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[191] 題名:【評価】夏合宿勉強総括 〜報告の「型」 ―初心に帰りましょう!〜 名前:20期生 中村貴治 投稿日:2010年10月23日 (土) 00時56分
坂倉君の [189] 2010年度夏合宿勉強総括に対し、評価を行います。
評価自体が長くなってしまいました。申し訳ありませんが、ご容赦下さい。【追記】
竹田君、気付かずに投稿してしまった!申し訳ないです。
評価が多い分にはとりあえず問題はないと思うので、このまま残します。
(書く前にメールすればよかった!!泣)
皆さん、この掲示板の上にある報告の「型」には注意をしているでしょうか。
何度もやっているうちに忘れてしまいがちになるのも人間の性なのかもしれません。
事あるごとに確認することをオススメします。初心に帰る意味を込め、今回はその中から
「1.文献の表記の仕方」「2.構造を意識してまとめる」「5.タイトルを工夫する」を選び、評価を行います。
■1.文献の表記の仕方
普段のレジュメでも散々確認していますし、これはもう大丈夫ですね・・・と思いきや、
ちょっと誤っていますね。文献表記に限らずレジュメと掲示板報告はつながりがあり、
抑えるべきところは殆ど共通していますよ!意識して直していきましょう。
「型」から引用をさせて頂くと、
〔文献の表記の仕方〕 著者名『書名』出版社、出版年
です。書名は「カギカッコ」ではなく『二重カギカッコ』でくくるものです。
また、出版年もわかるのなら、忘れずに記入しましょう。
× マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」早川書房
○ マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房、2010年
■2.構造を意識してまとめる
実は、坂倉君にこれから一番意識してもらいたいところは、ここなのです。
恐らくここを自ら考え、マスターしてくれれば、あらゆる文章が一気にグッとよくなります。
よって、少し力を入れて評価しますので、「文章を短くしろ」と言いつつ文章が長くなることを許して下さい。
@)伝わりやすい構造を考える
「三戸ゼミナール掲示板!」の方でも三戸先生からご指摘頂いていますが、報告自体が大変長いですよね。
「長い話は人は聞いてくれない」と言うように、「長い報告は人は見てくれない」と
基本的には思った方がいいでしょう。ですので、そうならないためにできる限りの工夫を
すればいいのです。
先生からは以下の2点をご提案頂いています。
○概要、分析と資料に分けてみる。
○「評価ポイント」の一覧表を作製し、それを使って分析・評価してみる。
坂倉君が提案した構造(=「結果」/「コンセプト」→「評価」→「要因」→「改善点」)は、
成程考え方として順序の正しい報告・反省の仕方だと言えます。しかし、読み手に読んでもらえる、
伝わる報告にしないと意味が無いのです。有用な報告を見て貰うにはどうしたらいいのか…?
一つの答えはないのかもしれません。ですので、それだけに色々試行錯誤して工夫をしてもらいたいのです。
幸いなことに、三戸ゼミはチャレンジや失敗を受け止めてくれる場です。良い形を編み出し、
自分が後に続く「型」を自分で生み出すんだというくらいの気持ちで行うといいでしょう。(竹田君が下に、一つ提案をしてくれます。ああいった「工夫」です。
上級生が考え付かなかったような案を提示してくれることを期待します)
A)情報の取捨選択をする
他にもちょっとした工夫をすることで、読みやすさを実現できます。というのも、坂倉君の
報告を見ていて気になったことがあります。それはあまりスペースが活かされていないことです。
例えば、「V.評価」の<できたこと>の欄、「@勉強の内容」の下には何も書かれてはいませんよね。
恐らく、V―Wと続く対応関係を考慮した結果なのでしょうが、そのために文量が長くなるという
報告として致命的な問題を生み出しています。ではどうすればいいかは是非自ら考えて欲しいですが、
「必要な情報は入れる。要らない情報は省く」⇒「伝わりやすい報告に!!」
を、常に意識していきましょう。
B)読み手の視点立った表現をする
ゼミのレジュメ、報告を書いていると養われることの一つが、「読み手の視点を意識する」ことです。
坂倉君の報告から抜き出すと、以下のような部分があります。
(2)勉強体制
@時間管理
A全員参加
工夫をしようという意識は伝わるのですが、残念ながらこれではどちらが上位概念(くくり)なの
か一見して判別できません。個人的には「@時間管理」「A全員参加」の方が「(2)勉強体制」よりも
上位に見えます。例えば、以下のように変えてみるとどうでしょうか。
(2) 勉強体制
@時間管理
A全員参加
これも「試行錯誤」です。何度も言いますが、自分で考えて貰うことが肝要です。
概念の構造的差異を考えた上でそれをどのように表現すれば見やすいのかその場その場に
応じて考えていきましょう。
文章が長くなることについて何度か指摘しましたが、もちろん意味内容が密度濃くあれば、
長くなるのも多少やむをえません。それは常にバランスですし、上に挙げたような(他にもありますよ!)
工夫をした上でのことだと思います。
「@内容の質を上げること」「A伝わり易い工夫をすること」を常に頭に入れておいて下さい。
(坂倉君の報告は@はほぼ満たしているであろうだけに惜しい!)
■5.タイトルを工夫する
これは一見して気になることです。例えば「V.評価〜何ができたか、何ができなかったか〜」などです。
もしかして私が個人的にレジュメに対してアドバイスした「もっと一般化して書け」という
言葉を拡大解釈してしまったのでしょうか。だとすれば不適切な表現をした私のミスです。
申し訳ありません。贖罪の意味も込めて、書きます。
報告の「型」から引用すると、タイトルで気をつけて貰いたい点は、以下の2点です。
@相手に読んでみたいと思ってもらえること
Aそこに書いてあることが掴めること
今回の報告ではAは満たしていますが、@の観点が決定的に欠けています。(ちなみに以前私がアドバイスしたのは、Aの観点からです。レジュメにおいては
何を皆で共有したいのか、論点にしたいのかを一目でわからせることが肝心です。
あまり具体例に沿い過ぎていては、共有したい論点が伝わりにくくなります)
更に、ここに「サブタイトル」が入ると、タイトルでできることができることが一気に広がります。
現在、坂倉君の報告では、タイトルとサブタイトルがほぼ=(イコール)の関係となっており、
あまり有効に活かされているとは言えません。
@とAで分けて書くのも良し、その他の利用方法だってOKです。
色々な人のタイトルを参考にしながら、どんなタイトルがいいか、楽しんで考えてみて下さい。
≪後記≫
ここまで書いてきて、“自分の報告も充分長いのだ”ということに気付かされました。
ここまで「短く書け!伝わりやすく書け!」と言っておいて…。
結局は「試行錯誤」「工夫」なのだと思います。お互い伝えたいことは人一倍持っているように感じます。
「質」と「伝わりやすさ」をどうすれば共存できるか。私はこれからの自分への課題ができたと感じ、
少しワクワクしています。同じ学生として、互いに学びあっていきましょう!
