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報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

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[41] 題名:第7回本の交換会〜自己紹介・ゼミ紹介〜 名前:長M 将(21期生) 投稿日:2009年07月20日 (月) 21時38分

報告が遅れて大変申し訳ありません。
7月7日に行われた本の交換会、テ−マ「自己紹介・ゼミ紹介」の報告をします!

◆紹介本リスト◆
出品者 : 著者名『本のタイトル』 出版社 評価 購入者

三戸先生
〇飯田史彦『日本的経営の論点』(PHP新書)A− 今村
今年度の勉強は「日本的経営」を中心に論ずる。
これまでどのように「日本的経営」が論じられてきたかを網羅するにはおすすめの1冊。
〇斎藤孝『質問力』(ちくま文庫)B+ 大野
2年生は三戸ゼミに入ったなら、質問力をつけるべし!
〇竹内一郎『人は見た目が9割』(新潮新書)B 安齊
タイトルのインパクトは絶大!
〇弘兼憲史 渡辺利弥『課長島耕作の成功方程式』(講談社文庫)C+ 石井
成功するには?島耕作を参考に成功の哲学を学ぶ。
〇宮城谷昌光『三国志 一巻』(文春文庫)A 石井
三国志の本で読んでおきたいこの1冊!
〇安能務『三国演義 一巻』(講談社文庫)A 勝又
本当の面白さが味わえる決定版「三国演義」。儒教の視点に加え、道教の視点を導入!
〇司馬遼太郎『この国のかたち』(文春文庫)A− 大平
日本とは、日本人とは。日本人論
〇北杜夫『どくとるマンボウ青春期』(新潮文庫)A+ 坂倉
三戸先生が大学時代に読んで、ここに書かれてある内容が体現されたのが三戸ゼミである!

[A+]
片岡 : C.I.バーナード『新訳経営者の役割』(ダイヤモンド社)近藤
昨年のゼミのテキストだったこの1冊!この本で組織の境界について学べ!
今村 : 下村湖人『論語物語』(講談社学術文庫)中村
三戸ゼミ生は「論語」を学べ!
飯降 : ロバート・キヨサキ『金持ち父さん貧乏父さん』(筑摩書房)石井
「この本を読めば金持ちになれます!」毎度の飯降節が炸裂し、ゼミ室を笑いに誘った。

[A]
竹田 : 司馬遼太郎『燃えよ剣 上・下』(新潮文庫)勝又
司馬遼太郎と聞いて何を思い浮かべるか?
近藤 : 吉川英治『三国志 一・二巻』(講談社文庫)中村
もともと三国志が好きだった近藤君。ゼミでも三国志好きが多いと知り、感激したそうです。
高松 : 樋口裕一『ホンモノの文章力』(集英社新書)片岡
ホンモノの文章力とは?三戸ゼミ生なら、書く力もつけねばならない。
山ア : 大野普『日本語練習帳』(岩波新書)
日本語を性格に話せますか?45問で250点満点、あなたはいくつ解けますか?
石井 : 石田淳『すごい「実行力」』(三笠書房)高松
     小宮一慶『ビジネスマンのための「発見力」養成講座』(ディスカバー携書)高松
     大熊茂『らくらくスピーチ術』(ノウハウブックス)高松
三戸ゼミに必要な3要素をまとめて出品!読んで力を身につけよう!
大平 : 本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間』(中公新書)
サイズが違うと、時間の流れも変わる。三戸ゼミがおすすめする、サイズの生物学。
大野 : 司馬遼太郎『世に棲む日日』(文春文庫)石井
幕末・変革期の人達の生き様とは。彼らを参考に今を生きる。
[B+]
勝又 : 樋口裕一『ホンモノの文章力』(集英社新書)坂倉
本日2冊出品されたこの本。やはり、書く力はゼミでは非常に重要になってくる。
中村 : 斎藤孝『質問力』『コメント力』(ちくま文庫)近藤
ゼミ内の議論において必要な質問する力、コメントする力を養う、これら2冊をセレクト!

[B]
安齊 : 守屋洋『リーダーのための中国古典』(日本経済新聞出版社)竹田
これだけは知っておきたい中国古典の明言明語を収録。
長M : 山田祐司『出来る男の磨き方』(河出書房新社)飯降
出来る男とは?読みやすい内容で男を磨く!

■感想
初めて本の交換会の報告を行いました。
前回の本の交換会で先生に言われましたが、なかなか聞き手が
買いたくなるような話ができませんでした。
今回の報告にあたって、1行コメントをしましたが、
なかなか1行で本の紹介やゼミでしていた紹介を凝縮し、かつ
読み手が思わずアマゾンで検索したくなるような、
そんなコメントは難しいですね。。


[40] 題名:第12回ゼミ報告〜今回で前期の勉強に一区切りだ!〜 名前:竹田俊亮(21期生) 投稿日:2009年07月17日 (金) 05時16分

7月7日に行われたゼミの報告をします。

≪目次≫
1. 基本情報
2. 勉強〜第8章から第9章へ〜
3. 本の交換会〜ゼミ紹介・自己紹介〜
4. お菓子プロジェクト〜カルビーの新商品〜
5. 先生のお話〜討論会に向けて〜

1. 基本情報
日時:平成21年7月7日(16:20〜24:00)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略、括弧内欠席者)
院生:(日尻田さん)
タケダプロダクション:竹田、片岡、山ア、高松、安齊、近藤
さわやか興業:勝又、小泉、今村、石井、坂倉(原)
毅無双:中村、大野、飯降(宮原、岩城、江島、玉乃井)
M屋:長M、渡辺、門脇、大平、清野(守内、井上)
出席率73%(19/26)

2. 勉強―三戸公『現代の学としての経営学』(文眞堂選書)、第8章、第9章―

【前回までの課題】

@ 「家」の論理を理解するために、その基礎に位置づけられる家と家族・家族間・家長と家族それぞれの関係を確認する。

A 第\章「日本的経営の位相」の概要を理解する。

【今回行われたこと】

@ @家と家族、A家族間、B家長と家族、のそれぞれの関係について

@ 家と家族
M屋のレジュメから、「家の繁栄が家族の繁栄に繋がる」
と以下の図のような関係が出され、検討の末、M屋の意見で一応の区切りができた。
      
  恩恵※
   →
家      家族
   ←
 滅私奉公
※恩恵を受けるのは家が繁栄しているときのみ。

A家族間
これについては明確な記述がないので、「階統制」というキーワードを押さえて第9章へ入っていくことになった。

B家長と家族
M屋のレジュメから、
「命令服従関係とは親子関係である」
命令内容は専制と恩情であり、
命令方法は公平無私(親と子の関係だけではない)
であるとの意見がでた。
これに対して、「親は子のために公平無私」から、
公平無私というのは、「人と人との関係」ではなく、「家長の性質」ではないのか?
辞書では公平で私的な感情利益を交えないこと、とあるが辞書の意味ではないのか?
との意見がでたが、まとめるには至らなかった。

A 第\章「日本的経営の位相」の概要理解

M屋、毅無双のレジュメを検討する事になり、今回は、以下の疑問点を出すことで検討を終えた。

(1) 「日本的経営」の一般常識的解釈は「終身雇用」「年功制」「企業別組合」であるが、
    これらは日本的経営を構成する決定的要因ではない。
    それではいったい日本的経営を構成する決定的要素とは何であろうか?

(2) 第9章のテーマ、結論は何か?
    ・日本的経営とはいかなるものであろうか。(第9章に於いては体系的に論じられていない)
    ・日本的経営はどのように捉えられて、どのように論じてこられたのであろうか。
    ・日本的経営はあるとみるか、ないとみるか。
     →ある。それは日本と欧米の経営における相違点を体系的に把握してはじめて成立するが、これでよいか?


【夏合宿に向けての課題】

今回行われた検討について、先生からお話をいただき、おおきく分けて2つの課題を出すに至った。

(0) 先生のお話
@ 第8章について
ゲマインシャフト(共同体)における、他国での親子関係と、日本での親子関係。
ゲゼルシャフト(経営体)における、命令服従関係による支配。これらを比較して、
本家・分家・別家は親子関係(血縁関係ではない)であるのか?
また、同族団は何に対して滅私奉公するのであろうか?

A 第9章について
日本的経営や草食系男子とは、いわゆる現象である。
この現象を理解するための論理が「家」の論理である。
日本的経営の理解として、普遍的論理・特殊的論理があり、
この特殊的論理の中に、家族主義(集団主義)や「家」の論理などがある。
三戸公は「家」の論理を連続とみて、家族主義を非連続とみる。
間や津田の論理では、日本的経営を「家」とは捉えていない。

(1) 日本的経営の現状(現象)を調べてくる。(+草食系男子(現象))
・現在の日本企業には「親子関係」は残っているのか?
・現在の日本企業には「滅私奉公」は残っているのか(貫徹してあるのか)?

