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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[29] 題名:第6回本の交換会〜日本〜 名前:竹田俊亮(21期生) 投稿日:2009年07月02日 (木) 03時36分

今回のテーマは日本です!幅広いテーマである日本。
OB/OGの皆さんは日本というテーマでどんな本を思いあたるでしょうか。
それでは6月23日に行われた本の交換会の報告を始めます!


◆紹介本リスト◆
出品者 : 著者名『本のタイトル』 出版社 評価 購入者

三戸先生
○ 『カイシャ大国』朝日新聞社 B+ 大野
戦後〜高度経済成長と日本社会の変動を経済の側面から見た本作!

○ 松浦秀明 『米国さらりーまん事情』 (中公文庫)B+ 大野
私たちはアメリカの具体的な労働事情についてどれほど知っているか!?
以前も先生から紹介されたことがあるこの本はお勧め!

○ 犬養道子 『日本人が外に出るとき』 (中公文庫)B+ 竹田
犬養毅の孫である著者が海外赴任者に贈る貴重なアドバイス!

○ 鈴木孝夫 『ことばと文化』 (岩波新書)A 中村
ことばを知れば文化がみえる!日本語からみえる日本の文化とは!?

○ 鈴木孝夫 『日本語と外国語』 (岩波新書)A− 大平
こちらも言葉からみえる日本。外国語と比較することで浮き出てくる日本の長所。
国際理解に役立つ本。

○ 村井吉敬 『エビと日本人』 (岩波新書)A− 清野
世界のエビは日本人が食す!!日本のエビはほとんどが輸入。日本とアジアの知られざる関係がわかる本。

日尻田さん
○ ルース・ベネディクト 長谷川松治 『菊と刀』 (講談社学術文庫)A 片岡
日本人論の名著!!菊の優美と刀の殺伐に象徴される日本文化の型を探り当て、その本質を批判的かつ深く洞察した。
三戸ゼミ生必読の本!

[A+]
○ 片岡 : ロバート・ホワイティング 『菊とバット―プロ野球に見るニッポンスタイル』(サイマル出版)宮原
日米比較文化論の名著!長嶋、王らのエピソードを交えて日米野球の違いを喝破する。

○ 宮原 : 新渡戸稲造 『武士道』(PHP文庫)近藤
今年度3度目の登場である。『武士道』なしに日本は語れない!

[A]
○ 渡辺 : 家永三郎 『日本文化史』(岩波新書)長M
  「〜とは何か」と物事を知るには歴史を知ろう!この本はまさにうってつけ!

○ 中村 : 野村進 『千年働いてきました』(角川oneテーマ21) 大野
  日本には創業100年を超える会社が、10万社以上!これほど老舗が多い国は世界でも例がない。
  なぜ日本にこれだけ老舗の企業が生き残ったのか? それを知りたければこれを読め!

○ 大野 : 三戸公 『公と私』(未来社刊)小泉
  すでに絶版となっている名著!三戸ゼミ生は喉から手が出るほど欲しい本だろう。
[A−]
○ 坂倉 : 加藤典洋 『日本の無思想』(平凡社新書)小泉
なぜ、日本で思想は死ぬのか。戦後日本の「タテマエとホンネ」を解き明かす!

○ 小泉 : 新原浩明 『日本の優秀企業研究』(日本経済新聞社)大平
長期的に好業績を上げ続ける企業は何が優れているのか。組織の経済学の視点で、企業経営の現場を徹底検証。

[B+]
○ 竹田 : 李御寧 『「縮み」志向の日本人』(講談社学術文庫)井上
日本に対する新しい発見ができる。日本人には見えなかった「小さいもの」への志向がみえる!

○ 長M : 田原総一郎 『日本コンピューターの黎明』(文春文庫)渡辺
日本独自のコンピューター開発に力を注いだ池田俊雄という天才の一生を暴く!

○ 飯降 : 荒井魏 『天下人の自由時間』(文藝春秋)片岡
戦国武将の趣味と人情を語っている。史実が語る人生と余暇の歴史夜話。

[B]
○ 近藤 : 石田衣良 『傷つきやすくなった世界で』(日本経済新聞出版社)坂倉
  現代を生きる若者へ、優しく力強いメッセージ!

○ 井上 : 嶌信彦 『日本の「世界商品」力』(集英社)大野
  いま不況の時代に、これからの日本はどんな産業を創出すればいいのか?答えはここにある!

○ 大平 : 飯倉晴武 『日本人のしきたり』(青春出版社)日尻田さん
  いま薄れてきている「しきたり」を残していきたいと思う著者が伝統の由来を探る。

[B−]
○ 清野 : 岩中祥史 『出身県でわかる人の性格』(新潮文庫)飯降
雑学として話題のネタになる!いままで知らなかった地方がみえる!

感想
ゼミ生の皆さんが持ちよった日本に関する本は様々でした。歴史、文化、現代の日本、日本人論、日本の企業など。
私の周りの同期は早くも就活を意識してインターンを受けようとしていますが、日本の就活の早期化はいったいどこまで進むのでしょうか。

ところで、最近、村上春樹の1Q84が話題になっていますが、1984年の日本と2009年の日本ではどう違っているのか。
さっそく読んでみたいと思います!

以上で報告を終わります。

※一度投稿しましたが、加筆・訂正させていただきました。


[28] 題名:第10回ゼミ報告(2009/6/23) 名前:宮原 毅 (21期生) 投稿日:2009年06月30日 (火) 09時55分

 前期のゼミも残すところ後2回となりました。夏合宿、そして討論会に向けて
より一層議論が深まるころかと思います。最近は連日の雨で気分も落ちるかと思いますが、
ゼミの場では張り切って話し合っていきましょう。

それでは2009年度10回目のゼミ報告を行いたいと思います。

T.基本情報
U.討論会について
V.勉強
W.本の交換会
X.刮目

T,基本情報

日時:平成21年6月23日
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略) *()内は欠席者

院生:日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、片岡、近藤(仮) (山崎、高松、安齊)
さわやか興業:小泉、坂倉(仮) (原、小泉、石井、今村、勝又)
毅無双:宮原、大野、中村、飯降(仮) (岩城、江島、木戸、玉乃井(仮))
M屋:長M、大平、渡辺、井上(仮) 清野(仮) (守内、後藤)

出席率50%(14/28人)
今回から2年生が各班に仮配属という形で参加することになりました


U,討論会について


 今回のゼミで討論会までの予定がある程度決定しましたので下記に記載します

・前期(6〜7月)日本的経営の内容把握
・夏休み(8〜9月)概要の完成
・後期T(10月〜11月中旬)論文の詰め
後期U(11月中旬)質問書、回答書の制作

となりました。


V,勉強

今回のゼミでは、大きく分けて2つの事を検討した。

@『資本』の論理において支配者、非支配者が誰か、そして両者間の関係は労務上の契約関係という指摘がタケダプロダクションのレジュメにあり、その検討

A三戸公「現代の学としての経営学」(文眞堂選書、以下「現代の学」と略記)の8章の1文

「わたくしは、現代日本そしてまた先進資本主義国といわれる国々は、
いずれも財産中心社会=個人所有にもとづく支配の社会=資本主義社会の内部に
組織中心社会=機関所有にもとづく経営者支配の社会=管理社会が生れ、
後者が次第に増大して、前者のウェイトが減少しつつある社会であり、〜」(P187 L2~)

上記の部分の解釈が異なっているのではないのかとの指摘があり、その部分の検討



 また今回からは各班に司会者と書記を立て、議論ごとに司会者を班ごとに交代し、その司会者が話を進めていき、議論が行き詰ったところで書記が議論の再確認を行うといった形がとられることとなった。

 はじめに@の議論について司会の小泉さんを中心に各班の意見をまとめたところ、
支配者は株主、被支配者は従業員にあたるということになった。また両者間の関係は様々な意見が出たが、そもそもこの問題が原典にあるものではなく、タケプロ独自の考えにもとづいていたため、支配者が誰であるかということを明らかにしたことで終った。

 
 次にAの議論を渡辺さんの司会を中心に各班の意見を確認していった。議論を進めるうちに、支配という言葉にあたって、その正当性がどこにあるのかということが論点になっていきそれをもとに各意見を主張しあうことがあった。結果各班とも意見がまとまり、次回からは再度8章の確認に移ることとなった。
 
※先生からのアドバイス
 議論の際三戸先生からご指摘があり、論文を読む際、論文というものはその時代(論文が書かれた時代)を背景にその問題を解くために作られる物だ。だからこそ、論文を理解するにはその時代、背景を考えながら検討していかなければならないアドバイスがありました。