[190] 題名:勉強総括の評価 名前:竹田俊亮 21期 投稿日:2010年10月23日 (土) 00時27分
坂倉君の夏合宿の勉強総括を評価します。(清野さん、また改めて評価しますね)
投稿日:2010年10月22日 (金) 04時24分 ⇒おお。
それでは。
坂倉の報告は毎回分量が多い。それだけ伝えたい内容があるんだろう。
この時点で一つアドバイス。複数に分けて投稿してもいいんじゃないか?(書き込み数を増やせるぞ)
分けることにより、さらに整理できるんじゃないか、と思います。
では、整理という点についてより踏み込んでアドバイス。
T.結果
U.コンセプト・目標 〜何をしようとしたか〜
V.評価 〜何ができたか、何ができなかったか〜
W.要因 〜なぜできたか、なぜできなかったか〜
X.改善点 〜どうすれば良くなるか〜
このような構成でまとめられた報告ですが、それぞれの中身はというと、
[全体]と[システム]に分けられ、交互に評価を行っている。
坂倉なりに整理していこうという思いが強く伝わるものとなっている。
しかし、これほど分量が多い場合は、更に整理の意識レベルを上げなければならない。
まず、これだけ長いなら目次だけでなく、報告の冒頭で、報告の流れを説明することが必須でしょう。
そこで、どういう流れかをイメージさせなければならない。
また、それぞれの評価分析の項目において[全体]と[システム]をまとめるのではなく、
[全体]について、コンセプトは何だったのか、実際何ができたのか、それはなぜか、
[システム]について(同様)
という流れにした方が、より読む相手に配慮しているといえるのでは。
報告の「型」に【構造を意識してまとめる】があります。
これは報告する内容によって変えなければなりません。
ということは、その報告がどんな報告なのか毎回毎回意識してまとめなければなりません。
坂倉の報告は徐々に良くなってきている。
[189] 題名:2010年度夏合宿勉強総括 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月22日 (金) 04時24分
夏合宿の勉強総括をします。主に勉強のシステム面での反省です。
後期の勉強・来年度以降の夏合宿の勉強に生かしていきたいです。
[目次]
T.結果
U.コンセプト・目標〜何をしようとしたか〜
V.評価〜何ができたか、何ができなかったか〜
W.要因〜なぜできたか、なぜできなかったか〜
X.改善点〜どうすれば良くなるか〜
Y.感想
T.結果
[担当時間]
Seinoism担当 :約6時間
肉食主義担当 :約5時間
けいさん!!担当 :約3時間
コバストテレス担当 :約2時間半
※予定では均等に時間を割り振ったが、前半の2班の時間を延長してしまったため、後半の2班の時間が短くなってしまった。
[ポイント順位]
順位は
1位…Seinoism(清野、竹田、衛藤) 61.5P
2位…けいさん!!(近藤、小泉、勝又) 56.5P
3位…肉食主義(坂倉、守内、松井) 49P
4位…コバストテレス(小林、中村、市川) 39.5P
という結果になりました!!
[ポイント内訳]
@Seinoism
・レジュメポイント:3.5(大野さん)+7(先生)=10.5P
・「役割」ポイント:6(司会)+4(書記)=10P
・良い発言ポイント:6(竹田)=6P
・総発言ポイント:35P
(先生担当時間:9P,Seinoism担当時間:−,肉食主義担当時間:10P,けいさん!!担当時間:5P,コバストテレス担当時間:11P)
計61.5P
A肉食主義
レジュメポイント:2(大野さん)+5(先生)=7P
「役割」ポイント:7(司会)+10(書記)=17P
良い発言ポイント:なし
・総発言ポイント:25P
(先生担当時間:6P,Seinoism担当時間:9P,肉食主義担当時間:−,けいさん!!担当時間:5P,コバストテレス担当時間:5P)
計49P
Bけいさん!!
・レジュメポイント:2.5(大野さん)+7(先生)=9.5P
・「役割」ポイント:7.5(司会)+7.5(書記)=15P
・良い発言ポイント:3(勝又)+3(近藤)+2(小泉)=8P
・総発言ポイント:24P
(先生担当時間:6P,Seinoism担当時間:6P,肉食主義担当時間:3P,けいさん!!担当時間:−,コバストテレス担当時間:9P)
計56.5P
Cコバストテレス
レジュメポイント:1(大野さん)+1(先生)=2P
「役割」ポイント:4(司会)+2.5(書記)=6.5P
良い発言ポイント:3(中村)=3P
・総発言ポイント:28P
(先生担当時間:5P,Seinoism担当時間:10P,肉食主義担当時間:10P,けいさん!!担当:時間3P,コバストテレス担当時間:ー)
計39.5P
U.コンセプト・目標〜何をしようとしたか〜
[全体]
今年の夏合宿全体のコンセプトは「皆で創る」であった。
勉強においても、マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」早川書房 の2、3、5,8章を4つの班で担当を決め、
担当班がそれぞれ担当する勉強の時間のプランを自由に設計するという形を取り、勉強にも夏合宿コンセプト「皆で創る」が表れていた。
勉強での大きな一つの目標は「議論をする」ことであった。前期までの勉強の時間では議論がほとんどできていなかった。
具体的には、@「発言数が少ない」A「議論を組み立てられない」といった状況であった。
その状況を夏合宿で変え、議論ができるようになることを目標としておいた。
※このコンセプト・目標の把握に問題があったことが勉強の失敗につながったと考えられる
[システム]
システム面では、大きく(1)班担当制度(2)勉強体制(3)ポイント制度の3つを採用した。
(1)班担当制度
テキストである「マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」の4つの章(2、3、5、8章)を取り扱い、
それを4つの班に割り振り担当を決めた。そして各班に勉強の時間のプランの設計を任せた。
これを行った理由としては、
@「勉強の時間のマネジメントの勉強」
A「ビデオ学習(今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方
に応用する勉強のため)」
が考えられる。
(2)勉強体制
去年の勉強に引き続き、「司会」「書記」「記録者」「評価」といった役割を設ける「勉強体制」を採用した。
これを行った理由は@効率的な時間管理A全員参加Bそれぞれの役割の勉強である。
去年と変更したのは、@TK(タイムキーパー)をなくしたことAホワイトボードと書面上の書記を「書記」「記録者」と明確に分け、
「記録者」には議事録をとらせたことである。
@は去年TKが形骸化したことから、今年は司会を中心に班で時間管理をするやり方をとった。
Aは仕事内容の明確化のためである。
(3)ポイント制度
今年は全体のポイントに対する勉強のポイントの比率を高くするために、去年よりも多くのポイント制度を採用した。
@発言ポイント{(1発言=1P)(※2年生は2P)}
A良い発言(3P〜5P)
B役割{(〜20P)(司会:〜10p,書記,:〜10p)
Cレジュメ(〜15P)
D減点対象{時間通りに始まらない(-3p)居眠り(-3p)}
@Aは「議論をする」のコンセプトを基に、活発な議論が行われ、全員が意見を言うために採用した。
BCは担当班の「運営」に対してのポイントとして採用した。
Dは、各班の「管理」に「厳しさ」を出すために採用した。
V.評価〜何ができたか、何ができなかったか〜
<できたこと>
[全体]
@勉強の内容
A議論
・「発言数」は通常のゼミよりも多かった。とにかく発言しようとする姿勢はいつもより感じられた。
[システム]
(1)班担当制度
@勉強の時間のマネジメント
・運営をする中で各班それぞれ問題点が見つかり、結果的に「勉強を進める側の勉強」にはなった。
Aビデオ学習
(2)勉強体制
@時間管理
A全員参加
・議事録を用意したことで書記と記録者の仕事を明確にできた。
Bそれぞれの役割の勉強
・議事録・評価用紙を用意したので、形としては行えた。
(3)ポイント制度
@活発な議論のための「発言ポイント」
・2年生の発言が多かったが、それが発言ポイントによるものかは微妙。
A厳しい管理のための「減点ポイント」
<できなかったこと>
[全体]
@勉強の内容
・勉強内容が「テキストの内容の理解」になってしまった。議論の内容も、「サンデルは〜と述べている」「カントは〜と述べている」
といったもので、自分は「〜に納得できない」といった意見は出てこなかった。
・批判的検討ができなかったため、結果的にテキストの内容の理解も薄くなった。
A議論
