since 2009.06.19
[181] 題名:松井君、ゼミ報告デビューおめでとう! 名前:近藤祐太朗(22期) 投稿日:2010年10月14日 (木) 06時18分
松井君の担当した、後期第1回ゼミ報告を読みました。
必要な情報が整理されていて、記録として十分な報告になっていると思います。
また、刮目のまとめでは、話し手の話した内容に対する、松井君自身の受け取り方で
どう感じたか、わかるように書いてくれていて、読んでいて面白いです。
初めてのゼミ報告ということもあり、これからは掲示板の特性も理解した上で、
さらに読み手に読みやすく、伝わりやすいゼミ報告を目指してほしいと思います。
そこで、まずは読みやすくしていきましょう。
まず、気をつけてほしいのは改行です。
単語や文節の途中で次の行に変わってしまうと、どうしても読みにくくなってしまいます。
せっかく良い文章が書けていても、それはもったいない!
積極的に読みたい!となってもらうには、見やすさが求められると思いますので、
ぜひ直してみて下さい。
また、文字の大きさを変えることで、見出しや重要な点の強調が可能になります。こ
ん
なこ
と
もで
きま
す。
書き込み遊具置き場に、それらの方法が整理されているので、
どんどん工夫していこう。
今回、まずは見やすさレベルでのアドバイスとしました。
私も最初はゼミ報告をうまくできたいたわけではなく、掲示板の特性もわかっていた
わけではありません。先輩から教えていただきながら、少しずつ覚えていきました。
もちろん松井君も、これからどんどん見やすい報告をできるようになっていくと思います。
お互い良い報告を書けるように学んでいきましょう!
[180] 題名:2010年度夏合宿ブリッジ報告(仮) 名前:守内彩子(20期生) 投稿日:2010年10月12日 (火) 13時55分
2010年度夏合宿ブリッジの報告を担当します、守内です。
詳しいリポート・分析結果類はまた後程書き込みますが、まずは、記録結果のみアップします。
ブリッジは合宿の恒例イベントですが、記録用紙のフォーマットなどがなく、科学的分析などができないままに回数を重ねてしまっていました。
また、報告の際に漠然とした印象になってしまい、臨場感が伝わっていなかったのではないでしょうか。
そこで今回、合宿中の手書き記録を元にフォーマットを作成し、以下の様にデータとして保管しました。
※エクセルで作成したものを印刷し、スキャナーで取り込んだ画像表示となっています。少々粗い上に重くなっております。ご了承下さい。
今後、合宿の際には記録用紙を用意し、データを蓄積し、『創』などで発表できれば面白いのではないでしょうか。
更に、参加していない方達にもより楽しんで頂ける様、改善できればと思います。
一回戦
二回戦
三回戦
四回戦
[178] 題名:第15回ゼミ報告〜2010年後期最初のゼミ活動報告〜 名前:松井 敬祐(23期生) 投稿日:2010年10月12日 (火) 01時53分
初めてゼミ報告担当をすることになった二年松井敬祐です。後期に入りゼミの基礎演習が始まり、自分も何か
役目を果たすためにも、このゼミ報告を通して学び、何かを得ていきたいと思います。不安な面持ちもありま
すが、二年生最初の担当として報告します。
それでは早速10月5日の後期最初のゼミ報告を行います。今回の論点の中心は三戸ゼミ夏合宿全般を通しての
反省を洗い出す事でした。まず、勉強全体の総括を行い、各々の意見が出たところで、企画の総括へと入っ
ていきました。実際、夏合宿についての反省に対する時間がゼミ時間の大半を占め、各グループの議題を話し
合う時間が次回へと持ち越しになりました。
【目次】
T.基本情報
U.夏合宿の反省
V.慶応大学菊澤ゼミとの討論会について
W.本の交換会〜中公新書〜
X.刮目
Y.感想
T.基本情報
【日時】10月5日(火)14時40分〜24時30分
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※カッコ内は欠席者
OB :大野さん
近藤チーム[けいさん!!]:近藤、小泉、大塚(勝又)
坂倉チーム[肉食主義]:坂倉、守内、長M、松井
清野チーム[Seinoism]:清野、竹田、衛藤
小林チーム[コバストテレス]:中村、安齊、市川(小林)
(高松、宮原、伊藤)
出席率:72%(13/18)
U.夏合宿の反省
坂倉さんと近藤さん清野さんのレジュメを使って夏合宿全般の総括、勉強面での総括、企画総括を行った。個
人、チームから多数意見が出て、次回の合宿への改善点が取り上げられた。
○ タイムキーパーの役割と時間の管理
今回のゼミでもそうであるが、黒板に書かれた時間設定がほとんど無視されており、ゼミ中も時間が過ぎて
いることを気にする人がいたと思うが誰も指摘しなかった。夏合宿期間中もタイムキーパーの存在があいまい
で時間を押すことがかなり目立った。そのような問題点を改善するための案がいくつか取り立たされた。
@終了30分前、あるいは10分前の時点でタイムキーパーが「あと〜分です。」と確認する。もし、時間以内に
結論が出ない場合は何分延長するのかを議論参加者全員に知らせる。
A時間割の内容が時間的に厳しく、間に挟む休憩時間も短かったので、休憩時間の回数を減らして、一回の休
憩時間を30分と長めに取るべきである。
B一人一人が時間管理をしっかり認識しておくべきである。
C御宿の大広間に時計を置く。
○ 書記の役割とは?
