが済みます。
「他人を思いやる心が真実の愛だ」ということを「知った」ことが成長であると考えられるかもしれませんが、
そのような一文で表されるに過ぎないものでは観客の感動を呼び起こすに足らず、また映画の物語上、彼女の行動に何の変化としても表れません。

なお、最終的に「単なるハウツー問題に帰する」という点は、そこまで物語を積み重ねてきた結果としての必然性も薄い(初めから「知っていれば」良かったのに…)ため、
映画全体の達成感も失わせる大きな問題だと思います。そのため、クライマックスのはずの最後に氷が解ける際の感動もほとんど生まれません。


(2)現代の社会と通じると感じた部分 ―なぜ受け入れられたのか?

「ありのまま」に生きることが現代社会の基本的な価値観、自己肯定観に合致しているという点は、自明なので、省きます。

@第一に気にかかったのが「強大なパワーをどのように扱うのか」という点です。
エルザは一国の気候を変化させ、夏から冬に一変させるほどの「強大なパワー」を持っていますが、
それを「真実の愛」によってコントロールすることによって解決しました。
つまり、強大なパワーへの対応は、それを「抑制」したり、「消去」したり、またはパワーの内容を「変化」させるなど、
様々な可能性がありますが、それを「コントロール」の問題として捉えたのです。

企業も様々なパワーを科学技術として持ちますが、原発を代表とするように、
その進歩を抑制したり、リセットするのではなく、
いかにコントロール、管理し予防するかという観点から取り扱おうとしてきました。
しかし、エルザのもつ魔法の力が果たして自然環境・生態系にどのような影響をもたらすのかどうかわからないように、
企業の持つ科学技術も、イノベーションの連続によって、もはやそれがどのような影響をもたらすのかも、
わからなくなっています。(被爆者に甲状腺がんの継続検査が課されるように…)
ここに、想定外という言葉のもつ意味が改めて重く感じられるところだと思います。

特に、その内容は現在の経営学の潮流とも、全く一致するところだと思います
【エルザ(企業・経営者)の持つ魔法(科学技術)という強大なパワーは、抑制したり無くすべきものではなく、
いかにコントロール(管理、予防)するかの問題である。
そしてそのコントロールはエルザ(経営者)のもつ真実の愛(倫理)によってなされるものであり、
その内容は「他者(ステークホルダー)を思う気持ち」である】

企業は様々なパワーを科学技術として持ちますが、その進歩を止めたり、


Aまた、アナが最後のキスを誰とするか?という点も注目すべきだと思います。
(これは私以外の人の意見に大きく依存していますが…)
従来のディズニー映画に見られた王族と王族の関係を描くことから、
アナとハンス(王族と王族 例:『シンデレラ』)→アナとクリストフ(男と女 例:『アラジン』)
→アナとエルサ(女と女)と、相手が三段階に分けて変化することで、
身分から解放されたこれまでのディズニー映画の段階から、
第三の性、トランス・ジェンダーを背景とする21世紀においては、性別からも解放された姿が描かれました。
そのほか、善玉であるクリストフは動物(馬)とトロールと意思を通わせ、
家族のような付き合いをするなど、種族の壁を超える姿も描かれ、あらゆる壁を取り払おうとしているようです。

更に、次作に当たる「マレフィセント」では、ディズニーの代表的映画である「白雪姫」を、
これまで悪役であるマレフィセントの視点からこれまで語りなおすことで、
絶対的な他者であったはずのマレフィセントの相対化を図ろうとしているようです。

様々な壁を取り払った後、最後に残ったのが姉妹関係というのも面白いですが、
これは血縁関係というよりも、生まれたときから時間を共有し、
自分が脳で判断して大切だと思う関係こそを大切にしよう、ということでしょうか。

あらゆるものからの自由を描いたディズニー映画が、今後何を描くのか注目したいところです。


2.カレンダー交換会
例年と同じく、全員が思い思いのカレンダーを持ち寄り、
カレンダーの中身は見せずに紹介していきました。
ただし、今年は評価シートは使わずに本の交換会と同様のやり方で交換を行ないました。


W.先生のお話


1.自分たちが何をしているのか、という疑問を持とう 〜簡単に納得して、本当に良いのか?〜
今の日本人は、少し考えればわかるような問題に対しても、簡単に納得・共感を示してしまう。
「日本人が仕事熱心な理由は農耕民族だからだ」と言われれば、
仕事熱心ではない農耕民族はたくさんいると知っているにも関わらず、その通りだと感じる人が多い。
それは、自分たちが何をしているのかという疑問を持たないからである。
与えられた情報を、自分の生活や日常といった「リアル」に結びつけて考えようとをしないのだ。


2.これからの社会 〜リアリティと大脳〜
これからの社会はどこへ向かうのか。二つの方向性がある。
一つは、リアリティを感じられる社会であり、
もう一つは、大脳の欲求を中心に置く社会である。

リアリティを感じられる社会の例として、ヨーロッパの都市や風力発電、太陽光発電が挙げられる。
大脳の欲求を中心に置く社会の例として、原子力発電所が挙げられ、
植民地支配により成立したアメリカ、アメリカ追随の日本、
自然にリアリティのない中国、全てを真似て自分の起源だと主張する韓国は
大脳の社会へと向かっている。

複雑な社会システムや欲望、環境破壊は全て、大脳が生み出したものだ。
いつまでも大脳の欲求を満たす方向に突き進めるのなら、その文明は滅びるだろう。


3.自分の欲求を満たしたいという考え方 〜資本主義・民主主義・科学技術〜
資本主義・民主主義・科学技術の根本には、
自分の欲求や感情を満たしたい、という考え方が横たわっている。
これが変わらない限り、資本主義が終わることはない。

この観点から考えれば、市場の縮小から資本主義が終焉を迎えるとする水野の論は、
非常に些末な取り上げ方でしかない。


4.便利なことの恐ろしさ 〜スマホは便利だ。だから使わない。〜
便利とは、楽しいこと・楽なことであり、本質的には麻薬と同じ。
ヨーロッパが時代の変化に流されずに維持できているのは、
新しいモノに飛びつかないからである。
便利だからこそ、スマホを使わない勇気も必要だ。
電車内・道端など、片時もスマホを手放さない人々は、
技術に振り回されていると感じるのが、正常な考え方といえる。