(2) 「家」の論理とは何か?
・家族は家長に対して滅私奉公しなければならない?
・本家―分家―別家は親子関係か?
・同族団は何に対して滅私奉公するのか?

(3) 「家」の論理は、日本的経営の現状をどこまで説明できるか?


3. 本の交換会〜ゼミ紹介・自己紹介〜

本の交換会の報告については、また別に報告します。

4. お菓子プロジェクト〜カルビーの新商品!〜

今回のお菓子プロジェクトはさわやか興業が調査してきた。
〜カルビーポテトチップス シチリア島の岩塩〜
カルビーのHP

さわやか興業「普通のうす塩との違いは何なのか?
わざわざシチリア産として出すということは、それほど違いがあるのか?
みんなで確かめてみましょう。」
との紹介であった。
これに対し、ゼミ生の評価は「味が薄すぎてうす塩とあまり変わらないじゃん」
と辛口の意見が多かった。

5. 先生のお話

今回先生からいただいたアドバイスです。

【勉強について】

勉強とは「納得」と「疑問」の蓄積である。
たくさん「納得」でき、たくさん「疑問」を出せることができれば、それは勉強として蓄積される。

【議論について】

今の議論におけるそれぞれの主張では、話をまとめることは出来ていても
「結局○○なんだ」ということが言えていない。
これからは、討論会にむけて、同じテキストを使っている相手に対してどう攻めるのか、
どう戦っていくのかを考えなければならない。

6. 感想

今回で前期の勉強に区切りをつけることができたが、論文作成に向けての課題はまだまだ残っている。
夏休みにどれだけ勉強できるかが、夏合宿の充実または、討論会の成功にかかっているだろう。
大学生活で一番勉強した夏、いや、人生で一番勉強した夏にしたい。

以上でゼミ報告を終わります。


※報告が遅れて大変申し訳ありません。
前期中に全ての報告を終わらし、改善すべき所は随時書き直していきたいと思います。


[39] 題名:第2回ゼミ報告(2009/4/21)〜新ゼミ生を獲得しよう!!〜 (改定版) 名前:勝又友大(21期生) 投稿日:2009年07月14日 (火) 02時32分

 削除キーを入力していなかったので、再投稿させていただきます。
 第二回ゼミ報告

新しいチーム編成にもなり、これから新ゼミ生のためのゼミガイダンスや面接の時期
になりました。三戸ゼミの型を学びつつ、新しい風を吹き込んでいきましょう!

T.基本情報       
U.諸確認       (15:00〜)
V.新ゼミ生獲得について(15:40〜)
W.勉強        (19:20〜)
X.本の交換会     (20:20〜)
Y.刮目        (11:30〜24:15)

T.基本情報



 日時:平成21年7月1日(15:00〜24:15)
 場所:経営学部B棟334ゼミ室
 出欠状況(敬称略) ㊟()内は欠席者
  院生        :日尻田さん
  竹田チーム :竹田、片岡、山崎、安齋、高松
  さわやか興業:勝又、小泉、今村、石井 (原)
  宮原チーム :宮原、大野、中村    (岩城、木戸、江島)
  長Mチーム :長M、渡辺、大平    (守内、後藤)

  出席率71%(15/21)


U.諸確認



 ゼミ報告者、ゼミガイダンスやオープンゼミ、ゼミ面接等の日程を確認した。
日程   :4/21 4/28 5/12 5/19 5/26 6/2  6/9  6/16
ゼミ報告者:勝又 宮原 長M 安齋  高松 江島 未定 未定
その他予定:5/8 (16:15〜)ゼミガイダンス
      5/12 (16:20〜)オープンゼミ
      6/2 (14:40〜)第一次ゼミ面接
      6/16 (14:10〜)第二次ゼミ面接


V.新ゼミ生獲得について



 ゼミガイダンス、オープンゼミ、ゼミ面接においてどのように2年生を集め、どのよ
うな人材を新ゼミ生に求めるのかを各班のレジュメをもとに議論した。
下に各段階のコンセプト、方法、求める人材を挙げる。

        ガイダンス       オープンゼミ     ゼミ面接     欲しい人材

 長Mチーム:            参加型、クイズ    ゼミ生立会い   
                     or発表型 

 宮原チーム:興味をもってもらう  ゼミを知ってもらう  ゼミ生主体   元気、明るい
        ゼミを紹介する     普段のゼミを見せる           忍耐がある

 竹田チーム:他ゼミとの差異を    プチゼミ       立会い      目標を持って
         明確化、ゼミ紹介    写真館紹介      先生と1対1   成長したい

 さわやか興業:注目させ、興味    ゼミを知ってもらう  立会い     共に学び楽しむ
         をもってもらう    普段のゼミ見せる             意欲がある


ここで先生から「自分たちが2年生の時にどのような視点でゼミを選考したのか考え
ろ。敵を知り、己を知れば・・・ということをもう少し考え直すように」との言葉をい
ただいた。

 結果、ガイダンスではまず三戸ゼミに興味をもってもらい、オープンゼミに参加させ、
三戸ゼミを知ってもらうことになった。
 ガイダンスの2年生に配布する冊子に掲載するものとしては、さわやか興業の草食度
チェックシートが採用された。また、先生から「三戸ゼミ紹介の3項目」掲載させよう
との提案をいただき、長Mチームの
 ・やる気次第で2年生でも活躍できる
 ・沢山の仲間ができる
 ・読む、書く、話す力がつく
が採用された。

三戸先生が挙げられた三戸ゼミ3項目は
 ・組織力・理解力・表現力
であった。この言葉は三戸ゼミをあらわす語としてとても的をえており、大野をはじめ
多くのゼミ生が感嘆していた。

なお、この新歓についてというタイトルであるが新歓という言葉は正確ではない。ま
だ、今の段階では歓迎ではなく、獲得段階だからである。
レジュメの評価について「企画については、アピールの仕方、タイトル、詳細がしっ
かりしていないと伝わらない」との言葉を先生からいただいた。


W.勉強

(KJ法)

今期、まず手探り状態ではあるが「草食系男子」について勉強をすることになった。
草食系男子が生まれた背景、社会現象を分析し、今後社会に及ぼす影響を分析するの
が目的である。その入り口としてKJ法を実施した。
 <KJ法手順>(簡略化)
  1、テーマに関わるラベル作り
  2、ラベルのグループ分け
  3、ラベルの意味や関連性をもとに矢印や線でラベルを結びつける
  4、結びつけをストーリーにし、レポート作成
 今回は2までの作業をおこなった。

各班では挙げられたラベルの内容(コンセプト)が全く異なったものになった。

長Mチーム :草食系男子が生まれた時代(80〜90年代)の出来事
       ex)バブル崩壊雇用不安、大量消費、ゆとり教育

竹田チーム :草食系男子から連想されるイメージ
       ex)家庭的、車離れ

さわやか興業:今現代に起こっている様々な現象からドラマまでとにかく列挙
       ex)石油価格高騰、男女平等、リーマンショック、蟹工船

宮原チーム :大まかな分類。変わった視点
       ex)TV番組の変化、格闘技や角界の変化

評価としては、固定概念にとらわれず、圧倒的な情報の社会現象を挙げているさわやか
興業、草食男子のイメージをよくとらえている竹田チームが高かった。しかし双方のチ
ームが挙げたラベルをあわせて必要十分になると先生から意見をいただいた。

 

<課題>


 @草食系男子とはどのようなものか
 A生まれた背景
 をKJ法を用いて連休あけまでにもう一度各班まとめる。


X.本の交換会

 テーマ「Aクラス以上の本」

こちらは別途本の交換会幹事が詳細を掲載するので、そちらを参照していただきたい。
 私の感想としては、絶対にほしいと思う本を手に入れるのが難しい。かけひきが重要
だと痛感した。

 <先生の言葉>
「本の中身は説明するな」:本の内容の説明はつまらない話になってしまうから。
「本の帯を考えて、作ってみる」:本を売り込む練習として、帯を作り、短い文で
               魅力を表現する。


Y.刮目



 先生から・・・
 @自分の頭の中に話したい内容がたくさんあるから話がまとまらず、要点がぼけてし
まう。だったら最初から内容を制限し、少ない内容でまとめる。
 A自分が今回のゼミで何を学んだのか、何が面白かったのか言えないようでは進歩も
確認できず、ゼミに参加する意欲にもつながらない。もしくはゼミが始まる前に目
標をたて、刮目で成果を確認する。

