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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[340] 題名:スケカク日記 後期第14,15回 名前:中村貴治(20期) 投稿日:2012年01月30日 (月) 15時35分

後期第14,15回の「スケカク日記」を投稿します!

■「経営学総論」後にて(1/18)

先生が担当されている、
「経営学総論」(主に経営学部の1年生が履修)の後、
経営109号室にて、先生と受講生が一時間ほど話こんでいらっしゃいました。

○「日本が今後世界でどのような位置づけを保持していくか」

→日本が今後世界で位置づけを保持しうる選択肢は、
 (大まかに)3つありうる。

  @米国を中心として連携
  A東アジアを中心として連携
   (cf/鳩山由紀夫:東アジア共同体構想)
  B東南アジア("ネシア")を中心として連携
   (cf/川勝平太:『NHKブックス 日本文明と近代西洋 ―「鎖国」再考』日本放送出版協会,1991年、Amazon
             『文明の海洋史観』中央公論社,1997年、Amazon

TPPの問題なども、ただ従うのではなく、
日本が世界の中で獲得しうる位置づけとして
このような「あり得る選択肢」の中から考えていかなくてはならない。

…先生のお話を、楽しそうに聞いている一年生達の姿が印象的でした。
来年度は、一層、意識の高い新ゼミ生が望めるかもしれません。
(一度ゼミに特別参加でレポート報告をしてくれた、K林君もいましたし(*^-^))
次回のオープンゼミも、楽しみにしたいと思います。


■ 先生が購入された本(1/24)

○:大石学『こころをよむ 江戸から考える日本人の心』(NHK出版,2011年10月)
 (→Amazon

<目次>
第一回 「平和」の到来
第二回 首都江戸の誕生
第三回 鎖国と日本人
第四回 官僚になった武士
第五回 江戸の経済発展
第六回 吉宗が見た夢
第七回 大岡越前の虚像と実像
第八回 江戸時代の「小さな政府」
第九回 幕政を支えた三人の老中
第十回 江戸の「教育力」
第十一回 新選組――ラストサムライかファーストミリタリーか
第十二回 篤姫と和宮――大奥の「内政」と「外交」
第十三回 官僚革命――坂本龍馬と明治維新

<先生の視点>
このところ、日本は自分自身を見つめ直そうとしている。
今後、現在の「日本的なもの」を多く育んだ、
江戸時代を見直す動きが、一層強まってくるだろう。


==========================
【sukekaku】


[339] 題名:2011年度後期第14回ゼミ活動報告〜残り3回!〜 名前:衛藤雄介(23期) 投稿日:2012年01月19日 (木) 19時34分

遅れて申し訳ありません。
第14回ゼミ活動報告です。


≪目次≫
T.基本情報
U.勉強〜『ポスト資本主義社会』第2部〜
V.本の交換会〜経営者・リーダーが読むべき本〜
W.次週の予定
X.刮目
Y.今日イチ

削除キー【0117】
 


T.基本情報



【日時】1月17日(火)16時30分〜22時30分
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※敬称略、( )内は欠席者、先頭はチーム名
  亀ビール :衛藤、新山、(坂倉)、(小泉)、(石嶺)  
  タバスコJAPAN:近藤、清野(松井))、(勝又)、(坂井)
  TNI+1  :中村、(市川、(小林)、(高橋)
出席率:36%(5/14)


U.勉強〜『ポスト資本主義社会』第2部〜

詳細はこれから書き足します


 
V.本の交換会〜経営者・リーダーが読むべき本〜



 本の交換会報告をお待ち下さい。


X.刮目

作成中です


Y.今週の課題と次週の予定


1、ドラッカー勉強〜第二部〜続き
2、ドラッカー勉強〜第三部〜
3、ゼミ内討論会について
4、刮目


Z.今日イチ

削除キー【0117】

【衛藤雄介(23期)】
○センター試験の問題点

ちょうどセンター試験があった週の次のゼミと言うことで、
先生からセンター試験についてお話をいただきました。

センター試験の問題点は
考えさせるのにも関わらず、「正解が選択肢の中に必ずある」こと。
世の中には正解である選択などはたしてどのくらいあると言えるのだろうか?
このような試験のあり方をしているから、大学生の就職活動においても
「自分にはもっと良い企業(正解)があるはずだ」と、大卒の3割が辞めていく
現状があるのではないか?

自分はこの話を聞いたとき、高校の時に習った青い鳥症候群のことを思い出しました。
現状を受け入れられないという点では共通していますが、
センター試験は約55万人という高校生が通過し、また多くの人がこの問題点を
認識していない・解決できないことから事態はより深刻なものだと思います。

まさに、「センター試験症候群」とも言えるのではないでしょうか?


【中村貴治(20期)】

<社会科学系を学んだ人間が、身につけなくてはならないこと>

理系の人間であれば、高校の段階で自分の道を選択し、
専門能力を身につけ、就職していく。
しかし、(残念ながら現状では、)
文系の人間は将来の道筋を考えずに大学の道を選択することとなっている。

文系の社会科学系を学んだ人間の武器になるものは、
「社会を分析し、構造を明らかにすること」しかない。
また、自分が何をしたいのか(どう生きたいのか)を、
詰めて考えなくてはならない。


【近藤(22期)】

○「正解」はない、自分のその後の振る舞いで「正解」にする
タイトルは少し自分で作ったことろがあるのですが、
先生のお話から、要点をまとめてみます。

生きていく上で、正解はない。なのに、どこかに自分にとって
一番良い「正解」があるように思ってしまっているのではないか。
たとえば就職や結婚といった決断でも、複数の選択肢の中から
唯一の「正解」を探そうとする傾向がある。
それは象徴的なものとして、実は学生にとっては身近な、
センター試験からの影響があるのではないか。たとえ良い問題であっても、
選択肢の中から正解を見つけ出すというプロセスに問題がある。
選択肢の中に必ず正解があるという状況は、生きる上でも
そのような状況にいるような錯覚を生み出す。
「正解」はいつでも自分の選択肢の中にあるのではなく、
自分が選んだ後の振る舞いによって、その選択を「正解」にしていく
という考え方が必要である。

私は以前にも研究室で先生から似た話を聞いたことがありましたが、
今回の方が強く残っています。そのときも、なるほど、と思うと同時に、
自分にも先生が指摘するような考え方をしてしまっているように思いました。

選択肢の中から選ばなければいけないという状況はどんなときも
あると思いますが、大切なのは選択肢を作る段階になるのかなと思います。
そこで重要になるのは、固定観念にとらわれず、自分(たち)にとって
何が大切なのか、言い換えると、何の為に、決定しなければならないのか
ということを考えること、になるのかなと考えています。


【新山公太(24期)】   1/23/'12  17:00

≪改革は名君にしかできない≫

近日話題となっている橋本徹・現大阪市長は以前、
「今の日本において必要なのは独裁者である」との発言をしました。
そのために彼自身も独裁者であるとして批判をされることが多々あります。

確かに今の日本、そして他の多くの国々には改革が求められています。
昨年の国際的激動の一年は、それを端的に表しているとも捉えられるでしょう。
そこにおいて、徹頭徹尾“民主主義”の“やり方”を通じてでは、
改革を成し得ることは困難であるかもしれません。
“民主主義”においては、ともすれば決断力、実行力に欠き、
また衆愚政治や「ばらまき国家」化による腐敗の危険性とも常に隣り合わせています。

ただし、改革を実行するに当たっては、
単に“独裁者”と言うだけでは言葉が足りていないかもしれません。
過去の封建制の時代において、国家主権を有するものは君主に限られていました。
形式のみを論ずれば、その国家においては“独裁者”以外の為政者は存在しません。
しかし、そうした独裁者による治世も安寧を導き得たということは誰もが知っています。
それらが国家の改革により成されたのであれば、
それは、まさしく彼らが“名君”であったがゆえでしょう。
“暴君”や“暗君”であれば、国家の変革に際しても国を乱すもといとなるばかりです。

人の手により国が変わろうと思えば“独裁者”が、
それが改革たろうと思えば更に“名君”が、やはり求められます。
橋本徹氏が真実“名君”であるか、と問われれば首肯できないかもしれません。
しかし彼の、現代の日本の政治において“独裁者”として、
断決して改革に臨もうと言うその姿勢は評価をしています。