5.見方と結論に納得できるのか 〜資本主義の終焉とビジネスプラン〜
今ゼミで資本主義の終焉について検討することは、
規模は違えどビジネスプランの検討と同じだ。
@あるものの見方 と、
Aそこから導かれる結論
に納得できるかどうかを自分なりに判断する点では、
全くもって同じである。

6.掲示板に「できた!」を書こう 〜本当の反省には「やれた」と「できなかった」がセット〜
掲示板には、自分が「できた!」と思う事も書き込もう。
嘘ではないが本当でもない反省では、毎回同じ反省の型にあてはめるだけで済むが、
本当の反省なら、「これがやれた」と「ここはできなかった」がセットとなるはずだ。
今は頑張っていても、意識的に課題を行なえていない。
意識的に課題を行なう事が、重要となる。

7.消費の傾向は大脳中心へ 〜ドラッグ、LGBTから社会を捉える〜
ドラッグやLGBT(その人の脳がその人が男/女であると思うならその人は男/女である。)、
代理母、卵子提供による妊娠(「母になりたい」と思う人が母親)などを見ると、
消費の傾向は大脳中心になりつつあるのではないか?
今後、どのような形の消費が増えてくるのだろうか。大脳・バーチャル中心か?それともリアルとバーチャルの融合が起こるのだろうか。


X.次回の予定



(1)新年会企画

(2)以下の@〜Cを、冬休み中に行ない、自分達のやることをハッキリさせる。
 @水野の言う資本主義は歴史上のどの資本主義を指すのか(水野の事実認識の確認)
 A資本主義終焉論の事実レベルの情報の確認(水野の事実認識の確認)
 B重要な概念のチェック
 C一般的な資本主義と水野の資本主義の概念をチェックする

(3)新年のゼミで二チームに分かれて結論を発表する。
それまでにできるだけ掲示板等を使って深めていきましょう。


Y.刮目・今日イチ



〇笹井純也(26期 12/17 13:38)
今年最後の火曜ゼミ活動報告となります。
そのことを意識して、書きます(書きましょう!)。

温故知新協働組合ラフレーズ合同チーム(通称、温イチゴ)のレジメは、
何を伝えるためにこのレジメを書くのか、また、今までとこれからの流れを踏まえる意識に欠けていました。
今年最後のレジメとしては、悔しさが残る完成度となってしまいました。


カレンダー企画で私は手作りをしました。少しは胸を張れる作品です。
三戸ゼミの写真やゆるきゃらを書いたカレンダーを、乾パンの缶に貼りつけたカレンダーです。
非常食はどこかに無くしやすいのに対してカレンダーは毎日見失わない事、
紙のカレンダーを使わなくなりつつある学生がもらって嬉しい物という点から
非常食をカレンダーと合わせました。

デザインもゼミカラーである青とアースカラーをメインにしました。
また、青とアースカラーでは華やかさに足りないと思い、
カレンダーのあるオモテ面ではオレンジを、裏面では赤をアクセントの色として加えています。
ゼミ生なら気付ける、掲示板を意識した遊び心も存在します。
(「<u><b>乾パン</b></u>」、「○笹井純也(26期)」など)
遊び心を詰め込んだからこそ、胸を張れる作品になりました。
もちろん、それを作る時間は楽しかったです。

その一方で、改善できる点・反省点もまだまだあります。
例えば、ゼミの曜日だけ色を変えること(三厨さんからの案)、ゆるキャラの配色の間違い、
カレンダーの情報量を削ぎ落すこと(無料配布の年間カレンダーを使用したため。
「1 January 2015」など元の情報量が多いにも関わらず、更にゼミカレンダーで情報を付け足すと
整理されていない印象を受ける。)、非常食を食べた後に捨てられない工夫も必要です。

また、カレンダー作成に力を入れた割には上手な紹介ができませんでした。
手作りを推す、ゼミカレンダーであることを推す、非常食であることを隠して中身を気にならせる、
これらの要素を、効果的に取捨選択することができませんでした。
紹介する際に見える、包装紙にもこだわれば良かったです。
坂本さんの「かわいい包装紙」を見てはじめて、包装紙の重要さに気付きました。

(追記 12/27 0:16)
「最初にどんな思いを持ってこのゼミを選んだのか
(学びたい!と思ったのか)」を振り返ってみました。

原発問題といった複雑で様々な問題を 先生のような見方で理解したい、
と考えてはいましたが、率直に言って、特に深い理由や目的意識はありませんでした。
去年の春の僕には、原発問題に関心を持ち始めたものの複雑で理解できず、
悔しい気持ちがありました。そんな時に先生の講義を聞き、「すごいなぁ」
「先生から教わったら複雑なこともわかるかもしれない」と思い、入りました。
(もちろん、阪本夏美さんの「じゃあゼミに来ちゃいなよ!」の一言がなければ、
ゼミ生になる選択肢は決して思い付かなかったはずです。)

ゼミに初めて参加してから今までの間に、ゼミ・大学・学びへの印象は大きく変わっています。
そして読書量や話し方の面でも、当初ぼくが漠然と想像したこと以上のことを学べています。

少なくとも原発問題は 原発そのもののこと以上に 人々の価値基準や無関心が問題だ、
と考えるようになりました。見方や考え方が変化しています。
「最初にこのゼミを選んだ理由」が変わっている以上、
「今このゼミにどんな思いを持っているのか」「今このゼミで学びたいこと・学ぶ理由は何なのか」を
考えなくてはなりません。


このゼミではたくさんの分野でたくさんの学びがあるからこそ、
自分なりの適切な目標を立てることが大切なのだと思います。
(「今このゼミにどんな思いを持っているのか」「今このゼミで学びたいこと・学ぶ理由は何なのか」は
また考えていきたいと思います。)

○渡邊諒太(26期, 12/18, 03:20)
 
■今回のレジュメについて
今回のレジュメを作り、また改めて自分たちの役割は何かという意識が足りないことに気が付きました。

レジュメ自体は今までどの様なことを明らかにしたのか、そしてどの様なことを課題として明らかにしようとするのかを、
実際に検討に踏み込みながらもある程度整理した上で持ってこられたのではないかと思います。