W,本の交換会
 

今回の本の交換会は2年生にとって初めての本の交換会でした、2年生一同緊張した面持ちでしたが、自分の持ってきた本を頑張って紹介していました。
第6回本の交換会〜日本〜 名前:竹田俊亮(21期生)


X、刮目
 
初めての本の交換会を通しての感想を2年生が中心と刮目を行いました。

色々な本を知ることの楽しさを改めて感じることができた。
本を紹介することの難しいと思う、けれども楽しいとも思える。
これからもっとうまく紹介したい、そのためにもこれから頑張っていきたい。
などの様々な刮目が上がった
どれも建設的な刮目が多く2年生の意欲を感じ取ることができた。

自分達3年生も去年は今の2年生の様に三戸ゼミに入って初めて体験する様々な事に驚き、そして感動していたと思う。これから2年生がどう成長していくのか、先輩として応援するとともに見守っていきたいと改めて感じることができました。
______________________________
※今回ゼミ開始前に三戸先生から3分間スピーチを色々な話すタイミングの訓練や意見を言う特訓のためにやってみようとの意見があり、
括目の代わりに行う予定でしたが、議論が長引いたため通常の括目を行い3分間スピーチは次回に持ち越しとなりました。



先生のお話
ゼミの時間は長い、だからこそ楽しくするほうが良い。
わかりたい。わかった。できた!
そう思える事ができたら楽しくなる。
そのためには問題が必要。
問いは人それぞれ違う。
だからこそわかった、できたときに楽しくなる!
わかるとはすなわち『これが答えだ!』と分けることができるということ。
わかれば長い時間も苦痛ではないよ。
そのためにも今回は『現代の学』を何度も何度も読みなさい。
汚くなるまで読んだら、きっとわかって楽しくなるだろう。


以上で報告を終わります


[27] 題名:第9回ゼミ報告(2009/6/16)〜ゼミ室が狭くなった一日〜 名前:長M 将(21期生) 投稿日:2009年06月19日 (金) 16時47分

梅雨の時期になりましたね。
前回のゼミでは雨が降り、雷も落ち、非常に荒れた天気でした。。

それでは、第2次面接が終わり、たくさんの新ゼミ生が増えた、
2009年度第9回目のゼミ報告を行いたいと思います!

T.基本情報
U.自己紹介(17:03〜18:03)
V.勉強(19:00〜22:25)
W.刮目(22:40〜23:45)

T.基本情報



日時:平成21年6月16日(17:03〜23:45)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略) *()内は欠席者

院生:日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、片岡、安齊、山ア(高松)
さわやか興業:勝又、小泉、今村(原、石井)
毅無双:宮原、大野、中村(岩城、江島、木戸)
M屋:長M、大平、渡辺(守内、後藤)

出席率:62%(13/21人)

また、2年生の飯降君(第1次面接で合格、毅無双に仮配属中)も前回同様来てくれました!

U.自己紹介



第2次面接から、5人の2年生がゼミに参加してくれました!
前回から人数もふえ、ゼミ室が急に狭くなった気がしました!
そんな彼らの簡単な紹介と仮配属先の発表をしたいと思います。


 近藤 裕太郎:人に自分の意見をしっかり伝えられるようになりたい、
        と三戸ゼミを志望。
        タケダプロダクションに仮配属中
  坂倉 尚道:難しい内容の論文やレジュメも理解できるようになりたい、
        と三戸ゼミを志望。
        さわやか興業に仮配属中
 玉乃井 佑基:読書が好きで、本の交換会に興味を持った、と三戸ゼミを志望。
        毅無双に仮配属中
   井上 穣:「話す力」をつけたい、と三戸ゼミを志望、
        M屋に仮配属中
  清野 彩奈:必修授業の関係で三戸先生を見るのは面接が初めてだった彼女。
        M屋に仮配属中



新ゼミ生5名の自己紹介が終わった後、良い自己紹介は何か、
上級生が見本を見せることになった。
トップバッターは私、長Mが務めることになったのですが、
いきなりの展開で、自己紹介の3原則(名前を覚えてもらう、興味を持ってもらう、好意を持ってもらう)や、
話す速度、間の取り方など、基本的なことが抜けていました。。

突然の事態に対応できていない、ということは、
まだまだ学んだこと、言われたことが身についていない、ということ。
どんな時でも、すっと取り出せるよう、活かせるよう、気をつけていきたい。

また先生からは、上級生が自己紹介をする時に考えてほしいことは、
「歓迎の意を表現すること」と、
「ここはいいところだぞー!」と精一杯表現することだと言われました。

確かに、初めてのゼミで、不安でいっぱいであろう2年生を
安心させ、入ってよかった、と思われるには、
上記の要素は必ず入れておかなければならなかったです。

V.勉強


今回のゼミから、三戸公『現代の学としての経営学』文眞堂選書(以下『現代の学』と略記)を扱うことになった。

1.今週の課題


課題:『現代の学』第8章について、概要を示してくる。(さわやか興業およびタケダプロダクションが担当)


2.議論の内容


タケダプロダクションのレジュメにおいて、
「わたくしは、現代日本そしてまた先進資本主義国といわれる国々は、
いずれも財産中心社会=個人所有にもとづく支配の社会=資本主義社会の内部に
組織中心社会=機関所有にもとづく経営者支配の社会=管理社会が生れ、
後者が次第に増大して、前者のウェイトが減少しつつある社会であり、〜」(P187 L2~)
の部分の解釈が異なっているのではないのかとの指摘があり、その
部分を考え直すこととなった。また、同時に先生から、資本の論理、
共同体の論理、「家」の論理はそれぞれどのような論理であるのかと
問われ、それらの論理についても考えることになったが両方共、
結論は見出せず、次回の課題となった。


3.次週の課題


@財産中心社会=個人所有にもとづく支配の社会=資本主義社会の内部に
     組織中心社会=機関所有にもとづく経営者支配の社会=管理社会」
     それぞれの内容を示すとともに、構造を考える。
A「支配者と被支配者との関係は、労務上の契約関係である。」
    この言葉をどのように理解すれば妥当か。(ヒント:商法、会社法)
   *『現代の学』第9章の概要(M屋、毅無双が担当)は再来週以降に延期になった。

4.先生のお話


〜「概要」とはなにか?〜
さわやか興業とタケダプロダクションの『現代の学』第八章の概要レジュメ
を読んで、先生から、どちらが「概要」が良いだろうか?との問いかけが
あった。テキストに書いてある内容に忠実であることが、「概要」を書くうえで
大切なことだ。両方のレジュメともに、読み手に対する工夫はなされているが、
テキストに忠実でない部分がある。それでは「概要」たりえないのでは
ないだろうか?とのお言葉をいただいた。『現代の学』第九章の「概要」を
書く際にも、テキストとレジュメの内容がうそ偽りのないものになるように気をつけたい。

5.レジュメポイント:タケダプロダクション→7p
             さわやか興業→7p



W.刮目


第2次面接からやってきた5人の新ゼミ生が、
今日のゼミを通じて学んだことの感想を述べた。

夜遅くまで勉強することや、深く細かく議論していることへの驚き、
難しい勉強への不安など様々な感想が出ていたが、
本をたくさん読んで、知識をつけ、議論にも参加していきたい、
勉強が不安だが、頑張ってついていきたい、
など勉強、そしてゼミに積極的な姿が見られた。



以上でゼミ報告を終わります。



*7月13日、勉強部分を修正しました。
大野さんの仰るとおり、項目別に書いた方が
分かりやすい、と思いました。
今週のゼミではこういう目的のもと、
こういった課題があって、どのような議論をし、
どのような課題が出て、先生からは何を言われたか、
それが分かりやすく、見やすくなったと思います。



[24] 題名:第八回ゼミ報告(2009/6/9)〜「じゃあ、ゼミ始めましょうか」→ 即、刮目!〜 名前:中村貴治(20期生) 投稿日:2009年06月16日 (火) 08時03分

T.基本情報
U.勉強
U−1.今週勉強に入る、その前に
U−2.草食系男子誕生・増加の背景
V.本の交換会
W.刮目


T.基本情報

日時:平成21年6月9日(14:40〜22:30)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略) ※( )内は欠席者

院生 :日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、片岡、安齋(山崎、高松)
さわやか興業:勝又、小泉、今村(原、石井)
毅無双  :大野、岩城、中村 (宮原、江島、木戸)
濱屋   :長濱、渡辺、大平 (守内、後藤)
                    
