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[56] 題名:ゼミ報告 総括の「総括」その2 名前:18期生 大野裕喜 投稿日:2009年08月12日 (水) 04時03分
V.後期以降のゼミ報告に向けて
《ゼミ報告の「型」の確認》 (アップされている報告の「型」に追加)
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1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
○「記録」としての繋がりを意識する
○視覚的な工夫をする
3.記録の評価・感想を分けてまとめる
○自分の考えた事をまとめる
4.エピソードに語らせる
○エピソードの3つの方法
5.タイトルを工夫する
○タイトルとサブタイトルの区別
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1.現時点でのゼミ報告の課題
○エピソードに語らせる―「読み物」としてのゼミ報告へ―
今後も上記の「型」を押えて、ゼミ報告を継続する事に変わりはありませんが、後期では
特に「4.エピソードに語らせる」ことを意識してみましょう。
ゼミ報告の狙いは、良い報告書が書けるようになること(「記録」としての充実)もありますが、
もう一つ読み手が面白い!と思ってもらえる表現の方法や構成の仕方(「読み物」としての側面)を
学ぶことでもあります。これまでは、記録としての側面に主眼が置かれておりましたが(それが
第一ですが)、後期では、「読み物」としての側面も考慮してゼミ報告を行っていきましょう。
その為にも、ぜひ「エピソードに語らせる」ことを意識してみてください。エピソードに
語らせる際には、上記にまとめた三つの視点を意識する事で、その感覚が身についてくる
のだと思います。読み手(聞き手)に面白い!なるほど!!と思わせる表現の方法を
学んでいきましょう。
○何が言いたいのかを明確にする―「形」から「中身」へ―
「勉強内容」や「刮目」などを報告する際に、構造を意識して段落ごとに整理されるように
なりましたので、その内容がより相手に伝わるようになってきました。次は、その段落(大きくは
Tであり、その中の(1)など)において結局何が言いたいのかを明確にして報告してみましょう。
その日のゼミの内容をただ表記する(メモ程度)だけではなく、何が言いたいのかを明確にして
整理する事は、書き手にとって力が付くと同時に、読み手にとってはその内容を理解するに
当たって非常に助かります。何が言いたいのかを明確にして整理するという事は、即ちタイトルと
サブタイトルを意識的に考えることに他なりません。結局何が言いたいのか、それをタイトルと
サブタイトルにしてみて、その観点からその内容を整理することを今後意識して見ましょう。
(*構造を意識して段落ごとに整理する事は、「形」の観点からのまとめであり、その中で
何を言いたいのかを明確にして整理する事は「中身」の観点からのまとめと言えるでしょう。)
2.後期のゼミ報告のあり方
片岡君が、この「現役生活動報告用掲示板」を「コミュニケーションの場」にしていきたいと
提案してくれ、三年生のゼミ報告について実際に評価・アドバイスをしてくれています。
本来ならば、このゼミ報告の総括の段階で、後期以降のゼミ報告をどのように行っていくのか、
その方法を提示するのが、あるべき姿だと思うのですが、片岡君が提起してくれた問題については、
改めて四年生以上で話し合い、全体で共有していきたいと考えております。
今回は、ゼミ報告の5つの型を基礎に、それを更に充実させる形で、総括の「総括」を行い
ました。今一度ゼミ全体で共有すると共に、後期以降のゼミ報告のあり方についても考えていき
たいと思います。