・「発言」はできたが、「議論を組み立てる」ことはできなかった。一つ出てきた意見に絡ませた意見というものが全体的に少なかった。
論点を明確にするような発言も全体的にできなかった。
[システム]
(1)班担当制度
@勉強の時間のマネジメント
・各班の勉強の時間のマネジメントが不十分であった。(時間オーバー、沈黙の時間など)
Aビデオ学習
・ビデオを使った班が一つもなかった。全てレジュメを使ったものであった。
「今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方に応用する勉強」
ができなかった。
(2)勉強体制
@時間管理
・時間管理ができなかった。
A全員参加
・「記録係は担当者にとって勉強になるのか」という問題がある。
Bそれぞれの役割の勉強
・記録者が「発言数」を数える予定であったが、それができずに別の人(勉強幹事、総合幹事)が数えた。
・上手く評価できている者が少なかった。(3年生以下が「評価」の仕方を理解していなかった。)
(3)ポイント制度
@活発な議論のための「発言ポイント」
・発言ポイントによって、発言数が増えたとは言い難い。(先生から与えられる発言ポイントは誘因となったが)
A厳しい管理のための「減点ポイント」
・減点ができなかった。勉強中に居眠りをしている者を多数見かけたが、減点にできなかった。
フリスクを用意したが効果的に使えなかった。
W.要因〜なぜできたか、なぜできなかったか〜
<なぜできたか>
[全体]
@勉強の内容
A議論
・発言数が多かった理由は、
@「議論をする」というコンセプトが共有できていたことA発言ポイントが設定されたことB2年生の積極的な姿勢が考えられる。
<システム>
(1)班担当制度
@勉強の時間のマネジメント
・結果的に勉強にはなった。(大きな失敗をしたという意味で)
Aビデオ学習
(2)勉強体制
@時間管理
A全員参加
・役割の割り振りはある程度できていた。
Bそれぞれの役割の勉強
・議事録・評価用紙を用意した。
(3)ポイント制度
@活発な議論のための「発言ポイント」
・2年生の発言が多かったが、それが発言ポイントによるものかは微妙。
A厳しい管理のための「減点ポイント」
<なぜできなかったか>
[全体]
@勉強の内容
・「正義を勉強する」とはどういうことかを理解・共有できていなかった。
(テキストを批判的に読まずにそのまま受け入れて「テキストに何が書かれているか」を確認しても、「正義」を勉強したことにはならない。)
A議論
・担当班が「論点にしたいこと」を出し、議論の方向性を示さないと議論はできない。
(その場で論点を出せるほどの能力がない。その場で出てきたものをまとめる能力もない。)
・まだ意識面・能力面から、議論を「今、何が問題となっているか」を把握・共有しようとしない、できない。
・司会と書記の連携がうまくいっていない。
(そもそもなんのために「書記」を置いているのかを意識していない。小さいホワイトボードに書いても誰も見ない。)
<システム>
(1)班担当制度
@勉強の時間のマネジメント
・準備不足である。
担当班の準備不足であるとともに、担当班以外の準備不足でもある。
自分の担当班以外まで理解ができていれば、議論はもっと進展したはずである。
なぜ準備不足が起ってしまったのかは@夏合宿の勉強の目的に対する理解の甘さA準備段階での連絡・共有の甘さである。
Aビデオ学習
・ビデオを使う班がなかったのは、ビデオを使うことになっていた目的を理解していなかったことが理由である。
・「ビデオを使いたいと思ったかどうか」というアンケートをとった所、
「使いたいと思ったが、ビデオの入手時期が遅れて準備できなかった」という意見が大半であった。
(2)勉強体制
@時間管理
・時間管理ができなかったのは、担当班の司会に時間管理を任せるというやり方が機能しなかったためである。
なぜ機能しなかったのかというと、「外」からの「圧力」がなかったためであると考えられる。担当班の「責任感」に任せるだけでは時間管理を完璧に実行することはできない。
・TKが機能するためには、「与えられた仕事」はきちんとやるという自覚と場の空気が必要である。
・音が出る時計などを効果的に使っていなかった。
A全員参加
・発言ポイントを数える係は勉強にならない。
Bそれぞれの役割の勉強
・「発言数」を完璧に数えることができなかったのは、@勉強の議論以外での発言を数えるべきかA勉強以外での発言も数えるべきかが詰められておらず、
全体で共有できていなかったからである。もう一つの要因は各時間に変わる勉強の「記録係」にカウントを任せたからである。
・評価についての説明の時間をとっていなかった。とるべきであった。
(3)ポイント制度
@活発な議論のための「発言ポイント」
・ポイントの発表が随時行うことができずに、誰が何ポイントとっているのかが分からなかったため「誘因」にもならなかった。
・発言ポイントの集計を「記録係」(議事録担当)に任せたことが、ポイントの不明確さ、発表の遅れにつながった。
・「発言数を数える」役割は勉強にはならないのでゼミ生にやらせるべきではない、という問題もある。
A厳しい管理のための「減点ポイント」
・減点を誰が判断するかを明確にしていなかった。(寝ている人を名指しで指摘すると雰囲気が悪くなる。)
フリスクを班に渡しただけでそれ以上の工夫がなかった。
X.改善点〜どうすれば良くなるか〜
[全体]
@勉強の内容
・常に「その勉強の目的」を問いつづける。
・幹事は、先生や先輩に上が明らかになるまで相談する。そして全体にしっかりと共有させる。
A議論
・議論を組み立てる練習をする。一つ出てきた意見を無視せずに、何らかの形で処理する。
(「反論して納得させる」「重要だから後に残す」「次回までに課題としてやってくる」など)
[システム]
(1)班担当制度
@勉強の時間のマネジメント
・班の担当制にして具体的な勉強のプランを設計させたからには、勉強の「コンセプト」はしっかり話し合い共有する。
・班担当制度にした場合は、担当箇所以外の勉強もある程度全員がやった状態でないと勉強が円滑に進まない。
担当箇所以外の範囲も勉強するような全体の課題を作る。
Aビデオ学習
・ビデオを使って、「ハーバードの講義の様子から何かを皆で感じたい、共有したい」という意見があったので後期の勉強で行う。
(2)勉強体制
@時間管理
・時計を利用する。(時間がきたら、音が鳴るような時計を使う)
・「仕事はきちんと行う」という場の空気をゼミ全体で作っていく。
・時間管理は担当班以外に「外」から指摘するものとして、幹事・勉強幹事を時間管理係にする。
A全員参加
・できるだけ「役割」を担当している人が勉強になるようにする。発言数を単に数えるだけの「発言数係」は置かない。
Bそれぞれの役割の勉強
・「評価」の役割をつくったなら、良い「評価」ができるように「評価」をする意味を確認する。
(3)ポイント制度
@活発な議論のための「発言ポイント」
・発言数を数えるなら、その時間で「随時、誰が何ポイントとったか」を発表する。
・自己申告制をとっても良い。(「発言」を数えるのは勉強にならないので)
A厳しい管理のための「減点ポイント」
・「居眠りチェック係」を作る。(全体を見渡し、居眠りに対してフリスクなどを渡す係)
フリスクを渡された時点で、「居眠り」として減点する。名指しで指摘するのではなく、遊び的要素を入れて、居眠りを注意していく。
Y.感想
夏合宿の勉強幹事として夏合宿勉強の総括を行い、後期第一回のゼミで共有しました。
その時に先生からご指摘を受けたのは「プランやルールを作ったが、当日その通りに実行しなかった。」ということでした。
まさに、その一言に集約されていると思います。例えば、「減点ポイント」を作っておきながら、
当日は「減点ポイントをカウントしよう!」と皆に呼び掛けることをしませんでした。
もちろん当日の雰囲気という問題もありますが、プランやルールを作ったからにはそれをまずはやってみないと
反省もできず得られることもありません。また「当日プラン通りに実行できなかった」ということは
準備段階でのプランの構想もそれまでだったということです。事前に立てたプランに甘さがありました。
もう一つ勉強幹事として反省しなければいけないのは、合宿で一番問題となったのが勉強の目的に関するものであったことです。
ゼミ生のほとんどの間では「とにかく発言する」ということがコンセプトとして認識されており、自分が納得するかどうかを抜きにして
「とにかく発言させよう」という勉強の進め方になってしまいました。「「正義」を勉強する」意味を
勉強幹事が理解できていなかったこと、先生や先輩への相談が不十分であったことが最大の原因です。
今回の自分の反省は次回の夏合宿の勉強幹事に伝えて、次回の夏合宿での勉強をよりよいものにしたいと思います。