M・サンデルや三戸先生がうまく司会ができて、ゼミ生にそれができないのはなぜかという疑問に対し、先
生の考えでは自分の位置付けを討論の流れにまかせて決めることが大事であるということだった。また、器具
面では、夏合宿で使用した小さいホワイトボードで果たして上手くできたのかということだった。
○発言ポイントのあいまいさ
市川から発言ポイントについての指摘があった。実際、個人が発言ポイントを何点得たのかわからず、チーム
別での発言ポイントがわかるだけであった。
また、どの発言がポイント取得可能だったのかが記録者の判断に委ねられ、発言記録管理が徹底されていないと
いう指摘もあった。
発言することでポイントがグループに入るので、その意識は向上した。しかし、二年は一回の発言で2ポイント、
三年生・四年生は1ポイント、そして優れた発言には3〜5ポイントという制度はどうだったのだろうか。それも
論点に取り上げられた。制度の追加として集計の発言回数に対するポイントも与えるべきだという案も出た。
○企画に関して
(1)パウル君企画
くじ引きが面白かった、盛り上がる、短時間で済む、気分転換といった意見があり
高評価ではあったが、先生のご指摘からもあったように、連勝の意味がなかったの
ではないか。8連勝する人が一人でもいればもっと盛り上がったのではないだろうか。
ブリッジより時間を節約できる点では今後続けた方が良いと思います。
(2)駅弁企画
自分の知らないものを味わえて楽しかったという意見が出たが、実際東京駅で大き
な荷物を持って駅弁を選ぶのは他のお客様に迷惑であるし、また、駅弁は他の弁当
よりも高い。そして何より、選ぶのに時間がかかるという意見が目立った。荷物が
多いということに対する改善点は先生からご指摘があったように企画で使うものは
事前に御宿へ送っておけばよいということであり、駅弁の値段の高さに対する改善
策はあらかじめ1000以下というように値段制限を設定すればいいという結論に至っ
た。
(3)深夜企画(墓でのかくれんぼ)
天気が悪く、現場の足場がぬかるんでおり、ロケーション的な問題が生じた。それ
に関しては事前の下調べ・準備をしておけば良い。また、蚊が非常に多く、大半が
その被害に苦しめられた。なので、対策用の道具を用意しておく必要があった。他
にも先生からご指摘があったのですが、鬼のキャラクターも重要視されるべきであ
る。今回は勝又さんと小泉さんのリアクションが良く隠れている人をスリリングに
させていた。
(4)二年生企画(※三戸ゼミ初)
二年生三人がそれぞれの持ち時間を利用して事前に考えてきたネタを披露しつつ、
見物者にも参加してもらうという企画であった。主催者が三連敗するものの二年生
は大変満足していた。しかし、先輩からのご指摘があり、無駄な場面があったとい
うことで、今後はそれを無くすようにすれば改善される余地はある。また、客観的
な意見を得るために、アンケートを実施するべきであった。
V.慶応大学菊澤ゼミとの討論会について。
時期は年末(12月)ということだけ決まっていて、具体的な日時の詳細は未定である。
ここで菊澤ゼミについてわかっていることは以下の内容である。
<菊澤ゼミの勉強の進め方>
・3年生が4グループに分かれて、各々のテーマについて進めている。
(テーマは4つとも異なっているが、“新制度派経済学”である。)
・4年生は個人で卒論を書いている。
<今回のゼミで把握できたこと>
(1)菊澤ゼミと討論会を行うという話が出て来ている。
(2)日時や討論会のテーマについては、相手ゼミの幹事と連絡を取り合って決めていく。
(3)菊澤ゼミとの討論会に向けて、論文の内容についての確認を行った。
(4)今年度の論文は、企業の社会的責任を正義の3つのアプローチである「効用」、
「自由」、「美徳」の観点から評価・分析を行う予定である。
現状はこれまでしか決まっておらず、随時詳細を決めていく方向である。
W.本の交換会〜中公新書〜
本の交換会は別に報告されますので、詳しくは「本の交換会報告」をご覧ください。
X.刮目
三戸ゼミ夏合宿を通し、参加者は何かそこで得たものは必ずあったはずである。『皆で創る』をテーマに進め
てきた彼らは皆で創るという行為を結果は抜きにして果たせていたのではないだろうか。
では、参加できなかった人はそれぞれ何を学び、何を得たのかを話していただきました。安齊さんの話を取り
上げてみた。
(安齊さんの話)〜インドを訪れて〜
夏休みを利用して安齊さんはインドへと飛び立った。その目的は単に旅行という意味ではなく、インドの“今”
を見に行ったのである。海外旅行といえば、アメリカ、ヨーロッパなどが有名どころであるが、インドを選んだ
安齊さんの意図というものが何か深いものを意味しているように思える。観光地にはあえて行かず、貧困地域に
訪れたのだ。インドの物価は安く、高級なホテルに宿泊できたのにも関わらず、値段の安いホテルに泊まったの
である。実際、2週間の滞在で費やした金額は日本円で3万円程度であったのだ。インドの町に出た安齊さんを驚
かしたのはインド人の日本人に対する見識であった。彼らは日本人はお金をたくさん持っていると思っており、
多くの人が宿泊先の紹介を勧誘してきたという。人からその話を聞いて驚いたので、実際に経験した安齊さんは
もっと衝撃を受けたに違いない。インド社会にはカースト制がまだ根強く残っていて、格差社会であるというの
が現状なのだ。安齊さんはこのインド滞在を通して、日本では知ることのできない、教科書には載っていないこ
とを学んだのだと思います。安齊さんは滞在中、熱をこじらせ、ラクダから落ちたという悲惨な経験を味わった
そうです。かかったお金の大半が治療費に費やされていたのではないだろうか。
Y.感想
今回のゼミでは各グループの章(マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川出版)の修正
レジュメの議論が行われるはずであったが、夏合宿の反省の時間がかなり延長してしまい、次回に持ち越しとな
ってしまいました。次回は時間管理を徹底してやるとともに、延長した際の対応も決めておく必要があると思い
ます。
私は初の三戸ゼミ夏合宿に参加し、企画にも挑戦できました。改めて二年生企画の時間を合宿のカリキュラム
に入れてくださった三年生・四年生・OBの方・三戸先生に感謝いたします。
