【広告】Amazonから今年最後クリスマスタイムセール12月25日まで開催中

ゼミ活動報告 掲示板


モバイル専用URL

三戸ゼミホームページへ戻る

無料カウンター

since 2009.06.19


報告の前に・・・


@まずは、報告の「型」を確認しよう!
(該当ナンバーをクリックすれば、詳細が確認できます)
1.文献の表記の仕方
2.構造を意識してまとめる
3.記録と評価・感想を分けてまとめる
4.エピソードに語らせる
5.タイトルを工夫する


A投稿時の注意点
投稿する際は、初めに「削除キー」を設定してください(設定キーは自由)。
「削除キー」を設定すれば、投稿後、加筆、修正、削除が可能となります。

名前
Eメール
題名
内容
URL
削除キー 項目の保存

[202] 題名:2010年度夏合宿勉強全体報告ver2 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月31日 (日) 04時47分

 夏合宿勉強についての結果の報告を行う。また、各班の獲得ポイントを一覧表にまとめ、そのデータから分析を行いたい。


1.結果

獲得ポイントに対する一覧表を作成した。


 チーム          Seinoism      肉食主義        けいさん!!       コバストテレス
担当章           第2章       第3章         第5章         第8章     
担当内容          功利主義      リバタリアニズム    カント         アリストテレス  
担当時間 6時間       5時間半        3時間         2時間半    
                                                
@レジュメポイント                                              
              10.5P 7P 9.5P 2P
(先生)最大10P       (7P) (5P) (7P) (1P)
(大野さん)最大5P (3.5P) (2P) (3.5P) (1P)


A「役割」ポイント
10P 17P 15P 6.5P
(司会)最大10P       (6P) (7P) (7.5P) (4P)
(書記)最大10P (4P) (10P) (7.5P) (2.5P)


B発言ポイント
35P 25P 24P 28P
(先生担当) (9P) (6P) (6P) (5P)
(Seinoism担当) - (9P) (6P) (10P)
(肉食主義) (10P) - (3P) (10P)
(けいさん!!担当) (5P) (5P) - (3P)
(コバスト担当) (11P) (5P) (9P) -


C良い発言ポイント
3〜5Pで評価 6P - 8P 3P
(竹田:3P、3P) (勝又:3P、近藤3P (中村:3P)
、小泉:2P)

D課題の整理ポイント
※臨時で追加         4P 10P 12.5P 11P
(先生) (2P) (6P) (8P) (8P)
(大野さん) (2P) (4P) (4.5P) (3P)


総合ポイント        65.5P 59P 69P   50.5P
順位             2位         3位         1位            4位                                   
                                                              
                                
※ポイントの説明
@レジュメポイント(〜15P)
・先生、大野さんに評価をして頂いた。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
A役割ポイント(〜20P)※司会~10P、書記〜10P
・評価者が評価した。
・勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
B発言ポイント(1発言=1P)※2年生は2P
・記録係が集計した。
・とにかく何でも良いから発言してもらうために採用した。
C良い発言(3P〜5P)
・2人の評価者がそれぞれの担当時間から二人を選出し評価した。
・建設的な意見が言えるようになるために採用した。
D課題の整理ポイント(臨時で追加)
・先生、大野さんに評価して頂いた。
・まとめの時間にホワイトボード上で行った課題の整理に対するポイント


2.分析

 上の一覧表のデータをもとに分析を行う。

@けいさん!!が1位だった要因は何か

 1位のけいさん!!は、担当時間のポイントであるレジュメポイント、「役割」ポイントの合計は
最大の24.5P、良い発言も最大の8P、まとめの時間の課題の整理においても最大の12.5Pを獲得して、他の班を上回った。
けいさん!!には2年生がおらず、発言ポイントでは不利であったが「実力」で十分にカバーし、
それが最終的な結果にも結び付いている。
1発言=2Pの2年生がいないため、発言ポイントは他と差はない。むしろ発言「数」が多かったことを示している。
 僅差で2位のSeinosimは発言ポイント(とにかく発言すれば1P、2年生は2P)のポイントが35Pと高い。
それが他の班との総合ポイントの差につながったと考えられる。実際に夏合宿の勉強を思い返しても1番積極性が表れていたのがSeinoismであった。特に2年生衛藤の積極的発言が目立ち、1発言2Pだったため大きな点数が入った。
またレジュメポイントもSeinoismが最大である。これは勉強に対しての準備が1番出来ていたからからだと考えることができる。
 1位のけいさん!!は実力と積極的発言、2位のSeinoismは準備と積極的発言によって総合的に高いポイントになったと言える。


A議論ができていない

 良い発言を(3〜5P、2人選出)で設定し、担当班の勉強の時間で区切って評価した。
最高で、2人(評価人数)×2人(選出人数)×5P×4Round=80Pが入る予定であったが、
結果は、合計17Pしか入らなかった。17P/80Pはあまりにも低い結果である。

良い発言の基準としては
@.問題の本質をついた発言
A.これまでの議論を適切にまとめ、議論を新たに進展・展開させた発言
B.議論が停滞していた中で、議論を新たに進展・展開させた発言
と設定した。

夏合宿勉強の目標であった「議論をする」が十分に達成できなかったのも
このような良い発言が圧倒的に少なかったからであると考えられる。
各人が良い発言を心がけ、出来るようになることが、「議論ができる」ようになるには
決定的に重要である。
また評価が上手くできなかったということも原因として挙げられるように思う。
実際に良い発言をしていたとしても、評価者が気づかなければ取り上げられることはない。

B発言ポイントが十分な「誘因」となっていない

 発言ポイントの伸び率についてどの班にも際立った傾向が見当たらない。発言ポイントは発言するだけ点が入る、
点数の低い班が逆転可能なポイントである。
それが十分な「誘因」となっているなら、後半にかけて発言数が増えたりしても良いはずである。
これは、発言ポイントが十分な「誘因」となっていないことの表れである。