[188] 題名:2010年度三戸ゼミナール夏合宿報告〜音楽企画編〜 名前:清野彩奈(22期生) 投稿日:2010年10月21日 (木) 05時10分
企画の報告第三弾は音楽企画です。今年も食事の際にBGMを流すという音楽企画を行いました。
今回はアルバム単位でCDを用意して、事前にテーマも決めてきてもらいました。○音楽企画
1企画内容
今年の音楽企画のコンセプトは「食事を楽しむ雰囲気作り」である。宿の食事をより美味しく
味わえるよう、音楽で心地よい環境を作り出すことを目的としている。
どのようなタイミングで何の曲を流して雰囲気を作るのか。ゼミ生のセンスが問われる。
(1 準備内容
・CDはアルバムを用意する。アルバムとして編集したものも可。
・各チーム、二回担当することになるのでCDは二枚用意する。
・テーマを設定し、幹事に連絡する。
(2 進行手順
1 食事前に幹事が評価用紙を配り、担当チームとCDのテーマを発表する。
2 選曲理由を主張したい人だけいただきますの後に発表する。
3 終了後に評価用紙に評価を書き込む。
評価基準は「絶妙…3点」「良い…1点」「微妙…0点」の三つだが、「絶妙」は一回しか
選ぶことができない。ポイント数の高い順番で順位付けをする。
4 最終日に企画に対する簡単な評価用紙を配布して記入してもらう。
(3 担当チームとテーマ
合宿中は全部で九回音楽を流す機会があるので、均等に割れるよう全体で八回に調整した。
そのため、最終日の昼は担当を「無し」とする。
各担当は以下の通りである。なお、括弧内はテーマである。
アルバムは「」、シングルは“”で表記する。
○9/26
夜・・・肉食主義(消化)
ヴァイオリン協奏曲ニ長調op.35“CLASSICA D’ORO”
ヴァイオリン協奏曲ホ単調“メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲ホ単調”
モーツァルト“ヴァイオリン協奏曲第五番イ長調K219第1楽章”
○9/27
朝・・・けいさん!!(日本社会の流行を探る&元気になる)
AKB48「神曲たち」
昼・・・コバストテレス(気分が盛り上がる)
サラ・ブライトマン“A Question of Honor”
K-Naan“Wave Your Flag”
Superfly“タマシイレボリューション”
EXILE“Victory”
Flumpool“reboot〜あきらめない詩〜”
夜・・・SeinoIsm(南国リゾート)
サザンオールスターズ「バラッド3〜the album of LOVE〜」
○9/28
朝・・・肉食主義(目覚め)
Maroon5“Sunday morning”
Carpenters“I’m on Top of the world”
The Beatles“Hello,Goodbye”
Ben E.King“Stand by me”
Cindy Lauper“Time after Time”
Stevie Wonder“Isn’t She Lovely”
Jack Johnson“You and Your heart”
Maroon5“She will be loved”
昼・・・SeinoIsm(爽やか)
The Doobie Brothers「Listen To The Music」
夜・・・けいさん!!(皆の気持ちを盛り上げる)
Limpbizkit“ローリン”
西野カナ“if”
エレファントカシマシ“俺達の明日”
アリス“チャンピオン”
かりゆし58“オワリはじまり”
湘南乃風“親友よ”
THE STREAT BEATS“さすらいの歌”
○9/29
朝・・・コバストテレス(心がリフレッシュする)
※全て久石譲
“summer”
“Oriental wind”
“あの夏へ”
“ジブリメドレー”
“人生のメリーゴーランド”
2結果発表
今回は評価用紙に各BGMに対するコメント欄を設けたので、その中から三つだけピックアップして
紹介したいと思う。
・9/26夜の肉食主義(消化)に対して…
「クラシックは良い。しかし、テーマ通りに消化が促されたのかは分からない。」
私もそう思いました。クラシックは歌詞がないので曲を聞くと言う意識をそれほどする
必要もなく、食事の邪魔になることもありません。しかし、テーマは「消化」です。
聞いて消化が促された気はしませんでしたからテーマに合致したBGMではなかったと
思います。
・9/27朝のけいさん!!(日本社会の流行を探る&元気になる)に対して…
「AKB最高!みんな幸せになる。」
実はこのコメントで“絶妙”が付けられています。これは完全に個人の嗜好によって評価
されていて、BGMというものを考えずに評価されているので問題があります。
・9/27昼のコバストテレス(気分が盛り上がる)に対して…
「テーマに沿った選曲だった。うるさくない程度に場の空気を盛り上げてくれた。」
他にも多くの人が同じ様にテーマと合致していて盛り上がったと評価していました。
全八回の中でも一番評価の中で絶妙が付けられ、点数が高かったです。W杯にちなんだ
選曲で、W杯は終わったにも関わらず、やはり気分が盛り上がるなと思いました。
さて、総合結果ですが、テーマと合致したBGMを選んできたチームが高得点を獲得しました。
第一位・・・コバストテレス
(35点/48点)
第二位・・・SeinoIsm(25点/48点)
第三位・・・肉食主義(24点/48点)
第四位・・・けいさん!!(15点/48点)
○今回は最終日にこの音楽企画に対する評価と感想を記入していただいた。
・紹介は積極的に十秒程度の時間で何故この曲を選んだのかを紹介した方がいい。
・BGMに対する評価用紙と企画に対する評価用紙が“企画”と意識させた。
・基本的にご飯を食べているから静かになりがちだが、BGMは沈黙の重い雰囲気を
解消している。
・「テーマ」は流す日時、企画であること、そして食事中だということを意識して
設定するべき。
去年の音楽企画ではいただきますの前に全員が選曲理由を発表していたのだが、
「すぐにいただきますに移った方がよい」とのことで今回は割愛して、主張したい人のみにした。
しかし、紹介によってそのBGMに引き込まれるのに違いがあるのではないかと思うので、
次回音楽企画を行う時は短く簡潔に紹介するのはいいのかもしれない。
テーマに対する捉え方については総括へ。皆さん、ご記入ありがとうございました!
3総括
今回の音楽企画では去年を超えるべく評価用紙を用意したり、CDをアルバム単位に変更
したりした。しかし、「BGMとは何か」という根本的な共通テーマの認識が出来なかったため、
BGMとして成立しないものも流れた。
・均等にBGMの音が届かず、BGMとして機能していなかった。
一方向からしか流れていないので座る場所によって音の届き方に違いがあった。スピーカーの
手前だとよく聞こえても、奥に座れば聞こえにくくなってしまう。
⇒均等に音が届くよう、スピーカーを二つ用意することで解消できる。入ってすぐのテーブルと
奥のテーブルに設置し、両極端になるようにすれば音が均等に行き渡るようになる。
・日時に合わせたテーマ設定と「BGM」が考えられていない。
ゼミ生がBGMを流す日時のことを考えていないように感じた。「ゼミ合宿の食事で流す
BGM」としてではなく、多くは好きな曲を流している気がしてならなかった。
「BGM」とは何か。今回はその考えを浸透させることが出来なかった。だからこそ、全部の曲を
聞いた中で好きな曲を絶妙に選ぶ人がいたのだ。
⇒次回、音楽企画をするならば「BGM」とは何かを考えさせて企画に挑ませなければならない。
そうでなければ勉強にならないので、そこを徹底させる必要がある。
今回の音楽企画では、テーマと合致したBGMであることと流す時間帯を考慮したチームの
点数が高かったです。また、我の強い曲は好まれず、耳に入るが頭に残らない曲が割と
好まれていました。そして、ある程度認知されている有名な曲はその場の話題提供に
繋がっています。
次回音楽企画を行う際には何故この企画をするのか、そもそもBGMとどういったもので、
流す環境も考慮して選曲させるように徹底することが必要だと思いました。
[187] 題名:第16回ゼミ報告の評価〜キミはダイヤの原石だ!!!!〜 名前:清野彩奈(22期生) 投稿日:2010年10月21日 (木) 04時31分
衛藤君、ゼミ報告デビューおめでとう!
自分でも何というサブタイトルをつけてしまったのだろうと思います。もしサブタイトル賞が
あったならば間違いなくこのサブタイトルはノミネートされていることでしょう。
衛藤君とはこれまで一緒の班で活動してきましたが、 “書く力があるな” と思っています。
是非このゼミ報告の場で衛藤君の力を存分に発揮してください!
