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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
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[195] 題名:2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版) 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月25日 (月) 18時36分

竹田さん、中村さん、そして三戸先生
夏合宿報告についてのコメント・アドバイス有難うございます!
2010年度夏合宿勉強総括を書き直します。




夏合宿の勉強の全体報告をします。
夏合宿のシステム面に関する反省です。
後期の勉強・来年度以降の夏合宿の勉強に生かしていきます。

まず、「全体」に関わるものと「システム」に関わるものを分け、
「コンセプト・目標」⇒「評価」⇒「要因」⇒「改善点」という流れで反省を行う。


1.全体の反省



≪コンセプト・目標≫
今年の夏合宿全体のコンセプトは「皆で創る」であった。
勉強においても、マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房 の2、3、5,8章を4つの班で担当を決め、
担当班がそれぞれ担当する勉強の時間のプランを自由に設計するという形を取り、勉強にも夏合宿コンセプト「皆で創る」が表れていた。

勉強の内容についての目標は、夏合宿の勉強が終わった後に、「功利性」「自由」「美徳」の観点から議論ができるようになることであった。
(今回の夏合宿では、例年のように「論文の方向性の明確化」を目標としておかなかった)


勉強での大きな一つの目標は「議論をする」ことであった。前期までの勉強の時間では議論がほとんどできていなかった。
具体的には、@「発言数が少ない」A「議論を組み立てられない」といった状況であった。
その状況を夏合宿で変え、議論ができるようになることを目標としておいた。


≪評価≫


@勉強の内容


・勉強内容が「テキストの内容の理解」になってしまった。議論の内容も、「サンデルは〜と述べている」「カントは〜と述べている」
といったもので、自分は「〜に納得できない」といった意見は出てこなかった。
・批判的検討ができなかったため、結果的にテキストの内容の理解も薄くなった。
(「功利性」「自由」「美徳」の観点からの議論も難しい状況)


A議論

・「発言数」は通常のゼミよりも多かった。とにかく発言しようとする姿勢はいつもより感じられた。
・「発言」はできたが、「議論を組み立てる」ことはできなかった。一つ出てきた意見に絡ませた意見というものが全体的に少なかった。
論点を明確にするような発言も全体的にできなかった。



≪要因≫


@勉強の内容

・「正義を勉強する」とはどういうことかを理解・共有できていなかった。
(テキストを批判的に読まずにそのまま受け入れて「テキストに何が書かれているか」を確認しても、「正義」を勉強したことにはならない。)
・担当班が「論点にしたいこと」を出し、議論の方向性を示さないと議論はできない。
(その場で論点を出せるほどの能力がない。その場で出てきたものをまとめる能力もない。

A議論

・発言数が多かった理由は、
(@)「議論をする」というコンセプトが共有できていたこと(A)発言ポイントが設定されたこと(B)2年生の積極的な姿勢が考えられる。
・議論ができなかった理由は
まだ意識面・能力面から、議論を「今、何が問題となっているか」を把握・共有しようとしない、できない。
司会と書記の連携がうまくいっていない。
(そもそもなんのために「書記」を置いているのかを意識していない。小さいホワイトボードに書いても誰も見ない。)


≪改善点≫


@勉強の内容

・常に「その勉強の目的」を問いつづける。
・幹事は、先生や先輩に上が明らかになるまで相談する。そして全体にしっかりと共有させる。

A議論

・議論を組み立てる練習をする。一つ出てきた意見を無視せずに、何らかの形で処理する。
(「反論して納得させる」「重要だから後に残す」「次回までに課題としてやってくる」など)



2.システムの反省



 システム面では、大きく(1)班担当制度(2)勉強体制(3)ポイント制度の3つを採用した。
 同様に、それぞれ「コンセプト・目標」⇒「評価」⇒「要因」⇒「改善点」の流れで反省していく。