出席率 =57%(12/21)

U.勉強

U―1.今週の勉強に入る、その前に

今週は通常の勉強に入る前に、19期生小泉が個人で
1.前回の勉強を確認するためのレジュメ
2.討論会に向けての問題意識の確認、目次構成案のレジュメ
の2つを作成してきてくれたので、そちらの確認から行いました。
突然のことで驚きはしましたが、そこには小泉の熱い想いが込められていたのです・・・。

1.前回の勉強の確認

(1)前回までの勉強
草食系チェックシートの実際の採点結果と、事前の他者判断に大幅なずれがみられた。
原因を確認しようとしたが、上手くいかなかった。
もう一度、草食系がなんたるかを確認し、ゼミ生間の草食系に対する認識を共有した結果、
※『今ある自分の世界に満足しており、あえて外の世界にかかわろうとはせず、
コンフリクトを回避し、自分の世界を大切にする』
という定義を確認した。

(2)本レジュメの問題意識
我々は前回草食系の『定義(上記※)』を再び共有しなおしたが、その議論を経ても、
その『定義』を草食系の世間一般イメージであるとするのには抵抗を感じる。
例えば、この『定義』から、一般に草食系であるとされる
草g君(事件以前)を連想することは難しいだろう。
我々は世間一般の『イメージ』≠我々が導き出した『定義』ということを認識すべきである。

(3)本レジュメ概要
○我々が導き出した『定義』とは、
元々原典の著者が抱いた『イメージ』から現象分析した結果を、
我々がチェックシートに列挙し、そこから更に抽象化したものである。
もはやその『定義』は、草食系にとどまらず現代社会に生きる若者の特徴を言い表したものであるといえ、
世間一般で言われている草食系の『イメージ』とは乖離している。

○我々が前回議論すべきであったのは草食系の『イメージ』のほうを確認することであったのではないだろうか。
まず、始まりである著者の『イメージ』を洗い直し、そこから我々ゼミ生が抱いている『イメージ』、
チェックシート、そして、『定義』を見つめなおす作業が必要であったろう。


(4)本レジュメから導き出されること
今回、小泉がレジュメを作ってきてくれたことで、
『イメージ』≠『定義』ということが明確になり、これから何を議論すべきかはっきりした。
具体的には、以下の三点が言える。
@我々が討論会に向けて扱っていくのは、『定義』である。
草食系男子を切り口として現代の若者を定義し、
今後日本的経営にどのような影響を与えていくのかをみていくのである。
また、マザコン・オタク・草食系といった若者の変遷の時代背景と、
日本的経営の変容の時代背景をリンクさせて論じることもできるかもしれない。
A草食系男子の特徴を現代の若者に多く見られる特徴ととらえ、肉食系男子を元来の滅私
奉公をしてきたサラリーマンと対比させ、対比表をつくることで、日本的経営、リクルート、マーケティングの変化、今後の社員のモチベーションコントロールのあり方を考えることができる。
B『イメージ』、『定義』の区別が明確されたことで、以下のような軸が見えてきた。
 
草食系の二軸
『定義』

          自己実現
外に開いている



『イメージ』 趣味・家庭――――――――――仕事・会社
(釣りバカ浜ちゃん)|    (島耕作)

   |
     現状に安住
               自分で閉じている

※左下(=第三象限)が草食系
我々が『定義』と定めているのは、縦の「自己実現」―「現状に安住」の軸だけではないのだろうか。
世間一般の『イメージ』を意識したとき、横の「趣味・家庭」―「仕事・会社」の軸も加えるべきなのではないか。
これにより、「草食系とは何か」よりつめられると考えられ、こちらは論文の中で「補」として扱うこともできる。

2.論文に向けての問題意識、目次構成案

(1)問題意識 ⇒ 「論文への想い=問題意識への想い」
「討論会の成功に向けて、一番重要なものは何だ?
・・・・・・・・・・・・・・それは、問題意識への想いだ!!」

論文とは、「問題意識−論理展開−結論」で構成されており、ひとつのストーリーになっている。
そのストーリーの最初たる問題意識をしっかりもち、
「何故自分たちがこの論文を書いているのか」その理由、意味を自分たちの中で明らかにして欲しい。

(2)論文目次構成案
「自分たちが何をしたいのか」を明らかにするには、まず全体を見渡す必要がある。
以下が本レジュメで提示された目次構成案である。

序章 問題意識
1章 日本的経営の概要
2章 日本的経営の評価・動向
3章 日本的経営のウチ・ソト意識
1節 日本的経営のウチ・ソト意識
2節 日本的経営のウチ・ソト意識がもたらす利点
3節日本的経営のウチ・ソト意識がもたらす問題点
4章現代日本社会が日本的経営のウチ・ソト意識に与える影響
1節現代日本社会の特徴〜草食系男子〜
2節日本的経営のウチ・ソト意識に草食系はマッチングするのか
5章日本的経営のウチ・ソト意識は変化すべきか
結  まとめ
補  やり残した課題の提示

基本的なストーリー構成自体は前回の勉強と変わらず、皆概ね賛成であった。
今回、この目次案が提示されことで、具体的な節構成や各部分の関連性をより詰めることができ、
ゼミ生の意識が共有され、またこれからどのように勉強を進めていくか、
配分や“あたり”を全体から見て考えることが可能になった。

(3)これからの勉強の展望
論文を作成するにあたって、重要なことは2点ある。
@「問題意識→結論」の流れに納得できるか。
Aその間の論理展開に整合性はあるか。
この2点をクリアするには、「結論は何か」を明らかにすることである。
例えば、上記5章「日本的経営のウチ・ソト意識は変化すべきか」、
この「すべきか」を「するか」にするだけでも大きな違いがある。
そしてその答えをYESにしたいかNOにしたいか。それだけで四通りの結論が考えられる。
また、前回の討論会論文を考えると、日本的経営のウチ・ソトを考えるだけでも、
かなりの労力と時間が必要になると予想される。
現在の構成案の途中でまとめることも考えなければならない。
もちろん、これらのことはこれからの勉強をみて、結論を出すべきことである。
「自分たちは何に向けて勉強しているのか」、全体を見据えつつ、これらの答えは前期中に決定していくことになった。


U―2.草食系男子誕生・増加の背景

今週の勉強のメインである「草食系男子誕生・増加の背景」。
レジュメは「さわやか興業」、「毅無双」の2チームが担当しました。

(1)議論
2つのレジュメは幾つかの現象(インターネット・携帯の普及、女性の社会進出など)を背景として挙げ、草食系男子と結び付けていた。
挙げた背景として共通しているもの、お互いにないものをそれぞれ比較しながら議論を進めようとしたが、
その2チーム間の分析方法の違いが問題となった。
「さわやか興業」は挙げた背景と、我々が作成した「草食系男子のチェックシート」を結び付けて考えており、
「毅無双」は、背景と草食系の『定義※』を結びつけて考えていたのだ。
どちらのレジュメを基にして議論を進めればいいのか、長考が続いたが、
「チェックシートの項目にある行動(エコに気を使う、服装にこだわり)をとるからといって、
当てはまる人すべてが草食系男子だとはいえない。服装にこだわる肉食系だっているだろう。」
と、草食系の『定義』を用いて、より草食系に結び付けている「毅無双」のレジュメを使用することになった。

早速、「毅無双」のレジュメを用いて、背景と草食系男子のつながりをみていくことになったが、
また議論が詰まってしまった。つながりをもっているとはいっても、いまだ「関連付けられる」という段階に留まり、
背景となる社会現象から草食系が導き出される必然性に欠けていたのだ。

(2)学んだこと
先生の言葉
○他の社会現象からの草食系への結びつけが弱い。
もっと構造的、複合的な把握が必要であり、”草食系が生まれる必然性がある”
というところまで高められなければ、相手を納得させることなどできはしない。
論文から意味を見出す作業はできるようになってきてはいるが、
まず、社会現象の分析した本などを参考として読み、どのように論を組み立てるべきか、
方法論から学ぶ必要があるだろう。
○また、議論に関しては自分の思っていること、意見を言うのはいいけれど、
言うだけいって相手の意見に自分の考えを絡ませるということができていない。

また、自分個人としては、「毅無双」のサブゼミを通して作ったレジュメを活かしきれなかったことに非常に悔しさを感じました。
議論の場で使うレジュメは、数時間に渡るサブゼミの結晶といえるものです。
レジュメ自体は数枚の紙ですが、そこに込められた、メンバーそれぞれが時間と労力を出し合って完成させた「重み」があります。
それを自分たちがゼミの場で最大限活かしていかなくてはならない。また活かしていきたいと強く重いました。

