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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[17] 題名:第5回ゼミ報告 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年05月31日 (日) 00時35分

清涼祭が始まりましたが、いよいよ梅雨の季節というところでしょうか。雨雨雨!!!なわけですが、そんな雨を吹き飛ばすくらいの熱いゼミにしていきたいものです。それでは第5回ゼミ報告を始めます。

I.基本情報
II.先生のお話
III.オープンゼミの反省
IV.草食系男子〜チェックシート活用編〜
V.刮目

T.基本情報
【日時】5月19日14:55〜22:10
【場所】経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略、括弧内は欠席者)
院生;日尻田さん
タケダプロジェクト;竹田、片岡、安齊(山ア、高松)
さわやか興業;勝又、小泉、今村(原、石井)
M屋;長M(渡辺、大平、守内)
毅無双;宮原、大野、岩城、中村

出席率 61%(11/18)


U.先生のお話
先生が新商品に対してゼミ生に意見を求めた。
@「におわ納豆」
 この商品を検討する軸として、まず3軸があげられる
@商品・企業にとって
A食品・健康にとって
B文化・伝統にとって

勝又「においが無いのは納豆じゃない!」
「においを消すことにより需要が増える」と声が上がる
A「赤ちゃんのウンチのにおいを消す薬」
「臭いのは嫌だからいいんじゃないか?また自分の奥さんが使うといったらどうするか」
「今は認可が下りたが、赤ちゃんが成長した時に何か健康に害があるかもしれない」

<先生の結論>

快・不快(ある時点)⇔文化(過去、現在、未来)
ここでの快・不快という価値観は、現在、社会で大きくなっていると言える。しかしながら、快・不快レベルのものの見方はその場その場の感覚的なものであって、長期的なものの見方ではない。例えば「叱られたから伸びた」といった論理は、その場の快・不快レベルでのものの見方では通用しなくなる。現在のその場その場の快・不快を物事の判断材料として重要視する社会(におわ納豆など)はどうなんだろう。


V.オープンゼミの反省
・多くの2年生がすぐ帰ってしまったこと、それを引き留めるような手立てができなかったこと
・見せるという意識がなかったのでは

〜生協休憩〜
『お菓子プロジェクト』
今回は毅無双がプレゼンをする
「きのこの山〜クリーミーアーモンド味,バニラ味〜」
班で3ヵ月後に残っているかリサーチして新商品が成功したかどうか判断する事になった。

W.草食系男子〜チェックシート活用編〜
さわやか興業が前回のまとめとしてのチェックシートを作成してきた!!これが実際に使えるのかチェックすることに。

<方法>
5段階で自分の草食度を自己評価。さらに一人一人のゼミ生を、他のゼミ生が5段階で評価し、その平均値を出す。この自己評価と他者評価の平均、そしてチェックシートの結果を比較する。

<結果>
ゼミ生が実際にやってみると・・・全ゼミ生のチェック結果が草食度の低い1,2に集中!!自己評価、他者評価の平均と明らかなずれが!!

<なぜ>
問題点は何なのか議論したところ、以下の3つが挙がる。
・チェック項目に問題があるのでは
・診断表に問題があるのではないか(各段階における点数配分)
・チェックシートの答え方に問題があるのではないか(5段階)

<次回の課題>
1、全班で、今自分たちの持っている草食系男子に対するイメージを確認
2、討論会のテーマ(年間の勉強テーマ)をどのようにすすめていくか
→これまでやってきている草食系男子についての社会現象から、日本的経営、組織のウチ・ソトをどう関連付けできるか。

X.刮目
現在、三戸ゼミ掲示板で盛り上がりまくっている【○○⇔偽善】ですが、刮目の場でも毎回今村さんが自分の考えを話し、そのたびに私は「なるほどな」「今村さんらしいな」と感じています。私も参加したいのですが、まだ自分の考えが文章にまとまりません。しかしながら、継続は力なりという言葉があるように、私は刮目の場で毎回自分の考えを持ってきて、皆に伝えるということを継続している今村さんの継続=力に刮目しました。

以上で第5回ゼミ報告を終わります。


[16] 題名:第4回ゼミ報告 名前:宮原 毅 (21期生) 投稿日:2009年05月24日 (日) 05時29分

今回はとうとうオープンゼミです一体どんな新ゼミ生が来るのでしょうか!?

それでは5月12日のゼミの報告をしていきたいと思います。

<目次>
T、基本情報
U、オープンゼミ
V、チェックシート検討
W、刮目



T、基本情報


日時:平成21年5月12日(14:40〜23:00)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略)*()内は欠席者

院生:日尻田さん
竹田プロダクション:竹田、安齊 片岡 高松(山崎)
さわやか興業:勝又、小泉 今村 (原、石井)
毅無双:宮原、大野 中村 (岩城、木戸、江島)
M屋:長M、大平、渡辺、(守内、後藤)

出席率: 61%(13/21)

●2、オープンゼミ


とうとう新ゼミ生候補となる2年生が直に三戸ゼミに触れる機会であるオープンゼミ。
今回のオープンゼミでは、より通常のゼミに近い形で各班が草食系についてのチェックシートを作成し、
どの班のチェック項目がより良いのかを議論し、その議論の様子を2年生に見学してもらうという形が取られた。

●3、チェックシートの議論

まず、各班がそれぞれ考えてきたチェック項目をそれぞれ黒板に書き、議論を開始しようとしたが、2年生用のレジュメを竹田、宮原班が用意していなかったため
濱屋とさわやか興業のレジュメを元に議論を展開することになった。



@)浜屋、さわやか工業の報告

浜屋のチェックシートにはさわやか工業のチェックシートで触れられていない『格闘技』という観点のチェック項目がありました
次にさわやか工業のチェックシートについて議論しているときに『協調性』の有り無しがチェック項目になるのではという議論が生まれましたが、
『協調性』では草食系のチェックとしては不適切という結論にいたりました、

からのアドバイス
先生からは、チェックシートを作る際、項目を行為で作るべき、何故なら行為であれば分析できるからと指摘されました

A)三戸ゼミ草食系チェックシート決定版の検討

次に4班のレジュメを元に草食系のチェックシートとしてどのような項目が適切なのかの検討を行った。
方法としては、各班のチェック項目から同義の物を探し、その個数ごとに分類分けし、個数の多い物から
チェックシートの項目としてふさわしいかの検討を行った。

・4班一致
 家族と仲が良い→母親と2人で出かけるのは平気だ

 外にでるよりも家でまったりする方が良い

・3班一致
 極力事を荒立てず平和的に解決しようとする→極力意見は主張しない
 おしゃれ好き→おしゃれや服装にこだわりがある
 女子は恋愛対象ではなく友人

・2班一致
 恋愛できないわけではないがする気がない
 風俗、水商売に興味がない
 社会と地球に優しい→エコに関心がある
 無駄遣いしない
 車にあまり興味がない

・1班のみ
 精神的にアップダウンが少ない→日ごろから感情を出さないようにしている
 人付き合いにはあまりお金を使いたくない

※取り消し線部は検討段階で言葉の表現を変えた物


またチェック項目を考えていくうちに、この項目が当てはまればまず草食系である!と思われる項目がでてきた

・母と手をつなぐ
・女と一晩一緒でなにもしない
・親友を作りたいとは思わない
・恋愛できないわけでないがする気がない→もてたいと思わない
・風俗水商売に関心がない

