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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[199] 題名:2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版 2回目) 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月31日 (日) 00時10分

 三戸先生、夏合宿勉強報告についてのコメント有難うございます。
また返答が遅れてしまい申し訳ありません。報告をやり直す前にまず返答すべきでした。

 改めて読み返すと
変更前の報告は
≪コンセプト≫⇒≪評価≫⇒≪要因≫⇒≪改善点≫という項目に分けていましたが、
これでは、
・具体的な反省内容が項目になっておらず、ざっと見たときに一目で内容が分からないので読み手に読む気を起こさせない
・同じ内容についての≪評価≫と≪要因≫と≪改善点≫が離れた場所にあるので非常に読みにくい
と感じたので、大幅に構造を変更しました。

変更前の報告です。
2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版)

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(報告)


 夏合宿の勉強全体についての反省を行う。ここでは、主に全体のシステム面の反省をする。
(内容面の報告と反省は各担当班に任せる。)
しっかり反省をすることで後期以降の勉強の進め方、来年の夏合宿の勉強の進め方に生かすことを目的とする。
全体についての目標が達成されたかどうか、その全体の目標を達成するために作られた各システムが意図通りに機能していたかどうか
を確認し、その要因の分析を行うことで、具体的な改善点を明らかにしていきたい。



1.全体について


 今回の夏合宿のコンセプトは「皆で創る」であった。勉強にもそのコンセプトが表れており、
テキストであるマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房の担当を4班に振り分け、
それぞれの班に勉強の時間のプランをどのように設計するかを任せた。
今回の合宿では勉強の大きな目標として「議論ができるようになる」ことを置いた。
この目標を置いた背景としては、前期までの議論の時間に沈黙の時間が長く、議論がまともに出来なかったことがある。
その状況を夏合宿で変えるべくこの目標を置いた。
 勉強の内容についての目標は、例年のように夏合宿で「論文の方向性をはっきりさせる」ということは目標としてはおかず、
マイケル・サンデルの正義へのアプローチの3つである「功利性」「自由」「美徳」を把握し、
その観点から具体的問題について議論ができるようになる
ことを目標として置いた。
 
≪反省点≫

 反省点としては以下の2点が挙げられる。

@納得・不納得の議論ができなかった。

 議論の内容が「サンデルは〜と述べている」「カントは〜と述べている」といったもので、
自分がそれに納得するのかどうかという意見が出てこなかった。(担当班も担当班以外も)
「正義を勉強するとはどういうことか」を理解していなかったことが原因である。
テキストを批判的に読まずにそのまま受け入れ「テキストに何が書かれているか」を確認してもそこから何も生まれない。
その勉強の目的は常に問わなければならず、勉強幹事はそれが明らかになるまで先生や先輩に相談することが必須である。
また、担当班が「論点」を明確に示すことができずに、議論の方向性を示さなかったことも原因として挙げられる。
納得・不納得の議論をするには、担当班がまず納得できない点を出さなければいけない。

A発言数は多かったが議論ができなかった。

2年生の積極的な発言が目立ち、発言数は多かった。しかし、議論を組み立てることができなかった。
一つ出てきた意見に絡ませた意見が少なかった。論点を明確にするような発言も少なく、結局OBの大野さんに頼ってしまった。
まだ意識面・能力面から「今、何が問題となっているか」を把握・共有しようとしない、できないことが明らかになったので、
一つ出てきた意見を無視せずに、何らかの形で処理する(「反論して納得させる」「重要だから後に回す」「前の意見に関係ないので却下」「次回までに課題としてやってくる」など)ことを意識して後期からの勉強を進めていく。
また、司会・書記の役割を設定したにも関わらずその役割を十分に生かすことができなかったことも原因である
(誰も見ようとしない御宿の小さいホワイトボードに書いていた。そもそも「書記」を何のために置いているのかを意識していないことの表れである)ので
「司会」「書記」の役割の勉強も意識的に行っていく。


2.班担当制度について


 テキストであるマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』の4つの章(第2章、第3章、第5章、第8章)を扱い、
それを4つの班に担当を振り分けた。そして各班に勉強の時間のプラン設計を任せた。
 これを行った理由としては、以下の2つが考えられる。
@「勉強の時間のマネジメントの勉強」
A「ビデオ学習(今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオを使った)やり方に応用する勉強のため)

この2つが班担当制度の目的であったと考えられる。

≪反省点≫

 反省点としては、以下の2点が挙げられる。


@沈黙の時間が多く、時間が延長した。

 各班とも十分に割り当てられた時間のマネジメントができていなかったと言える。これは準備不足が原因である。(担当班、担当班以外両方)
なぜ準備不足が起こったのかというと勉強の目的にたいする理解・共有の甘さが大きい。勉強のプラン設計を各班に任せる時には
特にそれを徹底しなければいけない。また各班で担当箇所以外の勉強の理解が全くない状態では当日の議論が進まないので、
各班が担当箇所以外の範囲も勉強するような課題をつくった方が良い。

Aビデオを使う班がなかった。

 準備段階で「ビデオを使いたいと思ったかどうか」が一番重要であるので、アンケートをとった所、半数が「ビデオを使いたいと思った」と答えた。
理由は「ハーバードの講義の様子から何かを皆で感じたい、共有したい」といったものであった。しかし、ビデオの配布の遅れもあり、
実際に上手く使えるような準備ができなかったということだった。勉強に必要な資料は幹事がなるべく早く手配する。
そして、「ビデオを使いたいと思った」という意見を放置してはいけないのでビデオは後期のゼミで見ていく。