しかし与えられた役割から脱線し考察へと入っていたり、当日までにどこまで踏み込むかという視点を欠いていたり、
そういった点で、担当する章の役割を見失ってしまったと考えています。

水野資本主義論を討論会の相手に理解をさせる為に、水野がどの様な概念を、
どの様な意味を含んで用いているのかという事を先ず与えなければならないという事を再確認しました。
また、自分たちの役割を見失わない為にも、何を論文の結論とするかをゼミ生で共有する必要があると考えています。

■想像力を豊かに!
また、結論部を考える際にチームの案として「資本主義は中間層の没落を引き起こしながらも存続する。」と考えましたが、
「中間層が没落して、本当に資本主義が持つと思うのか。貧困から豊かになるのだという将来があるならばともかく、
豊かな所から貧しい所へ落とされるのだ、一体誰が資本主義を支持するのだろうか。」という先生からの指摘を頂きました。

その様に考えたならば、私自身がそもそもイデオロギーとして資本主義を支持することはないでしょう。
自分と切り離した上にさらに想像力の欠いた結論を考えてしまったと、その時に私は思いました。
先々週にも同様に、温協のレジュメが今後起こりうる空間革命の検討したことに対し
「テキストでは、宇宙開発を否定しているではないか。」と意見したときに、想像力が無いという指摘を頂きました。

そこから、私は「想像力の無さ」というものが課題の一つなのだということを意識的に考えるようになりました。
ただ、日々のトップニュースのみを傍観するのではなく、関連する記事を検索し繋ぎ合わせることによって
それがどの様な意味を持ち、社会に影響を与えていくのか、という自身の想像力を鍛えていきます。

■2014年の抱負
私は2014年最初のゼミ、新年会で掲げた抱負を、「出来る所からマメにやる、マメな人間になる。」としました。

しかし、せっかく掲げたのにもかかわらず、掲げたことを頭のなかでははっきり覚えているのに、
何かがあるとギリギリでまとめてやったり、あるいはやらないままにしたり、「達成出来た!」と言うことが出来ません。
また、いつも頭の中には抱負が片隅にあるために、今の自分とのギャップに頭を抱えた一年でした。

この残り半月、2週間弱の間に、何故達成することが出来なかったのか、問題だったのはどこなのか、
そして、積み残したこの抱負を達成するためにはどの様にすればいいのかを考えて、来年の抱負へ反映させていきます。

■抱負を抱え、負い続ける為に。
ただ、今年の様に悩んだことは今までありませんでした。それはポジティブな意味ではなく、
そもそも新年を迎えたときに、抱負というものを明確に立ててこなかったことにあります。

抱負を立て、一年の行動をそれを元に考えていくという経験は
小さくはありますが、一歩前に進むことが出来たのかなと思っています。
(もちろん、それはちゃんと反省して初めて活きることですが。)

そして、何故私が今年の抱負を一年のあいだ意識にとどめながら過ごせたかと考えたときに
(抱負に限った話でありませんが、)やはり「書き記す」ということが一番大きかったのではないかと思っています。

私は抱負を立てた後、予定表の一番最初のページに、先生から頂いたコメントと共に書き記していました。
予定表を見ながら、抱負を常に確認する機会があったからこそ、今このように振り返ることが出来たのだと思います。

抱負を達成出来たと思う方も出来なかったと思う方も、抱負を軸に自身の2014年を振り返ってみませんか。
そして来年抱負を立て、常に意識にとどめておくためにも是非、手持ちの手帳の頭に、書いてはいかがでしょうか。


○安藤陽介(25期,12/22,13:10)
今年最後のゼミで最後まで参加できなくて非常に残念でした。
最後の刮目で言おうとしたことは、現在学んでいることは、
現在の自分のためではなく、将来、未来の自分のためであるということです。

どうしても「今、理解したい」「明日のレジュメのために理解しなくては」という
気持ちでテキストを読んだり、レジュメを作ったりしてしまいますが、
本来はそうではなく、「学んでいることが将来にどう活かせるのか?」
「学んでいることが自分にとってなぜ重要なのか?」ということについて考えながら
学んでいかなければ、自分の生活とは離れた学びになってしまいます。
したがって、残りわずかなゼミでは「学んだことから引き出す」ということを
これまで以上に考えてやっていきたいと思います。
そのために何度も問い続け、一つのテーマに対して何個も問いを出していくということを
毎日、やっていきます。来年もよろしくお願いします。

〇三厨昌平(25期 2014/12/23 0:50)
1.刮目のこと
先生に注意していただき、ああ自分はなんてバカだったのだろうと日々思い返す1週間でした。

先生に教えて頂いた、「現実とずれたところに自分の主観を持ってしまう」自分の欠点は、
ゼミでもサークルでも、その他あらゆるところで発揮されてきたのだと思うとただただ辛く、
また自分の考えというものが信じられなくなり、人に何かを伝えることも怖かったです。
話す前に考えていた原稿を書いたノートは見返す気になれず、パソコンも開けませんでした。
それだけ自分にとって目を背けたい事実なのだと思います。

ちょうど14日の引退ライブが終わった後に家に帰ったときに
「特にバンドの中で音楽的に重要なメンバーになれたわけでもなく、運営に口出しをしてうわっつらの成果しかあげられなかったのではないか」
とふと考えました。
そしてチームで勉強するときに木田に文章を書くことを任せて自分はより良くチームを回すことを考えていたり、
去年幹事をやった時もゼミ生に指示ばかり出しながら自分はあまり手を動かしていなかったことを思い出し、
ゼミもバンドもほぼ全く同じように過ごしてしまったことを確信して、この4年間は何だったんだろうと悲しくなりながら寝ました。

それでも2日後のゼミであれだけ原稿も作って意気揚々と話してしまって、恥ずかしい限りでした。
3歩歩いたら忘れてしまいました。
先生の仰る通り、「現実と離れた自分」の原稿に酔っていました。一度でも声に出して読み返していれば、何か気づいていたかもしれません。

2つくらい上の立場から物を考えたり言ったりしながら、それに見合う働きができない人間なのだと、ゼミの後で気づきました。
加えて、以前お会いした方がプロフェッショナル
出演しているのを見て、
自分は地道な作業に耐えられず、何か魔法の一手を探してしまう人間だとも思いました。