 以上2点が多くのゼミ生の刮目に対して共通して言えることだろう。


[36] 題名:ゼミ報告を書きなおして学んだこと 名前:竹田俊亮(21期生) 投稿日:2009年07月12日 (日) 03時29分

(1)はじめに

 大野さんを始め、佐々木さん、太田さん、有難うございます。
もし、今回の書き込みがなければ、3年生は何も学ぶことがないままに、
ゼミ報告を書き続けていたことでしょう。(もちろん、自分も含めてです。)
3年生のゼミ報告の質が悪いために、4、5年生に向けて佐々木さんが、
書かれたことに対して、3年生として申し訳なく思っています。
今回の件から、学んだことを以下に挙げて、今後このようなことが起きないように
、同期、後輩に伝えて残していくとともに、日々、精進していきたいと思います。

(2)何を学んだか

報告の「型」を意識して書かなければいけないということ。
(当たり前のことで書くのが恥ずかしいですが、
今後このようなことが起きないためにも、甘えず振り返りたいと思います。)

09年度のゼミ報告で全く意識されていないこととして、
「ゼミ報告を誰のために、何のために書くのか」
ということがあげられます。

改めてここで確認したいと思います。

「誰のために」
(1)その場にいない人(休んだゼミ生、OB・OG、将来のゼミ生)
((2)その場にいた人〈課題の確認、サブゼミに活用〉)

「何のために」
・ゼミとしての記録
・「書く力」をつけるため(報告の「型」を自分のものにする、面白いものがかけるようになる)

まとめとして、これからどのようにしていくべきかを2つあげます。

<これからどのようにしていくべきか>

・誰のために、何のために書くのかを意識して書く
・読み手が「役に立つ」、「面白い」、「感動する」ものを書きたいと思って書く

(3)具体的に以前のゼミ報告では何が悪かったか

一番大きいこととしてあげられるのが、報告といった形ではなく、
単なるメモになっているということです。

なぜそのようになってしまったか理由としてあげられるのが、
先輩方の指摘もあるように、姿勢の問題と思われます。
「やらなければいけないから、とりあえず書いとこう。」と、
「やらされている」という域を出ていなかったからだと思われます。

これでは、やらされている⇒楽しくない⇒良いものを書きたいと思っていない
と気持ちの流れが見受けられます。
結果として、誰も分からないし、記録にもなっていないし、「型」も身につかないし、
面白いものもかけるようにならないといった全くもってもったいないことになっていました。


以下は、タケダプロダクションの報告者による、
書き直しを行ったゼミ報告です。

第1回ゼミ報告

第5回ゼミ報告

第6回ゼミ報告

第7回ゼミ報告


[35] 題名:第5回ゼミ報告〜チェックシートで草食系男子を見極めることができるか!?〜 名前:安齊悠太(21期生) 投稿日:2009年07月12日 (日) 02時16分

※2009年度第5回目のゼミ報告の改正版です。
書込みが重なってしまい申し訳ないのですが、
削除キーの入力をしていなかったので、再度投稿させていただきました。
第5回ゼミ報告

いよいよ梅雨の季節というところでしょうか。雨雨雨!!!なわけですが、
そんな雨を吹き飛ばすくらいのゼミにしていきたいものです。
それでは09年度第5回目のゼミ報告を始めます。

<目次>
T.基本情報
U.草食系男子〜チェックシート活用編〜
V.オープンゼミの反省
W.先生のお話
X.お菓子プロジェクト
Y.刮目

T.基本情報
【日時】5月19日14:55〜22:10
【場所】経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況(敬称略、括弧内は欠席者)
院生;日尻田さん
タケダプロダクション;竹田、片岡、安齊(山ア、高松)
さわやか興業;勝又、小泉、今村(原、石井)
M屋;長M(渡辺、大平、守内)
毅無双;宮原、大野、岩城、中村(江島)
出席率 57%(11/19)

U.草食系男子〜チェックシート活用編〜
前回のオープンゼミでは、三戸ゼミが考える草食系男子のチェック項目を
作ることができた。そこで、さわやか興業が前回挙げられた項目をまとめて、
チェックシートを作成してきたので、
今回はチェックシートが実際に使えるのかチェックすることになった。

【さわやか興業のチェックシート概要】
・チェック項目は、前回のゼミ報告で挙げられていますので、
そちらを参考にしてください。
・答え方は5段階で以下の通り。
1=全く当てはまらない
2=当てはまらないと思う
3=どちらとも言えない
4=やや当てはまる
5=とても当てはまる
・診断結果は11項目それぞれの答えの数字の合計になります。
11〜20:草食系男子度0%
21〜32:草食系男子度20%
33〜37:草食系男子度40%
38〜43:草食系男子度60%
44〜49:草食系男子度80%
50〜55:草食系男子度100%

【チェックシート活用編】

<方法>
以下の順序で検討することになった。
@5段階で自分の草食度を自己評価。
Aさらに一人一人のゼミ生を、他のゼミ生が5段階で評価し、その平均値を出す。
Bこの自己評価と他者評価の平均、そしてチェックシートの結果を比較する。
(Ex: ゼミ生@自己評価A他者評価Bシート
     竹田 @ 2 A 3.6 B 1)

<結果>
ゼミ生が実際にやってみると・・・全ゼミ生のチェック結果が草食度の低い1,2に集中!!
自己評価、他者評価の平均と明らかなズレが出てしまった!!
(上記の例のような結果が多数出た。)

<チェックシートの問題点の原因>
問題点は何なのか検討したところ、以下の3つが挙げられた。
・チェック項目に問題があるのでは
・診断表に問題があるのではないか(各段階における点数配分)
・チェックシートの答え方に問題があるのではないか(5段階)

<次回の課題>
1、全班で、今自分たちが抱いている草食系男子に対するイメージの確認
2、討論会のテーマ(年間の勉強テーマ)をどのようにすすめていくか
→これまでやってきている草食系男子についての社会現象から、
日本的経営、組織のウチ・ソトをどのように関連付けできるかを、
各班が検討することになった。

V.オープンゼミの反省
まず、オープンゼミがどのような結果になったかを挙げて、
それから、反省すべき点を挙げる。

【オープンゼミでの状況】
前回のオープンゼミでは、開始時刻に30人近くの2年生が集まったものの、
始めの幹事挨拶に続く、先生のお話が終わった後で半数以上が教室を出てしまった。
また、アンケート用紙を配布したものの、出入り自由、回収者の未決定などにより、
ほとんど回収することが出来なかった。
【問題点】
@ 2年生が集まったにも関わらず、帰してしまったこと。
A アンケートの回収率が悪かったこと
以上の2点が挙げられる。これらについて反省する。
【反省点】
@ について、引き留める行為をしなかった事。
これはゼミ幹事がすべきことなのであろうが、他の誰かがしてもよかった事でもある。
また、オープンゼミのシステムの詰めが甘かった事も挙げられる。
A について、一番問題なのは、アンケート用紙を配布出来ていたのにも関わらず、
回収する事が出来なかった点にある。退席する理由は様々であろうが、
退席するにしてもアンケートは書いてもらうように促すべきであった。
また、全体を通して、見せるものになっていなかった、という意識の問題も挙げることができた。
 
来年度以降は同じ失敗を繰り返さないようにしていきたい。


W.先生のお話
今回ゼミの始めにゼミ生が少なかったので、
先生がいま気になっている商品についてお話があった。
その商品は以下の2つである。
@ 「におわ納豆」
この商品は、〜納豆のにおいが気になる人でも、食べられる〜
をコンセプトに用いている商品である。(CMでもよく取り上げられているので、
ご存知の方も多いのではないか)
A 「赤ちゃんのウンチのにおいを消す薬」
この商品は、商品名は不明であるが、商品説明としては、
そのまま、〜赤ちゃんのウンチのにおいを消す薬〜である

これらの商品についての「是非」をゼミ生に意見を求めた。
まず、これらの商品を検討する軸として、3つの軸があげられる。
@商品・企業にとって
A食品・健康にとって
B文化・伝統にとって

@ について、
21期生の勝又が「においが無いなんて納豆じゃない!」と声をあげる傍ら、
「においを消すことにより需要が増えるんではないか」との声が上がる。

A について、先生が問いかける。
「臭いのは嫌だからいいんじゃないか?また自分の奥さんが使うといったらどうするか」
あるゼミ生が、
「今は認可が下りたが、赤ちゃんが成長した時に何か健康に害があるかもしれない」
との意見を出した。

