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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[480] 題名:2014年度第7回木ゼミ活動報告 名前:渡邊 諒太(26期) 投稿日:2014年06月01日 (日) 00時38分

《目次》
T.基本情報
U.レジュメ比較
V.先生のお話
W.来週の予定
X.来週までの課題
Y.今日イチ・刮目


T.基本情報


【日時】2014年5月28日(木) 16時30分〜21時00分
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
25期:木田、馬
26期:渡邊、笹井
院生 :中村、阪本

U.レジュメ比較


テキスト:三戸公『官僚制―現代における論理と倫理』未來社, 1973年

予め、「人間ないし個人」の項のレジュメを25期木田と26期渡邊が、
「協働」の項のレジュメを25期木田が作成しました。
(本来、渡邊も「協働」の項を担当していましたが、完成していませんでした。)

そしてそれぞれのレジュメについて、先生より比較するポイントを教えていただきました。
比較するポイントについては、課題となっていますのでそちらに書いております。

三戸公『官僚制』―レジュメ
今回作成したレジュメです。データをこちらに載せておきます。(渡邊, 6/3, 3:20)

V.先生のお話


言葉の違いを考える

訂正と修正はどう違うか。改正と改正はどう違うか。
改革と改定はどう違うか。流通革命と流通改革はどう違う。

その手の「変える」という言葉は10個以上はある。

コンテキストの違いというものは言葉の違いであり、
一つ、言葉について違いというものを考えておけば、
今までなんとなく使っていた言葉を意識して使い分ける事が
出来る様になるだろう。

⇒ここに書いてあるのは、複数の言葉についてその言葉の使われる文脈(コンテクスト)の違いを
考えていけば、言葉の意味の違いが分かるということをでしょうか。 (木田)

⇒その様に捉え、まとめています。分かりにくいようでしたらすみません。(渡邊, 6/3, 3:10)

例えば、「違う」と「異なる」はどう使い分けるか。
普通は「同じ・違う」と使うが、熟語は「同異」となる。

まるでちがうものを「違う」とは言わない。
「違いが分かるか」というのは共通部分が無いと意味が無い。。
「異なりが分かるか」、とは言わないだろう。

そこで、
「異なる」…全く違うこと
「違う」 共通性の中で違うもの
ではないか、ということが出来る。

<続きは2:00までに書き足します。他の参加者も奮って書き込んでください。>

〇笹井純也(26期 6/1 3:41)
先生のお話の中で挙がった単語の一部を、インターネットで検索しました。

・ゼンショーについて
ゼンショー公式HP
※経営倫理に注目しましょう!
BLOGOS:すき家ストに揺れるゼンショー社長に「転向」の過去 社会主義革命目指した「全共闘」世代

・コーヒーコーラの歴史
コーラ白書:特集 謎のコーヒーコーラ

・飢渇丸とは
忍者マイスター:忍者が食べていたもの

・ウリジナル
「韓国起源説(かんこくきげんせつ)とは、韓国の個人・団体などが、他国の文化などの起源・伝播を朝鮮半島に求める、根拠不十分で非合理な言説群の俗称。(中略)日本のインターネットでは、このような起源主張を朝鮮語で「我々の」を意味する「ウリ」をかけて「ウリジナル」と呼ぶことがある。」wikipediaより


○個人-大衆社会-資本主義-流行の構造

ひとまず、AKBとは何か。HKTだろうとJKTだろうとその中身を大衆は別に問わないだろう。
つまり、あれらは単なる記号による差異化であり、それは流行に通じている。

では、流行はなぜあるのか。それは大衆社会が生み出すものである。
大衆社会とは民主化や産業化が過度に絶対化されることによって生まれるものである。
そして、それを支えているものとして、大企業が存在しているのだ。

大企業は価値の拡大再生産を行う機関であり、大量生産と
大衆による大量消費によって支えられている。
つまり、大企業は物を作り続け、売り続けなければならない。
ではどの様に行うか、それはモノに差異性、記号をもたらすことで行うのだ。
そうでなければ、大企業が、そして資本主義が持たない。

そして、それが環境破壊や格差社会を生み出す原因となっている。
しかし、問題があるからと言って否定する事は容易ではない。
なぜならば、その様な大企業や資本主義を支えているのは大衆社会であり、
その大衆社会を支えているのは我々が疑いもしない、
個人の人権、すなわち自由と平等、というものが支えているからである。


W.来週の予定


1.25期木田の作成したレジュメより、疑問点二つについて議論
 (1)「協働の維持・発展が目的化し、協働本来の目的が手段と化すことと、
   協働体の内外の人間が協働のための手段化することが同列に論じられているが、
   両者は全く異なるのではないか。」

 (2)「理論上の個人は代替可能であり同時にかけがえのない存在」とはどの様な事を指しているのか?
  ※「かけがえのない」という部分が家庭と仕事では意味合いが異なるのでは。ここを詰めていくと
   ワークライフバランスに関して考える一助となるだろう。

2.バーナードの組織理論の「組織」「管理」の報告→再来週、どちらがいいかの比較。

X.来週までの課題



1.人間ないし個人を理解するうえで、どちらの構成が良いだろうか。

Point :・「1, 2, 3, 4, 5, 6」という構成か「1, 2(1),2(2a)(2b), (3)」という構成か
    ・見出しの「人間ないし個人とはなにか」と「人間ないし個人の導入」
    ・物的、生物的、社会的な、「個人」か「存在」か。
    ・「Person, PersonelPersonalという分け方」か、「人間の特質」か。⇒personalでは? (木田)⇒訂正しました。ご指摘ありがとうございます。(渡邊, 6/3, 3:10)
    ・抽象的、一般的個人と独特、特定の個人は分けられているか。

2.協働についてのまとめ方は良いだろうか、考える。

3.担当者は、バーナードの組織理論「組織」「管理」のレジュメを作成する。

Y.今日イチ・刮目


○渡邊 諒太(26期, 6/1, 00:30)
 本来、二つの項のレジュメ任されていた所を、理由はどうあれ一つしか作っていない。
振り返れば、このようなことは今日に限ったことという訳ではなく、
相手の、その場の要求に対して答えることが出来ていないという意味では
僕の普段から持ってしまっている「甘え」が出てきてしまったものです。

 ゼミ幹事としてはもちろん、これから社会人になる一人の人間として、
兎に角一刻も早く、このような意識を振り払わなければなりません。

 長年染みついてしまった、このような姿勢を正すために、
やって当たり前の事で、僕が捨ててしまっていたものを
一つ一つ紙に書き出し、自分の机に張り出しておきます。

○ 木田世界 (25期 6/01 14:10)
流行とそれとセットとなる大量生産・環境問題は、
大企業中心の社会、自由と平等を絶対とする大衆社会において必然的に生まれて来るものである。
そのため、環境問題のない社会を作るためには、現代社会の基本となっている枠組み、
大企業や自由というものから見直していかなければならない、ということを学びました。

ここで、江戸時代にもファッションなどの流行があったということに、関心を持ちました。
江戸時代の社会と現代の社会はどのような違いがあるのでしょうか。

流行があったということは、自由・平等という言葉ははなくても、
それに近い概念があったのだろうと思います。
ちょっとしたおしゃれをして、人と違う、人より格好いいと思われたい、でも皆に認められたい。
でも皆から外れるのは嫌だ、他人以下では居たくない、という心理はあったのでしょう。

それでも一方は、江戸時代は身分制の社会であり、生き方としてはそれぞれの身分、
生まれに従った生き方をしていたのだと思います。
そしておそらく、農民や武士にとっては流行は重要ではなく、
流行を気にしていたのは一部の町人だったのではないでしょうか。

政治としても、自治の仕組みもあったと思いますが、
武士というエリートが存在しており、大衆が選挙で指導者を選んでいたわけではないです。
また、専門化と統合による大量生産や生産量の拡大という考え方を、
当時の職人は持っていなかったと思います。
正確な知識はありませんが、稼いだお金はその日に使うというイメージです。

自由・平等を絶対化せず完全否定もせず、一つの基本的価値と認めつつ新たな社会を考えるにあたって、
江戸時代の社会の仕組みがどのようであったのか学びたいと思いました。

[記事番号:480 削除キー:480]


[479] 題名:2014年前期第8回ゼミ活動報告 名前:佐藤樹(26期) 投稿日:2014年05月28日 (水) 21時17分

27期の一次募集は2人でした。
今年の反省を活かし、来年、より多くの人に興味をもってもらいましょう。

≪目次≫
T.基本情報
U. 新聞記事の関連付け
V. 先生のお話
W. 来週の予定
X.来週までの課題
Y.刮目・今日イチ  

T.基本情報




【日時】5月27日(火)16時30分〜22時20分
【場所】経営学部C棟501号室
【出席情報】(敬称略)
24期生:石嶺、新山
25期生:木田、坂本、藤田、浦林、三厨、(馬)、(道幸)、(李)、(安藤:留学中)
26期生:渡邊、高橋、佐藤、 笹井
<院生> :中村、阪本、陳、孫
<学外生>:菊池

U.新聞記事の関連付け


いくつかの記事を関連付け、そこに意味付をする、ということをやりました。
議論しましたが結論はでず、次週へ持ち越しとなりました。
各々が意味付をしてきて、議論を活性化させましょう。