削除キー【0117】


[338] 題名:スケカク日記 後期第13回 名前:中村貴治(20期) 投稿日:2012年01月16日 (月) 19時15分

後期第13回の「スケカク日記」を投稿します。

この週では、来年度からの夜ゼミに向けた二次面接が行われ、
新たに1名が加わり、合計で5名のメンバーとなりました。


1.先生のお話 ―1月10日(火)「企業と社会」にて

(1) 何故成人式は“荒れる”のか

 今年も各地で成人式が行われ、メディアにより
 @)荒れる成人式、A)歌う首長、B)東京ディズニーランドでの成人式が報道された。

 本来、成人式を行う理由は、「共同体の一員としての迎え入れ」であり、
 その機能を、共同体としての家(庭)や地域のうち、
 地域=行政が「式」として取り行うことで担っているのが、
 現在の成人式のかたちだった。

 しかし、近代の「自由」と「平等」の価値観によって、
 共同体から個人が解放されるようになった現在、
 成人式は、個人をコントロールする枠組みとしての“共同体”の観点からではなく、
 “個人”の観点から、つまり個人が「参加したい」と思えるようにしなくてはならないものになってきた。

 その表れが、
 @)「自分がつまらないと思ったら騒いでいい成人式」であり、
 A)「共同体の在るべき『大人』としての姿を忘れた首長」であり、
 B)「個人が「参加したい」と思えるようにするためのTDLでの成人式」となっている。


(2) イノベーション =「新結合」

 イノベーションとは、シュンペーターの言葉を借りれば、「新結合」である。
 すなわち、技術+技術であれ、製品+売り方であれ、
 「何ものか」に「新たなもの(これまで組み合わされてこなかったもの)」を、
 組み合わせなくてはならない。

 本来は、組み合わされるべき「何ものか」としての「地域(特性)」、
 つまり共同体の観点がより大切になってきている。


(3) 米国でIT,SNSが発達した理由

 ドラッカーの唱えた共同体の代わりとなる「工場共同体」は、
 日本では実現したが、米国では実現しなかった。
 個人をつなぐ媒体である“メディア”=IT、SNSが、
 米国ではその代替として、発達する必要性があったのである。


2.生協で購入された本

今週先生が生協で購入された本は、ありませんでした。


========================
【sukekaku】


[337] 題名:2012年・後期・第13回ゼミ活動報告  〜 2012年・第一回目 〜 名前:新山 公太(24期生) 投稿日:2012年01月11日 (水) 15時13分

みなさま、あけましておめでとうございます!

年が明けてから初めてのゼミであり、新年会が催されました。



≪目次≫
T.基本情報
U.新年会
V.今後の予定の確認
W.刮目「新年の抱負」
X.次週の予定
Y.今日イチ


削除キー【0110】


T.基本情報


【日時】11月15日(火)16時30分〜21時40分
【場所】大学生協会館4Fかもめ(新年会会場) → 経営学部B棟334号室
【出席情報】※カッコ内は欠席者、敬称略
<19期生>(小泉)
<20期生>中村
<21期生>(勝又)
<22期生>近藤、(坂倉)、(小林)、(清野)
<23期生>衛藤、(市川)、(松井)
<24期生>新山、(石嶺)、(高橋)、(坂井)



U.新年会


≪新年会式次≫
@.開式の言葉
A.お屠蘇、お年玉
B.先生からのお話
C.百人一首
D.閉式の言葉





V.今後の予定の確認


学年暦上、今年度のゼミ活動も残すところ4回となって、
今回は次週からの活動予定を確認しました。

 一月十七日 :(下記参照)
 一月二十四日:『ポスト資本主義社会』第三部勉強
         + 各部担当チームから討論会における問題提起
 一月三十一日:スピーチ大会<この人を語る>
         本の交換会<この人に贈る>
 二月 七日 :『ポスト資本主義社会』の討論会


W.刮目「新年の抱負」



ゼミ生は次回のゼミまでにここに新年の抱負を書き込みましょう。

【衛藤(23期)】
@今年度残り4回のゼミを、再度気を引き締めて取り組んでいきます。
(この抱負については今日イチにも書いたように、先生から準則の点で指摘されました。
 当日はこのように語りましたが、また考え直して再度書き直したいと思います)
A4年生になる来年度は、より余裕をもって視野を広くし、ゼミ全体に関わっていきたいです。


【新山】
≪自らの環境に自らが納得する意義づけを与え、臨んでゆく≫
(自分の中でまだ整理できていないので、本文は後日書きます)


X.次週の予定


(@)『ポスト資本主義社会』第2章の勉強

 去年から継続して、ドラッカーのテキストの勉強を進めてゆきます。
 担当チームは私たち<亀ビール>であります。

(A)本の交換会≪経営者・リーダーが読むべき本≫
 今回予定されていた交換会ですが、
 本を所持し忘れてきたという私のうっかりに出席率を加味しまして、
 次回行います。(そして私は次週こそ忘れません……



Y.今日イチ




【中村貴治(20期)】

自分の新年の抱負、「話や本に対して、
『わかった』と言える力をつけたい」に対していただいたコメントです。
あらゆることの基礎となることを頂いたと感じていますが、
自分の至らない部分を、一つ一つ自分のものにしていきたいと思います。

<タイトルをつける>
「タイトル」とは端的に、
「その話はどういうことなのか」ということを表すものである。
それが「テーマ」か、「結論」か、その他かは決まっていないが、
読んだもの、聞いたものに対し、「タイトル」をつけていく訓練をする必要がある。

<何でもいいから答えを出す>
問いに対して何でもいい(質が低くてもいい)から答えを出さなくては、
考えをつくり、それで良いかどうか、高めていくこともできない。

【近藤(22期)】
○文化の重要性について、感じたこと

三戸ゼミ新年会に参加するのが、今年で3回目になります。
毎年、お屠蘇をいただいたり、百人一首を行なったりしているのですが、
このような文化は本当に大切なものだと思います。

というのも、こういった文化は行う人がいなくなれば、容易に忘れ去られて
しまうものだと思うからです。
神棚や仏壇に供え物をしたり、居間に人形を飾ったり、鯉のぼりを出したり、
大晦日には蕎麦を食べ、正月には早起きして雑煮を食べたり、新年の挨拶をしたり。
(余談ではありますが、お屠蘇をいただいたのは、ゼミの新年会が初めてでした。)

小さな頃は意味はわからずとも、「型」として受け入れられてきた「行事」を楽しみに
していたものでした。そして、今はその意味を積極的に知ろうとし、わかろうと
しなければなりません。
(去年、新年会の意味を踏まえて掲示板に書き込みをしたことは今でも覚えています。)
将来もし子どもをもつことになったら、このような「文化」を伝えることも
したいと思いましたし、もちろん自分としても大切にしていきたいと思います。


【新山】

≪自分を「大切にする」≫

無期限の観点で見れば、人生のその時々において“成功”、“失敗”というものはない。
自分自身が、悔いを残しても後悔なきよう生きることを志すならば、
己が「どう生きたいか」ということを見据え、
それにかなうことを「やれた」という思いを残せるように行動し、生きてゆく。


【衛藤(23期)】
困難な状況では、
@準則
A責任感
B責任能力
の3つが必要となる。
上の中で、特に重要なのは@であり、「何をやらなければならないのか」
という根本がハッキリしていないとならない。

自分の新年の抱負を話した時に教わったことです。
今年度のゼミは後4回ですが、その中で考えていきたいと思います。


削除キー【0110】


[336] 題名:後期第12回 ゼミ報告 〜2011年、今年の十大ニュース〜 名前:近藤祐太朗(22期) 投稿日:2011年12月21日 (水) 16時39分

2011年最後のゼミでした。
行なったことは、「今年の十大ニュース」です。
例年、議論が活発に行われ、なかなか選定が進まないことが多いですが、
今年も4時近くまでかかりました。(それでも3位まで…)

特に、「東日本大震災」と「福島第一原発事故」のどちらを上位に置くか、
ということには、相当の時間をかけました。
戦後の日本史でも類を見ない出来事があった2011年。
どのような「十大ニュース」となったのか。

それでは、以下の報告をご覧ください。


【目次】
T.基本情報
U.今年の十大ニュース
V.刮目
W.今日イチ

T.基本情報


【日時】12月20日(火)16時30分〜27時40分
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※敬称略、括弧内は欠席者
  亀ビール :衛藤、新山(小泉、坂倉、石嶺)  
  タバスコJAPAN:勝又、近藤、清野(松井、坂井)
  TNI+1 :市川、中村、小林(高橋)
出席率:57%(8/14)

U.今年の十大ニュース


【国内編】


2011年度の十大ニュースは、各チームごとにニュースを10個選び、
タイトル(出来事)とサブタイトル(意義)をつけてランキングを黒板に書き出し(1〜3位は点数も付ける)、
3つのチームのランキングを比較しながら内容を議論し、ゼミとしてのランキングを作成しました。

当日は1〜3位をゼミの場で確認しましたが、
4位以降については各ゼミ生がこの掲示板で点数と共に作成を行い、
最終的に担当(衛藤)によるまとめで完成する形になりました。