<先生の見解>
議論が行き交う中で、先生が見解として以下のようにあげられた。

快・不快(ある時点)⇔文化・伝統(過去、現在、未来)

⇒快・不快というのは、ある時点のみでのことであるが、
文化や伝統というのは、長期的な期間で捉えたものである。
よって、この商品においては、快・不快という価値観でしか捉えていない。
また、ここでの快・不快という価値観は、現在、社会で大きくなっていると言える。

快・不快レベルのものの見方は、その場その場の感覚的なものであって、
長期的なものの見方ではない。

例えば「叱られたから伸びた」といった論理は、
その場の快・不快レベルでのものの見方では通用しなくなる。

現在のその場その場の快・不快を物事の判断材料として
重要視する社会(におわ納豆など)はどうなんだろう。

X.『お菓子プロジェクト』
昨年度に引き続き、今年度も行うことになった『お菓子プロジェクト』であるが、
コンセプトを今一度確認すると、
新商品が売れ残る商品かどうか見極め、市場の流れを見る目を養う!
というものである。
班で3ヵ月後に残っているかリサーチして新商品が成功したかどうか判断する事になった。

今回は毅無双が紹介する。持ってきたお菓子は、
「きのこの山〜クリーミーアーモンド味,バニラ味〜」
である。
きのこの山はたけのこの里と同列に並ぶ、明治製菓の定番商品であるが、
新商品として、新しい味が出ているので、といった紹介であった。

Y.刮目

現在、三戸ゼミ掲示板で盛り上がりまくっている【○○⇔偽善】ですが、
刮目の場でも毎回今村さんが自分の考えを話し、そのたびに私は「なるほどな」「今村さんらしいな」と感じています。
私も参加したいのですが、まだ自分の考えが文章にまとまりません。
しかしながら、継続は力なりという言葉があるように、私は刮目の場で毎回自分の考えを持ってきて、
皆に伝えるということを継続している今村さんの継続=力に刮目しました。

以上で09年度第5回目のゼミ報告を終わります。

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【今回書き直したこと】
1、報告内容の順番の変更。
2、全体において、説明不足の箇所を補った。








[34] 題名:2009年度第一回目ゼミ報告 〜さあ、今年もやってやろう!!!〜 名前:竹田俊亮(21期生) 投稿日:2009年07月12日 (日) 02時04分

※2009年度第1回目のゼミ報告の改正版です。
書込みが重なってしまい申し訳ないのですが、
削除キーの入力をしていなかったので、再度投稿させていただきました。
2009年度第一回目ゼミ報告

ついに2009年度第一回目のゼミがスタートしました!
キャンパスではサークルの新入生歓迎で盛り上がっています。
ゼミでは久しぶりに顔が揃いました。それでは今年度最初のゼミ報告を始めます!

<目次>
T,基本情報
U,新体制発表 (14:55〜17:35)
V,通年の予定 (18:10〜21:00)
W,刮目(21:00〜23:55)
X,感想

T 基本情報
【日時】4月14日(火)14:40〜23:55
【場所】経営学部B棟333、334号室
【出欠状況】※()内は欠席者 、敬称略
<院生>日尻田さん
<18期生>大野
<19期生>小泉、渡辺 、岩城(原、門脇)
<20期生>片岡、今村、山ア、石井、守内、中村、大平(後藤)
<21期生>竹田、勝又、高松、宮原、長M、安齊(江島)
出席率 81%(17/21)

U,新体制発表
以下が今年度の三戸ゼミの体制になります。

≪2009年度 新体制≫

ゼミ幹事      : 竹田俊亮
本の交換会幹事  : 安齊悠太
スピーチ大会幹事 : 高松真美子 勝又友大
ベッティング幹事  : 宮原毅
創編集長      : 長M将
HP幹事      : 片岡憲洋 高松真美子

≪チーム編成≫
※先頭にあるのがチームリーダーです。まだチーム名は決まっていませんが、
以下のように、チーム編成が決まりました!

1: 竹田 片岡 山ア 安齊 高松
2: 宮原 岩城 大野 中村 江島
3: 勝又 今村 石井 小泉 原
4: 長M 大平 守内 渡辺 後藤

V,通年の予定
今年度の本の交換会とスピーチ大会のテーマを
事前にゼミ生の皆に考えてきてもらっていたので、
それらを多数決で決定いたしました。

≪本の交換会 テーマ≫
本の交換会のテーマ決定案は以下のようになりました。

日付 :本の交換会テーマ
4月21日:Aランク
  28日:小説・物語
5月12日:家族に贈る
26日:戦争・平和
6月9日:勝負
  23日:日本
7月7日:ゼミ紹介・自己紹介
  21日:男女・恋愛
10月6日:中公新書
   20日:岩波新書
11月10日:講談社現代新書
   24日:その他新書
12月8日:教育
  22日:選書
1月19日:宇宙
2月2日:この人に贈る

以下に決定案には至らなかったものをあげます。

経営・経済、漫画、大学一年の時の自分に贈る、ネット・PC、など(また追加します)


≪スピーチ大会 通年テーマ≫
スピーチ大会のテーマの決定案は以下のようになりました。
また、今年度も昨年度に引き続き、3回行いたいと思います。

日付    :   スピーチ大会テーマ
7月14日 : もし3億円あったら(自己紹介を兼ねる)
10月27日: 食
1月26日 : この人を語る

以下に決定案には至らなかったものをあげます。

[自己紹介をテーマにした案]       [自由をテーマにした案]
これだけは負けない            名言
私の家族観                時間
俺のこだわり            人生を豊かにする1ポイントアドバイス
私のジンクス            ウソのようなホントの話、ホントのようなウソの話
今まで一番頑張ったこと          私の衣食住
心に残った言葉              ピンチからの脱出
私のヒーロー、ヒロイン


W ,刮目

今回の刮目は第一回目ということもあり、全員が刮目の場で話をしました。
また話す内容としては、新年度の抱負・今年一年間どう費やすか、
といったことに焦点があてられていました。

先生が一人一人の刮目に対しておっしゃられたアドバイスの
要点を以下に数点まとめました。

【なぜ不安と感じるのか】
それは、
@「何をしたらよいのか」
A「何が起きるか」
B「自分の力がどこまであって、どこまでできるのか」
これらのことがわからないからである、と。

【目標を立てることについて】
{その1}
目標は、具体的な方が評価もしやすいし課題も出しやすい。
{その2}
困難な状況においても準則(課題)を守り切ることが大事である。
また、自分の能力より若干上回る準則をたてて達成するとそれが成長や自信につながる。
{その3}
『End』という言葉には、
@終わり
A目的 
という意味がある。目的があるから終わりがある。
一つ一つの事に目的を持ってやればとても充実した人生になる。

【気持ちに負けるな!】
初めてだからできないというのは甘えである。
叱られたことに対して、「心で聞くな、頭で聞け!」
心で聞くと、気持ちや感情が入り整理が出来なくなるからである。

といったように、一人一人の刮目に対して全てにお言葉をいただいた。

X,感想

新年度第一回目のゼミはたくさんの顔が揃いました!やはり人数が多いと活気があります。
と同時に、初めてゼミ幹の立場でゼミに参加するのに20人弱という人数は緊張の度合いも増しました。

そして今回は今年度の新体制が発表されました!
幹事になった皆、一緒に一年間ゼミを盛り上げていこう!
これだけやったんだ!成長したぞ!と思えるような一年を全員で作り上げていきましょう。

また、年間を通しての本の交換会とスピーチ大会のテーマが今回決定しました。
今年はどんな本が紹介され、どれだけ名著が出てくるのであろうか?
面白くて役に立ち、心に残るようなスピーチを話せるであろうか?
期待をするとともに、私もできるようにしたいと思います!