私個人としては勉強中居眠りすることが多く、グループのポイントに影響を与えてしまいますたが、三戸先生
の「自分が今何をするべきかという自覚と認識があれば、寝ることはない。」という助言を言っていただき、今
後そういう意識でゼミ、あるいは日ごろの講義に臨みたいと思います。
そろそろゼミ対抗ソフトボール大会の時期が近づいてきております。ソフト幹事を担当するにあたり、みなさ
んの団結力を固めていきたいと思っております。大会に参加する以上は中途半端な気持ちでプレイするのではな
く、真剣にやっていきたいと思っております。みなさんの協力が必要でありますので、私も協力してもらえるよ
うに取り組んでいきたいと思います。
[177] 題名:2010年度後期第1回本の交換会報告テーマ「中公新書」〜文明の利器を手に入れました〜 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月12日 (火) 01時32分
10/5(火)に行われた後期第1回の本の交換会の報告をします。
今回のテーマは「中公新書」でした。
●○●紹介本リスト●○●
(先生・OB)
出品者
著者名『本のタイトル』評価 購入者
-紹介コメント
※今回紹介された本の出版社はすべて「中公新書」です。
三戸先生
加地伸行 『儒教とは何か』A+ 市川
−通常、日本で葬式はキリスト教徒以外は仏式で行う。(お焼香など‥)
あれは仏教の形式ではなく、儒教の形式である。
学校の教科書で習った「儒教をこのように取り入れた」(纏足、宦官、教養としてのみ取り入れた…)というのは
間違った解釈だったということが分かる。日本の社会システムの中に儒教ははっきりと入っている。
これこそ、トリビアでなく、目から鱗の本。日本社会を見る目が変わる一冊。
ロナルド・ドーア『働くということーグローバル化と労働の新しい意味』A− 竹田
−英語が社内公用語になる時代で、このサブタイトルを見れば、なぜこの本を薦めるかが分かるだろう。
ドーアは外国人が日本の企業を分析する時に対して、鮮烈な驚きを与えた。
それだけの研究者がこのテーマで書いているのだからおもしろくないはずがない。
佐倉統『現代思想としての環境問題−脳と遺伝子の共生』B+ 坂倉
−目次を見ると、「2章 環境」「3章 エコロジー」「4章 人間」「5章 DNAと人間」
「6章 コンピューター」。環境問題は飽きたと思っているかもしれないが、この本は類書とは違う。
環境問題を自分で考えられるかといったらそうではない。
環境問題を既存のフレームワークからではなく、別の観点から考えられる一冊。
大野さん
竹内靖雄『経済倫理学のすすめー「感情」から「勘定」へ』A− 松井
−夏合宿での三戸先生のお話「哲学は知識ではない。実際に哲学をすることが大事なんだ。」
のきかっけ・ヒントを与えてくれる本。身近な問題でも哲学的に考えることができるということに気づかされる。
直感・感情レベルで考えるのではなく、「自分達が扱っている問題の構造や原理」を考えられるようになる。
(現役生)
[評価]
出品者 著者 『本のタイトル』購入者
−紹介コメント
※今回紹介された本の出版社はすべて「中公新書」です。
[A]
坂倉 加地伸行 『儒教とは何か』 小泉
−儒教には「古い」というイメージがあるが、意外に今の日本の生活の中に入り込んでいる。
儒教に対して正しい評価ができる一冊。
安齋 服部正也 『ルワンダ中央銀行総裁日記』 市川
−一国の経済を立て直した日銀マンのお話。読み物としておもしろい。
外国のビジネスでのコミュニケーションの取り方、リーダーシップについても学べる。
[A−]
中村 ロナルド・ドーア『働くということ−グローバル化と労働の新しい意味』 小泉
−10月に入って3年生に差し迫ったもの、「就活」。ただ漠然と就活をするのではなく、
もっと広い観点から「働く」ということについて考えることができる一冊。
近藤 正高信男『ケータイを持ったサルー人間らしさの崩壊』安齋(半額で購入)
−ケータイによる若者の変化が分かる。高校からケータイを持ち始めた近藤も
「まさにそうだなぁ。」と共感することばかり。
小泉 正高信男『ケータイを持ったサルー人間らしさの崩壊』松井
−近藤と二人続けて同じ本の紹介でゼミ室は笑いにつつまれる。
今の人間は、人間らしさを捨ててサルに退化したという考察は目から鱗。
[B+]
守内 正高信男『ケータイを持ったサルー人間らしさの崩壊』衛藤
−アマゾンでは酷評されているが、三戸ゼミ生なら学べるはず。
近藤、小泉さんに続けて本日三人目の紹介。
松井 市川伸一『考えることの科学−推論の認知心理学への招待』坂倉
−管首相は「尖閣沖の映像を見とけば‥」と、アメリカの牧師は「コーランを燃やさなければ‥」と後悔しているはず。
そのような後悔をしないためには、この本を読むべき。
市川 寺田隆信『物語 中国の歴史−文明史的序説』大野さん
−中公新書と聞いて、まず思い浮かんだのが歴史の「物語」シリーズ。
一つの国の歴史について一人の著者が描くというのが良い。中国は今注目すべき国なので読んで損はない。
清野 福島章『犯罪心理学入門』小泉
−「FBIに憧れました。」と最初に一言。素人にも分かりやすくおもしろい。
水曜の「人間科学」の授業で習った用語が出てくるので、この授業を取る人は読むべき。
[B]
竹田 山崎幹夫『毒の話』清野
−最近の一番の話題といえば「タバコの値上がり」。「健康のため」という理由で行われているが、
そもそもタバコはどれだけ体に悪いのか。この機会に見聞を広げよう。
衛藤 伊藤章治『ジャガイモの歴史−歴史を動かした「貧民のパン」』松井
−高校時代、世界史の「テーマ史」が好きだった衛藤がオススメの一冊。
あの有名な事件の裏に「ジャガイモ」が絡んでいる。おもしろい。歴史好きに読んでほしい。
長濱 佐藤俊樹『不平等社会日本−さよなら総中流』
−飲食店のホールのバイト先でもA〜Dのランクが決められる。
階級があることで様々な不公平・不平等な社会が生まれている現代の日本について描かれた一冊。
≪本日の人気本≫
三戸先生ご紹介
加地伸行 『儒教とは何か』A+
6名が手を挙げました。
続いて第2位が
坂倉紹介
加地伸行『儒教とは何か』A
5名が手を挙げました。
三戸先生が「中公新書で一番」と言い切るほどの本で6名が手を挙げました。
前期の最高人数が5名でしたので、今回で記録更新です!
