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タイトル:「折たく柴の記」 投稿者:英翁
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「折たく柴の記」新井白石 著
(岩波文庫、1999年刊、476ページ)

愛甲先生によれば、文語の教科書としても適当との由にて早速購入仕り候。

東日本大震災を機として夙に有名になりたる地震及び富士山噴火に関する記述を先ずは熟読致し候。

@元禄十六年(1703年)の地震 (pp.107-116)

『夜半過るほどに、地おびただしく震ひ始て、目さめぬれば、腰の物ども(刀剣類)とりて起出るに、ここかしこの戸障子皆たふれぬ。妻子共のふしたる所にゆきて見るに、皆々起出たり。屋のうしろのかたは高き岸の下に近ければ、みなみな引ぐして、東の大庭に出づ。地裂る事もこそあれとて、たふれし戸ども出しならべて、其上に居らしめ、・・・』


A宝永四年(1707年)の富士山噴火 (pp126-7)

『よべ地震ひ、此日の午時(うまのとき、正午)雷(いかづち)の声す。家を出るに及びて、雪のふり下るがごとくなるをよく見るに、白灰の下れる也。西南の方を望むに、黒き雲起りて、雷の光しきりにす。西城に参りつきしにおよびては、白灰地を埋みて、草木もまた皆白くなりぬ。』

「まのあたり見しにもあらぬ事共は、ここにはしるさず」とする、いはば知性主義に基づく正確かつ冷静なる表現は流石と言ふべく候。
[52]2011年09月16日 (金) 16時02分
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タイトル:泥鰌宰相 投稿者:英翁
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野田佳彦議員(一九五七年生まれ、千葉県船橋市出身)、八月二十九日の民主党代表選挙の演説に於いて相田みつを(一九二四年生まれ、栃木県足利市出身、一九九一年没)の詩「どぢやう」、『どぢやうがさ 金魚のまねすることねんだよなあ』を引用せり。

ドヂヤウはドヂヤウとして本物、金魚のまねをすると偽者になる趣旨にて候。還暦過ぎてやうやく詩人として名前知られたる相田みつを、同世代の売れっ子作家を金魚に譬えたる由。

日本人の自分自身を卑下せむとする美徳、久し振りに接したる心地こそ致し候へ。
政治家の演説にユーモアのセンスを尊ぶ英国にても、LOACH(どぢやう)を引用したる野田演説の評価低からず。
なほ、聞けば、相田も野田も偶然五月二十日生まれの同じ誕生日なり。

〔参考〕「どぜう」なる表記は「駒形どぜう」の初代店主越後屋助七が文化三年(一八〇六年)の江戸大火により店の類焼したる際に「どぢやう」の四文字では縁起が悪いと有名な看板書きの仙吉に頼み込み、奇数文字の「どぜう」と書かせたるを起源とす。
[51]2011年09月14日 (水) 17時12分
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タイトル:太政大臣の達し 投稿者:松蔵
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岩倉公遭難に関し太政官の達し

昨十四日午後八時、右大臣岩倉具視退朝途中、赤坂喰違外に於て何者とも知れず狼藉に及び同人へ薄手を負はせ逃走候趣、天聴に達し深く御震怒なされあり候、ついては府下はもちろん各地方について厳密に捜査をとげ捕縛いたすべく候、この旨相達し候事、但しこの事件については捕縛の儀府県において臨時処置いたすべき事

明治七年一月十五日                 太政大臣 三条実美
[49]2011年09月08日 (木) 13時32分
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  投稿者:朝日
これらのいはば昔の事務文書に大なる関心を持つものにて候。願はくば本件に限らず往時の文語事務文書をご披露被下度。歴史上の大事件に関る文書ならずとも面白く存じ候故、何事によらずご掲載くだされば幸ひに存知候。
[50]2011年09月10日 (土) 12時40分
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タイトル:なでしこジャパン 投稿者:英翁
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三月十一日の東日本大震災以降、暗きニュース世の中を覆ひ尽くし候間、女子サッカー日本代表「なでしこジャパン」の金メダル獲得は、稀に見る快挙と言ふべく候。