今回は「見やすさ」と「内容」の二つについて評価したいと思います。
@見やすさについて
勉強のところで“○”“◎”“・”といった記号を駆使することで見やすさに配慮がされている
ことが読み取れます。とてもいいですね。
ですが、配慮がされていても文字が全て通常のままでは大変もったいないです。
松井君の報告に対して近藤も評価していましたが、遊具置き場のタグを活用して文字の
フォントや大きさを変えることで見やすい報告に繋がります。
また、一定の文章量で改行することで読みやすくなっていますが、所々、文末の文章の区切りが
気になる部分があります。単語ごとや、文末の“です”“ます”などの語調ごとで改行することによって
さらに読みやすい報告になると思います。
A内容について
○スピーチのテーマ決め
どういった流れでテーマが決められていったのかがよく分かります。前提条件として何をして、
投票前に控除されたテーマはどうした基準からか、獲得投票数まで一連の記録がなされています。
この記録を更によくするのであれば、発案者がどうしてこのテーマにしようとしたのかと
発表した内容も数個ほど書いてあると良いのではないかと思います。
また、決定したテーマとスピーチ大会が一週間遅れて日程変更になったことは重要なこと
なので、ゼミを欠席した人に伝わるよう、フォントを変えたり、注目してもらえるように
しましょう。
○勉強
各章ごとに「今回何をしたか」「質問と疑問点」「次回への課題」の三段階で簡潔にまとめ、
最後に全体への課題でまとめるという構成で、綺麗に報告されています。
「今回何をしたか」「次回への課題は」簡潔にまとめることで良いかもしれませんが、
「質問と疑問点」を箇条書きにしてしまったため、どのような議論がなされたのかという
中身の部分が見えてきません。
質問と疑問点で挙げられた箇条書きに対してどういった議論がなされたのかを追加して
書き込むことで、どうして次回の課題がそうなったのか納得することができます。
大変難しいことなのですが、その場にいない人物にも内容が伝わるような報告を意識して
記述していきましょう。(これができたらキミは輝くダイヤだ!)
衛藤君、二年生企画の報告では遊具置き場のタグを活用した躍動感のある報告がなされる
ことを楽しみにしています。
これからも共によい報告が書けるように頑張っていきましょうね! (目指すはブリリアンカットのダイヤだ!)
[186] 題名:勉強に対する姿勢とは?(10/12ゼミ勉強名場面) 名前:市川 宗近 (23期生) 投稿日:2010年10月19日 (火) 11時46分
各班のレジュメに対する、疑問点を挙げ、答えている時に、
先生から、大目玉を頂戴しました。
どこまでが納得すればいいのか、
どこまでみんなが共通して分かればいいのか、
何がわからないといけないのか、
を抜きにして質問や答えがでている。
的を射た、目が覚めるようなご指摘に、
はっとしました。(眠たかったわけではありません!)
私が、三戸ゼミに入って、
キーワードとして認識している言葉の一つ、
「納得」。
今のゼミでは、勉強の時間割を立てているものの、
あまり上手く機能していないように思います。
それは、タイムキーパーの問題もありますが、
各コマでの目的(=何をどこまで納得するのか)がはっきりしていないからではないのか
と考えさせられました。
「結論を考えてから、喋れ。」
と、先生はよくおっしゃられていますが、
各コマでも、このコマの目的は○○です。
と最初に言うことで、時間の使い方がより有意義に
なるのではないかと思います。
自分が納得したい。
こんな、当たり前の勉強に対する姿勢を忘れていた
自分自身が恥ずかしく、情けなく、
しかし、気付かせていただけたことが、
とても嬉しく、最も印象的な場面でした。
[185] 題名:第16回ゼミ報告〜スピーチと勉強〜 名前:衛藤雄介(23期生) 投稿日:2010年10月19日 (火) 01時31分
松井に引き続き、初めてゼミ報告を担当させていただきます二年の衛藤雄介です。掲示板
を利用してのコミュニケーションというのは初めてですが、興味があるのでたくさん活用
したいと思います。まだまだわからないことも多いですが頑張って報告をしようと思いま
す。
自分はこの活動報告以外にも夏合宿での2年生企画の総括を報告しなくてはならないので
すが、まだ完成してないのでそちらの方はもうしばらくお待ちください。遅れてしまって
本当に申し訳ないです。
【目次】
T.基本情報
U.慶応大学菊澤ゼミとの討論会について
V.第二回スピーチ大会テーマ決め
W.勉強
X.乱目
Y.感想
T.基本情報
【日時】10月12日(火)15時42分〜22時20分
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※カッコ内は欠席者
OB :大野さん
近藤チーム[けいさん!!]:近藤、小泉、(勝又、大塚、宮原)
坂倉チーム[肉食主義]:坂倉、守内、松井、(長濱)
清野チーム[Seinoism]:清野、竹田、高松、衛藤
小林チーム[コバストテレス]:中村、安齊、市川、(小林)
出席率:71%(12/17)
U.慶応大学菊澤ゼミとの討論会について
近藤さんから現状についてのまとめと、三戸ゼミから提案する具体案について報告があり
ました。
< 両ゼミの主張の相違 >
三戸ゼミ:一つの論文について納得できるまで討論したい。イメージは“討論会”
菊澤ゼミ:研究成果を外に発表することに意味がある。イメージは“発表会”
発言や意見として挙がったのは、菊澤ゼミが嫌がっているのが三戸ゼミの「納得できる
まで議論」という点ではないのかということ、菊澤ゼミの認識としては、討論会はせいぜ
い“パワーポイントの練習”ではないか?ということ菊澤ゼミは作成している4つの論文
を対等に扱ってほしいとのことだが、その条件を受け入れると三戸ゼミの論文に利用でき
る時間がなくなってしまう、という心配などです。
< 三戸ゼミから提案する具体案 >
@論文交換
↓
A質問状
↓
B回答書
↓
C当日
※当日は二日間行い、論文を互いに一つずつ持ちよって討論する形式です。卒業論文に
ついては反対し、一つ一つの論文に利用できる時間を増やすようにします。
< 今後に向けて >
菊澤ゼミによると金曜にゼミを行うため、その時にゼミ内で共有し、再度話し合うと
のこと。よって、今回は菊澤ゼミの返事を待つという形で話し合いを終えた。
V.第二回スピーチ大会テーマ決め
前回のゼミで1人最低ひとつずつ案を持ち寄るという課題のもと、集まった案は以下の
通り。
・今までの失敗談(近藤)
・遊び(竹田)
・私のおススメ(清野)
・自信を持って扱える道具(衛藤)
・怒った話(坂倉)
・この人を語る〜偉人Ver〜(守内)
・アラジンの魔法のランプがあったら(市川)
・深イイ話(中村)
・私を変えたあの出来事(長濱)
・私の相棒(長濱)
投票の前に、『私を変えたあの出来事』は第一回スピーチ大会のテーマである“自己紹介”
と被ってしまうということで却下。また、持ち寄った本人の希望により『今までの失敗談』
から『今までの納得できなかったこと』、『怒った話』から『怒るべき話』へとそれぞれ修正
が加えられた。
1人3票までの投票の結果は…
・今までの納得できなかったこと(6票)
・私のおススメ(6票)
・深イイ話(2票)
・私の相棒(2票)
よって上位二つで1人一票の決選投票を行った。
その結果は…
『今までの納得できなかったこと』(6票)
『私のオススメ』(4票)
以上の結果より、第二回スピーチコンテストのテーマは
『今までの納得できなかったこと』
に決定しました。評価のポイントは
@自分が納得できる内容か
A社会一般でも納得される内容か
の二つになりそうです。現時点でのスピーチ大会日程はあらかじめ決められていた日から
一週間遅らせた、11月2日(火)に決定しました。
W.勉強
夏合宿に引き続き、マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(早川書房)
の各担当班から説明と意見回収が行われた。
【第2章「最大幸福原理―功利主義―」】担当:清野チーム[Seinoism]
功利主義の内容理解のために、理論の詳細についての説明を、レジュメを用いて行いま
した。
<他のチームからの質問、疑問点>
・ベンサムは「個人」を十分に考慮してないと捉えてよいのか?
・ベンサムが重視しているのは苦痛に対する快楽の割合か?それとも幸福の量か?
・ベンサムにとっての幸福とは、苦痛に対する快楽の割合を指すのか?
・レジュメの図の意味は?