三戸先生と同じ本を紹介したということで、坂倉紹介も5名を獲得しました。
続いて3名が手を挙げたのは以下の4冊でした。
三戸先生ご紹介
ロナルド・ドーア『働くということーグローバル化と労働の新しい意味』A−
佐倉統『現代思想としての環境問題−脳と遺伝子の共生』B+
大野さんご紹介
竹内靖雄『経済倫理学のすすめー「感情」から「勘定」へ』A−
安齋さん紹介
服部正也 『ルワンダ中央銀行総裁日記』A
以上のような結果になりました。
≪先生のアドバイス≫
本の交換会のゼミ生の紹介に関して、先生が1人ひとりにアドバイスを
してくださります。
そのアドバイスをまとめていきます。
♯情報は絞る
情報は多く出せば良いというものではない。情報が多くなれば、キャッチコピー・一番伝えたいことが薄くなる。
「その本をなぜ選んだか」は別に言わなくても良い。「その本から何が得られるか」に絞って話すと良い。
♯論理は飛んでも良い
紹介で前半に自分の体験などを話す時に、その体験と本の内容を無理に関連付けようとしても
うまくいかない時がある。そんな時は、無理に全てを説明しようとするのではなく、
「そのような体験をして疑問を持っていた自分が、この本を読んで「これだ!」と思い、
いろいろと分かり、おもしろかった。」と言えば良い。
♯本の選び方について
テーマに対して、3冊選んできて1冊を紹介するというやり方を取ると良い。そうすると「読みたい本」ではなく、
「良い本」を選べるようになる。本について造詣がない者も、その「本の良さ」について自信を持って言える。
■□■感想■□■
前期よりも個々の紹介について詳しく書くことができるようになりました。
というのも、合宿中に先生から本の交換会の報告についてアドバイスを頂き、
ICレコーダーを購入し、本の交換会の様子を録音したのです。
これを聞きながら報告を書きました。
これによって、メモではカバーしきれない部分も書けるようになりました。
同時に自分のメモ能力の低さにも気づいたので、そちらも向上していきたいです。
また、新たに<先生のアドバイス>という項目を追加しました。ゼミ生の紹介が終わった後に
一人ひとりに先生にアドバイスをして頂くことが多いです。
そのアドバイスをまとめていきます。本の紹介が上手くなりたい人は、是非ご覧ください。
※次回10/19(火)のテーマは「岩波新書」です。
[176] 題名:2010年度夏合宿勉強「第3章」担当報告 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月11日 (月) 20時23分
2010年度夏合宿勉強の「第3章」担当の報告を行います。
[目次]
1.基本情報
2.何をやろうとしたか
3.実際にやったこと
4.課題
5.反省点
6.感想
1.基本情報
[日程]
9月27日14:30~17:30,19:30~21:30
[担当班]
肉食主義:坂倉、守内、松井
[担当範囲]
マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」(早川書房)
第3章「私は私のものかーリバタリア二ズム(自由至上主義)」
2.何をやろうとしたか
勉強のプランとして次の@→A→B→Cの順番に行う予定であった。
@レジュメを使って、リバタリア二ズムの理論の理解
リバタリア二ズムの主張の根本にある「自己所有権」「自由」「同意」といった概念を説明。
テキスト内にある「マイケル・ジョーダンへの課税問題」というケースを用いて、「自己所有権」「自由」「同意」を説明。
Aケース(体外受精)を使って、リバタリア二ズムの理論の確認
「体外受精(代理母)の是非」というケースを使って、リバタリアンならどう主張するかを確認。
Bケース(体外受精)を使って、リバタリア二ズムの理論に反論
「体外受精(代理母)の是非」に対するリバタリアンの主張に納得できるか否かで皆で議論。
Cリバタリア二ズムの反論をまとめる。
リバタリア二ズムに対する反論がどういうものかまとめる。
(例)
・お金で買えるものと買えないものがある。(市場の道徳的問題)
・お金がないものにとっては経済的圧力により「強制」になる。(市場の公平性に関する問題)
3.実際にやったこと
実際にはプランの@の段階で問題が発生したためABCは実行できなかった。(※詳しい分析は5の反省点で行う)
先生から助言を頂き、テキスト内にある「マイケル・ジョーダンへの課税問題」に関する
「リバタリア二ズムの主張に対する反論と回答」に対して納得できるか否かを討論した。
以下の@→Aの順番で進行した、
[討論のやり方]
@班対抗で討論(肉食主義vsSeinoism)(けいさん!!vsコバストテレス)
(反論に対するリバタリアンの回答に納得すれば、その回答のどこに納得したのかを明確化する。
納得できなければ、どこに納得できないかを明確化する。)
Aそれぞれ2グループの討論の結果をホワイトボード上に列挙し比較して検討。先生、大野さんからご指摘を頂く。
[討論の結果]
-----------------------------------------------------------------------------
≪ケース≫
問題:マイケル・ジョーダンへの課税問題
1999-98年のマイケル・ジョーダンへの棒給は、破格の3100万ドルであった。
恵まれない人への支援プログラムのためにジョーダンに課税することは認められるべきか。
リバタリアンの回答
認められるべきでない。再分配のための課税は、自己所有権の侵害であり強制労働と同じである。
課税を認めれば国家もしくは共同体がジョーダンの所有者ということになる。