(1)班担当制度


≪コンセプト・目標≫


 テキストである「マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」の4つの章(2、3、5、8章)を取り扱い、
それを4つの班に割り振り担当を決めた。そして各班に勉強の時間のプランの設計を任せた。
これを行った理由としては、
@「勉強の時間のマネジメントの勉強」
A「ビデオ学習(今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方
に応用する勉強のため)
が考えられる。


≪評価≫


@勉強の時間のマネジメント
・各班の勉強の時間のマネジメントが不十分であった。(時間オーバー、沈黙の時間など)


Aビデオ学習

・ビデオを使った班が一つもなかった。全てレジュメを使ったものであった。
「今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方に応用する勉強」
ができなかった


≪要因≫

@勉強の時間のマネジメント
・準備不足である。
担当班の準備不足であるとともに、担当班以外の準備不足でもある。
自分の担当班以外まで理解ができていれば、議論はもっと進展したはずである。
なぜ準備不足が起ってしまったのかは@夏合宿の勉強の目的に対する理解の甘さA準備段階での連絡・共有の甘さである。

Aビデオ学習
・ビデオを使う班がなかったのは、ビデオを使うことになっていた目的を理解していなかったことが理由である。
・「ビデオを使いたいと思ったかどうか」というアンケートをとった所、
「使いたいと思ったが、ビデオの入手時期が遅れて準備できなかった」という意見が大半であった。


≪改善点≫

@勉強の時間のマネジメント
・班の担当制にして具体的な勉強のプランを設計させたからには、勉強の「コンセプト」はしっかり話し合い共有する。
・班担当制度にした場合は、担当箇所以外の勉強もある程度全員がやった状態でないと勉強が円滑に進まない。
担当箇所以外の範囲も勉強するような全体の課題を作る。

Aビデオ学習
・勉強に必要な資料は幹事がなるんべく早く手配する。
・ビデオを使って、「ハーバードの講義の様子から何かを皆で感じたい、共有したい」という意見があったので後期の勉強で行う。



(2)勉強体制

≪コンセプト・目標≫


 去年の勉強に引き続き、「司会」「書記」「記録者」「評価」といった役割を設ける「勉強体制」を採用した。
これを行った理由は@効率的な時間管理A全員参加B役割の勉強である。
 去年と変更したのは、@TK(タイムキーパー)をなくしたことAホワイトボードと書面上の書記を「書記」「記録者」と明確に分け、
「記録者」には議事録をとらせたことである。
@は去年TKが形骸化したことから、今年は司会を中心に班で時間管理をするやり方をとった。
Aは仕事内容の明確化のためである。


≪評価≫


@時間管理
・時間管理ができなかった。すべての時間において延長した。

A全員参加
・議事録を用意したことで書記と記録者の仕事を明確にできた。
・「記録係は担当者にとって勉強になるのか」という問題がある。

B役割の勉強
・形としては行えた。
・記録者が「発言数」を数える予定であったが、それができずに別の人(勉強幹事、総合幹事)が数えた
・上手く評価できている者が少なかった。(3年生以下が「評価」の意味を理解していなかった。)


≪要因≫


@時間管理

・時間管理ができなかったのは、担当班の司会に時間管理を任せるというやり方が機能しなかったためである。
なぜ機能しなかったのかというと、「外」からの「圧力」がなかったためであると考えられる。担当班の「責任感」に任せるだけでは時間管理を完璧に実行することはできない。
・TKが機能するためには、「与えられた仕事」はきちんとやるという自覚と場の空気が必要である。
・音が出る時計などを効果的に使っていなかった。

A全員参加

・「記録係」に含まれた発言数のカウントが勉強にならない。「勉強」にならないのなら、ゼミ生に任せるべきでない。

B役割の勉強

・議事録・評価用紙を用意したため形としては行えた。
・どのような「発言」をカウントするかが明確でなかった。
「発言数」をカウントするのは「何でもいいから発言させるため」である。
だからすべての「発言」をカウントすべきであった。
(担当班の議論以外の時間も)記録係にカウントさせるのは無理があった。
・評価についての説明の時間(「なぜ評価をするのか」)をとっていなかった。とるべきであった。