過去に二十四回対戦し一度も勝つこと能はざりし米国チームを撃破したるは、奇跡と言ふほか之無く候。

主将の澤穂希選手以下「なでしこ」らの大活躍は、被災地も含め日本国民全体に多大なる勇気と自信を与へ候処、国民栄誉賞を授与せらるるは、蓋し当然と思料仕り候。

女子のサッカーを始めたるはごく近年のことなれど、そもそも我が国には平安時代より蹴鞠の伝統ありたるを忘るべからずと存じ候。

さて、なでしこと言はば、古来多くの人々に愛でられし花にて候。

万葉集にては、なでしこを詠める歌二十六首之有り候。
たとへば、山上憶良「秋の七草の歌」には、『萩の花、尾花、葛花、なでしこの花、をみなへし、また藤袴、朝顔の花』とあり候。(なほ、尾花はススキ、朝顔は桔梗の由)
また、大伴家持の、亡き妻坂上大嬢を偲べる歌には、『秋さらば 見つつ偲べと 妹が植ゑし やどのなでしこ 咲きにけるかも』とあり候。

古今集にては、素性法師の秋の歌に、『我のみや あはれと思はむ きりぎりす 鳴く夕かげの 大和撫子』とあり候。(なほ、きりぎりすは「こほろぎ」の意味)

さらに、金槐和歌集にては源実朝の歌に、『ゆかしくば 行きても見ませ 雪島の 巌に生ふる 撫子の花』とあり候。

なでしこジャパン、長き伝統有したる「なでしこ」てふ言葉に新たなる息吹をば吹き込み候。
[43]2011年08月10日 (水) 11時36分
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  投稿者:城
英翁様

同感にしてご同慶の至りにて候。

従来、我国選手の活躍は国内メディア大騒ぎすれども海外にては然程にあらざること少なからず(石川遼選手が如き)。今次は小生が散見せるNewYorkTimes記事、CNNニュース画面にても、好意的取上げ方なるを嬉しく存知候。殊に決勝の敗者、米国にて素直なる賞賛あるは、米国チームキャプテン女史が潔く日本チームを称えたるの影響大ならむ。また、震災への同情も相乗効果あるべし。更には金銭的見返り乏しき中、アルバイトしつつ頑張る選手への同情も存す。願はくば好漢(男ならば好漢と言ひたし。比すべき女性用の言葉、どなたか御教示被下度)益益自重研鑽され、次期五輪にも好成績を。
[44]2011年08月10日 (水) 16時55分
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  投稿者:英翁
城様
「好漢」につきネット検索したるところ、下記の如き記述見つけ候。

 『「立派なおとこ」の意味の好漢は唐代ごろに確立、ただし純然たる口語なので正式な文
書には見えない。明代以降白話小説でさかんにもちいられるようになり、その後は口語体
小説に頻出の語となる。』
[45]2011年08月10日 (水) 17時12分
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  投稿者:城
英翁様

ネット検索のお手間有難く奉謝候。

「好漢」に匹敵する言葉を我々は持たざるや。美形や女らしさを愛でる語でなく、「立派なる女性」を示す日本語を知る方、御教示被下度候。

文になする手間、面倒ならば単語のみの御投稿にても有難し。

斯く言ふ我は「女傑」、「淑女」の他に思ひつかず。そが所以は我輩の浅学非才に帰するか、はた我は女性蔑視主義者なりと解すべきや。嗚呼。
[46]2011年08月11日 (木) 09時27分
Pass
  投稿者:英翁
城様

以下、ネット検索の結果に御座候。


■主に容姿や優しさをほめるなら
 【美人】 顔・姿の美しい女。美女。佳人。麗人。
 【美女】 容姿のうつくしい女。
 【佳人】 美人。
 【麗人】 みめうるわしい女の人。美人。
 【別嬪】 とりわけ美しい女。美人。「
 【器量好し】顔だちのよいこと。また、その人。美人。
 【貞女】 みさおの堅い女性。貞節を守る女。節婦。
 【優女】 しとやかで美しい女。みやび女。やさめ。
 【手弱女】たおやかな女。しなやかな女。たわやめ。

■才能や気性をほめるなら。
 【才女】 才知のすぐれた女。才媛。
 【才媛】 学問・才能のすぐれた女性。才女。
 【賢女】 かしこい女。けんじょ。
 【女傑】 女子で傑出した者。男まさりの女。女丈夫。
 【女丈夫】気が強くてしっかりしている女。女傑。
 【烈女】 節操堅固で気性のはげしい女。烈婦。
 【烈婦】 節操が固く気性のはげしい女。烈女。