また、議論全体を見通してみても自分が今回の議論の中でいい歯車になれなかったことを非常に悔しく思います。
先生のおっしゃるように、自分の意見をとりあえず言うような状況であり、
この意見を言って議論をどういう方向に進めたいのか、
そんなことをまるで考えられていない自分に腹立たしさを感じます。
今後は“議論する力”を伸ばすことを意識して、ゼミの場を生かして生きたいと思います。


V.本の交換会〜勝負〜
本の交換会の詳細に関しては、21期生安齋が別に報告していますので、そちらをご覧ください。

安齋も申していますが、勝負というのは私たちの世界にあふれています。
サッカーの日本代表では、ピッチ上では年齢・キャリアに関係なく、選手間の名前は呼び捨てにするそうですが、
考えてみると勝負の場とは、目上の人も目下の人も、共に一選手、勝負師として、
対等に腹を割ってぶつかり合える良い「場」なのかもしれません。
今回は野球、武術、将棋、麻雀など、様々な「勝負の場」の本が紹介されましたが、
とりあえず、小学校以来家で眠っている将棋盤でも引っ張り出してみようか・・・。
そう思わされた交換会でした。

W.刮目
今回、書きたいことはいくつもあるのですが、やはり一番に書くべきは、小泉さんのレジュメでしょう。
今回のゼミが始まって2分後、私は刮目していました。刮目最短記録更新です。
レジュメを自主的に6枚!それが2つもある!!しかもゼミ全体のために書いたという!!!
小泉さんの心意気を感じ、「何とかしてこのレジュメを活かしたい」、そう強く感じました。
そして実際、小泉さんのレジュメは大いに価値を引き出され、
メインの勉強以上にゼミに有意義な時間をもたらしました。
「想いは人に伝わるなあ」 改めて思いました。

先生の言葉
皆、ゼミに入る前のただ「知識を得たい」、「なんとなく楽しそう、勉強になりそう」といったところから、
ゼミに入ってしばらく経った今では、ゼミに対する認識が変わっているはずだ。確実に意識の変化が起きているはず。
そうして、実際の現状を体感し認識を改めた上で、もう一度「何故ゼミに入っているのか、参加しているのか」
最初の動機の部分に立ち返って確認するべきであろう。


確かに、ゼミに入る前と現在では、ゼミに対する認識は変わっています。それは一言では表しがたいほど多くのことですが、
ただ言える事は、ゼミに入る前の漠然とした想いから、実際に場を体験して多くの情報を得たことで、
ゼミに対して望むこと、そして自分の伸ばしたい力がより具体的になったということです。
自分がゼミの場をどのような場として認識し、そして自分がどのように力を伸ばしていきたいのか。
もう一度考え直すことで自分の振舞いを意識化し、ゼミの場をより活かしていきたいと思います。


[23] 題名:6月9日 2009年度第5回本の交換会 テーマ「勝負」〜『いかにして勝つか』だけが勝負なのか〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年06月11日 (木) 20時06分

梅雨の時期に入り、洗濯物がたまっている幹事・安齊です。これはコインランドリーにお世話になる感じです。皆さんいかがお過ごしでしょうか。ゼミは草食系の勉強にひとつ区切りをつけ、次回からはいよいよ日本的経営の勉強に入ります。討論会という勝負に場に向けた準備が本格化してくるわけです!!というわけで6月9日第5回本の交換会、テーマは「勝負」です!!

■■紹介本リスト■■
 出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者

三戸先生

 甲野善紀『古武術からの発想』PHP文庫 A− 竹田
 −世界観が変わる!!とにかくすごい!!「ナンバ走り」でアスリートにも影響を与えた著者が贈る。勝負とは術だ!!


 甲野善紀『武術の新・人間学〜温故知新の身体論〜』PHP文庫 A− 小泉
 −やっぱすごい!!先生も心酔の甲野善紀から2作出品!!


 二宮清純『スポーツ名勝負物語』講談社現代新書 B 片岡
 −勝負ときたらやはりスポーツ!!これは外せない!!読んで面白い!!


 河口俊彦『一局の将棋 一回の人生』新潮文庫 B+ 岩城
 −アマチュアがプロに絶対勝てない競技が、相撲と、そしてこの将棋である。著者は元棋士ながら、その文章力にも注目。


 吉田俊雄『造艦テクノロジーの戦い〜科学技術の頂点に立った連合艦隊軍艦物語』光人社NF文庫 B 渡辺
 −世界最大の戦艦「大和」「武蔵」を生みだすにいたる技術の勝負が熱く描かれた作品。


 Jeffrey Archer『百万ドルをとり返せ!』新潮文庫 A 飯降
 −とにかく面白い!!いかさまで巻き上げられた100万ドルなら、いかさまで取り返せ!!!


日尻田さん

 米長邦雄『人間における勝負の研究−さわやかに勝ちたい人へ』祥伝社黄金文庫 B+ 岩城
 −なんとも意味ありげなサブタイトル。さわやか(興業)にさわやかに勝ちたい岩城さんが購入!!


[A]
片岡 中島悟史『曹操注解 孫子の兵法』ビジネス社 三戸先生
   −戦わずして勝つ。定価2800円の名著を惜しむことなく出品!!


勝又 新渡戸稲造『武士道』知的生きかた文庫 竹田
   −「餅は餅屋!!」勝負は勝負師に聞け。武士道。


今村 浅野裕一『孫子を読む』講談社現代文庫 大野
   −「三戸ゼミ生なら孫子を読め!!」以前先生も紹介されています。


岩城 矢内原忠雄『武士道』岩波文庫 片岡
   −「餅は餅屋ぁぁぁっ!!!!」勝又のスピーチを反復、ゼミ室は爆笑に包まれる!!

大野 沢木耕太郎『敗れざる者たち』文春文庫 岩城
   −勝負にかける人間の生き様、敗者がいかにしてリベンジしたのか、感動の一冊。


[A−]
小泉 松濤弘道『人生に勝つ−ダメな自分を変える本』日本文芸社 渡辺
   −人生に勝つとは何ぞや。自分を変えたいと思っているあなたへ。


大平 『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』ぴあ株式会社 安齊
   −偉大な勝負師・イチローから学べ。


長濱 木藤亜也『1リットルの涙』幻冬舎文庫 日尻田さん
   −闘病生活の中で、いつでも誰かの役に立ちたいと願い続けた。感動の一冊。


中村 羽生善治『決断力』角川oneテーマ21 岩城
   −読めば読むほど価値がわかる。熟読玩味の一冊。


[B+]
安齊 岡田武史、平尾誠二、古田敦也『勝利のチームメイク』日経ビジネス人文庫 大野
   −サッカー、ラグビー、野球の名将が語る、勝利の方程式、人の育て方とは。


[B]
竹田 林成之『<勝負脳>の鍛え方』講談社現代新書 長濱
   −スポーツで、仕事で、勉強で、脳の使い方を変えれば、人生が変わる。


渡辺 桜井章一『運に選ばれる人 選ばれない人』講談社+α文庫 小泉
   −20年間無敗、裏の世界の伝説の雀士が語る勝負勘とは。


■□感想□■
今回の交換会のテーマは「勝負」ということだったが、出品された本を見渡してみると、スポーツ、ギャンブル、歴史物などなど全体的にとっつきやすいものが多かったように感じた。それだけ私たちの住む世界は「勝負」で溢れているということなのであろう。思い返せば受験や部活動、そして今後は就職活動と、私は今まで多くの勝負の場を経てきたし、今後もそのような場に出くわすであろうことは明らかである。今回の交換会を通して、皆は自らの今後を支えるような本に出会えたであろうか。今後の自分を支えてくれる本との出会い。三戸ゼミにはそんな出会いの場が数多くあるのだ、ということを再確認した交換会であったのではないだろうか。
ここで私の読書経験から、激しく心を打たれたある作品の言葉を紹介したいと思う。

「『負けたことがある』というのが、いつか大きな財産になる」スラムダンクより。

今回「勝負」というテーマにおいては、いかにして勝つかといったことをメインにした本が多く、逆に敗者がいかにしてその敗北を受け止め、乗り越えていくかということに焦点を当てたものは、大野さんの『敗れざる者たち』くらいではなかっただろうか。「勝負」から敗者の視点に立つということ考えた大野さんに刮目した。以上で第5回本の交換会の報告を終わります。