以上6項目はどれか一つでも当てはまれば草食系ではないかとなった。

さらに検討を進め最終的に三戸ゼミの草食系チェックシートの項目が決定した

〜〜〜〜〜〜〜〜三戸ゼミ草食系チェックシート〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

■一つでも当てはまれば草食系                 (YES/NO)
 ・母と手をつなぐことに抵抗がない              (YES/NO)
 ・女と一晩一緒でなにもしない                (YES/NO)
 ・親友を作りたいとは思わない                (YES/NO)
 ・恋愛できないわけでないがする気がない(もてたいと思わない) (YES/NO)
 ・風俗水商売に関心がない                  (YES/NO)
 
■草食系の疑いあり

                  <当てはまる←―→当てはまらない>
1,極力意見は主張しない          (1・2・3・4・5)
2,おしゃれや服装にこだわりがある     (1・2・3・4・5)
3,恋愛できないわけではないがする気がない (1・2・3・4・5)
4,風俗水商売に興味がない         (1・2・3・4・5)
5,エコに関心がある            (1・2・3・4・5)
6,車にあまり興味がない          (1・2・3・4・5)
7,日ごろから感情を出さないようにしている (1・2・3・4・5)
8,人付き合いにはあまりお金を使いたくない (1・2・3・4・5)
9,健康には気を使う            (1・2・3・4・5)
10,仕事や家事も男女平等にしてやりたい   (1・2・3・4・5)
11,スイーツが好きだ            (1・2・3・4・5)
12,弁当を作るのが好きだ (1・2・3・4・5)

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
以上の項目が三戸ゼミの草食度チェックシートのチェック項目となった。

またこれ等の項目を出していく際に三戸先生からの指導があり草食系の特徴として
今ある自分の世界に満足しており、あえて外の世界に関わろうとはせずに、コンフリクトを回避し、自分の世界を大切にする
という特徴があることがわかった。

--------------------------------------------------------------------------------------
◎レジュメ結果

             三戸先生   日尻田さん   合計
竹田プロダクション      
さわやか工業          8点     3.5点  11.5点
浜屋              5点      3点    8点
毅無双             10点      4点   14点
---------------------------------------------------------------------------------------
●4、刮目

先生がおっしゃったことから

『楽しめ!』と言った

今回のオープンゼミに見せているという意識があったか?
オープンゼミはみせるものである。
見られる物は魅力的でなければならない。それでなくては人は見てはくれない

だからこそ『楽しむ』必要がある。

またオープンゼミは就活に近い物だ。最後までオープンゼミに残る、これはゼミに入りたい者にとってチャンスである。
そのチャンスをどう生かすか。自分から『もう少し見せていただけますか?』と言えたらその者にとってそれは大きなチャンスになる。

最後に・・・『是非楽しんで!』


ゼミ報告遅れてしまって本当にすみませんでした、掲示板に書き込む、ゼミで行ったことを残し、伝えるという大切な事だと思います。
OBの方々と最も身近に繋がれる場、それがこの掲示板です。
今後このような事が起こらないよう反省する共に、この場を大切に行きたいと思います。



[15] 題名:5月12日 2009年度第3回本の交換会 テーマ「家族に贈る」〜新制度導入と何よりも始めにすべきこと〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年05月22日 (金) 04時12分

引き続き安齊がお送りしております!!5月12日、第3回本の交換会。テーマは「家族に贈る」です。

■■紹介本リスト■■
 出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者

三戸先生

 ジェイムズ・ヘリオット『Dr.ヘリオットのおかしな体験 』集英社文庫 A 宮原
 −先生`s Favorite シリーズ。イギリスの獣医のおはなし。「こういった家族の在り方もあるんだ、いいなあ!!」と、先生も感激。


 有吉佐和子『華岡青洲の妻』新潮文庫 A+ 大平
 −夫と妻と姑。一人の男に命をかけた二人の女。そこらの嫁姑戦争とはわけが違う「本気」の一冊。


 山本周五郎『小説日本婦道記』新潮文庫 A+ 大平
 −日本女性の美しさが描かれた本作。美しい夫婦の在り方。『華岡青洲の妻』とセットで出品。


 木原武一『父親の研究』新潮選書 A 今村
 −森鷗外、金子光晴、カフカ、シートン・・・彼らは父親としてはどうだったのか!?がわかる本。


 広田照幸『日本人のしつけは衰退したか−「教育する家族」のゆくえ』講談社現代新書 A 小泉
 −類書は一切なし!!子育てとは何をすることか!?



日尻田さん
 
 キングスレイ・ウォード著、城山三郎訳『ビジネスマンの父より、息子への30通の手紙』新潮社 A 
  −読んでためになる。世界的ベストセラー。


[A○]
片岡  金谷治訳『論語』岩波文庫 宮原
   −将来の家族に贈りたい、熟読玩味すべき名著。


[A+]
今村  司馬遼太郎『世に棲む日日』文春文庫 日尻田さん
   −吉田松陰と高杉晋作の師弟物語。将来、子供に読んでほしい一冊。


[A]
松  山折哲雄『ブッダは、なぜ子を捨てたのか』集英社新書 勝又
   −著者は松の親のお知り合いだそう。仏教について興味深い考察がなされている一冊。


渡辺  コナン・ドイル著、延原謙訳『緋色の研究』 中村
   −亡くなったおじいさんがくれたそう。先生も大好きホームズシリーズはなんと本の交換会史上初登場!・・・らしい。先生の記憶では!!


[A−]
竹田  太宰治『晩年』新潮文庫 松
   −屈折した自己愛。青春期に読んで心を育んでほしい。将来の子供へ。


安齊  みうらじゅん『親孝行プレイ』角川文庫 竹田
   −サブカルの重鎮による親孝行学。おもしろい!!


小泉  夏目漱石『坊っちゃん』新潮文庫 今村
   −「マンガばっか読んでねーで真面目な本読めよ!!」と将来子供に贈りたい。


大野  齋藤孝『「できる人」はどこがちがうのか』ちくま新書 安齊
−ものの見方を考えさせられる本。できる人のメソッドとは。


中村  姜尚中『悩む力』集英社新書 片岡
   −全然本を読まない姉に贈りたい、気鋭の著者によるベストセラー。


[B+]
勝又  渡邉美樹『父と子の約束』日経ビジネス人文庫 小泉
−和民や我らが和田笑のトイレで存在感を放つ「親父の小言」的一冊!!


[B]
長濱  嵐山光三郎『日本全国ローカル線おいしい旅』講談社現代新書 片岡
   −旅が好きな父に贈りたい。父子家庭に育った長濱の優しい心がプレゼンから感じられた。


[B−]
大平  綾小路きみまろ『失敗は、顔だけで十分です』PHP文庫 片岡
   −本日一番の大爆笑プレゼン!!大平さんの話術とこの著者にこのタイトルは反則!!!!