V.先生のお話



〇リーダーシップ

リーダーの資質としてはたくさん挙げられる。
しかし“全体観”と“責任感”に集約されるのではないか
そしてそれは、“人のいうことをよく聞いて、人に助けてやろうと思わせる”ということではないか

人のいうことをよく聞いて 
→ “学びたい”という気持ち、“わかった”と思わない
人に助けてやろうと思わせる
→ “可愛げ”(一所懸命)、自己愛(自分)を感じさせない 

○笹井純也(26期 5/29 2:40)
※このままでは整理できておらず、伝えられません。再度整理したいと思います。

・三戸先生にとっての社会的課題は?
(0)資本主義の将来
途上国の工業化
 先進国の輸出_減少
 原料費やエネルギー費_増加
   →長引く日本不況、欧州危機、リーマンショック(限界を迎えている)
  ⇒金融資本主義

これからの社会では、国内の格差が広がるだろう。
まず、そもそも価値とは「較差」から生まれる。
金を持つ資本家は、金のない労働者に、金を提供する。
労働力を持つ労働者は、労働力が足りない資本家に、労働力を提供する。
このように、多い所から少ない所へ移動する時に、その人にとって価値が生まれる。

労働力や資本などを、多い所から少ない所へ移動する時、価値が生まれる。
よって、先進国と途上国の差は、埋まっていく。
しかし国内での富裕層と貧困層の格差は、広がる。
現在その国内の格差を表す言葉が、「勝ち組と負け組」だ。
(現在の日本では富裕層と貧困層、いわば”勝ち組と負け組”に分かれると言われても実感がないかもしれない。
しかし、国民の間で二つの層に分かれる事は珍しくはない。
イギリスではサッカーをする層とラグビーをする層が明確に分かれている。
フランスも貴族と平民が明確に分けられていた。)

ここで更に、グローバル化が進むのだから、
国境を越えてつながる富裕層と、地域ごとの貧困層に分かれる。
世界は二層化する。


(1)高齢者の「誇り」の回復
現在、高齢者への敬意がない。
既得権益を持っている、年寄りに都合の良い政策ばかりだ、年寄りは金を持っているからニーズなのだ。これらの言葉には、高齢者はこの社会を作ってくれたのだという気持ちが見えない。
一方では高齢者=既得権益者であり、かつ一方では高齢者=弱者(歳をとるとマイナス)とみなされる。
これでは不満が強くなるのは当たり前だ。「キレる老人」はキレて当然である。

どんな若者でもいずれは年を取って高齢者になるのだから、高齢者が批判される文化を作るということは
自分たちの未来まで壊しかねない。
年を取ることに単なるマイナスのイメージを作ることは、
「年を取った分、成長したり知見や経験を得るという」視点が欠けており、それこそが社会にとって、個人にとってマイナスだ。

(2)食糧(第一次産業)問題
……不作、病気(異常気象や口蹄疫、鳥インフルエンザなど)
  赤字 – 輸入減少(マグロやタコの高騰など)

(3)自然再生エネルギー

(4)地域の自立

以上の(1)~(4)への同時の解決策がある。つながった問題と捉えることができる。
老人が、再生エネルギーを使用した地域の農業に従事する。


・AKBのコンセプト
 1. 会う事ができる。
 2. 育てる楽しみがある。

・AKB事件と天皇様twitter投稿は、構造的には同じ。
<アイドル>
高嶺の花

手に届くAKB

<天皇>
現人神

愛される人間

よって、この構造は他でも起きうる。
(構造を捉える事を、DVD視聴を通じて学ぶ。
マッピング/図にする力は、新聞記事を通じて学ぶ。)


W.来週の予定



〇新聞記事の関連付けについての議論


〇本の交換会 テーマ「労働」

※本の交換会 今後の予定
☆6/3 労働
6/17 スポーツ
7/1 歴史
7/15 自己紹介・ゼミ紹介


X.来週までの課題


〇新聞記事の関連付け


Y.刮目・今日イチ



〇佐藤樹(26期,5/25 19:20)
最近、モヤモヤしてるといいますか、くすぶっているといいますか。
すべきことをする、ということは当たり前ですが、それができなくなっています。
すべきことが多すぎて、全部やろうとしてパンクしている気もします。
そのため様々なことを惰性で行っていて、ルーティン化し、ただやるだけになっています。
もう一度なんのためにするのか、ということを考え直します。
そして何よりも楽しむことを心がけたいです。
そのためにも、楽しいことを与えられるという消費者目線ではなく、
自ら楽しくなるように工夫していきたいです。

また今回も、将来について考えさせられました。
地域活性、農業には興味があります。
しかし興味を持っているだけで、まだ他人事として捉えているのではないかと思います。
その構造を理解し、社会で機能を果たせるような人になりたいと感じました。
そして、それはつまり、誰かに必要とされる人になりたいということです。
いや必要とされるのではなく、必要とされるように行動することが大事なのかもしれません。
僕はゼミ幹事を選ぶとき、渡邊の熱意をおしました。
そしてサポートするといいました。
できていません。
やります。

○浦林幸輝(25期 5/31 4:22)
 これからの日本社会が、少なくとも現状から考えるに、悪い方向へ向かっているだろう
という先生のお話を聞いて、大変な時代に生まれてきたのだなあ、今後社会に出たら
大変だろうなあ、などと思いました。ですが、だからこそそういった時代の荒波を
乗り越えられるような柔軟な思考力を付けていこうと思いました。
 そして、今後の日本社会が良い方向へ向かっていくには、地域に目を当てることが
不可欠と聞いて、自分の故郷のことも思い浮かべながら、そのことについて考えなければ
ならないなと強く思いました。
(追記します)

○木田世界 (25期 6/01/0:07)

 「現代の日本の若者には「自分(自分の欲求・感情、今ここのワタシ)」ばかりが詰まっている、
でも君たちは自分は違うって思っているだろう?
では君たちは事業規定・顧客規定をはっきりと持っているのか?
それがはっきりしていないということは、
社会・他人が君たちの中に存在していないということではないのか?」
という言葉が特に心に残りました。

 誰のために何をしたいのか、がはっきりしていないということは社会も他人も見えていない、
社会がこれからどうなっていくのか、世界や日本の社会では何が求められているのか、必要なのかが分かっていない、
どのような人生を送り、周りの人々とどのような人生を送ってゆきたいか、考えられていない、
と痛感しました。

様々なニュースや本を読み、名画を見るとき、自分は/だったら何ができるだろうか?
考えていきたいです。
また、様々な人と会い、話してみたいと思います。

〇三厨昌平(25期 06/02/13:59)
少し筋違いではあるのですが、27日の現代企業論の講義内容もまとめておきます。
DVDのところまではまとまってないのですが、その前の講義の内容はまとめました。

2014.5.27現代企業論
T.近代化の仕組みと企業経営の変化
資本主義は産業革命に端を発し、
私的所有
市場による財・サービスの調整・分配
から成り立つ。
民主主義は市民革命に端を発し、
自由
平等
から成り立つ。

資本主義と民主主義が両方とも成り立つことを市民革命という。

20c初頭において、大量輸送が可能になったことで市場が大規模化し、またこれにより大企業が誕生した。
経営者たちは初め、企業を私的手段と捉え利潤原則をもって経営していたが、その後、企業を社会的器官と捉え、維持原則を持って経営するようになった。

大企業がまず生まれたのはアメリカであり、そのつぎにドイツで生まれた。そのため経営学は米独で生まれた。
ヨーロッパでは工学や経営学などの実学は軽んじられ、地位は低い。教養や基礎研究などに重きが置かれる。



U.どこに就職すべきなのか
      既存の大企業  現代の社会的企業、NPO、プロフェッショナル
収入    ?       〇
地位    〇       〇
機能(働き)?       〇

既存の大企業は80年代においてはすべてが〇だった。
現代の被雇用者にとっての会社選びは
つぶれない・ブラックではない・雇用が守られる
という3つの視点をもつべき。

V.会いに行け、育てられるという構造
秋元康はそれまで存在していたアイドルという商法を
会いに行ける
作ってみんなで育てられる
様にしてAKBを作った。

これは天皇についても
会いに行けるようになった(現人神には会いに行けなかった)
自分たちで育てられるようになった(跡継ぎをどうするか内閣で話し合うなど)
ように、戦前から戦後にかけて天皇の在り方が大きく変わった。


それについてのリスクや危険がいま社会で露見化している。
例えば、(http://news.yahoo.co.jp/pickup/6117930)
AKBは握手会で一般の客と握手会を開催するようになったことで今回の刺される事件が起きた。
天皇についてはご静養の際に一般人から写真撮影を無断でされてネット上にアップされたことが議論になった。

(6/3 12:52追加)
昨日の



【記事番号:479 削除キー:479】


[478] 題名:2014年第6回木ゼミ 名前:橋篤史(26期) 投稿日:2014年05月25日 (日) 13時46分

《目次》
T.基本情報
U.DVD視聴
V.先生のお話
W.来週の予定・課題
X.今日イチ・刮目


T.基本情報


【日時】2014年5月22日(木) 16時30分〜22時15分
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
25期:木田
26期:渡邊、笹井、高橋
院生 :中村、阪本