☆感想

 各ポイントを表にまとめ分析を試みましたが、おもしろい分析・有効な分析ができなかったように思います。
データの観察から何か法則性を導き出すことの難しさを感じました。
分かったことは、システム面で反省したことが実際にデータにも表れているということです。
議論が出来なかったことは、良い発言ポイントの少なさに表れ、発言ポイントが「誘因」となっていないことは「発言ポイント」の伸び率に表れています。時間管理が出来なかったことも担当時間の差に表れています。
システム面の反省の報告で行った反省が妥当であることをデータで示すことにより確認出来たように思います。
他の人に自分の反省(分析)について納得してもらうには、数字データなどを使って証明することが重要であるということでしょうか。
まだ自分が感じたことを上手く説明できないのでこれから深めていきたいです。


[200] 題名:第18回ゼミ報告〜七人の侍〜 名前:松井 敬祐(23期生) 投稿日:2010年10月31日 (日) 01時14分

10月26日のゼミ活動報告をします、23期松井敬祐です。最近急に
寒くなって体調を崩すゼミ生がいるのか、なんと第18回のゼミでは
出席者数が7名でした!!実際私も体調を崩し、マスクとのどぬ〜るスプレーを
手放せない生活が続いています。くれぐれも自己の体調管理は健康を維持しましょう。
また今は討論会に向けての取り組みが最も大事でありますが、11月1日に
ゼミ対抗ソフトボール大会第1戦がありますので、ご協力よろしくお願いします。

【目次】
T.基本情報
U.勉強(アリストテレスの正義について)
V.チーム編成
W.スピーチ大会の日程の変更
X.刮目
Y.感想


T.基本情報


【日時】10月26日(火) 15:00〜23:30
【場所】経営学部B棟334号室
【出席情報】※カッコ内は欠席者
OB:大野さん
近藤チーム[けいさん!!] 近藤(勝又、小泉、大塚、宮原)
坂倉チーム[肉食主義] 松井(坂倉、守内、長濱)
清野チーム[Seimoism] 竹田、衛藤(清野、高松)
小林チーム[コバストテレス] 小林、中村、安齋(市川)

出席率:41%(7/17)

U.勉強(アリストテレスの正義について)


[司会:小林  書記:松井  Timekeeper:衛藤]
今回のゼミでは人数も少ないとうことでコバストテレスチームだけの
勉強であった。
まず初めに、「誰が何に値するのか?−アリストテレス」とい題目の
レジュメの配布があり、10分程度目を通す時間が与えられ、各自が読み、
その後質問するという進め方となる。

(方向性の確認)
・レジュメではアリストテレスの著書からの抜粋が多く見られたが、
本来はマイケル・サンデルのアリストテレスの考えに対する確認を
するのではないのかという疑問が挙げられた。
・アリストテレスの考える『目的論的思考』は本義に合致しているのか
という確認がなせれていないという指摘があった。


(レジュメの内容)
・善、徳(美徳)、名誉の説明が抽象的であり、なぜ重要なのか
の明記がなかった。

・レジュメ1ページのT.はじめにの部分の@:このアプローチに
よる正義を実践することにより、何が実現できるか。という検討に
対してレジュメ内ではアリストテレスの目的論的思考により何が
実現できるのか明記されていないので考える必要があるということになった。

・今回の勉強で一番問題となったのは『目的にかなう分配は
なぜ正義と言えるのか?』ということであり、アリストテレスの
考えは最大多数の最大幸福(功利主義)を超えていて、それは
重要ではないという説明があった。

・またアリストテレスの目的因の考えは人それぞれに異なった目的があり、
その考えは“差別的”という指摘があり、だからその考えに基づくと、
奴隷制・人種差別は擁護されるという考えに至ることが挙げられた。

・レジュメの構成の指摘として、次のような理想的な構成にするべき
ではないかという指摘があった。
     1.8章の概要
     2.8章の問題
      @…………
      A…………
     3.@、Aに対する回答

コバストテレスチームからの説明で8章を考察する際に、9章・10章の
内容も取り入れないといけないという指摘があり、先生のご指摘もあって、
コバストテレスチームは9章・10章を検討することが課題となった。
また、他のチームもやる内容が変わったので、その説明は次の項目で説明する。


V.チーム編成


先生のご指摘によりマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』
の中で詳しく考えていなかったジョン・スチュアート・ミルとジョン・ロールズの
正義の考えを考察することを課題とし、また正義の観点からのCSRの説明も
課題となり、各チームが今までやってきた内容を一変して次のような変更を行った。

 @コバストテレス: 8章の考察→9章、10章の考察
 ASeinoism: 功利主義 →ミルの考察
 B肉食主義: リバタリアニズム→ロールズの考察
 Cけいさん!: カントの考察→CSR

次回のゼミまでにCSR以外の班はA4×1でまとめてくるというになり、
CSR班は肯定・否定それぞれA4×1でまとめるということになった。


W.スピーチ大会の日程の変更


討論会が近づいてきて、それに対してのCSRの進行状況を考え、
スピーチ大会を延期する案が出されたが、出席しているメンバーで
アンケートを取った結果スピーチ大会をやるべきということで、
討論会前にすることになった。衛藤が討論会に向けて時間を惜しむ
べきではないということでスピーチ大会の延期を申し出たが、惜しくも
多数派とジャンケンして負けてしまった。以前までスピーチ大会は
11月2日に行う予定であったが、11月9日に変更となった。
テーマは変わらず

『納得がいかなかったこと』


である。


X.刮目


今回のゼミでは人数が少なく、一人一人刮目の時間を十分に使えたと
思いました。
ほとんどの方に共通していた内容は討論する上でもっと内容を濃いものに
しなければならないということや、今のままでは討論会までにゼミ論文が
間に合わないといったように後悔の念が強いように感じました。

