since 2009.06.19
[214] 題名:坂倉君のやり直しのまとめに対するコメント 名前:竹田俊亮 21期 投稿日:2010年11月13日 (土) 00時45分
坂倉君、報告のやり直しのまとめ読みました。
報告を見直すことで「何が悪かったのか」少しずつ自分で理解してきたのではないでしょうか。
しかし、本当に残念ですが、そのやり直し自体がまだ「人に読ませる」ものにはなっていないように感じます。
なぜこれほど繰り返し読み返し、書き直しているのに、悪かった点に気づき、直そうとしているのに、
それでもなお改善されたように見えないのか。
表現レベル、内容の順番、まとめ方、書き方の工夫、まだまだ改善できる。
先生は自分の書いたものをプリントアウトして、何度も読み返して書き直せ、とよく仰います。
一人で考えても分からずに躓いているなら、同期や先輩に相談することもできます。
先輩としては、No.210のまとめで終わらせて欲しくない。がんばってほしいです。
(坂倉、そろそろ自分が変わる段階に来てると自分でも気づいているんじゃないか。
来年は自分が後輩に教える立場になる。ここが踏ん張りどきだ!
No.210は編集したんだろ?じゃあ、書込みの完了した日付も書かないと!
リンクも合ってないのがある。もっと、もっと改善できる。)
[212] 題名:Re.[211] 名前:三戸 投稿日:2010年11月11日 (木) 12時33分
現在、カウンターは、"5997"。
中村君、貴重な記録となる[211]なのだ。
削除するのは、なんとも惜しい。
だが、ここは「ゼミ活動報告板」だ。
さて、どうする…?
この文章の前に、坂倉君の書込・報告に対するコメントを付け加える。
[211] 題名:坂倉君の勉強報告を読んで 〜自分だけではない。他者から学び、「真似ぶ」〜 名前:中村 貴治(20期生) 投稿日:2010年11月11日 (木) 00時46分
三戸先生、アドバイスを頂き「生まれ変わらせる」と言ったにも関わらず
長い間手をつけずにいてしまい、申し訳ありません。
ここまでの坂倉君の頑張りに応えられるよう、コメントを添えたいと思います。
(11月19日 0時20分頃追記)
※ ※ ※
坂倉君の報告を読み返していると、「他者の視点に立つのは何と難しいことか」と
改めて感じます。その視点を身につけるには、一朝一夕ではいきません。
自分の作りだしたものだけに立っているだけでは、どうしても限界があるのです。
自分ではない、他者の振る舞い・作品から学び、真似ぶ必要があります。
今回のような「報告」に限らず広くは日常生活の中で、具体的には主に以下の
「評価」「比較」といった方法が考えられるでしょう。
■1.他者の「評価」をする
この掲示板にも「評価」が多く蓄積されていますね。何故評価をするのか。それは評価
された人のためだけには留まりません。実は誰よりも評価をした人のためになることなのです。
それはまさしく「他者からの視点を身に付ける」「自分の行いに意識的になる」ことです。
自分だけでは限界があります。評価することで、一度自分が他者になってみるのです。
残念ながらこの掲示板にも坂倉君の「評価」はまだ数多くはありませんね。
私はそれが一番大きいのではないかと思います。「評価」の例は既に多くあります。
「本来どうあるべきなのか」という視点をもって、2年生の報告を初め他のゼミ生の書き込みを
積極的に評価してみましょう。得られることは恐らく驚くほど多いと思います。
■2.他者と「比較」してみる
もう一つの上げるとすれば、「比較」が考えられるでしょう。「比較」することは
考えをすすめる第一の手段です。何故、ゼミの場で同じテーマに対して複数のレジュメを