U.DVD視聴



今回は、カンブリア宮殿『(株)オタフク』を視聴しました。

この時、以下の三つの項目について、注目し視聴した後、議論をしました。
(1)事業規定・顧客規定
(2)(株)オタフクの未来像
(3)(株)オタフクに我々が提案すること

(1)の事業規定・顧客規定については
ゼミ生では、事業規定は「広島のソウルフードであるお好み焼きを普及し、関係する人々を幸せにする」、顧客規定は事業規定との整合性を加味して「お好み焼きを作る・食べる人々」ということを一応の結論としましたが、まだまだ疑問が残る結果となりました。
それニ関して、先生は「広島」「お好み焼き」「ソース」の三つの軸が存在するということをおっしゃっていました。

(2)の未来像については
ゼミ生からは、
・海外市場(途上国:安価、先進国:ヘルシー)に進出
・お好み焼きを手軽に食べられるメニューに変化させる(お好み焼きクレープ?)
・農業に参入する、食の安全で安定した供給
などがあげられました。
このことに関して先生は、先ほどの三つの軸+「食」という軸が複雑に入り組んでいるので予測するのが困難であろうということでした。

(3)については、時間の都合上、話し合うことができませんでした。

V.先生のお話



1.強制了解・納得了解

○笹井純也(26期 5/26 0:07)
・強制了解と納得了解 
グローバリゼーションが進むと、強制了解が多くなる。
なぜなら、異なる文化の人々がコミュニケーションをするには、
数字や科学技術によって互いに了解させなければならないからだ。
強制了解の例:数字・市場・科学技術・合否・身体・機械・環境・物の性質・言語・遺伝など。←この10単語を並び変えて見よ!

しかし、いくらグローバリゼーションが進んでも最終的には人の意思決定が関与する。
そして人間の意思決定は「自分が納得するかどうか(=納得了解)」に左右される。
例:(1)提出物はA4と決められている際、B5をA4に拡大コピーして提出する。
   この場合、ルールに反していない、つまり強制了解は満たしている。
   しかし提出物を受け取る側は納得がいかない。ひっかかる。(イマイチわかりにくくないか?)

人間は納得了解をさせる力を養うべきだ。

・言葉は中央から変わる。
中央に情報が集まり、中央から新しいモノが生まれるから。
中央の情報は、地方から集まる。中央の人間は地方へ戻る。
よって、中央に新しいモノが集まり、地方に古いモノが保存される。←「誤り」書き直すべし!

・将来と未来
将来:将に来たらんとす。来るのが分かっており、確認するだけ。過去の延長といえる。
未来:未だ来ておらず。これから先、新たにつくられる。よって、どんな突拍子もない理想も未来と言える。

・お話を聞いた時、何を考えるか?
強制了解には数字や市場がある→「他の例は何だろうか? 物の性質や遺伝だ。」
年寄りは経験が高い→「経験が浅い若者は、若者らしくするべきだ。」
 ←これでは、参加していなかった人にはわかるまい。書き足すべし、

・DVD視聴中に気を付けること
中小企業や急成長中の企業の社長は、同族業者か違うか。要チェック。
後からきて、お好み焼きソースと言うニッチな商品にも関わらず、業界TOP。
なぜするのか?
ツッコミたい所を忘れないようにメモをする。
「比較する → 問を立てる(なぜ?) → 企業は続けるか否かを考える」

・おたふくソースの企業としてのおもしろさ
@曖昧。おたふくソースの未来が分からない。
A非合理なのに、TOPシェア。


W.今後の予定・課題



来週からの木ゼミは、バーナード理論の学習を予定しています。
一つの章について、A4用紙一枚に要旨(パラグラフ分けヤ重要なキーワード)をまとめていきます。

今週の課題は、オタフクのDVDから得た情報をもう一度整理して、
 @事業規定についてもう一度考える
 A自ら問いを立て、それについて調べ考える


X.今日イチ・刮目



○高橋篤史(26期 5/25 13:33)

オタフクの広島に対する並々ならぬ思いから、都会⇔地方、郷土愛について考えさせられることが多くありました。
現代では、東京一極集中と少子高齢化によって、多くの地方が疲弊している気がします。都会に地方の若者が出ていくことを懸念される一方、生まれてから死ぬまで地元で完結する人をマイルドヤンキーといい、ソノ特徴的な消費者層に対して否定的な考えを持つ人もいます。
これらのことについて自分はまだまだ考えがまとまっていないので、これから関連するニュースに注目していき、意見を深めていきたいです。


○木田世界 (25期 5/26 18:08)

@ 若者は「将来」ではなく「未来」を持つべし。
A 強制了解と納得了解という視点で分析する。納得了解させる力をつける。
B ノートは話されたことの中身より、気づいたこと、疑問に思ったことを書く

@将来というのは、来るのがわかっていることですが、未来というものは何が来るかわからない、創り上げていくことだと習いました。
わが身を振り返れば、様々な授業の課題を終わらせることに追われ、「将来」しかない生活を送っているのではと思わされます。
課題をやらなければならないときでも、なぜそれをやるのか、それをやることでどう成長できるかを考え、
それを達成するためにはどうすればよいかを考えるようにし、「未来」のある生活にしていくつもりです。

B今までどうしても話の内容ばかりメモしがちだったのですが、今後、気づき中心のノートにしていきたいです。
まず試して見たいこととして、ノートの左側に気づきや疑問を書き、その右側にそれに関係する話の内容をメモしてみようと思いました。

⚪︎渡邊 諒太(26期, 5/29, 13:30)

強制了解、納得了解とは何かを先生から教えて頂きました。
なのにもかからわず、木ゼミ参加者として掲示板に書き込む、と言うことを、
人が納得する形で行えていないことに情けなさを感じます。
(そして、本来「刮目」をすべき場で懺悔の様な事から始まる事が本当に多い事も、輪にかけて情けない。)

それでもこの一週間の中で、この二つの了解について、考えることが出来た、ある事がありました。

生協前のコピー機で、プリントを印刷する為に30円程、お金を入れようとした所、残高表示に「1000」の文字。
落し物、というかお釣りの取り忘れです。周りの人に聞いても、誰もプリンターを使っていないという返答で、持ち主がまるでわかりません。

正直、勝手に使ってしまおうかなぁ、などと言う邪な考えが頭をよぎったのですが、これを勝手に使うと、
「拾得物横領」という犯罪になります。これは捕まってどう抗議した所で法律という強制了解があります。

なので、それを踏まえてこのお金を周囲が納得する形で処理しなければなりません。
(ちなみに、僕が非道徳的な行為を踏みとどまったのも、先生から教えて頂いた「四知」という言葉が同時に頭をよぎった為です。)

生協カウンターに届けるというのが筋でしょうが、「そのままそのお金がレジに入ったら、届け損だよなぁ」と考え、
そもそもちゃんと「落し物である」と納得させなければなりません。

故に、ATM備え付けの封筒を手に取り、お金を入れ、手持のホチキスで留め、拾得金額と拾得者を明記した上で、渡しました。
「ご丁寧にありがとうございます、大学の窓口へ確実に届けます。」と窓口の人に言われて一安心。

落し物を届けるという小さな事でも、二つの了解について考えましたが、
それを常日頃から、意識的に振る舞うことが出来る様に務めなければならないと感じます。

[記事番号:478 削除キー:478]


[477] 題名:2014年度前期第7回ゼミ活動報告 名前:笹井純也(26期) 投稿日:2014年05月22日 (木) 07時22分

今回はオープンゼミでした。
しかし二年生が訪れる事はありませんでした。
この事実を受け止め、かならず次へ活かしましょう。

≪目次≫
T.基本情報
U. DVD視聴
V. 先生のお話
W. 本の交換会
X.刮目・今日イチ


T.基本情報



【日時】5月22日(火)16時30分〜22時40分
【場所】経営学部C棟501号室
【出席情報】(敬称略)
24期生:石嶺、(新山)
25期生:木田、坂本、藤田、(浦林)、(三厨)、(馬)、(道幸)、(李)、(安藤:留学中)
26期生:渡邊、高橋、佐藤、 笹井
<院生> :中村、阪本、陳、孫
<学外生>:菊池

U.DVD視聴



一本目はソーシャルメディアについて津田大介との対談番組を、
二本目は通販業界についての「ガイアの夜明け 新通販戦争」を視聴しました。

それぞれ、ソーシャルメディア中毒はなぜ悪いのかの議論と、
日本社会と通販市場の未来を予想し合いました。

以下にDVDに登場した人物や企業のサイトを載せます。
(※後日、リンク化します。)
→リンク化しました(5/25 12:00)

津田大介公式サイト:http://tsuda.ru/
ポリタス: http://politas.jp/

ガイアの夜明け 生き残りを賭けた…新通販戦争 放送概要:
http://www.tv-tokyo.co.jp/gaia/backnumber3/preview_20130625.html
ジャパネットたかた:http://www.japanet.co.jp/shopping/
ニッセン スマイルランド: http://www.nissen.co.jp/cate007/?2nd=ntop_822_001

V.先生のお話


・信頼される社会人になるために
番組を見た時に、「今後そのトレンドが伸びるか伸びないか」を予想する。
そうすることで、情報を活用し信頼される社会人になれる。

・今後太った女性は増えるか減るか、に対する先生の予想

まず政府は生活保障費を抑えるために、肥満の者を減少させようとする。
肥満は不健康だと圧力をかける。
しかし、これから男性は女性に優しさを求めるようになる。
そのため美意識は減少し、太っていても構わなくなる。
また、大都市に肥満の者はいる。世界の動向として大都市かが進むことは目に見えている。
よって、全体から見れば、太った女性は増えてゆく。