宮原  栗坪良樹『親ばなれ子ばなれ−寺山修司と家族プログラム』集英社新書 大野
   −寺山修司の言葉を借りて母親と子の関係を考えている。興味深い一冊。


■■新制度「本日の三冊」導入!!■■
 1チーム1人が、先生と自身の紹介本を除いて本日のベスト3を発表する新制度!!評価の勉強です。今回はタケプロから片岡、さわやか興業から小泉、濱屋から渡辺、毅無双から大野が評価を行いました。

片岡→竹田『晩年』、小泉『坊っちゃん』、今村『世に棲む日日』
 選出理由:「いい本」の条件として「売れている」こと、そして著者の知名度や影響力を考慮して選出。


小泉→竹田『晩年』、安齊『親孝行プレイ』、今村『世に棲む日日』
 選出理由:家族のだれに贈るのかが明確であり、個人的な事情などを排して普遍的に家族に贈れるかどうかということから選出。


渡辺→片岡『論語』、今村『世に棲む日日』、小泉『坊っちゃん』 ※次点 竹田『晩年』
 選出理由:「いい本」の条件としてベストセラーかつロングセラーであることを考慮。小泉と竹田を比較した際、「漱石」か「太宰」で迷ったが、太宰は若いときに読むべきものということで、年齢問わず読める『坊っちゃん』を選出。


大野→片岡『論語』、小泉『坊っちゃん』、渡辺『緋色の研究』 ※次点 今村『世に棲む日日』
 選出理由:「いい本」の条件、ベストセラーかつロングセラーのものを選出。渡辺、今村を比較した際には、最終的に渡辺のプレゼンの良さから選出。



■■先生から、夏休みの読書アナウンス!!!■■
北影雄幸『これだけは読んでおきたい戦争の本―心を磨き、豊かにするヒント』光人社NF文庫
この本を夏休み中に読み、一言コメントをつけよう!!詳細は追々!!


■□感想□■
「今日の交換会は失敗だったな。」先生の言葉が、今回の交換会から得た教訓を表している。テーマ「家族に贈る」は初回のゼミにおいて皆で決定したテーマであった。しかしながら「家族に贈る」ならば、読むのはその家族であるべき。だが実際に読むのは私たちゼミ生である。そこから生じたギャップが今回の交換会を難しいものにさせた。事実、私を含め、多くのゼミ生がプレゼンの冒頭で「今回、本を選んでくるのが難しかったのですが・・・」といった始め方をした。これはまさに、テーマ「家族に贈る」と実際にその本を贈る対象との間にギャップが存在し、それによって各自紹介本を選定する際に「違和感」を感じざるを得なかったということを物語っている。

何事においてもテーマの設定は慎重にすべきということを、皆で実感し共有した。これが今回の交換会での、最も大きな収穫であったのではないだろうか。

以上で2009年度第3回本の交換会の報告を終わります。


[14] 題名:4月28日 2009年度第2回本の交換会 テーマ「小説・物語」〜活字の世界への誘い〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年05月21日 (木) 21時23分

報告が遅くなってしまい、大変申し訳ありません。4月28日、第2回本の交換会。テーマは「小説・物語」です。

■■紹介本リスト■■
 出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者

三戸先生 宮城谷昌光『晏子』新潮文庫 A 岩城
   −斉の名将・晏弱、斉の国きっての名宰相晏嬰父子の生き様を描く。人が生きる喜      び、難しさが集約された作品。


     山本周五郎『おごそかな渇き』新潮文庫 A− 小泉
   −日本人が日本人に向けて書いた珠玉のヒューマンドラマ短編集。表題作は長編の新聞小説ながら、連載わずか8回目で絶筆となったもの。


     中島敦『李陵・山月記』新潮文庫 A 日尻田さん
   −この1冊で日本の文学史に残ったといえる中島敦。古典に基づいた叙情感溢れる作品。


C.S.ルイス『ナルニア国物語(カスピアン王子のつのぶえ、銀のいす、ライオンと魔女)』不明 A 竹田
−The Fantasy!!! 非常に読みやすく、誰でも楽しめる名著。


吉村昭『漂流』新潮文庫 A+ 勝又
   −先週に続き、先生一押しの作品!!江戸・天明年間、絶海の火山島に漂着した男たちの壮絶な生き様。感動長編。読むべし!!!


小松左京『日本沈没』光文社文庫 A 大野
−新たな世界を生み出すという側面で見れば、小説ならでは。映画・ドラマ化された空前のベストセラー!!


筒井康隆『日本以外全部沈没−パニック短編集』角川文庫 B+ 大野
−『日本沈没』とセットで出品。70年代の世相を肌で感じられる作品。


星新一『人民は弱し 官吏は強し』新潮文庫 A 大平
  −再び登場!!ゴリ押しのお勧め第2弾!!!しがらみの中でも自らの信じた道を進む。著者の父、星一を描いた一代記。


筒井康隆『アフリカの爆弾』角川文庫 A 大平
−スパイ・戦争ものの短編集。筒井の小説世界への誘い『人民は弱し 官吏は強し』とセットで出品。


日尻田さん 宮城谷昌光『孟夏の太陽』文春文庫 A 小泉
   −宮城谷押し!!春秋時代の中国を描いた短編集。



〔A〕
安齊    村上龍『69-sixty nine-』集英社文庫 大野
   −My Favorite村上龍押し!!他の龍作品とは一線を隔した、笑えて笑える作品


守内    ダニエル・キイス『アルジャーノンに花束を』早川書房 安齊
−言わずと知れた名作。人が人として生きるとはどういうことか考えさせられる。先生もお勧め!!


大平    ヘルマン・ヘッセ『車輪の下』光文社 長濱
−青春時代における挫折を鮮やかに描いた作品。落ちこぼれの君に。


岩城    村上龍『半島を出よ 上・下』幻冬舎文庫 三戸先生
   −現役生に龍ファン多し!!圧倒的、破壊的な表現力で魅せる!!2011年、荒廃した日本はどこへ向かうのか・・・


大野    沢木耕太郎『危機の宰相』文春文庫 岩城
−死を恐れず、国を想う心。現代の政治家には無い、大胆さと緻密さを兼ね備えた宰相たちの凄みとは。


〔B+〕
勝又    赤川次朗『呪いの花園』集英社文庫 守内
   −ミステリー短編集。心の闇に潜む様々な願望や欲望のてん末を描く異色の連作ホラー。


〔B〕
竹田   奥田英朗『イン・ザ・プール』文春文庫 日尻田
   −精神疾患を持った型破りな登場人物たち織り成す、奥田得意の痛快ショート・ショート。



小泉   横山秀夫『半落ち』講談社 なし
   −妻への究極の愛。感涙必至のベストセラー。


長濱   江國香織『冷静と情熱のあいだ(Rosso)』角川文庫 なし
   −1つの恋愛に対して、主人公のあおいと順正の側から書かれたもの。今回はあおいver.を。順正ver.の「Blu」は辻仁成による。ドラマチックなストーリーと心の動きの繊細な描写を味わえるベストセラー。


中村   乙一『夏と花火と私の死体』集英社文庫 岩城
   −16歳という若さで執筆された、第6回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞受賞の**作。表現、ストーリーのうまさが光るホラー小説。


■□感想□■
小説大好きでおなじみの(?)幹事・安齊が、大変楽しみにしていた今回の本の交換会。揃いも揃った珠玉の作品たちに酔いしれました。特に三戸先生は2週連続でご紹介の『漂流』、『人民は弱し 官吏は強し』を含む、9作品11冊の大大大セール!!!他にも多くのベストセラーや名著・名作が出品された交換会であったのではないでしょうか。

印象的だったのは先生の「漱石やドストエフスキーを持ってくりゃよかった!!」とのお言葉。先生は今回のテーマに関しては、ストーリーといかに主人公に感情移入できるかの2点から作品をお選びになったそうです。しかしながら名作・名著という意味では、近現代日本を代表する文豪・夏目漱石と、現代においても計り知れない影響力を持ち続けているロシアの文豪・思想家のドストエフスキーは「外せなかったなあ」ということでしょう。

今回は報告が遅くなってしまい、大変申し訳ありませんでした。今後の企画それ自体の充実と、さらには自分自身の成長のためにも、報告は「アツいうちに!!!」

以上で2009年度第2回本の交換会の報告を終わります。


[13] 題名:第三回ゼミ報告(2009/4/28) 名前:長M 将(21期生) 投稿日:2009年05月01日 (金) 13時42分

今日で5月が始まり、明日からGWですね。
5月病にならないように気をつけたいと思います。。

それでは、4月28日に行われたゼミの報告をしていきたいと思います。

■■1、基本情報
■■2、草食系男子(17:20〜20:10)
■■3、新歓(20:10〜21:20)
■■4、本の交換会(21:33〜22:22)
■■5、刮目(22;27〜23:30)

■■1、基本情報



日時:平成21年4月28日(14:40〜23:30)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略)
院生:日尻田さん
竹田チーム:竹田、安齊(片岡、山ア、松)
さわやか興業:勝又、原、小泉(今村、石井)
宮原チーム:大野、岩城、中村(宮原、木戸、江島)
   M屋:長M、大平、守内(渡辺、後藤)

出席率: 52%(11/21)

風邪や怪我などが重なり、出席率が、がくんと減りました。。
次回はオープンゼミですので、それまでには風邪を治し、
病気に注意しましょう!