-----------------------------------------------------------------------------
-----------------------------------------------------
[形式]
反論番号:反論内容
○グループ名:リバタリアンの回答に納得or不納得
・リバタリアンの回答のどこに納得したのか(「納得」の場合)
・リバタリアンの回答のどこに納得しなかったのか(「不納得」の場合)
-----------------------------------------------------
反論その1:課税は強制労働ほど悪くない
○肉食主義&Seinoism:納得
・強制労働の方が課税よりも悪いからと言って、課税を強制して良いという理由にはならない。(悪さの程度は関係ない)
○けいさん!!&コバストテレス:納得(実際の回答とは異なるが)
・「課税―労働の成果」、「強制労働―労働」どちらも自由を奪う。
反論その2:貧しい者ほど金を必要とする
○肉食主義&Seinoism:納得
・“必要だから”は他人の所有権を侵害して良い理由にはならない。
○けいさん!!&コバストテレス:納得
・“必要だから”は他人の所有権を侵害して良い理由にはならない。
[指摘]
・「他人の所有権を侵害する」の「侵害」とはどういう意味か。⇒「侵害」には「同意なしに」という意味が含まれる。
反論その3:マイケル・ジョーダンは一人でプレーするわけではない。したがって、成功に力を貸してくれた人々に借りがある。
○肉食主義&Seinoism:納得、一部不納得
・プレーに関わる人たちは実際に対価を得ている。再分配の必要はない。
捕.これが“プレー”でなく“社会”となると、対価を得ていないので再分配の必要があるのではないか。
○けいさん!!&コバストテレス:納得
・もし借りを返すなら、借りがある人に配分すべきで、課税は不特定多数に配分することなので間違いである。
[指摘]
・「プレーに関わる人たち」と「社会」の違いは何か。⇒プレーに関わる人たち=契約関係、社会=非契約関係と把握できる。
この回答では、マイケルの成功に力を貸したとされるのは「契約」というごく限られた関係性にある者のみである。
アメリカでの関係といえば「契約関係」ということか。
・マイケルの収入自体は税金によってまかなわれた社会が存在するからこそ、発生するのだと考えることもできる。
社会の成立とマイケルの給与のどちらが先か?
反論その4:ジョーダンは実際には同意なしに課税されているわけではない。民主主義社会の市民として、
自分も従うことになる税法の制定について、ジョーダンにも発言権がある。
○肉食主義&Seinoism:納得
・自己所有権を侵害するような法律を多数決によって決めるのは正しくない。
○けいさん!!&コバストテレス:納得
・同意は万全でないから、個人の自由を取り上げることになるので正しくない。
[指摘]
・「自己所有権」は聖域なのか。“絶対に譲れないもの”は反論たりえない。議論の余地がなくなる。
・多数決は近代社会の大前提である。それを否定するのか。
反論その5:ジョーダンは運がいい
○肉食主義&Seinoism:納得
・才能も自分の一部。よってそこから生ずる収益もマイケルのものである。
○けいさん!!&コバストテレス:納得・。
・運も実力のうち。ジョーダンは所有している才能に対して給料をもらっているので課税できない。
[指摘]
・「運」ではなく「縁」と考える方が正しい。(バスケットボールの才能を持ったジョーダンが
バスケットボール選手の報酬が高い時代に生まれた。その時代を皆で共有している)
・「給料」は才能だけによって発生するのではない。
◎先生の総評
テキスト内にある「反論」を文章のまま理解しようとすると、その「反論」が論理として不完全な場合には切り捨ててしまいがちだが、
著者が「なぜその反論を出したのか」という「意図」を考え、自分で解釈しなければならない。
4.課題
全ての時間を終え、第3章「リバタリア二ズム」に関して以下のような課題が出た。
・「自己所有権」「自由」「同意」の概念の内容・関係性の明確化
(レジュメでの検討が不十分だったため、もう一度詰める必要がある)
・「臓器移植」のケースを用いて、リバタリアンの理論を説明。
(具体的なケースについて説明することで、より深い理解につなげる)
・「臓器移植」のリバタリアンの主張に対して反論。
(自分達が「納得できない点」を出し、それについてゼミで検討する)
・「所得の再分配の拒否」だけでなく「パターナリズム(父親的温情主義)の拒否」「道徳的法律の拒否」についても考察する。
(レジュメで扱ったのは主に「所得の再分配の拒否」である。しかし、後の二つもリバタリアンが拒否する近代国家の政策や法律として
重要であるので考察する必要がある。)
・「効用」「自由」「美徳」の観点からの「自由」を考える
(具体的にそれがどういうことを意味するのかをまず考える。そしてゼミの勉強として扱うのか否かも考える)
5.反省点
(1)プラン@が順調に進まず、ABCが実行できなかった。
プラン@のレジュメで取り扱った「自己所有権」「自由」「同意」の概念の内容、関係性に対する検討が不十分だったため、
他の班はリバタリア二ズムの理論が理解できなかった。また、ケースとして「マイケル・ジョーダンへの課税問題」を
取り扱ったにも関わらず、テキスト内にある「マイケル・ジョーダンへの課税問題」の「リバタリアンの主張に対する反論と回答」
というリバタリア二ズムの理論を理解するには格好の材料を利用しなかったことも原因として挙げられる。