→笹井君、先生の話をまとめてくれ有難う。 上の肥満の予想についてはこう書いてはどうかな、
と思ったので下に改めて書いてみました。 是非読んでコメントくれると嬉しい(石嶺)

→石嶺さん、ありがとうございます。こちらの方が分かりやすいですね!
表と強調の大切さを意識したいと思います!
_________________________________
【増える要因】
「美意識」:今世間では「ぽっちゃり」が肯定されているとともに(女性間における肯定)、男性も
女性に優しさや包容力を求めるようになっている(男女間における肯定)。 よってぽっちゃりに
対する意識は悪くはならない。

「食生活」:食の欧米化により、人々は太りやすくなる。(ジャンクフード、肉の増加)
「先進国化」:太った人々は主に先進国において現れる。これから発展途上国は先進国化していくばかりなので、太った人々は増えていく。
※そのようになっていく中で、政府は生活保障費を抑えるために肥満の者を減少させようとする(肥満は不健康)が、アメリカを見れば分かるように並大抵の政策では太った人々の増加は抑えられないだろう。
よって全体から見れば、太った女性は増えていくだろう。
_____________________________

・通販業界はどう変化するか、に対する先生の予想
販売方法は大きく、店舗販売・訪問販売・通信販売の3つに分けられる。
通信販売を更に分けると、カタログ・TV・ネット・直販の4つに分かれる。
そして、各通信販売の方法を利便性・信頼性・独自性・サービス性の観点から考える。

これから信頼性とサービス性が重視される時代になる。
よって信頼性が高いTVショッピングが残り、ネット販売は厳しい市場となる。
(直販はそれぞれによって変わる。)
ただし、ネットには個別サービスの強みがある。
どれだけ自分の強み弱みに気付くか、がカギとなる。

・頭を使え!~大企業とメーカーの凋落~
今後はホワイトカラーがどのように市場ニーズをつかみ、コミュニケートするかが競争力となる。
会社の現場と消費者の現場からどんな情報を得て、マーケティングとイノベーションに活かせるか。

・人生は、「運と縁」を「つかみ」「活かす」に尽きる。

○木田世界 (25期 5/26 17:30)

ソーシャル・メディアとは、「個人が不特定多数の人間につながることの出来る場」だと言える。
ソーシャルメディア中毒に頼った生き方の問題として、そこにおける「承認」が努力に対する評価ではなく、
自己の存在することを認めてもらうことである。
だから、ソーシャルメディアにおける「承認」はマズローの言うより低次の欲求、所属欲求に近い。
これは、ただ自分の存在を示したいというむき出しのナルシズムである。
またソーシャルメディアのユーザーにとっては、(どんなレスがあるかよりも)どれだけ多くのレスを受け取ることが出来るかが重要であり、
その点では、多数・数を重視する民主主義・市場的なものである。

V.本の交換会


テーマは「企業、経営」でした。
佐藤、よろしくお願いします。
三戸先生の出品

@日本経済新聞社 『いやでもわかる日本の経営』 (日経ビジネス人文庫)
林謙二     『外資系で働くということ』  (平凡社新書)
それぞれはBだが、この2つを読み比べることでA−になるとのことです。      

A吉田望     『会社は誰のものか』 (新潮新書)   B
 奥村宏     『会社本位主義は崩れるか』 (岩波新書)   A−


出品者  著者    タイトル  出版社  評価 落札者・落札額

中村 小倉昌男 『経営学.』 日経BP A+ 渡邊 2400
阪本 渋沢栄一 『論語と算盤』 ちくま新書  A+ 木田  2400
陳  城山三郎 『わしの眼は十年先が見える』 新潮新書 A  阪本 1000
石嶺 山崎豊子 『沈まぬ太陽』 新潮文庫 A 菊池  2000
木田 松井博  『企業が「帝国化」する』 アスキー新書 A− 陳 1600
菊池 鎌田洋  『ディズニー サービスの神様が教えてくれたこと』SoftBank Creative A 佐藤 1000
渡邊 渡邉美樹 『夢に日付を!』 あさ出版 B 笹井 500
笹井 高杉了  『社長の器』   光文社文庫 A− 石嶺 1500
高橋 パコ=アンダーヒル 『なぜこの店で買ってしまうのか』 ハヤカワ文庫 B+ 中村 800
佐藤 今野晴貴 『ブラック企業ビジネス』 朝日新書 B+ 高橋 600



W.刮目・今日イチ


○笹井純也(26期 5/22 7:01)
オープンゼミにもかかわらず、2年生は0人でした。
今まで何をすべきだったのか、を新歓期間だけでなく、
もっと長い期間を持って考えなければならないと思いました。
心の反省だけでなく、実際の行動に何をすれば失敗を繰り返さないのか、考えます。

ゼミ生の未来予想を聞き、軸の個人差に気付きました。
誰がどんな軸を持つのか、を知る事により、自分の持つ考え方の種類が増え視野が広くなります。
今のままでは自分の言いたい事でしかないので、周りに良い影響を与えられる学びまで練り上げたいです。

〇佐藤樹(26期,5/25 19:20)
本の交歓会のときに、ブラック企業に関連した本を面白いと評価したことに対して、
先生よりアドバイスをいただきました。
それは、”面白い”は他人事であり、ブラック企業の本をそのように評価してよいのかということでした。
ブラック企業の問題をどこかで自分には関係ないと思っていた、と考えます。
おそらくそれは、知ったことに対しての実感を持って理解することができていないからでしょう。
そしてこれは多くの人が同じなのだとも思います。
ニュース、ネット、新聞とあらゆるメディアで報道しているため現象を知ることはとても容易いです。
しかしただ知る、ということで思考停止しているのが多くの人の現実ではないでしょうか。
遠いニュースを自分の身近なものとして、実感をもって考えることの難しさを感じます。
またインターネットによって、多種多様なたくさんの情報を知ることができるようになりましたが、
情報が容易に手に入るために、知るだけですませて考えることが減ったのではないでしょうか。
情弱という言葉があるように、多くのことを知っていることだけが求められて、
考えることを求めない社会になったと感じます。

○石嶺佑騎(24期,5/26,14:25)
今回のゼミで特に印象的だったのは、ジャパネットのDVDを観た後に皆で予測した
「デブは増えるか」、「通販のこれから」という議論でした。 

私が「DVDや番組を観てそこからこれからの社会がどうなっていくのかを考えていけるように
なる」という目標を持った時、実際にDVDを観た後どのようなワークをしていけば自分が社会を
予測したことになるのかいまいち像を掴めていませんでした。 なのでゼミでDVDを観た後ゼミ生
だけで論点を出す時など、良い論点を挙げることに対し苦戦していました。 いつも先生が皆に
仰って下さり、やっていることなのにまだまだ自分たちになるとできていないなと痛感しまし
たが、今回のことでようやく今までの悩みに対するヒントに気付くことが出来たので、次回はど
れだけ良い論点が出せるかということを重視してゼミに取り組みたいです!

○木田世界 (25期 5/26 17:30)

ソーシャル・メディアとは、「個人が不特定多数の人間につながることの出来る場」だと言える。
ソーシャルメディア中毒に頼った生き方の問題として、そこにおける「承認」が努力に対する評価ではなく、
自己の存在することを認めてもらうことである。
だから、ソーシャルメディアにおける「承認」はマズローの言うより低次の欲求、所属欲求に近い。
これは、ただ自分の存在を示したいというむき出しのナルシズムである。
またソーシャルメディアのユーザーにとっては、(どんなレスがあるかよりも)どれだけ多くのレスを受け取ることが出来るかが重要であり、
その点では、多数・数を重視する民主主義・市場的なものである。

今回の議論では、「承認」の意味が中心に論じられており、それも非常に重要であると思ったのですが、
誰から承認を求めるのか、というのも重要な問題だと思いました。
現代のソーシャルメディアにおける承認は、同年代から求められるものだと思います。
それに対して伝統的な社会では、上の年代の人からの承認が重要だったのではないか、と思います。
たとえば、親方に一人前の職人として認められたいという欲求です。
上の年代の人、特に尊敬されている人というのは、その社会の伝統、文化、歴史にのっとった価値を理解している人であり、
伝統や文化がその人の価値判断の軸として存在し、承認を求める若者は時に反発しつつもその軸に立とうとしたのではないかと思います。
それに対して現代では(ソーシャルメディアが出てきた時点よりもう少し前、学校での義務教育が始まった時代ぐらいからの話になってしまいますが、)
承認は同年代の間で「求めあう」という要素が強くなったのだと思います。
その場合の承認の評価軸は、お互いの評価軸に依存しており、流行のような曖昧で流動的なものが評価基準になりがちで、
評価基準は、その社会の伝統や文化とは必ずしも結びついたものではないでしょう。

長くなってしまいましたが、<同年代から>承認されたいという欲求、
それも自分の努力ではなく単に存在を認めて欲しいという欲求を持つ現代の若者(僕もその一人であることを免れませんが)
は、一体何を価値として持つのか、その価値は個人の信念や社会の伝統と文化にどれだけ結びついたものなのか、
考えていかなければならないものだと感じます。