・ベンサムの功利主義への反論について詳しく
・幸福の「持続性」とはどういう意味か?
・ミルの自由擁護論とはどういうことか?
○次回への課題
ベンサムの功利主義、その反論に対抗して生まれたミルの功利主義について、内容が納
得できるかどうかを批判的に考え、チームとして意見をまとめる。
【第3章「−私は私のものか?―リバタリアニズム(自由至上主義)」】担当:坂倉チーム[肉食主義]
リバタリアニズムの理論を正確に理解するために必要な3つの概念についての検討と、
具体例である臓器移植の問題についてチームとしての意見を発表しました。
<他のチームからの質問、疑問点>
・レジュメにある「自由」が尊重される根拠、意味の明確化について詳しく
・「同意」という言葉は自由を制約していることになるのでは?
・「制約」という言葉で自由は表わせられないのでは?
・臓器移植の問題について、チームとしては納得しているのか?
・チームとして、自由は正義の三つの基準にふさわしいと思うか?
○次回への課題
他者の所有権を侵害していない場合でも、
@自己の所有権は常に絶対か?
A自己から離れた所有権(財産権など)は絶対か?
の問題について考えてくる。
【第5章「重要なのは動機―イマヌエル・カント―」】担当:近藤チーム[けいさん!!]
カントの“理性”を重視する理論について、チームの意見
を発表し他チームからの意見を回収しました。
<他のチームからの質問、疑問点>
・動機だけで全て当てはまるのか?
○次回への課題
@なぜカントは道徳の根本となる“感情”を捨てているのか?
Aこのような理論を唱えたカントがいた時代はどのようなものか?
の問題について考えてくる。
【第8章「誰が何に値するか?―アリストテレス―」】担当:小林チーム[コバストテレス]
アリストテレスにとっての正義である、「分配」についての説明を行いました。
○次回への課題
正義とは「分配の問題」で本当にいいのか?また、いかにして分配するのか?
について考えてくる。
◎全体の課題(次回へ向けて)
@各4チームの正義について簡単にまとめる
A4説の簡潔なまとめを行う
4説の理解のために解決すべき問題をそれぞれまとめる
BCSRをなぜ問題とするのか、4説それぞれの観点から考える
◎全体への課題その2(主に2年生向け)
夏合宿における、「風呂の順番をめぐる正義」について自チームの説や他チーム
の説を用いつつ、掲示板に考えを書き込む。
X.刮目
前回の反省から、22時にはゼミを終えることを目標としていたので1人1人簡潔に
行いました。詳しくは乱目についてまとめた書き込みがあるので、そちらをご覧ください。
Y.感想
まず時間について、Xでも書いたように深夜までかかってしまった前回の反省を受けて
今回は早めにゼミを終わらせることを目的としていたのですが、開始時間を見るとわかる
ように始まる時間が遅く、この時間を有効に使えればもっと内容に時間を割けたのではな
いかと思いました。人数が集まらなければ話し合いが始まらないので仕方ないのはわかり
ますが。
勉強について、改めてレジメの作り方の難しさについて考えさせられました。夏合宿で
は議論の難しさについても考えさせられましたが、今回の勉強で自分はそれ以前の段階
(レジメを書くことができる段階)にすら達していないことを痛感しました。もっとも
っと勉強を続けていこうと思います。
最後に課題について、このゼミ活動報告だけでなく2年生企画の総括でもそうですが、
自分は課題に対して期限までに間に合わせるという意識が低いと感じています。今回のゼ
ミでも自チームの課題や全体への課題が多く出されているので、なんとしても意識を変え
ていかなければと思います。
[184] 題名:2010年度三戸ゼミナール夏合宿〜深夜企画編〜 名前:清野彩奈(22期生) 投稿日:2010年10月15日 (金) 03時58分
竹田さん、報告に対するコメントありがとうございます!
第二弾の企画報告は深夜企画の「かくれんぼ」です。以前から先生が近くの丘を使って
何か企画をしないかと提案されていたので、今回はかくれんぼを企画してみました!○深夜企画「かくれんぼ」
0基本情報
(1 日時:9月28日(三日目の深夜)
(2 参加者
※鬼や隠れるペアはくじ引きで決定した。
【鬼】
清野彩奈、小泉篤史、勝又友大、坂倉尚道
【隠れる人】
三戸先生&松井敬祐 大野さん&市川宗近 守内彩子&衛藤雄介
竹田俊亮&中村貴治 近藤祐太朗&小林裕生
1企画内容
皆さんご存じの“かくれんぼ”である。鬼に見つからないように隠れ続ける子供の頃に
誰もが遊んだあのかくれんぼを大人になった今、本気で行ってみた。
今回の企画は宿の中にこもりがちになってしまうことを考え、「外に出て体を動かし、気分
転換する」というコンセプトを設定した。
もちろん、普通にかくれんぼを行ってもつまらない。そこで賞金を掛けて鬼ごっこを行う
テレビ番組の「逃走中」から色々と制度を取り入れてみた。
※「逃走中」の詳しい内容は、以下の公式サイトをご覧下さい。
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/tosocyu/
(1 ルール
・範囲はスタート地点の墓場から丘にかけて5分以内とする。
・メーリスを活用するので携帯電話を常備する。また、着信音が鳴るように設定する。
・確保情報を鬼が配信するので、企画中は鬼以外メーリスの使用を禁止とする。
・木の上に登ったり危険な場所には立ち寄らない。
・見つかった人はスタート地点である墓場に戻り、待機する。
(2 ポイントについて
隠れる人には個人ポイントが与えられ、持ち点5Pでスタートする。見つからなかったら
そのまま5Pを獲得することができ、チームの点数に加算する。
鬼はミッションの都合上、捕まえたペア一組につき鬼全員が2P獲得できる。
(個人最高・・・5P、鬼最高・・・10P)
(3 進行手順
1 墓場近くの入り口にある鐘撞き場をスタート地点とし、隠れる人は5分以内に移動する。
2 鬼の探索時間は30分。鬼3人は懐中電灯を持って探索に出掛ける。
※懐中電灯の制限・・・10分以内は足元のみ。それ以降は制限なしとなる。
3 隠れる人には途中で“ミッション”が課される。ミッションはメーリスによって配信
され、挑むも挑まないも各ペアの判断に任せる。
4 30分経過したらメーリスで終了を伝え、スタート地点へ戻る。
2結果発表
意外と丘は真っ暗で視界が良いとは言えない。また、前日に雨が降ったので足元の状況も
良いとは言えなかった。そして虫が大量に発生するという出来ごとに見舞われた。
そんな中、このかくれんぼで面白エピソードとして紹介したいのは鬼の小泉さんと勝又さん
である。この二人はこの企画を行う上で重要な人物であった。
まずは小泉さんについて。何故、小泉さんがこの企画で重要なのかと言えば、大きな声では
言えないのだが・・・・・実は小泉さん、かなりの怖がりなのである。
そんなに大きな声で言えないことなので大きな文字で表現させていただくことにする。
私がミッションの都合上スタート地点に一人で残るため、鬼の三人で探索に出掛けて
もらうことになったのだが、かくれんぼをスタートしてペアが隠れる時点(2分くらい)で
既に弱気な発言ばかりしていた。
※この時、鬼は近くの駐車場に移動して待機していた。
清野「私、ミッションの都合上ここに残りますね。三人で探しに行って下さい」
小泉さん「え、一人でここ(スタート地点)に残るの?怖くない?しかも三人で探すの?」
清野「いや、手元に懐中電灯ありますし・・・。三人でも何とかなりますよ」
勝又さん「鬼って個別で動いて探すの?」
清野「いや、個別でもペアになっても自由でいいですよ。個別にしますか?」小泉さん「嫌だよ。怖いじゃん」
清野「あ、じゃあ小泉さんは坂倉とペアでいいです」
この時点で怖がっていたらこの人どうなってしまうのだろう、と思っていたのは秘密だ。
それから5分が経ったので三人を見送って私は一人で鐘撞き場で待機していた。
ミッション用のメールを打って待機していたのだが、聞こえること、聞こえること。「うわぁぁぁああああ!」という叫び声が丘の方から。
何だこの声、と思いながら近くの墓場を見やっても、丘の方から断末魔が聞こえてくる。
そこに墓場特有の雰囲気が混じってとても不気味だった・・・。
10分経過したあたりから続々とペアが見つかり始める。この時点で近藤&小林ペア、
守内&衛藤ペアが発見され、スタート地点に戻ってきた。
ちょうどいいので、ここで先程用意したミッションのメールをメーリスにて配信した。
【ミッションが発生しました!