Y.感想


7人の侍は今回のゼミで何かを得たに違いないと思います。福岡土産以外の何かを!!
今回のゼミでは11時30分頃に終わったが、10時に終わるという
時間設定はどこへいったのでしょうか。討論の延長する際は一声
『○分延長します。』を言うべきだと思います。



[199] 題名:2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版 2回目) 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月31日 (日) 00時10分

 三戸先生、夏合宿勉強報告についてのコメント有難うございます。
また返答が遅れてしまい申し訳ありません。報告をやり直す前にまず返答すべきでした。

 改めて読み返すと
変更前の報告は
≪コンセプト≫⇒≪評価≫⇒≪要因≫⇒≪改善点≫という項目に分けていましたが、
これでは、
・具体的な反省内容が項目になっておらず、ざっと見たときに一目で内容が分からないので読み手に読む気を起こさせない
・同じ内容についての≪評価≫と≪要因≫と≪改善点≫が離れた場所にあるので非常に読みにくい
と感じたので、大幅に構造を変更しました。

変更前の報告です。
2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版)

---------------------------------------------------------------------------------------------------------------
(報告)


 夏合宿の勉強全体についての反省を行う。ここでは、主に全体のシステム面の反省をする。
(内容面の報告と反省は各担当班に任せる。)
しっかり反省をすることで後期以降の勉強の進め方、来年の夏合宿の勉強の進め方に生かすことを目的とする。
全体についての目標が達成されたかどうか、その全体の目標を達成するために作られた各システムが意図通りに機能していたかどうか
を確認し、その要因の分析を行うことで、具体的な改善点を明らかにしていきたい。



1.全体について


 今回の夏合宿のコンセプトは「皆で創る」であった。勉強にもそのコンセプトが表れており、
テキストであるマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房の担当を4班に振り分け、
それぞれの班に勉強の時間のプランをどのように設計するかを任せた。
今回の合宿では勉強の大きな目標として「議論ができるようになる」ことを置いた。
この目標を置いた背景としては、前期までの議論の時間に沈黙の時間が長く、議論がまともに出来なかったことがある。
その状況を夏合宿で変えるべくこの目標を置いた。
 勉強の内容についての目標は、例年のように夏合宿で「論文の方向性をはっきりさせる」ということは目標としてはおかず、
マイケル・サンデルの正義へのアプローチの3つである「功利性」「自由」「美徳」を把握し、
その観点から具体的問題について議論ができるようになる
ことを目標として置いた。
 
≪反省点≫

 反省点としては以下の2点が挙げられる。

@納得・不納得の議論ができなかった。

 議論の内容が「サンデルは〜と述べている」「カントは〜と述べている」といったもので、
自分がそれに納得するのかどうかという意見が出てこなかった。(担当班も担当班以外も)
「正義を勉強するとはどういうことか」を理解していなかったことが原因である。
テキストを批判的に読まずにそのまま受け入れ「テキストに何が書かれているか」を確認してもそこから何も生まれない。
その勉強の目的は常に問わなければならず、勉強幹事はそれが明らかになるまで先生や先輩に相談することが必須である。
また、担当班が「論点」を明確に示すことができずに、議論の方向性を示さなかったことも原因として挙げられる。
納得・不納得の議論をするには、担当班がまず納得できない点を出さなければいけない。

A発言数は多かったが議論ができなかった。

2年生の積極的な発言が目立ち、発言数は多かった。しかし、議論を組み立てることができなかった。
一つ出てきた意見に絡ませた意見が少なかった。論点を明確にするような発言も少なく、結局OBの大野さんに頼ってしまった。
まだ意識面・能力面から「今、何が問題となっているか」を把握・共有しようとしない、できないことが明らかになったので、
一つ出てきた意見を無視せずに、何らかの形で処理する(「反論して納得させる」「重要だから後に回す」「前の意見に関係ないので却下」「次回までに課題としてやってくる」など)ことを意識して後期からの勉強を進めていく。
また、司会・書記の役割を設定したにも関わらずその役割を十分に生かすことができなかったことも原因である
(誰も見ようとしない御宿の小さいホワイトボードに書いていた。そもそも「書記」を何のために置いているのかを意識していないことの表れである)ので
「司会」「書記」の役割の勉強も意識的に行っていく。


2.班担当制度について


 テキストであるマイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』の4つの章(第2章、第3章、第5章、第8章)を扱い、
それを4つの班に担当を振り分けた。そして各班に勉強の時間のプラン設計を任せた。
 これを行った理由としては、以下の2つが考えられる。
@「勉強の時間のマネジメントの勉強」
A「ビデオ学習(今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオを使った)やり方に応用する勉強のため)

この2つが班担当制度の目的であったと考えられる。

≪反省点≫

 反省点としては、以下の2点が挙げられる。


@沈黙の時間が多く、時間が延長した。

 各班とも十分に割り当てられた時間のマネジメントができていなかったと言える。これは準備不足が原因である。(担当班、担当班以外両方)
なぜ準備不足が起こったのかというと勉強の目的にたいする理解・共有の甘さが大きい。勉強のプラン設計を各班に任せる時には
特にそれを徹底しなければいけない。また各班で担当箇所以外の勉強の理解が全くない状態では当日の議論が進まないので、
各班が担当箇所以外の範囲も勉強するような課題をつくった方が良い。

Aビデオを使う班がなかった。

 準備段階で「ビデオを使いたいと思ったかどうか」が一番重要であるので、アンケートをとった所、半数が「ビデオを使いたいと思った」と答えた。
理由は「ハーバードの講義の様子から何かを皆で感じたい、共有したい」といったものであった。しかし、ビデオの配布の遅れもあり、
実際に上手く使えるような準備ができなかったということだった。勉強に必要な資料は幹事がなるべく早く手配する。
そして、「ビデオを使いたいと思った」という意見を放置してはいけないのでビデオは後期のゼミで見ていく。