第一回目のゼミが終わって、ゼミ幹としてどこまでできていたか、
というのはまだ実際のところよくわかっていない。
何をどのようにすればいいのか、というのをまだ明確に把握できていない状態である。
何もできなかったわけではないが、うまくいったかというとできてはいないであろう。
自己採点をすると、10点/100点である。
司会や進行に気を遣いすぎていたためか、昨年度以上にメモを取ることができなかった。
次回は誰よりもメモを取ることを課題としたいと思います。

それでは以上でゼミ報告を終わります。

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■今回書き直したところ

1、通年のテーマを見やすくしました。
2、感想が所々に入っていたのをXの感想の節にまとめました。
3、刮目においての先生のお話をわかりやすく、話の内容ごとにまとめました。


[33] 題名:第八回ゼミ報告 (2009/6/9) 〜刮目最短記録更新!〜 名前:中村貴治(20期生) 投稿日:2009年07月11日 (土) 19時26分

太田さん、佐々木さん、大野さん。先輩としての姿勢、そして型に関する書き込みを有難うございます。
蓄積された型を意識しつつ、更に良いものを目指して、報告を改めさせて頂きます。

第八回ゼミ報告の改訂版です。
(申し訳ありません。私が削除キーを設定し忘れたため、再投稿させて頂きます。)


【目次】

T.基本情報
U.勉強
  U−1.今週の勉強に入る、その前に
  U−2.草食系男子誕生・増加の背景
V.本の交換会
W.刮目



T.基本情報


日時:平成21年6月9日(14:40〜22:30)
場所:経営学部B棟334ゼミ室
出欠状況 

院生 :日尻田さん
(以下、敬称略) ※()内は欠席者
タケダプロダクション:竹田、片岡、安齋(山崎、高松)
さわやか興業:勝又、小泉、今村(原、石井)
毅無双  :大野、岩城、中村 (宮原、江島、木戸)
濱屋   :長濱、渡辺、大平 (守内、後藤)
                    
出席率 =57%(12/21)




U.勉強


U―1.今週の勉強に入る、その前に


今週は通常の勉強に入る前に、19期生小泉が個人で

1.前回の勉強を確認するためのレジュメ
2.討論会に向けての問題意識の確認、目次構成案のレジュメ

の2つを作成してきてくれたので、そちらの確認から行いました。
突然のことで驚きはしましたが、そこには小泉の熱い想いが込められていたのです・・・。



1.前回の勉強を確認するためのレジュメ

(1) 前回までの勉強

草食系チェックシートの実際の採点結果と、事前の他者判断に大幅なずれがみられたため、
原因を確定しようとしたが、上手くいかなかった。もう一度、草食系がなんたるかを確認し、
ゼミ生間の草食系に対する認識を共有した結果、

草食系の定義
『今ある自分の世界に満足しており、あえて外の世界にかかわろうとはせず、
 コンフリクトを回避し、自分の世界を大切にする』


を確認した。

(2) 本レジュメの問題意識

我々は前回草食系の『定義(上記※)』を再び共有しなおしたが、その議論を経ても、
その『定義』が草食系の世間一般イメージであるとするのには抵抗を感じる。
(例えば、この『定義』から、一般に草食系であるとされる草g君(事件以前)を連想する
ことは難しいだろう。)
我々は世間一般の『イメージ』≠我々が導き出した『定義』ということを認識すべきである。

(3) 本レジュメ概要

○我々が導き出した『定義』とは、
元々原典の著者が抱いた『イメージ』から現象分析(アンケート、インタビュー)した結果を、
我々がチェックシートに列挙し、そこから更に抽象化したものである。もはやその
『定義』は草食系にとどまらず、現代社会に生きる若者の特徴を言い表したものである
といえ、世間一般で言われている草食系の『イメージ』とは乖離してしまっている。

○我々が前回議論すべきであったのは草食系誕生の発端である『イメージ』のほうを
確認することであったのではないだろうか。まず、始まりである著者の『イメージ』を
洗い直し、そこから我々ゼミ生が抱いている『イメージ』、チェックシート、
そして、『定義』を見つめなおす作業が必要であったろう。
(下表を参照)


(4) 結論:本レジュメから導き出されること

今回、小泉がレジュメを作ってきてくれたことで、『イメージ』≠『定義』ということが
明確になり、これから何を議論すべきかはっきりした。

具体的には、以下の三点が言える。

@我々が討論会に向けて扱っていくのは、『定義』である。草食系男子を切り口として
現代の若者を定義し、今後日本的経営にどのような影響を与えていくのかをみていくのである。
また、マザコン・オタク・草食系といった若者の変遷の時代背景と、日本的経営の変容の
時代背景をリンクさせて論じることもできるかもしれない。

A草食系男子の特徴を現代の若者に多く見られる特徴ととらえ、肉食系男子を元来の
滅私奉公をしてきたサラリーマンとして対比表をつくることで、日本的経営、
リクルート、マーケティングの変化、今後の社員のモチベーションコントロールの
あり方を考えることができる。

B『イメージ』、『定義』の区別が明確されたことで、以下のような軸が見えてきた。



草食系の二軸
                     『定義』

                    自己実現
                   外に開いている
                      |
                      |
                      |
『イメージ』 趣味・家庭――――――――――仕事・会社
     (釣りバカ浜ちゃん)     |      (島耕作)
                      |
                     |
                   現状に安住
                  自分で閉じている

※草食系は左下(第三象限)


我々が『定義』と定めているのは、縦の「自己実現」―「現状に安住」の軸
だけではないのだろうか。
世間一般の『イメージ』を意識したとき、横の「趣味・家庭」―「仕事・会社」の軸も
加えるべきなのではないか。
これにより、「草食系とは何か」よりつめられると考えられ、
こちらは論文の中で「補」として扱うこともできる。



2.討論会に向けての問題意識の確認、目次構成案のレジュメ

(1) 問題意識 ⇒ 「論文への想い=問題意識への想い」

「討論会の成功に向けて、一番重要なものは何だ?
・・・・・・・・・・・・・・それは、問題意識への想いだ!!」


論文とは、「問題意識−論理展開−結論」で構成されており、
ひとつのストーリーになっている。
そのストーリーの最初たる問題意識をしっかりもち、
「何故自分たちがこの論文を書いているのか」その理由、意味を自分たちの中で
明らかにして欲しい。

(2) 論文目次構成案

「自分たちが何をしたいのか」を明らかにするには、まず全体を見渡す必要がある。
以下が本レジュメで提示された目次構成案である。

序章 問題意識
1章 日本的経営の概要
2章 日本的経営の評価・動向
3章 日本的経営のウチ・ソト意識
   1節 日本的経営のウチ・ソト意識
   2節 日本的経営のウチ・ソト意識がもたらす利点
   3節 日本的経営のウチ・ソト意識がもたらす問題点
4章 現代日本社会が日本的経営のウチ・ソト意識に与える影響
   1節 現代日本社会の特徴〜草食系男子〜
   2節 日本的経営のウチ・ソト意識に草食系はマッチングするのか
5章 日本的経営のウチ・ソト意識は変化すべきか
結  まとめ
補  やり残した課題の提示

基本的なストーリー構成自体は前回の勉強と変わらず、皆概ね賛成であった。
今回、この目次案が提示されことで、具体的な節構成や各部分の関連性を
より詰めることができ、ゼミ生の意識が共有され、
またこれからどのように勉強を進めていくか、配分や“あたり”を
全体から見て考えることが可能になった。

(3) これからの勉強の展望

論文を作成するにあたって、重要なことは2点ある。

  @「問題意識→結論」の流れに納得できるか。

  Aその間の論理展開に整合性はあるか。

この2点をクリアするには、「結論は何か」を明らかにすることである。
例えば、上記5章「日本的経営のウチ・ソト意識は変化すべきか」、
この「すべきか」を「するか」にするだけでも大きな違いがある。
そしてその答えをYESにしたいかNOにしたいか。それだけで四通りの結論が考えられるだろう。
また、前回の討論会論文を考えると、日本的経営のウチ・ソトを考えるだけでも、
かなりの労力と時間が必要になると予想される。現在の構成案の途中でまとめることも
考えなければならない。

もちろん、これらのことはこれからの勉強をみて、結論を出すべきことである。
「自分たちは何に向けて勉強しているのか」、全体を見据えつつ、これらの答えは
前期中に決定していくことになった。




U―2.草食系男子誕生・増加の背景


今週の勉強のメインである「草食系男子誕生・増加の背景」。
レジュメは「さわやか興業」、「毅無双」の2チームが担当しました。

(1) 議論

2つのレジュメは幾つかの現象(インターネット・携帯の普及、女性の社会進出など)を
背景として挙げ、草食系男子と結び付けていた。挙げた背景として共通しているものと、
お互いにないものをそれぞれ比較しながら議論を進めようとしたが、
その2チーム間の分析方法の違いが問題となった。

「さわやか興業」は挙げた背景と、我々が作成した「草食系男子のチェックシート」を
結び付けて考えており、
「毅無双」は、背景と草食系の『定義※』を結びつけて考えていたのだ。
どちらのレジュメを基にして議論を進めればいいのか、長考が続いたが、
「チェックシートの項目にある行動(エコに気を使う、服装にこだわり)をとるからといって、
当てはまる人すべてが草食系男子だとはいえない。服装にこだわる肉食系だっているだろう。」
と、草食系の『定義』を用いて、より草食系に結び付けている
「毅無双」のレジュメを使用することになった。