これから10分以内にどのペアでもいいのでスタート地点へ戻り、清野へ一声掛けてください。
失敗すると先程捕まった近藤&小林ペアが鬼として復活し、終了時間が延長されます。】
私はこのためにスタート地点に残ったのである。メーリスを配信して「よし!」と作業を
終えて確認作業に入ろうとしたら、すぐさま先生&松井ペアが戻ってきた。
配信して1分も経たない出来事だったため、この時、私はかなり動揺した。
メーリスには捕獲情報が流れなていないし、早々にミッションをクリアされてしまったと
ショックを受けていたのだが、実はそうではなかったらしい。
清野「あれ、先生達って見つかったんですか?」
先生「いや、自分から出てきたんだよ」
先生のお話によると自分達が隠れているすぐ近くに小泉さんがいたんそうだ。そのまま
隠れていようかと思ったが地面はぬかるんでいるし、じっとしていてもつまらないからと
完全にびびっていた小泉さんの前にいきなり出現して驚かせたらしい。
先生「小泉、『うわぁああ!』ってすごい驚いていたぞ」・・・あの叫び声ってそういうことだったのか!!!
丘から聞こえてきた叫び声は隠れているペアが出しているのだと思ったが、犯人は
小泉さんだったのか。
この小泉さんに対して着実にペアを見つけ出していたのが勝又さんだ。5ペア中3ペアを
勝又さんが発見した。
視界も暗いし足場も良くないから着実に近くを確認しながら進んでいったら次々と発見
できたのだそうだ。鬼がポイントを稼げたのは間違いなく勝又さんの活躍があってこそだ。
大野さん&市川ペアも勝又さんによって見つかり、残るは中村&竹田ペアのみになった。
ミッションは達成されることなく、新たに追加された近藤&小林ペアから逃げ切ることが
できるのだろうか!?
最終結果は・・・中村&竹田ペアが最後まで隠れきった!!!
しかし、戻ってきた二人はひどい虫刺され状態になっていました。5Pは獲得したものの、
見ていてすごく痒そうでした。
深夜企画には優勝賞品としてハッピーターン(超big!)を用意しておいたので、宿に戻ってから
贈呈した。小腹がすいた時のハッピーターンは美味しいものである!
中村さんと竹田さんは最後まで隠れていたので、両極端な鬼のエピソードを知らず、後の
総括で「小泉さんと勝又さんのおかげ」という意味が分からずに「何の話か分からない」
と発言するのであった。
3総括
新企画なので総括の時に「やってよかったか」を聞いたところ、「よかった」と答える人が
多かった。しかし、検討すべき部分がありすぎた。深夜企画は残るかもしれないが、今回の
かくれんぼは残らないかもしれない。
・開催場所が適していなかった
下調べが不十分だったため、場所(近くの丘)が企画を行うのに適していないということに
気付けなかった。意外と隠れる場所が少なかったり、前日の雨で地面が泥濘となって危険
だった。
⇒下調べを行い、今後も深夜企画を外で行うなら他の場所を見つける必要がある。その時は
安全面なども考慮し、御宿の外で企画を行うということをよく考えることも必要である。
また、かくれんぼにこだわるのなら昔、宿の中でかくれんぼをしたことがあるらしい。
外でなくとも企画はすることができる。
・意外と虫が発生した
虫は完全に予想を外した。スプレーを買って合宿所に持って行っていたが、あまりにも
涼しくて虫はいないだろうと思い、荷物から取り出さなかったら実は結構いた。
これは明らかに自分の判断ミス。
⇒外で企画を行う場合は虫よけスプレーを必ず持って行くこと!本当にすみませんでした。
この企画に対して“面白さ”は@メンバーによるものAシステムによるものがあると先生
からご指摘を受けた。それによれば今回の企画は間違いなくメンバーによって面白さが
演出された。現状のシステムでは穴がありすぎるし、とてもじゃないがシステムによる
面白さは無かったように思う。
メンバーによる面白さは偶然によるものが大きいので、次回、深夜企画を行うのであれば
システムによるもので面白さを演出したい。
[183] 題名:報告少しずつあがってきましたね。 名前:竹田 21期 投稿日:2010年10月15日 (金) 00時32分
まだ途中なのでしょうが、一言ずつコメントします。
坂倉君へ
…坂倉は元々長い文章を書く力は持っていた。その力を十分に発揮できるようになってきている。
しかし、坂倉の文章は少しくどいと思う時もある。
むしろこれからはコンパクトに短く言いたいことをまとめて書く練習をしていったらどうだろうか。
報告を上げる前に改めて全体を読み直し、構造が見えれば整理しやすいのではないか。
(本の交換会の報告は見違えるように良くなった。機械に頼れずに書けたら更に成長するのでは。頑張れ)
松井君へ
…初めてでこれほど書けるのは「型」が残っていて受け継がれたというだけでなく、
その「型」から学ぼうとする姿勢が見える。大変良い。この調子で先輩の報告から学んでいってほしい。
近藤君へ
…即レスがまず何より良い。掲示板の特色を活かした書き込み時の遊び方・工夫を面白く書いている。
これも姿勢が積極的に見てとれる。
守内さん
…ブリッジの報告、とても面白いですね。まだ未完成ですが、夏合宿の一場面を思い出させてくれます。
本当に有難うございます。
清野さん
…相変わらずエピソードをまとめるのが上手い。じゃあ今後報告において何を伸ばすか。
それは人を惹きつける表現ではないか。と思います。
合宿に参加していない人たちにどれほど楽しそうに思ってもらえるか、
そこに参加しているような錯覚を覚えさせるか。ここまで出来たら相当すごいと思います。
後輩の成長を見るのは本当に嬉しいです。
[182] 題名:2010年度三戸ゼミナール夏合宿報告〜夜企画編〜 名前:清野彩奈(22期生) 投稿日:2010年10月15日 (金) 00時06分
今年の夏合宿では企画幹事として務めました清野です。今回は企画が六つも盛り込まれ、
各担当が思い思いに取り組みました。企画の報告がこれから次々に書き込まれていくと
思いますが、第一弾として夜企画について報告していきます!
各企画の担当は以下の通りとなっています。
○駅弁企画(担当:坂倉)
○2択クイズ〜タコに負けるな!パウル君に挑戦〜(担当:近藤)
○二年生企画「特技de対決ゲーム」(担当:衛藤)
○夜企画「勘違い王決定戦〜衝撃!?自分に対する他者のイメージとは〜」(担当:清野)
○深夜企画「かくれんぼ」(担当:清野)
○音楽企画(担当:清野)
○夜企画「勘違い王決定戦〜衝撃!?自分に対する他者のイメージとは〜」
0基本情報
(1 日時:9月28日(3日目の夜)
(2 参加者
けいさん!!:近藤祐太朗、小泉篤史、勝又友大
肉食主義:坂倉尚道、守内彩子、松井敬祐
SeinoIsm:清野彩奈、竹田俊亮、衛藤雄介
コバストテレス:小林裕生、中村貴治、市川宗近
※清野と近藤は司会者として参加しました。そのため、先生(SeinoIsm)と大野さん(けいさん!!)は
司会で参加できないチームに入っていただいた。
1企画内容
内容としてはあらかじめゼミ生の一人にあるお題に沿って他のゼミ生を例えてもらい、
自分は何に例えられているのかを当てるというものである。
今回の企画は「自己認識と他認識にどの程度の違いがあるのかを検証し、その差異を楽しみつつ、
新たな一面を知ることで自己認識を深める」というコンセプトで行った。
自分のイメージ通りの印象を他人に与えている人もいれば、中には予想もつかない評価を
されている人もいるかもしれない。ゼミ生の意外なイメージを探っていきたい。
(1 各役割
司会者・・・全体の進行とゲストに主に質問を投げかける。
ゲスト・・・事前に解答者である2チームをお題ごとに例え、質問に対して答えてもらう。
解答者・・・問答を通して自分が何に例えられているかを当てる。
(2 ルール
一回戦につき2チームが解答者として参加し、ゲストが例えた自分のものを当てる。正解
した人、一人につき5点を加算して総合点が高いチームが優勝となる。
(同点の場合はじゃんけんで順位を決める)
(3 進行手順
1司会者が質問をゲストに投げかける。
2ゲストが質問に答える。質問は司会者以外からも受け付ける。
3解答者は1と2のやり取りから自分が例えられているものを推測し、スケッチブックに
解答を書いて発表する。
4答え合わせをしてポイントを集計する。
(4 対戦
一回戦 お題:動物(ゲスト:小林/解答者:肉食主義、SeinoIsm)
二回戦 お題:ゲームの職業(ゲスト:竹田さん/解答者:コバストテレス、けいさん!!)