もってくるのか。
「比較」することで、「共通性」と「差異性」を明らかにし、ではどちらが有力なのか、
議論し、考えを進めていくためです。
相手の報告にあって自分の報告に無いものは何か。またはその逆は。
そして、そうして検討したうえで、「なるほど、あった方がいい!」と思えたものは積極的に
取り入れていきましょう。過去の先輩方の書き込みはその絶好の対象となるでしょう。
(1)(2)と挙げましたが、他者から真似ぶために両者に共通していえることは、
常に「何故そうなっているのか」「何故良い(悪い)のか」を意識することです。
ただ認識するだけでなく、自分の中で「問い」にまで昇華し、更に自分の中で答えを出していくことだと思います。
“マニュアル”として受け入れるだけでなく“手本”として自ら取り入れて自分のものとし、
最終的にはよりよいものに発展させてみて下さい。「他者から真似ぶ」。
坂倉君なら、気付けば、できる。
[210] 題名:2010年度夏合宿勉強報告 まとめ 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年11月08日 (月) 15時45分
はじめに
夏合宿の勉強についての報告を全て修正しアップしました。
何度もアドバイスをしてくださった三戸先生、竹田さん、中村さん本当に有難うございます。
こんなに報告が遅れてしまったせいで、報告内容自体の意味は薄れてしまっていますが、
自分がどんなアドバイスを受け、どこを修正したのかをまとめることで、
自分の勉強、ゼミ生の勉強になると思うので、ここにまとめていきます。
■第1回目の報告について
(第1回目の報告)
2010年度夏合宿勉強総括
(竹田さんアドバイス)
勉強総括の評価
(中村さんアドバイス)
【評価】夏合宿勉強総括 〜報告の「型」 ―初心に帰りましょう!
(三戸先生アドバイス)
さあ、競争だ
第1回目(初挑戦)の報告を読んで思うこと!
「長っ」
(一体何行あるんだ!?)
「見にくいっ」
(ポイント一覧が見にくい、1行の幅が広い。文章の切れ目が悪い。)
「何を伝えたいのか分からんっ」
(ポイント表で何を示したいの?本当に最初から一文ずつ読まないと言いたいことが分からない。)
普通の人なら見ただけで拒否反応が起きます。
(自分の報告なので少しキツイ表現をしていきます。)
■第2回目の報告について
(第2回目報告 前半)
2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版)
(三戸先生アドバイス)
坂倉君、随分と良くなったな
(第2回目報告 後半)
2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版 2回目)
2010年度夏合宿勉強全体報告ver2
(三戸先生アドバイス)
坂倉君、二つの報告(書き直し)見た
第2回目(リベンジ)の報告を読んで思うこと!
「長っ」
「見にくいっ」
「何を伝えたいのか分からんっ」
受ける印象としては第一回目と変わってない…。
本当の意味で皆さんのアドバイスを受け止められなかった
ということになります。
では何が変わったのかというと…
〈変更点〉
・新たなポイント分析報告の作成
表の数字の大きさが小さい、表と分析が大きく離れていること
などなど問題が山積みです。
・構造の変化
第1回目報告では、大きな流れとして、
≪コンセプト・目標≫⇒≪評価≫⇒≪要因≫⇒≪改善点≫
という流れになっています。反省の流れとしてはOKですが、
それは、自分の思考の流れであって、相手が見た時には分からない!
報告にする時は、読み手の思考に合わせて再構成しなればない!