3.勉強体制について


 去年の勉強に引き続き、「司会」「書記」「記録者」「評価者」といった役割を設ける「勉強体制」を採用した。
これを行った理由は、以下の3点が挙げられる。
(@)効率的な時間管理
(A)全員参加
(B)役割の勉強

 去年との変更点は、TKという単独の役割をなくし、司会を中心とした担当班で時間管理をするようにしたことである。
これは去年、TKの仕事が時間の経過を知らせるだけで終わり、有効的に機能しなかったことが理由である。

≪反省点≫

 反省点としては以下の4点が挙げられる。

@時間管理ができなかった。(すべての時間において延長した。)

 時間管理ができなかったのは、まず担当班に時間の管理を任せるやり方が機能しなかったためである。担当班に完全に任せるのではなく、
「外」から勉強幹事、総合幹事が時間について指摘していくことが必要である。また、TKという仕事を作るなら、
「与えられた仕事はきちんとやらなければいけない」という場の空気を作り、できていないようなら皆で指摘しなければいけない。
もう一つ道具を有効的に使えていなかったことも原因としてあるので、これからは音の出る時計・皆が見える大きな時計を使う。

A全員に役割をまわすことができた。

 原則として、担当班に「司会」「書記」「記録係」を任せ、他の班の人に「評価者」を割り振ることで全員が役割をもつことができた。
「議事録」「評価用紙」を去年に引く続き用意した。その内容については改善の余地があるので改善を行っていく。

B記録係の発言数カウントが勉強にならなかった。

 発言数のカウントは勉強にならないので、単独の「役割」を作ってはいけない。今回は記録係に議論の記録と並行して任せたが、
上手くいかなかった。発言数は自己申告制にしても良い。

C評価が上手くできなかった。

 特に3年生以下が「評価」の目的・意味やポイントを把握できておらず、「評価者」の勉強にあまりつながらなかった。
「評価用紙」を作ったにも関わらず、それについての説明がなかったことが原因として挙げられる。
「評価」をする意味はしっかり共有し、実際の「評価」についてもコメントをし合うことで皆が「良い評価」ができるようにしていく。


4.ポイント制度について


 今年は全体のポイントに対する勉強のポイントを高くするために去年よりも多くのポイント制度を採用した。以下がその一覧である。
(@)発言ポイント(1発言=1P)※2年生は2P
・記録係が集計した。
とにかく何でも良いから発言してもらうために採用した。
(A)良い発言(3P〜5P)
・評価者が評価した。
建設的な意見が言えるようになるために採用した。
(B)役割(〜20P)※司会~10P、書記〜10P
・評価者が評価した。
勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
(C)レジュメ(〜15P)
・先生、大野さんに評価をして頂いた。
勉強の運営班に対するポイントとして採用した。
(X)減点(開始時刻の遅れ、居眠り、それぞれ−3P)
厳しさを出すために採用した。

≪反省点≫

 反省点としては、以下の2点が挙げられる。
@発言ポイントが有効な「誘因」とならなかった。

 2年生に「発言ポイント」によって発言が促されたかどうかのアンケートをとった所、それが十分な「誘因」とはならなかったことが分かった。
原因は、ポイントの発表(「今の議論で誰が何ポイントとったか」)を随時行っていなかったことである。時間がたってからのまとめての発表だと、
直ちにその議論についての反省ができず、「次に頑張ろう」という気持ちを起こさせない。また自分の発言が本当にポイントになっているのかも分からない。
「誰が何ポイントとったのか」の発表は時間を空けずに細やかに行うことが重要である。

A一度も減点することができなかった。(自己申告の場合は減点したが)

 勉強中に居眠りをしている者がいたが減点にできなかった。また眠気覚ましのためのフリスクも用意したが各班に渡しただけで効果的に使えなかった。
誰がカウントするのか、どのようにカウントするのかが不明確だった。減点ポイントを作るなら、勉強担当班に「居眠りチェック係」を作る。
また名指しで指摘するのではなく、チェック係にフリスクを渡された時点で「居眠り」として減点するなどの工夫が必用だった。


◎感想

 夏合宿勉強の反省を第1回のゼミで行いました。その時に先生からご指摘を受けたのは「プランやルールを作ったが、当日その通りに実行しようとしなかった。」
ということでした。まさにその一言に集約されていると思います。
「減点ポイント」を作っておきながら、当日は「減点ポイント」をカウントしようと皆に呼び掛けることをしませんでした。
もちろん当日の雰囲気がどうかという問題もありますが、プランやルールを作ったからにはそれに忠実に実行しない限り、
反省もできずそこから得られることもありません。当日実行できなかったということはプラン構想段階にも詰めの甘さがあったということです。
もう一つ勉強幹事として反省しなければならないのは、合宿で一番問題になったことが勉強の目的に関するものであったことです。
ゼミ生のほとんどの間では「とにかく発言する」ということばかりが頭にあり、勉強の進め方としても自分が納得するかどうかを抜きにして、
「とにかく発言させよう」という進め方になってしまいました。「正義」を勉強する意味を幹事自身が理解していなかったこと、
先生や先輩への相談が足りなかったことが最大の原因です。
 今回の夏合宿の反省は次回の夏合宿勉強幹事にしっかり伝えることで、来年の夏合宿の勉強で同じ失敗をしないようにしたいと思います。


[198] 題名:報告の整理ありがとう。しかし、いろいろ聞きたい。 名前:竹田俊亮(21期) 投稿日:2010年10月29日 (金) 15時48分

近藤、報告の整理ありがとう。

遅れている原因として、
@報告担当者の仕事の遅れ
A近藤の課題の振り分け方の問題
が挙げられているが、これじゃあ本当に原因を分析していることにはならないんじゃないか?