≪改善点≫


@時間管理

・時計を利用する。(時間がきたら、音が鳴るような時計を使う)
・「仕事はきちんと行う」という場の空気をゼミ全体で作っていく。
・時間管理は担当班以外に「外」から指摘するものとして、幹事・勉強幹事を時間管理係にする。

A全員参加

「発言数」は自己申告制にする。

B役割の勉強

・「発言数」は自己申告制にする。
・「評価」の役割をつくったなら、良い「評価」ができるように「評価」をする意味を確認する。



(3)ポイント制度


≪目標・コンセプト≫


 今年は全体のポイントに対する勉強のポイントの比率を高くするために、去年よりも多くのポイント制度を採用した。
@発言ポイント{(1発言=1P)(※2年生は2P)}
A良い発言(3P〜5P)
B役割{(〜20P)(司会:〜10p,書記,:〜10p)
Cレジュメ(〜15P)
D減点対象{時間通りに始まらない(-3p)居眠り(-3p)}

@Aは「議論をする」のコンセプトを基に、活発な議論が行われ、全員が意見を言うために採用した。
BCは担当班の「運営」に対してのポイントとして採用した。
Dは、各班の「管理」に「厳しさ」を出すために採用した。


≪評価≫


@活発な議論のための「発言ポイント」

・2年生の発言が多かったが、それが発言ポイントによるものかは微妙。
・発言ポイントによって、発言数が増えたとは言い難い。(先生から与えられる発言ポイントは誘因となったが)

A厳しい管理のための「減点ポイント」

・減点ができなかった。勉強中に居眠りをしている者を多数見かけたが、減点にできなかった。
フリスクを用意したが効果的に使えなかった。


≪要因≫


@活発な議論のために「発言ポイント」

・ポイントの発表が随時行うことができずに、誰が何ポイントとっているのかが分からなかったため「誘因」にもならなかった。
・発言ポイントの集計を「記録係」(議事録担当)に任せたことが、ポイントの不明確さ、発表の遅れにつながった。

A厳しい管理のための「減点ポイント」

・減点を誰が判断するかを明確にしていなかった。(寝ている人を名指しで指摘すると雰囲気が悪くなる。)
・フリスクを班に渡しただけでそれ以上の工夫がなかった。


≪改善点≫


@活発な議論のための「発言ポイント」

・発言数を数えるなら、その時間で「随時、誰が何ポイントとったか」を発表する。

A厳しい管理のための「減点ポイント」

・勉強担当班の中に「居眠りチェック係」を作る。(全体を見渡し、居眠りに対してフリスクなどを渡す係)
・フリスクを渡された時点で、「居眠り」として減点する。名指しで指摘するのではなく、笑い要素を入れて、居眠りを注意していく。


3.総括


 夏合宿の勉強幹事として夏合宿勉強の総括を行い、後期第一回のゼミで共有しました。
その時に先生からご指摘を受けたのは「プランやルールを作ったが、当日その通りに実行しなかった。」ということでした。
まさに、その一言に集約されていると思います。例えば、「減点ポイント」を作っておきながら、
当日は「減点ポイントをカウントしよう!」と皆に呼び掛けることをしませんでした。
もちろん当日の雰囲気という問題もありますが、プランやルールを作ったからにはそれをまずはやってみないと
反省もできず得られることもありません。また「当日プラン通りに実行できなかった」ということは
準備段階でのプランの構想もそれまでだったということです。事前に立てたプランに甘さがありました。
 もう一つ勉強幹事として反省しなければいけないのは、合宿で一番問題となったのが勉強の目的に関するものであったことです。
ゼミ生のほとんどの間では「とにかく発言する」ということがコンセプトとして認識されており、自分が納得するかどうかを抜きにして
「とにかく発言させよう」という勉強の進め方になってしまいました。「「正義」を勉強する」意味を
勉強幹事が理解できていなかったこと、先生や先輩への相談が不十分であったことが最大の原因です。
 今回の自分の反省は次回の夏合宿の勉強幹事に伝えて、次回の夏合宿での勉強をよりよいものにしたいと思います。




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