今までの自分に最も足りなかったものが何か考えると、「地道に動き、そのことで人の信頼を得る」ことだと学んだゼミでした。
自分が何を言おうとしているのか、それに見合う働きはしているのか、その一手(一言)で現実が劇的に変わる魔法の一手を探していないか、
これからはチェックしながら過ごし、
このことで失敗することはもう無くしたいと思います。
先生、ありがとうございました。


2.卒論について
ゼミの場で発表することはなかったのですが、私はポラニーの『大転換』に取り組むことにしました。
浦林?と一緒だったり、木田が迷っていたりするみたいですが、もしテーマが一緒であれば連絡を取りながら卒論を進めたいです。

ゼミの前の4限の時間に先生の研究室に行って進め方を教えていただきました。
大著で読むのが難しいので、
@まずメモを取りながら一度通読する。
A『大転換』について述べた他の本やネットの文章を読む。
Bこういう話なのだと自分でまとめたものを第1章に概要として書く。
(C第2章はポラニーや『大転換』についての既存の研究サーベイの章としたいが、時間が無いので省略。)
D『大転換』第二部をドラッカーと比較する。これが第二章になる。

3.カレンダー企画
日めくりカレンダーを選び、日本人が忘れているものがたくさん詰まっているぜ!と推せると鼻息荒く参加しましたが、
去年出品されていました。確か去年はちょうどその時間はバンドの練習で欠席していて、そのあと帰ってきたのだと思います。
受け取り手は見つかりつつも悔しい思いをしましたが、カレンダー売り場を見て思ったのは、
この企画がそろそろ終わりに来ているのではないかということです。
売り場を見てもゼミで(みんなが力を入れて買ってくる)企画に参加しても品物に幅広さが無いように思いました。

…思いましたが、しかし手作りカレンダーを作ってくる人が2人もいて、やられました。
特に笹井の「非常食はどこかに無くしやすいのに対してカレンダーは毎日見失わない事、
紙のカレンダーを使わなくなりつつある学生がもらって嬉しい物という点から
非常食をカレンダーと合わせました。」
は面白かったです。
賞味期限が「資本主義が終わるまで」というのもニヤリとなりました。
藤田の「自撮りカレンダー」もなかなかに衝撃的で、笑いました。

○佐藤樹(12/27 16:40)
今年最後のゼミ、浦林さんの刮目で、成長したといわれたのは嬉しかったです。
それだけで今年1年の意味があったと感じました。
自分で自分が今年変わったと思うのは、勉強への意欲です。
まだムラはありますが、以前よりも勉強へ取り組むモチベーションが上がりました。
どんどん分かったことが増えていく、というのが楽しいと感じるようになったこともありますが、
今のチーム/ゼミが好きだということも大きいです。
この人たちとだからできた部分というのがあります。

しかし逆に今年できなかったことも多々あります。
その中でも、意識的に行う、ということを来年は心がけたいです。
考えるよりも先に話してしまうことや
目的を考えずに行動してしまうことが結構あったためです。
コンセプトを考えることを徹底して、良き社会人に少しでも近づきたいです。


◯坂本恵理奈(25期)
1年間を振り返ると、前半は就職活動をしていたために、ほとんどゼミに参加できませんでした。
しかし時々参加できた時、先生のお話を聞いたり、ゼミ生と議論をしたりする中で、改めてゼミの場が貴重であると実感しました。
先生のお話を聞き、自分を見つめ直し、就職活動を見つめ直すことができました。
内定者研修等を通じて感じているのですが、今のゼミのように、仲間とともに学び、自分がしたことについて評価して頂き、
成長できる場というのは、今後本当に少なくなります。
残り数回のゼミですが、1回1回を大切にして臨みたいと思います。


【記事番号:527 削除キー:527】


[526] 題名:2014年度秋学期第9回木ゼミ 名前:藤田航平(25期) 投稿日:2014年12月16日 (火) 10時57分

《目次》
T.基本情報
U.ニュース発表
V.DVD視聴
W.先生のお話
X. 今日イチ・刮目


T.基本情報


【日時】2014年12月12日(木) 17時00分〜21時00分
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
25期:木田、藤田
26期:
院生 :中村、阪本

U.ニュース発表



日本のオタク・プリクラに関するニュース

菅原文太の評価に関するニュース

日本のメディアに関するニュース

V.DVD視聴


『一柳良雄の日本の未来』
この番組のスポンサーである企業から4人の経営者を招き、
企業の社会貢献について話してもらうという特集でした。

V.先生のお話


1.ハンズマンの「お客様第一主義」について
ハンズマンでは100本98円のストローを、お客の要望に答えて1本1円で売る。
売り物にならなくなった残り97円分について大園社長は、「97円でお客の信頼が買えるなら安い」と言う。
大園が正しいことは誰でも分かるが、なぜ誰も真似しないのか。
それは大園が人を信じ、ただお客を喜ばせたいと考えているからである。
他の多くの会社は、お客のためではなく、売上とコストのために行動している。つまり市場しかみていない。

大園はハンズマンの社長を本当はやりたくなかったが、いやいや引き受けたのだという。
だからこそ、「何のためにやるのか」という意味を問い続けることができたのではないだろうか。

2.オタクとは何か
何か一つのことに熱中して、他のことに構わない人。
外国にオタクはいるだろうか。なぜ日本に生まれたのか。
日本のものづくりや、クールジャパンとの関係性も考えられる。

3.有名人への信頼感
名が有ると書いて有名。
有名な人は自身の名を汚すことを恥と考え、そのようなことのないよう行動するだろう。
この考えが有名人への信頼になる。
無名の人は汚す名が無いため信頼できない。ネットの情報が信頼できないのも匿名だからである。

高倉健は「本気の人」
高倉健は、良い映画をつくるために、常に本気だった。
誰からも慕われるその気遣いや配慮も、本気だったからこそできたものである。


X.今日イチ・刮目欄


○藤田(25期)
場立てが遅くなってしまい申し訳ありません。
高倉健は本気の人だったのだという先生のお話を聞いて、
今まで、本気を継続する、ということを考えたことがなかったと気づきました。
相撲に、合宿に、討論会に、本気になる対象はそれぞれ個別にあるものだとなんとなく考えていましたが、
そうではなく、常に自分の中に本気の姿勢を持たなければ、個別の対象にも本気で迫れないのだと思いました。