[22] 題名:5月26日 2009年度第4回本の交換会 テーマ「戦争・平和」〜戦争の重み、平和の有難さ〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年06月10日 (水) 22時59分

みなさんこんにちは。ゼミは草食系の勉強が佳境に入り、日々充実した活動が行われています。本の交換会幹事の私としてはこちらの方もより充実させていきたいと感じている次第です。それでは早速報告に移ります。5月26日、第4回本の交換会。テーマは「戦争・平和」です。

■■紹介本リスト■■
 出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者

三戸先生

 加藤廣『信長の棺』文春文庫 A+ 山ア
 −時は戦国時代。天下統一、つまり「平和の実現」をコンセプトに戦争を行ったという意味で、このテーマにおいて「信長は外せない!!」


 酒見賢一『墨攻』新潮文庫 A− 大平
 −墨子が築いた、平等と絶対平和を目的とした戦闘集団である墨家を描いた作品。読みやすく、面白い。


 日本戦没学生記念会『きけ わだつみのこえ』岩波文庫 A+ 勝又
 −「戦争と平和にふさわしい。」戦地に赴き、散っていった学生たちの声をきけ。


 新渡戸稲造『武士道』三笠書房 A− 小泉
 −奈良本辰也による翻訳、解説本。戦争屋である武士が、平和の訪れにより、どのような生き方を選んだのか。「これくらい知っとけ!!」


 吉村昭『高熱隧道』新潮文庫 A 竹田
 −歴史を鑑みれば、戦争は経済的、あるいは工業的発展をもたらしてきたといえる。三戸ゼミ生必読の吉村昭作品。


 吉村昭『零式戦闘機』新潮文庫 A 竹田
−当時、世界最高速戦闘機のゼロ戦を牛車で運んでいたのはなぜ?日本の戦時中のインフラの弱さをうかがい知ることができる。『高熱隧道』とセットで!


セシル・スコット・フォレスター『駆逐艦キーリング』ハヤカワ文庫 A 片岡
−戦争の多面性を考えさせられる。直接的な戦闘とは一線を画した内容だが、「とにかくおもしろい!!」


日尻田さん

大岡昇平『野火』新潮文庫 A 大野
−戦争文学の名著。戦争の中で平和を願う人々の姿がそこにはある。
 
 
[A]
山ア  
松井恵津子ほか『戦後50年 今残しておきたい女の気持ち』砂書房 竹田
 −戦時中、日本に残された女性。戦争の被害を肌で感じた女性たちの気持ちが入った本。



小泉
北影雄幸『これだけは読んでおきたい戦争の本』光人社NF文庫 山ア
−ななななんと夏休み読書課題本を出品!!!出品後、課題本と知った小泉さんの表情からは、えもいわれぬカオスティックな感情が溢れ出しているのをうかがい知ることができました!!!


大平
 井伏鱒二『黒い雨』新潮文庫 長濱
 −唯一の被爆国、日本。日本人である我々が、日本語で爆心地の事実を読み解けるということ。それはまさに貴重なこと。今一度、平和を考えるために読んでほしい一冊。


守内
 吉村昭『脱出』新潮文庫 片岡
 −死にさらされることで残忍なことを平気で行ってしまう生身の人間。その怖さと悲しさを感じてほしい。またもや吉村昭!!


中村
 神坂次郎『今日われ生きてあり』新潮文庫 山ア
 −「読んで本当に鳥肌が立ったのは初めてのことだった。」特攻に向かった人々の手記も添えられている。


大野
入江隆則『敗者の戦後』ちくま学芸文庫 小泉
−「4月の段階でこれに決めていた。」戦後論。つまり我々の生き方について考えさせられる一冊。


[A−]
竹田
ティム・オブライエン著、村上春樹訳『本当の戦争の話をしよう』文春文庫 今村
−誰もが心に持つようなものを、戦争を通して考えさせられる短編集。


片岡
広河隆一責任編集『DAYS JAPAN』DAYS JAPAN 安齊
−写真雑誌が交換会初登場!!戦争の現状がリアルに伝わる。


安齊
むのたけじ『戦争絶滅へ、人間復活へ』岩波新書
−93歳のジャーナリスト、むのたけじが語る戦争と平和、今後の世界のあり方とは。



[B+]
勝又
白杵陽『イスラエル』岩波新書
−中東戦争に始まり、近年のガザ地区への空爆など、現在も争いの絶えないイスラエルの本質に迫る。


長濱
萩原遼『朝鮮戦争』文春文庫 渡辺
−北朝鮮問題を解決するにはまずその国を知るべし。


[B]
今村
山田克哉『日本は原子爆弾をつくれるのか』PHP新書 
−原爆についてさまざまな視点で考えさせられる一冊。


渡辺
田中伸尚『日の丸・君が代の戦後史』岩波新書 三戸先生
−スポーツの祭典の場などで歌う君が代や、掲揚される日の丸。戦後これらが問題とされてきた背景と問題の本質に迫る一冊。


■■本日の三冊■■
安齊→竹田『本当の戦争の話をしよう』、大平『黒い雨』守内『脱出』
 選出理由:物語であり、読みたいと感じたものを選出


今村→大平『黒い雨』、片岡『DAYS JAPAN』、中村『今日われ生きてあり』
 選出理由:大平、中村は紹介の仕方を評価して選出。片岡は月刊誌という新しいジャンルを持ち込んだことを評価。


守内→山ア『戦後50年 今残しておきたい女の気持ち』、今村『日本は原子爆弾をつくれるのか』、小泉『これだけは読んでおきたい戦争の本』
 選出理由:自分が考え付かなかったテーマを持ち込んだものを評価。山崎は『女性』、今村は『核』、小泉は『紹介本』


中村→大野『敗者の戦後』、小泉『これだけは読んでおきたい戦争の本』、今村『日本に原子爆弾はつくれるのか』
 選出理由:プレゼンがよかったと感じたものから選出。


■■感想■■
今回は『戦争・平和』という大変重く、難しいテーマであった。毎回各々が自分の価値観からテーマに沿った本を持ち寄る交換会。今回は『家族に贈る』のときとは異なるが、やはり難しさというものがあったのではないかと私は感じた。それはどのような意味での難しさなのだろうか。これを考えるとき、私には『戦争・平和』というものに対する意識が、現在日本で暮らしている中で希薄なものになっているのではないか、ということがまず浮かんだ。我々の目に届くのは、海の向こうで行われている戦争がTV画面によって切り取られた形であったり、何らかのフレーム内に限定的に映しだされた形をとったものであるように感じる。メディアに切り取られた映像や写真を見て、私たちは本当に戦争を実感できるのだろうか。戦争はテレビの中のことで、自分には関係のないことだという意識がどこかに生まれてしまっているのではないだろうか。私は今回の交換会で本を選ぶという行為を通して、このような意識を持っている自分に気づいた。そしてこのことの危険性を強く実感させられたのが、交換会後の先生のお話だった。

 「日本は今、戦後で最も戦争に近づいている。」最初の一言で、私は衝撃を受けた。

○将来への不安。現状への不満。
○メディアにより世間が動く。クレーマーの存在
○二大政党制。スキャンダルを持ち出し相手を引きずり下ろすことに躍起になる政治家。
○領土問題。米国の日本撤退が進み、また自衛隊の海外派遣が増加。田母神論文。

このような現状をみると、非常に戦前の状況に近いものがあると感じられる。つまり戦争反対の論理が弱くなっている。また戦争に関する本も増えている。

このような現状に気付かず、何の危機意識ももたずに暮らしていた私には、大変衝撃的なお話だった。今一度、戦争の怖さと平和の有難さを考えるいい機会となった今回の交換会。三戸ゼミならではの有難い場がそこにはあった。以上で第4回本の交換会の報告を終わります。


[21] 題名:「本日の議論 −論文のストーリー決定と《草食系男子》の定義に一応のピリオド− 6月2日(火)」 名前:片岡 憲洋(20期生) 投稿日:2009年06月09日 (火) 09時18分


【目次】
----------------------------------------------------------------------------------------
1.「本日の議論」を書くに当たって −ゼミ報告にテコ入れ、面白い報告を−
2.「本日の議論 −論文のストーリー決定と《草食系男子》の定義に一応のピリオド−」
 2−1.論文のストーリ決定 −「全体をすんなり」と把握できるか−
 2−2.《草食系男子》の定義に一応のピリオド −高い視点で、もう一度社会を見てみよう−」
3.「本日の議論」を書き終わって −整理の仕方の違い−
----------------------------------------------------------------------------------------