ただリバタリア二ズムの概念の説明を読んだだけでは理解することは難しく、批判的に読むことができなれば深い理解にはつながらない。
批判的に読むための材料として「リバタリアンの主張に対する反論と回答」は使うべきであった。
[プラン@が失敗した原因]
・「自己所有権」「自由」「同意」の概念の内容・関係性の検討が不十分だった。
・リバタリア二ズムの理論を批判的に読む材料がなかった。
(2)やろうとしていたことが「正義」の勉強ではなかった。
結局、第3章の時間を通してやろうとしたことが「テキストの記述を追う」ことと変わりがなかった。
それなら第3章のテキストを全員で読んだ方が良い。何が足りなかったのかというと、「テキストの内容を批判的に読む」ことである。
「正義」の勉強とするには、自分の価値観に照らしあわせて納得できるか否かを考える必要がある。
実際に反論を考える機会がなかったわけではなく、プランBで「体外受精(代理母)」のケースを使って考えるつもりであった。
しかし、よく考えれば、担当章以外の勉強をあまりしていない他の班がいきなり出されたケースに対して反論できるとは考えにくく、
いろいろな意見が出て論点も絞られないことが予想される。つまり担当班が「論点」を出すのが妥当であった。
担当班がリバタリア二ズムの理論に納得できない所を提示し、「ここを積極的に議論したい」と議論の方向性を示す必要があった。
(3)班として伝えたいことが不明確であった。
(2)とも関連することだが、自分達の担当する勉強の中で「これだけは分からせよう」というものがはっきりしていなかった。
「「正義」の勉強とは何か」が分かっていなかったことと、自分達で十分にテキストの内容について十分に検討できていなかったことが
原因である。だからレジュメを使って勉強する時も、レジュメを読んでしまい、自分の言葉で話すことができなかった。
6.感想
今回の夏合宿は勉強時間を班で担当するということになっていましたが、第3章の担当は不甲斐無い結果に終わってしまいました。
準備が大切だということは頭では分かっているつもりでしたがが、十分な準備ができませんでした。
準備が足りなかったという反省はいい加減やめにしたいです。
勉強の内容に関していうと、ゼミの論文で今回の夏合宿で自分の担当した範囲はまだまだ使えないと思います。
最終的には「功利性」「自由」「美徳」の観点からの「自由」というものをはっきりさせない限りは、
ゼミの論文で「自由」の観点からの分析ができないということになります。後期の勉強で詰める必要性があります。
勉強の時間を仕切るのは難しいと感じましたが、できるようになりたいと思いました。
結局、その時間を通して「自分が皆に何を伝えたいのか」がないと、皆を仕切ることなんてできないことを痛感しました。
後期のゼミでその辺の所を意識的にやっていきたいです。
[175] 題名:坂倉君の「報告」に関する一連の流れを受けて 名前:竹田俊亮 21期 投稿日:2010年09月23日 (木) 20時12分
私が坂倉君の「本の交換会の報告」に対する評価をし、
レスポンスがあったのに、放置していました。中村さん、更なるアドバイス有難うございます。
改めて総合的な評価、今後の方向性をまとめて締めたいと思います。
1、本質的に何が問われたのか
(1)竹田の評価から
私はここで、坂倉君の本の交換会の報告に対し、
具体的に例を用いて【より良い報告とは何か】を示唆しました。
せっかく紹介文を報告に書くのだから、ゼミで行われている紹介を忠実に書くとともに、
まとめる・要約する力を養おう。というものでした。
これに対し、坂倉君は自ら課題を提示し、次回以降の報告では【今より良く】しようと
方向性を示してくれました。
(2)中村さんの評価から
この流れを受け、中村さんの更なるアドバイスです。
坂倉君の課題には、【今より】はよくなるという姿勢が見られるけれど、【もっとより良く】できるんじゃないか、
更には「本の交換会の報告」を通じて、何が『すべき』かを考え、良き姿勢で取り組もうということも伝えられています。
(少し私の解釈が入っていますがご了承ください。改めてまとめ直す時には多少なりとも解釈は入るものですが)
これに対し、坂倉君はさらに自ら考えて、反省し、消極的な姿勢に気づいたとまで言っています。
このような流れから、本質的に問われたものは何だったのか。
坂倉君自身の問題に留まらず、他のゼミ生にも良い影響を与えるためには、この部分を明確化し、
「報告」全般、ないし、『ゼミ活動』、さらには『ゼミ生自身の行動』にまで訴えていきたいと思います。
(3)姿勢か、責任か
第一に考えられるのは、取り組む姿勢だと思われます。
特に中村さんの書き込みにはこのような記述も多々見られ、
坂倉君自身も積極的に取り組むとは何かを掴んだような気がします。
ではそれだけかというと、他にもあげられるでしょう。
昨年度以前からずっと続けられている「本の交換会の報告」ですが、
現在ではある程度読み手にとって期待される報告像という漠然な「形」や「イメージ」、
(つまり『型』!)ができつつあるのではないでしょうか。
『型』ができるとなれば、ここまでは最低限やろうという基準が出てきます。
また、それに付随して、やらなければならないという役割責任のようなものも出てきます。
今回の場合でいえば、(Amazonや帯の紹介ではなく)当日紹介された内容を正確に報告する、です。
これが基準となっています。そして、坂倉君と中村さんのやりとりでは、
どの程度まで行うべきか、という更なる向上心、姿勢と絡めて言及しています。
このように、責任も問われるようにまでなったのではないか、と思います。
(これは報告自体がより良くなってきていることの証です!)