《別格1位》:福島第一原発事故 12点
     〜チェルノブイリ以来の“レベル7”、原子力エネルギーの再考求められるも…〜

     (解説)
      3月11日に発生した東日本大震災とその後の大津波によって、東京電力福島第一原子力発電所の
      原子炉が破損し、放射性物質が大量に漏出した。この事件の原子力安全・保安院による評価は
      最悪の「レベル7」であり、これはソ連で発生したチェルノブイリでの事故と同じレベルである。
      マグニチュード9.0という未曽有の大災害があったとはいえ、国や東京電力の対応の不十分さや、
      施設設計上の不安定さなどからこの事故を“人災”であるとする声も多い。
      放射能による汚染は農産物や水道水へ広がり長期にわたる影響が叫ばれる一方で、
      国内では様々な分野で風評被害やデマが発生し、人々の不安を煽った。
      この事件をきっかけに今後の原子力発電所の存在そのものに対して様々な議論がなされ、
      これからのエネルギー資源をどうしていくかが問われている。

※別格について
 当日のゼミでは両方12点がついた原発事故と震災のどちらを一位にするかの議論を空間的側面、時間的側面や
 天災・人災の違いに歴史的意義など、様々な角度から行いましたが決着がつかず、
 最終的に先生から原発について、社会はこの事故について引き受けるべきものを引き受けていない、
 つまり「なかったこと」になってはいないか?という問いをいただき、
 然るべき評価をなされていない原発事故を我々が一位にしてもよいのか?という点と、
 そもそもこの原発事故について社会が十分な評価を行っていないという恐るべき事実という点から、
 このニュースは《別格1位》扱いとなりました。

⇒(三戸:12/29)「別格」とした理由は、
 @「新語・流行語大賞」に「3.11」も「がんばろうニッポン!」も選ばれなかった!
  将来「2011年を語る時"3.11"、"東日本大震災"、"原発事故"の年であり、"なでしこJAPAN"ではなかろう。
 A地震・原発関連の本が随分出版されたが、
  トーハン「年間ベストセラーtop20」で0冊、アマゾン「新書販売ベスト20」でも各1冊であった。
 以上が、世間(国民・市民)の認識・関心。
 B避難民いつになったら戻ることがでるのか?だが、政府は造語で「収束宣言」
 C原発再稼働容認(自然再生エネルギーはどこに・どうする?)  
 以上が、行政の認識・責任感。

 Cから見ると、上にある理由、
「社会はこの事故について引き受けるべきものを引き受けていない、つまり「なかったこと」になってはいないか?」
 だけではないことがわかろう。
「変わりたくない」のだ!「原発はイヤ」だけど、「金・雇用」が不安だから、「そのまま」で。
「食の安全」「(除染が必要な)生活環境の安全」などが心配だが、どうすれば、対応が大変だ。
 だから、「なかったことにしよう」とする。
「なければ"before-after"はないから、変わらなくてもいい」という心理・論理なんだろう。  

 
第1位:3.11東日本大震災 12点
   〜死者二万人、観測史上最大M9.0、大津波による壊滅的被害〜

    (解説)
     3月11日に発生した日本の三陸沖を震源とする大地震は、国内の観測史上最大の規模である
     マグニチュード9.0を記録し、それによる大津波も合わさり東北地方と関東地方の太平洋沿岸部に
     壊滅的な被害をもたらした。さらにその後も繰り返された余震は人々を大いに不安にさせた。
     原発事故が長期にわたって解決すべきその放射能の問題などから時間的な“タテ”の影響が大きな事件であるとすれば、
     この東日本大震災は死者約2万人、建築物の全壊・半壊は合わせて35万戸以上など、
     空間的な“ヨコ”の影響が甚大であった事件と言える。

第2位:TPP参加表明 10点
   〜アメリカと共に進む日本、経済・食・医療等への懸念〜

    (解説)
     環太平洋戦略的経済連携協定、通称TPPに対し日本では参加への賛成・反対意見が対立していたが、
     新しく成立した野田総理大臣により参加の意思が表明された。
     実際にはアメリカが中心となっているこの協定に日本が参加することで、今後ますます日米関係が重要となるが、
     安全基準の違いからくる食品への安全性や、医療の自由化による医療費の高騰など、
     問題は経済面だけではとどまらないことがわかる。

第3位:関東で計画停電、全国的な節電 8点
   〜電力不足による社会の対応と混乱〜

    (解説)
     東日本大震災により、原発をはじめとした国内の発電所は大きな被害を受けた。これによる電力不足に対応するため、
     東京電力は戦後以来の輪番停電を実施した。
     しかし停電による経済活動への大きな負担だけでなく、停電対象地域の偏りやスケジュールが直前に発表されるなど、
     問題点の多さから国内は大きく混乱することとなった。
     また、電力需要を抑えるために節電の呼びかけが全国規模で広まり、一部では使用制限も実施された。
     これにより街ではエスカレーターが停止したり街灯をつけなくなるなど、風景が大きく変わる一方で、
     クーラーの使用を制限したことによる熱中症の患者数の増加など問題もあった。

第4位〜第6位

○戦後最高値を更新する円高
 〜欧州危機による円高、世界経済の行方は〜


震災直後、約16年ぶりに戦後最高値を更新、
これを介入により終息させたと思われたが、
欧州危機が深刻化し、十月末に1ドル=75円32銭と最高値を再度更新した。
これにより輸出産業は大きな打撃を受けることとなった。
また、世界的に金融危機が連鎖的に発生し、これを止めることができない。
最早、資本主義は終焉の時期に入っているといえるだろう。
経済システムは今後どのように変容していくべきだろうか。
(文責:小林)

○地デジ完全移行
 〜国のアナログテレビ離れ、国民のテレビ離れ〜


まだ使えるテレビをゴミにしてしまい、大量のゴミを作った。
テレビ離れが進む中で、このような動きは疑問が残る。
(2009年に完全地デジ化したアメリカでもテレビ離れが問題になっているらしい)
テレビに関しては、電波の有効活用ができているわけでもなく、
ただ政府の力を圧倒的に示す出来事になった。(文責:市川)

○小沢一郎氏、強制起訴
〜問われる政治・司法・マスコミのあり方〜


1月31日、小沢民主党元代表の資金団体「陸山会」の政治規正法違反の嫌疑を巡り、
2009年から進められていた刑事捜査は、東京地裁・検察審査会による小沢氏当人の強制起訴へと至った。

二度に渡る東京地検特捜部の調査から嫌疑不十分により不起訴とされた案件に対し、
アマチュアから構成される検察審査会の判断によって、
強制的に起訴まで踏み込むこととなった事態へは批判の声も少なくない。

また、この事件を巡ってのマスコミによる報道では、
「政治とカネ」の問題として取り上げられてはきたが、
現段階までに確定した罪状は「期ずれ」の問題に止まっている。

捜査・裁判が進行中であり、予断が許されない事件ではあるものの、
近年における政治、あるいは本人に対しての不信感が山積してきた結果、
「強制起訴」という形で彼が槍玉に挙げられた向きも見受けられる。 (文責:新山)


第7位〜第10位

○ヒッグス粒子発見なるか!?
〜神の領域とされる宇宙の成り立ち解明へ前進〜


12月13日、欧州合同原子核研究所(CERN)は二つの国際グループが大型ハドロン衝突型加速器(LHC)を
使って10月末までに行った実験の結果、素粒子の質量の起源と考えられている「ヒッグス粒子」を
発見できる可能性が高まった。
ヒッグス粒子は素粒子物理学の標準倫理で唯一未発見の粒子。これまで物理学者が40年以上探し続けてきた
ヒッグス粒子の発見まで、あともう一歩のところまで来た。もし存在することが明らかになれば質量の起源に
解答をもたらすほか、宇宙論に与える影響も大きい。(文責:清野)

○野田新首相就任
 〜またも首相交代、“どじょう内閣”で何が変わる?〜


震災復興、外交、税制等、課題が山積した状態で菅前首相の後を継いで就任。
約1年に一人ずつ首相が代わっていく流れが5年程続いている。
さらに最近では、支持率が下がる度に総理大臣が交代するという悪循環が続いているが、
一国の首相がそのようでよいのか。
また、菅前首相の退陣の仕方も、リーダーとして相応しいものではなかった。
一国のリーダーとしての重さが揺らいでいるといえる。(文責:近藤)