早速、「毅無双」のレジュメを用いて、背景と草食系男子のつながりを
みていくことになったが、また議論が詰まってしまった。つながりをもっている
とはいっても、いまだ「関連付けられる」という段階に留まり、
背景となる社会現象から草食系が導き出される必然性に欠けていたのだ。

今回は誠に残念ながら、あまり進展のある議論ができなかった。

(2) 学んだこと

□□ 先生のお言葉 □□
○他の社会現象からの草食系への結びつけが弱い。
もっと構造的、複合的な把握が必要であり、”草食系が生まれる必然性がある”
というところまで高められなければ、相手を納得させることなどできはしない。
論文をしっかり読む作業はできるようになってきてはいるが、
まず、社会現象の分析をした本などを参考として読み、どのように論を組み立てるべきか、
方法論から学ぶ必要があるだろう。

○議論に関して、自分の思っていること、意見を言うのはいいけれど、
言うだけいって相手の意見に自分の考えを絡ませるということができていない。
だから、議論がなかなか進まないのである。



■■ 感想 ■■
自分個人としては、自チームである「毅無双」のサブゼミを通して作ったレジュメを、
活かしきれなかったことに非常に悔しさを感じました。議論の場で使うレジュメは、
数時間に渡るサブゼミの結晶といえるものです。レジュメ自体は数枚の紙ですが、
そこに込められた、メンバーそれぞれが時間と労力を出し合って完成させた
「重み」があります。それを自分たちがゼミの場で最大限活かしていかなくてはならない。
また活かしていきたいと強く思いました。

また、議論全体を見通してみても自分が今回の議論の中でいい歯車になれなかった
ことを非常に悔しく思います。先生のおっしゃるように、自分の意見をとりあえず
言うような状況であり、この意見を言って議論をどういう方向に進めたいのか、
そんなことをまるで考えられていない自分に腹立たしさを感じます。
今後は“議論する力”を伸ばすことを意識して、ゼミの場を生かしていきたいと思います。




V.本の交換会〜勝負〜


本の交換会の詳細に関しては、21期生安齋が別に報告していますので、そちらをご覧ください。
6月9日 2009年度第5回本の交換会 テーマ「勝負」〜『いかにして勝つか』だけが勝負なのか〜



■■ 感想 ■■
安齋も申していますが、勝負というのは私たちの世界にあふれています。サッカーの
日本代表では、ピッチ上では年齢・キャリアに関係なく、選手間の名前は呼び捨てにする
そうですが、考えてみると勝負の場とは、目上の人も目下の人も、共に一選手、
勝負師として、対等に腹を割ってぶつかり合える良い「場」なのかもしれません。
今回は野球、武術、将棋、麻雀など、様々な「勝負の場」の本が紹介されましたが、
とりあえず、小学校以来家で眠っている将棋盤でも引っ張り出してみようか・・・。
そう思わされた交換会でした。





W.刮目


小泉:「何で今回このレジュメを書いてきたかっていうと、討論会の成功には問題意識が重要で、
それが皆の中でまだぼやけてんじゃないかと思ったからなんだよ・・・・」


今回、書きたいことはいくつもあるのですが、やはり一番に書くべきは、小泉さんのレジュメでしょう。
今回のゼミが始まって2分後、私は刮目していました。刮目最短記録更新です。
レジュメを自主的に6枚!それが2つもある!!しかもゼミ全体のために書いたという!!!
小泉さんの心意気を感じ、「何とかしてこのレジュメを活かしたい」、そう強く感じました。
そして実際、小泉さんのレジュメは大いに価値を引き出され、
メインの勉強以上にゼミに有意義な時間をもたらしました。
「想いは人に伝わるなあ」 改めて思いました。

□□ 先生のお言葉 □□
皆、ゼミに入る前のただ「知識を得たい」、「なんとなく楽しそう、勉強になりそう」と
いったところから、ゼミに入ってしばらく経った今ではゼミに対する認識が変わり、
確実に意識の変化が起きているはずである。
そうして、実際の現状を体感し認識を改めた上で、もう一度「何故ゼミに入っているのか、
参加しているのか」最初の動機の部分に立ち返って確認するべきであろう。


■■ 感想 ■■
私の中でも、ゼミに入る前と現在ではゼミに向かう認識は変わっています。
1つ、大きな違いは「ゼミで自分がどんな力を伸ばしたいのか、
コンセプトが明確になった」ということでしょう。
三戸ゼミは“特別な場”です。他のゼミにはないこと、日常生活では体験できないことが
多くあります。そのような“特別な場”であるからこそ、普段の生活では伸ばせない
力があると思います。もう一度見つめ直すことで自分の振舞いを更に意識化し、
ゼミの場をより活かしていきたいと思います。

------------------------------------------------------------------------------------
【修正点】
1.文章の細かい加筆訂正を行いました。
2.文章の改行を他の方々を参考に読みやすく修正しました。
3.先生のお話、個人の感想をわけ、主観部分と客観部分をわかりやすくしました。
4.ホームページの「書き込み遊具置き場」を利用し、アンダーライン引き、フォント変更などを行い、
構造的にわかりやすくしてみました。皆さんも是非どうぞ。(片岡君、ありがとうございます!)
色も入れてみたのですが、いかがだったでしょうか?


[32] 題名:第11回ゼミ報告(2009/7/1)〜利害・論理・情〜 名前:勝又友大(21期生) 投稿日:2009年07月05日 (日) 12時50分

T.基本情報       
U.勉強     (16:10〜)
V.刮目     (23:30〜)


T.基本情報

 日時:平成21年7月1日(16:10〜24:00)
 場所:経営学部B棟334ゼミ室
 出欠状況(敬称略) ㊟()内は欠席者
  院生        :日尻田さん
  タケダプロダクション:竹田、片岡、山崎、近藤 (安齋、高松)
  さわやか興業    :勝又、小泉、今村    (原、石井、坂倉)
  毅無双       :大野、中村、飯降    (宮原、岩城、木戸、江島、玉乃井)
  M屋        :長M、門脇、大平    (渡辺、守内、後藤、井上、清野)

  出席率47%(13/28)


U.勉強
 
 勉強が始まる前に、先生から少しお話があった。それは村上龍の「カンブリア宮
殿」についてのお話であった。先日のカンブリア宮殿はメガネ21の平本清氏がゲ
ストとして出演した。このメガネ21という会社は「内部留保なし」「事業展開は
従業員が出資」「ノルマなし」「銀行借り入れなし」「社長はお飾り」「管理職な
し」「社員の給与、査定は社内ネットで全社員に公開」等の非常に変わった特徴が
ある。この特徴の先の二つのものに注目していただいきたい。
 この話をされたとき先生は「孟嘗君」の話を出された。
 「これは孟嘗君の話と一緒だなあ。債務者の借用証文を焼いて、そうすることで
孟嘗君がほんとに困ったときに、周りの人が孟嘗君を助けた」とおっしゃられた。
最初私は頭に?マークが浮いたが、「内部留保なし」「事業展開は従業員が出資」の
たねあかしをされて、そうやって繋がるのかあ。と非常に考えさせられた。

 それでは勉強に入っていきたい。
1、今週の課題確認
 もう一度、三戸公『現代の学としての経営学』文眞堂選書(以下『現代の学』と
する)、第八章の理解。

2、議論の内容
 今回、タケダプロダクションとさわやか興業が八章理解のレジュメ担当であった
が、今回も、レジュメのテーマが・八章理解(さわやか興業)と・家論理解(タケ
ダプロダクション)の2つにわかれてしまった。課題をしっかりみんなで共有する
必要を感じた。改めて今回の課題を確認すると、「八章の理解」であって、「家の論
理の理解」ではない。
 ここで八章の構成を示す。一節(日本株式会社の特殊性)から二節(家の論理)
が導かれ、二節の説明として三節(家産と家督)・四節(家と同族団)があり、そ
して五節(家と所有の展開)において終結する。
 今回議論をして問題・課題になったことを以下に記す。
 問題・日本株式会社の特殊性を生み出したものは、「資本の論理」+「家の論理」の習合
物でいいのか。
   ・第八章における「家の論理」の説明は、「家産と家督」「家と同族団」のみで十分
    なのか。
   ・「資本の論理」と「家の論理」の結びつき(関係)とはどのようなものか。
 課題・「家の論理」の把握
   ・「資本の論理」の把握
   ・「資本の論理」と「家の論理」の関係性の把握
 直近の課題
   ・経営体とは何か。
   ・家族の維持・繁栄とは何か。
   ・家と家族の関係性はどのようなものか。
家族間の関係性はどのようなものか。
家長と家族の関係性はどのようなものか。