2、今後何を目指し、どうすればよいのか
(1)本の交換会の報告の『型』
[の]が続いて大変気持ち悪いタイトルですが、これを目指すのが今後一番分かりやすい目標なのではないでしょうか。
現在挙げられている「本の交換会の報告」における課題の基準とは、
@当日の紹介を忠実に報告する
Aさらに良い紹介にはエピソードを盛り込む
B一番人気があった本は誰の何の本かも記載
(Cそのための準備として、あらかじめ各人に紹介内容を簡単に書いてもらうなどの方法レベルもありました)
以上、ゼミ生皆で確認して更に磨きあげていきましょう。
(※ここから本の交換会のコンセプトもより明確になるのではないでしょうか)
(2)ホームページなどの媒体を通じて
最後に新たな提案として、今は新たな記録媒体を作成している途中です。
ぜひ、この機会に新たな取り組みが見えるのではないでしょうか。
これについては、あえて私からは言わず、本の交換会幹事である坂倉君自身が目標を立て取り組んでいってほしいと思います。
(勿論、常に相談には乗っていきます)
以上で今回の総括とします。
[174] 題名:各種報告、もう少々お待ち下さい… 名前:近藤祐太朗(22期生) 投稿日:2010年09月23日 (木) 18時52分
現在掲示板に挙げられていない、
「2010年度第1回スピーチ大会」報告、「『もしドラ』サブゼミ」報告について、
もう少々お待ち下さい。
夏合宿後になると思うのですが、必ずきちんとした形で報告をしたいと思っております。
また、夏合宿の報告は、報告の「鮮度」が落ちないようにしていきますので、
報告を楽しみにしていて下さい。
良い報告ができるような夏合宿にして参りたいと思います!
[173] 題名:報告の何にやりがいをもてるのか 名前:竹田俊亮 投稿日:2010年09月22日 (水) 00時17分
先日、前期最後のゼミ報告があげられました。なぜ、これほど遅れてしまったのか。
やはり問わないわけにはいかないと思います。
(今回の報告に限らず、現在の3年生の姿勢全体についても言及しています)
本投稿では、一つに絞って後輩に伝え、私自身の戒めとしても、まとめていきます。
1、力を身につける
…これに関しては改めて言う必要がないほど、繰り返し問われています。
実際、大野さんがまとめて下さった「報告の型」がこの掲示板において掲載されていますので、
何度も確認して繰り返し実践することにより、力は確実に身につくだろうと思います。
しかし、今回私が問いたい、伝えたいのは次の内容です。
2、自他ともに豊かに生きる
…報告とは自分が携わったものを他者に伝える行為です。(他にも捉え方は様々ですが)
ということは、報告をおろそかにするということは、
「自分の行ったこと」を「大切にしていない」ことに他なりません。
また、他者に対して関わりをもっていないので、他者の立場、考えていることを理解して(しようと)いない、
つまり「他者が期待していること」に「応えようとしていない」と思われてしまいます。
このようなことは本当にもったいないことだと思います。
今回はここまで。
3年生には考えるきっかけを、私はさらに考えをまとめていきたいと思います。
[172] 題名:第14回ゼミ報告〜2010年前期最後のゼミ活動報告!〜 名前:清野彩奈(22期生) 投稿日:2010年09月18日 (土) 17時16分
報告が大変遅れてしまい、申し訳ありませんでした。前期の総括を踏まえ、今後の活動に
活かしていきましょう!
それでは7月28日の前期最後のゼミ報告を行います!二年生に向けて新歓企画も用意して
いましたが、時間が予定よりも推してしまったため、企画は夏合宿へ繰り越しされました。
ゼミ終了後は上海飯店へ移動してご飯を食べ、懇親を深め、来る夏合宿に向けて鋭気を養い
ました!