○焼肉えびすの生肉食中毒で5人死亡
〜効率性か、安全性か〜


4月末、富山、福井、神奈川で「焼肉酒家えびす」が提供した「ユッケ」を食べた117名が
腸管出血性大腸菌O-111による食中毒に感染し、5人が死亡。
運営会社のフーズ・フォーラスは7月に廃業した。
生食用でない肉を卸した卸売店の責任か?
効率の為に検査を怠ったチェーン店の責任か?
それとも行政による衛生基準の問題だろうか?
もしくは、生の肉を危ないと分かっていて食べる消費者にも責任はあるのか?
様々な点がメディアによって取り上げられたが、上の問いからわかることは、
全員が、“なぜ売るのか?”“なぜ食べるのか?”について、
再度認識を改めるべきだということである。(文責:衛藤)

○オリンパス巨額損失隠し、大王製紙と不祥事相次ぐ
 〜問われる経営者の倫理と企業の責任〜


本年はオリンパスの巨額損失隠し、
大王製紙の不正借入巨額博打と大企業の不祥事が相次いで表面化した。
オリンパスと大王製紙に関しては組織と個人の不正の違いはある。
しかし企業が、なにより大企業が社会に果たすべき責任と影響の大きさを企業の経営者は自覚するべきである。
様々不正を防止する法や策はあるが、経営者の倫理観が最も重要なストッパーであることは間違いない。
(文責:勝又)


○大阪W選挙、「大阪維新の会」圧勝
 〜政治は改革されるか、“独裁”で終わるか〜


11月27日、大阪府市長選、知事選が同日に行われ、
大阪都知事であった橋下徹の率いる政治団体、「大阪維新の会」所属の橋下徹と松井一郎が、
それぞれ市長選と知事選で反対陣営に圧勝を収めた。
橋下は「大阪都構想」を始め、政治体制の抜本的な改革を推進しようとしており、
その影響は地方政治にとどまらず、国政まで波及しようとしている。
強引ともとれるその手法は、世間・マスコミからは“独裁”とも称されることもある。
しかし、現政治体制のもとではあらゆる点で限界が見えていることは明らかであり、
その改革のためには、ある種の“強引さ”が無くてはならないことは、事実であろう。
現政治体制の改革を果たし、それにより良い結果をもたらすのか。
それとも世間の言う“独裁”で終わるのか。今後の彼の手腕に期待したい。(文責:中村)


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【海外編】


各チームごとの課題です。トップ5(点数必要なし)を出来事のみでまとめ、
ランキングの下に数行の解説をつけてまとめ、
下に書き加えてください。
全チームが出そろい次第、担当(衛藤)が比較できるようまとめます。

○別格 …世界人口70億人突破、ヤバスギ
 第1位…ギリシャ・アイルランド・イタリア・ポルトガル、経済危機・国家財政破綻
 第2位…ジャスミン革命+金正日死去
 第3位…EUの翳り、ドイツ・イギリスに助力の力なし
 第4位…ニューヨークで「金融資本主義批判デモ」(+富豪たちが「自分たちから、もっと税金をとれ」発言)
 第5位…米軍イラクから撤退


【タバスコJAPAN】
1.独裁体制に次々と終幕
  (ビンラディン、カダフィー、金正日、ジャスミン革命)
2.世界人口70億人突破
3.ギリシャ危機
4.ノルウェー連続テロで77人死亡
5.トルコ地震で死者138人

日本の東日本大震災及び福島第一原発事故は世界規模でも確実に入ると思いますが、
日本のニュースで取り上げれいるので、省きました。

【TNI+1】
1位.ユーロ危機、影響が世界各地へ
2位.NYから広まる大規模デモ
3位.各地で独裁政権が倒れる
4位.相次ぐ大災害、日本にも影響が
5位.イラク戦争終結
別格.世界人口70億人突破

・「世界人口70億人突破」は、まだどのような影響が出てくるのか、
 位置づけがはっきりとしていないため、「別格」扱いにしました。
・このように並べると、財政危機、デモ、革命、災害被害など、
 一部地域で起きたことが、世界各地に驚くべき速度で拡がる事例が多くなっていると、
 改めて確認できます。(福島第一原発事故も…)


【亀ビール】
第一位:ユーロ危機、相次ぐ国家財政の破綻と世界各国への波及
第二位:北朝鮮、金正日総書記の死去
第三位:世界の総人口70億人を突破
第四位:なおも広がる“アラブの春”、カダフィー死亡
第五位:米ウォール街でデモ、上がる格差是正の声

編集キー:【1220】


【スポーツ編】


各チームごとの課題です。トップ5(点数必要なし)を出来事のみでまとめ、
ランキングの下に数行の解説をつけてまとめ、
下に書き加えてください。
全チームが出そろい次第、担当(衛藤)が比較できるようまとめます。

○第1位…なでしこジャパンW杯優勝
 第1位…大相撲、賭博・八百長問題で春場所開催中止
 第3位…柏レイソル、J2→J1昇格→J1優勝→世界倶楽部選手権(トヨタ杯)第4位
 第4位…内村航平(22)、男女を通じて史上初の個人総合3連覇
 第5位…清武の乱、小林至らず、内芝君なんてことしたんだ!
 次点 …室伏、世界陸上で金メダル
 その他…埼玉県県庁職員「公務員ランナー川内優輝、世界陸上出場。フルマラソンで3大会連続で日本人首位。
     世界陸上でボルト、まさかのフライング
     イチロー、200安打、3割、GGなどの連続記録途絶える!
     宮間、W杯優勝の歓喜の輪に入らずに、米選手に健闘を讃えに行く
○「芸能」なら、「紳助引退+暴力団との関わり」
        「いいかげんにせんかAKB」
        「真菜・福、あまり子役が目立つのも…」
        「韓流ブームに"ものいい"、芸能人の引退・離婚から不買運動まで」
        「惜しい人たちが逝く」  

【タバスコJAPAN】
1.“なでしこジャパン”サッカー女子W杯初優勝
2.大相撲、八百長問題で場所中止に
3.イチロー、11年連続200安打逃す
4.魁皇、通算史上最多の1047勝で引退
5.サッカー・アジア杯、2大会振りの優勝
次点:内村航平、世界選手権3連覇
    柏レイソル、J1初の昇格初年度で優勝

【TNI+1】
1位.なでしこジャパン、女子サッカーW杯で優勝!流行語大賞にも
2位.大相撲で八百長問題、場所開催中止
3位.柔道五輪金メダリスト内柴セクハラ問題
4位.男子サッカーがアジア杯で優勝!
5位.男子サッカー、北朝鮮戦で屈辱の無敗記録ストップ

・今まで「サッカー」といえば、断る必要もなく“男子”でありましたが、
 今後は“男子”“女子”を頭に付けていかなくてはなりません。
・他のチームのランキングも合わせて見ると、
 スポーツに関しては、良いニュースも多くありました。
 今年は「暗いニュース」ばかり、と感じていたので、意外に思います。


【亀ビール】
第一位:なでしこJAPAN、W杯優勝で世界一に輝く
第二位:大相撲、八百長により本場所の中止
第三位:柔道五輪金メダリスト・内芝正人にセクハラ疑惑
第四位:イチロー、11年目での200安打記録ストップ
第五位:男子サッカー、アジアカップで二大会ぶり四度目の優勝



編集キー:【1220】

V.刮目


2011年最後のゼミということで、全員が話しました。
学生にとって有難いことは、年末と年度末の年2回、振り返るときを
もてることだ、と先生がおっしゃられたように、2011年の自分を
振り返る話や、今年の十大ニュースの選定についての話が中心でした。

その中で、私は「意味付け」することの重要性を、2011年に
わかったことが大きいように思う、と話しました。
たとえばテキストを読んで(意味を)理解したり、伝える書き方、話し方
(どれだけの意味を込められるか)を学んだり、本を評価したり、
といったゼミで行っていることのすべてに共通することだと思います。

また、それに付随して物事を「構造」的に捉えることの意識についても加えました。
自動車事故で毎年9000人が亡くなっていることと
ユッケを食べて死亡者が出ることは、構造的に重なる部分があるのではないか、
という先生のお話は、強く頭に残っています。
自己責任で危ないとわかっている自動車に乗ること、
危ないとわかっている生肉を食べること、後者を「食の信頼」問題として
捉えることはずれていないか、という説明には、すごく納得しました。

これからも頭の使い方、考え方を学んでいきたいと思います。

W.今日イチ



【新山公太(24期)】 12/22 12:30  <加筆前>

≪“人それぞれ”とは≫

自分は今回、初めての『MS十大ニュース』に臨みました。
そこでの話し合いを通じて学んだことは多かったですが、この日最も印象に残った言葉は、
「“人それぞれ”という考えを若いうちから与えておくことは、子供に拳銃を与えるようなものだ」
という先生からのお話でした。