■■2、草食系男子



1.今週の課題


○草食系男子の現状分析(M屋とタケダプロダクション)

2.M屋の報告


M屋は、主に、
・深澤真紀『平成男子図鑑』日系BP社
・森岡正博『草食系男子の恋愛学』メディアファクトリー
・牛窪恵『草食系男子「お嬢マン」が日本を変える』講談社
の3冊を参考に現状分析を行った。

レジュメに関しては、
○それぞれのテーマの関連性が薄い
○草食系男子のバリエーション・有名人などもう少し深く調べるべき
○まとめ方・構成の見直しが必要である
○レジュメに書いた草食系男子の定義を決定付ける根拠が薄い
といったことが指摘された。


3.タケダプロダクションの報告


こちらのチームは主に、wikipediaやインターネットの資料を参考に現状分析を行った。

レジュメに関しては、
○分析した後の分析結果が書かれていない
○結論部分がない
○引用が明らかでない
○根拠が薄い
などの指摘がありました。

4.先生からのお話


先生からは、「なぜやるか」、つまり現状分析を行うに至った経緯、
その内容が薄いものはレジュメとして、良いものではないということを話されました。
なぜ現状分析を行ったのか、それが一目で分からないと、
なぜレジュメを作るのか、評価するのか、それが判断できないからである。
「なぜやるか」を常に意識しながら、学んでいきたい。

5.レジュメ結果


      さわやか興業 宮原チーム 日尻田さん 三戸先生 合計
M屋       4pt     4pt     4.5pt      7pt    19.5pt
竹田チーム   2pt     3pt      4pt      3pt   12pt


○「草食系男子」が分からない方はこちらを参考してください。彼らがどういった存在なのかは掴めるはずです。

フリー百科事典wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8D%89%E9%A3%9F%E7%B3%BB%E7%94%B7%E5%AD%90

■■3、新歓



■ゼミガイダンス


○コンセプト
  @三戸ゼミに興味を持ってもらう
  Aオープンゼミに来てもらう
ゼミガイダンスでは、以上のコンセプトをもとに、
語り方・話す内容に注意しながら、しっかり練習して、
2年生に興味を持ってもらえるように説明することになった。

■オープンゼミ


○コンセプト
  @三戸ゼミを知ってもらう
  A2年生に参加してもらい、雰囲気をつかんでもらう。

オープンゼミの内容として、A案とB案が出された。

A案:ディスカッション形式
まず三戸ゼミ生のみでディベート形式で意見を交わす。
その後4つの小グループに分かれて2年生を交え、草食系についてテーマを話し合う。
最後に小グループごとの結論を出し、4つのグループでどこが良いのか判断し、感想を書いてもらう。
B案:クイズ形式
まず草食系について三戸ゼミの本来のゼミに近い形で話し合い、
その後草食系についてのクイズを考え2年生に参加してもらう。

A案では、
・みんながゼミに参加している、という雰囲気
・三戸ゼミらしい雰囲気が出せる
といった、メリットがありますが、
・2年生が拘束されるのを嫌がるかもしれない
・ちゃんと参加できるかどうか
・時間内に終わることが厳しそう
などのデメリットもあった。

B案は、2年生が参加しやすいし、時間内に終わることが簡単そうではあるが、
「三戸ゼミとは何か?」が伝わりにくい。

結果、「三戸ゼミとは何か?」を知ってもらうために、B案は不採用。
草食系男子について議論した後、
2年生に簡単なコメントをしてもらう、という形になった。

○当日の進行
14:40〜    オープンゼミ会場準備、シミュレーション
16:20〜    オープンゼミ開始「草食系男子」
17:30〜18:00  休憩
18:00〜19:00  本の交換会(家族に贈る)
19:00〜20:00  刮目

■課題


オープンゼミ用資料(草食系男子):M屋
オープンゼミプログラム:宮原チーム
オープンゼミアンケート:竹田チーム


■■4、本の交換会



テーマは「小説・物語」でした。
詳細はまた後ほど、幹事の方が書きますので、
そちらを参考してください。


自分が紹介した本は江國香織の『冷静と情熱のあいだ』だったのですが、
1人も買い手がつかないまま終わりました。。

刮目に書いてある内容にも通じるのですが、
話す内容をちゃんと準備して、
どのように喋れば相手に「見たい!」と思わせられるかを
考えていきたいと思いました。

■■5、刮目



先生がおっしゃったことから、、、

どうしたら、今日ゼミに来て良かった!、と思うだろうか?
「今日はこんなことが学べた!」と他の人に対して、
はっきりと言えたなら、ゼミに来て良かった、ということにつながる。

その為に必要なことが、ちゃんと「準備」をしてくること。
すなわち予習である。
ちゃんと準備ができていれば、その日の内容の理解度が深まる。
準備をしていない時よりも多くのことを学ぶことが出来るのである。
だから、多くのことを学ぶ為に、ちゃんと準備をしてくることが大切である。
そして、学んだことを活かす為に、復習も欠かさないことが重要である。

来週はGWで休みです。
次回のゼミは再来週でオープンゼミなのですが、精一杯準備をして、
沢山のことを学んでいきたいと思います!

以上で、ゼミ報告を終わります。


*7月13日、草食系男子及び新歓について修正しました。
以前は項目別に書き分けていたわけではなかったので、
色々内容が入り混じった内容でした。
今回は項目別に分けているので、この文章は何に対して
書いているのか、などがすぐに分かるようになったと思います。


[11] 題名:2009年4/21ゼミ報告〜新ゼミ生を獲得しよう〜 名前:勝又友大(21期生) 投稿日:2009年04月30日 (木) 03時24分

新しいチーム編成にもなり、これから新ゼミ生のためのゼミガイダンスや面接の時期になりました。三戸ゼミの型を学びつつ、新しい風を吹き込んでいきましょう!