■こんな方言がぴったりかも。
 土佐の【はちきん】
 http://www.pref.kochi.jp/~bunka/bunka/network/ch …  』
[47]2011年08月11日 (木) 10時44分
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  投稿者:常陸山
万里の長城には『不到長城非好漢(長城に到らずんば好漢にあらず)』との言葉ある由にて候。



[48]2011年08月11日 (木) 11時00分
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タイトル:人間臨終図巻 投稿者:松蔵
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「人間臨終図巻 1−3」山田風太郎著
(徳間文庫、2001年)

7月17日日曜日の日経新聞「半歩遅れの読書術」にて林望氏、「たとえば旅に出ようという時、誰もみな、カバンの中にどんな本を持っていこうかと、ちょっと悩ましい思いをするだろう。そういう時に山田風太郎の『人間臨終図巻』ほど恰好の書物はない」とおっしゃられ候。

全くの同感に御座候。

日本には学習用の人名事典はあれど、大人向きの読み応えのあるもの意外と少なく候。
本書は、山田風太郎のライフワークとも言うべく、情熱の入れやうも半端ならず候。
歿したる年齢順に、八百屋お七行年十五を劈頭とし、泉重千代行年百二十一を掉尾とする。

最初、1986−7年に豪華箱入り二冊として出版せられたる後、1996年に三冊のペーパーバック版となり候間、更に2001年には文庫化され候。
余、そのいずれをも所有致し候処、深き愛着之有り候。
[42]2011年07月20日 (水) 16時10分
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タイトル:漱石の直筆 投稿者:松蔵
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「直筆で読む『坊ちゃん』」夏目漱石著
(集英社ビジュアル新書、2007年刊、1260円)

文語、旧仮名遣いの勉強にと、以前より気になりたる書籍、購い候。
通常、直筆の復刻書といへば数十万円はするが相場にて、コスト・パフォーマンス極めて高しと思料仕り候。
崩したるひらがな、幾分読みにくけれど、慣るれば差し支へなく、文字通り著者の肉声聞こへ来る心地こそ致し候へ。
[41]2011年06月17日 (金) 11時37分
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タイトル:「即興詩人のイタリア」 投稿者:常陸山
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森まゆみ著「即興詩人のイタリア」(2003年刊)、古書市場にては五千円の値も付きたるほどの幻の名著なるが、此度ちくま文庫より文庫化せられたるはまことに悦ばしく存じ居り候。

本書は、森鴎外訳「即興詩人」に登場する現場を探る四度にも亘るイタリア紀行の詳細なる記録にして、安野光雅氏による同趣旨の取材への同行も含み候。
安野氏はイタリアにてANNO(年)という文字を碑に認め大いに喜びしに、森さんはMORI(死ぬ)という文字を見て喜ぶこと能はざりし由。

森まゆみさんは、注目のノンフィクション作家にて、彼女による「樋口一葉の手紙教室 『通俗書簡文』を読む」(ちくま文庫)は文語の勉強には恰好のものと覚え候。

森さんは、古書なども含め、地道に非常によく勉強されて居て、読者を飽きさせること之無く御座候。

森さんによれば、鴎外は9年にも亘ってさほどの傑作とは必ずしも言えぬアンデルセンの原作を超えるやうな翻訳作業に務めたる結果、鴎外の日本語力は磨かれ、後の鴎外の名作を生む礎を築きたりとの評価にて候。

また、鴎外は一度もイタリアの地を踏むことなく翻訳したるも、現地に行ってみて現地のありさまが忠実に表現されているのは驚異的と言はざるべからずとの評価も之有り候。
[40]2011年06月01日 (水) 16時58分
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タイトル:加藤周一の言葉 投稿者:英翁
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「知の巨匠 加藤周一」菅野昭正編
(岩波書店、2011年3月刊、2200円+税)

編者菅野氏の館長を務むる世田谷文学館にて2010年9月18日―26日に行はれたる連続講演会収録したる新刊書籍にて御座候。

(講演者は、大江健三郎、カン尚中、高階秀爾、池澤夏樹、山崎剛太郎、清水徹の各氏。)