と考え、構造を変えました。
第1回目報告を見ると
一つひとつの項目に意味がなく、概観した時に何も内容が入ってこないです。
また、「一つの反省」についての≪評価≫と≪要因≫が離れすぎて
何度も上下にスクロールしなければいけません。
(スクロールしている間に何が何だか忘れます)
なので≪評価≫⇒≪要因≫⇒≪改善点≫の流れを、
≪反省点≫の中で文章で展開し、
意味のある文章の項目
(「時間管理」「全員参加」ではなく、@納得・不納得の議論ができなかった など)
でまとめました。(タイトルを工夫する!ということでしょう。)
(少し分かりにくいと思うので、実際にリンクで報告に飛んで下さい)
■第3回目の報告について
(第3回目報告)
2010年度夏合宿勉強全体反省
2010年度夏合宿勉強システム反省
2010年度夏合宿勉強 結果・分析
第3回目(リ・リベンジ)の報告を読むと…
一応読みやすくはなっているとは思います。
(改めて読むと「勉強システム反省」はまだ長い気がしますが…)
以下の点を変更しました。
〈変更点〉
・長い報告は分ける、改行・文字の大きさには気をつける
人に読んでもらうには「長さ」の限度というものがあります。
「書き手」にとっても、長すぎると報告全体に意識を配ることは難しくなります。
読み手に拒否感を持たせない、報告全体に意識を配ることができる長さ
を意識する必要性を感じました。
改行についても、ページの端まで書くと読みにくいので、
適切な位置で区切る必要があります。
文字の大きさについても大きすぎても、小さすぎても読みにくい場合があります。
・「読み手」は上からスクロールで読んでいくという意識を持つ
「ポイントの結果・分析」では、「ポイント表のまとめ」と「分析のまとめ」が離れて存在すると、
「読み手」はスクロールで上と下を行ったり来たりしなければいけません。
だから、ポイント表を細かく分け、その下に分析をいちいち入れていくことで
「読み手」は上から順番に読んでいくことができます。
また、文章についても上から読んでスラスラ流れることを意識しないと
「書き手」は分かっていたとしても、「読み手」にはスッと入ってこない場合があります。
だから、例えば、途中のささいな「説明書き」(以上の二点が問題点です!など)にも気を配り
読み手に引っ掛かりを持たせないことを意識することが大切です。
以上の2点を改善しました。
最後に
全部で三度行った報告を振り返り、
改善した点を一言でいうなら、
自分の思考ベースではなく、相手の思考を予想して書く
ということだと思います。
しかし、まだまだ不十分なのでこれから磨きをかけていきます。
また、第三回目の報告を読んでも「何を伝えたいのか」というのはまだ曖昧なままです。
この報告を読んでも、人を動かすことはできないでしょう。
・自分の「考えの整理」という側面が強い
・自分が問題とした所を深めきれていない
・情報の取捨選択ができていない
などの原因が挙げられると感じます。
自分の思考ベースではなく、相手の思考を予想して書く
自分の考えの整理ではなく、何を伝えたいか(伝えるべきか)から構成を考える。
以上の2点を今後の課題にしたいと思います!
(※No.214の竹田さんの投稿を読み、リンクのミスを修正しました。
再投稿日:2010年11月14日 (日) 16時20分)
[209] 題名:2010年度夏合宿勉強 結果・分析 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年11月07日 (日) 21時25分
はじめに
夏合宿勉強についての結果の報告を行う。
また、各班の獲得ポイントを一覧表にまとめ、
そのデータから分析を行う。
ポイント一覧のデータを観察することで
今回採用したポイント制度の妥当性を検討したい。
また全体・システムの反省で行った分析がデータとして表れているか否か
を見ることでその分析の妥当性を確認したい。
----------------------------------------------------------------------------------------------
チーム Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
担当章 第2章 第3章 第5章 第8章
担当内容 功利主義 リバタリアニズム カント アリストテレス
担当時間 6時間 5時間半 3時間 2時間半
[分析]
時間管理が出来なかったことがはっきりと表れている。
---------------------------------------------------------------------------------------------
@レジュメポイント Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
10.5P 7P 9.5P 2P
(先生)最大10P (7P) (5P) (7P) (1P)
(大野さん)最大5P (3.5P) (2P) (2.5P) (1P)