【日時】 4月21日 15:00〜
【場所】 経営学部B棟334ゼミ室

【出欠状況】敬称略 
〔院生〕日尻田さん
  〈チーム別出欠状況〉※括弧内は欠席者、数字は学年
    竹田チーム:C片岡、山崎 B竹田、安齋、高松 
    さわやか興業:D小泉 C今村、石井 B勝又 (原)
    長Mチーム:D渡辺 C大平 B長M (守内)
    宮原チーム:E大野 C中村 B宮原 (岩城、木戸、江島)

  〈全体出席率〉
    75% (15人/20人)

【4月21日のゼミ内容】
  1.諸確認    (15:00〜)
  2.新歓について (15:40〜) 
  3.勉強     (19:20〜)
  4.本の交換会  (22:20〜)
  5.刮目     (11:30〜00:15)

1、諸確認

 ゼミ報告者、ゼミガイダンスやオープンゼミ、ゼミ面接等の日程を確認した。
 






日にち4/214/285/125/195/266/26/96/16
ゼミ報告者勝又宮原長M安齋高松江島未定未定
オープンゼミ(16:20〜)ゼミ面接(14:40〜)ゼミ面接(14:40〜)

   5/8 ゼミガイダンス(16:15〜)
 
2、新歓について
 ゼミガイダンス、オープンゼミ、ゼミ面接においてどのように2年生を集め、どのような人材を新ゼミ生に求めるのかを各班のレジュメをもとに議論した。
 下に各段階のコンセプト、方法、求める人材を挙げる。

        ガイダンス      オープン       面接       人材
 長Mチーム:            参加型、クイズ    ゼミ生立会い   
                   or発表型 
 宮原チーム:興味をもってもらう   ゼミを知ってもらう  ゼミ生主体    元気、明るい
       ゼミを紹介する     普段のゼミを見せる           忍耐
 竹田チーム:他ゼミとの差異を    プチゼミ       立会い      目標を持って
       明確化、紹介      写真館紹介      先生と1対1   成長したい
 さわやか興業:注目させ、興味    ゼミを知ってもらう  立会い      共に学び、楽しむ
        をもってもらう    普段のゼミ見せる            意欲がある

 ここで先生から「自分たちが2年生の時にどのような視点でゼミを選考したのか考えろ。
 敵を知り、己を知れば・・・ということをもう少し考え直すように」との言葉をいただいた。

 結果、ガイダンスではまず三戸ゼミに興味をもってもらい、オープンゼミに参加させ、三戸ゼミを知ってもらうことになった。
 ガイダンスの2年生に配布する冊子に掲載するものとしては、さわやか興業の草食度チェックシートが採用された。また、先生から「三戸ゼミ紹介の3項目」掲載させようとの提案があり、長Mチームの
 ・やる気次第で2年生でも活躍できる
 ・沢山の仲間ができる
 ・読む、書く、話す力がつく
が採用された。
 三戸先生の3項目は
 ・組織力・理解力・表現力
 であった。この言葉は三戸ゼミをあらわす語としてとても的をえており、大野をはじめ多くの者が感嘆していた。

 なお、この新歓についてというタイトルであるが新歓という言葉は正確ではない。
 レジュメの評価について「企画については、アピールの仕方、タイトル、詳細がしっかりしていないと伝わらない」との言葉を先生からいただいた。

3、勉強(KJ法)
 今期、まず手探り状態ではあるが「草食系男子」について勉強をすることになった。
 草食系男子が生まれた背景、社会現象を分析し、今後社会に及ぼす影響を分析するのが目的である。
 その入り口としてKJ法を実施した。
 ・KJ法手順(簡略化)
  1、テーマに関わるラベル作り
  2、ラベルのグループ分け
  3、ラベルの意味や関連性をもとに矢印や線でラベルを結びつける
  4、結びつけをストーリーにし、レポート作成
 今回は2までの作業をおこなった。

各班では挙げられたラベルの内容(コンセプト)が全く異なったものになった。
長Mチーム:草食系男子が生まれた時代(80〜90年代)の出来事
      ex)バブル崩壊雇用不安、大量消費、ゆとり教育
竹田チーム:草食系男子から連想されるイメージ
      ex)家庭的、車離れ
さわやか興業:今現代に起こっている様々な現象からドラマまでとにかく列挙
       ex)石油価格高騰、男女平等、リーマンショック、蟹工船
宮原チーム:大まかな分類。変わった視点
      ex)TV番組の変化、格闘技や角界の変化

評価としては、固定概念にとらわれず、圧倒的な情報の社会現象を挙げているさわやか興業、草食男子のイメージをよくとらえている竹田チームが高かった。しかし双方のチームが挙げたラベルをあわせて必要十分になると先生から意見をいただいた。

 <課題>
 @草食系男子とはどのようなものか
 A生まれた背景
 をKJ法を用いて連休あけまでにもう一度各班まとめる。

4、本の交換会「Aクラス以上の本」
 こちらは別途本の交換会幹事が詳細を掲載するので、そちらを参照してください。
 私の感想としては、絶対にほしいと思う本を手に入れるのが難しい。かけひきが重要ですね。

 先生からいただいた言葉「本の中身は説明するな」「本の帯を考えて、作ってみる」

5、刮目
 先生から・・・
 @自分の頭の中に話したい内容がたくさんあるから話がまとまらず、要点がぼけてしまう。
  だったら最初から内容を制限し、少ない内容でまとめる。
 A自分が今回のゼミで何を学んだのか、何が面白かったのか言えないようでは進歩も確認できず、ゼミに参加する意欲にもつながらない。もしくはゼミが始まる前に目標をたて、刮目で成果を確認する。

 以上2点が多くのゼミ生の刮目に対して共通して言えることだろう。

最後に
 ゼミ報告が大変遅れてしまい申し訳ありません。
 ゼミ報告が自分の勉強の糧になることもそうですが、ゼミに参加できなかった現役生、ゼミ活動を気にかけてくださっている先輩方や先生のお話を楽しみになさっている先輩方にたいする考慮が至らなかったこと、深く反省しております。
 ですので、今後一層ゼミ活動に勤しんで、三戸ゼミを盛り上げて行きたいと思います。


[10] 題名:4月21日 2009年度第1回本の交換会 テーマ「Aランク以上の本」〜今年度一発目〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年04月27日 (月) 22時47分

みなさん、今年度、本の交換会幹事となりました安齊悠太です。誰?って感じですか?すみません、以前の苗字は更科でした。
このたび家庭の事情で苗字が安齊になったのです。ともあれ、今年度も本の交換会を充実させていきたいと考えておりますので、本のジョニー安齊をよろしくお願いします。

それでは早速、報告を始めたいと思います!!


4月21日、前期第1回目のテーマは「Aランク以上の本」です。

■■紹介本リスト■■
 出品者 著者名『本のタイトル』出版社 購入者

三戸先生 星新一『人民は弱し 官吏は強し』新潮文庫 A+ 渡辺
   −しがらみの中でも自らの信じた道を進む。著者の父、星一を描いた一代記。


     吉村昭『漂流』新潮文庫 A+ 小泉
   −江戸・天明年間、絶海の火山島に漂着した男たちの壮絶な生き様。感動長編。


     かんべむさし『公共考査機構』徳間出版 A+ 竹田
   −三戸先生が学生時代に衝撃を受けた作品。その衝撃度は勉強会を開いたほど。


日尻田さん 立花隆『脳死』中公文庫 A 片岡
   −脳死、人間を扱った生命倫理を問う作品。企業倫理の考えが登場する上でも大きな影響を与えた。



〔A+〕
安齊   S.スマイルズ、竹内均訳『自助論』三笠書房 松
   −1858年に出版、世界的ベストセラーとなっている「The 自己啓発本」


小泉   坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』あさ出版 宮原
   −企業と社員とその家族の幸せは本当に大切なもの。感涙注意報!!


今村   D.カーネギー『人を動かす』創元社 宮原
   −「先輩」藤井さんから受け継いだ、人の上に立つときに参考にしてほしい一冊。


渡辺   吉川英治『三国志』講談社文庫 小泉
   −The best 三国志入門書、カツモクせよ!