【記事番号:526 削除キー:9th 】


[525] 題名:論文の進め方について 名前:佐藤樹 投稿日:2014年12月12日 (金) 20時22分

討論会の今後の流れですが、
日程が2月27日,28日,3月1日のいずれかになると思います。



ですので、今後はそれに向けて、レジュメを論文として詰めていかなければなりません。
そのために、先日のゼミで先生がおっしゃっていた、論文として詰めるべき点、
そして各チームが担当している項目、
それぞれの担当者(責任者)を決めましょう。

基本的には、やりたい項目を、早いもの順で選んでもらってけっこうです。
(ただ、おそらく、現段階で自分のチームが担当している章・節の項目のほうがいいでしょう。)


来週のゼミで
@現在分かっている点
A今後調べなければならない点 を確認しますので、
担当者、また、担当しているチームは報告できるように準備をしておいてください。




<論文として詰めるべき点>
・序を書く(テキストをやる意味を、最近の話題や動向とからめて書く)/担当:佐藤

・水野の資本主義論と一般の資本主義論のずれを埋める(比較する)/担当:渡邊

・ヨーロッパの現在の資本主義について調べる/担当:橋

・水野の議論の論拠を確かめる/担当:笹井



<現在の目次>


第1章:水野の資本主義論
  第1節 水野の資本主義論の概要
    T 水野にとっての資本主義とは    
    U 水野が述べる資本主義のサイクル  
  第2節 水野の資本主義論の吟味
    T 中心/周辺構造の検討       
    U 資本主義サイクルの検討     

第2章:水野の資本主義終焉論
  第1節:水野の資本主義終焉論の概要 
    T.3つの革命の関係性から見る資本主義のサイクル
    U.フロンティアの消滅 
    V.電子金融空間の創造
    W.グローバル資本主義
    X.中間層の没落
  第2節:水野の資本主義終焉論の検討
    T.フロンティアは本当に消滅したのか
     1.地理的物的空間は拡大しないのか
      (1)地理的物的空間の拡大は限界なのか
      (2)新たな地理的物的空間は考えられないのか
     2.今後交易条件は改善されないのか
      (1)交易条件は変化しているのか
      (2)交易条件は改善されないのか
     3.「もっと先へ」というイデオロギーは力を失ったのか
    U.電子金融空間の創造は失敗だったのか
     1.電子金融空間の創造により利子率はどう変化したのか
     (1)「電子・金融空間」の創造(1971〜)
     (2)「電子・金融空間」の隆盛(1995〜)
     2.バブル清算型資本主義とはどういうものか
     3.「電子・金融空間」の限界を表すデータ
    V.グローバル資本主義は限界を迎えているのか
     1.グローバル資本主義はなぜ生まれたのか―市場/企業の国際化とグローバル資本主義の関係―
     2.グローバル資本主義により利子率はどう変化したのか
    W.資本主義サイクル論からの検討 ―電子金融空間とグローバル資本主義―
     1.電子金融空間・グローバル資本主義と長い21世紀における三つの革命の関係
     2.長い16世紀と長い21世紀の比較―グローバル資本主義を軸に―

第3章:資本主義は本当に終焉するのか―別の視点からの検討―
    T.欲望の拡張はできないのか






削除キー 525


[524] 題名:2014年度秋期第10回三戸ゼミナール 名前:坂本恵理奈(25期) 投稿日:2014年12月11日 (木) 00時50分

≪目次≫
T.基本情報
U.討論会へ向けての勉強
V.本の交換会
W. 先生のお話
X.来週の予定
Y.刮目・今日イチ


T.基本情報


【日時】2014年12月9日(火) 16時30分〜22時30分
【場所】経営学部C棟501
【出席情報】(敬称略)
4ryu       :渡邊、安藤、(馬、新山)
ラフレーズ    :笹井、木田、(三厨)
PS4        :佐藤、浦林、石嶺、(飛田)
温故知新協働組合 :高橋、坂本、藤田
院生       :中村、阪本、陳

U.討論会へ向けての勉強


◯全体を通して
1.テーマが何か、何を論じようとしているのかを明確にする

2.役割分担をする
(1)序を書く人
 ・最近の資本主義論
 ・最近の資本主義の動向(バブル、安倍政権など)
 ・本著の魅力

(2)水野の論と現状のギャップを埋める
電子・金融空間、グローバル資本主義への批判⇔企業の海外進出
投資先がない               ⇔株を買う=投資?


◯各チーム、レジュメに対していただいたアドバイス等を記録しておきましょう。

4ryu

PS4

温故知新協同組合・ラフレーズ

1.概要について
・中間層の没落は日米の話。近代西欧の資本主義について考察する
(日独型vs英米型、西欧はグローバル化によって失敗したのか)

2.検討について
・「実物投資空間」と「地理的・物的空間」の違いを明確にする
・「もっと先へ」のイデオロギー的側面からの考察は、補にするべき。またもっと論をつめる。
・バブル清算型資本主義を検討するなら、資本主義論でも考察すべき
・バブル清算型資本主義は事業清算型や永続型とは次元が違うのではないか。
 何かの議論の一部として使う方がよい

3.全体を通して
・項目立てはストーリーを意識して考える
・「地理的・物的空間と電子・金融空間」「グローバル資本主義」「サイクル論」を
 どう論理展開していくか、を考える


V.先生のお話



1.選挙について
若者は選挙に関心がない。
大人は公の場で選挙や政治について話したがらない。政治的なことを公の場で話すことはいけないことなのか。
堂々と話してよいのではないか。
⇒民主主義の危機

2.特に、今回の選挙について 〜民主主義か愛国か〜
独裁制:自分が全て正しいと前提に立ち、進めていく。
民主主義:世の中は正しいことは分からないという前提に立つ。
この二つは世界観から異なるが、現在の安倍の行動は独裁制と同じだ。