○高橋篤史(26期 5/27 10:10)
オープンゼミを行いましたが、来てくれた二年生はいませんでした。
私は、全体説明会、個別説明会すべてに携わったのですが、自分の力不足を痛感しました。
ゼミの伝統を作ってきたOBや一緒に学ぶ現役生、何より一番に三戸先生に申し訳ないです。
来年度の新歓は、今年度の反省を生かして、より多くの人を集められるように努めたいと思います。

今回、SNSによる「承認」が一つの焦点となって、議論が行われました。
この同年代からの「承認」とオープンゼミを関連付けて考えてみると、面白そうだと感じました。両社の関係性についてより説得力のある論理を構築するためにも、今回の新歓の分析は非常に重要なので、その意味においても、もう一度省みる必要性がると思いました。




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[475] 題名:2014年第5回木ゼミ活動報告 名前:木田 投稿日:2014年05月17日 (土) 23時15分

《目次》
T.基本情報
U.DVD視聴
V.先生のお話
W.課題
X.今日イチ・刮目



T.基本情報


【日時】2014年5月15日(木) 16時30分〜22時15分
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
24期:新山、石嶺
25期:木田
26期:渡邊、佐藤
院生 :中村、阪本

U.DVD視聴



今回は残念ながら参加人数が非常に少なかったため、
バーナードについての「2.人間ないし個人」の読解は来週に延期となりました。
もう一週間準備ができるということを生かすためにも「読書百篇、葦編三絶」し、
そして該当箇所だけでなく、全体もしっかり理解してきましょう。

視聴DVD
(1) 鉄道 ニッポン百年史 鉄道が日本人を作った
(2) 辛口映画批評
(3) お願いランキング
 @業績不振編
 A温野菜
 Bローソン

V.先生のお話



<全員>でしっかり書き、今回出席できなかった人や将来の自分、
OBの方が見て役立つものにして行きましょう!


目次

1.阪急(箕面有馬電気軌道)の小林一三 ―鉄道による街づくり―

2.事実とは何か、現象と因果関係に関して (美味しんぼの放射線による鼻血描写に関する論争など)
 
3.自然―身体―脳―情報という視点でみる人間と社会 及び環境適応、個人の欲求満足という自由

4.コロンブスのアメリカ「発見」という表現は間違いなのか? ―発見、命名、支配―


1.鉄道による街づくり




Wikipedia 小林一三
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E6%9E%97%E4%B8%80%E4%B8%89

2.事実とは何か、現象と因果関係に関して




3.自然―身体―脳―情報という視点でみる人間と社会

○木田 世界 (25期 5/17 23:18)

図1:自然―身体―脳―情報

人間は身体と脳によって構成されている。身体は自然と関連し、脳は情報と関連する。
身体・自然はモノ(リアル)であり、脳・情報は記号(バーチャル)なものである。

リアルである身体・自然は個性を持つが、バーチャルである脳、情報は普遍化され、均一性、同一性を持ちやすい。
社会が近年、急速に均一化しているのは、現代社会が脳と情報、バーチャルを中心とする社会になっているからではないか。

 バーチャル化していく社会では、宗教と農業が求められてくるのではないか。
宗教はバーチャルの最たるものであり、死・将来を扱うものである。
また、バーチャルへのシフトへの反動として、身体・自然を中心とするもの、例えば農業に関心が集まるだろう。
農業は、生・現在というリアルに関するものだからである。

図2:自由(個人の欲求の充足)→合理化・科学技術化→社会システム(企業など)→学校へ行く

人間は、情報を取り入れ脳で思考することにより意識的に環境適応する。自分の行動を調整し、また自己を取り巻く環境を改変する。
そして、脳から生じる欲求を充足するため、科学・技術を用い、様々な社会システムを構築し活動する。

キリスト教は人間を限定された知性、つまり脳として人間を捉える。
ウェーバーもマルクスもドラッカーも、人間を限定された知性と捉えており、キリスト教的人間観から脱してはいない。彼らも、人間=自由と捉えている。




4.発見、命名、支配





W.課題



・バーナードについてのテキスト全体を読み、「2.人間ないし個人」の議論に備える。

・新聞記事を切り抜き、問題群として意味づける。

Y.今日イチ・刮目



〇佐藤(26期,5/18 22:40)
先生から模倣とパクリの違いは何か、ということを聞かれました。
どちらも既存のものを真似する、という点では同じだと思います。
しかしパクリは、真似することが目的であり、
模倣は、真似をすることで自らを成長させることが目的となっているのではないかと思います。

○木田世界 (25期 5/22 00: 26 )

なぜもう一工夫してもっとおいしい商品が作れないのか?
20円の原材料費を50円にしたら、それだけで格段にうまいものが作れるのではないか?
商品開発の人が「(コンビニスイーツなんて)こんなもんだ」とどこかで思っているんじゃないか?
ということをお願いランキングを見た時、先生が仰っていました。

僕自身について振り返っても、レジメ作成や本の交換会のスピーチをする時、
「こんなもんだろう」という気持ちがどこかにあったのではないか、と情けなく思います。
ゼミ生全体としても、今回の新入生勧誘でも、「こんなもんだ」という気持ちがあったのではないかと思わされました。

ゼミガイダンスの説明もこれくらい話せばとりあえず形にはなる、
他のゼミより悪くはないだろうという気持ちがあったのではないか、
新勧をしてもしなくても入る奴は入るだろうなどという気持ちがあったのではないか、
説明会も「こんなもんだろう」だったのではないでしょうか。

今後のゼミの活動では「こんなもんだ」と思わず、「他の人がやらないからこそやる、
自分たちの「作品」として完成させる」という心意気を持たねばならないと強く感じさせられました。



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[474] 題名:2014年・前期・第6回ゼミ活動報告 名前:新山公太(24期) 投稿日:2014年05月14日 (水) 04時36分

先週にはゼミガイダンスが開かれ、二年生にとってゼミ選びの時期となりました。
今回はオープンゼミではありませんが、先週に引き続き二人の二年生が見学に訪れてくれました。
三戸ゼミに興味を示してくれる学生が続々現れてくれるのは喜ばしい兆候です。



≪目次≫
T.基本情報
U. 論文読解
V. DVD視聴
W. 先生のお話
X.次週の予定
Y. 刮目・今日イチ


T.基本情報



【日時】5月14日(火)16時30分〜22時40分
【場所】経営学部C棟501号室
【出席情報】(敬称略)
24期生:新山、石嶺
25期生:木田、浦林、三厨、(坂本)、(藤田)、(馬)、(道幸)、(李)、(安藤:留学中)
26期生:渡邊、高橋、佐藤、 (笹井)
<院生> :中村、阪本、陳、孫
<学外生>:菊池
[見学] :篠崎、渡辺

U.論文読解



関西学院大学・難波功士教授の「大学生に見る若者の「承認」欲求の現在」という論文を取り扱いました。
はじめに文中の「承認」とはどういった意味かの話し合いを行い、
次に本文の結論は何か、その結論に納得できるかどうかという議論が行われました。


V.DVD視聴



視聴資料:NHK「プロジェクト2030 つながれない若者たち」


W.先生のお話




X.次週の予定


(@)DVD視聴
  今回の題材と関連した映像資料を1本ないし2本視聴する。

(A)本の交換会
  テーマは「企業・経営」です。

来週は二度目のオープンゼミとなります。
一度目の反省を生かし、より意識的にゼミに取り組めるようにしましょう。


Y.刮目・今日イチ



○新山(24期)

今回取り扱った論文の中で若者の承認欲求が高まっているという話が出てきましたが、
自分の存在を他社に認めてもらいたい、という欲望は自分にも覚えがあります。
しかしその強い欲求は往々にして視野が自身はどうであるという部分に限定されて、
評価してもらう当の他者の存在を見落としてしまう事態になりかねません。
難波教授がそうした事態を不毛と断じるのもむべなるかなと思います。


○木田世界 (25期 5/7 23:57)

家庭―学校―企業というお話が興味深かったです。

家庭の領域では、TVやネット、ゲーム、友達から情報が入ってくるようになり、
子供の成長を親が管理することが非常に難しくなっています。
学校は、「社会に出て働く人を育てるためにある」を目的とする存在であるはずですが、
そのことが社会においても、学校に通う一人ひとりにも忘れ去られ、
ただ皆が行っているから行く、学位のために行くというのが現状です。

このように考えると、家庭も学校も十分に機能していないと言えます。
このままでは日本に将来良い人材が生まれるとは思えないので、
このことは企業にとっても非常に重要であるはずです。
しかし、企業は学校と家庭に対して、十分に責任を感じているようには思えません。

不安定な非正規雇用を拡大し、残業させ、賃金をカットすることがどのような影響を家庭に及ぼすのか、
就職活動のために勉強していない学生がどれだけ居るのか、
といったことを企業はもっと考えなければならないと思います。

〇佐藤(26期,5/18 22:10)
つながりを過度に求めるのは、先生のおっしゃっていたように、所属レベルでの欲求だと思います。
しかし、では何故所属することをそんなに求めるのだろう、と疑問になりました。
一方で個性を大事にとか、俺らしさとかを叫ぶのに、
一方では所属のために自分を誇張する。
その背景には孤独は悪い、友達がたくさんいるほうがいい、というような
社会通念があるのではないでしょうか。
今の時代、孤独はあっても孤高はないような気もします。
個を重視するのに孤は認めない。
しかし個が強すぎて集団に馴染めないと孤となってしまう。
だからこそつながりが欲しいのではないか、と思います。
…ま、人のことをいえるのか、きわめて怪しいのですが。。。


【記事番号:474  削除キー:0513】


[473] 題名:2014年度前期第5回ゼミ活動報告〜オープンゼミ、今年もキタぞ、二年生!〜 名前:渡邊 諒太(26期) 投稿日:2014年05月11日 (日) 15時44分

今回のゼミは、第一回目のオープンゼミとして行われました。
昼に行われた説明会から二年生が二人、鶴田君と栗原君が参加してくれました!