三回戦 お題:家電製品(ゲスト:小泉さん/解答者:コバストテレス、肉食主義)
四回戦 お題:調味料(ゲスト:松井/解答者:SeinoIsm、けいさん!!)
2結果発表
各対戦、色々な印象を残してくれた。意外と正解率が高く、ポイントに差が出なかったのが
意外であった。全部のエピソードをここで報告するわけにもいかないので、一番印象に残った
であろう二回戦だけを取り上げたい。
【二回戦】
お題は「ゲームの職業」である。ゲストに竹田さんを迎え、解答者はコバストテレスとけいさん!!の
2チームだ。
毎回ホワイトボードにお題に沿った解答の選択肢を提示し、自分が何に例えられているのかを
考えてもらう。
今回の選択肢は“遊び人、僧侶、商人、武道家、盗賊、勇者”である。
ちなみに正解は以下の通りである。
遊び人・・・小林
僧侶・・・・中村さん
商人・・・・市川
武道家・・・勝又さん
盗賊・・・・小泉さん
勇者・・・・大野さん
清野(司会)「では竹田さん、レジュメを一緒に書きたい人は誰ですか?」
竹田さん「勇者(大野さん)かなぁ・・・」
などと問答を繰り返していたのだが、途中で参加していないチームから「結婚したら良い
旦那になりそうなのは?」と質問が出た。
そしてここで先生から「じゃあついでにDVしそうなのは誰だ?」とキラーパスがきた!
誰もがこの質問の解答に選ばれたくなかったことだろう。選ばれる可能性がない私達に
とってはとても面白かったのだけれども。
竹田さん「そうですね・・・、良い夫になりそうなのは僧侶(中村さん)です」
清野「あー、分かります。私もそう思います。じゃあDVしてそうなのは誰ですか?」
竹田さん「それは盗賊(小泉さん)です」
清野「盗賊さん(小泉さん) ですか!?」
この後、答え合わせをしたら小泉さんは自分が盗賊だということを当てていました。
この時から小泉さんはちょくちょく「俺、DVしてそうなんだ・・・」と呟くようになる
のであった。
総合結果ですが、ポイントシステムが詰められていなかったため、異例の一位と二位、
三位と四位が同じ順位となってしまった。そのためどのチームもじゃんけんで順位を決める
こととなった。
企画でもじゃんけんでも勝ち抜き、見事第一位となったのは・・・肉食主義チーム!!!!
二位・・・コバストテレス
三位・・・けいさん!!
四位・・・SeinoIsm
ここで恒例の罰ゲームタイムに突入する!今回は地味に嫌な罰ゲームを目指した。
そこで最下位のチームに「二倍に濃く割った黒酢ドリンク一杯(清野ブレンド)飲み干しの刑」
を用意した。
企画が始まる前に私がミネラルウォーターで割ったそれは臭いがきつく、作った自分でさえ
すごい代物を作ってしまったと思った。部屋で保管する際も臭いが充満しないように蓋を
して管理したほどである。
・・・ここで私にとって予想外の出来事が起こった。
最下位は私の属するSeinoIsmである。早速保管していた黒酢ドリンクを取りに行こうとしたら
竹田さんが私に向かって一言、こう言い放ったのだ。
竹田さん「お前もチームの一員なんだから飲むよな?」
清野「え・・・」
いやいや、私、司会役だったのでゲームに参加してなかったんですけども!確かに各チームの
人数分作ったので黒酢ドリンクは四杯用意してありましたけど!そ、そんな・・・!?
※SeinoIsmはこの時、先生、竹田さん、衛藤の三人だった。
しかし周囲も「そうだよな」と、飲め飲めと勧めてきたので逃げられなくなってきてしまった。
そんな中、先生にも「当たり前だろう」と言われ、私は遂に観念したのだった。
そしてここで私にとって予想外の出来事(part2)が起こった。
罰ゲームのドリンクなど作ったことがなかったため、通常罰ゲームに適した量以上の黒酢
ドリンクを作ってしまったのだ!(コップの半分強は入っていた)見た目はただの麦茶のようなのに、
あの酢独特の刺激臭がそうは思わせてくれない・・・!!!
そして四人とも黒酢ドリンク(清野ブレンド)をせき込みながら飲み干したのであった。
あの罰ゲームを体験した私の感想をここに記したい。・・・普通に辛かった!!!
濃く割っているから胃が・・・!!肺が縮まるかと思った・・・!!!!
私の目指していたのは「地味に嫌な罰ゲーム」だったはずなのに「普通に嫌な罰ゲーム」
じゃないか!しかし、先生は酢が得意でないと飲む前に仰っていたのに「罰ゲームとして
はぬるいな」と飲み干してから私に告げたのだった。
あの時は黒酢ドリンクが現実を見ろと私に訴えかけてくるようだった。私がこの企画で
一番猛烈に反省したことは何よりも「罰ゲームはよく考えなければならない」である。
3総括
今回は企画数が多く、この企画にあまり時間がかけられなかったため、小道具にしても
システムにしても全体的に準備不足が目立った。当日、企画の進行中に皆さんからシステムの
提案をしていただくことが多々あり、もっと考えていくべきだったと痛感した。
・問題の難易度のばらつき
問題の難易度にばらつきがありすぎた。初級問題が二つと中級問題が一つ、上級問題を一つ
としたが、上級問題が難しすぎて正答率がかなり下がった。この問題にあたったチームは
点が稼げず、断然、初級問題と中級問題の組み合わせにあたったチームの方が有利である。
⇒難易度は極端にならないよう、ある程度調整しなければならない。また、お題も考える
必要がある。調味料のような無機物は連想することが難しく、職業であったり階級など
少なからず何らかの価値が入ったお題にした方がよい。
また、逆に連想することなく記号として使うのも一つの手である。
・各設問の準備時間が長い
今回はホワイトボードを活用したが、設問ごとに書き直す時間が意外とかかってしまった。
一回戦につき解答の選択肢を書いておく必要があるため、書き直しは必須で、各設問に
入るまでの時間が長かった。
⇒書き直すことが時間を取るので模造紙にあらかじめ書いて用意しておくことで短縮する
ことができる。道具等はしっかりと用意しておく必要がある。
・システムが詰め切れてない
全体的にシステムに対して詰めが甘かった。質問の制限数や答えの見せ方一つでも考える
ことがたくさんあった。特に順位を決めるためのポイントについて考えられておらず、
順位が同着になってしまうという結果になってしまった。
⇒今回は採点の対象としなかったが、解答者として参加していた人は自分以外の人の分も
予想していた。差を出すために自分以外も当てたらポイントを追加で獲得できるようにする
など、ポイントシステムを詰めていく必要がある。
企画を実際に行ってみて分かったのは全体的にシステムが詰められていないということです。
そして、特に自分はポイントシステムを考えるのが甘いのだと思いました。
今回は夏合宿のテーマが「皆で創る」だったからよかったものの、やはりシステムは詰めて
いかなければなりません。これから企画に取り組む時はその点をよく考えて臨んでいきたいと
思います。
あと、罰ゲームはよく考えるべきだと身に染みました・・・。