【目次】
T.基本情報
U.本の交換会〜自己紹介・ゼミ紹介〜
V.刮目〜前期振り返り〜
W.感想T.基本情報
【日時】7月28日(水)16:30~21:20
【場所】経営学部B棟203号室
【出席状況】(括弧内は欠席者)
OB:渡辺さん、大野さん
近藤チーム:近藤、清野、竹田、長濱、小泉(安齋、勝又)
坂倉チーム:坂倉、小林、中村、高松(渡辺、守内、宮原)
二年生:衛藤、大塚、松井(伊藤、市川)
出席:63%(12/19)U.本の交換会〜自己紹介・ゼミ紹介〜
本の交換会は別に報告されますので、詳しくは「本の交換会報告」をご覧ください。V.刮目〜前期を振り返って〜
今回の刮目は前期を振り返る総括の意味も込められた内容を各人述べていきました。二年生は
三戸ゼミに入って感じたこと、学んだこと、意気込み等を語りました。三年生は全員役職に
就く学年なので各役職に対する反省点を主軸に述べました。上級生は、就活や個々人の関係で
ゼミに触れる機会が減ってしまったことを土台に、ゼミに対する考えを述べられました。
そして大野さんからゼミの有難さ、渡辺さんから今年のゼミの雰囲気、変更点に対する評価を
いただきました。
【先生からのご指摘】
全員の総括に対する先生のご指摘の中からいくつかご指摘の内容を取り上げたいと思います。
○「反省」とは何か
→役職の務めを全う出来なかったことや勉強面で活躍しようと思っていたが上手くいかず、
多くの「出来なかった」から相手のことを考えて動くことが大切だと語った坂倉の刮目に
対する先生のご指摘です。
反省することの目的は「よりよくなるため」であり、何か出来たのか、出来なかったのか、
そのためどうしよとしたのか、結果はどうだったのか、今後どうしていくのか具体的に
述べなければいけない。点数化出来るくらいでないと次に繋がらないぞ、と仰いました。
○コメントしづらい反省と言う名の懺悔
→前期のゼミで自分の勉強不足と貢献度が低く、頑張れなかったと語った小林の刮目に対する
先生のご指摘です。
「頑張れなかった」と姿勢の話を言われるとコメントしづらい。反省ではなく自分を責める
懺悔をされると「そうですか」と言う他ないし、「ダメだ、ダメだ」と口では述べているが、
実際、本当には反省していない。最後に「後期から頑張ります」と意気込みを語ったが、
何故後期からなのか。何故今から頑張らずに後期からなのか。後期は二ヶ月後から始まる
のだから今から善処していけばいいではないか、と仰いました。
○ゼミのフルコースについて
→前期は就活とインターンであまりゼミに参加出来なかったことを語った長濱さんの刮目
に対する先生のご指摘です。
「今はもう長濱はゼミのフルコースを満喫出来ない。しかし、単品を満喫して帰ることは
出来るぞ」と毎回企画が盛りだくさんなゼミをフルコースに例えられました。
長濱さんは前期中、刮目で就活報告をするだけの機会が多く、刮目で就活報告をしたことで
自身に反映されていたこと、三年生に就活の意識を与えられたのではないかと述べました。
それに対し、全部参加することが出来なくても自分がやれることがある、やるだけやって
まわりから感謝されることだって出来るのだと仰いました。
また、中村さんは「自分はフルコースを味わおうとし過ぎていた」と仰いましたが、それに
対して先生は「フルコースは満腹になるために食べているのではない。『食べ切る』ことよりも
『そこから何が得られるのか』が重要なのであって、ゼミから何かしらの収穫を掴んで欲しい
という意味で伝えたのだ」と返答されました。
毎回ゼミで勉強や企画を少しずつ味わえる機会があるが、フルコースを上手く味わうためには、
各料理にかけるエネルギー配分を利口に振らなければならない。そのため、常にマネジメント
していく意識が大切なのだと仰いました。
○高松さん
→実社会の職場で先生から教えていただいた言葉が役に立ったことと就活のアドバイスとして
「英語」「資格」「人脈」が大事だと語った高松さんの刮目に対する先生のご指摘です。
「高松のように社会情勢を知って話せるようにならなければならない。」と他ゼミ生に向けて
仰いました。
ここでユニクロや楽天の社内公用語の英語化(英語が話せる人を優遇したり、話せるようにする
こと)が例に出されました。ユニクロの柳井にしても、楽天の三木谷にしても、今まで「環境」を
作ってきた相当な人物であるのに社内公用語の英語化というのは「環境」に合わせていること
になるから、これからユニクロも楽天も危ないのではないか。
「自分が何故、今うまくいっているのか」ということは気付きにくいものだと仰いました。W.感想
今回新歓幹事を務めることになりましたが、当日、新歓企画が時間の都合上行うことが出来ず
にとても悔しかったです。先生から常日頃、時間管理をしっかりしろとご指摘を受けていた
にも関わらず、「結局は時間管理をその程度ぐらいにしか考えていなかったからだ」と言われて
しまい、正にその通りだと痛感しました。刮目で時間が推していたので簡潔に刮目をまとめて
もらったり、強制的に区切って進行していくことも可能だったのにそれを行わなかった自分に
悔しさが残ります。
夏合宿では新歓で行えなかった分、企画内容にこだわるだけでなく円滑に企画が行えるよう、
時間管理にも目を向けて取り組んでいきたいと思います。
次回ゼミ生で集まるのは夏合宿になりますので、しっかりと個々人で準備に取り組み、思い出に
残る合宿になるように挑みましょう!
[171] 題名:更なる進化、期待します! 名前:20期生 中村 貴治 投稿日:2010年09月14日 (火) 01時39分
坂倉君、しっかりとしたレスポンス有難う。
後期からの報告がとても楽しみになりました。
>>「それに加えて、新たに気付いたのは、今まで「全ての本について網羅的に書い」ていながらも、
「なぜそうしているのか」ということを考えられていなかったということです。」
自分が指摘されたことをそれだけに留めず更に深く考察し、コンセプトまで考えようとする姿勢が素晴らしいです。
また、今回そこから考え出された「何故報告をするのか」も、「なるほど」と思わせてくれました。
>>自分の報告によって
OBの方から「この本を買った」という報告を聞けたら
本の交換会の場が‘’紹介の「勝負」‘’という雰囲気になったら
とてもうれしいです。
コンセプトが定まったなら、課題が見えてきます。後はそれを実現していくだけです。
それは大いに勉強になり、やりがいのあることだと思います。
周りの人間を刺激するような「本の交換会報告」を、
本の交換会参加者、そして報告の一読者として期待し、応援し、そして楽しみにしています!