1.「本日の議論」を書くに当たって−ゼミ報告にテコ入れ、面白い報告を−

2009年5月27日、「三戸ゼミ掲示板大学院版が面白い。」との書き込みが、
3期生の太田健一さんによって書き込まれた。そのコメントを読んで、張本人である
大野さん以外の現役生は、何を思っただろうか。「凄いな、大野さん」。
「大学院では、こんなことをしているんだ」、で終わったのではないだろうか。
それでは、「ひじょーーーーに、勿体ない!!!」
現役生も、毎週「ゼミ報告」をしているではないか。その報告は、大野さんの報告ほど、
「面白い・読ませる」ものになっているのか。
太田さんのコメントは、我々現役生にとって、「お客様の声」だろう。
毎週行っているゼミ報告は、我々現役生の「商品」だろう。
「お客様」に喜んでいただけるよう、より良い「商品」にしていこうじゃないか。
(竹田君、早速書いてくれてどうも有難う)

2.「本日の議論 −論文のストーリー決定と《草食系男子》の定義に一応のピリオド−」

2−1.論文のストーリー決定 −「全体をすんなり」と把握できるか−

(1)論文のストーリー決定−「全体をすんなり」と把握できるか−

今回、4チームが討論用論文の「目次」を考えてきた。
その前提となってるのが、
@今年のメインテーマである「日本的経営」
A「草食系男子」を切り口とした社会の現状把握、分析、将来予測の勉強
B昨年のテーマであった「組織のウチ・ソト」※
を結びつけて考えるということである。
(※「組織のウチ・ソト」
⇒論文「組織の境界について」において三戸公が提起した「組織に境界はあるのか。ないのか。
あるとすれば、何によって境界は生まれるのか」という問題=境界問題と、
組織の「ウチ・ソト」とは何か、という問題=ウチ・ソト問題の2つを差す)
そして、現時点では「全体の方向性」さえつかめればよいので、
目次の「表現」など、細かい部分を検討する必要はない。
よって、議論のポイントは、@、A、Bの3者を、いかなる順番で描くか、ということになる。
論文の「ストーリー」を描く上で、大切なコトは、
・我々自身(と同時に読み手)が「全体をすんなり」と把握できるか
・今後の勉強の方針が立てられるか(人数、学年、スケジュール等を考慮)
の2点である。

(2)現時点での論文の目次構成−日本的経営⇒組織のウチ・ソト⇒「草食系男子」⇒日本的経営−

上記の2点を考慮して、以下のような論文目次構成へと落ち着いた。

序.問題の所在※
1.日本的経営とは何か
2.近年の日本的経営の動向
3.日本的経営にしめる組織のウチ・ソト
4.「草食系男子」の誕生
結.日本的経営はどうなるか
(※問題の所在において、「ウチ・ソト問題」を、「意識」の問題として扱うことを明記する。
また、この論文では「境界問題」は論じない=組織に「ウチ・ソト」があるという前提に立つ)

以上の目次構成を「文章(ストーリー)」としてつなげると、次のようになる。
日本的経営とは何だろうか。
近年、日本的経営はどのようになっているのか。
我々独自に、「組織のウチ・ソト」の観点で「日本的経営」を観ることが
できるのではないか。
最近、日本社会には「草食系男子」という言葉を想起させる人がでてきた。
組織のマネジメントの観点から、日本的経営はどのように変容していくのだろうか。

2−2.「草食系男子」の定義に一応のピリオド−高い視点で、もう一度社会を見てみよう−

(1)「草食系男子」プロジェクトの目的・意味−社会の「観方」を身につける−

まずはじめに、09年度から行っている「草食系男子」プロジェクトの目的・意味を確認したい。
一言で言えば、
「社会の現状把握、その背景の分析、将来予測」という「観方」を身につけることにある。
(企業におけるマーケティング、商品開発などは、その観点に立って行われている)
その切り口として、「草食系男子」という最近マス・メディアで取り上げられている言葉を用いる。
(ゆえに、本来の観点に立てば「草食系男子」でなくても「アラフォー」でもよい)

(2)現状把握とは何か−言葉を「定義」する−

これまで、「草食系男子」を切り口として、社会の現状把握を行ってきた。その一つのゴールは、
「草食系男子」を独自に「定義」することにある。

言葉を「定義」するためには、
@そもそも、その言葉が生まれた背景を理解する
Aその言葉の、類語、対語、反対語から考える
の2点が大切である。

@そもそも、「草食系男子」という言葉が生まれた背景を理解する

まず、言うまでもなく、「この人、草食っぽいよね」と、「草食」という言葉を想起させる
有名人や、若者が増えてきたという事実がある。そこに目を付けた評論家やメディアが、
それらの人々の「草食っぽい」部分のみを特徴として浮き彫りにして、「草食系男子」という
言葉を作ったのだ。
(これまでの「チェックシート作り」や「定義作り」は、三戸ゼミが独自に考える
「完璧な(実際には存在しない)草食系男子」のイメージに基づいていた。)

A「草食系男子」の類語、対語、反対語から考える

「草食系男子」の対語となっているのは、「肉食系女子」(これは、メディアでも取り上げ
られている)である。つまり、「草食系男子」を理解するためには、「肉食系女子」という
言葉が生まれた背景を理解する必要がある。(これについても、「肉食」という言葉を
想起させる有名人(〇田かおるなど?)や、若者(結婚したくない女性)が増えてきたことより、
それらの人々の「肉食っぽい」部分のみをまとめ上げて「肉食系女子」という言葉を作ったのだ)

以上2点の観点から、(完璧な、実際には存在しない)「草食系男子」の特徴を列挙し、
チェックシートを作成し、次の定義を作った。
『今ある自分の世界に満足しており、あえて外の世界にかかわろうとはせず、
コンフリクトを回避し、自分の世界を大切にする』
この定義を作った背景には、次のマトリクスによる分析もある。

積極的
      |
      |
      |
自(内)―――――――他(外)
      |
草食系男子 |
      |
     消極的


これまで作ってきたチェックシート、定義、マトリクスで、「草食系男子」を切り口とした
社会の現状把握が十分であっただろうか。そのようには、まだ思えない。

本来の目的を達成するためには、
・近年の流行語やメディアで取りざたされている言葉と、比較する
(例えば、オタクと草食系男子、ニート・フリーターと草食系男子を比較する)
・流行やブームの系譜を追ってみる
(例えば、マンガ、音楽、ゲーム、といったいくつかのジャンルで、ブームの系譜をつくる)
と言ったことが必要だろう。

これから行う「背景」の構造的な分析でも、「高い視点」をもって、社会を見ていかねばならない。

3.「本日の議論」を書き終わって −整理の仕方の違い−

「本日の議論」を書く目的は、ゼミ報告を、より「面白い」、「読ませる」ものにしていくことにある。
その観点から、大学院掲示板での大野さんの報告と、学部生の報告を比較すると、次のような違いがあることに気づく。

〇整理の仕方の違い −問題レベルと結論レベル−
大野さんの報告では、主に、
(1)問題の背景は何か(なぜ問題とするのか)
(2)問題の所在はどこにあるのか
(3)問題を考える方法
という3点でまとめられている。
一方、現役生の報告では、「結論」を時系列
で列挙されているものがほとんである(それが悪いわけではない)。

読者が読んだ時に、どちらを「面白い」と感じるだろうか。
言うまでもなく、(1)、(2)、(3)を含んだ報告の方が、面白いはずである。
「何?!!そんな問題があるのか!!そのように考えることができるのか!!!」
と、「自分で考えることができる」キッカケが提供されているからである。

現役生の報告は、「ゼミの記録」の側面から観れば、十分と言えるだろう。
ただ、「読者を巻き込む」、「読者と一緒に考えることができる」
報告を書くためには、上記(1)、(2)、(3)を意識せねばなるまい。

そのことも意識して、今回「本日の議論」を書いたが、まだまだ十分とは言えない。
4年生を中心として、「本日の議論」、「本日の先生のお話」を継続してみるのも
良いトレーニングになるだろう。


[20] 題名:今週の先生のお話〜何が自然か不自然か,ある目的のために正当化すること〜 名前:竹田俊亮(21期生) 投稿日:2009年06月09日 (火) 02時46分