安倍の行動とは、
@中韓への謝罪拒否
A日本のアメリカべったり状況への抵抗
B野党が反対しか言わないことへの否定
Cマスコミを信用しない。
などであり、
安倍は自分の意見に反対することを許さない。
自分の意見以外認めないことは、自分が全て正しいという前提に立っており、
独裁制となんら変わらない。

国民が独裁を進める安倍・自民党へどのような判断を下すのか、
そのような意味で今回の選挙は、民主主義が終わるかどうかの節目となる。


ただし、民主主義が終わるかどうかのみという単純な構造で終わらない。

安倍が敗北して一番喜ぶのは、中国と韓国である。
今までの政権と違い、中韓が要求ても安倍からは謝罪を得られないからだ。
つまり、実は今回の選挙は、愛国か民主主義かを選ぶ選挙であった。

国民がどう選ぶのか、歴史に残る選挙となるだろう。

(しかし他の候補者も…。今回の選挙は、非常に難しい。)


3.発想の意味付けを考える
自分が思いついたことは、意味付けをして他者と共有せねばならない。
自分の発想は才なのだから、どうすればその発想が生きるかを考え、他者を納得させる意味付けをすべきだ。

4.意味のある話をするには
何か話をするときは、それを意味のある話として完結させねばならない。
意味付けができないときは「補助線」を引いてみる。何かとつなげて考え、意味付をする。

5.安倍の解散は汚い
日本の美意識から見ると、安倍は「汚い」。
なぜなら、今回の解散は野党の準備が十分に整う前で、
また、自分のぼろが出ない時期を考慮した上での解散であり、
自分が有利で相手が不利なタイミングで戦いを始めることは「汚い」とされるからだ。


6.テーマ「生命(・医療)」の捉え方 〜生命は人間だけのものじゃない〜
生命には、様々な観点がある。
今回の紹介では、生命を人間が生きるという観点の本が多かったが、他には例えば、
人間以外の生命という観点(『SFを実現する』や『生物と無生物のあいだ』など)や、
人間と動物との関わり合いという観点(『ヘリ夫先生の動物家族』)、
動物(特に犬)に詳しくなれる本(『高安犬物語』)など ある。


7.顔の表情に変化をつけよう! 
顔の表情に変化をつけるべきだ。
くらもとそうが閉塾した理由は、聴き手に表情がなかったからである。
聴き手の表情が豊かになることで、話し手はもっと話したくなる。
ここ何年かで、無表情で講義を受ける大学生が大半を占めるようになった。
大半が無表情になった時こそ、自分が表情豊かになることで得をするだろう。



W.本の交換会


テーマ「生命・医療」
交換会幹事、報告お願いします。

 
出品者(敬称略)著者        題名       出版社    交換相手評価

三戸先生  福岡伸一      生物と無生物の間   講談社現代新書 /    A
三戸先生  コンラート・ローレンツ ソロモンの指輪   早川文庫   浦林A
三戸先生  ジュームズ・ヘリオット ヘリオット先生の動物家族 ちくま文庫   石嶺A
中村  田中浩也      SFを実現する       講談社現代新書 藤田A-
阪本  ジョディ・ピコー  私の中のあなた   早ツ書房   佐藤B+
陳  池見西次郎      診療内科       中公新書   渡邉A
石嶺  岡野光夫      「細胞シート」の奇跡   祥伝社   笹井B+
安藤  柳田邦男      犠牲           文春文書   石嶺A-
浦林  甲野善紀/小池弘人  武術と医術       集英社新書   木田B
木田  トルストイ      人生論       新潮文庫   浦林A+
坂本  島次郎      移植医療       岩波新書   安藤B+
藤田  保坂正康      安楽死と尊厳死   講談社現代新書 陳   B+
笹井  北杜夫      夜と霧の隅で       新潮文庫    中村A-
佐藤  森岡正博      生命観を問い直す   ちくま新書   坂本A-
渡邊  中森桂子      ゲノムが語る生命   集英社新書   阪本B+




X.来週の予定


1.討論会について
・やるべきことの確認
・担当決め
2.忘年会

Y.刮目・今日イチ




○坂本恵理奈(25期 12/10 1:30)
今回初めてラフレーズと温故知新協同組合で1つのレジュメを作りました。
しかし、それぞれでレジュメを書いていたこともあり、あまり統一性のあるものには
なりませんでした。阪本さんもおっしゃっていましたが、昨年のレジュメは
最後になってやっと1つの論文にしたために、それぞれの論を切り貼りしたような
形になってしまいました。今年は前々から討論会を意識してレジュメ作りを行っている分、
昨年よりは1つの論文にしやすいはずです。今のうちからその部分をしっかり意識して
レジュメに取り組みたいと思います。

〇笹井純也(26期 12/11 2:12)
今回の本の交換会で、
最も良い本を紹介したのは木田さんで、
上手な紹介の仕方は(学部生の間では)安藤さん・藤田さんで、
(院生も含めると)中村さんだと思いました。

木田さんのトルストイ『人生論』は、古典で名著です。
まんま受け取るしかない良い本、です。
また、木田さんは交換会テーマの「生命・医療」を
人間の生命から人生へと結び付けており、
なるほどと思いました。

紹介直後に印象に残ったのは、安藤さんです。
優しくとも重いような話し方と雰囲気に引き込まれました。

しかし、一日経過し、紹介の仕方を思い出すと、
伝えたい内容として残っていたのは、
藤田さんの「尊厳死について考えてみること」、
中村さんの「3Dプリンターは自己増殖すること」、
の2点のみでした。
よほど伝える情報や感情をハッキリさせなければ、
人を動かすどころか、すぐに忘れられてしまう のだ
と知りました。


僕の今回の紹介は、悔しかったです。
良い著者・良い本であるにも関わらず、
また、うまい紹介をしたくなる本だったにも関わらず、
原稿・話術ともに準備不足でした。
せっかくの話す機会を、活かせませんでした。
いつも紹介する本は、本の交換会の二週間前から探してしまいますが、
もっと前から次や、次の次のテーマを頭に入れて書店を回りたいと思います。