近藤が挙げた原因もそう言われるとそうなんだけど、
@は事実そのもので、Aは具体性が見られない。
この現状把握じゃ、今後も改善できそうには見えない。

では、報告が遅れていることに対して、現在の途中経過を整理して報告する際は、
どのようなことに気をつければいいのか。

今回の場合を例に挙げて考えてみると、
@締切期限が不明確(伝わってもいない。今後も提示されていない)
A何を報告するのかが不明確(後期第一回のゼミで夏合宿の反省は行った。勉強も夏合宿から3回も進んでいる)
B担当者の認識度(担当者は自分が何を担当するのか把握しているのだろうか)
C絶対遅れてはならない報告内容(結果、誰がどんな賞を貰い、どのチームが勝ったのか未だ未報告。もしドラ報告については前期から8月にかけて行われたものである)

ざっと気になる点だけでもこれだけある。

また、どのレベルで出来ていないのか、もう少し踏み込んで検討してほしい。
報告そのものに手をつけていないのか、途中まで出来ていてもうすぐ上がりそうなのか。
もしくは報告をどうまとめればいいか分からないで止まっているのか。

正確な現状分析とその報告、そして相談を行わないと、改善することにはならない。
少し厳しいかもしれないが、できることを期待しています。


[197] 題名:今一度、報告を整理します 名前:近藤祐太朗(22期) 投稿日:2010年10月29日 (金) 05時58分

これまで投稿した報告、残してしまっている報告を今一度整理し、
状況を確認したいと思います。

1.夏合宿 報告

【現在挙げられている報告】
平成22年度三戸ゼミナール夏合宿報告〜第一報〜
2010年度夏合宿勉強総括
2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版)
2010年度夏合宿勉強「第3章」担当報告
2010年度三戸ゼミナール夏合宿報告〜夜企画編〜
2010年度三戸ゼミナール夏合宿〜深夜企画編
2010年度三戸ゼミナール夏合宿報告〜音楽企画編〜

【未だ挙げられていない報告】
○合宿総括
○第2章担当 報告
○第5章担当 報告
○第8章担当 報告
○2年生企画 報告
○2択クイズ企画 報告
○駅弁企画 報告
○三戸ゼミ大相撲夏場所 報告

2.第1回スピーチ大会 報告(未投稿)
3.『もしドラ』サブゼミ 報告(未投稿)

報告の課題でできていなものが、まだ多く残されています。
これらは、報告担当者の仕事の遅れが原因です。
また、私の課題の振り分け方にも少々問題があった様にも思います。

今後、報告の分配を改めて確認し、早急に進めて参ります。


[196] 題名:坂倉君、随分と良くなったな 名前:三戸 投稿日:2010年10月26日 (火) 00時31分

坂倉君

書き直してみてどうだ。
書き直すと、内容もより明確になるのではないか?

2度書き直すと、相当だぞ。

@まだ、「長く」感じる。
 この「感じ」をどう克服・解決したらいいだろうか?

A報告や司会・記録、発言にポイントを与えたはずだ。
 その獲得ポイントを整理、概観・比較出来る一覧にしてみてごらん。


[195] 題名:2010年度夏合宿勉強全体報告ver1(修正版) 名前:坂倉 尚道(22期生) 投稿日:2010年10月25日 (月) 18時36分

竹田さん、中村さん、そして三戸先生
夏合宿報告についてのコメント・アドバイス有難うございます!
2010年度夏合宿勉強総括を書き直します。




夏合宿の勉強の全体報告をします。
夏合宿のシステム面に関する反省です。
後期の勉強・来年度以降の夏合宿の勉強に生かしていきます。

まず、「全体」に関わるものと「システム」に関わるものを分け、
「コンセプト・目標」⇒「評価」⇒「要因」⇒「改善点」という流れで反省を行う。


1.全体の反省



≪コンセプト・目標≫
今年の夏合宿全体のコンセプトは「皆で創る」であった。
勉強においても、マイケル・サンデル『これからの「正義」の話をしよう』早川書房 の2、3、5,8章を4つの班で担当を決め、
担当班がそれぞれ担当する勉強の時間のプランを自由に設計するという形を取り、勉強にも夏合宿コンセプト「皆で創る」が表れていた。

勉強の内容についての目標は、夏合宿の勉強が終わった後に、「功利性」「自由」「美徳」の観点から議論ができるようになることであった。
(今回の夏合宿では、例年のように「論文の方向性の明確化」を目標としておかなかった)


勉強での大きな一つの目標は「議論をする」ことであった。前期までの勉強の時間では議論がほとんどできていなかった。
具体的には、@「発言数が少ない」A「議論を組み立てられない」といった状況であった。
その状況を夏合宿で変え、議論ができるようになることを目標としておいた。


≪評価≫


@勉強の内容


・勉強内容が「テキストの内容の理解」になってしまった。議論の内容も、「サンデルは〜と述べている」「カントは〜と述べている」
といったもので、自分は「〜に納得できない」といった意見は出てこなかった。
・批判的検討ができなかったため、結果的にテキストの内容の理解も薄くなった。
(「功利性」「自由」「美徳」の観点からの議論も難しい状況)


A議論

・「発言数」は通常のゼミよりも多かった。とにかく発言しようとする姿勢はいつもより感じられた。
・「発言」はできたが、「議論を組み立てる」ことはできなかった。一つ出てきた意見に絡ませた意見というものが全体的に少なかった。
論点を明確にするような発言も全体的にできなかった。



≪要因≫


@勉強の内容

・「正義を勉強する」とはどういうことかを理解・共有できていなかった。
(テキストを批判的に読まずにそのまま受け入れて「テキストに何が書かれているか」を確認しても、「正義」を勉強したことにはならない。)
・担当班が「論点にしたいこと」を出し、議論の方向性を示さないと議論はできない。
(その場で論点を出せるほどの能力がない。その場で出てきたものをまとめる能力もない。