1.今週のタイトル
今週からゼミ報告を見やすく詳細にするため、平常のゼミ報告に加えて、
「今週の議論」と「今週の先生のお話」を現役生の掲示板に挙げていきたいと思います。
そして、今回は恐れ入りますが、先生のお話にタイトルをつけてみました。

『何が自然か不自然か』
『ある目的のために正当化することについて』

2.今週のテーマ
「■刑の是非」⇔ @脳■は■か?
          A臓器移植の為に「脳■=■」を認めるか?
(cf. 臓器移植法改正:15歳未満の子供の臓器提供を認めるか?)
→これらはアンビバレンスな問題であり、こういった問に対するときは一段次元を上げて考えなければならない。
(今回の場合であれば、「子どもの移植」を考える前に先ず、
「自分自身であったら臓器提供に賛成できるか・提供を受けたいか」
について論じてから、子どもについて→他人の■に責任を持つことなどと次元を上げていく。)

A)「■刑の是非」
≪問題点≫
@ 合法的な殺人
A ■刑に代わる刑は?終身刑?
今回は■刑に関しての議論はあまりすすまなかった。

B)脳■問題
≪問題点≫
@医者と親族による殺人
A(肉体が)■んでいないのに■んだと認められるのか?
(例)2歳で脳■判定を受けた子どもは、当時身長50cmだったが今では90cmまで成長している。髪も伸びるし、爪も伸びる。
成長を続ける(生きている)姿を見て、家族はそれを本当に■と認めることが出来るのだろうか?
≪賛成意見≫
・移植を受ける側(の家族)であれば、「何としても生きて欲しい」と感じるから「脳■移植賛成」
・ニーズがあり、実行できる技術がある
≪反対意見≫
・脳■判定をされた側(の家族)であれば、「何としても生きて欲しい」と感じるから「脳■を本当の■とは認めない(脳■移植反対)」。

◎他者(医学)の手を借りねば生命維持できない子どもを生かすことを親、そして社会が認めるということは、
親はますます■なくなる(親の手で生かす状況を維持せねばならないから)
 では、万が一親が■んでしまったらどうするのか?社会が(認めた責任を負って)その子どもを育てていくのか?
 ⇒(現実的な問題を考えていくと)感情論だけではダメ

■臓器提供に賛成か反対か。
〜ゼミ生の意見〜

宮原:脳■になったら、臓器移植をして欲しい。蘇生しないのならば、他人の身体の中で臓器だけであっても生き続けていて欲しい。
片岡:反対派。蘇生の可能性が1%でもあるのならば移植は倫理的にNG。
   (漫画好き(?)な彼はここでも、「新 ブラックジャックによろしく」の話題を持ち込む)
岩城:痴呆のおばあちゃんを臓器提供の対象とはしない。脳■には蘇生の可能性がごくわずかでもあるのに、
痴呆は回復の可能性はない。
竹田:年配ではなく子供や30代くらいの若い人の場合で考えたら……その時々によらず、答えを出すのが難しい。
山ア:肉体の■(心臓■)を■とするのか、自我・精神の終焉を■とするのかが問題。
   自分は後者を■と捉えるので、無理やり生かされるのは嫌である。
延命措置もして欲しくないし、臓器提供もあまり肯定しない。(自分に関しては)
   しかし、助けたい相手が居る場合などでは提供も厭わない。
小泉:家族内で、同テーマで話し合った際、自分は「提供したい」と云う意思を伝えたが、
親からは「他人に自分の子どもの身体はやらん」と反対されてしまった。

〜先生の意見〜
不自然なことであるから、延命措置は受けない。臓器移植もしない。
 しかし、自分だけならばそれで解決するが、「家族」という視点が入るとそう簡単に決定することは出来ない。
(それは人の■や人生を左右する決定となってしまうから。→だからもしものときのために生命保険に加入したりする。)

3.まとめ

Q)「利害・感情」面で話しをするのは簡単であるのに、「責任」や「生■」での話しになると皆一様に閉口してしまうのは何故か?

→前者は「俗」、後者は「聖」と呼ばれるもの。「聖」とは「個人を超越したもの」であるから、個人では答えを出しにくい。

「善悪」……かつては宗教・共同体が決めるものだった。
  現代では個人・法律が決定している。
それゆえに、■刑や臓器移植の問題など、人が人の■に責任を持つ(判断する)ための議論がなされるようになった。
かつてのように宗教・共同体に委ねていたら…日本は仏教国家→仏教では「輪廻」思想があるので葬儀などは必要ない。
葬儀などは遺族が■者と別れるための儀式であり、社会のための儀式である。(儒教の「魂魄」に由来)

【問題事項】
@裁判員制度⇔脳■問題 → 他者の生■への関与
A■刑    ⇔脳■問題 → 合法的な殺人(ex;戦争)
これらは生■・宗教に関連することができる。

○延命装置・臓器移植⇔におわなっとう・赤ちゃんのウンチ → 自然か不自然か
これらは欲求や感情と技術が結びついてできた問題である。

・それぞれの事象は別々の問題として捉えられ、議論されているが、同じ時代・時期に表面化し、問題となっていること。
つまり、現代の人々に求められており、なにかしら関連もある
・個々が結びつきはするが、関連の仕方はそれぞれ異なっている。

OBの方々はこれらの問題をどのように思われますか?
是非意見があれば書き込んでください。

以上で今週の先生のお話を終わります。


[19] 題名:第7回ゼミ報告〜自己紹介で必要なことは!?改めて確認しよう!〜 名前:高松真美子(21期生) 投稿日:2009年06月09日 (火) 00時56分

今年度初の書き込みになります!徳島出身高松です!
それでは第7回ゼミ報告を始めます!

<目次>
1.基本情報
2.勉強〜草食系男子、討論会テーマ〜
3.自己紹介とは。改めて問う!
4.お菓子プロジェクト
5.感想

1.基本情報

日時:平成21年6月2日(14:40〜23:30)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略、括弧内欠席者)
院生:日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、片岡、山ア、高松(安齊)
さわやか興業:勝又、小泉、今村(原、石井)
毅無双:宮原、中村、岩城、大野、飯降(木戸、江島)
M屋:長M、大平、渡辺(守内、後藤)

出席率68%(15/22)

2.勉強〜草食系男子、討論会テーマ〜

今回の勉強に関しては別途「今日の議論」という形で掲示板に挙げたいと思います。
ここでは、概要、何を行ったかという報告だけに限らせていただきます。

≪討論会テーマ目次案≫

【前回の課題】
実際に、論文のテーマ、そして目次を考えてくることであった。
目次をあげることにより、論文テーマの「方向性」をつかむ事が目的である。

【今回行われたこと】
各班がレジュメを出してきて、検討した結果、
論文のテーマは日本的経営のウチ・ソト意識ということになった。

【今後の課題】
これからは、『現代の学としての経営学』に入って、
日本的経営とはどのようなものかをまずゼミ全体で理解し共有していく。

≪草食系男子〜三戸ゼミが考え出した定義〜≫

【前回の課題】
班ごとにイメージのズレがあったので、再度現状把握として、
イメージを確認することになっていた。

【今回行われたこと】
各班の「草食系男子とはこれだ!」というイメージと定義を検討していく。
結果、今回はイメージ=定義ということで、一区切りにして、以下のような
定義を出すことができた。
『今ある自分の世界に満足しており、他者(外)の世界に関わろうとせず、
コンフリクトを避けるような男性』
現段階では、これで共有できたが、また夏合宿・後期と論文を作っていくにあたって、
また、新たに適切な定義を見つけ出すことができれば更新していきたい。

3.自己紹介とは。改めて問う

今回のゼミでは、2年生の飯降(いぶり)君が入った。
先生から、「ゼミに入るには自己紹介が必要だ」とのことで、
大勢の先輩の前で自己紹介をすることになった。

三戸ゼミに入った理由として、
・先生の講義に興味を持ったこと、
・コミュニケーションスキルを伸ばしたいこと、
などを話した。

さて、この時期に毎回行われる「自己紹介」であるが、
再度、重要なポイントについての復習をしたい。

≪自己紹介の3要素≫
@名前を覚えてもらう
A興味・関心を持ってもらう
B好意を持ってもらう

必要な順番としては、@からBの順番であるが、好意を持ってもらうことは、
その場に合うかどうかわからないので、難しい。
もしかすると、反感を買うかもしれない。と先生からお話があった。

4.お菓子プロジェクト

今回はM屋が新商品を持ってきた。
森永と午後の紅茶のコラボ商品である。生協の棚にも目立つように陳列されていました。

『午後の紅茶のクッキー(ストレートティ味・レモンティー味・ミルクティー味)』

〜商品説明〜
味の種類ごとに、形状が異なる。(ストレートティは普通のクッキーであるのに対して、
ミルクティーはウエハースのようになっている。)

230円ほどのクッキーの評価はいかに!!