・先生、大野さんに評価をして頂いた。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
[分析]
このポイントは、どれだけ準備してきたかが一番如実に表れる
と考えられる。1位はSeinoismであった。
今回のレジュメポイントでは、レジュメ自体の出来に加えて、
そのレジュメをどれだけ有効に使えるかが大きく評価された。
それが一番評価されたのがSeinoismであった。
---------------------------------------------------------------------------------------------
A「役割」ポイント Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
10P 17P 15P 6.5P
(司会)最大10P (6P) (7P) (7.5P) (4P)
(書記)最大10P (4P) (10P) (7.5P) (2.5P)
・評価者が評価した。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
---------------------------------------------------------------------------------------------
B発言ポイント Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
35P 25P 24P 28P
(先生担当) (9P) (6P) (6P) (5P)
(Seinoism担当) − (9P) (6P) (10P)
(肉食主義) (10P) − (3P) (10P)
(けいさん!!担当) (5P) (5P) − (3P)
(コバスト担当 (11P) (5P) (9P) −
・記録係が集計した。
・とにかく何でも良いから発言してもらうために採用した。
[分析]
Seinoismが一位であった。
Seinoismにはチーム一体となって発言をしようという意気込みが感じられた。
特に二年生衛藤の積極的発言が目立った。
二年生の発言=2Pのため
けいさん!!の不利が予想されたが上級生の多いけいさん!!が
議論を積極的に動かし発言数でカバーした。
----------------------------------------------------------------------------------------------
C良い発言ポイント Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
3〜5Pで評価 6P − 8P 3P
(竹田:3P、3P) (勝又:3P、近藤3P (中村:3P)
、小泉:2P)
・2人の評価者がそれぞれの担当時間から二人を選出し評価した。
・建設的な意見が言えるようになるために採用した。
[分析]
良い発言が圧倒的に少ない。
最高で、2人(評価人数)×2人(選出人数)×5P×4Round=80P
が入る予定であった。
17P/80Pではあまりにも少ない。
良い発言の基準としては
@.問題の本質をついた発言
A.これまでの議論を適切にまとめ、議論を新たに進展・展開させた発言
B.議論が停滞していた中で、議論を新たに進展・展開させた発言
と設定した。
夏合宿勉強の目標であった「議論をする」が出来なかったと感じられたたのも
このような良い発言が圧倒的に少なかったからであると考えられる。
皆が「良い発言」ができる=「議論ができる」といえるので、
「議論ができる」ようになるにはこの良い発言ができるよう意識していかなければ
ならない。
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D課題の整理ポイント Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
4P 10P 12.5P 11P
(先生) (2P) (6P) (8P) (8P)
(大野さん) (2P) (4P) (4.5P) (3P)
・先生、大野さんに評価して頂いた。
・まとめの時間にホワイトボード上で行った課題の整理に対するポイント
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E総合ポイント Seinoism 肉食主義 けいさん!! コバストテレス
65.5P 59P 69P 50.5P
順位 2位 3位 1位 4位
[分析]
総合ポイントを見ると、
1位がけいさん!!、2位が僅差でSeinoismである。
1位のけいさん!!は、
担当時間のポイントである
レジュメポイント、「役割」ポイントの合計が最大の24.5P、
良い発言も最大の8P、まとめの時間の課題の整理ポイントも最大の12.5P
を獲得して、他の班を上回った。
これらのポイントは個々の実力が大きく差となって表れるポイントである。