今回紹介された本には、ちくま新書や集英社新書がありました。
前回のテーマは「その他の新書」であり、嫌中・嫌韓の本を探せばわかるように、
岩波・中公・講談社以外の出版社は見識があるとはいえない、という先生のお話がありました。
また、生命・医療とは、身近でありつつも専門的な分野です。
分からないことが多いテーマこそ、信頼できる出版社や著者で選ぶことが大切だと、僕は思います。
今回のテーマで「その他の新書」を紹介するのなら、
「それでも読む価値がある本なんだ」という熱意か理由が必要だと感じました。


今回一番わかりやすい報告は石嶺さんでした。
石嶺さんは報告の間に手間取ることがなかったからです。
ただ、僕は4ryuの報告を聞けておらず、残念です。

報告を聞きながら、なぜこの報告に納得できないのか(納得させられないのか)、も考えました。
相手を納得させる報告のためには、ゼミ当日の報告の仕方だけではなく、
何のために報告をするのか、何のためにレジメを書き相手に見せるのかを、
考えなければならないと感じました。

「報告とは、相手を納得させるためにする」、「レジメは報告のための手段」
だと言葉の上では知っています。しかし実際には僕は意識できていません。
そのため、心からの納得ができない(納得させられない)レジメになっています。
また、自分の中で報告で伝えたい内容・レジメに書くこと・報告での話し方 の関係性を
わかっていないとも気付きました。


報告は、自分が今まで考えてきた意見を、相手に納得させるために行ないます。
そのため、報告のためにレジメが絶対に必要な訳ではありません。
しかしレジメを書くことで、
聴き手側にとっては、聞き逃した部分や本当に論理展開に納得できるのかを確認できます。
話し手側にとっては、簡潔にまとめるために話さない部分を補い、
重要な部分は口頭だけでなく、文章として読ませることもできます。
そのため、レジメの役割は報告の補足することです。

ここまで考えましたが、具体的に何を報告で話しレジメで書くのか、
レジメに報告の内容を詰め込んではならないのか、詰め込んではならないなら それはなぜか、が
まだわかっていません。
報告そのものについて考える事は、討論会の発表や成否にも関わるので、
もっと深めていきたいです。



○安藤陽介(25期,2014/12/11,22:39)
>笹井
ありがとう。今回の本の交換会で紹介した柳田邦男『犠牲』は
信じられないような重い話が、信じられない用な冷静なトーンで語られている作品です。
なので、その作品の雰囲気が伝わるように、暗めにゆっくり、を意識して語りました。
ただそれでもまとまってなかったので、もう少し明確に語れるように頑張ります。
最近の本の交換会では、昔より自分の紹介する本への手が上がってきたなと感じるので、
アドバイスをしておくと、しっかりと原稿をつくることに限ると思います。
本の交換会といえど、スピーチです。作っていない人はしっかりとした原稿を作りましょう。

今回の各グループの発表を通じて、ようやく自分も内容が深まってきたなーと感じるようになりました。
しかしまだまだ全体で何を明らかにして、どういう結論得ていきたいのかが自分でも見えてきませんし、
読めば読むほど水野の議論への理解も難しくなってきます。
このある種の違和感を大切にしながら、討論会の勉強を進めていきたいです。

○佐藤樹(12/13 19:40)

<ゼミ後の刮目の補足>
親戚に連れていってもらったレストランは、アメリカンビーフの店でした。
とてもおいしかったです。
しかし、反面、“フードインク”の映像が頭をよぎり、漠然とした不安を食べていて感じました。

さて、そのレストランでは、いかにアメリカンビーフがいいか、を書いてあるシートをテーブルに置いていました。
その中に、栄養価の高いとうもろこし等を餌にしている、という記載もありました。
しかし“フードインク”では、とうもろこしがえさとして投入された結果、何か問題が生じていました。(うろ覚えです、すみません。)

ここで私が感じたのは、当たり前のことですが、
情報は伝え方によって相手に与える印象を操れるのだな、ということと、
知っている、ということは自分に新しい見方を与えてくれるということです。

情報の伝え方については、野球観戦のときのことが思い出されます。
以前行った野球観戦のとき、ホームチームである横浜の選手は、電光掲示板にて、
月間防御率等、その選手がいかにすごいか、を示せるデータが選択されていました。
もっと身近な例でいうと、本の交換会でも同じことがいえます。
例え同じ本を紹介しても、その伝え方によって、与える印象は全く変わります。

知っている、ということについては、今回の選挙がちょうどいい例です。
以前の僕は、自民党でもいいじゃん、と思っていましたが、
今のテキストから、政治について考える見方(切り口)を得ることができました。

レストランで食事をした、という経験ですが、
それ以上にゼミで勉強してきたことが実感となって現れた経験だったと思いました。

<報告/本の紹介について>
前回の刮目での笹井とのやり取りがあったので、
僕も報告/紹介、で感じたことを書きます。

報告で感じたのは、3年と4年でレジュメをどう使うかの意識が違う、ということです。
3年は、レジュメを読むだけであり、
4年は、ただ読むのだけではなく、レジュメを使って何かを伝えようという意識があるように感じました。
その意識の差が、聞きやすさや納得性、その報告を聞いていたいか、に関わってきている気がします。
少なくとも今回の3年の報告は(僕も含めて)、自分でレジュメを読むのとどこが違うのか、分かりませんでした。

本の紹介については、安藤さんと阪本さんが印象的だったと思います。
おそらく、感情を揺さぶる表現をしていたからでしょう。
ただ感情を揺さぶるのではなく、どのような感情を抱かせたいかという点と話術がマッチしていたことも大きいと思います。
逆の意味で印象に残っているのは、渡邊の紹介ですかね。
がんになったら病院に行く(?)、がんになったらIPS細胞(?)など、
つなぎがうまくいっていなかったために、納得ができなかったです。

ただ一日経って残るのは、ある程度インパクトのある言葉なんだな、と思います。
笹井も言っている、中村さんの“3Dプリンターは自己増殖する”という言葉は、
僕の中にも残っています。

>佐藤
○安藤(2014/12/14)
>ただ一日経って残るのは、ある程度インパクトのある言葉なんだな、と思います。
そういうインパクトのある言葉が新書のタイトルになってたりするよね。

>安藤さん
確かに新書のタイトルになっているものもありますね。
今のテキストなんかはまさにそうだなとおもいます。
しかし反対に”〜とは何か”のようにぼかしているのも多い気がしますね。
いかにテーマが大事かわかります。