加藤周一(1919−2008)こそ「知の巨人」と呼ばるるに相応しけれ。

加藤周一の世界を批評するには、今回の論者だけにては群盲象を撫づの感無きにしもあらずとは言え、加藤氏の知られざる一面も偲ばれ、永年加藤氏の著作を営々と読み続けてきたる小生としては、感慨深き印象之有り。

其処に引用されたる加藤周一氏の言葉より;

『核爆弾も原子力発電も核分裂の連鎖反応から生じる。連鎖反応が加速されれば爆発して爆弾となり、原子炉の中で制御されて臨界状態が続けば発電所の熱源となる。』

『比喩的にいえば原子爆弾とは制御機構の故障した発電所のようなものである。核兵器と原子力発電は一方が戦争に属し、他方が平和に属するという意味では限りなく遠い。』

『しかしどちらも核分裂の連鎖反応の結果であるという意味ではきわめて近い。もちろん原子爆弾による放射線病と、チェルノブイリや東海村の事故による平和時の障害も本質的には同じものである。』

『もし清少納言が今日の日本に生きていたら、遠くて近きものとして原子爆弾と原子力発電所を挙げるだろう。』

『核戦争のおこる確率は小さいが、起これば巨大な災害をもたらす。原子力発電所に大きな事故の起こる確率は小さいがゼロではなく、もし起こればその災害の規模は予測し難い。一方で核兵器の体系に反対すれば、他方で原子力発電政策の見直しを検討するのが当然ではなかろうか。東海村に事故が起これば、ヒロシマを思い出すのが当然であろう、と私は考える。』

原爆直後のヒロシマにて調査に従事したる血液学専門医師(東大病院)たりし加藤周一氏の発言だけに、現代の我々へのメッセージ、改めて重し。
[39]2011年05月17日 (火) 14時32分
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タイトル:岡千里氏の遺稿集 投稿者:松蔵
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文語教室の某女史より書籍二冊ばかり拝借仕り候。何れも岡千里氏の遺稿集にて、その令嬢Sさん(某女史のご友人)の近年復刻せられたる非売品の稀覯本にて候。

岡千里氏は、明治三十八年東京に生まれ、慶応義塾大学卒業後三井銀行に入行し、高橋是清の女婿となるも、応召し、中支の戦場にて負傷し、昭和二十一年没。(享年四十歳)

遺稿集の第一は、「野戦小隊長の手記」にて候。負傷するまでの軍隊生活を戦前の知識人特有の格調高き文体にて克明に記し、妻・家族への愛情深きさまも随所に滲み出で候。昭和十五年名古屋丸善画廊にて展覧会を開きしほどの腕前なる戦地の写生画の数葉も附したる美しき装丁の書籍にて御座候。

遺稿集の第二は、「是清翁との対話」てふ冊子にて候。岡千里氏の直接対話したる義父高橋是清翁の発言、忠実に記録せられ、歴史的価値いと高く候。昭和六年より昭和十一年までの短き期間なるも、他のいかなる是清に関する伝記よりも是清翁の姿、活写せられ居る心地こそし候へ。是清翁曰く、『自分が今までに会った人物の中で一番立派な人は森有礼さんだ。あの人がもっと生きて居られたら、日本の現代の教育の弊害はなくなって居たらう。』と。仮に二・ニ・六事件にて是清翁暗殺せられずんば、その後の日本歴史いかになりたるやとの感慨、改めて去来致し候。
[38]2011年05月11日 (水) 11時39分
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タイトル:東日本大震災 投稿者:英翁
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三月十一日の「東日本大震災」より早くも一ヶ月を経過したり。死者・安否不明者を併せて約三万人、避難を余儀なくせられたる人々は一時二十数万人にも達したり。地震、津波の直接的被害額は、世界銀行の試算によれば十九兆円、阪神淡路大震災(九・九兆円)の二倍の規模に相当す。加ふるに、原発の問題、いまだ片付く気配之無く、前途に重く圧し掛かり、日本の経済社会は未曾有の危機に直面したりと言はざるべからず。外国人の中には日本より脱出する者数多あるもむべなるかな。今となりては、「観光立国」の掛け声、ただ空しく響くのみ。我ら、仮令何年掛かるとも、この大試練を乗り越えずんばあらじ。
[36]2011年04月13日 (水) 13時35分
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