今までの自分はこの言葉に対して肯定的立場に立って、今もそれは変わりありませんが、
この言葉の意味・認識の仕方を履き違えていたのではないかと思います。


【市川宗近(23期)(12月22日13時)】
☆振り返ることの大切さ
☆“ある”と思った者にしか(思われた者しか)存在しない

☆振り返ることの大切さ
出来事があったのに、吟味しようとしない。一年を振り返ろうとしない。
そして、また来年も、再来年も同じようなことを繰り返す。それでは、新商品もイノヴェーションも生まれない。
社会人になると忙しくて、振り返る時間もない。だから、日本は駄目になった。
昔からなんとなく一年を振り返るということをしてきたようには思う。
しかし、あくまで、なんとなくであり、来年に活かそうという部分が全くなかった。
先生のお話を伺ったとき、また、今こう書いていて、驚くほど当たり前のことであるように思うのだが、
それができていない自分が情けなく、しかし、これからは振り返り、そして、未来に活かしていこうと思う。

☆“ある”と思った者にしか(思われた者しか)存在しない
10大ニュースはあったのか?という先生からの問いかけがあった。
そして、その後に、先生は、「10大ニュースを選んだものには、10大ニュースはあった。しかし、選んでない者には10大ニュースはなかった。」とおっしゃられた。
世界に意味をつけるのは、自分自身であり、10大ニュースを選ぶことは、世界を認識する作業、つまり、世界を作る作業である。
それと同様に、自分自身の存在というのは、他者に意味づけられて、初めて存在するのである。
心に刻んでおこうと思う。

【中村貴治(20期)11/12/23 07:00】

《大人と若者》

・「大人」は「若者」にとって、
 「批判しながらも、学ぶ」対象だった。
 かつての政治家は、“憎い”相手だったが、
 同時に“おそろしい”相手でもあった。
・しかし、属人的という以上に、構造的な問題として、
 今は大人、社会に“おそろしさ”が無くなった。
 政治家も底の見える相手でしかなくなっている。

⇒「男」にとっての「将来像」が無くなった。
 彼らは、大人や社会に“おそろしさ”を感じない一方で、
 自分達にも自信がなくなっている。


【近藤(22期)】12/24 6:00
○意味付け=存在を認めること

十大ニュースの選定を終えた(第3位まで)後の、
十大ニュースに関しての先生のお話から特に残っていることとして、
以下のことがあります。

ニュースの「意味」を考えることは、自分にとってそのニュースが
「存在」したこととして捉えることである。

これは、日常から強く意識しなければいけない点だと思います。
例えば、自分や他人の行為の意味を深く考えることで、
そこから得られるものも多く、逆に考えなければ、
もはや自分にとって存在したことにもならない、といえます。

「意味」が「存在」「価値」につながる。
つまり、それが一体何なのか、なぜそうなるのか、
あらゆることから学ぶために、考えたいと思います。


○先生の「2011年」観

2011年(=21世紀の第二decadeの始まり)
(1)“3.11はなかった”
   3.11を経験してもなお、そこから積極的に反省しようとせず、
   むしろ早く忘れようと(=なかったことにしようと)している。

(2)世界観の変化 〜「神」の不要性が認められた〜
  @世界同時不況     ⇒資本主義の終焉
               (神の見えざる手、
                神のための資本というプロテスタンティズムに則った資本主義の崩壊)
  Aヒックス粒子の発見  ⇒宇宙・物質構造の解明
               (宇宙は神が作ったという神話の崩壊)

(3)独裁者の終焉
  フセイン、カダフィー、ムバラク、金正日といった、社会主義・共産主義社会の独裁者が
  次々と姿を消した。

  独裁体制の真逆といえる民主化が進む可能性が考えられるが、
  民主化は資本主義体制と関連して考えられる。
  一方で、現行の資本主義の限界と捉えられる中、
  今後の社会がどのような方向に進むのか。


まだまだ理解が及ばないところが大きいです。
うまくまとめられたとは思っていませんが、
どうしても掲示板に残したいお話だと思いました。



【1220】


[335] 題名:2011年度 後期第11回 スケカク日記 名前:中村貴治(20期) 投稿日:2011年12月20日 (火) 07時37分

2011年度 後期第11回のスケカク日記を投稿します。


■12月17日 日本経営学会関東部会 公開シンポジウム

三戸先生よりご紹介いただき、12月17日、
明治大学で行われた日本経営学会関東部会の公開シンポジウムに、
参加してきました。
その中から、一橋大学の谷本教授の報告をご紹介したいと思います。

【大震災からの復興と企業経営 ―学・労・使はこう考える―】
〈報告〉谷本寛治(一橋大学教授) 

○ MSP(マルチ・ステイクホルダー・プロセス)の必要性 
 既存の制度的枠組みや境界線を越えて複雑にからみあう現実の課題に対応するには、
 関係する様々なステイクホルダーが共通のテーブルで議論し、取り組むことが必要。
  ⇔従来の「審議会」による議論

 ・マルチ・ステークホルダーとは…マルチ・ステークホルダーの考え方

○ 本業を通した社会貢献
 震災復興における企業の役割が改めて問われることとなり、
 本業を通して、社会貢献活動として、積極的に復興支援に関与することが求められた。

 <事例(特筆すべき企業の活動):ヤマト運輸>
  BCP(事業継続計画)に沿って災害対策本部を設置、災害支援を行った。
  ⇒救援物資輸送協力隊、宅急便一個につき10円の寄付を行う
  ※ヤマトでは、現場が先行し、本社が追認する場面が多かった。
   また、上層においても、寄付については社長以下上部の三人だけで
   その場で決定するなど、現場重視の動きがみられた。


【課題】
・企業は誰のために、何のために存在するか
 改めて企業が社会の中で存在することの意味が問われた。
 ヤマト運輸は、「地域社会の顧客に育てられた」という意識から、
 積極的な社会貢献活動を行った。
 社会が持続可能でなけれれば、企業も持続できない。

・事業の社会性と収益性への理解
 「災害の復旧、復興支援が、売上や利益に優先する」

・本社と現場間の調整
 高い現場力が発揮された。しかし、多様な指揮命令系統であるが故に、
 内部の人間ですら情報を適切に把握・処理することができていない状態が見られた。
 同時に「全体を統括する力」をもって、本社と現場間の調整を図る必要がある。


■今週大学生協で先生が購入をされた本

1.『文藝春秋 2012年1月号』(文藝春秋)ホームページ
<主な目次>
 ・民主政権下で平成が終わる日
 ・TPP大論争 攘夷vs開国
 ・日本はどこで間違えたか(もう一つの日本は可能だったか)
 ・オリンパス元社長の告白
 ・清武英利 独占手記


2.読売新聞クルマ取材班『自動車産業は生き残れるか』(中公新書ラクレ、2008年) Amazon
<目次>
 第1章 日本の自動車産業はなぜ強いのか
 第2章 見えてきた日本の自動車産業の死角
 第3章 日本の自動車産業は今後どうなるのか
  資料1 識者座談会「クルマはどこへ向かう」(車の未来;産業としての車;車と文化)
  資料2 「トヨタ学」の権威に聞く

3.島田 裕巳『神も仏も大好きな日本人』 (ちくま新書,2011年)Amazon
<目次>
 第1章 阿修羅像が愛される理由(阿修羅像の悲劇、興福寺を廃寺に追い込んだ出来事)
 第2章 神社こそが浄土なのだ(神と仏とが溶け合う世界、かくして地上に浄土があらわれた)
 第3章 密教の示した圧倒的な魅力(なぜ仏像は名前を変えるのか、席捲する密教の信仰
 国家も宇宙も支配する密教の力)
 第4章 伊勢神宮の正体を見きわめる(山を御神体とする神社、伊勢神宮は古代そのままか)
 第5章 近代が創造した伝統宗教(伝統の危うさ、宗教への愛はますます深まっていく)

===================================
[sukekaku]


[334] 題名:2011年度後期第11回ゼミ活動報告 名前:衛藤雄介(23期) 投稿日:2011年12月14日 (水) 18時31分

厳しい寒さが続いていますが、みなさん体調は大丈夫でしょうか?
今年のゼミも残りわずか2回です。頑張っていきましょう。
第11回ゼミ活動報告です。


≪目次≫
T.基本情報
U.勉強〜『ポスト資本主義社会』第1部〜
V.本の交換会~テーマ:その他新書~
W.今週の課題と次週の予定
X.刮目
Y.今日イチ

削除キー【1213】
 

T.基本情報



【日時】12月13日(火)16時30分〜23時30分
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※敬称略、( )内は欠席者、先頭はチーム名
  亀ビール :衛藤、新山、(坂倉)、(小泉)、(石嶺)  
  タバスコJAPAN:近藤、松井、勝又、(清野)、(坂井)
  TNI+1  :中村、市川、(小林)、(高橋)
出席率:43%(6/14)