≪目次≫
T.基本情報
U.ブラック企業分析
V.先生のお話
W.課題・来週の予定    
X.刮目・今日イチ


T.基本情報



【日時】5月8日(木)16時30分〜21時00分
【場所】経営学部C棟501号室
【出席情報】(敬称略)
24期生:新山、石嶺
25期生:、木田、浦林、馬、(三厨) 、(坂本)、(藤田)、(道幸)、(李)、(安藤:留学中)
26期生:渡邊、高橋、佐藤、笹井
<院生>:中村、阪本、陳、(孫)
<学外生>:(菊池)
<2年生>:鶴田、栗原

U.ブラック企業分析



予め配布されていたブラック企業に関する記事を使って、
1.ブラック企業とは?
2.何故近年問題とされているのか?
という二つの問いについて論じた。

その後、ブラック企業の具体例としてワタミグループを取り上げ、
ワタミのどの様な点が“ブラック”であるのかを議論した。

そして、ワタミがベンチャー企業として取り沙汰されていた時期の
DVDを用いて、ワタミの光と影を明らかにした。

○笹井純也(26期 5/12 1:40)
・今回の概要・
今回のテーマは「メディアの取り上げ方により、自分の捉え方がどのように変わるのか」です。
例としてワタミ株式会社を取り上げて、先にワタミはブラック企業だとするネット記事を、次に優良企業だとするDVDを鑑賞しました。
前半のネット記事からは「目の前にある情報から関係性の組み立て方」を、
後半のDVDからは「二つの軸の間で葛藤する二律背反こそが、人間性を深める」ことをそれぞれ学びました。

V.先生のお話



渡邉美樹という経営者には2つ、ないものがある。
まず一つは、“他者の存在”がない。
人を幸せにする、と言いながらもDVDにおける会話には、売り上げと店舗数しか出てこない。
従業員の夢を叶える、と言いながらも、それぞれがいかなる夢を持つのか、
その夢に共感することが出来るのか、という話が出てこないのだ。

そして他者の存在がない故に、“二律背反、アンビバレンツ”がない。
物事には必ず、二律背反を持つ。
たとえば、従業員というのは人間であると同時に企業にとっては費用である。
費用として安く使う方が楽、しかし人間としての良さを出せない。
商品についても、安くしたら、果たして良いものを出せるのか。
本来ならば、そういった二律背反の中で人は悩んでいくのだ。
ある意味では稀有な人間であるが、彼には数値課題しかないのであるから、二律背反を持たない。


参加者は以下に書き加えてまとめましょう!

○笹井純也(26期 5/12 1:40)
・渡辺社長の2つのないモノ
(1)他者の存在(お客、従業員)がない。あるものは数値の目標。
(2)二律背反(アンビバレンツ)がない。だから、悩みがない。

・わかりやすい説明方法
「なぜするのか?」→「どういうことをするのか?」の順に説明する。

・相手の問題提起に自分の仮説を立てる。
そうすることで、意見を聞いてもだれない。意見を聞いて成長できる。

今回の大切な学びである「構造の組み立て方」「宗教と科学などの二つの軸の二律背反」は、
まだ文章として整理できていません。すみません。

W.課題・来週の予定



次回は5月13日(火)に行います。
2本のDVDを見て、その共通性と差異性を見出す、という事を行います。
詳しい内容、スケジュールが決まり次第こちらに書き込みをします。


<自由課題〜近年ブラック企業が問題視されている構造は?〜>




X.刮目・今日イチ


○渡邊 諒太(26期, 5/11, 16:00)
人、言葉をよく視ること、そしてよく聴くこと
相手がやっている事とは一体何なのだろうか、そして何故やっているのだろうか。
ただただ、目に入ってくる光を脳で処理する(見る)だけではなく、
一体何を何故やっているのかを考え、「自分ならばどの様にするだろうか」
と頭を考えて始めて、“視る”そして“聴く”という事が出来る。

僕はこの言葉を、昨年の夏合宿の終わりに先生から教えていただきました。
それから半年以上、その時よりも意識するようになりましたが、
まだ全然できていないのだ、と改めて今回のゼミで思いました。
とても難しいことであるとも教わりましたが、やはり実際、とても難しいです。

人がやっていることを、そして話している言葉について、
それがどの様なものであるのか、何故その様にするのか、
常に意識することは難しいですが、少しでも多く学べるように頑張ります。

○浦林幸輝(25期 5/12 1:47)
 物事を要素に分解し、要素同士を関係性で結んだのが「構造」ということを知り、
何事でも構造によって考えることで対象をより鮮明に分析できるようになりたいと思いました。
そのためにも、普段から意識して構造を捉え、構造を組み立てながら考える癖をつけよう、
そしてそのような癖がつくように練習をしようと思いました。


○笹井純也(26期 5/12 2:09)
才能(能力)のある人間は毒にも薬にもなる。能力のない人間はどちらにもならない。
ただし本物の毒や薬と違い、人間は成長できます。
才能が高くない人間はじっくりと自分の毒を把握してから、成長し相手に影響を与えられます。
私は才能が高くありませんので、薬の部分をたくさん活かせる人間になれるのだ、と思いました。
才能の薄い自分を少し誇らしく感じました。がんばります。

と、日記に書きました(掲示板のために一部修正はしました)。
しかし実際には行動しておらず、行動しなければ何も変わらないままです。
言い訳ばかり考えていないで、前向きに準則を立ち動ける人物を目指します。
「常に不安を打ち消す」「日にち刻みの目標設定」をする渡邉社長から、私は多くを学ばなければならないと感じました。

構造の組み立て方について、12日深夜26時までに、追記します。
(試しに内容と時間を具体的にしてみます。)


〇佐藤樹(26期,5/12 22:10)
言いたいことがあるのに言えない、うまく伝えられないな、と刮目の際に思いました。
これは今回に限ったことではありませんが、2年生が見にきてくれたことで、
先輩として尊敬されるように振る舞えているか、ということを意識したため、
改めて自分の課題として認識できました。
そのことに、渡辺社長には相手がいない、ということがダブりました。
相手がいない、ということは、自分が何をするか、が一番大事であり、
他者がそれにどう反応するか、ということを重視しないということでしょう。
言いたいことがあるのに上手く伝えられない、ということはこれと同じだと思います。
自分が言いたいことをいう、伝わるかどうかは二の次であるからです。
そうならないためにも、自分と相手を俯瞰できるような視点をもちたいと思います。

消されてしまったようなので再び上げます。

○木田世界 (25期 5/12 13:10 )

今回は、現象―制度―構造―原理という分析の枠組みを習いました。

ワタミの例で考えれば、長時間労働、過労死という現象、その原因として心身を酷使する研修制度、労働組合の不在
ただひたすらノルマの達成を追及せざるを得ない構造、ワタミの店舗と売り上げの拡大という原理
という用に考えることが出来ると思います。

ニュースが報じられるときは、現象や構造のレベルで解説されるが、
構造や原理にまで踏み込んで解釈する必要があります。

セウォル号の沈没やJTBのバス手配などのニュースも、構造や原理という視点で考えてみようと思います。

また、アンビバレンツを持つことこそが人間的だということも習いました。
いま様々な経済小説を読んでいますが、もし自分が登場人物だったら、どのように考えどのように選択するかと、
アンビバレンツを間接的にでも経験していこうと思います。



【記事No.:473 削除キー:open1st】


[472] 題名:2014年第4回木ゼミ活動報告 名前:橋篤史(26期) 投稿日:2014年05月06日 (火) 08時13分

次回の本の交換会は5月20日、テーマは「経営・企業」です!