〔A〕
松   三浦綾子『塩狩峠』新潮文庫 石井
   −誰かの犠牲となる死を描いた作品。死について改めて考えさせられる一冊。


片岡   坂本光司『日本でいちばん大切にしたい会社』あさ出版 竹田
   −社員とその家族を大切にしている企業を具体的に挙げている。


山ア   多田道太郎『身辺の日本文化』講談社学術文庫 三戸先生
   −私たち日本人の、日本の生活をおもしろくする一冊。


勝又   岡田尊司『「生きづらさ」を超える哲学』PHP新書 今村
   −自分は何者なのか。人はどう生きるべきか。生きるうえで参考にしてほしい一冊。


石井   齋藤孝『質問力』筑摩書房 勝又
   −「これを実践して討論会MVPとったぜ!!」数年前のゼミテキストでもあった。


大平 エズラ.F.フォーゲル『アジア四小龍〜いかにして今日を築いたか〜』中公新書 片岡
   −比較経営論のチョ先生もお勧めの一冊。韓国の発展と、日本にはないそのすごさとは。


長濱 アントワーヌ・ド サン=テグジュペリ、池澤夏樹訳『星の王子様』集英社文庫 渡辺
   −人生とは、世界とは。大人も読める、人の心の大切さがわかる本。


中村   齋藤孝『上機嫌の作法』角川oneテーマ21 片岡
   −上機嫌に日々を過ごすには。心あたたまる感動の一冊。


宮原   東野圭吾『容疑者Xの献身』文春文庫 安齊
   −人はここまでして人のためにできるのか。感動のベストセラー。


大野   村上龍『五分後の世界』幻冬舎文庫 中村
   −作者自身が最高傑作と謳う本作。個人的に龍ファンだが未読のため気になる一冊。


〔A−〕
竹田   池上彰『伝える力』PHPビジネス新書 山ア
   −こどもニュースでおなじみの著者のビジネス文書作成術。ゼミに、就活に。


■□感想□■

今年度初の本の交換会はテーマが『Aランク以上の本』ということで、幅広いジャンルから様々な評価軸で『「それぞれの」Aランク以上の本』が出品されたということが印象的でした。ビジネスあり、自己啓発あり、小説あり、文化あり・・・。

今回のように本のジャンル以外のテーマの場合、よりひとりひとりの個性が反映された本がゼミ室を賑わせます。そのため、伝える側もそれぞれの評価軸を明確に伝えるということが必要です。役立つ知識が詰まっているのか、面白いのか、感動なのか・・・。先生も一人一人のスピーチを聞いた後、何度も話し方についてアドバイスされていましたし、そのような意味でも、今回のテーマは有効なものであったし、伝え方の大切さに気付けた交換会であったのではないでしょうか。


[9] 題名:2009年度第一回目ゼミ報告 名前:竹田俊亮 投稿日:2009年04月18日 (土) 01時13分

ついに2009年度第一回目のゼミがスタートしました!大学のキャンパスではサークルの新入生歓迎で盛り上がっています。ゼミでは久しぶりに顔が揃いました。それではゼミ報告を始めます!

T,基本情報
U,新体制発表 (14:55〜17:35)
V,通年の予定 (18:10〜21:00)
W ,刮目(21:00〜23:55)

T 基本情報
【日時】4月14日(火)14:40〜23:55
【場所】経営学部B棟333、334号室
【出欠状況】※()内は欠席者 、敬称略
<院生>日尻田さん
<18期生>大野
<19期生>小泉、渡辺
<20期生>片岡、今村、山ア、石井、守内、中村、岩城、大平(後藤、木戸)
<21期生>竹田、勝又、高松、宮原、長濱、安齊(横手、江島)
出席率 81%(17/21)
新年度第一回目のゼミはたくさんの顔が揃いました!やはり人数が多いと活気があります。と同時に、初めてゼミ幹の立場でゼミに参加するのに20人弱という人数は緊張の度合いも増したような気がします。

U,新体制発表

≪2009年度 新体制≫
ゼミ幹事 竹田俊亮
本の交換会幹事 安齊悠太
スピーチ大会幹事 高松真美子 勝又友大
ベッティング幹事 宮原毅
創編集長 長濱将
HP幹事 片岡憲弘 高松真美子

に決まりました!幹事になった皆、一緒に一年間ゼミを盛り上げていこう!

≪チーム編成≫
※先頭にあるがチームリーダーです。まだチーム名は決まっていません
1 竹田 片岡 山ア 安齊 高松
2 宮原 岩城 大野 中村 江島 木戸
3 勝又 今村 石井 小泉 原
4 長濱 大平 守内 渡辺 横手 後藤

ここで生協休憩が入り、教室が狭いため移動する。

V,通年の予定


≪本の交換会 通年テーマ≫
決定案は以下のようになりました!

日付本の交換会
4月21日Aランク
28日小説・物語
5月12日家族に贈る
26日戦争・平和
6月9日勝負
23日日本
7月7日ゼミ紹介・自己紹介
21日男女・恋愛
10月6日中公新書
20日岩波新書
11月10日講談社現代新書
24日その他新書
12月8日教育
22日選書
1月19日宇宙
2月2日この人に贈る

今年はどんな本が紹介され、どれだけ名著が出てくるのであろうか?
期待したいところである!

以下に決定案には至らなかったものをあげます。

経営・経済、漫画、大学一年の時の自分に贈る、ネット・PC、など(また追加します)


≪スピーチ大会 通年テーマ≫
決定案は以下のようになりました。

日付スピーチ大会
7月14日もし3億円当たったら(自己紹介)
10月27日食
1月26日この人を語る

以下に決定案には至らなかったものをあげます。

[自己紹介]          [自由]
これだけは負けない   名言
私の家族観          時間
俺のこだわり      人生を豊かにする1ポイントアドバイス
私のジンクス      ウソのようなホントの話、ホントのようなウソの話
今まで一番頑張ったこと私の衣食住
心に残った言葉      ピンチからの脱出
私のヒーロー、ヒロイン


W ,刮目
今回の刮目は第一回目ということもあり、新年度の抱負・今年一年間どう費やすかといったことに焦点があてられていたように思います。

先生から
・不安⇒@「何をしたらよいのか」A「何が起きるか」B「自分の力がどこまであってできるか」わからない。ことで不安につながると。

・目標は具体的な方が評価もしやすいし課題も出しやすい。

・初めてだからできないというのは甘えである。と

・叱られたことに対して、心で聞くな、頭で聞け!気持ちや感情が入ると整理が出来ない。
・「困難な状況においても準則(課題)を守り切ること」
・「自分の能力より若干上回る準則をたてて達成するとそれが成長や自信につながる」

・End には、@終わりA目的 という意味がある。目的があるから終わりがある。一つ一つの事に目的を持ってやればとても充実した人生になる。


と、一人一人の刮目に対して全てにお言葉をいただいた。
全ては書けませんでしたが、また随時報告していきます。

≪感想≫
第一回目のゼミが終わって
ゼミ幹としてどこまでできていたか、というのはまだ実際のところよくわかっていない。
何をどのようにすればいいのか、というのもまだ明確に把握ができていない。
何もできなかったわけではないが、うまくいったかというとできてはいない。
自己採点をすると、10点/100点である。
司会や進行に気を遣いすぎていたためか、昨年度以上にメモを取ることができなかった。
次回は誰よりもメモを取ることを課題としたい。





[8] 題名:08年度 追い出し合宿のご報告 〜合宿全体について〜 名前:片岡 憲洋(20期生) 投稿日:2009年03月25日 (水) 20時45分

先の3月14日(土)、15日(日)、16日(月)と、2泊3日に渡り、御宿ニュー日の丸にて、
三戸ゼミナール追い出し合宿を行いました。

今年度の卒業生は、18期生、近本啓明さん、19期生、藤井孝之さんのお二人です。
近本さん、藤井さんは、2日目の夜にラストスピーチを行い、3日目の修業式で、
三戸先生から修業証書を授かり、三戸ゼミナールを卒業されました。
そして、修業式では、19期生藤井孝之さんに、ゼミ賞「先輩賞」が授与されました。