U.勉強〜『ポスト資本主義社会』第1部〜



 
1.第三章「資本と労働の未来」勉強

【報告者】市川宗近(23期)
【レジュメタイトル】「第三章 資本と労働の未来」概要
―テキスト:P.F.ドラッカー『ポスト資本主義社会』(ダイヤモンド社, 2007年)より―
【レジュメ目次】
  0.はじめに
  1.土地の機能と役割の変化について
  2.なぜ肉体労働は負債になったか
  3.年金基金が主要な資本になったとは
  4.年金基金資本主義の特徴
  5.年金基金の資本としての役割と機能
  6.年金基金社会主義と年金基金資本主義について
  7.わからなかったことまとめ


2.第四章「生産性」及び第五章「組織の社会的責任」勉強

【報告者】中村貴治(20期)
【レジュメタイトル】第一部 社会:第4章 及び第5章のまとめ
―P.F.ドラッカー著、上田惇生訳『ポスト資本主義社会』(ダイヤモンド社, 2007年)より―
【レジュメ目次】
  T.はじめに
  U.第4章「生産性」まとめ
   1.知識労働とサービス労働の生産性
   2.アウトソーシング
   3.ポスト資本主義社会の階級闘争と構造
   4.まとめ
  V.第5章「組織の社会的責任」まとめ
   1.組織社会における「社会的責任」
   2.組織の「社会的責任」
   3.責任型組織へ
   4.まとめ
  W.第1章、及び第2章のまとめ

 

V.本の交換会~テーマ:その他新書~



 本の交換会報告をお待ち下さい。


X.刮目



≪発言者とテーマ(敬称略)≫

 1.勝又:体調回復→これからもよろしくお願いします。
 2.中村:第一部の勉強について


【新山公太(24期)】 12/20

私は昔から、図書館にお世話になることが多いです。
現在好きな作家たちの本の多くとも、そこで出会いました。

普段利用しているのは市立図書館の方ですが、大学入学後は専門的な書物にも触れ始め、
学校の図書を借りることが増えています。
最近では、大学の図書館が持つ別の魅力にも気付きました。
小・中・高の学校の教科書が一式揃っていることです。
対象年齢は確かに自分たちよりも低い年齢の学生にあてたものですが、
小学校の国語であっても“程度”の低い文章はありません。
その学習指標も学ぶ人間にとって基礎となるものであり、
そこから学ぼうと思えば学べることは少なくであろうと思わされます。

自分の変化というものは中々自覚がしがたいものではありますが、
過去学習のため読んだ文章に再び触れ、
今の自分では何が見えるだろうか、確かめてみたいと思います。


Y.今週の課題と次週の予定



(1) 今週の課題

《2011年10大ニュース》
@(チーム)国内のニュースを10個選び、タイトル(出来事)とサブタイトル(意義)とつけて、
     ランキングにまとめる。1〜3位は12点満点で点数もつける。
A(チーム)海外のニュースを5つ選び、タイトル(出来事)とサブタイトル(意義)とつけて、
     ランキングにまとめる。点数は必要なし。
B(個人)スポーツのニュースを5つ選び、タイトル(出来事)とサブタイトル(意義)とつけて、
     ランキングにまとめる。点数は必要なし。

《インスタント麺品評会(忘年会企画)》
@(チーム)チーム毎に2種類(150円以下ものと、151円以上のもの)のインスタント麺
     (うどん、そば、やきそば、パスタ含む)を2個ずつ用意する。


(2) 次週の予定

1、2011年10大ニュース
2、忘年会企画
3、2011年10大ニュース(続き)
4、刮目

Z.今日イチ



市川宗近(23期)12月15日 10時

☆レジメに自分の解釈(理解)を盛り込む☆

レジメを作成するとき、本の内容を右から左に写すだけではだめ。
自分の考えばかり書いてもだめ。

もっともっと、何度もテキストを読まなければ。


レジメを3週連続で作成した。レジメ作成について、
やはりまだまだどのようなレジメがいいのか、
自分の中でつかめていなかったのだが、この三週間で少し
分かってきた気がした。
今年はもうレジメを作成する機会はないかもしれないが、
他のチームのレジメを見て、今回得た視点を活かして学んでいこうと思う。


【中村貴治(20期)】11/12/17 00:30

《「学習」とは、「学んだことを活かす」とは、どういうことか》

                      @.成功 →自信にはなるが、学べない
           a.自分の体験から学ぶ…A.失敗 →学ぶことができる
   A.体験(人為)… b.他者の体験から学ぶ    ↓ ↑
<学習>                     ↓ ↑
   B.現象(自然)…法則   =====   原因結果(関係)

⇒「A.体験からの学習」とは、かつてより「学問」とされてきたものである。(cf. 論語)
 しかし、現在では「非科学」と称されることもある。(ex. 正直の頭に神宿る、情けは他人のためならず)
⇒「B.現象からの学習」とは、現在いわゆる「科学」と称されるものと言ってよい。
 「非科学」とは違い、あらゆるものを必然、でなくとも確率でつないでいく(法則)。

⇒いわゆる大卒ではない中小企業の経営者も良い経営をするのは、
 学んだこと(を活かす)ということの分水嶺が、
 「“知識”があるかないか」ではなく、
 「原因結果(関係)に立つか立たないか」に存するからである。


【近藤(22期)】 12/17 19:50
○関係性をつかむことの重要性

最近のゼミでは、ドラッカー『ポスト資本主義』の第一部「社会」の
理解・検討をしています。第一部を一通り終え、そろそろ全体像が
少しずつ明確につかめるようになってきている頃かと思っています。

さて、今回は、ゼミで検討を進める時の基本的な方法として、
改めてその重要性に気づくということがありました。
それは、まずおよその全体像をつかむこと。
次に、個別のキーワード・概念を理解すること。
最後に、個々の関係性を明確にし、筆者の主張を把握すること。

今回のポスト資本主義社会の検討では、初めてこの本を読んだとき、
第一部・社会、第二部・政治、第三部・知識となっていたことに
注目しました。社会と政治と知識が並列にされていることに大きな
違和感を感じました。それでも、社会が変化し、それによって最も大きく
影響を受ける対象が政治であり、知識の意味の変化がそれらを
起こしたのだろうと主張していることが、だんだん分かってきました。

2年生の頃からこれまで、何度も教えていただいていたことですから、
当然と言えば当然です。聞いていたり、やっていたことでも、
その重要性や意味に、4年生になってから改めて気づくことが多いです。
まだまだこれから、もっといろいろなことを「わかって」卒業できるように頑張ります。

⇒ 近藤君、いいなぁ。多分、学ぶことへの喜びに溢れているからでしょう(*^-^)(中村)


【新山公太(24期)】 12/20  <加筆前>

≪原因と結果の関係性を理解する≫ 

中村さんと近藤さんも触れられていますが、
今回は「因果関係に立って行動する」ことの重要性が先生から語られました。

人は何故、失敗という自身の体験から学ぶことができるのか。
それは失敗という“結果”がどうして生じたのか、という、
その“原因”を学びとることが可能だからである。
そうした学習の積み重ねの中で、人は「こうしたらこうなる」という
物事の因果関係を掴むことができる。

【衛藤(23期)】12/20 15:20
<学んだことの確認>

自身が学んだかどうかを確認するときには、口で説明してみると良い。
書くことは、写しながらでもできるが、
口で話すことは、本当にテキストを読んでいないとできない。

次回の勉強では自分のチームが発表を行なうので、
今回学んだ点を活かした発表を心がけたいです。


【小林(22期)】12/20 17:00

すみません、前回欠席しました。ゼミ以外での話をさせてください。
大学の講義で取り上げられていたのですが、音楽業界では世界的に市場のドメスティック化が進んでいて特に日本では顕著だそうです。
はっきりと理由はわからないけど確かにある現象で、原因がわかればなにかにつながるかもしれないな、と思い少し考えてみました。

■国ごとのニーズが固定化してきている?
どの国もドメスティック化していることを考えると洋楽の質が下がったというようなことではなくて、ニーズの変化の問題だろうか。
ゲーム業界なども日本ではドメスティック化しており、日本のゲームはゲームバランスや細かい説明などで親切な設計となっていたり、行動範囲は狭いがいろいろとイベントなどが配置されている。
洋ゲームはバランスより色々と自由にできることを重視しており、行動範囲は広いが何もないような傾向がある。
しかし、仮にニーズの変化の問題だとしても音楽の分類の仕方がいまひとつわからないのもあり、はっきりとしなかった。

■外国の音楽を聴くには労力が必要だから?
洋楽を歌詞込みで楽しもうとするなら、ある程度労力が必要になる。その労力が今の若者に合っていないのかもしれない。
インターネットなどは効率性というか、楽をするのにうってつけのツールであるし、
とにかく効率性を重視し労力をかけないのは今の日本の傾向であるといえるのではないだろうか。

しかし、これでは専門的な知識には程遠いですね。
ドメスティック化は10年以上前からあるそうですよ。
ひょっとしたら何か考えるときのヒントになったりしないでしょうか?