《目次》
T.基本情報
U.論文の読解講座
V.先生のお話
W.課題
X.今日イチ・刮目



T.基本情報


【日時】2014.4.24(木) 16:30〜22:00
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
24期:新山
25期:木田
26期:渡邊、高橋
院生 :中村、阪本


U.論文の読解講座



今回も
三戸公『官僚制:現代における論理と倫理』(未來社, 1973年)
第七章, 四.バーナードの組織理論(PP.291-310)
の読解を行いました。


V.先生のお話



みんなでまとめ、共有しましょう

○木田 世界 (25期 5/06 23:18)

<個人と組織の相互発展という信念>

なぜバーナードが『経営者の役割』の結論において、協働の力を信じ、
個人と組織の相互の発展を信じるという信念の表明をしたのだろうか。

バーナードが『経営者の役割』(The Functions of the Executive)を執筆した1930年代というのは、
大企業が生まれ発展していた時期であり、テイラーの生み出した科学的管理法による画一的な労働が広まり、
チャップリンのモダンタイムズに見られるように、個人が組織の歯車になり、
個人の尊厳が侵されているという批判が沸き起こった時代であった。
マルクス主義者たちは、賃労働において労働者と資本家の階級対立は避けられないと考えた。

バーナードは、そのような現実を確かに直視しながらも、
なお悲観的になることなく組織と個人が調和する方法を考えた。
科学的な論考を重ねていっても、個人と組織が調和しうるという主張を証明しきることはできなかったため、
論の最後において、協働の力を信じるという信念を表明せざるを得なかったのだ。




W.課題



・テキスト全体を読み、その後次週学ぶ予定の個人論に取り掛かる

・新聞記事の切り抜きを、内容ごとにジャンル分けする


Y.今日イチ・刮目



○高橋 (26期 5/6 8:00)

葦編三絶
読書百編意自通

自分にはどくっか威力読解力が足りないと感じた週でした。
納得できた点、納得できなった点・疑問に思った点に注を入れながら
読んでいき、少しでも理解できるようにしたいです。

⇒誤字訂正しておきました!気をつけましょう。(木田) 




【記事番号:472 削除キー:faith】




[471] 題名:2014年度前期第4回ゼミ活動報告 名前:木田 投稿日:2014年05月05日 (月) 18時50分

≪目次≫
T.基本情報
U. 本の交換会テーマ決め
V. DVD視聴
W. 先生のお話
X.本の交換会    
Y. 課題・来週の予定      
Z. 刮目・今日イチ


T.基本情報



【日時】5月2日(金)16時30分〜22時45分
【場所】経営学部C棟501号室
【出席情報】(敬称略)
24期生:新山、(石嶺)
25期生:、木田、浦林、(三厨) 、(坂本)、(藤田)、(馬)、(道幸)、(李)、(安藤:留学中)
26期生:渡邊、高橋、(佐藤)、 (笹井)
<院生>:中村、阪本、陳、(孫)
<学外生>:(菊池)

U.本の交換会のテーマについて



先生から、良い本を見つけられるテーマ、(タイトルだけ見て適当に持ってくるのではなく)、
しっかりと読んで人に薦められる本を持ってこられるか、という視点でテーマを考えるようにご指摘いただき、
話し合った結果、以下のようなテーマに訂正することになりました。
順番は未定です。急ぎ確定します。

労働
生命・人生
歴史
スポーツ
自己紹介・ゼミ紹介

V.DVD視聴



カンブリア宮殿 リブセンス 東証一部上場の史上最年少社長 
この社長・会社のすごいところはどこで、引っかかるところ(未熟なところ)はどこか、という視点で見ました。


リブセンスの運営する「ジョブセンス」は、アルバイトを求人する企業と仕事をさがすアルバイターをマッチングするウェブサービスで、
求人情報の掲載料を取らず、広告を見て人材が獲得できた人数分の成功報酬で企業がリブセンスにお金を払います。
また、ジョブセンスを通じて採用されたアルバイターは、リブセンスからお祝い金をもらうことが出来ます。






W.先生のお話



○木田
村上社長の凄いところは、「お祝い金」というシステムを考え出したことである。
仕事に就くことが決まったアルバイターに、お祝い金という「誘因」を提供することで、
リブセンスにどの会社で仕事を得たかを報告させ、会社が確実に人数分の成功報酬をリブセンスに支払うようにしたことである。
お祝い金という「誘因」により、アルバイターが報告しリブセンスへ「貢献」する意欲を引き出すという体系が出来ているのである。



X.本の交換会



<先生のお勧めの本>

○このテーマの古典
『危険社会』
『東京に原発を!』

○お持ちいただいた本と先生のコメント

武田邦彦 『原発大崩壊! 第2のフクシマは日本中にある(ベスト新書)』 B
原発に関する情報がよくまとめられている。

吉田 文彦『グリーン・エコノミー 脱原発と温暖化対策の経済学』(中公新書) B+

原発問題を論ずるならば、環境や環境を含めた社会システムという広い視点からも見なければならない。
原発肯定の理由として、CO2を出さないというのは今でも無視できない。
では、温暖化は起こっているのだろうか。仮に起こっていないとしたら、異常気象の原因は何であろうか?


出品者  著者    タイトル  出版社  評価 落札者・落札額
中村 宮田宗 テレビは原発事故をどう伝えたか 平凡社新書 B+ 陳 1200
阪本 ウルリヒ・ベック 危険社会      法政大学出版 A  新山 3200
浦林  堀江邦夫  原発労働記      講談社文庫  B+  高橋  1700
高橋  船橋洋一  原発敗戦       文春新書   B+  木田  1500
渡邊 吉原毅  原発ゼロで日本経済は再生する 角川oneテーマ21 A− 先生 3000
木田 奥村 宏  東電解体        東洋経済   B+      先生 3000
陳  神保哲夫 宮台真司 地震と原発   扶桑社    B+   浦林 1500
新山 小出 裕章 原発のウソ      扶桑社新書   A    阪本 3000



○渡邊 諒太(26期, 5/8, 10:30)
今までの交換会において、かぶった場合じゃんけんで交換者を決めていたところを、
今回はゼミーによる入札というオークション形式をとりました。

実際に行うとゼミーオークションはなかなかの盛り上がり*\(^o^)/*
先生の提案より、切りがなくなってしまうのを防ぐ為に、
そして時短の為にも各人3回まで入札可能という形で進行。
人気の本はその分どんどん価格が釣りあがるのですが、
3回までという制約上、本を手にするには戦略的な入札が求められました。( ̄+ー ̄)

この交換会で最も印象的であったのは、
木田さんの持ってきた奥村宏『東電解体』を巡る中村さんvs先生の競り合い。
圧倒的なゼミー量を以ってして入札される先生に対して、
最終的に「失礼しました!」と述べ、その場を譲る中村さんに、
改めて、師に対して如何に振る舞うのかという、
師範代としての背中を感じました。

>いやあ、恥ずかしい…。
 奥村宏の著書であり、題材が東電ということで、
 思わず一度、先生の後に入札してしまったのですが、未熟でありました。
 すぐに師弟の関係、長幼の序に立たねばならぬと思いなおして入札を止めたのですが、
 最後に「失礼しました」と述べたのも、自戒の気持ちを込めたものと思ってください。
 
 入札方法に関しては、僕も一度やって良かったと思いますが、
 やはり、本そのものの価値と最終入札額が乖離してしまう物が何冊かあるなと、
 参加していても実感がありました。今度は先生にご提案いただいた方法でやってみましょう!(中村、05.10, 20:10)

確かに盛り上がりのあった今回の方式ですが、
先生より、この方式ではあくまでも市場原理に乗っ取るもので、
本の評価に対してつけられる価値が無意味化しているのは問題である。

というご指摘を頂きました。
そして、今後は一度だけ紙に書いて提示するという、形で行う事でそれを防ぐというのはどうだろうか、
というアドバイスも頂きました。

Y.課題・来週の予定



5/8は、木曜日ですが、火ゼミと同じ全員参加のゼミとし、オープンゼミとします。
<必須課題>
○来週までにブラック企業に関する配布資料を読む。

<「自由」課題>
(1)先生にお話し頂いた観点で、DVDの感想を書く。
@営業マンを使い、有料で求人情報を提供するリクルート型のビジネスモデルから、
ジョブセンス型のビジネスモデルになって失ったものは何か?
Aなぜ既存の他社(リクルートなど)はリブセンスと同じことをしないのか?
Bどのようなサービスを作ればリブセンスに勝てるか?

(2)ネットとTV・新聞どちらが信頼できるか?それぞれのメリット・デメリットをあげよ。

<「自由」課題・解答欄>

○木田世界
(1)@
ウェブサイトを見てみたのですが、使い勝手としてはそんなに他の会社のものとは変わらないです。
ただ、電車の路線を指定して沿線のバイトをさがせるのは便利だと感じました。

ジョブセンスの欠点としては、
リブセンスには営業マンが二人しかいないということで、掲載先の企業がどのような企業であるかチェックできる機会がないことがあると思います。
営業マンが求人情報の掲載のため企業を回るなら、そこで会社の雰囲気を見ることが出来ると思いますが、
ジョブセンスの場合は、もしかしたら違法な操業をしている企業の広告が掲載されるかもしれないと思います。
(営業マンがまわって、そこまでチェックできるとは限らないですが…)







Z.刮目・今日イチ



○木田世界 (25期 5/05 18:45) 

DVDの中でリブセンスの村上社長が、感情的なモチベーションのみに頼れば、
逆境で気持ちが揺らいだとき事業を継続できないと言っていたことが印象的でした。

三戸ゼミでは、コンセプトを大事にし、何故やるのかを明確化することを重要視していますが、
コンセプトを明らかにすることは、どのように振舞うべきかという判断軸を提供することのみだけではなく、
モチベーションを保つためにも重要なのではないでしょうか。

また、先生から「入れるだけではなく<出す>ことができるように、四年生としての姿勢を持て」とご指摘を頂きました。
ゼミ室にいる時間だけではなく、ゼミ室の外でも様々な学びの機会を作り、「知る」から「できる」段階にいたることのできるよう、
さまざまな企画も行って自主的に学んでいきたいです。