「18期生近本啓明、19期生藤井孝之の追い出し合宿であった!」と合宿を終えて
言うことができる、という意味においては、合宿は成功だったと思います。

来年度以降のゼミ、そして今後の合宿に活かすためにも、報告していきたいと思います。

【平成二十年度 三戸ゼミナール追い出し合宿】

〔日時〕2008年3月14日(土)〜16日(月)
〔場所〕御宿ニュー日の丸
※今回は、大広間を勉強部屋と食事部屋の2つに分けて行いました。

〔参加〕
三戸 浩 先生
日尻田 健次(大学院生)

チーム「愛“en”家」(近本チーム。それぞれの“en”を発揮できるか?!)
近本啓明(18期)、大野裕喜(18期)、片岡憲洋(20期)、勝又友大(21期)、宮原毅(21期)

チーム「二十丸」(藤井チーム。19期生、20期生、21期生の混合チーム!)
藤井孝之(19期)、岩城雅之(19期)、原裕貴(19期)、今村達郎(20期)、守内彩子(20期)、竹田俊亮(21期)


〔企画一覧〕

〈1日目〉  
開会式 

⇒ブリッジ
※今回から、「ベッティング制」を導入して、てこ入れをしました!
持っている人を当てたらゼミー!持っている演技で相手を騙してもゼミー!

⇒(夕食・入浴)
⇒スピーチ大会
※テーマは、「面白い話」、「感動する話」の2つ。新・三戸ゼミエンターテイナー
が誕生する。

⇒三戸ゼミ歌留多 
※「鬼のノルマ表」が登場し、「ノルマ制の導入」。三戸ゼミ歌留多が進化した。
そして、藤井孝之卒業記念スペシャルマッチも行われた。

〈2日目〉  
(朝食・ラジオ体操)
⇒掲示板・HP&『創』クイズ
※新企画のクイズ!初級戦、上級戦、チーム対抗戦で行われた。
一年で、最も掲示板・HP、『創』について「知った」1日となった。
⇒(昼食)・クイズの続き

⇒相撲
※団体戦、個人戦、エキシビジョンマッチ、ともに「本気」の勝負が繰り広げられた。
(夕食・入浴)

⇒本の紹介コンテスト
※「持ってきた本をいかに紹介するか」ということに焦点を当てて行われた。
21期生勝又が優勝!

⇒三戸ゼミカルトQ
※「08年度ゼミ活動」をテーマに、小テーマは、@夏合宿、A討論会、
B二十周年記念合宿、C卒業生、D新入生、Eその他の6つで、
フライングバトルを繰り広げた。

⇒ラストスピーチ
※18期生近本啓明、19期生藤井孝之が、自らのゼミ生活を総括する話を行いました。

〈3日目〉  
(朝食・ラジオ体操)
⇒修業式
⇒閉会式


〔合宿表彰〕

チーム優勝:チーム「愛“en”家」
※1日目まで劣勢に立たされていたものの、相撲で大逆転。
その勢いのまま、カルトQでもポイントを獲得し、優勝!

総合MVP:大野裕喜、藤井孝之
※各企画での活躍、リーダーとしての振る舞い、両者の力が拮抗した!

刮目賞:藤井孝之、片岡憲洋
※卒業生としての振る舞いが、皆を刮目させた!

新人賞:勝又友大
※相撲個人戦の優勝、本の紹介コンテストの優勝等、活躍を見せた!

期待賞:竹田俊亮
※合宿を通しての姿勢に、今後を期待させる。来年度、ゼミ幹事を務める。

〔各企画表彰〕

〈相撲個人戦〉
優勝:勝又友大、準優勝:宮原毅

〈三戸ゼミカルトQ〉
優勝:大野裕喜、準優勝:今村達朗

〈本の紹介コンテスト〉
優勝:勝又友大


〔合宿全体を振り返って〕

〇卒業生
今回の合宿は、卒業生である近本さん、藤井さんがチームリーダーとなり、
2チームに分かれて行いました。結果は、近本さんのチームである、「愛“en”家」
の優勝となりましたが、チームリーダーの2人は、随所に卒業生らしい、
立派な振る舞いを見せてくれました。

近本さんの振る舞いとして特に印象に残っているのは、スピーチ大会と相撲です。
スピーチ大会では、前評判の高さを吹き飛ばすほどの「近本啓明の一言物申す!」
(詳細は別途報告参照)。
相撲のエキシビジョンマッチでは、藤井さんとの3本勝負、
そして同期の大野さんとの勝負など、後輩に、その力と「本気」を見せつけてくれました。

藤井さんは、プレーヤーとして各企画に取り組むだけでなく、
「チームリーダー」として、メンバーを鼓舞したり、「勝つため」に戦術を考えて
メンバーに指示を出したりと、リーダーとしての振る舞いを見せてくれました。
歌留多のエキシビジョンマッチでは、唯一21期生の竹田君に黒星を付けられたものの、
他のゼミ生、日尻田さん、そして三戸先生に快勝し、その存在感を発揮してくれました。

今回の合宿は、近本啓明、藤井孝之の「追い出し」合宿として企画し、行いました。
2泊3日の合宿を通して、近本さん、藤井さんがその存在感を示してくれたこと、
随所に卒業生らしい振る舞いを見せてくれたことによって、
合宿は良いものになったと思います。

〇ゼミ賞「先輩賞」
修業式にて、三戸先生から、19期生藤井孝之さんに、ゼミ賞「先輩賞」が授与されました。
それは、これまでに藤井さんが、「育てたい」という想いの元、
ゼミ以外の時間にも後輩に目を向け、
後輩に「考えさせ」、育て、共に学んできたことを評価されたものでした。
藤井さん、おめでとうございます。

〇エキシビジョンマッチ
今回の合宿では、「追い出しに相応しい舞台を設定したい」と考え、
三戸ゼミ歌留多と相撲で、「エキシビジョンマッチ」を行いました。

三戸ゼミ歌留多では、これまで歌留多作りに尽力してくれた藤井さんの特別試合
「藤井孝之はどこまで勝てるのか?!」を行いました。
ルールは、藤井さんが一人ずつ対戦相手を指名し、「5枚先取で勝利」
というシンプルなもの。
序盤に、21期竹田が勝利するという大波乱が起きたものの、
藤井さんは着実に実力を発揮され、見事大野さんにも勝利を収めました。
そして、日尻田さん、先生とも勝負をし、「全員に勝利!」。
全員と戦った後の藤井さんの満足した顔は忘れません。

相撲では、団体戦、個人戦を終えた後、「後悔は残さぬように」
エキシビジョンマッチを行いました。特に印象に残っているのは、
原さんが、「勝つまで」7番も勝負をしたこと、
そして、近本さんと藤井さんの「卒業生3番勝負」。
さらに、最後に行われた近本さんと大野さんの同期対決です。
それぞれの勝負が「本気」のものであり、相撲のエキシビジョンマッチは、
団体戦、個人戦を含め大いに盛り上がり、充実したものになりました。

〇式について
今回の合宿で反省すべきことの一つが、修業式、そして閉会式の進行です。

修業式では、本来18期生の近本さんから修業証書をお渡しすべきであったのに、
19期生の藤井さんからお渡しました。
近本さん、藤井さんの卒業とは、本来18期生の卒業であり、19期生の卒業であります。
そこに立ったとき、公式行事である修業式では、
当然18期生の修業証書授与から先に行うべきでした。