◯浦林幸輝(25期 12/15 18:49)
 先日たまたま生協に立ち寄った時に、『地域再生のフロンティア 中国山地
から始まるこの国の新しいかたち』という本を見つけ、地元の地名が出ていた
ことと、先日読んだ『里山資本主義』に通ずる内容があったため、衝動買い
してしまいました。
 その本曰く、中国山地は過疎の先進地であるからこそ、地域再生の先進地にも
なりうる可能性があるのだそうです。確かに、過疎が深刻な所ほど、そうでない
所に比べて地域再生の本気度は高いと思いますし、現行の社会システムのに染まり
きっていないほど、新たな社会システムを生み出しうる可能性が高いと思います。
そして今のゼミの勉強に結びつけると、そういうところに、空間革命による中心と
周辺の組み替えのメカニズムがあるのかもしれません。個人的な関心と、ゼミの
勉強、さらには卒論の参考として、この本を読み進めていこうと思います。

削除キー:524


[523] 題名:2014年度秋学期第8回木ゼミ 名前:木田 投稿日:2014年12月09日 (火) 13時48分

《目次》
T.基本情報
U.ニュース発表・先生のコメント
V.ニュース紹介・分析欄
W.今日イチ・刮目欄


T.基本情報


【日時】2014年12月5日(木) 17時15分〜21時00分
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
25期:木田
26期:
院生 :中村、黄、阪本

U.先生のお話し



1.愚人・悪人とは?

(コンテクスト)
「恋愛結婚こそが正しい」というのは、今の自分の欲求・感情に従って行動することに何の疑問も持たないということだ。
それは、愚かであり、「悪」だと言える。

善 悪



・悪人…神を持たない日本人にとって悪人とは、「悪いことをした人」としか定義できない。
では、悪いこととは何か、というと、自分の欲求・感情を、他者にお構いなしに・後先考えずに、満たそうとすることである。
・善人…(「他者にお構いなしに」という悪人と対照的に)「人の良い」人、周りの人が良いと思う人のことである。
・愚人…「適切なこと」ができない・わからない人である。

しかし、本当に賢い悪人は、悪をなさない。悪をなせば、評判が落ち信頼されなくなったり、人から恨みを買って報復されることを知っているため、悪をなさないことが自分のためになることを知っているからである。

2.ゼミ生が紹介したニュースに関して

(i).<子どもの名前、漢字1字が人気に〜14年生まれは「蓮」「陽菜・凛」が首位に

子供の名前の変化

明治〜大正には本来は、尊称である「子」を庶民が使い始め、「◯子」という名前が多かった。
しかし、昭和に入ると、「◯子」という名前が一般化してしまったため、「◯美」等の名前が増えた。
さらに最近になると、新しさを求めて一文字の名前をつけることが増えてきた。

このように、人気の名前の変化は、人々が目新しい個性的な名前を求めつつ、流行に乗って人の真似をしているという矛盾を表している。

(A).<現代の奴隷>

3.先生のご紹介されたニュース

・ペヤングにゴキブリ混入
・FNS歌謡祭へのクレーム
・給食の牛乳廃止論争

これらのニュースは、一見お互いに無関係に見える。しかし、これらのニュースはどれも、自分の欲求・感情のままに振る舞うのが当然であるという前提での行動であり、また、匿名性の高いネットやSNSが無責任な発言を助長していることを背景にしている。

ゴキブリがペヤングに入っていたというツイートに関しては、現代の日本の食品工場の管理の厳しさを考えると、
ゴキブリが本当にインスタント麺に混入されていた可能性は低い。イタズラとしてゴキブリを入れて軽い気持ちでツイートしたのではないか。

歌謡祭でタイムテーブルが掲載されていないことも、スポンサーのため視聴率をあげる責任があることを考えれば否定できることではない。それにクレームをつけるのはCMを入れるなとクレームをつけるようなものである。

給食で牛乳を廃止をするかどうかも、結局のところは子供が好き嫌いをするのを認めるかどうかという問題につきる。

V.ニュース分析欄



○ 木田 世界 (25期 12/11 15:54)


男の子の名前 人気ランキング 
1位   2位  3位  4位  5位  6位  7位  8位  9位  10位
@明45・大1年(1912)〔子〕正  一清  正雄  正  茂   武雄 正治 三郎  正夫  一郎
A大15・昭1年(1926)〔寅〕清  勇   博   実  茂   三郎  弘  正   進  一男
B昭和20年(1945)〔酉〕 勝   勇  進   清  勝利  博   勲  弘   稔   修
C昭64・平1年(1989)〔巳〕翔太 拓也 健太  翔   達也  雄太 翔平 大樹  亮   健太郎
D平成26年(2014)〔午〕 蓮  大翔  陽向  陽太  悠真 湊、悠人、陸、駿(同率6位)朝陽

明治安田生命HPhttp://www.meijiyasuda.co.jp/enjoy/ranking/year_men/girl.html(2014年12月4日アクセス)から作成 

@(大正元年)A(昭和元年)では、正一、三郎など何番目に生まれた子供であるのかを示す字が使われている。
B(昭和20年)では、一文字の名前が増え、何番目に生まれた子供であるのかを示す字がなくなっている。
C(平成元年)では、翔太、健太郎など長男であることを示す「太」が使われている名前が多い。(ただし、長男・次男関係なく使われていることもあるのでは?)
D(平成26年)では、「陽太」を除いて何番目に生まれた子供であるのかを示す字は無い。

⇒@Aは「家」の一員、「家」における立場(長男、次男)としての名前、B以降は個人としての名前?

○平成26年度で人気2位の「大翔」君の読み方
・おうが、たいが、たいし、たいしょう、たいと、だいしょう、だいと、つばさ、はると、ひろと、まさと、やまと

⇒漢字の伝統的な読み方(=過去および現在の人々の間で共有された読み方)が無視され、好き勝手な読み方がなされている。
意味―文字―音の対応関係が共有されているからコミュニケーションが成り立つのに、このような好き勝手な読み方をするのは...




W.今日イチ・刮目欄




【記事番号:523 削除キー:8th 】




Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】楽天市場の超ポイントバック祭合計購入額に応じて、ポイント還元12月15日まで開催中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板