3、次週の課題
  @『現代の学』第九章の理解(毅無双、M屋)
  A第八章「家と同族団」の説明(タケプロ、さわやか興業)
  B家と家族・家族間・家長と家族の関係性把握(全チーム)


 ここで、全く勉強とは関係のないことであるが、お菓子プロジェクトについて紹
介したい。今回お菓子を紹介してくれたのは、2年生の近藤である。紹介されたお
菓子は「カール(ねぎ塩かルビ味)」。「カールからカルビの肉汁があふれ出るのか!
?」と近藤から紹介があった。味はのほうは・・・タン塩のような、レモンの利い
たよくある味だった。
 しかし私はこのお菓子プロジェクトで、2つのことに刮目した。1つは率先して
お菓子を紹介した近藤君に。もうひとうつは、2年生が少しでも発言できるように
と計らった竹田にである。この理由でお菓子プロジェクトを紹介した。


V.刮目
 今回、脳死について軽いスピーチをするという課題が与えられた。しかし、情報
がうまく伝わっておらず、ただ1人を除いて、みな準備をしてこなかった。その課
題に答えたのは、またしても近藤であった。
 近藤は脳死について調べ、植物状態と脳死の違い(脳死は生き返る可能性がゼロ)
をあげ、脳死に賛成の意を示した。

<先生のお話>
今回、門脇が三戸ゼミでの活動を再開することになった。そして、ドラフトを行
ったのだが、そのドラフト、人を動かす、納得させることについてのアドバイスを
いただいた。
 「人は利害・論理・情によって行動する。この3つを状況に応じて、適切に使っ
て人を動かし、納得させなさい」
 「今、門脇をチームに引き込むのは、納得させるのは情である。周りの人が『こ
の誘いに断るのか!?』と思うような誘い方をすれば、門脇は断りようがない」
 「うまく適切に利害・論理・情を使いなさい」
 こうおっしゃられた。私もこれを心がけて人に働きかけようと思った。

 最後に、今回刮目したのは、近藤の働きである。脳死といい、お菓子プロジェクト
といい、とても積極性がありやる気が感じられた。これからもその心意気で活躍して
ほしいと思い、また、自分としては負けられないと、気を引き締められた。


[31] 題名:報告の型を確認しよう その2 名前:18期生 大野裕喜 投稿日:2009年07月03日 (金) 04時40分

(下の書き込み「報告の型を確認しよう その1」の続きになります。)


3.〈記録〉と〈評価・感想〉を分けてまとめる


 ゼミの勉強で、先生から「それが著者の意見なのか、それとも自分達の意見なのかをしっかり
と分けて考えなさい」、というお話を何度も聞いたことがあると思います。ゼミ報告もそれと同様
に、記録(実際に行われた事)と、評価・感想(自分が得たこと)は分けてまとめましょう。

 2007年度の夏合宿の現役生のゼミレポートについて佐々木さんからアドバイスをいただいて
います。自分がその場で何を得、何を考えたのか(評価・感想)は重要な事ですが、それだけで
はその場に参加していない人は十分に理解できません。その場で何が行われたのか(記録)の側
面もしっかりとおさえ、その上で自分の評価・感想がはじめて相手に伝わるものになります。
記録と評価・感想を分けて考えると共に、記録の方もしっかりとまとめていきましょう。

その日のゼミで学んだ事、考えた事を取り込む
  ゼミの場で行われた議論、先生のお話だけではなく、自分がそれに対して「何を考えたのか」、
 「何を学んだか」もゼミ報告に取り込もう。そうする事で、ゼミでの内容が自分の中に定着する
 と共に、読み手に新たな視座を与える事に繋がります。


【過去の掲示板書き込み】
岩切さん「Re: ソフトボールレポート添削の添削?」」(2006/10/24)
太田さん「Re:スピーチ大会報告」(2007/02/01)
佐々木さん「Re:夏合宿「レポート」について」(2007/10/02)



4.エピソードに語らせる


 報告の基本的な型は、上記の3つをしっかりとおさえる事ですが、昨年度のゼミ報告では、読
み物として面白い!と感じてもらえるよう、エピソードに語らせる事を意識していました。
 スピーチ大会において、何度も「エピソード」についての話を聞いた事があると思います。そ
の人の紹介や、その場の雰囲気、臨場感は、多くの形容詞を並べたものよりも、1つのエピソー
ドに語らせた方が、確実に相手に伝わるものです。
 まずは、記録的な側面をしっかりと押えるのが第一ですが、同時にその日のゼミの状況を、何
か1つエピソードに語らせれば、読み手の中に残るものになっていきますよ。(2008年のゼミ報
告を読み返してみれば、エピソードに語らせる事を意識している事がわかります。)

3つの方法(以下の三つを上手く組み合わせる)
  エピソードに語らせる事で、その場の状況が臨場感を持って読み手に訴えてきます。
 エピソードを有効に活用して、ゼミ報告を「読み物」にする為に、次の方法を意識してみましょう。
  @)その人がどのように振舞ったのか
  A)それに対して先生がどのような評価、お話をされたのか
  B)自分がどのように感じ、考えたのか


【過去の掲示板書き込み】
太田さん「Re:紹介の極意はエピソードに在り。」(2007/06/16)
佐々木さん「Re:エピソードに語らせよ!」(2008/01/13)
三戸先生「お手本「タモリの弔辞」」(2008/08/09)
三戸先生「タモリの弔辞(続き)」(2008/08/10)


(参考)大平将之【ゼミ報告】(2008/04/10)
*********************************

■ドラフト方式チーム決議
昨年度に引き続き本年度もゼミ内チーム制が採用された。まずチームリーダーを立候補によっ
て四名決定し、その後ドラフト方式にのっとりチーム決議が行われた。本年度のチームは以下の
通り。
 (今村班)☆今村、藤井、守内、渡辺進一、渡邊謙太
 (大平班)☆大平、大野、小泉、木戸
 (片岡班)☆片岡、石井、原、酒巻、山崎
 (後藤班)☆後藤、門脇、菊池、岩城、大美
※名前の前に☆があるものはチームリーダー。
指名された人間は一度だけ拒否権が行使できこれが毎回ドラマを生むのだが、今回のチーム決
議では同一人物に対して二回行使された!後藤である。「あなたが意中の人です!」との後藤の告
白に「いやぁ〜実はもう心に決めている人がいるんだよねぇ〜」とさらりとかわす守内。守内の
意中の人物は今村なのであった!ちなみにもう一人後藤に拒否権を行使したのは石井である。

**********************************



5.タイトルを工夫する


 最近の掲示板に、三戸先生が「タイトルの付け方」という題で掲示板に書き込まれています。
今年の十大ニュースや三戸ゼミ十大ニュースでも、どの班のタイトルとサブタイトルが最も良い
のかを考えていますよね。せっかくの機会ですから、ゼミ報告でもタイトル/サブタイトルを意
識して考えてみましょう。
例えば、昨年度のゼミ報告では、
・藤井くん「出た!年に三本の指に入る先生のお話」
・藤井くん「そうだった、自己紹介の三原則には○○があったんだ」

などは、まず読み手がそのタイトルに魅かれて、「読んでみたい!」と思わせるものでしょう。そ
して、その報告内容に何が書かれているのかを、そのタイトルから推察する事ができます。
タイトルをつける際には、相手に読んでみたいと思ってもらえる事、そしてそこに書かれてい
ることが掴める事を意識してみましょう。(普段のゼミでやっている「お菓子企画」にも通じるこ
とですね。)

タイトルとサブタイトルの区別
 タイトルとサブタイトルを付ける際には、読み手が思わず「読んでみたい」と思わせるものを
 考えるだけではなく、その議論、その段落で結局何が言いたいのかを意識して考えてみましょう。
  @)タ イ ト ル :伝える情報は結局何なのか
  A)サブタイトル:その中で一番伝えたい・伝えるべき内容は何なのか
  

【過去の掲示板書き込み】
佐々木さん「Re:エピソードに語らせよ!」(2008/01/13)
三戸先生「タイトルの付け方」(2009/06/30)



最後に―掲示板から真似び、活かしていきましょう―

私が三年生の時は、今の三年生のゼミ報告の内容に到底及ぶものではなく、そしてゼミ報告の継
続すら行う事が出来ませんでした。
ゼミ報告の内容、まとめ方は(ゼミ報告だけに限定されるものではありませんが)、個人の力量と
いうよりも、上記の報告の型を意識しているかどうかが決定的に重要です。
今の私が、三年生のゼミ報告を読んで、何がしかのアドバイスが出来るようになったのは、これ
までの先生や先輩方のアドバイスをもとに、試行錯誤してきたからに他なりません。
ゼミ報告を行う際には、ぜひ報告の型を意識して欲しいなと思います。
それを何度かゼミ報告で実践する事で、間違いなく力がついてきた事を実感する事ができると思
います。(自分が三年生の時にゼミ報告を継続して行わなかったのは、実に勿体無い事でした)