また、けいさん!!には2年生がおらず、発言ポイントでは不利であったが
発言数は多く、発言ポイントは他の班に並んでいる。
「実力」で十分にカバーし、それが最終的な結果にも結び付いた。
僅差で2位のSeinosimは発言ポイントのポイントが最高の35Pであった。
それが他の班との総合ポイントの差につながったと考えられる。
実際に夏合宿の勉強を思い返しても1番積極性が表れていたのがSeinoismであった。
レジュメポイントもSeinoismが最大である。
これは勉強に対しての準備が1番出来ていたからからだと考えることができる。
1位のけいさん!!は実力と積極的発言、2位のSeinoismは準備と積極的発言によって
総合的に高いポイントになったと言える。
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総括
全体・システム面の反省で行った分析は実際にデータとしても表れていることが分かった。
「議論が出来なかった」ことは「良い発言数の少なさ」に表れ、
「時間管理が出来なかった」ことは「担当時間の差」に表れている。
また今回採用したポイント制度が妥当であったかどうかを考えると、
総合得点の高かったチームは勉強時間に積極的であった2チームだったのでそれは良かったと言える。
ただ、1位と4位のポイント差は15Pである。これでは差がやや少ない。
勉強時間におけるポイント差が全体の結果にもっとつながった方が良い。
発言ポイント、良い発言ポイントはもっと多いと予想していたが意外とと少なかった。
今回、発言ポイントは議事録に載ったものだけをカウントしたが実際には発言はもっと多くあった。
チームのポイント差をもっと大きくするために、言葉を発したらとにかく1Pとしては良いのではないだろうか。
[207] 題名:2010年度夏合宿勉強システム反省 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年11月07日 (日) 20時36分
はじめに
2010年度夏合宿勉強のシステムの反省を行います。
今回採用したシステムは以下の3つです。
1.班担当制度
2.勉強体制
3.ポイント制度
それぞれのシステムが目的通りに機能していたのか否か
を確認し、その原因、改善点を明らかにすることで、
後期以降の勉強のシステム、来年の夏合宿勉強のシステムを
より良いものにしていきたいです。
1.班担当制度について
テキストであるマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』
の4つの章(第2章、第3章、第5章、第8章)を扱い、
それを4つの班に担当を振り分け、各班に勉強の時間のプラン設計を任せた。
これを行った理由としては、以下の2つが考えられる。
@「勉強の時間のマネジメントの勉強」
A「ビデオ学習(今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、
普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方に応用する勉強のため)
この2つが班担当制度の目的であったと考えられる。
≪反省点≫
反省点としては、以下の2点が挙げられる。
@沈黙の時間が多く、時間が延長した。
各班とも十分に割り当てられた時間のマネジメントができていなかったと言える。
これは準備不足が原因である。(担当班、担当班以外両方)
なぜ準備不足が起こったのかというと勉強の目的にたいする理解・共有の甘さが大きい。
勉強のプラン設計を各班に任せる時には特にそれを徹底しなければいけない。
また各班で担当箇所以外の勉強の理解が全くない状態では当日の議論が進まないので、
各班が担当箇所以外の範囲も勉強するような全体の課題をつくった方が良い。
Aビデオを使う班がなかった。
準備段階で「ビデオを使いたいと思ったかどうか」が一番重要であるので、
アンケートをとった所、半数が「ビデオを使いたいと思った」と答えた。
理由は「ハーバードの講義の様子から何かを皆で感じたい、共有したい」
といったものであった。
しかし、ビデオの配布の遅れのせいで、準備ができなかったということだった。
勉強に必要な資料は幹事がなるべく早く手配する。
また、「ビデオを使いたいと思った」という意見を放置してはいけない
のでビデオは後期のゼミで見ていく。
2.勉強体制について
去年の勉強に引き続き、「司会」「書記」「記録者」「評価者」の役割を設ける「勉強体制」を採用した。
これを行った理由は、以下の3点が挙げられる。
(@)効率的な時間管理
(A)全員参加
(B)役割の勉強
≪反省点≫
反省点としては以下の2点が挙げられる。
@時間管理ができなかった。(すべての時間において延長した。)
時間管理ができなかったのは、まず担当班に時間の管理を任せるやり方が
機能しなかったためである。担当班に完全に任せるのではなく、
「外」から勉強幹事、総合幹事が時間について厳しく呼びかけ指摘していくことが必要である。