また、閉会式では、結果発表・表彰を交えて行ってしまったがために、
「式の重み」を下げてしまうことになりました。表彰において、
「ゼミーを渡す」ことに頭がいってしまったために、
「皆がその人の活躍を認め、讃える」という本来あるべき表彰の姿から
遠いものになってしまいました。

この点に関して、幹事である僕の責任が重く、近本さん、藤井さん、
そして表彰された人に非常に申し訳なく思います。
今後、もう一度「式とは何か」ということを考えて、
本来あるべき「式の型」を作り上げ、マニュアルとして残したいと思います。

〇合宿全体のピーク
今回の合宿を企画する上で考えたことの一つは、「いかに修業式にもっていくか」
ということです。
その観点で、企画を組み立て、合宿全体を構成しました。
合宿を振り返ってみると、「可」ではあるが、「優」ではないなと思っています。
今回の合宿では、「クイズ」に多くの時間を割きました。
三戸ゼミの伝統、また卒業生の功績という観点に立ち、三戸ゼミカルトQ、
そして掲示板・HP&『創』クイズを行いました。
各企画のコンセプト、そして実際にやってみて、それぞれ良かった、
と思っていますが、合宿全体を見渡せば、もう一つ「締まり」、そして
「チームでの勝負」が欲しかったなとも思っています。
それは、「いかに修業式にもっていくか」ということと、
「相撲」と「カルトQ」の2大企画を、もっと有機的につなげて、
合宿を構成できたのではないか、ということにつながります。
この点については、今後もうしばらく考えたいと思います。



今回の合宿は、名実共に、「18期生近本啓明、19期生藤井孝之の追い出し合宿」
になったと思います。その意味では、満足、納得できるものでありました。
ただ、事情があったとはいえ、そもそも、参加人数が少ないということ、
式のやり方、ポイントシステムなどにおいては、まだまだ課題が残ります。
今回、「たくさんのメモ」をしましたので、それらをまとめて、
来年度以降につなげていきたいと思います。


[7] 題名:08年度「卒業論文報告会」のご報告 名前:片岡 憲洋(20期生) 投稿日:2009年03月01日 (日) 04時31分

 去る2月24日(火)、08年度の卒論報告会を行いました。
報告者は、近本啓明さん(18期生)、藤井孝之さん(19期生)のお二人です。
 今回の卒論報告会は、報告した2人にとってだけでなく、参加者全員にとって勉強になる、
また意味のあるものとなったと思います。
 参加者の人数は、体調不良や家庭の事情もあり、想定外の少なさとなりましたが、記録のため
だけでなく、少しでも卒論報告会の内容、意味を共有するために報告したいと思います。

【報告の構成】
1.卒論報告会の概要
2.藤井孝之、近本啓明両名の卒業論文について
3.卒論報告会で学んだ・学ぶべきこと
4.あとがき

1.卒論報告会の概要

〇日時 2008年2月24日(火)、15時00分〜21時00分(計6時間)
〇場所 経営学部C棟505ゼミ室

〇報告者及び卒論タイトル 

@藤井孝之(19期生) 卒論タイトル:『「三戸公バーナード批判」検証』
A近本啓明(18期生) 卒論タイトル:『経営者はステークホルダーに含まれるのか』

〇参加者 

日尻田健次(大学院)
18期:大野裕喜
19期:原裕貴
20期:今村達朗、片岡憲洋、中村貴治、守内彩子
21期:勝又友大、竹田俊亮、宮原毅

〇当日の進行

(1)(レジュメを元に)卒論報告⇒(2)質疑応答⇒(3)感想⇒(4)先生のお話

※参加者は、「卒業論文審査表」にて、評価をする

2.藤井孝之、近本啓明両名の卒業論文について

〇藤井孝之『「三戸公バーナード批判」検証』について

(主な参考文献:三戸公『管理とは何か』文眞堂 所収「組織の概念」)

 藤井さんの卒論は、三戸公が『管理とは何か』においてバーナードの組織定義を
批判している部分を再考(検証)しよう、というものでした。
組織の「発展段階」に着目し、バーナードの組織定義を批判している三戸公に対し、
藤井さんも独自の基準を設けて組織の「発展段階」を論じていました。
 その内容は、昨年「抑圧」問題を勉強し、今年「境界」問題を勉強したゼミ生にとって
も興味深い内容であり、また、先生からは、膨らませていけば、「一冊の本になるほど」の
内容である、と評価されておりました。

〇近本啓明『経営者はステークホルダーに含まれるのか』について

 近本さんの卒論は、「ステークホルダー」概念を問題とし、マネジメントにおける決定的
要素である「経営者」はステークホルダーに含まれるのか、ということを検討しよう、
というものでした。先生からは、独自に考え出した「ステークホルダー・マネジメント」に
対する「段階的な理解」を評価されておりました。
 「ステークホルダー」の様々な定義を初めて目にするゼミ生にとっては、
質問の出難い内容ではありましたが、「現実」を所与として考える「経営学の面白さ」
に気づけたことと思います。

3.卒論報告会で学んだ・学ぶべきこと

〇何を問題とし、なぜ問題とするのか 
 「なぜ、三戸公はバーナードの組織概念を批判しているのか」
 「なぜ、藤井は三戸公のバーナード批判を検証するのか」
 「なぜ、近本はステークホルダー概念を問題にするのか」
質疑応答の最中、先生から以上のような質問が出されました。
 「何を問題とし、なぜ問題とするのか」
 藤井さん、近本さんともに、先生からこの質問を受けて、もう一度整理していく中で、
「自分の言いたかったこと」が分かり、それによってゼミ生にも「分かる」内容になって
いったように思います。
 「結論が分からない、納得できない」、ということは、「テーマ」が不明確で、
特に「なぜそれを問題とするのか」ということが明確でないために起こります。
自分が明らかにしたことを他者に分からせる、他者に「納得した!」、
「分かった!」と言わせるためには、「何を問題とし、なぜ問題とするのか」ということ
が大切であるということを今一度再確認できたと思います。討論会についてももう一度
振り返り、常に「テーマ⇒結論⇒論理展開」ということを頭に叩き込んでいきましょう。 

〇何度も読み返すことで初めて、「自分が何を言いたいのか」が分かる 

 「この論文で言いたいことはこういうことではないのか」
先生からそのようなことをホワイトボードで説明していただき、近本さんも
藤井さんも、深く頷いておりました。
(1)何をテーマとし、(2)結論は何であり、(3)それは必要にして十分なのか、ということを、
自分でチェックするのは難しい。「だから、何度も読み返すのだ」
 これは、卒業論文だけでなく、討論会の論文についても同様であります。
「自分が何を言いたいのか」ということが分かるまで、何度も何度も読み返さねばなりません。
そのような姿勢で、自分の論文だけなく、他の論文を読む、という勉強をすることによって、
「分かる」という感覚をもて、「ポイント」がつかめるようになると思います。
「読書百遍、意自ずから通ず」ということを自分のものとしていきましょう。

4.あとがき 
 今回の卒論報告会は、近本さん、藤井さんがしっかりとした準備をしてくださったことで、
充実したものになったと思います。(藤井さん6ページ、近本さん9ページのレジュメ!
レジュメの構成や表を使った説明などはさすが!)
 3年生以上にとっては「初めて」参加する卒論報告会でしたが、来年度以降に向けての
「イメージ」が沸いたことでしょう。来年度は多くの報告者が見込まれますが、
今回の経験を大切にして、これからも学んでいきましょう。「テーマ!結論!論理展開!」





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