そして報告の型については、【過去の掲示板書き込み】にて、リンク先を付けたように、
いずれも過去の掲示板で先輩方からアドバイスをいただいたものです。
過去の掲示板を読み返すことで、本当に多くの事を学ぶことが出来ます。
それは決してゼミ報告の型だけに留まるものではありません。
(【過去の掲示板書き込み】はその一例であり、それに関わる事や、その他に学べる事は沢山有ります。)

後期からは、二年生の22期生もゼミ報告を行います。
三戸ゼミHPの「三戸ゼミ掲示板の歴史」には、藤井君がまとめてくれた2008年のゼミ報告があります。
過去の先輩方のアドバイス、そしてゼミの場で先生からいただいたアドバイスをもとに、報告の
型をおさえ、読み物として面白いことを意識して書かれたゼミ報告です。
今一度、報告の型を確認すると共に、過去の掲示板から大いに真似び、
そして、2008年度以上のゼミ報告を目指して、お互い学んでいきましょう。


[30] 題名:報告の型の確認をしよう その1 名前:18期生 大野裕喜 投稿日:2009年07月03日 (金) 04時28分

現役生のゼミ報告の「型」について今一度、確認しましょう。

ゼミ報告がうまくまとめられて、それが読み手に伝わるかどうかは、個人の力量というよりも、
報告の型を意識しているかどうかによって左右されると思います。
そして報告の型について、過去の掲示板で先輩方から多くのアドバイスをいただいています。
今回の書き込みでは、報告の基本的な型をまとめると同時に、その項目について書かれている先
輩方のアドバイスのリンクを貼って、報告の仕方を確認できるようにしました。(先輩方の書き込
みは、私のまとめよりも大いに学ぶことが出来ますので、必ずそちらも確認してくださいね)
ゼミ報告を行えば、間違いなく力が付きます。
報告の型を自分の物にして、一年後には力が付いた!と実感できるようにしていきましょう。


構成
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する
最後に



1.文献の表記の仕方


文献の表記の仕方にも決まりがあります。
この機会にしっかりと確認して、同じ間違いをしないようにしましょう。

〔文献の表記の仕方〕 著者名『書名』出版社、出版年

 昨年の本の交換会では、出版年は表記されていませんが、いずれも上記の〔著者名『書名』出
版社〕という形で報告されていると思います。ゼミの場でのレジュメは、上記の形でまとめら
れていますが、時折ゼミ報告では、以下のように表記されている事がありますよ。

○間違った本の表記の仕方
・三戸公「現代の学としての経営学」文眞堂選書
 →書名は「」(かぎ括弧)ではなく、『』(二重かぎ括弧)を用いましょう。
・大野 『公と私』三戸公(未来社刊) 
 →本の交換会で『公と私』を紹介したのは私ですが、『公と私』を書かれたのは私ではなく、
  三戸公(先生)です。上記の表記の仕方では、著者が大野になってしまいますよ。著者名は、
  書名『公と私』の後ではなくその前に書き、そして紹介者と著者名を分けて表記しましょう。

【過去の掲示板書き込み】
太田さん「Re:「文献の表記方法」(2007/04/17)」
太田さん「「出版社名」表記のお願い」(2007/06/03)



2.構造を意識してまとめる


文章が長くなると、どうしても読みにくくなってしまい、内容を理解するのに苦労します。
相手が読み進めていく中で、苦労する事無く内容を理解できるよう、文章が長くなるようならば意識
的に番号をふるなどして、全体の構造を掴めるようにしましょう。

「記録」としての繋がりを意識する(勉強内容の整理の仕方)
  勉強内容のまとめ方は、色々ありますが、以下の観点からまとめる事で、内容が簡潔に整理
 されると共に、勉強の「連続性」、「蓄積」が把握できるようになります。
  @)「前回の内容」、「今回の勉強」、「次回の課題」
  A)「先生のお話」、「レジュメの評価」

  ⇒@)のようにまとめることで、内容が整理されると同時に、その前後のゼミでの勉強内容との
   繋がりが明確
になって、「記録」としてより充実したものになる。
  ⇒A)のように「先生のお話」と「レジュメの評価」を継続してまとめることで、レジュメの
   書き方や議論の場において何が評価され、何が求められているのかが明確になり、蓄積される


視覚的な工夫をする  
 文字の大きさを変えたり、太字やイタリックを駆使する事で、視覚的に「全体の構造」を容易に
 理解できるようにすると共に、「重要な箇所」を強調して、読み手にその内容が伝わるようにする。


【過去の掲示板書き込み】
太田さん「Re:ゼミの活動報告について」(2007/04/24)
佐々木さん「Re:【2009年度第1回ベッティング】参加します。」(2009/05/10)


 ここで、参考に第10回のゼミ報告の勉強の内容を、段落を意識してまとめたいと思います。
報告の内容については、報告者が書かれたものとほとんど同じです。それを「1.今週の課題」、
「2.議論の内容」、「3.次週の課題」、「4.先生のお話」の大きく四つに分けて(それぞれに
ついて更に番号をつけて区切る事ができます)まとめてみました。
 もちろんまとめ方は1つの例であり、それが絶対ではありません。その報告がどのようなもの
か、どのような議論が行われたのかを考えて、各自読み手がその内容を理解できるよう工夫して
欲しいと思います。

<参考:第10回ゼミ報告(2009/06/23)のV、勉強他>
*************************************

V.勉強

―三戸公『現代の学としての経営学』(文眞堂選書)、第8章「日本株式会社の特殊性」―

1.今週の課題
課題1:「資本」の論理における支配者、被支配者は誰か、そして両者の関係は労務上の契約関係か。
課題2:テキスト(P.187,L2)における
   「現代日本そしてまた先進資本主義国といわれる国々は、いずれも財産中心社会=個人所
   有にもとづく支配の社会=資本主義社会の内部に組織中心社会=機関所有にもとづく経営
   者支配の社会=管理社会が生れ、」(P187 L2~)の理解

2.議論の内容
課題1:「「資本」の論理における支配者、被支配者は誰か、それは労務上の契約関係か」
  はじめに@の議論について司会の小泉さんを中心に各班の意見をまとめたところ支配者は株主、
  被支配者は従業員にあたるということになった。また両者間の関係は様々な意見が出たが、そ
  もそもこの問題が原典にあるものではなく、タケプロ独自の考えにもとづいていたため、支配
  者が誰であるかということを明らかにしたことで終わった。

課題2:「テキスト本分の理解」
  次にAの議論を渡辺さんの司会を中心に各班の意見を確認していった。議論を進めるうちに、
  支配という言葉にあたって、その正当性がどこにあるのかということが論点になっていきそれを
  もとに各意見を主張しあうことがあった。結果各班とも意見がまとまり、次回からは再度8章の
  確認に移ることとなった。

3.次週の課題
次回からは再度8章の確認に移ることとなった。

4.先生のお話
(1)論文が書かれた時代を意識する
 議論の際三戸先生からご指摘があり、論文を読む際、論文というものはその時代(論文が書か
れた時代)を背景にその問題を解くために作られる物だ。だからこそ、論文を理解するにはその
時代、背景を考えながら検討していかなければならないアドバイスがありました。
 
(2)司会と書記の役割設定
 また今回からは各班に司会者と書記を立て、議論ごとに司会者を班ごとに交代し、その司会者
が話を進めていき、議論が行き詰ったところで書記が議論の再確認を行うといった形がとられる
こととなった。

(それと「X、括目」は「括目」ではなく「刮目」です。削除キーを入力してたら、編集し直しておきましょう)

************************************
 
勉強の内容を段落に分けないでまとめた場合には、全体の構造をうまく整理する事が難しい為に、
何を書いたらよいのか、そして何が不足しているのかを十分に認識する事が難しいと思います。
上記のように、段落をつけて整理することで、例えば、「2.議論の内容」はそれで十分であったかどうか、
そして「4.先生のお話」の(1)論文が書かれた時代を意識する、はこの書き方で読み手に
伝わるかどうかに気付き、確認する事ができます。
せっかくゼミ報告を行うわけですから、文章が長くなるようでしたら、段落を付けて整理し、
全体の内容を理解できるようにしていきましょう。

(「報告の型を確認しよう その2」に続く)




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