また、TKという仕事を作るなら、
「与えられた仕事はきちんとやらなければいけない」という場の空気を作り、
できていないようなら皆で指摘しなければいけない。
道具を有効的に使えていなかったことも原因としてあるので、
これからは音の出る時計・皆が見える大きな時計を使う。
A記録係の発言数カウントが勉強にならなかった。
今回は記録係に議論の記録と並行して任せたが、上手くいかなかった。
発言数を数えるのはかなりの単純作業である。
しかし発言数のカウントは勉強にならないので、単独の「役割」を作ってはいけない。
基本的に勉強にならない役割は作ってはいけない。
発言数は自己申告制にした方が良い。
3.ポイント制度について
今年は全体のポイントに対する勉強のポイントを高くするために
去年よりも多くのポイント制度を採用した。以下がその一覧である。
(@)発言ポイント(1発言=1P)※2年生は2P
・記録係が集計した。
・とにかく何でも良いから発言してもらうために採用した。
(A)良い発言(3P〜5P)
・評価者が評価した。
・建設的な意見が言えるようになるために採用した。
(B)役割(〜20P)※司会〜10P、書記〜10P
・評価者が評価した。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
(C)レジュメ(〜15P)
・先生、大野さんに評価をして頂いた。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
(X)減点(開始時刻の遅れ、居眠り、それぞれ−3P)
・厳しさを出すために採用した。
≪反省点≫
反省点としては、以下の2点が挙げられる。
@発言ポイントが有効な「誘因」とならなかった。
2年生に「発言ポイント」によって発言が促されたかどうかのアンケートをとった所、
それが十分な「誘因」とはならなかったことが分かった。
原因は、ポイントの発表(「今の議論で誰が何ポイントとったか」)を
随時行っていなかったことである。時間がたってからのまとめての発表だと、
直ちにその議論についての反省ができず、「次に頑張ろう」という気持ちを起こさせない。
また自分の発言が本当にポイントになっているのかも分からない。
「誰が何ポイントとったのか」の発表は時間を空けずに細やかに行うことが重要である。
A一度も減点することができなかった。(自己申告の場合は減点したが)
勉強中に居眠りをしている者がいたが減点にできなかった。
また眠気覚ましのためのフリスクも用意したが各班に渡しただけで効果的に使えなかった。
誰がカウントするのか、どのようにカウントするのかが不明確だった。
減点ポイントを作るなら、勉強担当班に「居眠りチェック係」を作る。
また名指しで指摘するのではなく、チェック係にフリスクを渡された時点で
「居眠り」として減点するなどの工夫が必用だった。
最後に
夏合宿勉強の反省を第1回のゼミで行いました。その時に先生からご指摘を受けたのは
「プランやルールを作ったが、当日その通りに実行しようとしなかった。」
ということでした。まさにその一言に集約されていると思います。
「減点ポイント」を作っておきながら、当日は「減点ポイント」をカウントしよう
と皆に呼び掛けることをしませんでした。
時間管理も同じです。実際に忠実に決めた時間通りに管理していなかったように思います。
もちろん「当日の雰囲気がどうか」という問題もありますが、プランやルールを作ったからには
それに忠実に実行しようとしない限り、反省もできずそこから得られることもありません。
また当日実行できなかったということは準備段階にも詰めの甘さがあったということです。
今回の夏合宿の反省は次回の夏合宿勉強幹事にしっかり伝えることで、
来年の夏合宿の勉強で同じ失敗をしないようにしたいと思います。
[206] 題名:2010年度夏合宿勉強全体反省 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年11月07日 (日) 20時10分
はじめに
2010年度夏合宿勉強の全体目標についての反省を行います。
夏合宿で立てた全体目標が達成できたのか、できなかったのか
を反省し、改善点を明らかにすることで
後期の勉強の取り組み、来年の夏合宿の勉強に生かすことが目的です。
≪全体目標≫
今回の合宿では勉強の大きな目標として
「議論ができるようになる」ことを置いた。
この目標を置いた背景としては、前期までの議論の時間に
沈黙の時間が長く、議論がまともに出来なかったことがある。
その状況を夏合宿で変えるべくこの目標を置いた。
勉強の内容についての目標は、例年のように夏合宿で
「論文の方向性をはっきりさせる」ということは目標としてはおかず、
マイケル・サンデルの正義へのアプローチの3つである「功利性」「自由」「美徳」を把握し、
その観点から具体的問題について議論ができるようになることを目標として置いた。
≪反省点≫
反省点としては以下の2点が挙げられる。
@納得・不納得の議論ができなかった。