申し訳ありません、あげた時点でゼミの開始時間を回っています。
遅くなってしまったのは生活費の工面などで特に忙しかったのもあったのですが、
早めにやる姿勢が身についてないのが一番の問題です。
姿勢を正すように努めます。
ゼミに遅れていては本末転倒ですし、非常に悪い例を掲示板に残してしまうのですが、
ゼミで約束したのに掲示板に今日イチをあげないのではゼミに参加する資格すらないと思えるので、自分の姿勢が悪いがために歪なことをしてしまいました。
三戸先生、皆さん、申し訳ありませんでした。
今のもやもやした気持ちを忘れずに反省して改めたいと思います。

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[333] 題名:今週の"スケカク日記" 後期第10回 ―夜ゼミ説明会に御供する― 名前:中村貴治(20期) 投稿日:2011年12月12日 (月) 03時07分

後期第10回の「スケカク日記」を投稿します。
今週は、三戸先生が再び夜ゼミを担当されることとなり、
そのゼミ説明会を行うとのことで、自分も御供させていただき、聴講をしました。

お話の中で、夜ゼミの方々も昼ゼミの方にも出席できる、ということがありました。
また新たな仲間と共に学べる可能性を、とてもうれしく思います。

※今週のゼミでは大学生協で店内を回る時間がほとんど取れなかったため、
「今週先生がご購入された本」はありません。


◇◇夜ゼミ説明会◇◇

【場所】経営学部B棟 3階
【日時】12/07 18:30〜19:20
【出席】夜間主学生 30名弱


1. 先生のお話:

三戸先生は、学生がまず、自分が何を求めるかをわからずに、
手段を求めようとしていることを指摘し、
学生に、まず意思決定を行うための材料を与えることを配慮したかたちでお話を始めました。

@ “説明会” の聞き方 
―「本当ではないが、嘘でもない」話をする。“どのように”説明をするのかを見る。

Aどのように意思決定をするか
―価値前提(目的・何のために)と事実前提(手段)が必要。ゼミに入る目的を決めなくてはならない。

Bゼミとは何か(何をゼミに求めるのか)
―仲間・先生を得る、「学ぶ力」をつける(読む、聞く、話す)、思い出をつくる
―組織で仕事をすることを学ぶ。「知識を得る」ことは一人でもできる。
―「本を読み、論じ合う」ことを通じ、情報を「どう理解し、加工し、発信する」かを学ぶ。

C夜ゼミの不利な点
―人数が少ない、「先輩から学ぶ」ことができない。→昼ゼミに参加してはどうか


2.気付いたこと・感想

@定員10名のところに30名弱であったため、絞りたかったからであるが、
先生は明らかに、オープンゼミで話されるときよりも、
厳しいことも話されていた。 (声のトーンから違っていた)
「どのような結果を得たいか」を考え、どのように行うか、
意識して方法を変えることが、重要なのだと確認した。

A 明らかに、社会人を経験していると思われる方々の方が、
三戸先生のお話に度々頷き、共感しながら聞いていた。
(これは今回の説明会に限らない)
他の若い学生はどちらかといえば反応が薄めであった。
自分達が飛び込もうとしている世界で重要となることがわからない、ということは、
仕方がないことと思いながらも、恐ろしいことではないだろうか。

B全体的には、しっかりと聞いている印象を受けたが、
先生が話されている最中、平気で隣の人と話、笑い声をあげ続ける学生がいた。
(普通は退出させるものだと感じたが、先生は注意をして黙らせた。)
彼女には、「組織」という意識、共通目的(「入るべきゼミかを知る」)に対して、
どのように貢献し、またそのように他者に伝達を行っていくか、という感覚がまるで無い。
現代がドラッカーのいうように「組織社会」であるとすれば、
そのようなことを感覚レベルでわかっているかどうかは、
その人にとって死活的に重要なのではないか、と感じた。

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S山(3期)です 2011/12/13

僕は経営学部第2部、つまり夜間の学生でした。

先生の講義を聴いて興味をもった僕は、三戸ゼミの門をたたきました。

今考えると先生は「どうなるかわからんがやってみよう」という雰囲気でした。

「現在の学としての経営学の一章を読んできてごらん」と、先生の研究室で第一回目のゼミは始まりました。

ゼミ生は中川Bさんと僕のたった二人でした。

>夜ゼミの不利な点―人数が少ない、「先輩から学ぶ」ことができない

上記を考慮していただいたのでしょう。
僕らだけではゼミとして成立しないこともあり、2回目からは人が増えました。
小山さん、照明さん、渡辺たちが参加してくれるようになりました。

これがのちのち「木ゼミ」とよばれる夜のゼミの始まりでした。


○中村(20期)

杉山さん、コメントを下さり有難うございます。

>僕らだけではゼミとして成立しないこともあり、2回目からは人が増えました。
小山さん、照明さん、渡辺たちが参加してくれるようになりました。

夜ゼミ設立当初のエピソードをお聞きすることができ、
嬉しいです。

滑り込みのエントリーがあるかもしれませんが、
第一次、二次の募集を経て、
今回の夜ゼミのメンバーは、今のところ5人になる予定です。

来年度から自分の生活がどのようになるのか、
未だ見えていないところはあるのですが、
杉山さんのお話を聞いて、
できる限り自分も夜ゼミのメンバーにも関わっていきたいと改めて感じました。


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【編集キー】sukekaku


[332] 題名:2011年度後期第10回ゼミ活動報告 名前:市川宗近(23期) 投稿日:2011年12月07日 (水) 17時44分

今年も残すところあと、20日と少し。
ゼミはあと二回しかありません。
今回のゼミでは、「如何にせん、如何にせん、如何にせん…。」
が非常に印象的でした。
たった5人の冬の夜のゼミ室には、重く響いたように感じます。
(誰かが今日イチに書いてくれるでしょう)

それでは、体調に気を付けて今年残りもがんばっていきましょう!


≪目次≫〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
T.基本情報
U.勉強〜『ポスト資本主義社会』第1部〜
V.本の交換会~テーマ:その他新書~
W.今週の課題と次週の予定
X.刮目
Y.今日イチ
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T.基本情報


 
【日時】2011/12/6 16:20〜23:00
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※敬称略、( )内は欠席者、先頭はチーム名
  亀ビール :衛藤、新山、(坂倉)、(小泉)、(石嶺)  
  タバスコJAPAN:近藤、(松井)、(清野)、(勝又)、(坂井)
  TNI+1  :中村、市川、(小林)、(高橋)
出席率:35%(5/14)



U.勉強〜『ポスト資本主義社会』第1部〜


 
1.第一章「資本主義社会から知識社会へ」勉強

【報告者】市川宗近(23期)
【レジュメタイトル】「第一章 資本主義社会から知識社会へ」概要
―テキスト:P.F.ドラッカー『ポスト資本主義社会』(ダイヤモンド社, 2007年)より―
【レジュメ目次】
  0)はじめに
  T)体制としての資本主義と産業革命
    @)かつての資本主義と体制としての資本主義
    A)技術革新と産業革命
  U)知識の意味の変化
    @)1750年以前の知識
    A)知識の意味の変化の三段階
  V)一般知識から専門知識へ
  W)まとめ


2.第二章「組織社会の到来」勉強

【報告者】中村貴治(20期)
【レジュメタイトル】「第一部 社会:第二章 組織社会の到来」まとめ
―P.F.ドラッカー著、上田惇生訳『ポスト資本主義社会』(ダイヤモンド社, 2007年)より―
【レジュメ目次】
  1.はじめに
  2.「組織社会」としての現代社会
  3.組織の在り方とコミュニティの動揺
  4.従業員社会としてのポスト資本主義社会
  5.まとめと検討
 

V.本の交換会~テーマ:その他新書~


 本の交換会が始まって、まずはゼミ幹の衛藤から。
「うっかりしたと先生がおっしゃっていましたが(※)、私もうっかりして
本を3冊とも忘れてしまいました。」
→私は4冊用意していた。何を「うっかりした」かも覚えていないのだが…。

ただでさえ人数が少ないのに、先生から次回にするか?
という提案を頂き、次回に持ち越すことにしました。

「けがの功名とはこのことを言うんじゃないか。」という先生のお言葉の通りだと思います。

(※)先生が、その直前にアンケートを学務から預かっていて、
それをうっかり研究室の机の上に置き忘れてきてしまった、
とおっしゃっていました。そのことを受けて、衛藤の発言です。
先生がうっかりして本をお忘れになったということではありません。
語弊があったかもしれないため、補足しておきます。
すみません。



X.刮目


・近藤さん:GMの話・読売ジャイアンツの話
・新山君 :イノベーションは学習できるか、学問と学文


【中村貴治(20期)】12/11 18:30

今週は、久しぶりにしっかりとレジュメ報告をすることができた。
振り返れば、今年度はあまりレジュメ報告の機会が無かったように思う。
(ある程度まとまったものは、夏合宿と、その後の再報告くらいではないか)

しかし、レジュメ報告は絶対にした方がいい。
レジュメに書いて報告をし、他人の目が入ることで、
少なくとも自分が(わかったような気になっていたけど)全くわかっていないことに、
自覚的になれる。

「自分が全然わかっていないこと」に気づくことが、
「わかりたい!」と強く想い、わかるようになるための第一歩ではないだろうか。
今回はそのことを、改めて感じることができた。

レジュメは書く機会があるうちに進んで書き、報告した方が、絶対にいいぞ!