A議論

・発言数が多かった理由は、
(@)「議論をする」というコンセプトが共有できていたこと(A)発言ポイントが設定されたこと(B)2年生の積極的な姿勢が考えられる。
・議論ができなかった理由は
まだ意識面・能力面から、議論を「今、何が問題となっているか」を把握・共有しようとしない、できない。
司会と書記の連携がうまくいっていない。
(そもそもなんのために「書記」を置いているのかを意識していない。小さいホワイトボードに書いても誰も見ない。)


≪改善点≫


@勉強の内容

・常に「その勉強の目的」を問いつづける。
・幹事は、先生や先輩に上が明らかになるまで相談する。そして全体にしっかりと共有させる。

A議論

・議論を組み立てる練習をする。一つ出てきた意見を無視せずに、何らかの形で処理する。
(「反論して納得させる」「重要だから後に残す」「次回までに課題としてやってくる」など)



2.システムの反省



 システム面では、大きく(1)班担当制度(2)勉強体制(3)ポイント制度の3つを採用した。
 同様に、それぞれ「コンセプト・目標」⇒「評価」⇒「要因」⇒「改善点」の流れで反省していく。


(1)班担当制度


≪コンセプト・目標≫


 テキストである「マイケル・サンデル「これからの「正義」の話をしよう」の4つの章(2、3、5、8章)を取り扱い、
それを4つの班に割り振り担当を決めた。そして各班に勉強の時間のプランの設計を任せた。
これを行った理由としては、
@「勉強の時間のマネジメントの勉強」
A「ビデオ学習(今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方
に応用する勉強のため)
が考えられる。


≪評価≫


@勉強の時間のマネジメント
・各班の勉強の時間のマネジメントが不十分であった。(時間オーバー、沈黙の時間など)


Aビデオ学習

・ビデオを使った班が一つもなかった。全てレジュメを使ったものであった。
「今までの(レジュメを使った)やり方から得た力を、普遍的な能力として別の新しい(ビデオなどを使った)やり方に応用する勉強」
ができなかった


≪要因≫

@勉強の時間のマネジメント
・準備不足である。
担当班の準備不足であるとともに、担当班以外の準備不足でもある。
自分の担当班以外まで理解ができていれば、議論はもっと進展したはずである。
なぜ準備不足が起ってしまったのかは@夏合宿の勉強の目的に対する理解の甘さA準備段階での連絡・共有の甘さである。

Aビデオ学習
・ビデオを使う班がなかったのは、ビデオを使うことになっていた目的を理解していなかったことが理由である。
・「ビデオを使いたいと思ったかどうか」というアンケートをとった所、
「使いたいと思ったが、ビデオの入手時期が遅れて準備できなかった」という意見が大半であった。


≪改善点≫

@勉強の時間のマネジメント
・班の担当制にして具体的な勉強のプランを設計させたからには、勉強の「コンセプト」はしっかり話し合い共有する。
・班担当制度にした場合は、担当箇所以外の勉強もある程度全員がやった状態でないと勉強が円滑に進まない。
担当箇所以外の範囲も勉強するような全体の課題を作る。

Aビデオ学習
・勉強に必要な資料は幹事がなるんべく早く手配する。
・ビデオを使って、「ハーバードの講義の様子から何かを皆で感じたい、共有したい」という意見があったので後期の勉強で行う。



(2)勉強体制

≪コンセプト・目標≫


 去年の勉強に引き続き、「司会」「書記」「記録者」「評価」といった役割を設ける「勉強体制」を採用した。
これを行った理由は@効率的な時間管理A全員参加B役割の勉強である。
 去年と変更したのは、@TK(タイムキーパー)をなくしたことAホワイトボードと書面上の書記を「書記」「記録者」と明確に分け、
「記録者」には議事録をとらせたことである。
@は去年TKが形骸化したことから、今年は司会を中心に班で時間管理をするやり方をとった。
Aは仕事内容の明確化のためである。


≪評価≫


@時間管理
・時間管理ができなかった。すべての時間において延長した。

A全員参加
・議事録を用意したことで書記と記録者の仕事を明確にできた。
・「記録係は担当者にとって勉強になるのか」という問題がある。

B役割の勉強
・形としては行えた。
・記録者が「発言数」を数える予定であったが、それができずに別の人(勉強幹事、総合幹事)が数えた
・上手く評価できている者が少なかった。(3年生以下が「評価」の意味を理解していなかった。)


≪要因≫


@時間管理

・時間管理ができなかったのは、担当班の司会に時間管理を任せるというやり方が機能しなかったためである。
なぜ機能しなかったのかというと、「外」からの「圧力」がなかったためであると考えられる。担当班の「責任感」に任せるだけでは時間管理を完璧に実行することはできない。
・TKが機能するためには、「与えられた仕事」はきちんとやるという自覚と場の空気が必要である。
・音が出る時計などを効果的に使っていなかった。

A全員参加

・「記録係」に含まれた発言数のカウントが勉強にならない。「勉強」にならないのなら、ゼミ生に任せるべきでない。

B役割の勉強

・議事録・評価用紙を用意したため形としては行えた。
・どのような「発言」をカウントするかが明確でなかった。
「発言数」をカウントするのは「何でもいいから発言させるため」である。
だからすべての「発言」をカウントすべきであった。
(担当班の議論以外の時間も)記録係にカウントさせるのは無理があった。
・評価についての説明の時間(「なぜ評価をするのか」)をとっていなかった。とるべきであった。


≪改善点≫


@時間管理

・時計を利用する。(時間がきたら、音が鳴るような時計を使う)
・「仕事はきちんと行う」という場の空気をゼミ全体で作っていく。
・時間管理は担当班以外に「外」から指摘するものとして、幹事・勉強幹事を時間管理係にする。