○浦林幸輝(25期 5/7 18:55)
 新ゼミ生がもうすぐ入ってくるということで、自分が三戸ゼミの4年生としてどう振る舞うべきなのかということを
考えなければいけないと思いました。これまでの約2年間で積み重ねてきたことを今一度振り返り、
ゼミの最上級生ということはどういうことなのかを考え直して今後のゼミ活動に取り組んでいこうと思います。

 それとは別に、今回のDVDを観て個人的に思ったことなのですが、やっぱりすぐに行動をする人が何かを成し遂げられるのかな
と思いました。これまで生きてきた中で、今回の村上社長に(行動が早い、という点において)似ている人に今まで
何人か会ってきましたが、その人たちはみな若くして何かを成し遂げた・成し遂げようとしている人たちでした。
 しかし一方で、どこかそういう人たちは自分の枠の中に閉じこもっている感じがしているということに、
今回のゼミに参加して気づきました。自分の強い思い込みがなければ大事は成せないのかもしれませんが、
、自分の考えている世界に固執しすぎて深みのない人間になるのは嫌だなと思いました。
何かを成すのは社会人になってからでも遅くはなく、それよりも大学生としていろいろな事を吸収して
自身の人間としての深みを作っていこうと思います。残り1年弱しかありませんが、だからこそこれまで以上に
ゼミでの学びも大切にしていこうと思います。
 とは言え、行動が早い事は往々にしていい事ですので(今年の目標は「思うと動くを一致させる」ですし)、
それは取り入れていこうと思います。まずは、次回の掲示板をなるべく早く書く事からはじめます。

【削除キー:502】


[470] 題名: 名前:佐藤樹(26期) 投稿日:2014年04月25日 (金) 01時43分

《目次》
T.基本情報
U.記事の分類分け
V.論文の読解講座
W.先生のお話
X.課題
Y.今日イチ・刮目



T.基本情報


【日時】2014.4.25(木) 16:30〜22:00
【場所】経営学部B棟204
【出席情報】(敬称略)
24期:新山
25期:木田、馬
26期:渡邊、高橋、佐藤
院生 :中村、阪本


U.記事の分類分け



先生がいらっしゃるまで、切り取ってきた新聞の分類分けを行いました。
しかし、意味付けでの分類ではなく、ただ内容での分類になってしまいました。
分類することも勉強である、ということと、
関心をもつだけではなく問題として記事を捉えなくてはならない、ということに気をつけたいと思います。
ちなみに先生のお話を聞いていて
関心…自分とは距離のあるものとしての興味→知識にはなるが、それ以上にはならない
問題…自分の身近なものとして捉えること →達成すべき課題
ということなのではないか、と考えました。

☆自由課題
今回行った分類で、その記事に意味付けをして、問題を考えてくる。
私はやります。
(自由課題なので、この下に記述するといいのではないでしょうか。)


V.論文の読解講座


 
木ゼミでは、論文の読み方を学ぶテキストとして、
三戸公『官僚制:現代における論理と倫理』(未來社, 1973年)
第七章, 四.バーナードの組織理論(PP.291-310)
を使って学んでいきます。

テキスト読解を始めた今回(4/24)は、
まず、全体像を捉える為に四節の目次を頭に入れました。
(今見ずに言えますでしょうか。
1.バーナード理論の地平, 2.人間ないし個人, 3.協働, 4.組織, 5.管理、でしたね。)

そして目次の言葉を繋げて、バーナードのストーリーで語れる様になれば、
とりあえずは「わかった」と言えるのだと先生に教わりました。

その後、1.バーナード理論の地平
を黙読したのち、一人一人音読して行きました。

その際気をつけることは、
音読を聞く人間の目と頭と耳が連動する様に読むこと
であると教わりました。
漢字が並んで、少し考えなければならない所をゆっくり、間をとって読み、
大切な所はどこであるかを考え、聞いている人間の耳に残る様にはっきり読む。
つまり、これはスピーチと同じなのだと教わりました。

W.先生のお話



みんなで補完していきましょう

〇佐藤樹
@まえがき、目次は“その本で何を学ぶか”の全体像を掴むためのものである
…つまり、まえがきと目次は、各論の意味付けをし、一つの書として統合するものだと言えるのではないでしょうか。

A論文の読み方
問を立てて、それを解決するために次を読む
→分からないところ、引っかかる記述があれば原本を読んでみる
→それでも分からないところは解釈本も読んでみる
…分からないところを分かるようにする姿勢こそが重要なのだと感じました。

(木田 4/28 0:30)
B職務、責任、権限の関係性

職務、責任、権限の大小関係はどのようになっているだろうか。
まず、職務と責任の大きさは同じである。職務を全て全うしてからこそ責任を全うしたといえるからである。

職務と権限では、職務の方が大きい。
権限は職務に付随して与えられるものである。
しかし、権限があればだれでも職務を全うできるわけではない。
たとえばコンビニ店長の権限を考えれば、部下が仕事をしないからと言って給料を上げる権限はない。
限られた店長の権限を用いて、それ以上の「大きさ」のある職務をせねばならない。
そのために、リーダーシップやソーシャルスキルが必要だ。

X.課題



@三戸公『官僚制:現代における論理と倫理』の第七章第四節第一項について読んでくる
そして、分からないところを確認する。
さらに、自分が分かるところ、分からないところを区別する。

A@と同範囲にある、コンフリクトとして挙げられている各組について、具体例を考えてくる。


Y.今日イチ・刮目



〇佐藤樹(26期 4/18 2:30)
欠陥を補うことをお願いします。

さて、今回一番学んだことは、歴史についてです。
正直、歴史なんて勉強して何になるんだ、と今まで思っていました。
馬鹿でした。
今の各国、その国民性、外交の在り方等、歴史が分かって初めて分かることが多いということが分かりました。
(分かる、が多くて文がおかしくなりました。)
その話を聞いていて思ったことは、今の国民は日本に誇りを持てるのか、ということです。
私は持てていないと思います。
そしてこの原因の1つとして、自分たちの国に対して理解できていないことにあるのだな、と考えました。
受けてきた歴史の授業は人名と出来事の暗記でしたが、
誰が何をした、ということよりも、その背景、そして歴史の流れこそが重要で、
その延長としての現代の社会を捉えられるように学んでいこうと思います。
歴史に対する認識を改められてよかったです。

◯渡邊諒太(26期, 4/25, 18:30)

権限は委譲できるが、責任は委譲することは出来ない

僕は先生に教わったこの言葉について考えています。
僕は今まで、幹事という立場に責任があるのだと思っていました。
故に、会社に入り、たとえ昇進したとしても、
職務を任せたら任せっきりで何かあった時には、
その人に責任を押し付けるような人間になる所でした。

確かに引き受けたことによって与えられた、
役割に対する責任はあるのではないかと思います。
しかしながら、職務に対する責任はそれとは別に存在し、
職務遂行の為の権限を委ねることがあっても、
その責任までも委ねることは出来ないのです。

責任まで委ねようとしたならば、押し付けてしまったらば、
その人間は他者からの信頼をもう得ることは難しいでしょう。

だからこそこの言葉を忘れず、本の交換会幹事や、
スピーチ大会の幹事など、様々な場面で、
人に権限を委ねる際に、そのサポートします。

それぞれがゼミ生としての責任を果たしていく、
そして会社に入った後に、この言葉を理解した上司になれる様に
日々の活動に取り組みましょう!

○木田世界 (25期 4/28 0:30)

責任・職務の大きさは、権限以上のものである。
この言葉は、重い言葉でありながらも、心をかきたてられる言葉です。
権限があるからといって、仕事をうまく成し遂げられる保証はない、
しかしリーダーシップを上手く発揮すれば、権限以上に大きな責任と職務を全うすることができる。
ただ権限だけが重要であれば、その職務を執り行うひとの人格はどうでもいい、ということになってしまいます。

また、四年生として三年生に様々な権限を渡していく時期になってきましたが、
その中でどのように責任ある姿勢を保つか、ということの重要性を感じます。

○高橋篤史(26期 4/30 22:25)

今日は、バーナードの理論に出てきたオーソリティの話から、日本や古代中国の歴史の話につながっていきました。
最初は、この話がどのようにバーナードの話につながっているのか、疑問に思っていましたが、途中で見事に話に一本芯が通っていることに気づき、非常に興奮しました。

今回は、その権威や権力から派生した歴史の話に学ぶことが多かったです。
歴史を学ぶことの重要性は、自分たちの歴史を知って初めて他の人とどうして違うのかが分かることにあるのではないでしょうか。
日本人は、歴史を知って初めて、中国人や韓国人との違いを理解できる。その理解は、自分だけではなく、相手を知る上でも必要不可欠です。
だからこそ歴史認識は、非常に重要であり、非常に多くの問題点を抱えているのだと思います。

○新山公太(24期)(5/1 14:42)
今回はオーソリティーの話から、権威と権限、権力、権利の差異に関してお話をいただきました。
普段から目にする言葉のようでありながら、いざその使い分けを試みると、自身の中でそれぞれの定義の曖昧さに気づきました。
この回で扱った三戸公教授の論文も一読して読解が容易ではないと感じましたが、
それは扱われている単語や熟語自体が難しいというだけではなく、
日頃から言葉に対する意識的な運用ができていなかったのではと感じます。
こうした論文を独力でも読解ができるよう、言葉に対してより自覚的に接し、また用いていきたいと思います。


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