W.今週の課題と次週の予定


来週の予定
・勉強は第一部の三章四章五章を行います。
・本の交換会(その他新書)を行います。

今週の課題
・10大ニュースの準備
・カップ麺企画の提案


Y.今日イチ


○市川宗近(23期)
 ・全体で何を言っているのかをつかむ
  本の読み方として、まず全体で何といっているのかをつかむことが大切である。
 この章は、一言でいうと何をいようとしているのか、とりあえずはそれを理解すること
 が大切である。納得できるか、納得できないかはまた別として。
 
 質問の時間に、質問が出てこない時に、先生から、第一章はこういう話ではないのか
と言われると、なるほどたしかにそういう話しだと、なんだか少しもやもやしていた部分が
すっきりしました。どういうレジメがまだいいレジメなのか、つかみきれていませんが、
今回、改めてレジメを作ることで、学んでいきたいと思います。
レジメは、勉強報告のところに、載せます。

○ 中村貴治(20期) 12/07 23:40

《今年「3.11」は、なかった》

国全体が、「3.11」を「なかったこと」にしようとしている。
「3.11」は、忘れてはならず、意味を問うていかなければならないことである。
それは、言うまでもない。
しかし、今年の本の売り上げトップ10の中で、「原発本」は一つだけ(『原発のウソ』)。
そして、流行語大賞は「なでしこジャパン」。
“明るい”言葉を意識的に選ぶにしても、
少なくとも3.11を考えているなら、「がんばろう、日本」になるはずである。
“明るい”か“暗い”かではなく、“「3.11」を忘れたい”のである。
「重要なことであることは、皆わかっている。しかし、考えられない。」
国が、病んでいる。このままでは、日本の先はないのではないか。


【新山公太(24期)】 12/9 12:47

≪有効性と能率≫

アメリカの経営学者、C.I.バーナードは組織を成立させる必要十分条件として、
<共通目的>・<貢献意欲>・<伝達>の三要素を掲げている。

このうち、貢献意欲を維持し、
目的のため組織を存続・発展させるためには<有効性>と<能率>が重要となってくる。
有効性(目的達成度)を高めるとともに、
予め設けた企業目的のみの動機化、または自己目的化に陥ることなく、
効率(成果に対する満足度)を高め、誘因による継続を図らなければならない。

【近藤(22期)】12/11 12:00
○3.11とその意味付けの欠如

「3.11はなかった」のではないか、というお話が先生からありました。
日本人は、震災を忘れ、なかったことにしようとしているのではないか、と。

物事に失敗したとしても、その失敗をもとに、次の成功につなげることが
できれば、最初の失敗は意味のあるものになると思います。
まさに先生がおっしゃっている、
「過ちをして、過ちとせず、それを過ちという」
に反していることになります。

個人的レベルの話でも、社会レベルの話でも、
物事を流れの中で適切に位置付け、意味付け、次に活かすようにしたいと
強く思いました。おそらくそれが「反省」ということだと思います。

話は変わりますが、大学の授業で、原発の継続に賛成か反対か、
というトピックで議論(といえるほどでもないレベルでしたが)する機会がありました。
私は安全性が確保できないということがわかった震災を経験した今、
絶対に賛成はできない、という立場で話しました。
それでも、コストが安く済むからという理由で賛成意見を言う人もいて、
本当にそう思っているのかな、と不安を強くしました…。
(現に原発再開の流れではありますが…。)

○衛藤雄介(23期)
《質問側の心得》

質問側は、発表者の話を聞きながら「つまりどういうことか」を
線を引いたり書き込んだりしてまとめる。
そしてその上で「納得できるか」を考える。

勉強中に先生から教わったことです。
何を質問して良いか、わからない場面が何度か勉強中にあるため、
これからの勉強で実践していきたいと思います。

【1206】


[331] 題名:今週の"先生から学んだこと" 後期第9回 〜お勧め「本」、大紹介〜 名前:中村貴治(20期) 投稿日:2011年12月03日 (土) 23時34分

11/27〜12/3の、今週の“先生から学んだこと”を投稿します。

今週は私の都合で研究室にお伺いできる時間がありませんでしたので、
生協でお聞きしたお話が中心になりました。
しかし、このように振り返ると、ゼミに在籍し、三戸先生に教えていただくことで、
自分が本当に多くの「本」に触れ合えていることを実感し、「有難い」という気持ちを強くします。


■■今週の"スケカク日記"■■

1.「資本主義」を考えるにあたって、読んでおきたい三冊

大学生協の本棚コーナーを見ているとき、
先生から「これから読みたい(読んでおくべき)本を三冊挙げると…」という本を、
そっと、教えていただきました。
三戸先生もこれから読もうとされている本だと思われますが、
ゼミの場でお聞きしたことを踏まえて、ここにご紹介をしたいと思います。


《「資本主義」を考えるにあたって、読んでおきたい3冊》

○ カール・ポランニー 著、野口建彦 他 訳『[新訳]大転換』(東洋経済新報社,2009年)<Amazon>

 資本主義批判の二人の“カール”、マルクスとポランニー。
 ポランニーは資本主義がそもそも「資本」、「土地」、「労働」を、
 取引の対象にしてしまったことが間違っていたのだ、というところから批判をする。
 「新訳」が出ている。
 資本主義のそもそものあり方を問うところに来ている今だからこそ、読んでおきたい。

○ 中谷巌『資本主義はなぜ自壊したのか 「日本」再生への提言』 (集英社文庫,2011年) <Amazon>

 中谷巌は、1969年からハーバード大学でアメリカの経済学を学び、
 細川内閣、小渕内閣では、竹中平蔵らと共に、経済改革のために尽力した。
 数々の企業の社外取締役まで勤め、まさにバリバリの新自由主義者であった彼が、
 何故、その半生の主張を翻して、資本主義を批判するに至ったのか。その論理を追いたい。

○ ロナルド・ドーア『金融が乗っ取る世界経済 - 21世紀の憂鬱』(中公新書,2011年)<Amazon>

 三戸ゼミの本の交換会でも、『誰のための会社にするか』(岩波新書)、
 『働くということ』(中公新書)などでおなじみの、ロナルド・ドーアの最新刊。
 帯の文言は、「株主主権が広がって、経営者は、投資家に雇われた召使となった。
 人間の『諸権利』を脅かす金融課経済の問題点をえぐり出す」。


ゼミでもドラッカー『ポスト資本主義社会』(ダイヤモンド社,2007年)を用いて勉強しており、
「資本主義」を積極的、批判的に検討する試みが行われています。
「社会」を問うということは、極めて広い視野を必要とすることであり、
とても困難なことであると、まさに感じているところですが、
これらの本と合わせて読むことで、深く問い、学んでいきたいと思います。

※関連する三戸先生のご講演、「P.F.Druckerの終焉」、レジュメの内容はこちら


2.今週の先生のご購入本

今週先生が大学生協でご購入された本は、ありませんでした。



補.ゼミに先生が持ってきていらっしゃった本

補足として、「今週先生がゼミの場に持ってきていらっしゃった本」をご紹介します。
(ちなみに、学部、大学院のどちらでも机の上に置いておられました)

○ 井沢元彦『学校では教えてくれない日本史の授業』(PHP研究所,2011年) <Amazon>

 井沢元彦は、歴史を現在の観点からではなく、
 「その時代の観点からその時代を見る」ということを行ってきたが、
 井沢元彦の本の中でも、一番かもしれない。
 堺屋太一、渡部昇一と並び、歴史の専門家でない身ながら歴史を論じてきた人物だが、
 問題関心を広く持ち、結びつけていくことの大切さを教えてくれる。

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【konzemi】




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