A全員参加

「発言数」は自己申告制にする。

B役割の勉強

・「発言数」は自己申告制にする。
・「評価」の役割をつくったなら、良い「評価」ができるように「評価」をする意味を確認する。



(3)ポイント制度


≪目標・コンセプト≫


 今年は全体のポイントに対する勉強のポイントの比率を高くするために、去年よりも多くのポイント制度を採用した。
@発言ポイント{(1発言=1P)(※2年生は2P)}
A良い発言(3P〜5P)
B役割{(〜20P)(司会:〜10p,書記,:〜10p)
Cレジュメ(〜15P)
D減点対象{時間通りに始まらない(-3p)居眠り(-3p)}

@Aは「議論をする」のコンセプトを基に、活発な議論が行われ、全員が意見を言うために採用した。
BCは担当班の「運営」に対してのポイントとして採用した。
Dは、各班の「管理」に「厳しさ」を出すために採用した。


≪評価≫


@活発な議論のための「発言ポイント」

・2年生の発言が多かったが、それが発言ポイントによるものかは微妙。
・発言ポイントによって、発言数が増えたとは言い難い。(先生から与えられる発言ポイントは誘因となったが)

A厳しい管理のための「減点ポイント」

・減点ができなかった。勉強中に居眠りをしている者を多数見かけたが、減点にできなかった。
フリスクを用意したが効果的に使えなかった。


≪要因≫


@活発な議論のために「発言ポイント」

・ポイントの発表が随時行うことができずに、誰が何ポイントとっているのかが分からなかったため「誘因」にもならなかった。
・発言ポイントの集計を「記録係」(議事録担当)に任せたことが、ポイントの不明確さ、発表の遅れにつながった。

A厳しい管理のための「減点ポイント」

・減点を誰が判断するかを明確にしていなかった。(寝ている人を名指しで指摘すると雰囲気が悪くなる。)
・フリスクを班に渡しただけでそれ以上の工夫がなかった。


≪改善点≫


@活発な議論のための「発言ポイント」

・発言数を数えるなら、その時間で「随時、誰が何ポイントとったか」を発表する。

A厳しい管理のための「減点ポイント」

・勉強担当班の中に「居眠りチェック係」を作る。(全体を見渡し、居眠りに対してフリスクなどを渡す係)
・フリスクを渡された時点で、「居眠り」として減点する。名指しで指摘するのではなく、笑い要素を入れて、居眠りを注意していく。


3.総括


 夏合宿の勉強幹事として夏合宿勉強の総括を行い、後期第一回のゼミで共有しました。
その時に先生からご指摘を受けたのは「プランやルールを作ったが、当日その通りに実行しなかった。」ということでした。
まさに、その一言に集約されていると思います。例えば、「減点ポイント」を作っておきながら、
当日は「減点ポイントをカウントしよう!」と皆に呼び掛けることをしませんでした。
もちろん当日の雰囲気という問題もありますが、プランやルールを作ったからにはそれをまずはやってみないと
反省もできず得られることもありません。また「当日プラン通りに実行できなかった」ということは
準備段階でのプランの構想もそれまでだったということです。事前に立てたプランに甘さがありました。
 もう一つ勉強幹事として反省しなければいけないのは、合宿で一番問題となったのが勉強の目的に関するものであったことです。
ゼミ生のほとんどの間では「とにかく発言する」ということがコンセプトとして認識されており、自分が納得するかどうかを抜きにして
「とにかく発言させよう」という勉強の進め方になってしまいました。「「正義」を勉強する」意味を
勉強幹事が理解できていなかったこと、先生や先輩への相談が不十分であったことが最大の原因です。
 今回の自分の反省は次回の夏合宿の勉強幹事に伝えて、次回の夏合宿での勉強をよりよいものにしたいと思います。


[194] 題名:【評価】10/12ゼミ勉強名場面(市川) 〜更に挑戦!していきましょう〜 名前:20期生 中村 貴治 投稿日:2010年10月25日 (月) 02時57分

市川君の
[186] 題名:勉強に対する姿勢とは?(10/12ゼミ勉強名場面)
に対し、評価を行います。

「ゼミ勉強名場面」という初めての企画と言うことで、試行錯誤しながら評価していきます。
初めに言えることは、この投稿のレベルが企画初めにしては「極めてレベルが高い」と言うことです。
ですので、「評価」という以上に「提案」と言う形になります。
(下の坂倉君の報告といい、レベルの高い報告への評価と言うのは緊張します汗)

まず、この報告を行う上で問われるのは、

1.〔どの場面を選択するのか〕―〔そこからどういった価値を見出しているのか〕
2.読み手に「読ませる」書き方(表現、構成)をしているか

の2点ではないかと思います。これから精度を高めていきたいですが、
今回は暫定的にこの二つの観点から評価を行います。
(報告が「面白い」方向でがいいのか、「真面目に」「役立つ」方向がいいのか、
現在のところゼミ内では定まっていませんし、そこは自由にそれぞれが個性を出して磨いて欲しい
と思いますので、今回はそこは問いません)

□1.〔どの場面を選択するのか〕―〔そこからどういった価値を見出しているのか〕

今回市川君がとり上げてくれたのは、先生からお叱りを受けた、「納得」についての場面でした。
この場面は私も全体の重要度からいって最もとり上げる「べき」ところであると思いますので、
適切な選択だと思います。

そして、そのあとに続く市川君の感想も、
「現状のゼミがどうであるか」―「今後への提案」、そして最後に「自分が感じたこと」と、
充分な価値を見出しており、ゼミ生皆にとって「役立つ」ものになっています。
内容も2年生の段階でこれだけのことを書ける市川君への期待を抱かせるものです。