先生からは、今回の商品は、味ごとに形状が異なるのが今までにないもので画期的である
との評価をいただいた。

5.感想

「面接がはじまる」
三戸ゼミ恒例の「ゼミ入り」の面接。

就職活動を始めた私にとっては、身を引き締められるコメントの数々。
外銀のサマーインターンのエントリーが始まり、
就職氷河期の2011年度の幕があけました。

自己紹介という自分を自由に表現できる場において、
人に聞かせる雰囲気、話し方、内容に仕立て、
相手にわかりやすく覚えてもらい、好感を持ってもらって今後のコミュニケーションに
生かす要素をこめるのは、簡単そうで難しい。

就職活動をしていて思ったのは、
企業側は目の肥えた主婦で、
わたしたち就職活動生は肉。

スーパーに一斉に陳列された肉は、値段や種類、味が違う。
そこで、生産者情報やおいしさの秘密、カラフルなパッケージに
目を引くポップをつけて差別化を図る。

わたしたち就活生は単なる「肉」でしかないのだが、
これまでの経験や価値観、保持するスキルや強みをつけると
大衆用から高級なものまでになる。
それらをESや面接で表現する。

企業にとって見れば、生涯賃金で例に出すと3億の買い物。

今、目の前にある肉は3億の価値があるのか?

この肉を買えば3億以上の価値を我々にもたらすのか?

これから自己紹介が重要となってくる場面では、
就職活動時、面接官が何を見ているか、です。

@やる気 A 力(ソーシャルスキル・人柄)などがありますが、
わずか数分の自己紹介の中で、それらを面接官にとって
わかりやすく、気持ちよくPRするのです。

以上でゼミ報告を終わります。

※一度投稿しましたが、加筆、訂正をいたしました。

================================
【今回書き直したこと】
1、報告内容の順番の変更
2、内容の説明不足を補った。


[18] 題名:第6回ゼミ報告~次回はゼミ面接!~ 名前:竹田俊亮(21期生) 投稿日:2009年06月01日 (月) 19時35分

5月26日に行われたゼミ報告を始めます。

<目次>
1.基本情報
2.勉強〜草食系男子、討論会テーマ〜
3.本の交換会〜戦争・平和〜
4.お菓子プロジェクト
5.刮目
6.先生のお話

1.基本情報

日時:平成21年5月26日(14:40〜23:30)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略、括弧内欠席者)
院生:日尻田さん
タケダプロダクション:竹田、片岡、山ア、安齊(高松)
さわやか興業:勝又、小泉、今村(原、石井)
毅無双:宮原、大野、中村(岩城、木戸、江島)
M屋:長M、大平、渡辺、守内(後藤)

出席率67%(14/21)

2.勉強〜草食系男子、討論会テーマ〜
2−1、草食系男子
【前回までの課題】
ゼミで作った草食系男子のチェックシートが使えなかったのは、
’チェックシートの項目と各人が抱く草食系男子に対するイメージにズレがあるのではないか’
ということで改めてイメージの確認をすることになった。
また、改めて以下にチェックシートをあげる。
≪チェックシート≫
〇 外に出るよりも、家でまったりしているほうが好き
〇 極力自分の意見は主張したくない
〇 付き合いで飲む時も、カクテルやソフトドリンクを飲む
〇 オシャレや服装にこだわりをもっている
〇 「エコ」に関心がある
〇 車に興味がない
〇 人づきあいにはお金を使いたくない
〇 健康には気をつかっている
〇 仕事や家事も男女平等に協力してやりたい
〇 スウィーツが好き
〇 自分でお弁当をよく作る

【今回行われたこと】
各班が出したレジュメを検討していくことになったが、
各班それぞれ問題意識のズレがあったため、議論が進まなくなったので、
・各班の持ってきた草食系男子のイメージ(今回)、
・チェックシートを使う際に持っていたイメージ(先週)、
・著者(言葉を作った人)のイメージをそれぞれいま一度比べてみよう、
と先生のご提案で、各班の考察を黒板に出して比較することになった。

しかし、ここでも、草食系男子のイメージを全員が納得する形でまとめることができなかった。

【次回の課題】
ゼミ内でイメージがずれたままだと、その現象の背景や分析に移ることができないので、
再度各チームで、ズレを意識しつつイメージ(現状把握)を確認することになった。


2−2、討論会テーマについて
【前回までの課題】
大きく分けて以下の3つのテーマを合わせて今年度の論文を作成する。

@草食系男子(現在の勉強内容)
A日本的経営(今年度新たに勉強する内容)
B組織のウチ・ソト(昨年度の勉強内容)

これらの中でどれをどのように結び付ければよいかというものである。
上記をまとめたテーマ案を作ってくることであった。

【今回行ったこと】
今回はレジュメがM屋から出なかったので、全班そろわず、
また、時間の関係もあり、検討する事が出来なかったので、
次回以降に持ち越すことになった。

【次回の課題】
次回も、論文のテーマ、さらには目次を考えてくることとなった。
その際のアドバイスとして、先生から、
@、A、Bを全て取り入れたテーマの方がよいというご提案を頂いた。
ゼミ生の人数が多い今、一人ひとりが分担し、
全員で論文を創り上げることは、「ゼミ」として大切なことだからである。

3.本の交換会〜戦争・平和〜

今回のテーマは実に奥が深いと感じた。歴史や宗教、人間そのものが入り組んでいると思うからである。
詳細に関しては、また別途ゼミ生が行います。


4.お菓子プロジェクト

今回はタケプロの紹介である。
『素材派プリッツ アスパラガス風味』 
 グリコのHP
草食系男子を扱っている中で「健康に気を使う」という項目が挙げられたように、
健康というのは現在ある種の流行りになっている。
ちょっとカラダがいいものを選んだり、と健康に気を遣うアピールが含まれている。
実際に食べてみると…
うまい!


ちゃんとアスパラガスの味がしておいしい!

また、先生から
『元祖しっとり手羽せんべい』http://www.san-shin.com
が紹介された。
この商品は、シンプルな昔ながらのせんべいを売りにしているものである。
味は・・・おいしい、が売れ残るかは微妙というコメントがみうけられた。


5.刮目

今回の刮目の場で私が気になった人の話を挙げたいと思います。

今村さん
いまゼミ掲示板で盛り上がっている「偽善⇔○○」の話について、昔の日本にはあったという点から、
「正義」という答えを出した。

これに対しては、先生から「偽善⇔○○」の○○は一字一字対応しており、対義語ではなく、
対極にある言葉である、とのヒントをいただいた。

小泉さん
今日勉強の司会をやるにあたって、司会はやはり難しいと感想を話した。
先生から司会の役割について、
・司会の進行としてやることは、
@できる限り全員に意見を出させる
A答えを出す。
・話が止まった時には、
@誰かにふる
Aまとめる
とのアドバイスをいただいた。

片岡さん
今回今村さんが作ってきた夏ミカンのママレードに関して感謝の意を示した。
ママレードについて、先生からは、「もう少しクセをだしてもよかったんじゃないか、におわ納豆同様、
そのものらしさっていうのは確かにあるからなあ」とコメントをいただいた。

6.先生のお話

刮目の際に、先生が話してくださったお話です。

現代の政治や世間の動向、国際状況、経済状況から、
〜現代は戦争前の状況と酷似している〜
とのお話があった。

要因として以下の事を挙げられた。

@「戦争反対」の論理が薄くなってきている
A将来への不安・現状への不満
⇒世界的恐慌による経済状況から
Bメディアにより「世間」が動く
⇒・草薙剛が公然猥褻罪の現行犯で逮捕された事件で、各メディアの取り上げ方、
CMの降板、などの問題からや、
・豚インフル問題においての、会社や学校で全員がマスクを着用、休校になるなど、
メディアによって、「世間」が大きく左右されることをおっしゃられた。

C2大政党時代
(cf:第2次世界大戦時)
D国際情勢(近隣領土)

E米離れ・海外派兵

これらは全て戦争前の状況と同じであるとおっしゃられた。

以上でゼミ報告を終わります。

※一度投稿しましたが、加筆、訂正をいたしました。

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【今回書き直したこと】
1、報告内容の順番の変更。
2、全体において、説明不足を補った。
3、勉強の内容は構造を意識して見やすくした。






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