3.勉強体制について


 去年の勉強に引き続き、「司会」「書記」「記録者」「評価者」といった役割を設ける「勉強体制」を採用した。
これを行った理由は、以下の3点が挙げられる。
(@)効率的な時間管理
(A)全員参加
(B)役割の勉強

 去年との変更点は、TKという単独の役割をなくし、司会を中心とした担当班で時間管理をするようにしたことである。
これは去年、TKの仕事が時間の経過を知らせるだけで終わり、有効的に機能しなかったことが理由である。

≪反省点≫

 反省点としては以下の4点が挙げられる。

@時間管理ができなかった。(すべての時間において延長した。)

 時間管理ができなかったのは、まず担当班に時間の管理を任せるやり方が機能しなかったためである。担当班に完全に任せるのではなく、
「外」から勉強幹事、総合幹事が時間について指摘していくことが必要である。また、TKという仕事を作るなら、
「与えられた仕事はきちんとやらなければいけない」という場の空気を作り、できていないようなら皆で指摘しなければいけない。
もう一つ道具を有効的に使えていなかったことも原因としてあるので、これからは音の出る時計・皆が見える大きな時計を使う。

A全員に役割をまわすことができた。

 原則として、担当班に「司会」「書記」「記録係」を任せ、他の班の人に「評価者」を割り振ることで全員が役割をもつことができた。
「議事録」「評価用紙」を去年に引く続き用意した。その内容については改善の余地があるので改善を行っていく。

B記録係の発言数カウントが勉強にならなかった。

 発言数のカウントは勉強にならないので、単独の「役割」を作ってはいけない。今回は記録係に議論の記録と並行して任せたが、
上手くいかなかった。発言数は自己申告制にしても良い。

C評価が上手くできなかった。

 特に3年生以下が「評価」の目的・意味やポイントを把握できておらず、「評価者」の勉強にあまりつながらなかった。
「評価用紙」を作ったにも関わらず、それについての説明がなかったことが原因として挙げられる。
「評価」をする意味はしっかり共有し、実際の「評価」についてもコメントをし合うことで皆が「良い評価」ができるようにしていく。


4.ポイント制度について


 今年は全体のポイントに対する勉強のポイントを高くするために去年よりも多くのポイント制度を採用した。以下がその一覧である。
(@)発言ポイント(1発言=1P)※2年生は2P
・記録係が集計した。
とにかく何でも良いから発言してもらうために採用した。
(A)良い発言(3P〜5P)
・評価者が評価した。
建設的な意見が言えるようになるために採用した。
(B)役割(〜20P)※司会~10P、書記〜10P
・評価者が評価した。
勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
(C)レジュメ(〜15P)
・先生、大野さんに評価をして頂いた。
勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
(X)減点(開始時刻の遅れ、居眠り、それぞれ−3P)
厳しさを出すために採用した。

≪反省点≫

 反省点としては、以下の2点が挙げられる。
@発言ポイントが有効な「誘因」とならなかった。

 2年生に「発言ポイント」によって発言が促されたかどうかのアンケートをとった所、それが十分な「誘因」とはならなかったことが分かった。
原因は、ポイントの発表(「今の議論で誰が何ポイントとったか」)を随時行っていなかったことである。時間がたってからのまとめての発表だと、
直ちにその議論についての反省ができず、「次に頑張ろう」という気持ちを起こさせない。また自分の発言が本当にポイントになっているのかも分からない。
「誰が何ポイントとったのか」の発表は時間を空けずに細やかに行うことが重要である。

A一度も減点することができなかった。(自己申告の場合は減点したが)

 勉強中に居眠りをしている者がいたが減点にできなかった。また眠気覚ましのためのフリスクも用意したが各班に渡しただけで効果的に使えなかった。
誰がカウントするのか、どのようにカウントするのかが不明確だった。減点ポイントを作るなら、勉強担当班に「居眠りチェック係」を作る。
また名指しで指摘するのではなく、チェック係にフリスクを渡された時点で「居眠り」として減点するなどの工夫が必用だった。


◎感想

 夏合宿勉強の反省を第1回のゼミで行いました。その時に先生からご指摘を受けたのは「プランやルールを作ったが、当日その通りに実行しようとしなかった。」
ということでした。まさにその一言に集約されていると思います。
「減点ポイント」を作っておきながら、当日は「減点ポイント」をカウントしようと皆に呼び掛けることをしませんでした。
もちろん当日の雰囲気がどうかという問題もありますが、プランやルールを作ったからにはそれに忠実に実行しない限り、
反省もできずそこから得られることもありません。当日実行できなかったということはプラン構想段階にも詰めの甘さがあったということです。
もう一つ勉強幹事として反省しなければならないのは、合宿で一番問題になったことが勉強の目的に関するものであったことです。
ゼミ生のほとんどの間では「とにかく発言する」ということばかりが頭にあり、勉強の進め方としても自分が納得するかどうかを抜きにして、
「とにかく発言させよう」という進め方になってしまいました。「正義」を勉強する意味を幹事自身が理解していなかったこと、
先生や先輩への相談が足りなかったことが最大の原因です。
 今回の夏合宿の反省は次回の夏合宿勉強幹事にしっかり伝えることで、来年の夏合宿の勉強で同じ失敗をしないようにしたいと思います。




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