□2.読み手に「読ませる」書き方(表現、構成)などをしているか

市川君はこの点から言っても、読み手に読ませるだけの工夫をしてくれています。
先生がおっしゃった一番大事なところは大文字で、それに応える言葉は結論部分で
赤字で表記してあります。
また、構成もスペースを上手く利用して、リズムよく、かつ重要なところが目に入るように
配慮されています。

加えるのであれば、この報告を読む人、その場におらずコンテクストを共有していない方々
(OBの方々、欠席者)を意識し、その場その時どういう状況だったのかをありありと
想像できるようにもう少し詳細に書くことが挙げられます。
どういう状況だったのか想像できるまでに書くことで、
読み手にとって続く文章の入り方も変わっていくでしょう。

≪後記≫

最後に一点アドバイスはしましたが、どうやら市川君は場面をシンプルにざっくり切り取って
読ませる観点からは既に「できる!」ようです。であれば、これからは
「できない!」または「挑戦したことがない!」ところに積極的に、敢えて挑んでいく
ことが自分を伸ばす秘訣でしょう。
ゼミでもよく紹介される 北杜夫『どくとるマンボウ青春記』新潮文庫 他 や、
ゼミの記録として残る6期生玉里義和さんの作品「やみなべ」などを参考に、

○エピソードから読み手に「その場に参加している」感覚を呼び起こす文章を書く
○文脈、文章表現だけで人を引き込む文章を書く

文章表現、文脈だけで人を引き込むことに挑戦してみてはいかがでしょうか。
人を感じ入らせたり、大笑いをさせたりする文章を目指して見ましょう。


[193] 題名:【評価】本の交換会報告テーマ「中公新書」(坂倉) 〜ボリュームアップ!次のステップへ〜 名前:20期生 中村 貴治 投稿日:2010年10月25日 (月) 01時28分

坂倉君の
[177] 題名:2010年度後期第1回本の交換会報告テーマ「中公新書」〜文明の利器を手に入れました〜
に対し、評価を行います。

本の交換会報告でも、毎週のゼミ活動報告でも、多少の差はあれど抑えなければならない
基本的な「型」は同じだと思っています。ですので今回も報告の「型」の観点から評価を
行います。
今回は「2.構造を意識してまとめる」「4.エピソードに語らせる」です。

■2.構造を意識してまとめる

前の報告評価でも言及しましたが、やはりここはもっと伸ばせるところなのかなあと
感じました。現在のところ大きな構造的配置に対しては「文句なし!」なのですが、
下記の評価と結び合わせるのなら、「B)読み手の視点に立った表現をする」が伸ばせます。
簡単に言うと「下にスクロールしていったときに、
(=上から下に目線を動かすだけで)情報の上位、下位が認識し易いようにする
ということです。
今の状態では、≪本日の人気本≫、≪先生のアドバイス≫が下の情報に負けてしまっていて、
目線を上から下に動かすだけでは一瞬構造を把握しきることができません。
大きな文字を使ったり、≪≫「」【】などの記号やフォントを駆使して是非工夫してみて下さい。

■4.エピソードに語らせる

せっかく「感想」という自分の主観をぶちまけられるところがあるので、
個人的に気になった紹介方法、紹介本や、ちょっとしたエピソードを加えてみては
どうでしょうか。報告に血肉をかよわせ、「味」を持たせることができますよ。
「今回自分がどういうコンセプトを持って紹介したか/その感触」を書いてみても、自分にとっての
スキルアップにもなり、一石二鳥かもしれません。

そしてその際「読み手に『面白い』と思ってもらえる文章/報告を書こう」と意識することは、
そのまま報告での「読み手の視点に立つ」という意識であり、上の「構造を意識してまとめる」
ことにもつながってくることだと思いますので、是非取り組んでみて下さい。


≪後記≫

本の交換会報告に関しては一連のやり取りがありましたが、やはりグッと内容がよくなりましたね。
注意して欲しいことは、今の状態でも相当レベルが高い報告をしているということです。
今回「型」から2点だけとり上げましたが、それはそれ以外の部分は充分満たしていると
考えたということでもあります。
紹介を実際に行われたように書くことで「読ませる」、先生のアドバイスなどを書くことで「役立つ」
報告になっていると思います。

この「本の交換会報告」、自分の力になるところは実は無茶苦茶多いんじゃないか(!?)と感じています。
これからも物凄〜く楽しみにしていますので、次のステップを意識して報告に取り組んで下さいね!

蛇足ですが、個人的にはタイトルの「〜文明の利器を手に入れました〜」はヒットです。
思わずクスリとしてしまいました。(ここはあくまで個人的なセンスなのかもしれませんが)
これからもタイトルに一工夫して「読ませるタイトル」にしていって欲しいです。


[192] 題名:さあ、競争だ! 名前:三戸 投稿日:2010年10月23日 (土) 01時16分

竹田君、中村君、早速の評価ご苦労様、感心、感心。
これだけの評価、なかなかのものだ。
(だが、評価も長いと、効果は薄いぞ!)

どうだ、自分で報告するより、
評価した方が勉強になるんじゃないか?

坂倉君、いい報告には、いい評価がもらえる。
報告より評価の方が学べる、と書いた。
君にも同じだけ、学べる方法がある。
それは、「書き直す」ことだ。
アドバイスに従って書き直してご覧。
アドバイスした人と同等以上の力が付くぞ。

みんな、ここに書きこんだら、
「掲示板」の方に、
「報告しました」「評価しました」
と教えてくれ。

人に見せるために書いたはずなのだから…。




Number
Pass

ThinkPadを買おう!
レンタカーの回送ドライバー
【広告】Amazonから今年最後クリスマスタイムセール12月25日まで開催中
無料で掲示板を作ろう   情報の外部送信について
このページを通報する 管理人へ連絡
SYSTEM BY せっかく掲示板