議論の内容が「サンデルは〜と述べている」「カントは〜と述べている」といったもので、
「自分がそれに納得するのかどうか」という観点での意見が出てこなかった。
結果的に内容についての理解も薄くなり、サンデルの3つの正義の観点を使って
具体的な問題を検討するレベルには達することができなかった。
「正義を勉強するとはどういうことか」を理解していなかったことが原因である。
テキストを批判的に読まずにそのまま受け入れて、
「テキストに何が書かれているか」を確認しても「正義」を勉強したことにはならない。
その勉強の目的は常に問わなければならず、
勉強幹事はそれが明らかになるまで先生や先輩に相談することが必須である。
また、担当班が「論点」を明確に示すことができず、
議論の方向性がはっきりしなかったことも原因として挙げられる。
納得・不納得の議論をするには、担当班がまず納得できない点を出さなければいけない。
A発言数は多かったが議論ができなかった。
2年生の積極的な発言が目立ち、発言数は多かった。
しかし、議論を組み立てることができなかった。
一つ出てきた意見に絡ませた意見や
論点を明確にするような発言が少なく、
結局OBの大野さんに頼ってしまった。
まだ意識面・能力面から「今、何が問題となっているか」
を把握・共有しようとしない、できないことが明らかになったので、
一つ出てきた意見を無視せずに、何らかの形で処理すること
(「反論して納得させる」「重要だから後に回す」
「前の意見に関係ないので却下」「次回までに課題としてやってくる」など)
を課題として認識して後期からの勉強を進めていく。
また、司会・書記の役割を設定したにも関わらず
その役割を十分に生かすことができなかったことも原因である
(誰も見ようとしない御宿の小さいホワイトボードに書いていた。
そもそも「書記」を何のために置いているのかを意識していないことの表れである。)ので
「司会」「書記」の役割をそれぞれ置く意味は始めから明確にする。
(司会が意見を皆に振るなどの議論の進行役を担い、、
書記が黒板を使って皆が出した意見を最終的にまとめる、など)
最後に
前期からずっと問題となっていた「議論ができない」という問題について
夏合宿でも不十分な結果となりました。
これは、今のゼミの勉強において
ゼミ全体で取り組んでいくべき課題であるとほとんどの人が認識していると思います。
この課題を放置することなく、出来ているのか、出来ていないのかを
常に全体で確認していきましょう。
[205] 題名:坂倉君へ 名前:三戸 投稿日:2010年11月01日 (月) 02時24分
気づけば、もう新しい自分への第一歩だ。
「気づき」そして、「何か(新しいこと)する」と
「変わる・成長する(新しい自分になる)」ことができる。
自分の成長を、自分で確かめ、
またひとが学べる「テキスト」となるから、
「修正」せずに、新しく書き直してご覧。
そして、どう直したかを、まとめてごらん。
みなの勉強になる。
[204] 題名:三戸先生、コメント有難うございます。 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月31日 (日) 20時58分
三戸先生、再度のコメント有難うございます。
2度のアドバイス(竹田さん、中村さんのものを含めると4度です)
で自分の報告に足りない所に気付けなかったことを
とても恥ずかしく思います。
先生のコメントを読み、改めて自分の報告を読み返すと
まさにご指摘通りで「見やすさ」という
人に見てもらう時において最も基本的なことが欠けている、
とパッと見ただけでも気づきました。
同時に今までどうしてそんなことに気付かなかったのだろうか
と思いました。
人に読んでもらえる報告になるよう、またやり直したいと思います!
(何度も同じ報告を投稿すると非常に掲示板上のスペースもとるので
[199]と[202]の報告について修正を加えたいと思います。)
[203] 題名:坂倉君、二つの報告(書き直し)見た 名前:三戸 投稿日:2010年10月31日 (日) 17時15分
坂倉君、まず、書き直しにチャレンジしたことを高く評価したい。
次に、そのチャレンジに対するコメントだ。
残念だが、[199] も[202]も、重大な問題点を抱えている。
それは、「見やすさ」だ。
折角まとめて、折角分析しても、
見にくければ、人は見て・読んでくれない。
@ディスプレイで見ている事に、もっと神経を。
・一文が長い。端まで書くな。途中で改行せよ。
・何十行にもなるものを、スクロールさせて読ませる!
私なら、数回に分けて、掲載する。
・表が大きすぎる。分析項目は何点にもなるのに、
全部を込みの表を作って、
その一部分から得た分析結果を列挙する。
読み手は、表と分析の往復がしづらい。
・半角の数字は見にくい、と思わないかね?
いいかね、読みにくいものを相手に渡した時の「相手の心証」を考えろよ。
「書けばいいんだろ、出せばいいんだろ」
と思っているんだろう、と相手は思うぞ!
惜しい、残念だ、と心より思っている。